JPH07226724A - Ofdm変調方法及びofdm復調方法並びにofdm変調装置及びofdm復調装置 - Google Patents

Ofdm変調方法及びofdm復調方法並びにofdm変調装置及びofdm復調装置

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JPH07226724A
JPH07226724A JP6018003A JP1800394A JPH07226724A JP H07226724 A JPH07226724 A JP H07226724A JP 6018003 A JP6018003 A JP 6018003A JP 1800394 A JP1800394 A JP 1800394A JP H07226724 A JPH07226724 A JP H07226724A
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frequency
output
band
ofdm
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Application number
JP6018003A
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Takashi Seki
隆史 関
Yasushi Sugita
康 杉田
Tatsuya Ishikawa
石川  達也
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】LPFの回路規模を低減する。 【構成】メモリ62からはガードバンド用の0シンボルデ
ータを含むN個の情報シンボルデータとN個の0シンボ
ルデータとが出力される。2NポイントIFFT回路63
はサンプリング周波数2fsのIFFT処理によってO
FDM被変調波を生成する。OFDM被変調波のサンプ
リング周波数は2fsであるのに対し、N個のシンボル
データに対応する帯域はfsであることから、従来に比
して折り返しスペクトルの間隔を2倍に広げることがで
きる。OFDM被変調波は2倍アップサンプリング回路
64,65によってサンプリング周波数が4fsに変換され
た後、LPF66,67で帯域制限され、直交変調器12によ
って周波数fsのキャリアで直交変調される。OFDM
被変調波のスペクトルの間隔が広がっているので、LP
F66,67としては緩慢な特性のものを採用することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、回路を小規模化するよ
うにしたOFDM変調方法及びOFDM復調方法並びに
OFDM変調装置及びOFDM復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号又は音声信号の伝送にお
いて、高品質で波数利用効率が高いディジタル変調が開
発されている。特に、移動体通信においては、マルチパ
ス干渉に強い直交周波数分割多重(以下、OFDM(or
thogonal frequency divisionmultiplex という)変調
の採用が検討されている。OFDMは、伝送ディジタル
データを互いに直交する多数(約256乃至1024)
の搬送波(以下、サブキャリアという)に分散し、夫々
変調する方式である。OFDMはマルチパス干渉の影響
を受けにくいという特徴の外に、周波数利用効率が高
く、また、他に妨害を与えにくいという利点も有する。
【0003】図8はOFDM被変調波のサブキャリアの
周波数スペクトルを示す波形図である。
【0004】図8に示すように、OFDM被変調波は多
数のサブキャリアによって構成されており、各サブキャ
リアは例えばQAM変調(直交振幅変調)されている。O
FDM変調においては、多値QAM等のシンボルデータ
を逆高速離散フーリエ変換(以下、IFFTという)処
理することによってベースバンドのOFDM被変調波を
得ている。
【0005】サブキャリアの数は使用するIFFT回路
のポイント数Nによって決定される。全サブキャリアの
帯域幅はIFFT回路のサンプリング周波数fsとな
る。図8において、実線で示すサブキャリアは情報シン
ボルによって変調された有効キャリアを示し、破線で示
すサブキャリアはゼロキャリアを示す。図8の破線に示
すように、ゼロキャリアはN本のサブキャリアのうちの
帯域両端に設けられて、隣接チャンネルに対するガード
バンドを構成する。ゼロキャリアは、IFFT回路に入
力するN個のデータのうち、帯域両端に対応するデータ
を0にすることによって得られる。
【0006】ベースバンドのOFDM被変調波を直交変
調した後に伝送周波数帯に周波数変換する。この場合に
は、直交変調部をアナログ回路で構成すると、直交ずれ
等の誤差が生じやすいことから、変調シンボルが多値Q
AM等である場合には、精度の点から直交変調部をディ
ジタル構成とする。
【0007】図9は従来のOFDM変調装置を示すブロ
ック図である。図9は直交変調部をディジタル回路で構
成した例である。
【0008】図9において、入力端子1には情報データ
が入力され、シンボルマッピング回路2によってQAM
等のシンボルデータ(Iデータ、Qデータ)に変換され
てセレクタ4に与えられる。また、ガードバンドのサブ
キャリアを構成するための0シンボルデータ(I=0、
Q=0)が入力端子3を介してセレクタ4に供給され
る。セレクタ4は、有効キャリア数及びガードバンドの
キャリア数に基づいて、2つの入力シンボルを切換えて
メモリ5に出力する。
【0009】メモリ5にN個のシンボルが入力される
と、図8のキャリア配置が得られる配列順でメモリ5か
らシンボルデータが読出されて、NポイントIFFT回
路6に入力される。NポイントIFFT回路6は、入力
されたN個のシンボルに対してIFFT演算を行ってO
FDM被変調波を得る。NポイントIFFT回路6の出
力の実部Re及び虚部Imは、ガード期間付加回路7に
入力されて、マルチパスの影響を低減するためのガード
期間が付加される。マルチパス干渉の遅延時間がガード
期間以内である場合には、復調時において有効シンボル
期間の信号のみを復調することで、遅延した隣接シンボ
ルによる符号間干渉を防止することができる。なお、I
FFD回路のポイント数は現在512又は1024が一
般的である。
【0010】ガード期間付加回路7の実部Re及び虚部
Imの出力は、夫々4倍アップサンプリング回路8,9
に入力され、IFFTのサンプリング周波数fsの4倍
に周波数変換される。これにより、折り返し歪を発生さ
せることなく、直交変調部において周波数fsのキャリ
アで直交変調することができる。4倍アップサンプリン
グ回路8、9の出力は、夫々LPF10、11で高調波成分
が除去されて、直交変調器12に入力される。
【0011】LPF10、11からの信号は夫々乗算器17,
16に与えられ、数値制御発振器(NCO)13及びcos
変換回路15、sin変換回路14によって作成される周波
数がfsの相互に直交するキャリアと乗算される。乗算
器16,17の出力は加算器18において加算されて直交変調
出力としてD/A変換器19に出力される。直交変調出力
はD/A変換器19によってアナログ信号に変換され、L
PF20によって高調波成分が除去された後、乗算器21に
与えられる。乗算器21は局部発振器22の出力との乗算に
よって、直交変調出力を中間周波数(IF)帯に周波数
変換する。乗算器21の出力はBPF23によって帯域制限
され、IF信号として出力される。
【0012】なお、端子24を介してタイミング回路25に
クロックが供給されており、タイミング回路25によって
周波数4fsのクロック、周波数fsのクロック及びタ
イミシグ信号が生成されて各回路に供給される。
【0013】次に、図9の従来のOFDM変調装置の動
作を図10を用いて説明する。図10は各部の周波数ス
ペクトルを示すグラフであり、図10(a)はNポイン
トIFFT回路6の出力を示し、図10(b)は4倍ア
ップサンプリング回路8、9の出力を示し、図10
(c)はLPF10、11の出力を示し、図10(d)は直
交変調器12の出力を示している。
【0014】図8に示すように、NポイントIFFT回
路6においては、全キャリアのうちの有効キャリアのみ
が情報シンボルによって変調される。各サブキャリアは
直交関係を有することから、各サブキャリア間の周波数
差は情報シンボル長の逆数に比例するので、Nポイント
IFFT回路6におけるサンプリング周波数がfsであ
るものとすると、OFDM被変調波の帯域もfsとな
る。NポイントIFFT回路6からのOFDM被変調波
のスペクトルは、サンプリング周波数fsの1/2を中
心に折り返されて、図10(a)に示すものとなる。
【0015】直交変調器12において、図10(d)に示
すように、中心周波数をfsに変換するためには、OF
DM被変調波を折り返し歪が発生しないサンプリング周
波数に変換する必要がある。この理由から、4倍アップ
サンプリング回路8,9はサンプリング周波数を4fs
に変換する。これにより、スペクトルは図10(b)に
示すものとなる。次に、周波数fsのキャリアで直交変
調するために、LPF10、11によって、図10(c)の
破線に示すように、高調波成分を除去する。
【0016】直交変調器12は、周波数fsのキャリアで
直交変調を行う。これにより、直交変調器12の出力スペ
クトルは、図10(d)に示すものとなる。直交変調器
12の出力はアナログ信号に変換された後、IF帯に周波
数変換される。
【0017】次に、OFDM復調について説明する。図
11は従来のOFDM復調装置を示すブロック図であ
る。OFDM復調においては、受信信号を直交検波して
ベースバンドのOFDM被変調波を生成した後に、高速
離散フーリエ変換(以下、FFTという)処理によって
情報シンボルを復元する。直交検波部としては、変調側
と同様に、精度の点からディジタル処理が望ましい。図
11は直交検波部をディジタル回路によって構成した例
である。
【0018】図11において、入力端子31に入力された
中間周波数帯のOFDM被変調波は、BPF32によって
帯域外の雑音が除去される。BPF32の出力は乗算器33
に入力され、局部発振器34からの信号と乗算されて中心
周波数fsに周波数変換される。乗算器33の出力はLF
P35において高調波成分が除去されて、A/D変換器36
に与えられる。A/D変換器36には局部発振器37から周
波数が4fsのサンプリングクロックが供給され、A/
D変換器36はこのクロックを用いてOFDM被変調波を
ディジタル信号に変換して直交検波器38に出力する。
【0019】A/D変換器36からの信号は直交検波器38
の乗算器39、40に入力され、数値制御発振器(NCO)
41、sin変換回路42、cos変換回路43によって得ら
れる再生キャリアと乗算されて直交検波される。直交検
波器38からの直交検波軸出力及び同相検波軸出力は、夫
々LPF44、45において帯域制限された後、1/4ダウ
ンサンプリング回路46、47によってサンプリング周波数
fsに変換される。1/4ダウンサンプリング回路46、
47の出力は、ガード期間除去回路48によってガード期間
の信号が除去され、有効シンボル期間の信号のみがNポ
イン卜FFT回路49に供給されて復調される。Nポイン
トFFT回路49からの復調シンボルはメモリ50に与えら
れ、N個の復調シンボルのうちのガードバンドを除いた
有効キャリアの復調シンボルのみがメモリ50から出力さ
れる。メモリ50からの復調シンボルは、シンボルデマッ
ピング回路51に与えられて情報データに変換される。
【0020】一方、1/4ダウンサンプリング回路46、
47の出力は、クロック再生回路52に与えられてクロック
が再生される。クロック再生回路52の出力はタイミング
回路53に与えられて、周波数が4fsの4fsクロッ
ク、周波数がfsのfsクロック及び各回路へのタイミ
ング信号が生成される。4fsクロックはD/A変換器
54によってアナログ信号に変換された後局部発振器37に
供給される。
【0021】また、NポイントFFT回路49からの復調
シンボルはキャリア再生回路55にも入力される。キャリ
ア再生回路55は復調シンボルに基づいて、再生キャリア
を発生するための制御信号を作成して数値制御発振器41
に与える。キャリア再生回路の出力によって数値制御発
振器41を制御することにより、キャリア同期が達成され
る。
【0022】次に、図11の従来のOFDM変調装置の
動作を図12を用いて説明する。図12は各部の周波数
スペクトルを示すグラフであり、図12(a)はA/D
変換器36の出力を示し、図12(b)は直交検波器38の
出力を示し、図12(c)はLPF44、45の出力を示
し、図12(d)は1/4ダウンサンプリング回路46、
47の出力を示している。
【0023】IF帯のOFDM変調波は乗算器33によっ
て中心周波数fsに周波数変換された後、A/D変換器
36によってディジタル信号に変換される。A/D変換器
36のサンプリング周波数が4fsであるので、A/D変
換器36の出力のスペクトルは図12(a)に示すものと
なる。A/D変換器36の出力は直交検波器38によって直
交検波され、中心周波数fsのOFDM被変調波は、図
12(b)に示すように、ベースバンドの信号に変換さ
れる。
【0024】直交検波器の出力をNポイントFFT回路
49によって復調するためには、サンプリング周波数をf
sに変換しなければならない。そこで、図12(c)の
破線に示すようにLPF44、45で帯域制限した後、ダウ
ンサンプリング回路46,47によって図12(d)に示す
ようにサンプリング周波数をfsに変換する。サンプリ
ング周波数fsに変換されたOFDM被変調波は、ガー
ト期間の信号が除去された後、NポイントFFT回路49
によって復調される。
【0025】ところで、図8に示すように、OFDM被
変調波のN個のサブキャリアのうちの帯域両側のサブキ
ャリアをガードバンドとしている。ガードバンドのサブ
キャリア数は、一般に全キャリア数Nに比して比較的小
さい。例えば、文献「OFDMを用いた移動体ディジタ
ル音声放送」(NHK発行、VIEW1993年5月)
に記載されたシステムにおいては、N=512の全サブ
キャリアのうち有効キャリアの数は448である。すな
わち、有効キャリアの帯域両側において32個のサブキ
ャリアによってガードバンドが構成されている。
【0026】このようにガードバンドの数が全サブキャ
リア数に対して比較的小さい場合には、不要な高調波成
分を除去するために、LPF10,11の特性を図10
(c)の破線に示すように急峻なものとする必要があ
る。また同様に、図12(c)に示すように、1/4ダ
ウンサンプリング前段において、LPF44,45は急峻な
特性で直交検波出力を帯域制限する必要がある。これら
のLPFの特性を急峻なものとする必要があることか
ら、LPFの回路規模が大きなり、装置が高価になって
しまうという問題があった。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のOFDM変調装置及びOFDM復調装置において
は、急峻な特性のLPFを用いる必要があることから、
回路規模が増大すると共に高価になってしまうという問
題点があった。
【0028】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、緩慢な特性のLPFを使用可能とすること
により回路規模を低減することができるOFDM変調装
置を提供することを目的とする。
【0029】また、本発明は、緩慢な特性のLPFを使
用可能とすることにより回路規模を低減することができ
るOFDM復調装置を提供することを目的とする。
【0030】また、本発明は、緩慢な特性のLPFを使
用可能とすることにより回路規模を低減することができ
るOFDM変調方法を提供することを目的とする。
【0031】また、本発明は、緩慢な特性のLPFを使
用可能とすることにより回路規模を低減することができ
るOFDM復調方法を提供することを目的とする。
【0032】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
OFDM変調装置は、有効キャリア及びガードバンド用
のキャリアを含むN本のサブキャリア(Nは整数)を有
する帯域幅fsの直交周波数分割多重被変調波によって
伝送する前記有効キャリア数の情報シンボルデータと、
ガードバンド用のキャリアを変調する所定数の0シンボ
ルデータと、によってM個のシンボルデータ(MはNよ
りも大きい整数)を生成する入力手段と、前記M個のシ
ンボルデータをサンプリング周波数fs1 (=fs・M
/N)で逆高速フーリエ変換するMポイントIFFT手
段と、このIFFT手段の出力のサンプリング周波数f
s1 をアップサンプリング周波数fs2 (fs2 ≧3f
s)に変換するアップサンプリング手段と、このアップ
サンプリング手段の出力を帯域制限する低域通過手段
と、この低域通過手段の出力を周波数fc(fs≦fc
≦fs2 /2−fs/2)のキャリアで直交変調するデ
ィジタル直交変調手段とを具備したものであり、本発明
の請求項6に係るOFDM変調方法は、有効キャリア及
びガードバンド用のキャリアを含むN本のサブキャリア
(Nは整数)を有する帯域幅fsの直交周波数分割多重
被変調波によって伝送する前記有効キャリア数の情報シ
ンボルデータと、ガードバンド用のキャリアを変調する
所定数の0シンボルデータと、によって2N個のシンボ
ルデータを生成する手順と、前記2N個のシンボルデー
タをサンプリング周波数2fsで逆高速フーリエ変換す
る手順と、前記逆高速フーリエ変換後の出力をサンプリ
ング周波数4fsに変換する手順と、前記サンプリング
周波数が変換された出力を低域に帯域制限する手順と、
前記帯域制限された出力を周波数fsのキャリアで直交
変調する手順とを具備したものであり、本発明の請求項
7に係るOFDM復調装置は、情報シンボルデータによ
って変調された有効キャリア及びガードバンド用のキャ
リアを含むN本のサブキャリア(Nは整数)を有する帯
域幅fsの直交周波数分割多重被変調波が所定の中間周
波数帯に周波数変換されて入力され、中心周波数fc
(fc≧fs)の信号に周波数変換する周波数変換手段
と、この周波数変換手段の出力を帯域制限する第1の低
域通過手段と、この第1の低域通過手段の出力をサンプ
リング周波数fs1(fs1 ≧2(fc+fs/2))
でディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換
手段と、このアナログ/ディジタル変換手段の出力を周
波数fcで直交検波してベースバンドの直交周波数分割
多重被変調波に変換するディジタル直交検波手段と、こ
のディジタル直交検波手段の出力を帯域制限する第2の
低域通過手段と、この第2の低域通過手段の出力のサン
プリング周波数をダウンサンプリング周波数fs2 (f
s2 =fs・M/N)(MはNよりも大きい整数)に変
換するダウンサンプリング手段と、このダウンサンプリ
ング手段の出力のM個のデータに対してサンプリング周
波数fs2 で高速フーリエ変換を行って前記情報シンボ
ルデータを得るMポイントFFT手段とを具備したもの
であり、本発明の請求項11に係るOFDM復調方法
は、情報シンボルデータによって変調された有効キャリ
ア及びガードバンド用のキャリアを含むN本のサブキャ
リア(Nは整数)を有する帯域幅fsの直交周波数分割
多重被変調波が所定の中間周波数帯に周波数変換されて
入力され、中心周波数fsの信号に周波数変換する手順
と、前記周波数変換後の出力を低域に帯域制限する手順
と、前記帯域制限後の出力をサンプリング周波数4fs
でディジタル信号に変換する手順と、前記ディジタル変
換後の出力を周波数fsで直交検波してベースバンドの
直交周波数分割多重被変調波に変換する手順と、前記直
交検波後の直交検波出力を低域に帯域制限する手順と、
前記直交検波出力の帯域制限後にサンプリング周波数を
1/2倍する手順と、前記サンプリング周波数を1/2
にした後に2個のデータに対して高速フーリエ変換によ
って前記情報シンボルデータを得る手順とを具備したも
のである。
【0033】
【作用】本発明の請求項1において、N本のサブキャリ
ア(Nは整数)を有する帯域幅fsの直交周波数分割多
重被変調波を伝送する場合には、入力手段は有効キャリ
ア及びガードバンド用のキャリアに夫々対応させて情報
シンボルデータ及びゼロシンボルデータから成るM個の
シンボルデータを生成する。M個のシンボルデータは、
MポイントIFFT手段によってサンプリング周波数f
s1 =fs・M/Nで逆高速フーリエ変換されて直交周
波数分割多重被変調波が生成される。ガードバンドの帯
域はfs以上であり、信号帯域はfs以下である。信号
帯域に対してサンプリング周波数が高いので、直交周波
数分割多重被変調波の折り返しスペクトルの間隔は比較
的広い。直交周波数分割多重被変調波はアップサンプリ
ング手段によってサンプリング周波数がfs2 に変換さ
れた後、低域通過手段によって帯域制限される。こうし
て、ディジタル直交変調手段によって周波数fc(fs
≦fc≦fs2 /2−fs/2)のキャリアによる直交
変調が可能となる。直交周波数分割多重被変調波の折り
返しスペクトルの間隔が広いので、低域通過手段として
は緩慢な特性のものを採用する。
【0034】本発明の請求項6においては、N本のサブ
キャリア(Nは整数)を有する帯域幅fsの直交周波数
分割多重被変調波を伝送する場合には、有効キャリア及
びガードバンド用のキャリアに夫々対応させて情報シン
ボルデータ及びゼロシンボルデータから成る2N個のシ
ンボルデータが生成される。2N個のシンボルデータ
は、サンプリング周波数2fsで逆高速フーリエ変換さ
れて、直交周波数分割多重被変調波が得られる。帯域幅
2fsのうちの信号帯域はfs以下である。直交周波数
分割多重被変調波はサンプリング周波数が4fsに変換
された後帯域制限される。こうして、周波数fsのキャ
リアによる直交変調が行われる。
【0035】本発明の請求項7において、周波数変換手
段には、情報シンボルデータによって変調された有効キ
ャリア及びガードバンド用のキャリアを含むN本のサブ
キャリアを有する帯域幅fsの直交周波数分割多重被変
調波が所定の中間周波数帯に周波数変換されて入力され
る。入力された信号は、周波数変換手段によって中心周
波数がfcの信号に周波数変換され、第1の低域通過手
段によって帯域制限される。第1の低域通過手段の出力
は、アナログ/ディジタル変換手段によってサンプリン
グ周波数fs1 でディジタル信号に変換された後、ディ
ジタル直交検波手段によって周波数fcで直交検波され
る。ディジタル直交検波手段の出力は第2の低域通過手
段によって帯域制限された後、サンプリング周波数がf
s2 =fs・M/Nとなるようにダウンサンプリングさ
れてMポイントFFT手段に供給され、情報シンボルデ
ータが再生される。N本のサブキャリアに対してFFT
手段のポイント数Mが大きいので、第2の低域通過手段
としては緩慢な特性のものを採用する。
【0036】本発明の請求項11においては、入力信号
は中心周波数がfsの信号に周波数変換された後帯域制
限される。更に、サンプリング周波数4fsでディジタ
ル信号に変換された後、直交検波されてベースバンドの
信号に変換される。次に、低域に帯域制限された後、サ
ンプリング周波数が1/2倍されて2Nポイントで高速
フーリエ変換される。こうして、情報シンボルデータが
再生される。
【0037】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係るOFDM変調装置の一
実施例を示すブロック図である。図1において図9と同
一の構成要素には同一符号を付してある。
【0038】本実施例はベースバンドのOFDM被変調
波を直交変調によって中心周波数がfsの変調信号に変
換した後中間周波数帯域の信号に周波数変換することに
より、N本のサブキャリアを有する帯域fsのOFDM
被変調波を伝送するものである。
【0039】入力端子1を介して入力された情報データ
はシンボルマッピング回路2に与えられる。シンボルマ
ッピング回路2は、例えばPSK変調又はQAM変調等
によって、情報データを情報シンボル(Iデータ,Qデ
ータ)に変換する。また、入力端子3にはガードバンド
のサブキャリアを変調するデータとして例えば0シンボ
ルデータ(I=0、Q=0)が入力される。シンボルマ
ッピング回路2からのシンボルデータ及び入力端子3か
らの0シンボルデータはセレクタ61に与えられる。セレ
クタ61は有効キャリア数とガードバンドのキャリア数と
に基づいて2入力のシンボルデータを切換えてメモリ62
に出力する。本実施例においては、メモリ62は2N個の
シンボルデータを保持することができるようになってお
り、情報シンボルデータ及び0シンボルデータから成る
2N個のシンボルデータを2NポイントIFFT回路63
に出力する。2Nポイン卜IFFT回路63は入力された
2N個のシンボルを用いてIFFT演算を行ってOFD
M被変調波を得る。
【0040】図2はOFDM被変調波の周波数スペクト
ルを示す説明図である。
【0041】本実施例においては、N本のサブキャリア
を有する帯域fsのOFDM被変調波を得るために、2
NポイントのIFFT回路を採用する。2NポイントI
FFT回路63のサンプリング周波数は2fsであり、図
2に示すように、OFDM被変調波の帯域幅は2fsと
なる。OFDM被変調波の帯域の中央に設けられた図2
の実線にて示すサブキャリアは、情報シンボルによって
変調される有効キャリアであり、破線にて示すサブキャ
リアはゼロシンボルデータによって変調されるゼロキャ
リアである。図2に示すように、有効キャリアを含むN
本のサブキャリアを帯域中央に配置し、ゼロキャリアは
ガードバンドとする。即ち、OFDM被変調波の信号帯
域はfs以下である。
【0042】セレクタ61と共に入力手段を構成するメモ
リ62は、2N個のシンボルが入力されると、図2のキャ
リア配置に対応させて情報シンボルデータ又はゼロデー
タを2NポイントIFFT回路63に出力する。2Nポイ
ントIFFT回路63は2N個のシンボルを2fsのサン
プリング周波数でIFFT処理してOFDM被変調波を
作成する。OFDM被変調波の実部Re及び虚部Imは
ガード期間付加回路7に与えられる。
【0043】ガード期間付加回路7はマルチパスの影響
を低減するために、OFDM被変調波にガード期間を付
加して2倍アップサンプリング回路64,65に出力する。
2倍アップサンプリング回路64,65は、周波数がfsの
キャリアを用いた直交変調を可能とするために、夫々入
力されたOFDM被変調波の実部Re及び虚部Imに例
えば0データを付加することにより2倍アップサンプリ
ング処理を行う。これにより、2倍アップサンプリング
回路64,65は、OFDM被変調波のサンプリング周波数
を4fsに変換して夫々LPF66,67に出力する。LP
F66,67は夫々2倍アップサンプリング回路64,65の出
力の高調波成分を除去して直交変調器12に出力する。本
実施例においては、LPF66,67としては比較的緩慢な
特性のものが使用可能である。
【0044】直交変調器12は、数値制御発振器(NC
O)13、sin変換回路14、cos変換回路15、乗算器
16、17及び加算器18によって構成されている。NCO13
は周波数がfsのキャリアを発生するための所定の数値
を発生してsin変換回路14及びcos変換回路15に出
力する。sin変換回路14はNCO13からの数値に基づ
いて周波数がfsの同相軸キャリアを作成して乗算器16
に出力する。cos変換回路15はNCO13からの数値に
基づいて周波数がfsの直交軸キャリアを作成して乗算
器16に出力する。乗算器16はLPF67の出力と同相軸キ
ャリアとの乗算によって同相軸変調出力を得て加算器18
に出力する。乗算器17はLPF66の出力と直交軸キャリ
アとの乗算によって直交軸変調出力を得て加算器18に出
力する。加算器18は乗算器16,17の出力を加算して、直
交変調出力をD/A変換器19に出力する。
【0045】D/A変換器19は直交変調出力をアナログ
信号に変換してLPF20に出力する。LPF20はA/D
変換器19の出力を帯域制限して高調波成分を除去して乗
算器21に与える。局部発振器22は中間周波数帯に周波数
変換するための所定周波数の局部発振出力を乗算器21に
与える。乗算器21はLPF20の出力と局部発振出力との
乗算によってOFDM被変調波の直交変調出力を中間周
波数帯に変換してBPF23に出力する。BPF23は乗算
器21の出力を帯域制限してIF信号として出力する。
【0046】なお、入力端子24を介してタイミング回路
25にクロックが供給されるようになっている。タイミン
グ回路25は、入力されたクロックに基づいて、周波数が
4fsの4fsクロック、周波数が2fsの2fsクロ
ック及びタイミング信号を発生して各回路に供給する。
【0047】次に、このように構成された実施例の動作
について図3のグラフを参照して説明する。図3は各部
の周波数スペクトルを示すグラフであり、図3(a)は
2NポイントIFFT回路63の出力を示し、図3(b)
は2倍アップサンプリング回路64,65の出力を示し、図
3(c)はLPF66,67の出力を示し、図3(d)は直
交変調器12の出力を示している。
【0048】入力端子1を介して入力された情報データ
はシンボルマッピング回路2によってIデータ及びQデ
ータから成る情報シンボルデータに変換される。シンボ
ルマッピング回路2からの情報シンボルデータはセレク
タ61に供給される。セレクタ61には入力端子3を介して
0データも入力されており、セレクタ61は、図2に示す
2N個のサブキャリアに対応させて情報シンボルデータ
及び0データを切換えてメモリ62に与える。メモリ62は
2N個のサブキャリアに対応するシンボルデータが入力
されると、図2のキャリア配置が得られる配列順でシン
ボルデータを2NポイントIFFT回路63に出力する。
【0049】なお、入力端子24にはクロックが入力され
ており、タイミング回路25はこのクロックに基づいて4
fsクロック、2fsクロック及びタイミング信号を生
成して各回路に供給している。
【0050】2Nポイン卜IFFT回路63は、入力され
た2N個のシンボルを用いてサンプリング周波数2fs
でIFFT演算を行う。これにより、2N個のシンボル
に対するOFDM変調が行われて、OFDM被変調波の
実部Re及び虚部Imがガード期間付加回路7に出力さ
れる。伝送するサブキャリア数Nの2倍のサブキャリア
を用いる2NポイントのIFFT回路を用いることによ
り、図2に示すように、ガードバンドの帯域が広がる。
即ち、OFDM被変調波のサンプリング周波数は2fs
であるのに対し、N個のシンボルデータに対応する帯域
はfsであることから、NポイントIFFT回路を用い
た場合に比して、折り返しスペクトルの間隔を2倍に広
げることができる。こうして、2NポイントIFFT回
路63の出力スペクトルは図3(a)に示すものとなる。
【0051】ガード期間付加回路7は入力されたOFD
M被変調波の実部Re及び虚部Imに夫々マルチパスの
影響を低減するためのガード期間を付加して、2倍アッ
プサンプリング回路64,65に出力する。2倍アップサン
プリング回路64,65は、アップサンプリング処理によっ
て、図3(b)に示すように、OFDM被変調波のサン
プリング周波数fsを2倍の4fsに変換する。これに
より、直交変調において周波数fsのキャリアを用いる
ことが可能となる。2倍アップサンプリング回路64,65
の出力は、図3(c)に示すように、夫々LPF66、67
によって高調波成分が除去された後直交変調器12に入力
される。この場合には、ガードバンドが広く、折り返し
スペクトルの間隔が広いことから、LPF66、67の特性
は図3(c)の破線に示すようにゆるやかでよい。
【0052】LPF66,67の出力は夫々直交変調器12の
乗算器16、17に入力される。数値制御発振器13は周波数
がfsのキャリアを発生するための数値を出力してお
り、sin変換回路14及びcos変換回路15は夫々この
数値を用いて、同相軸キャリア及び直交軸キャリアを発
生する。乗算器16はsin変換回路14からの同相軸キャ
リアとLPF67の出力との乗算によって同相軸変調出力
を得て加算器18に出力し、乗算器17はcos変換回路15
からの直交軸キャリアとLPF66の出力との乗算によっ
て直交軸変調出力を得て加算器18に出力する。乗算器1
6、17の出力は加算器18によって加算されて直交変調出
力が得られる。こうして、ベースバンドのOFDM被変
調波は、図3(d)に示すように、キャリア周波数がf
sの信号に変換される。
【0053】直交変調器12の直交変調出力は、A/D変
換器19でアナログ信号に変換され、、LPF20で高調波
成分が除去された後に乗算器21に与えられる。乗算器21
には局部発振器22から局部発振出力が与えられており、
乗算器21は直交変調出力を中間周波数(IF)帯の信号
に周波数変換する。乗算器21の出力はBPF23によって
帯域fsに帯域制限されてIF信号として出力される。
【0054】このように、本実施例においては、N本の
サブキャリアを有する帯域fsのOFDM被変調波を伝
送する場合に、2NポイントのIFFT回路を用いてサ
ンプリング周波数2fsでOFDM変調を行うことによ
り、折り返しスペクトルの間隔を広げてLPF66,67の
特性を緩慢なものとすることを可能にしている。従っ
て、LPF66,67の回路規模を低減することができ、装
置を安価に構成することができる。
【0055】図4は本発明に係るOFDM復調装置の一
実施例を示すブロック図である。図4において図11と
同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0056】入力端子31には例えばN本のサブキャリア
を有し帯域がfsのOFDM被変調波がキャリア周波数
fsで直交変調された後にIF帯に周波数変換されて入
力される。このIF帯のOFDM被変調波はBPF32に
供給される。BPF32は帯域外の雑音を除去して乗算器
33に出力する。局部発振器34はIF帯の信号を例えば中
心周波数fsに周波数変換するための局部発振出力を乗
算器33に出力する。乗算器33はBPF32の出力と局部発
振出力との乗算によってOFDM被変調波を中心周波数
fsに周波数変換してLPF35に出力する。LFP35は
OFDM被変調波の高調波成分を除去してA/D変換器
36に出力する。
【0057】A/D変換器36は後述する局部発振器37か
らのサンプリングクロックを用いてLPF35の出力をデ
ィジタル信号に変換する。サンプリングクロックの周波
数は、折り返しを考慮して4fsに設定される。A/D
変換器36の出力は直交検波器38に供給される。
【0058】直交検波器38は乗算器39,40、数値制御発
振器41、sin変換回路42及びcos変換回路43によっ
て構成されている。数値制御発振器(NCO)41は後述
するキャリア再生回路55に制御されて、周波数が例えば
fsの再生キャリアを発生するための数値をsin変換
回路42及びcos変換回路43に出力するようになってい
る。sin変換回路42はNCO41からの数値に基づいて
周波数がfsの同相軸キャリアを再生して乗算器39に与
え、cos変換回路42はNCO41からの数値に基づいて
周波数がfsの直交軸キャリアを再生して乗算器40に与
える。乗算器39はA/D変換器36の出力に同相軸キャリ
アを乗算して同相軸検波出力を得、乗算器40はA/D変
換器36の出力に直交軸キャリアを乗算して直交軸検波出
力を得る。乗算器39,40の出力は夫々LPF72,73に与
えられる。
【0059】LPF72,73は夫々乗算器39,40の直交検
波出力であるベースバンドのOFDM被変調波の実部R
e及び虚部Imの帯域を制限して1/2ダウンサンプリ
ング回路74,75に出力する。1/2ダウンサンプリング
回路74,75は、夫々LPF72,73の出力を1/2にダウ
ンサンプリングする。本実施例においては、後述するよ
うに、N本のサブキャリアを有する帯域fsのOFDM
被変調波を復調する場合に、2NポイントFFT回路76
を用いることから、1/2ダウンサンプリング回路74,
75によって、LPF72,73からのサンプリング周波数4
fsの信号をサンプリング周波数2fsとなるように1
/2ダウンサンプリングする。従って、LPF72,73は
直交検波器38の出力を帯域fsに制限するようになって
いる。本実施例においては、LPF72,73としては緩慢
な特性のものを使用可能である。
【0060】1/2ダウンサンプリング回路74,75の出
力はガード期間除去回路48に与えられる。ガード期間除
去回路48はガード期間の信号を除去して2NポイントF
FT回路76に出力する。2NポイントFFT回路76は、
ガード期間除去回路48からのOFDM被変調波をFFT
処理することにより、OFDM復調を行って、2N本の
サブキャリアから情報シンボルデータ及びゼロシンボル
データのI,Qデータを得る。2NポイントFFT回路
76からのIデータ及びQデータはメモリ77に出力される
と共に、キャリア再生回路55にも出力される。
【0061】メモリ77は2N個の復調シンボルのうちガ
ードバンドを除く有効キャリアの復調シンボルのみをシ
ンボルデマッピング回路51に出力する。シンボルデマッ
ピング回路51はメモリ77からのシンボルデータを復調し
て情報データを出力するようになっている。
【0062】一方、キャリア再生回路55は復調されたI
データ及びQデータが与えられ、キャリアを再生して直
交検波器38のNCO41に出力する。これにより、NCO
41からの数値に基づいてキャリア同期が得られるように
なっている。また、1/2ダウンサンプリング回路74,
75の出力は、クロック再生回路52にも入力される。クロ
ック再生回路52は1/2ダウンサンプリング回路74,75
の出力からクロックを再生してタイミング回路53に出力
する。タイミング回路53は入力されたクロックに基づい
て、4fsクロック、2fsクロック及び各回路へのタ
イミング信号を発生するようになっている。タイミング
回路53が発生した4fsクロックはD/A変換器54に出
力される。D/A変換器54は4fsクロックをアナログ
信号に変換して局部発振器37に出力する。局部発振器37
は4fsクロックに基づいて周波数が4fsのサンプリ
ングクロックを発生してA/D変換器36に出力するよう
になっている。
【0063】次に、このように構成された実施例の動作
について図5を参照して説明する。図5は各部の周波数
スペクトルを示すグラフであり、図5(a)はA/D変
換器36の出力を示し、図5(b)は直交検波器38の出力
を示し、図5(c)はLPF72,73の出力を示し、図5
(d)は1/2ダウンサンプリング回路74,75の出力を
示している。
【0064】入力端子31を介して入力されたIF信号は
BPF32によって帯域外の雑音が除去されて乗算器33に
供給される。乗算器33は局部発振器34からの局部発振出
力との乗算によって、IF帯の信号を中心周波数fsに
周波数変換してLPF35に出力する。乗算器33の出力は
LPF35によって高調波成分が除去された後、A/D変
換器36によってディジタル信号に変換される。A/D変
換器36は、局部発振器37からの周波数が4fsのサンプ
リングクロックを用いて、OFDM被変調波をサンプリ
ングする。A/D変換器36の出力のスペクトルは図5
(a)に示すものとなる。これにより、キャリア周波数
fsの直交変調出力をベースバンドのOFDM被変調波
に復調することが可能となる。
【0065】A/D変換36の出力は直交検波器38の乗算
器39,40に与えられる。乗算器39はsin変換回路42か
らの同相軸再生キャリアとの乗算によって同相軸検波出
力を得てLPF73に出力し、乗算器40はcos変換回路
43からの直交軸再生キャリアとの乗算によって直交軸検
波出力を得てLPF72に出力する。こうして、図5
(b)に示すように、直交検波器38からベースバンドの
OFDM被変調波が得られる。
【0066】直交検波器38からの同相検波軸出力及び直
交検波軸出力は、夫々LPF72、73によって帯域制限さ
れた後、1/2ダウンサンプリング回路74,75によって
サンプリング周波数2fsに変換される。OFDM被変
調波を2NポイントFFT回路76によって復調するの
で、1/2ダウンサンプリング回路74,75は1/2ダウ
ンサンプリング処理によって、サンプリング周波数を2
fsに変換している。この場合には、ダウンサンプリン
グ前に帯域をfsに制限すればよく、LPF72,73とし
ては、図5(c)の破線に示すように、ゆるやかな特性
のものが使用可能である。1/2ダウンサンプリング回
路74,75の出力スペクトルは図5(d)に示すものとな
る。
【0067】サンプリング周波数が2fsに変換された
OFDM被変調波は、ガード期間除去回路48によってガ
ード期間の信号が除去されて、有効シンボル期間の信号
のみが2NポイントFFT回路76に与えられる。2Nポ
イントFFT回路76はOFDM被変調波をFFT処理す
ることにより、2N個の復調シンボルを得る。復調シン
ボルはメモリ77に与えられて、2N個の復調シンボルの
うち、ガードバンドを除く有効キャリアの復調シンボル
のみがシンボルデマッピング回路51に供給される。シン
ボルデマッピング回路51は入力された復調シンボルを復
調して情報データを出力する。
【0068】なお、1/2ダウンサンプリング回路74,
75の出力は、クロック再生回路52にも入力されており、
クロック再生回路52によってクロックが再生される。再
生されたクロックはタイミング回路53に供給され、タイ
ミング回路53は4fsクロック、2fsクロック及び各
回路へのタイミング信号を生成する。4fsクロックは
D/A変換器54によってアナログ信号に変換された後局
部発振器37に与えられ、局部発振器37によってサンプリ
ングクロックが作成される。また、2NポイントFFT
回路76の出力はキャリア再生回路55にも与えられてお
り、キャリア再生回路55の出力に基づいてNCO41が数
値を出力することによりキャリア同期が得られる。
【0069】このように、本実施例においては、N本の
サブキャリアを有し帯域がfsのOFDM被変調波を直
交検波するために、サンプリング周波数4fsでディジ
タル信号に変換し、直交検波出力を2NポイントのFF
T回路を用いて復調するために、1/2ダウンサンプリ
ング処理を行っている。従って、ダウンサンプリング処
理前のLPFとしてゆるやかな特性のものを使用するこ
とを可能にすることができる。これにより、LPFの回
路規模を低減して、装置を安価に構成することができ
る。
【0070】図6は本発明の他の実施例に係るOFDM
変調装置を示すブロック図である。図6において図1と
同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0071】本実施例はセレクタ61、メモリ62及び2N
ポイントIFFT回路63に夫々代えてセレクタ81、メモ
リ82及び4NポイントIFFT回路83を採用すると共
に、2倍アップサンプリング回路64,65及びLPF66,
67を省略した点が図1の実施例と異なる。本実施例にお
いては、4N個のシンボルを4fsのサンプリング周波
数でIFFT処理してOFDM被変調波を作成するよう
になっている。OFDM被変調波の4N本のサブキャリ
アのうち伝送するN本のサブキャリアを帯域中央に配置
する。なお、このN本のサブキャリアのうち帯域両側の
所定本のサブキャリアはガードバンドである。
【0072】セレクタ81はシンボルマッピング回路2か
らの情報シンボルデータと0シンボルデータを有効キャ
リアとガードバンドとに対応させて切換えてメモリ82に
出力する。本実施例においては、メモリ82は4N個のシ
ンボルデータを保持することができるようになってお
り、情報シンボルデータ及び0シンボルデータから成る
4N個のシンボルデータを上述したキャリア配置に対応
させて4NポイントIFFT回路83に出力する。4Nポ
イン卜IFFT回路83は入力された4N個のシンボルを
用いてサンプリング周波数4fsでIFFT演算を行っ
てOFDM被変調波を得るようになっている。また、ガ
ード期間付加回路7の出力はLPF66,67を介して直交
変調器12に与えるようになっている。
【0073】このように構成された実施例においては、
シンボルマッピング回路2からの情報シンボルデータ及
び0シンボルデータはセレクタ61によって切換えられて
メモリ62に供給され、メモリ62は4N個のシンボルデー
タを4NポイントIFFT回路83に出力する。4Nポイ
ントIFFT回路83はサンプリング周波数4fsでIF
FT処理を行って、入力されたシンボルデータに対する
OFDM変調を行う。4NポイントIFFT回路83から
のOFDM被変調波は、サンプリング周波数が4fsで
あるが、信号帯域はfs以下である。従って、直交変調
器12においてキャリア周波数fsで直交変調する場合に
おいて、アップサンプリング回路64,65及びLPF66,
67は不要である。他の作用は図1の実施例と同様であ
る。
【0074】このように、本実施例においては、図1の
実施例と同様の効果を得ると共に、サンプリング周波数
4fsの4NポイントIFFT回路を採用しているの
で、周波数領域で4倍オーバーサンプリングが実現さ
れ、時間領域での2倍アップサンプリング回路及びLP
Fが不要となるという利点がある。
【0075】図7は本発明の他の実施例に係るOFDM
復調装置を示すブロック図である。図7において図4と
同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0076】本実施例はLPF72,73及び1/2ダウン
サンプリング回路74,75を省略すると共に、2Nポイン
トFFT回路76及びメモリ77に代えて、4NポイントF
FT回路85及びメモリ86を採用した点が図4の実施例と
異なる。LPF72,73の出力はガード期間除去回路48を
介して4NポイントFFT回路85に与えられる。4Nポ
イントFFT回路85はサンプリング周波数が4fsのO
FDM被変調波をFFT処理することにより、4N個の
シンボルデータを得て、メモリ86に出力する。メモリ86
は4N個のシンボルデータのうち必要なN個のシンボル
データのみをシンボルデマッピング回路51に出力するよ
うになっている。
【0077】このように構成された実施例においては、
直交検波器38の出力はサンプリング周波数が4fsのO
FDM被変調波である。このOFDM被変調波はガード
期間除去回路48によってガード期間が除去された後、4
NポイントFFT回路85によって復調される。4Nポイ
ントFFT回路85からの4N個のシンボルデータはメモ
リ86に与えられて、必要なN個のみがシンボルデマッピ
ング回路51に出力される。他の作用は図4の実施例と同
様である。
【0078】このように、本実施例においても図4の実
施例同様の効果が得られると共に、サンプリング周波数
4fsの4NポイントのFFT回路を採用しているの
で、FFT処理の前に帯域制限する必要はなく、FFT
処理後の4N個のデータ(周波数領域のデータ)の中か
ら帯域幅fsに対応するN個のデータを選択すればよ
く、LPF及び1/2ダウンサンプリング回路を省略す
ることができるという利点がある。
【0079】なお、上記各実施例においては、構成が比
較的容易であることから、IFFT回路及びFFT回路
のポイント数は従来例の偶数倍にしているが、必ずしも
偶数倍に限定する必要はなく、例えば3倍等であっても
よい。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1,
6によれば、緩慢な特性のLPFを使用可能とすること
により変調側のLPFの回路規模を低減することができ
るという効果を有し、本発明の請求項7,11によれ
ば、緩慢な特性のLPFを使用可能とすることにより復
調側のLPFの回路規模を低減することができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るOFDM変調装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】図1中の2NポイントIFFT回路のサブキャ
リア配置を示す説明図。
【図3】実施例の動作を説明するためのグラフ。
【図4】本発明に係るOFDM復調装置の一実施例を示
すブロック図。
【図5】図4の実施例の動作を説明するためのグラフ。
【図6】本発明の他の実施例に係るOFDM変調装置を
示すブロック図。
【図7】本発明の他の実施例に係るOFDM復調装置を
示すブロック図。
【図8】OFDM被変調波のサブキャリア配置を示す説
明図。
【図9】従来のOFDM変調装置を示すブロック図。
【図10】図9の従来例の動作を説明するためのグラ
フ。
【図11】従来のOFDM復調装置を示すブロック図。
【図12】図11の従来例の動作を説明するためのグラ
フ。
【符号の説明】
12…直交変調器、61…セレクタ、62…メモリ、63…2N
ポイントIFFT回路、64,65…2倍アップサンプリン
グ回路、66,67…LPF
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 27/38

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効キャリア及びガードバンド用のキャ
    リアを含むN本のサブキャリア(Nは整数)を有する帯
    域幅fsの直交周波数分割多重被変調波によって伝送す
    る前記有効キャリア数の情報シンボルデータと、ガード
    バンド用のキャリアを変調する所定数の0シンボルデー
    タと、によってM個のシンボルデータ(MはNよりも大
    きい整数)を生成する入力手段と、 前記M個のシンボルデータをサンプリング周波数fs1
    (=fs・M/N)で逆高速フーリエ変換するMポイン
    トIFFT手段と、 このIFFT手段の出力のサンプリング周波数fs1 を
    アップサンプリング周波数fs2 (fs2 ≧3fs)に
    変換するアップサンプリング手段と、 このアップサンプリング手段の出力を帯域制限する低域
    通過手段と、 この低域通過手段の出力を周波数fc(fs≦fc≦f
    s2 /2−fs/2)のキャリアで直交変調するディジ
    タル直交変調手段とを具備したことを特徴とするOFD
    M変調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のOFDM変調装置におい
    て、前記MはNの偶数倍であることを特徴とするOFD
    M変調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のOFDM変調装置におい
    て、前記Mは2Nで、前記fs1 は2fsで、前記fs
    2 は4fsで、前記fcはfsであることを特徴とする
    OFDM変調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のOFDM変調装置におい
    て、前記アップサンプリング手段及び低域通過手段を除
    き、前記MはM≧3Nであり(fs1 ≧3fs)、fc
    はfs≦fc≦fs1 /2−fs/2であることを特徴
    とするOFDM変調装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のOFDM変調装置におい
    て、前記アップサンプリング手段及び低域通過手段を除
    き、前記Mは4Nで(fs1 =4fs)、fcはfc=
    fsであることを特徴とするOFDM変調装置。
  6. 【請求項6】 有効キャリア及びガードバンド用のキャ
    リアを含むN本のサブキャリア(Nは整数)を有する帯
    域幅fsの直交周波数分割多重被変調波によって伝送す
    る前記有効キャリア数の情報シンボルデータと、ガード
    バンド用のキャリアを変調する所定数の0シンボルデー
    タと、によって2N個のシンボルデータを生成する手順
    と、 前記2N個のシンボルデータをサンプリング周波数2f
    sで逆高速フーリエ変換する手順と、 前記逆高速フーリエ変換後の出力をサンプリング周波数
    4fsに変換する手順と、 前記サンプリング周波数が変換された出力を低域に帯域
    制限する手順と、 前記帯域制限された出力を周波数fsのキャリアで直交
    変調する手順とを具備したことを特徴とするOFDM変
    調方法。
  7. 【請求項7】 情報シンボルデータによって変調された
    有効キャリア及びガードバンド用のキャリアを含むN本
    のサブキャリア(Nは整数)を有する帯域幅fsの直交
    周波数分割多重被変調波が所定の中間周波数帯に周波数
    変換されて入力され、中心周波数fc(fc≧fs)の
    信号に周波数変換する周波数変換手段と、 この周波数変換手段の出力を帯域制限する第1の低域通
    過手段と、 この第1の低域通過手段の出力をサンプリング周波数f
    s1 (fs1 ≧2(fc+fs/2))でディジタル信
    号に変換するアナログ/ディジタル変換手段と、 このアナログ/ディジタル変換手段の出力を周波数fc
    で直交検波してベースバンドの直交周波数分割多重被変
    調波に変換するディジタル直交検波手段と、 このディジタル直交検波手段の出力を帯域制限する第2
    の低域通過手段と、 この第2の低域通過手段の出力のサンプリング周波数を
    ダウンサンプリング周波数fs2 (fs2 =fs・M/
    N)(MはNよりも大きい整数)に変換するダウンサン
    プリング手段と、 このダウンサンプリング手段の出力のM個のデータに対
    してサンプリング周波数fs2 で高速フーリエ変換を行
    って前記情報シンボルデータを得るMポイントFFT手
    段とを具備したことを特徴とするOFDM復調装置。
  8. 【請求項8】 請求項7のOFDM復調装置において、
    前記MはNの偶数倍であることを特徴とするOFDM復
    調装置。
  9. 【請求項9】 請求項7のOFDM復調装置において、
    前記fcはfsで、前記fs1 は4fsで、前記fs2
    は2fsで、前記Mは2Nであることを特徴とするOF
    DM復調装置。
  10. 【請求項10】 請求項7のOFDM復調装置におい
    て、前記第2の低域通過手段及び前記ダウンサンプリン
    グ手段を除き、前記fcはfsで、前記fs1 は4fs
    で、前記Mは4Nであることを特徴とするOFDM復調
    装置。
  11. 【請求項11】 情報シンボルデータによって変調され
    た有効キャリア及びガードバンド用のキャリアを含むN
    本のサブキャリア(Nは整数)を有する帯域幅fsの直
    交周波数分割多重被変調波が所定の中間周波数帯に周波
    数変換されて入力され、中心周波数fsの信号に周波数
    変換する手順と、 前記周波数変換後の出力を低域に帯域制限する手順と、 前記帯域制限後の出力をサンプリング周波数4fsでデ
    ィジタル信号に変換する手順と、 前記ディジタル変換後の出力を周波数fsで直交検波し
    てベースバンドの直交周波数分割多重被変調波に変換す
    る手順と、 前記直交検波後の直交検波出力を低域に帯域制限する手
    順と、 前記直交検波出力の帯域制限後にサンプリング周波数を
    1/2倍する手順と、 前記サンプリング周波数を1/2にした後に2個のデー
    タに対して高速フーリエ変換によって前記情報シンボル
    データを得る手順とを具備したことを特徴とするOFD
    M復調方法。
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