JPH0738269Y2 - 物品排出装置 - Google Patents

物品排出装置

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JPH0738269Y2
JPH0738269Y2 JP1988036615U JP3661588U JPH0738269Y2 JP H0738269 Y2 JPH0738269 Y2 JP H0738269Y2 JP 1988036615 U JP1988036615 U JP 1988036615U JP 3661588 U JP3661588 U JP 3661588U JP H0738269 Y2 JPH0738269 Y2 JP H0738269Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は物品排出装置に関し、特に鉛直面内で回転して
物品を搬送する回転体から排出コンベヤに物品を排出す
るようにした物品排出装置に関する。
「従来の技術」 従来、物品を搬送する回転体の回転軸を水平に配設し、
該回転体を鉛直面内で回転させて物品を鉛直面内で搬送
することが行なわれている。例えば紙容器の製造装置で
は、帯状シートの両側端部を重合接着してチューブ体を
成形し、このチューブ体を鉛直下方に搬送しながら、そ
の内部に充填液を注入するようにしている。
そして次に、該チューブ体を鉛直面内において回転自在
に設けた回転体の外周に沿って搬送する間に、所定間隔
毎に長手方向と直交する方向に横シールを施して隣接し
た横シール部の間に密封した容器を形成し、さらに各横
シール部の中央部分を切断して個々の容器に分離するよ
うにしている(特開昭61-47312号公報)。
上記構成を有する容器の製造装置においては、一般的に
は、上記鉛直面内で回転する回転体から水平方向に配設
した排出コンベヤ上に容器を排出し、該排出コンベヤで
下流側の箱詰め機に容器を搬送する必要がある。そして
その場合には、最も簡単には、鉛直面内で回転する回転
体の最下方位置から直接排出コンベヤ上に容器を排出す
ればよい。
「考案が解決しようとする課題」 しかるに、直方体容器を安定して搬送するには容器を倒
した状態で、つまり直方体容器の長手方向を搬送方向前
後に向けて搬送することが望ましく、他方、直方体容器
を箱詰めする際には長手方向を上下方向として、つまり
容器を正立させた状態で箱詰めを行なうことがある。し
たがってそのような場合には、上記回転体の最下方位置
から排出コンベヤに容器を倒した状態で排出した後に、
その容器を90度回転させて正立させる必要があり、その
ための専用の容器回転装置が必要となって高価となるば
かりでなく、それを設けるスペースも必要となる。
「課題を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、鉛直面内で回転する第
1回転体と、この第1回転体に設けられて物品を把持す
るクランプ機構と、このクランプ機構による物品の解放
位置で該物品を第1回転体の半径方向外方に押出す押出
し機構と、上記第1回転体と同期して水平面内で回転し
て物品を搬送し、かつ上記押出し機構によって半径方向
外方に押出された物品を第1回転体の軸心を通るほぼ水
平位置で受取る第2回転体と、さらにこの該第2回転体
によって搬送されてきた物品を受取る排出コンベヤとを
設けたものである。
「作用」 上記構成によれば、第1回転体によって搬送されてきた
物品は、その第1回転体の最下方位置から排出コンベヤ
に物品を排出するようにした場合に比較して、さらに90
度回転した状態で排出コンベヤに排出することができる
ため、本考案に係る物品排出装置は従来の容器回転装置
を一体に有することとなり、しかもそのための構成も第
2回転体を設けて同期回転させるだけでよいので、容器
回転装置を別途設けるよりも構成の簡素化を図ることが
でき、またスペース的にも有利となる。
また上記物品は第1回転体に設けたクランプ機構に把持
されて搬送されるので、該物品の搬送を確実なものとす
ることができ、しかもクランプ機構による物品の解放位
置では、押出し機構によって該物品を第1回転体の半径
方向外方に押出すことができるので、物品を押出さずに
第2回転体に受渡すようにした場合に比較して、その受
渡しを相対的に容易なものとすることができる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、第1図に
おいて、熱可塑性被膜が施されるとともに所要の模様が
印刷され、かつその印刷に合せて所定の折線が形成され
た帯状シートは、その両側縁部が相互に重合されて縦シ
ール装置1により熱溶着されてチューブ体2に成形され
る。
上記チューブ体2は上方から下方に鉛直方向に搬送され
るようになっており、かつ帯状シートがチューブ体2に
成形される寸前位置からそのチューブ体2内に充填液注
入パイプ3を挿入し、該注入パイプ3によってチューブ
体2内に充填液を充填している。なお、充填物は充填液
に限定されるものではなく、粉体や粒状物等であっても
よい。
上記充填液が充填されたチューブ体2は横シール装置4
内に導入され、該横シール装置4により一定寸法毎に長
手方向と直交する方向に加熱溶着されて順次横シールさ
れ、これにより搬送方向前後に隣接した一対の横シール
部の間で充填液を封入した容器5Aを形成している。
上記横シール装置4は、鉛直面内で回転する回転体6
と、この回転体6の外周部に設けた多数の内枠7と、各
内枠7のそれぞれに開閉自在に設けた外枠8とを備えて
おり、外枠8を開放させた状態で鉛直上方から内枠7の
外側にチューブ体2を供給し、その後に外枠8を閉鎖さ
せることにより、内枠7と外枠8とでチューブ体2の所
要位置を長手方向と直交する方向に挟持させている。
そしてその状態で挟持部分を加熱溶着させてチューブ体
2を横シールすることにより、上述したように一対の横
シール部の間で充填液を封入した容器5Aを形成してい
る。このような横シール装置4は、例えば特開昭61-473
12号公報、特開昭61-69510号公報、或いは特開昭61-178
806号公報等に記載されて従来既に公知である。
上記横シール装置4で成形されて相互に連続された容器
5Aは、次に切断装置10により各横シール部の中央部分で
切断されて個々の容器5Bに分離される。この容器5Bは、
第2a図に示すように、上述した縦シール装置1によって
シールされた搬送方向に沿う縦シール部5aと、上記横シ
ール装置4によってシールされた搬送方向前後の横シー
ル部5bとを有しており、横シール装置4の内枠7と外枠
8とで挟持された際に、予め帯状シートに形成した折線
に沿って部分的に折曲られて、偏平状の容器5Bに成形さ
れている。
上記切断装置10は、横シール装置4を構成する回転体6
の斜め上方位置に近接して配設され、その回転体6と同
期して回転する回転体11と、該回転体11の上部に配設さ
れて同期回転するロータリカッタ12とを備えている。上
記回転体11の外周面には上記容器5A又は5Bを収容するポ
ケット13を所定間隔で形成してあり、各ポケット13内底
部に容器を吸着保持する負圧通路14を開口させ、各負圧
通路14を図示しないロータリジョイントを介して負圧源
に連通させている。
上記横シール装置4から切断装置10に受渡される連続し
た容器5Aは、それぞれ上記ポケット13内に収容されると
ともに負圧通路14の負圧によって吸着されて各ポケット
13内の所定位置に位置決めされ、それによって各容器5A
の間隔が所定の間隔に正確に調整される。そしてこの状
態で上記ロータリカッタ12により各容器5Aの中間部の横
シール部5bが切断されて個々の容器5Bに分離され、分離
された容器5Bはこれを直方体に押圧成形する容器成形装
置20に供給される。この際には、上記負圧通路14による
容器5Bの吸着が解除されるようになっている。
上記容器成形装置20は2つの同期して回転する第1回転
体21と第2回転体22とを備え、一方の第1回転体21は該
回転体の軸方向両側から容器5Bの両側を挟持する第1ク
ランプ機構23を、他方の第2回転体22は該回転体の円周
方向両側から容器5Bの前後を挟持する第2クランプ機構
24をそれぞれ備えている。
また、上記第1回転体21には第1クランプ機構23で挟持
された容器5Bの半径方向内方の側面を支持する第1支持
部材25を設けるとともに、第2回転体22にも第2クラン
プ機構24で挟持される容器5Bの半径方向内方の側面を支
持する第2支持部材26を設け、両支持部材25、26が各回
転体21、22の回転中心を結ぶ線A上に位置した際には、
両支持部材25、26で容器5Bの半径方向両側面を挟持でき
るようにしている。
したがって、上記切断装置10によって個々に分離された
容器5Bは第1回転体21の第1クランプ機構23によって挟
持され、該第1回転体21の回転に伴なって搬送される。
そして該容器5Bが上記線A上まで搬送されると、該容器
5Bの半径方向両側面が支持部材25、26によって挟持さ
れ、これと同時に第2回転体22の第2クランプ機構24が
容器5Bの搬送方向前後を挟持する。その結果、容器5Bは
その周囲6面が同時に挟持押圧されて、第2b図で示すよ
うに、直方体形状に成形されるようになる。
このとき、上記第2クランプ機構24による挟持力は第1
クランプ機構23による挟持力よりも小さく設定してあ
り、したがって容器5Bの周囲6面が同時に押圧された状
態のまま両回転体21、22の回転が進むと、容器5Bは第2
クランプ機構24から強制的に離脱されるようになり、該
容器5Bは第1クランプ機構23に挟持されたまま次の耳部
折曲装置100に受渡される。
この耳部折曲装置100は、第2b図で示す直方体容器5Bの
両側前後にできた横方向に突出する耳部5cの全てを搬送
方向後方側に折曲げて折り癖を付けるもので、回転体10
1に設けられて容器5Bの搬送方向前後面を挟持するクラ
ンプ機構102を備えており、上記容器成形装置20の第1
クランプ機構23によって搬送方向両側が挟持された容器
5Bをそのクランプ機構102で搬送方向前後から挟持でき
るようになっている。
このとき、容器成形装置20の第1クランプ機構23から耳
部折曲装置100のクランプ機構102に円滑かつ確実に容器
5Bを受渡すため、容器成形装置20の第1回転体21と耳部
折曲装置100の回転体101との間に容器5Bの受渡し装置50
を設けている。
上記受渡し装置50は、上記容器成形装置20の第1回転体
21の外周に掛渡した無端状の第1ロープ51と、耳部折曲
装置100の回転体101の外周に掛渡した無端状の第2ロー
プ52とを備えており、容器成形装置20の第1クランプ機
構23は上記第1ロープ51の外周において容器5Bを挟持
し、また耳部折曲装置100のクランプ機構102は第2ロー
プ52の外周において容器5Bを挟持できるようになってい
る。
上記第1ロープ51は、上記回転体21から回転体101への
受渡し位置を基準として、容器5Bの搬送方向前方側に配
設した第1ローラ53に掛渡して容器5Bの搬送方向前方側
へ張設し、また第2ロープ52は容器5Bの搬送方向後方側
に配設した第2ローラ54に掛渡して容器5Bの搬送方向後
方側へ張設している。そして上記各ロープ51、52は、そ
れぞれ2本平行に配設して各回転体21、101およびロー
ラ53、54の各外周面に形成した溝内にそれぞれ係合させ
ている。
したがって、上記容器5Bは第1ロープ51と第2ロープ52
とでその半径方向両側面が支持されるようになり、その
状態のまま両ロープ51、52に対して殆どスリップを生じ
させることなく、容器成形装置20の第1クランプ機構23
から耳部折曲装置100のクランプ機構102に円滑かつ確実
に受渡されるようになる。なお、上記第2ロープ52は、
耳部折曲装置100からその下流側に配設した耳部接着装
置200への容器5Bの案内も兼ねるようになる。
上記耳部折曲装置100は、上記回転体101の外周に配設し
てフレーム103に固定した円弧状の第1ガイド部材104
と、回転体101の軸方向両側位置に配設して上記フレー
ム103に固定した一対の円弧状の第2ガイド部材105とを
備えており、上記クランプ機構102で挟持された容器は
第1ガイド部材104で外周面が支持された状態で一対の
第2ガイド部材105間を通過し、その際に両第2ガイド
部材105によって容器5Bの両側に突出する耳部5cがそれ
ぞれ搬送方向後方側に折曲げられて折り癖が付けられ
る。
上記耳部折曲装置100を通過した容器5Bは、さらに上述
した耳部接着装置200に供給され、該耳部接着装置200に
よって搬送方向前方側の耳部5cが容器本体の両側面に、
また搬送方向後方側の耳部5Cが容器本体の後面にそれぞ
れ加熱溶着されて第2c図に示す直方体容器5Cが完成され
る。
上記耳部接着装置200は、回転体201に設けられて容器5B
の半径方向内外面を除く周囲4面を挟持するクランプ機
構202と、回転体201の外周に沿ってフレーム203に取付
けられ、上記容器5Bの回転体201に対する半径方向外側
面を支持案内する円弧状のガイド部材204と、さらに上
記回転体201に設けられ、各容器5Bの耳部5cに当接して
それを容器本体に圧接させる各容器毎に4つの圧接部材
205を備えている。
そして本実施例では、搬送方向に隣接した上記クランプ
機構202を4組ずつの複数のグループに分割している。
すなわち、各グループ毎に4つの容器5Bを搬送すること
ができるようにしてあり、したがって各グループはそれ
ぞれ合計16の圧接部材205を備えることになる。
上記各グループに属する各圧接部材205は、それぞれ連
結部材206を介して2段作動式のシリンダ装置207に連動
させてあり、各シリンダ装置207によって同一グループ
内における全ての圧接部材205を一斉に作動させて、上
記耳部5cを容器本体に近接させた近接位置と、容器本体
に圧接させた圧接位置とに2段階に移動させることがで
きるようにしている。
上記回転体201の外部には、同一グループ内に属する全
ての耳部5cの各接着部分に熱風を吹付けてその部分を加
熱する合計16本のヒータ210を設けている。各ヒータ210
は、上記回転体201の外周に配設した円弧状の揺動部材2
11に取付けてあり、この揺動部材211を支持する揺動ア
ーム212は、上記回転体201の回転中心を中心として揺動
可能に設けている。
上記揺動アーム212の所要位置にはカムフォロワ213を取
付けてあり、該カムフォロワ213をカム部材214のカム溝
215に係合させ、かつ該カム部材214の駆動軸216を図示
しないモータによって回転体201の回転に同期して回転
駆動させることにより、上記揺動アーム212、揺動部材2
11およびヒータ210を往復揺動させることができるよう
にしている。
そして上記カム部材214を回転させた際には、上記ヒー
タ210を一のグループにおける容器5Bの移動に同期させ
て、実質的にそれと同一速度で同一方向に前進させるこ
とにより各耳部5cの接着部分を加熱させ、さらに所要位
置まで前進したら早戻りさせて再び上記ヒータ210を後
続のグループの容器5Bの移動に同期して前進させること
ができるようにしている。
したがって、上記シリンダ装置207により圧接部材205を
近接位置まで前進させて耳部5cを容器本体に近接させた
状態において、各ヒータ210による各耳部5cと容器本体
との接着部分の加熱が終了したら、上記シリンダ装置20
7によって直ちに圧接部材205を圧接位置まで前進させ
て、当該グループ内の全ての耳部5cを一斉に容器本体に
圧接させることができる。そしてそれによって、第2c図
に示す直方体容器5Cが完成される。
このようにして完成された容器5Cは、上記耳部接着装置
200による鉛直面内での移送から、排出装置300による水
平面内への移送に変換されて、該排出装置300から水平
に配設した排出コンベヤ301上に排出される。
上記耳部接着装置200のクランプ機構202のうち、容器5C
の搬送方向後面を支持するクランプ部材202aはL字形に
形成されて容器5Cの搬送方向後方側と半径方向内側面と
を支持できるようになっており、かつ回転体201の半径
方向に進退動自在に設けた作動杆220の先端に取付けら
れている。これに対し、容器5Cの搬送方向前面を支持す
るクランプ部材202b、および搬送方向両側面を支持する
一対のクランプ部材202cは上記回転体201に取付けてい
る。
そして上記作動杆220の半径方向内端部は上記フレーム2
03に固定したカム部材221に連動させてあり、完成され
た容器5Cが排出装置300に近接した際にそのカム部材221
によって半径方向外方に突出させて、上記容器5Cを半径
方向外方に押出すことができるようにしている。
この際には、容器5Cの周囲4面を挟持するクランプ機構
202はその挟持が解放されており、したがって作動杆220
を介してクランプ部材202aが半径方向外方に押出される
と、該クランプ部材202aに支持された容器5Cは他のクラ
ンプ部材202b、202cに対して半径方向外方に押出される
ので、容器5Cの搬送方向両側面および前面からそれらの
クランプ部材202b、202cが相対的に除去される。そして
上記ガイド部材204の搬送方向前方位置には、上記容器5
Cの押出しに応じてその容器5Cの半径方向外側面および
両側面を支持する円弧状のガイド部材222を連続して設
けている。なお上記実施例では、L字形のクランプ部材
202aにおける容器5Cの半径方向内側面を支持する部分
と、作動杆220およびカム部材221とによって、物品5Cを
回転体201の半径方向外方に押出す押出し機構が構成さ
れている。
他方、上記排出装置300は、上記耳部接着装置200の回転
体201と同期して水平面内で回転する回転体302を備えて
おり、この回転体302は上記回転体201の半径方向外方位
置でその軸心を通るほぼ水平高さ位置に配設している。
上記回転体302の上面には、第3図に示すように、円周
方向等間隔位置の4箇所に半径方向外方に突出する押出
部材303をそれぞれ取付けてあり、各押出部材303を上記
ガイド部材222の上方で回転体201の軸方向に横切るよう
に回転させることにより、この押出部材303を、上記ガ
イド部材222に沿って下方から上方へそのガイド部材222
を越えて搬送されてきた容器5Cの側面に係合させて、該
容器5Cを回転体302の回転方向に押出すことができるよ
うにしている。
さらに、上記回転体302の周囲にはそれに沿って、該回
転体302に対する容器5Cの半径方向外側面を支持案内す
る円弧状のガイド部材304を配設固定してあり、またそ
の下方に容器5Cの底面を支持するガイド部材305を配設
固定している。このガイド部材305の端部すなわち容器5
Cの入口部には斜め下方に傾斜させた傾斜部305aを形成
してあり、回転体201の回転によって下方から上方へ移
動されてきた容器5Cを回転体302の水平面内における回
転方向に押出す際に、その傾斜部305aに沿って斜め上方
に案内できるようにしている。
そして上記傾斜部305aの上方位置には、ガイド部材305
に沿わせてガイド部材306を配設固定してあり、このガ
イド部材306により上記傾斜部305aに沿って斜め上方に
案内されてきた容器5Cが上方に飛出すのを防止できるよ
うにしている。そしてさらに、上記耳部接着装置200の
回転体201から回転体302への容器受渡し位置と反対側位
置に、上記排出コンベヤ301を配設している。
したがってクランプ部材202aによって鉛直面内で搬送さ
れ、かつ回転体302に向けて押出されるとともに上記ガ
イド部材222に案内されてきた容器5Cは、その回転体302
に設けた押出部材303によってクランプ部材202a上から
ガイド部材305上に水平方向に押出され、さらにガイド
部材304に沿って円弧状に移送されて、正立した状態で
排出コンベヤ301に受渡されるようになる。
なお、上記実施例においては、容器成形装置20の第1回
転体21に設けた第1クランプ機構23によって容器を保持
搬送する第1保持部を、また耳部折曲装置100の回転体1
01に設けたクランプ機構102によって第2保持部をそれ
ぞれ構成しているが、これに限定されるものではなく、
バキュームやポケット等によって容器を保持搬送するよ
うにしてもよい。
然して、上記耳部接着装置200の構成をより詳細に説明
すると、第4図、第5図において、該耳部接着装置200
の回転体201は水平に配設した駆動軸226に平行に取付け
た2枚の円板227と、両円板227の外周部分に設けた筒状
部材228とから構成してあり、上記筒状部材228の外側で
両円板227の間に、搬送方向に連続した4つの容器の範
囲に亘って、つまり上述した各グループ毎に、各2枚の
連結部材206を搬送方向に平行に配設している。
上記各連結部材206は、それぞれ回転体201の軸方向に取
付けたスライダ軸229を介して上記各円板227に軸方向に
進退動可能に取付けてあり、かつ各連結部材206に、上
記各円板227に取付けた上述の2段作動式のシリンダ装
置207を連動させている。
上記容器5Bの周囲を挟持するクランプ機構202は一対の
連結部材206の間に4組設けてあり、前述したように容
器5Bの搬送方向後面を挟持するクランプ部材202aは、第
6図に示すように、L字形に形成されて容器5Bの搬送方
向後面と半径方向内側の側面を支持できるようになって
おり、かつ回転体201の半径方向に進退動自在に設けた
作動杆220の先端に取付ている。
また、容器5Bの搬送方向前面を挟持するクランプ部材20
2bは、上記一対の連結部材206の中間位置において、上
記筒状部材228の外周面に固定したブラケット230に軸方
向に沿って配設したピン231によって円周方向に揺動可
能に取付けてあり、容器5Bの搬送方向両側面を挟持する
一対のクランプ部材202cは、第7図に示すように、上記
筒状部材228の外周面に固定したブラケット232に円周方
向に沿って配設したピン233によってそれぞれ軸方向に
揺動可能に取付けている。
上記一対のクランプ部材202cの各末端部にはそれぞれカ
ムフォロワ234を取付けてあり、各カムフォロワ234を上
記各連結部材206に固定したカム部材235に係合させてい
る。そして各カム部材235のカム曲線は、各連結部材206
を進退動させることによって両クランプ部材202cを開閉
作動させることができるように設定している。
このとき、上記2段作動式のシリンダ装置207によって
両連結部材206を後退位置に位置させた際、すなわち両
連結部材206の間隔を最大とした際には、両クランプ部
材202cが開放するようにし、さらにその状態から両連結
部材206を1段分だけ前進させることによって両クラン
プ部材202cを閉じさせて容器の両側面を挟持できるよう
にしている。これに対し、両連結部材206の1段目から
2段目への前進の際には、両クランプ部材202cの開閉に
影響を与えないように上記カム部材235のカム曲線を設
定している。
また第6図に示すように、容器5Bの搬送方向前面を挟持
するクランプ部材202bにカムフォロワ236を設け、該カ
ムフォロワ236を上記連結部材206の一方に取付けたカム
部材237に係合させることにより、上記一対のクランプ
部材202cと同等の開閉作動が得られるようにしている。
さらに第7図に示すように、クランプ部材202aを取付け
た作動杆220の半径方向内端部にもカムフォロワ238を取
付けてあり、このカムフォロワ238に係合させたカム部
材239は、回転体201の軸方向に配設して該回転体201を
摺動自在に貫通させ、かつ該カム部材239の突出端を前
述のフレーム203に固定したカム部材221に係合させてい
る。
そして回転体201を回転させた際には、上記カム部材239
をカム部材221によって軸方向に進退動させ、該カム部
材239の軸方向の進退動に応じて、上記クランプ部材202
b、202cの場合と同様なカム曲線により、上記作動杆220
およびクランプ部材202aを回転体201の半径方向に進退
動させることができるようにしている。
次に、第5図において、容器5Bの搬送方向前方側の耳部
5cに係合する圧接部材205aは上記各連結部材206に取付
けてあり、他方、搬送方向後方側の耳部5cに係合する圧
接部材205bは、上記各円板227に取付けて各連結部材206
を摺動自在に貫通させた支持部材242の先端部に、回転
体201の半径方向に沿って配設したピン243を介して回転
自在に取付けている。
そして各圧接部材205bを図示しないばねによって上述し
た圧接位置から離隔する方向に付勢して、上記各連結部
材206に取付けた回転ローラ244に弾接させ、各連結部材
206をそれぞれ進退動させることにより各回転ローラ244
を介して各圧接部材205bを近接位置と圧接位置とに移動
させることができるようにしている。
なお、上記クランプ部材202aの容器5Bの後面を支持する
部分は、第5図、第7図に示すように、上記各圧接部材
205bとの当接を避けるために幅を細くしてあり、これは
また、上述した上記排出装置300の回転体302に設けた押
出部材303が容器5Cを押出す際に、該押出部材303とクラ
ンプ部材202aとが衝突する危険性を低減させるのに有利
となる。
以上の構成を有する耳部接着装置200において、各グル
ープ毎の一対の連結部材206は、耳部折曲装置100に近接
する際には最も離隔された状態となっており、それによ
って回転体201に設けたクランプ機構202は開放された状
態となり、またクランプ部材202aは半径方向内方の退没
した位置に位置している。
そしてこの状態において、各4つの開放されたクランプ
部材202a、202b、202cの間に耳部折曲装置100から容器5
Bが落下供給され、同一グループ内の全てクランプ機構2
02内に容器5Bが順次搬入されると、上記2段作動式のシ
リンダ装置207が両連結部材206を1段分だけ前進させ、
各クランプ機構202を閉じさせて各容器5Bを挟持させ
る。
これと同時に、上記連結部材206が1段部だけ前進され
ることによって、これに設けた圧接部材205aが前進され
て搬送方向前方側の耳部5cを容器本体の搬送方向両側面
に近接した近接位置に保持するようになる。また、上記
連結部材206の前進によってこれに設けた回転ローラ244
が前進されると、該回転ローラ244が後方側の各圧接部
材205bを回転させ、搬送方向後方側の耳部5cを容器本体
の搬送方向後面に近接した近接位置に保持する(第5図
参照)。
この状態となると、上記ヒータ210が当該グループにお
ける容器5Bと同一速度で同一方向に回転移送されて各耳
部5cの接着部分を加熱するようになり、該ヒータ210に
よる各接着部分の加熱が終了すると、該ヒータ210は早
戻りされる。
他方、上記ヒータ210による加熱が終了すると、上記シ
リンダ装置207により両連結部材206が更に前進されるの
で、各圧接部材205a、205bが圧接位置に位置されて、当
該グループ内の全ての耳部5cが一斉に容器本体に圧接接
着される。
この後、完成された容器5Cが排出装置300に近接する
と、上記連結部材206が元の位置まで後退され、それに
よって各圧接部材205が元の位置まで後退復帰されると
ともに、クランプ機構202による容器5Cの挟持が解放さ
れる。そしてこの状態となると、作動杆220が前進され
てクランプ部材202aが半径方向外方に押出されるように
なり、それに伴なって半径方向外方に押出された容器5C
は、上記ガイド部材204の搬送方向前方に設けたガイド
部材222によってその搬送方向両側面および半径方向外
側面が支持案内されるようになる。
そしてさらに、上記容器5Cがガイド部材222を上方に越
えると、その作動に同期して回転する排出装置300の回
転体302に設けた押出部材303が容器5Cの側面に当接する
ようになり、該容器5Cをクランプ部材202a上からガイド
部材305上に水平方向に押出して、ガイド部材304、305
を介して正立した状態で排出コンベヤ301に受渡すよう
になる。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、耳部接着装置等の第1
回転体によって搬送されてきた物品を、第2回転体によ
って第1回転体の軸心を通るほぼ水平位置で受取って水
平方向に搬送することができるので、上記第1回転体の
最下方位置から直接排出コンベヤに排出する場合に比較
して、その位置からさらに90度回転した状態で物品を排
出コンベヤに排出することができるようになる。したが
って、第1回転体の最下方位置から物品を排出コンベヤ
に排出した後に、該物品をさらに90度回転させるための
容器回転装置が不要となり、したがってその容器回転装
置を別途設け場合に比較して構成の簡素化を図ることが
でき、またスペース的にも有利になるという効果が得ら
れる。
また、上記物品を第1回転体に設けたクランプ機構で把
持して搬送することができるので、該物品の搬送を確実
なものとすることができ、しかもクランプ機構による物
品の解放位置では、押出し機構により該物品を第1回転
体の半径方向外方に押出すようにしているので、物品を
押出さずに第2回転体に受渡すようにした場合に比較し
て、その受渡しを相対的に容易なものとすることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す紙容器の製造装置全体
を示す概略構成図、第2a図、第2b図、第2c図はそれぞれ
容器の製造過程の状態を示す斜視図、第3図は排出装置
300の拡大平面図、第4図は第1図に示す耳部接着装置2
00の要部の部分拡大断面図、第5図は第4図の左側面
図、第6図は第5図のVI-VI線に沿う断面図、第7図は
第6図のVII-VII線に沿う断面図である。 5B、5C……容器(物品) 201……回転体(第1回転体) 300……排出装置 301……排出コンベヤ 302……回転体(第2回転体) 303……押出し部材 304、305……ガイド部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直面内で回転する第1回転体と、この第
    1回転体に設けられて物品を把持するクランプ機構と、
    このクランプ機構による物品の解放位置で該物品を第1
    回転体の半径方向外方に押出す押出し機構と、上記第1
    回転体と同期して水平面内で回転して物品を搬送し、か
    つ上記押出し機構によって半径方向外方に押出された物
    品を第1回転体の軸心を通るほぼ水平位置で受取る第2
    回転体と、さらにこの該第2回転体によって搬送されて
    きた物品を受取る排出コンベヤとを備えることを特徴と
    する物品排出装置。
JP1988036615U 1988-03-19 1988-03-19 物品排出装置 Expired - Lifetime JPH0738269Y2 (ja)

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JPS5149446A (ja) * 1974-10-25 1976-04-28 Hitachi Ltd

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