JPH01143821A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH01143821A
JPH01143821A JP30279387A JP30279387A JPH01143821A JP H01143821 A JPH01143821 A JP H01143821A JP 30279387 A JP30279387 A JP 30279387A JP 30279387 A JP30279387 A JP 30279387A JP H01143821 A JPH01143821 A JP H01143821A
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JP
Japan
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powder
oxide
plate
cosmetic
metal oxide
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Application number
JP30279387A
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English (en)
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Toshihiro Tanaka
俊宏 田中
Shigenori Kumagai
重則 熊谷
Hiroyuki Yokoyama
広幸 横山
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/04Topical preparations for affording protection against sunlight or other radiation; Topical sun tanning preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/0241Containing particulates characterized by their shape and/or structure
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K8/19Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing inorganic ingredients
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    • A61K8/29Titanium; Compounds thereof

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高い紫外線防御能を有するサンスクリーン効
果の高い化粧料に関する。ざらに詳しくは、板状の金属
酸化物又は複金属酸化物の粒子中にこれと異種の微粒子
粉末を1種又は2種以上実質的に均一に分散してなる複
合化粉末を配合することにより、サンスクリーン効果を
高めた化粧料に関する。
[従来の技術1 従来のサンスクリーン化粧料において、サンスクリーン
効果を高める為に、オキシベンゾン、パーラジメチル安
息香酸エチルへキシルニスエル等の紫外線吸収剤の配合
、微粒子二酸化チタン、酸化亜鉛等の配合が行われてき
た。
[発明が解決しようとする問題点J しかしながら、紫外線吸収剤を配合した場合、光又は熱
等による劣化から生じる着色、あるいは安全性に問題が
あった。又、微粒子二酸化チタン、酸化亜鉛等を多量配
合すると、すべりが悪くなり皿上での伸展性が悪化し、
むらづくという欠点を有していた。
c問題点を解決する為の手段] 本発明者らは、上記状況に鑑みて、鋭意検討を行った結
果、板状の金属酸化物又は複金属酸化物の粒子中に、こ
れと異種の微粒子粉末を1種又は2a!以上実質的に均
一に分散してなる複合化粉末が、高い紫外線防御効果を
有する事を見出だし、この複合化粉末を配合してなる化
粧料は、すべりが良く、皿上での伸展性に優れ、適度な
被覆力を有し、むらづきしない、ざらに安定性の良い、
高い紫外線防御効果を有するサンスクリーン化粧料であ
ることを見出だし、この知見に基づいて本発明を完成す
る至った。
すなわち本発明は、板状の金属酸化物又は複金属酸化物
の粒子中に、これと異種の微粒子粉末を1種又は2種以
上実質的に均一に分散してなる複合化粉末を配合してな
る化粧料に関する。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明の金属酸化物とは一般にMe)(Oyで表される
化合物でありMe ” Tt % Zn % S t 
N A I SFe NMg5Zr等の金属元素である
。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、酸
化アルミニウム、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニア等の金属酸化物である。
又、本発明の複金属酸化物とはチタン酸塩、)エライト
等があり具体的にはCaTiO3、SrTiO3、Ba
Ti0a、旧Fe2O4、CoFe2O+、CaZrO
3等の複金属酸化物である。
本発明の微粒子粉末とは、アルミニウムマグネシウムシ
リケート、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化亜鉛、窒化
はう素、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム等の無
機粉末、赤色226号、黄色205号、青色404号等
の有機粉末の中から選ばれる。1種を用いても良いし2
種以上を用いても良い。但し一般に化粧料に適用できる
粉末であれば良く、上記粉末に限定されるものではない
本発明に適用される微粒子粉末は、その粒径が0.01
〜0.5μmの範囲のものであり、好ましくは、0.0
2〜0.2μ騰である。0.01g−未満であると凝集
性が強すぎ、金属酸化物又は複金属酸化物の粒子中への
分散が困難となり、本発明の複合化粉末を得ることが出
来ない。又、0.5μmを越えると、複合化粉末の紫外
線防御効果が低下し、本発明の目的とするサンスクリー
ン効果の高い化粧料を得ることが出来なくなる。
本発明の複合化粉末は、この微粒子粉末の1種又は28
i以上を均一に分散した金属化合物溶液を、基板上に塗
布して乾燥後、熱分解して金属酸化物薄膜又は複金属酸
化物薄膜とし、これを粉砕処理し整粒することにより得
られるE熱分解法]。金属化合物としては、ある種の金
属石鹸(RCOO)nMe、金属アルコキシド(RO)
。Meおよびキレートなどがある。これらのなかで市販
品として入手しやすい化合物に金属の2−エチルへキサ
ン酸塩、ナフテン酸塩及びアルコキシドがある。但し、
適当な条件を選んで塗布後、熱分解により、金属酸化物
又は複金属酸化物の薄膜を生成出来れば、特にこれらの
化合物に限定されるものではない。
本発明の板状の金属酸化物又は複金属酸化物の粒子中に
、これと異種の微粒子粉末を一種又は二種以上実質的に
均一に分散してなる複合化粉末の粒子径は、1〜100
μmの範囲であり、好ましくは1〜60μmの範囲であ
る。1μm未満であると、すべりが悪くなり皿上での伸
展性が悪化して本発明の目的とする化粧料を得ることが
できない。一方、100μmを越えると、肌へのザラザ
ラとした違和感を生じ、化粧料として好ましくない。
又、本発明複合化粉末の粒子の厚みは、0.03〜0.
1μmであり、好ましくは、0.05〜0.081t 
mである。0.03μI未満であると微粒子粉末の均一
な分散が困難となり、本発明の複合化粉末を得ることが
出来ない。一方、1μmを趣えると、板状という粒子形
状に調整することが困難となり本発明の複合化粉末を得
ることが出来ない。
本発明の板状の金属酸化物又は複金属酸化物の粉末中に
、これと異種の微粒子粉末を一種又は二種以上実質的に
均一に分散してなる複合化粉末は、配合する化粧料の目
的に応じ、適宜疎水化処理してもかまわない。
ここで言う疎水化処理の方法は、メチルハイドロジエン
ポリシロキサン、高粘度シリコーンオイル、シリコーン
樹脂等のシリコーン化合物による処理、アニオン活性剤
、カチオン活性剤等の界面活性剤による処理、ナイロン
、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、テフロン
、ポリアミノ酸等の高分子化合物のよる処理、金属石鹸
、親油性ワックス、多価アルコール部分エステル又は完
全エステル等もよる処理等がある。但し一般に粉末の疎
水化処理に適用できる方法であれば良く、コレらの方法
に限定されるものではない。
本発明の化粧料には、前記の複合化粉末の他に、通常化
粧料に用いられる他の成分を必要に応じて適宜配合する
ことができる。例えばタルク、カオリン、セリサイト、
白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、合成フ
ッ素金雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭
酸カルシウム、珪ソウ土、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、硫
酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金
属塩、シリカ、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、窒
化ホウ素、セラミックスパウダー等の無機粉末、ナイロ
ンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウ
ダー、ベンゾグアナミンパウダー、ポリ四弗化エチレン
パウダー、ジスチレンベンゼンボリマーパウダー、エポ
キシパウダー、アクリルパウダー、微結晶性セルロース
等の有機粉体、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料
、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料
、γ酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸鉄、黄土等の無機
黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色
系顔料、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等
の無機紫色系顔料、酸化クロム、水酸化クロム、チタン
酸コバルト等の無機緑色系顔料、群青、紺青等の無機青
色系顔料、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ
塩化ビスマス、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タ
ルク、魚鱗箔、着色酸化チタジ被覆雲母等のバール顔料
、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉
末顔料、赤色201号、赤色202号、赤色204号、
赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色22
8号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、橙
色204号、黄色205号、黄色401号及び青色40
4号等の有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色10
6号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤
色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色
202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号のジル
コニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔
料、クロロフィル、β−カロチン等の天然色素、スクワ
ラン、流動パラフィン、ワセリン、マイクロクリスタリ
ンワックス、オシケライト、セレシン、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、イソステア
リン酸、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコール、
オレイルアルコール、2−エチルヘキサン酸セチル、バ
ルミチン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−オク
チルドデシル、ジー2−エチルヘキサン酸ネオペンチル
グリコール、トリー2−エチルヘキサン酸グリセロール
、オレイン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソ
プロピル、トリイソステアリン酸グリセロール、トリヤ
シ油脂肪酸グリセロール、トリー2−エチルヘキサン酸
グリセロール、オレイン酸2−オクチルドデシル、ミリ
スチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸グリセロ
ール、トリヤシ油脂肪酸グリセロール、オリーブ油、ア
ボガド油、ミツロウ、ミリスチン酸ミリスチル、ミンク
油、ラノリン等の各種炭化水素、シリコーン油、高級脂
肪酸、油脂類、エステル類、高級アルコール、ロウ類等
の油性成分、−アルキッド樹脂、尿素樹脂等の樹脂、カ
ンファ、クエン酸アセドルトリブチル等の可塑剤、紫外
線吸収剤、酸化防腐剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、
香料、増粘剤等が挙げられる。
[発明の効果] 本発明の板状の金属酸化物又は複金属酸化物の粉末中に
、これと異種の微粒子粉末を1種又は2種以上実質的に
均一に分散してなる複合化粉末は、高い紫外線防御能が
あり、いかなる化粧料へ配合しても、劣化を生じない。
この複合粉末を配合してなる本発明の化粧料は、すべり
が良く、皿上での伸展性に優れ、適度なカバー力を有し
、むらづきしない、高い紫外線防御効果を有する化粧料
である。
又、本発明の板状の金属酸化物又は複金属酸化物の粉末
中に、これと異種の微粒子粉末を1種又は2種以上実質
的に均一に分散してなる複合化粉末は、本発明の紫外線
防御効果の他に、着色された複合化粉末、適度に隠蔽力
が調整された複合化粉末、赤外線を吸収する複合化粉末
等、本発明とは異なる効果を有する機能性粉末としても
期待出来る。
次に、本発明に用いられる複合化粉末の製造例を示す。
なお、本発明の複合化粉末は、熱分解法等の常法いずれ
でも製造可能であり、これにより限定されるものではな
い。
製造例1 板状の二酸化ケイ素の粒子中に微粒子二酸化
チタンを分散して成る複合 化粉末 (二酸化チタン含有板状二酸化ケイ素)(C4H90)
4Si 574重量部(以下、部と略す)にブタノール
を加え、30wt%溶液とし、これに微粒子のTi02
(粒径0.03〜0.06 a m) 100部を添加
し充分分散混合する。この分散液を基板に塗布したのち
、100℃で1時間乾燥した後、900℃で10時間焼
成し酸化物薄膜とした。このものを粉砕処理後フルイ処
理して、板状の複合化粉末を得た。
この様にして得られた複合化粉末は、板状の二酸化ケイ
素の粒子中に微粒子二酸化チタンを均一に分散して成る
複合化粉末であり、両者の組成は、50wt%: 50
wt%であった。また粒子径が、4〜7μm、粒子の厚
みが、0.1〜0.15μmの板状粒子であった。
製造例2 板状の酸化亜鉛の粒子中に微粒子二酸化ケイ
素を分散して成る複合化粉末 (2酸化ケイ素含有板状酸化亜鉛) 2−エチルヘキサン酸亜鉛 595部にベンゼンを加え
、20wt%溶液とし、これに微粒子の5i02(粒径
0.02〜0.09μm) 100部を添加し充分分散
混合する。この分散液を基板上に塗布したのち、80℃
で1時間乾燥した後、600℃で12時間焼成し酸化物
薄膜とした。このものを粉砕処理後フルイ処理して、板
状の複合化粉末を得た。
この様にして得られた複合化粉末は、板状の酸化亜鉛の
粒子中に微粒子二酸化ケイ素を均一に分散して成る複合
化粉末であり、両者の組成は、70wt%: 30wt
%であった。また粒子径が、8〜15μm1粒子の厚み
が、0.2〜0.4μmの板状粒子であった。
製造例3 板状の二酸化チタンの粒子中に微粒子二酸化
ケイ素を分散して成る複合 化粉末 (二酸化ケイ素含有板状二酸化チタン)(C4H、O)
4Ti 1700部にブタノールを加え、10wt%溶
液とし、これに微粒子の5iCh (粒径0.O1〜0
.05μm) 100部を添加し充分分散混合する。こ
の分散液を基板上に塗布したのち、100℃で1時間乾
燥した後、600〜700℃で9時間焼成し、酸化物薄
膜とした。このものを粉砕処理後フルイ婚理して、板状
の複合化粉末を得た。
この様にして得られた複合化粉末は、板状の二酸化チタ
ンの粒子中に微粒子二酸化ケイ素を均一に分散して成る
複合化粉末であり、両者の組成は、80 w t%: 
20wt%であった。また粒子径が、5〜6μm1粒子
の厚みが、0.2〜0.6μmの板状粒子であった。
製造例4 板状のチタン酸バリウムの粒子中に微粒子二
酸化ケイ素及び微粒子酸化 亜鉛を分散して成る複合化粉末 (二酸化ケイ素、酸化亜鉛含有板状チタン酸バリウム) (C、s H90)4Ti 219部及びナフテン酸B
a 450部にブタノールを加え、25wt%溶液とし
、これに微粒子の5i(h (粒径0.01〜0.05
μm) 75部、及び微粒子の亜鉛華(粒径0.02〜
0.08μm)25部を添加し充分分散混合する。この
分散液を基板上に塗布したのち、95℃で1時間乾燥し
た後、500〜600℃で8時間焼成し酸化物薄膜とし
た。このものを粉砕処理後フルイ処理して、板状の複合
化粉末を得た。
この様にして得られた複合化粉末は、板状のチタン酸バ
リウムの粒子中に微粒子二酸化ケイ素、及び微粒子酸化
亜鉛をそれぞれ均一に分散して成る複合化粉末であり、
3者の組成はそれぞれ、60wt%: 30wt%: 
10wt%であった。また粒子径が、12〜18μm1
粒子の厚みが、0.4〜0.8μmの板状粒子であった
[実施例1 次に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。配
合量は、重量%である。なお化粧料の性能は、次の表に
挙げた項目について、専門パネル15名による5段階評
価で行った。
*1 盛夏、海岸実使用テストでの結果(6時間日光曝
露の後、判定した) 評価結果は、15名の平均値に基づいて、次の記号によ
り示した。
0・・・・・・・・・4.5以上5.0までO・・・・
・・・・・3.5以上4.5未満△・・・・・・・・・
2.5以上3.5未満× ・・・・・・・・・1.5以
上2.5未満××・・・・・・・・・1.0以上1.5
未満実施例1〜3、比較例1〜3 以下の各成分からパウダーファンデーションを調整した
(以下余白) 注1 製造例1の板状の二酸化ケイ素の粒子中に微粒子
二酸化チタンを実質的に均一に分散して成る(組成比率
50wt%: 50wt%)複合化粉末(粒子径4〜7
μm)。
(製法) 成分(1)〜(7)をヘンシェルミキサーで混合し、こ
の混合物に対し成分(8)〜(12)を加熱混合したも
のを添加し混合する。このものをパルベライザーで粉砕
しこれを、中皿に成型してパウダーファンデーションを
調整した。
表2より明らかなように、本発明の複合化粉末を配合し
てなるパウダーファンデーション(実施例1)は伸展性
が良く仕上りのきれいな、且、サンスクリーン効果の高
いものであった。又、二酸化チタン粉末、微粒子二酸化
チタン粉末との組合わせで処方構成された化粧料(実施
例2.3)は、高い被覆力を付与でき、サンスクリーン
効果も、高いものであった。一方、比較例1〜3は、本
発明の化粧料と同程度のサンスクリーン効果を得ようと
した場合、いずれものびが重く、むらづ伊し、粉っぽざ
が目立ち、使用感触の悪いものであった。
実施例4〜6、比較例4〜6 以下の各成分から油性スチックファンデーションを調整
した。
(以下余白) 注2 製造例2の、板状の酸化亜鉛の粒子中に微粒子二
酸化ケイ素を実質的に均一に分散して成る(組成比率7
0wt%: 30vt%)複合化粉末(粒子径8〜15
μm)。
(製法) 成分(1)〜(6)をヘンシェルミキサーで混合する。
別に成分(7)〜(11)を加熱溶解混合しこれに予め
混合しておいた(1)〜(6)を加え撹拌機で分散混合
する。このものをローラー処理し、練ったものを加熱し
再溶解する。脱泡後、(12)を加え、緩やかに混合し
、85〜90℃に加熱して所定の容器に流しこみ充填し
、これを冷却して油性スチックファンデーションを調整
した。
表3から明らかなように本発明の複合化粉末を配合して
なる油性スチックファンデーション(実施例4)は伸展
性が良く仕上りのきれいな、且、サンスクリーン効果の
高いものであった□。又、二酸化チタン粉末、微粒子二
酸化チタン粉末との組合わせで処方構成された化粧料(
実施例5.6)は、高い被覆力を付与でき、サンスクリ
ーン効果も、高いものであった。一方、比較例4〜6は
、本発明と同程度のサンスクリーン効果を得ようとした
場合、いずれものびが重(、むらづきし、粉っぽざが目
立ち、使用感触の悪いものであった。
実施例7〜9、比較例7〜9 以下の各成分から両用パウダーファンデーションを調整
した。
(以下余白) 注3 製造例3の、板状の酸化チタンの粒子中に微粒子
二酸化ケイ素を実質的に均一に分散して成る(組成比率
80wt%: 20vt%)Wt合化粉をメチルハイド
ロジエンポリシロキサンにより疎水化処理したもの[メ
カノケミカル法(粒子径5〜6μm) ]。
(製法)成分(1)〜(8)をヘンシェルミキサーで混
合し、この混合物に対し成分(8)〜(12)を加熱混
合したものを添加し混合する。このものをパルベライザ
ーで粉砕しこれを、中皿に成形して両用パウダーファン
デーションを調整した。
表4から明らかなように本発明の両用パウダーファンデ
ーションは、取れ、のび、むらづ萱、カバー力、粉っぽ
き及びサンスクリーン効果に優れていた。
実施例10.比較例10〜12 以下の各成分から化粧下地を調整した。
注4 製造例3の、板状の酸化チタンの粒子中に微粒子
の二酸化ケイ素を実質的に均一に分散して成る(組成比
率80vt%: 20wt%)複合化粉末(粒子径5〜
6μ重)。
(製法) 成分(1)〜(6)をヘンシェルミキサーで混合し、パ
ルベライザーにより粉砕処理する。(16)に(12)
〜(15)を加え加熱溶解する。これに予め混合粉砕し
た顔料部(1)〜(6)を加え分散させた後70℃に保
つ[水相]。
他の成分(7)〜(11)及び(17)を撹拌混合し加
熱溶解して70℃に保つ〔油相]。
水相に油相を撹拌しながら加え、乳化した後、撹拌しな
がら室温まで冷却し所定の容藩に充填し、化粧下地を調
整した。
本発明の複合化粉末を配合して成る化粧下地(実施例1
0)は、のびが軽くむらづきしない、適度なカバー効果
を有する化粧下地であり、それ自体に強いサンスクリー
ン効果を有していた。又フアノアーンヨンのつきが良く
、化粧肌を美しく見せるものであった。一方比較用化粧
下地(比較例10.11.12)で、本発明の化粧料と
同程度のサンスクリーン効果を得ようとした場合、いず
れものびが非常に悪(、むらづきし、ファンデーション
のつきが悪くなり、化粧下地として不適なものであった
比較例13 化粧下地 (1)m粒子二酸化チタン (粒径0.1〜0.6 u n+)         
 2(2)タルク                3
(3)カオリン               2(4
)ステアリン酸             2(5)セ
チルアルコール          0,3(6)流動
パラフィン           23(7)ポリオキ
シエチルレン (10干鳥)オレイン酸エステル     1(8)ソ
ルビタントリオレエート       1(9)オキシ
ベンゾン            1(10)パラジメ
チル安息香酸 エチルヘキシルエステル     4 (11)プロピレングリコール        5(1
2)ポリエチレングリコール4000     5(1
3)トリエタノールアミン        1(14)
ビーガム              0.5(15)
精製水              49.2(16)
香料、防腐剤           適量比較例13で
得られた化粧下地は、紫外線吸収剤を多量配合して、本
発明の化粧下地と同程度のサンスクリーン効果を得よう
としたものであるが、経時安定性試験で、紫外線吸収剤
の析出及び劣化による変色を生じ、化粧料として不適な
ものであった。
実施例11 サンスクリーンクリーム (1)ミツロウ              6.0(
2)セタノール             5.0(3
)ラノリン               7.0(4
)スクワラン             33・5(5
)脂肪酸グリセリン          4.0(6)
モノステアリン酸グリセリン     1.8(7)ポ
リオキシエチルレン(20モル)ソルビタンセスキイン ステアリン酸エステル    2.2 (8)香料                0.5(
9)防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤  適量(10
)プロピレングリコール        5.0(11
)精製水              30.0(12
)二酸化ケイ素、酸化亜鉛含有 板状チタン酸バリウム(注5)     5.0注5 
製造例4の板状のチタン酸バリウムの粒子中に微粒子二
酸化ケイ素及び微粒子酸化亜鉛を均一に分散して成る複
合化粉末(粒子径12〜18μ■)。
(製法) (11)に(10)を加え撹拌混合し、これに(12)
を加え十分分散混合する。このものを加熱し70℃に保
つ[水相]。
一方、(1)〜(9)を混合し加熱溶解して70℃に保
つ[油相]。この油相部を前述の水相部に加えて予備乳
化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、熱交換器によ
り30℃まで冷却し、所定の容器に充填した。−力木発
明のサンスクリーンクリームから本発明の複合化粉末(
12)を除去しく4)に置換したクリームを同様の工程
で調整し比較用クリーム処方(比較例14)を調整した
この様にして得られた本発明のクリーム11は比較用ク
リーム14に比較し、格段に高い紫外線防止効果があり
、又、塗布後もべたつき感のないきっばりとした感触の
サンスクリーンクリームであった。
特許出願人  株式会社 資生堂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)板状の金属酸化物又は複金属酸化物の粒子中に、
    異種の微粒子粉末を1種又は2種以上実質的に均一に分
    散して成る複合化粉末を配合してなる化粧料。
  2. (2)複合化粉末が疎水化処理された特許請求の範囲第
    1項記載の化粧料。
  3. (3)板状の金属酸化物又は複金属酸化物が、酸化チタ
    ン、酸化亜鉛、二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化
    ジルコニア、酸化鉄、酸化マグネシウム、チタン酸カル
    シウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、
    ジルコン酸カルシウム、フェライト類から選ばれる特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の化粧料。
  4. (4)板状の金属酸化物又は複金属酸化物が、二酸化チ
    タン、微粒子粉末が二酸化ケイ素である特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の化粧料。
  5. (5)板状の金属酸化物又は複金属酸化物が、二酸化ケ
    イ素、微粒子粉末が二酸化チタンである特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の化粧料。
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