JPH07228515A - 紫外線防護化粧料 - Google Patents
紫外線防護化粧料Info
- Publication number
- JPH07228515A JPH07228515A JP6041896A JP4189694A JPH07228515A JP H07228515 A JPH07228515 A JP H07228515A JP 6041896 A JP6041896 A JP 6041896A JP 4189694 A JP4189694 A JP 4189694A JP H07228515 A JPH07228515 A JP H07228515A
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- JP
- Japan
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- titanium oxide
- cosmetic
- silica gel
- ultraviolet rays
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 薄片状シリカゲル０．１〜１０重量％、微粒
子酸化チタン１〜２０重量％を含有する化粧料。 【効果】 本発明の化粧料は紫外線からの防御作用に優
れる上白化抑制作用に優れる。
子酸化チタン１〜２０重量％を含有する化粧料。 【効果】 本発明の化粧料は紫外線からの防御作用に優
れる上白化抑制作用に優れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、更に詳し
くは紫外線防護用の化粧料に関する。
くは紫外線防護用の化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】紫外線が皮膚に対して大きな悪影響を及
ぼす事は既に多くの文献等でよく知られた事実である。
例えば、皮膚を構成する細胞のＤＮＡに作用し螺旋鎖を
開裂せしめたり、皮膚癌を誘発したり、軽微であっても
炎症を起こさせたり、色素沈着の原因となったりと、そ
の悪影響は多方面にわたる。
ぼす事は既に多くの文献等でよく知られた事実である。
例えば、皮膚を構成する細胞のＤＮＡに作用し螺旋鎖を
開裂せしめたり、皮膚癌を誘発したり、軽微であっても
炎症を起こさせたり、色素沈着の原因となったりと、そ
の悪影響は多方面にわたる。
【０００３】それに対して、各種の紫外線防護用の化粧
料が開発されてきた。例えば、酸化チタン等の隠蔽剤を
配合したり、アミノ安息香酸エステル誘導体やベンゾフ
ェノン誘導体等の紫外線吸収剤を配合した化粧料が例示
できる。
料が開発されてきた。例えば、酸化チタン等の隠蔽剤を
配合したり、アミノ安息香酸エステル誘導体やベンゾフ
ェノン誘導体等の紫外線吸収剤を配合した化粧料が例示
できる。
【０００４】しかしながら、隠蔽剤による紫外線防護
は、紫外線防護に必要な量隠蔽剤を配合すると、外観が
著しく白化するという欠点が有った。これは、隠蔽剤の
粒子径を小さくする事により大分緩和出来るものの、決
して十分ではなかった。
は、紫外線防護に必要な量隠蔽剤を配合すると、外観が
著しく白化するという欠点が有った。これは、隠蔽剤の
粒子径を小さくする事により大分緩和出来るものの、決
して十分ではなかった。
【０００５】また、紫外線吸収剤による保護は、紫外線
吸収剤の安全性、紫外線吸収剤の安定性、紫外線吸収剤
の吸収限度等紫外線吸収剤にまつわる様々な問題があ
り、紫外線吸収剤のみで紫外線から皮膚を防護する事は
とうてい不可能と言わざるを得ない。
吸収剤の安全性、紫外線吸収剤の安定性、紫外線吸収剤
の吸収限度等紫外線吸収剤にまつわる様々な問題があ
り、紫外線吸収剤のみで紫外線から皮膚を防護する事は
とうてい不可能と言わざるを得ない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる状況を
鑑みて為されたものであり、白化をせずに充分な紫外線
からの防護を期待できる化粧料を提供する事を課題とす
る。
鑑みて為されたものであり、白化をせずに充分な紫外線
からの防護を期待できる化粧料を提供する事を課題とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の観点に立って本発
明者らは白化をせずに紫外線からの防護が行える化粧料
の処方化研究を鋭意行ったところ、平均の厚みが０．１
μｍ〜２μｍ、平均の大きさが１〜１００μｍの薄片状
シリカゲルと平均粒径０．０１〜０．２μｍの酸化チタ
ンを組み合わせて配合する事により、透明感に優れ、従
って白化が抑制され、且つ、紫外線からの防護効果に優
れた化粧料を提供できる事を見いだし、発明を完成させ
た。
明者らは白化をせずに紫外線からの防護が行える化粧料
の処方化研究を鋭意行ったところ、平均の厚みが０．１
μｍ〜２μｍ、平均の大きさが１〜１００μｍの薄片状
シリカゲルと平均粒径０．０１〜０．２μｍの酸化チタ
ンを組み合わせて配合する事により、透明感に優れ、従
って白化が抑制され、且つ、紫外線からの防護効果に優
れた化粧料を提供できる事を見いだし、発明を完成させ
た。
【０００８】ここで、薄片状シリカゲルの平均の大きさ
についてであるが、これは１００個の薄片についての
（薄片の最長のさしわたし径＋最短のさしわたし径）／
２の平均値と定義する。本発明で用いる薄片状シリカゲ
ルはこの平均の大きさに対して厚さが薄いものを云い、
この比が１０〜５０倍であることが好ましい。この比は
更に好ましくは２０〜３０倍である。また、平均の大き
さは１〜１００μｍが好ましく特に１０〜５０μｍが好
ましい。これは、平均の大きさと厚さの比が小さくなり
過ぎても大きくなりすぎても薄片状シリカゲルの持って
いる透明感が損なわれ、平均の大きさが小さすぎると系
に与える透明性が小さくなり、大きくなりすぎると紫外
線防護効果が損なわれるからである。かかるシリカゲル
の製造法は、特開昭６３−１２７１１号、特開昭６３−
１６６８１９号、特開平４−１４５０１１号等に記載さ
れている製造方法に従って行えば良い。かかる薄片状シ
リカゲルとしてはＴＳＧフレーク（日本板硝子（株）
製）が既に市販されている。
についてであるが、これは１００個の薄片についての
（薄片の最長のさしわたし径＋最短のさしわたし径）／
２の平均値と定義する。本発明で用いる薄片状シリカゲ
ルはこの平均の大きさに対して厚さが薄いものを云い、
この比が１０〜５０倍であることが好ましい。この比は
更に好ましくは２０〜３０倍である。また、平均の大き
さは１〜１００μｍが好ましく特に１０〜５０μｍが好
ましい。これは、平均の大きさと厚さの比が小さくなり
過ぎても大きくなりすぎても薄片状シリカゲルの持って
いる透明感が損なわれ、平均の大きさが小さすぎると系
に与える透明性が小さくなり、大きくなりすぎると紫外
線防護効果が損なわれるからである。かかるシリカゲル
の製造法は、特開昭６３−１２７１１号、特開昭６３−
１６６８１９号、特開平４−１４５０１１号等に記載さ
れている製造方法に従って行えば良い。かかる薄片状シ
リカゲルとしてはＴＳＧフレーク（日本板硝子（株）
製）が既に市販されている。
【０００９】酸化チタンは微粒子である事が必須であ
り、これは微粒子でなければ酸化チタンによる白化が防
げないからである。ここで微粒子とは平均粒径が０．２
μｍ以下の粒子を云う。また、酸化チタンの平均粒径の
下限値は０．０１μｍである。これは、平均粒径が小さ
すぎると混合が困難になったりと剤形化のための取扱い
が困難になるためである。また、酸化チタンはアナター
ゼ型でもルチル型でも良く、更にはこの２つの混合物で
も良い。
り、これは微粒子でなければ酸化チタンによる白化が防
げないからである。ここで微粒子とは平均粒径が０．２
μｍ以下の粒子を云う。また、酸化チタンの平均粒径の
下限値は０．０１μｍである。これは、平均粒径が小さ
すぎると混合が困難になったりと剤形化のための取扱い
が困難になるためである。また、酸化チタンはアナター
ゼ型でもルチル型でも良く、更にはこの２つの混合物で
も良い。
【００１０】これら薄片状シリカゲル及び微粒子の酸化
チタンは表面処理してもしなくても良く、表面処理とし
ては、ポリヒドロキシメチルシロキサンの焼き付け処
理、シリコーンや油脂によるコーティング、金属石鹸に
よるコーティング、アミノ酸誘導体による処理等があ
る。
チタンは表面処理してもしなくても良く、表面処理とし
ては、ポリヒドロキシメチルシロキサンの焼き付け処
理、シリコーンや油脂によるコーティング、金属石鹸に
よるコーティング、アミノ酸誘導体による処理等があ
る。
【００１１】薄片状シリカゲルの好適な配合量は０．１
〜１０重量％であり、これは少なすぎると透明性への寄
与効果が少なくなりすぎ、多すぎると紫外線からの防護
効果が損なわれる。最も好適な配合量は１〜５重量％で
あり、且つ、微粒子の酸化チタン量に対して１／２〜１
／１０が好ましい。
〜１０重量％であり、これは少なすぎると透明性への寄
与効果が少なくなりすぎ、多すぎると紫外線からの防護
効果が損なわれる。最も好適な配合量は１〜５重量％で
あり、且つ、微粒子の酸化チタン量に対して１／２〜１
／１０が好ましい。
【００１２】又、微粒子の酸化チタンの配合量は１〜２
０重量％が好適であり、１％未満では充分な紫外線から
の防護効果が得られず、２０重量％を越えると白化が著
しくなる上、防護効果は頭打ちになる。３〜１０重量％
が最も好適である。
０重量％が好適であり、１％未満では充分な紫外線から
の防護効果が得られず、２０重量％を越えると白化が著
しくなる上、防護効果は頭打ちになる。３〜１０重量％
が最も好適である。
【００１３】本発明の化粧料はこれら必須の成分以外
に、様々な化粧料で広く用いられている任意成分を配合
し、クリーム、乳液、化粧水、アンダーメークアップ、
ファンデーション、プレストパウダー、ツーウェーケー
キ、リップカラー、リップクリーム等の様々な化粧料剤
形に通常の方法を用いて剤形化できる。
に、様々な化粧料で広く用いられている任意成分を配合
し、クリーム、乳液、化粧水、アンダーメークアップ、
ファンデーション、プレストパウダー、ツーウェーケー
キ、リップカラー、リップクリーム等の様々な化粧料剤
形に通常の方法を用いて剤形化できる。
【００１４】これら任意成分としては、流動パラフィ
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化
水素類、ホホバ油、カルナウバワックス等の高級脂肪酸
と高級アルコールのエステル類、オリーブ油、牛脂、ひ
まし油等のトリグリセライド類、高級アルコール類、高
級脂肪酸類、ノニオン界面活性剤類、アニオン界面活性
剤類、カチオン界面活性剤類、石鹸類、酸化鉄や群青、
紺青等の着色料、有機色素、カオリン、セリサイト、タ
ルク、マイカ等の粉体類、パラベン等の防腐剤類、ＢＨ
Ｔ等の抗酸化剤類、各種薬効成分等が挙げられる。
ン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化
水素類、ホホバ油、カルナウバワックス等の高級脂肪酸
と高級アルコールのエステル類、オリーブ油、牛脂、ひ
まし油等のトリグリセライド類、高級アルコール類、高
級脂肪酸類、ノニオン界面活性剤類、アニオン界面活性
剤類、カチオン界面活性剤類、石鹸類、酸化鉄や群青、
紺青等の着色料、有機色素、カオリン、セリサイト、タ
ルク、マイカ等の粉体類、パラベン等の防腐剤類、ＢＨ
Ｔ等の抗酸化剤類、各種薬効成分等が挙げられる。
【００１５】更に、紫外線からの防護効果を高めるため
に、アミノ安息香酸誘導体やベンゾフェノン誘導体等の
紫外線吸収剤を配合しても良い。
に、アミノ安息香酸誘導体やベンゾフェノン誘導体等の
紫外線吸収剤を配合しても良い。
【００１６】
【実施例】以下に実施例を示し更に詳しく本発明につい
て説明するが、本発明がこれら実施例に限定を受けない
事は云うまでもない。以下配合割合は何れも重量部を表
す。
て説明するが、本発明がこれら実施例に限定を受けない
事は云うまでもない。以下配合割合は何れも重量部を表
す。
【００１７】実施例１ 配合例（リップクリーム） 下記の処方に基づいて紫外線防護リップクリームを作製
した。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃ
の成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却し
リップクリームを得た。 （Ａ）グリセリルトリイソオクタネート １５ セチルイソオクタネート １５ 流動パラフィン １５ ポリメチルフェニルシロキサン（１００ｃ．ｓ．） ５ （Ｂ）ＴＳＧフレーク ２ 微粒子酸化チタン（ルチル型） ６ （Ｃ）マイクロクリスタリンワックス １５ セレシン ７ ラノリン ２０
した。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃ
の成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却し
リップクリームを得た。 （Ａ）グリセリルトリイソオクタネート １５ セチルイソオクタネート １５ 流動パラフィン １５ ポリメチルフェニルシロキサン（１００ｃ．ｓ．） ５ （Ｂ）ＴＳＧフレーク ２ 微粒子酸化チタン（ルチル型） ６ （Ｃ）マイクロクリスタリンワックス １５ セレシン ７ ラノリン ２０
【００１８】実施例２ 配合例（リップスティック） 下記の処方に基づいて紫外線防護リップカラーを作製し
た。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃの
成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却しリ
ップクリームを得た。 （Ａ）グリセリルトリイソオクタネート １５ セチルイソオクタネート １５ 流動パラフィン １５ ポリメチルフェニルシロキサン（１００ｃ．ｓ．） ５ （Ｂ）ＴＳＧフレーク １ 微粒子酸化チタン（ルチル型） ４ ベンガラ ０．５ 赤色有機色素 ０．５ 黄色酸化鉄 ２ （Ｃ）マイクロクリスタリンワックス １５ セレシン ７ ラノリン ２０
た。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃの
成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却しリ
ップクリームを得た。 （Ａ）グリセリルトリイソオクタネート １５ セチルイソオクタネート １５ 流動パラフィン １５ ポリメチルフェニルシロキサン（１００ｃ．ｓ．） ５ （Ｂ）ＴＳＧフレーク １ 微粒子酸化チタン（ルチル型） ４ ベンガラ ０．５ 赤色有機色素 ０．５ 黄色酸化鉄 ２ （Ｃ）マイクロクリスタリンワックス １５ セレシン ７ ラノリン ２０
【００２０】実施例３ 配合例（紫外線防護リップ） 下記の処方に基づいて紫外線防護リップカラーを作製し
た。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃの
成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却しリ
ップクリームを得た。 （Ａ）グリセリルトリイソオクタネート １５ セチルイソオクタネート １３ 流動パラフィン １３ ポリメチルフェニルシロキサン（１００ｃ．ｓ．） ３ パラアミノ安息香酸イソオクチルエステル ２ （Ｂ）ＴＳＧフレーク ４ 微粒子酸化チタン（ルチル型） ８ （Ｃ）マイクロクリスタリンワックス １５ セレシン ７ ラノリン ２０
た。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃの
成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却しリ
ップクリームを得た。 （Ａ）グリセリルトリイソオクタネート １５ セチルイソオクタネート １３ 流動パラフィン １３ ポリメチルフェニルシロキサン（１００ｃ．ｓ．） ３ パラアミノ安息香酸イソオクチルエステル ２ （Ｂ）ＴＳＧフレーク ４ 微粒子酸化チタン（ルチル型） ８ （Ｃ）マイクロクリスタリンワックス １５ セレシン ７ ラノリン ２０
【００２１】実施例４ 紫外線防護試験 ハートレイ系白色種雄性モルモットを用いて、実施例１
〜３の化粧料の紫外線防護効果を調べた。即ち、モルモ
ットの背部を剃毛し、左右に２ｃｍ四方の部位を３部位
づつ計６部位設け、右に検体を０．０５ｇづつ塗布し紫
外線ランプであるＳＥランプで２０分照射し、照射後２
４時間に皮膚反応を本邦パッチテスト基準にて観察し
た。即ち、−：無反応、±：擬陽性反応、＋：陽性反
応、＋＋：浮腫を伴う反応である。結果を表１に示す。
これより、本発明の紫外線防護化粧料が紫外線防護効果
に優れている事が分かる。
〜３の化粧料の紫外線防護効果を調べた。即ち、モルモ
ットの背部を剃毛し、左右に２ｃｍ四方の部位を３部位
づつ計６部位設け、右に検体を０．０５ｇづつ塗布し紫
外線ランプであるＳＥランプで２０分照射し、照射後２
４時間に皮膚反応を本邦パッチテスト基準にて観察し
た。即ち、−：無反応、±：擬陽性反応、＋：陽性反
応、＋＋：浮腫を伴う反応である。結果を表１に示す。
これより、本発明の紫外線防護化粧料が紫外線防護効果
に優れている事が分かる。
【００２２】
【表１】
【００２３】実施例５ 配合例（紫外線防護乳液） 下記の表２の処方に従って、紫外線保護乳液を作製し
た。即ちＡ、Ｂ、Ｃをそれぞれ８０℃に加熱し成分をそ
れぞれ溶解させ、ＣにＤを分散させ、これにＡ、つづい
てＢを加え、ホモミキサーにかけた後冷却し乳液を得
た。同時に比較例１〜３も作製した。
た。即ちＡ、Ｂ、Ｃをそれぞれ８０℃に加熱し成分をそ
れぞれ溶解させ、ＣにＤを分散させ、これにＡ、つづい
てＢを加え、ホモミキサーにかけた後冷却し乳液を得
た。同時に比較例１〜３も作製した。
【００２４】
【表２】
【００２５】実施例６ 白化度の評価 専門美容パネル５名を用いて、実施例５の乳液、比較例
１〜３の乳液について白化度の評価を行った。即ち、検
体を上腕内側部に適量塗布し、その仕上がり具合を著し
く白化する、白化する、やや白化する、白化しないの４
段階で評価した。結果を表３に示す。本発明の紫外線防
護乳液は白化抑制に優れている事が分かる。従って、薄
片上シリカゲルと微粒子酸化チタンの組み合わせが白化
抑制に優れている事が分かる。
１〜３の乳液について白化度の評価を行った。即ち、検
体を上腕内側部に適量塗布し、その仕上がり具合を著し
く白化する、白化する、やや白化する、白化しないの４
段階で評価した。結果を表３に示す。本発明の紫外線防
護乳液は白化抑制に優れている事が分かる。従って、薄
片上シリカゲルと微粒子酸化チタンの組み合わせが白化
抑制に優れている事が分かる。
【００２６】
【表３】
【００２７】実施例７ 紫外線防護試験 ハートレイ系白色種雄性モルモットを用いて、実施例
５、及び比較例１〜３の化粧料の紫外線防護効果を調べ
た。即ち、モルモットの背部を剃毛し、左右に２ｃｍ四
方の部位を３部位づつ計６部位設け、右に検体を０．０
５ｇづつ塗布し紫外線ランプであるＳＥランプで２０分
照射し、照射後２４時間に皮膚反応を本邦パッチテスト
基準にて観察した。即ち、−：無反応、±：擬陽性反
応、＋：陽性反応、＋＋：浮腫を伴う反応である。結果
を表４に示す。これより、本発明の紫外線防護化粧料が
紫外線防護効果に優れている事が分かる。
５、及び比較例１〜３の化粧料の紫外線防護効果を調べ
た。即ち、モルモットの背部を剃毛し、左右に２ｃｍ四
方の部位を３部位づつ計６部位設け、右に検体を０．０
５ｇづつ塗布し紫外線ランプであるＳＥランプで２０分
照射し、照射後２４時間に皮膚反応を本邦パッチテスト
基準にて観察した。即ち、−：無反応、±：擬陽性反
応、＋：陽性反応、＋＋：浮腫を伴う反応である。結果
を表４に示す。これより、本発明の紫外線防護化粧料が
紫外線防護効果に優れている事が分かる。
【００２８】
【表４】
【００２９】実施例８ 配合例（リップクリーム） 下記の処方に基づいて紫外線防護リップクリームを作製
した。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃ
の成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却し
リップクリームを得た。 （Ａ）ネオペンチルグリコールジイソオクタン酸エステル １１ トリイソオオクタン酸グリセロール １８ セチルイソオクタネート ９ 流動パラフィン １１ （Ｂ）ＴＳＧフレーク ４ 微粒子酸化チタン ２０ （Ｃ）固形パラフィン １２ マイクロクリスタリンワックス １５
した。即ち、ＡにＢを加えボールミルで分散した後、Ｃ
の成分を加え９０℃で加熱溶解し金型に流し込み冷却し
リップクリームを得た。 （Ａ）ネオペンチルグリコールジイソオクタン酸エステル １１ トリイソオオクタン酸グリセロール １８ セチルイソオクタネート ９ 流動パラフィン １１ （Ｂ）ＴＳＧフレーク ４ 微粒子酸化チタン ２０ （Ｃ）固形パラフィン １２ マイクロクリスタリンワックス １５
【００３０】実施例９ 紫外線防護試験 実施例８のリップクリームを用いてＦＤＡ基準による紫
外線防護指数（ＳＰＦ）を白人男女を用いて測定した。
ＳＰＦ値は９．８９であった。これより本発明の化粧料
は紫外線防護効果に優れている事が分かる。
外線防護指数（ＳＰＦ）を白人男女を用いて測定した。
ＳＰＦ値は９．８９であった。これより本発明の化粧料
は紫外線防護効果に優れている事が分かる。
【００３１】
【発明の効果】本発明の化粧料は紫外線防護効果に優れ
る上、使用後白化しないので、紫外線の防護に大変有益
である。
る上、使用後白化しないので、紫外線の防護に大変有益
である。
Claims (1)
- 【請求項１】 平均の厚みが０．１μｍ〜２μｍ、平均
の大きさが１〜１００μｍの薄片状シリカゲルを０．１
〜１０重量％、平均粒径０．０１〜０．２μｍの酸化チ
タンを１〜２０重量％を含む事を特徴とする、紫外線防
護用の化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04189694A JP3265111B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 紫外線防護化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04189694A JP3265111B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 紫外線防護化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228515A true JPH07228515A (ja) | 1995-08-29 |
| JP3265111B2 JP3265111B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=12621055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04189694A Expired - Fee Related JP3265111B2 (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 紫外線防護化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265111B2 (ja) |
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