JP4563453B2 - 送信機および受信機 - Google Patents

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Description

本発明は、CI技術を用いた送信機および受信機に関するものである。
年々地上波デジタルTV放送の普及が広がっており、2010年にはほぼ全国に広がると予想されている。
地上波デジタルTV放送に用いる送信機および受信機には、約600MHz〜約1GHz〜約2GHzの周波数(携帯電話の周波数またはそれ以下の周波数)の電波を送受信するアンテナが用いられている。このアンテナから発信された電波は、ビルや山などに反射するため、電波がある瞬間だけ遅れる、マルチパス、という現象が生じる。このマルチパスは、フェージング、という悪い影響を生じさせる。フェージングが高速で起こると、周波数の波形が乱れてしまい、アンテナの機能が損なわれてしまう。
フェージングを防止するために、現在の地上波デジタルTV放送に用いる送信機および受信機では、例えば6mbpsの信号をシリアルからパラレルに変換する、OFDM(Orthogonal Frequency division Multiplexing)、という形式が用いられている。これは1個のキャリアを例えば6000個に分割して、キャリア毎に変調をかけるという形式である。そのため、フェージングが起こっても、フェージングが起こったところ以外は、波形の乱れはなく、大部分のキャリアは悪影響を受けない、というメリットがある。
しかしながら、OFDMには、複数のキャリアが存在するため、図20に示すように、これらのキャリアの電力ピークが同期したところでは、非常に大きな電力ピークが発生する、PAPR、という現象が生じる。それゆえ、このように電力ピークが同期した箇所では、周波数の最大許容量を超えてしまう。
このPAPRを防止するために、送信機および受信機に用いる技術として、CI(Carrier Interferometry)−OFDM(単に、CIと称することもある)、という技術が知られている(非特許文献1,2参照)。CIは、分割した各キャリアの電力ピークの位相をずらすことによって、最大ピークを抑える技術である。このCIを用いれば、図21に示すように、振幅の範囲を1/3〜1/4に抑えることができる。なお、図21において縦軸は電圧を示しており、横軸は時間を示している。
次に、CI−OFDMの具体的な実現方法について簡単に説明する。図22は、従来のCIを用いた送信機を示している。この図に示すように、CIは、シリアル−パラレル変換部(S/P部;Serial/Parallel部)150、変調部151、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部152、ガードインターバル入力部(GI入力部)153、およびアンテナ154を備えており、データがこの順に流れるように設けられている。
シリアル−パラレル変換部150は、外部から入力されたデータを複数のキャリアに分配する役割を有している。なお、ここでは、4つのキャリアに分配されている。変調部151は、4×4のマトリクス状に配置されたCI(CI、CI、CI、CI…)部と、これらCIの後段の各行に設けられたSUM部とを有している。そして、各CIにはコードが割り当てられており、各キャリアに変調をかける役割を有しており、SUMは、CI、CI、CI、およびCIにて変調されたキャリアを合計する。
より具体的には、シリアル−パラレル変換部150から出力されたビットナンバー1のキャリアは、CIにて変調されてSUMに送られ待機する。また、シリアル−パラレル変換部150から出力されたビットナンバー2のキャリアは、CIにて変調されてSUMに送られ待機する。また、シリアル−パラレル変換部150から出力されたビットナンバー3のキャリアは、CIにて変調されてSUMに送られ待機する。そして、シリアル−パラレル変換部150から出力されたビットナンバー4のキャリアは、CIにて変調されてSUMに送られ、待機していたキャリアと合計される。
その後、IFFT152にて高速逆フーリエ変換され、GI入力部153にてGIが入力され、アンテナ154を通して外部へ出力される。
また、ビットナンバーkに変調をかけるCIkのコードは、次の〔数1〕で表される。
Figure 0004563453
数1における各要素は、コードを示している。CIがN×Nの場合のコードを示すと、次の〔数2〕のようになる。
Figure 0004563453
次に、CIよりもさらに容量を上げたPO−CIが知られている。このPO−CIは、上記のCIのコード(第1のコード;〔数3〕)にさらにもう一つのコード(第2のコード;〔数4〕)を追加している。
Figure 0004563453
Figure 0004563453
この第2のコードは、図23に示すように、第1のコードにおける隣り合うピーク電力とピーク電力との間に第2のコード電力のピークがくるようになっている。
このPO−CIは、CIに比べてスループットを2倍にすることができ、さらに、CIよりもPAPRをさらに低減することができる。
しかしながら、上記した送信機および受信機に用いるCIおよびPO−CIは、いずれもその計算が複雑であるため、その設計が容易ではなく、理論的には可能であるが、いまだ実用化には至っていない。そのため、CIやPO−CIを用いた製品もない。
D.A.Wiegandt and C.R.Nassar, "High-performance OFDM via carrier interferometry," in Proc. IEEE Int. Conf. 3rd-Generation Wireless and Beyond, 3Gwireless'01, San Francisco, CA, 2001, pp.404-409 D.A.Wiegandt, C.R.Nassar, and Z.Wu, "Overcoming Peak-to-average power ratio issues in OFDM via carrier interferometry codes," in Proc. IEEE Vehicle Technology Conf., Atlantic City, NJ, 2001, pp.660-663
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、CIおよびPO−CIを用いた送信機および受信機を簡単な構成にて実現することにある。
本発明の送信機は、上記課題を解決するために、シリアルデータである元データを複数のサブキャリアに対応させるパラレルデータに変換するシリアル−パラレル変換手段と、このパラレルデータを周波数領域を示すデータから時間領域を示すデータに変換する第1の高速逆フーリエ変換手段とを有する送信機において、上記シリアル−パラレル変換手段と上記第1の高速逆フーリエ変換手段との間に、時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成る離散逆フーリエ変換を示す式から生成された行列の要素を用いて上記複数のサブキャリアを変調する第1の変調手段を備えている。
また、本発明の送信機では、上記時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて離散逆フーリエ変換を示す成る式は、
Figure 0004563453
であることが好ましい。
ここで、〔数5〕におけるSは周波数領域信号を示し、ej(2π/N・k・n)は周波数コンポーネントを示している。そして、S(n)は時間領域信号を示している。すなわち、〔数5〕は、周波数領域から時間領域に変換するものである。
また、本発明の送信機では、上記の行列は、
Figure 0004563453
であることが好ましい。
上記した通り、CIを送信機に設けることは理論的には可能だが、その計算の複雑さから実際には不可能であった。そのため、従来CIを設けた送信機は存在しなかった。
これに対して、本発明者らは、鋭意検討の結果、〔数5〕を変形した〔数6〕が、従来複雑で求めることが困難であったCIの式に酷似していることを見出した。〔数5〕は数学において一般的によく知られたIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)の式であるため、既存のソフトウエアを用いて用意に実現することができる。すなわち、従来のCIの演算では計算回数が非常に多く実用化が困難であったが、IDFTを適用することで計算回数を大幅に軽減できる。
従って、従来不可能であったCIを設けた送信機を容易に提供することができる、という効果を奏する。
また、本発明の送信機では、上記の行列は、2つの行列から成る。これらの各行列の要素を用いて上記複数のサブキャリアを変調する上記第1の変調手段は、第2の変調手段と第3の変調手段とから構成されており、この第3の変調手段の後段にはセパレーターが設けられていることが好ましい。
また、本発明の送信機では、上記2つの行列はそれぞれ、
Figure 0004563453
である一方、上記セパレーターを示す演算式は、
Figure 0004563453
であることが好ましい。上記構成によれば、変調手段を2つ備えたPO−CIを備えた送信機も容易に実現することができる。
また、本発明の受信機は、元データを時間領域を示すデータから周波数領域を示すデータに変換する第1の高速フーリエ変換手段と、この第1の高速フーリエ変換手段から出力された複数のサブキャリアに対応させるパラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル−シリアル変換手段と、を有する受信機において、上記第1の高速フーリエ変換手段と上記パラレル−シリアル変換手段との間に、時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成る離散フーリエ変換を示す式から生成された行列の要素を用いて上記複数のサブキャリアを変調する第4の変調手段を備えていることを特徴としている。
また、本発明の受信機では、上記時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成る離散フーリエ変換を示す式は、
Figure 0004563453
であることが好ましい。
また、本発明の受信機では、上記行列は、
Figure 0004563453
であることが好ましい。
上記した通り、CIを受信機に設けることは理論的には可能だが、その計算の複雑さから実際には不可能であった。そのため、従来CIを設けた受信機は無かった。
これに対して、本発明者らは、鋭意検討の結果、〔数9〕を変形した〔数10〕が、従来複雑で求めることが困難であったCIの式に酷似していることを見出した。〔数9〕は数学において一般的によく知られたDFT(Discrete Fourier Transform)の式であるため、既存のソフトウエアを用いて用意に実現することができる。
従って、従来不可能であったCIを設けた受信機を容易に提供することができる、という効果を奏する。
また、本発明の受信機では、上記第4の変調手段は、時間領域を示すデータを周波数領域を示すデータに変換する第2の高速フーリエ変換手段であり、
また、本発明の受信機では、上記の行列は、2つの行列から成り、これらの各行列の要素を用いて上記サブキャリアを変調する上記第4の変調手段は、第5の変調手段と第6の変調手段とから構成されており、この第6の変調手段の前段にはセパレーターが設けられていることが好ましい。
また、本発明の受信機では、上記2つの行列は、
Figure 0004563453
である一方、上記セパレーターを示す演算式は、
Figure 0004563453
であることが好ましい。上記構成によれば、変調手段を2つ備えたPO−CIを用いた受信機も容易に実現することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、送信機の概略構成を示すブロック図である。 〔表1〕を図示した説明図である。 N=2の場合の送信機に用いられるCI−IFFTの概略構成を示す図である。 N=2の場合の受信機に用いられるCI−IFFTの概略構成を示す図である。 N=4の場合の送信機に用いられるCI−IFFTの概略構成を示す図である。 N=4の場合の受信機に用いられるCI−IFFTの概略構成を示す図である。 N=8の場合の送信機に用いられるCI−IFFTの概略構成を示す図である。 N=8の場合の受信機に用いられるCI−IFFTの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、受信機の概略構成を示すブロック図である。 図9に示す受信機において、CIを簡単に設計することができていることを示す図である。 本発明の実施形態を示すものであり、PO−CIを用いた送信機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、PO−CIを用いた受信機の概略構成を示すブロック図である。 図12に示す受信機において、PO−CIを従来よりも簡単に設計することができていることを示す図である。 比較例としての従来のMMSEの構成を示す説明図である。 本実施の形態のMMSEの構成を示す図である。 比較例としての従来のPO−CIのMMSEの構成を示す説明図である。 本実施の形態のPO−CIのMMSEの構成を示す図である。 COST−207フェージングモデルにおけるBU(Bad Urban)の電力遅延プロファイルを示す図である。 本発明の実施の形態のCI−FETの効果を示すグラフである。 本発明の実施の形態のCI−FFTの効果を示すグラフである。 本発明の実施の形態のPO−CI−FETの効果を示すグラフである。 従来のOFDMにおいてPAPRが起こっている様子を示す図である。 CI−OFDMを用いた場合の効果を示す図である。 従来のCI−OFDMを用いた送信機を示す図である。 PO−CI−OFDMを用いた場合の波形図である。
符号の説明
1 シリアル−パラレル変換部(シリアル−パラレル変換手段)
2 第1のIFFT部(第1の変調手段;第2の高速逆フーリエ変換手段)
3 第2のIFFT部(第1の高速逆フーリエ変換手段)
71 第1のFFT部(第1の高速フーリエ変換手段)
72 第2のFFT部(第4の変調手段)
73 パラレル−シリアル変換部(パラレル−シリアル変換手段)
78 シリアル−パラレル変換部(シリアル−パラレル変換手段)
79 第3のIFFT部(第2の変調手段)
80 第4のIFFT部(第3の変調手段)
81 セパレーター
84 第5のIFFT部(第1の高速逆フーリエ変換手段)
89 第3のFFT部(第1の高速フーリエ変換手段)
90 セパレーター
91 第4のFFT部(第5の変調手段)
92 第5のFFT部(第6の変調手段)
93 パラレル−シリアル変換部(パラレル−シリアル変換手段)
本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施の形態の地上波デジタルTV用送信機(送信機)は、図1に示すように、シリアル−パラレル変換部(S/P部;Serial/Parallel部;シリアル−パラレル変換手段)1、第1のIFFT(Inverse Fast Fourier Transform;「CI(Carrier Interferometry)−IFFT」ともいう)部(第1の変調手段;第2の高速逆フーリエ変換手段)2、第2のIFFT部(第1の高速逆フーリエ変換手段)3、ガードインターバル入力部(GI(Guard Interval)入力部)4、およびアンテナ5を備えており、データがこの順に流れるようになっている。なお、「CI−IFFT」という名称は、本発明者らが便宜的に命名した名称である。
また、ここでは、送信機を地上波デジタルTV用としたが、送信機の用途は地上波デジタルTVに限定されず、携帯端末やPC(Personal Computer)カードなどに用いることもでき、この点については、後述する受信機(図9参照)についても同様である。
S/P部1は、外部から入力されたデータを、QPSK変調またはQAM変調して、シリアルからパラレルに変換する(つまり、外部から入力されたデータ(元データ)をN個のサブキャリアに分配する)。第1のIFFT部2は、CIコード(要素)を生成し、このCIコードをサブキャリア上に拡散することによってサブキャリアを変調して、N/2個のサブキャリア毎に分けてデータを出力する。
第2のIFFT部3は、周波数領域信号から時間領域信号へ変換する。この第2のIFFT部3には第1のIFFT部2からの信号とは別に、オーバーサンプリングのために、(L−1)N個のゼロパディング〔00000〕が、上記のN/2個ずつに分けられたサブキャリアの間に入力されている。なお、Lは、オーバーサンプリング因子である。
次に、本発明の最重要部分について説明する。
ここで説明する本発明の最重要部分とは、上記の第1のIFFT部2である。この第1のIFFT部2は、後述するようにCIと同等の機能を奏する。なお、従来の送信機には、第1のIFFT部2は設けられておらず、第1のIFFT部2が設けられている箇所に、CIを設けることが理想であったが、既に述べた通り、計算の複雑さから実際にCIを設けることは不可能であった。
ところで、数学において、一般に、次の〔数13〕に示す、離散逆フーリエ変換(IDFT;Inverse Discrete Fourier Transform)、という数式が知られている。この離散逆フーリエ変換は、周波数領域を示すデータを時間領域を示すデータに変換するために利用される。
Figure 0004563453
なお、〔数13〕においてs(n)は時間領域信号を示しており、Skは周波数領域信号を示しており、kはキャリアナンバー(ビットナンバー)を示している。この〔数13〕は、次に示す〔数14〕のように、ビットナンバーkが1,2,3,…(N−1)の集合のマトリクス(行列)にて示すことができる。
Figure 0004563453
ここで特に注目すべきは、この〔数14〕は、上記の〔背景技術〕の欄で説明した、〔数2〕と係数(√n)を除けば同じ式である、ということである。従って、第1のIFFT部2は、時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成る式(〔数13〕)から生成された行列(〔数14〕)の要素を用いて、複数のサブキャリアを変調することができる。
このようにCIにおいて用いる〔数2〕と、IDFT(〔数13〕)から導かれた〔数14〕とがほぼ同じであることは、本発明者らが鋭意検討の結果、初めて見出したものである。その結果、次のような効果を奏する。
「OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)」は、上記の通り、PAPR(Peak-to-average power ratio)という問題が生じる。ここでPAPRとは、ピークが重なったときに、許容される最大の周波数を超えてしまうことをいう。このようなPAPRを防止するため、「OFDM」に、「CI」を用いることが望ましかった。しかしながら、この「CI」を用いた「OFDM」は、複雑な計算を有する(多量の演算回路とメモリが必要となる)ため、コンピュータにおいて理論上は可能であるが、未だ実現されておらず、製品化されたものもなかった。
これに対して、本発明者らは、IDFT(〔数13〕)を変形した〔数14〕が、CIとほぼ等しいことを見出した。繰り返しになるが、〔数14〕は、数学において一般的な〔数13〕を変形したものであるため、既存のソフトウェアを用いて容易に作成することができる。従って、従来は実現不可能であったCIを複雑な計算をしないで、実現することができる。
さらに、本発明者らは、鋭意検討の結果、IDFTよりももっと簡単なIFFT(Invers Fast Fourier Transform)を用いてもCIを実現することができることを見出した。なお、図1は、このCIとしてIFFTを用いた送信機を示している。
上記の〔数13〕は、以下の〔数15〕のように書き換えることができる。なお、説明の便宜上、符号を変えると共に、1/√Nを省略している。
Figure 0004563453
そして、この〔数15〕をキャリアナンバーkが、偶数のものと奇数のものとに分けることにより、〔数16〕のように表すことができる。
Figure 0004563453
さらに〔数16〕を整理すると、次の〔数17〕のようになる。
Figure 0004563453
この〔数17〕を次の〔数18〕のように置き換えることができる。
Figure 0004563453
ここで、〔数15〕より、W =ej(2π/8)=ej45°=(1+j)/√2=aとすると、a、a、a、a、a、a、aはそれぞれ、
=j
=ja=−a
=−1
=−a
=−j
=−ja=a
=1
となる。
それゆえ、
=−W
=−W
=−W
=−W
となり、次の〔表1〕が成立する。この〔表1〕から、W 〜W まで計算が必要であるIDFT(DFT)に比して、単に、W 〜W まで計算すれば足りるIFFT(FFT)の方が計算を単純化することができることができる。また、この〔表1〕からDFT=CIとなっていることが分かる。
Figure 0004563453
一方で、IDFTを用いた送信機でも、従来の送信機に比べて格段にCIの実現を簡単にすることができるため、第1のIFFT部2の代わりに、IDFTを用いてもよい。また、後述する受信機(図9参照)についても同様に、IFFTまたはFFTを用いて説明するが、同様にIDFTまたはDFTに置き換えてもよい。
上記の〔表1〕を図示すると、図2のようになる。なお、同図における細線は「×1」を施すことを示しており、太線は「×W 」を施すことを示している。また、図2に示すように、偶数入力のF[0]、F[2]、F[4]、F[6]と、奇数入力のF[1]、F[3]、F[5]、F[7]は、別々のDFT8・9に入力される。なお、奇数側のDFT9から出力される信号(h[0]、h[1]、h[2]、h[3])にはW が掛けられている。
また、偶数入力側のDFT8から出力される信号(g[0]、g[1]、g[2]、g[3])と、奇数入力側のDFT9から出力される信号が足されてf[0]、f[1]、f[2]、f[3]となる。また、偶数入力側のDFT8から出力される信号から奇数入力側のDFT9から出力される信号が引き算されてf[4]、f[5]、f[6]、f[7]となる。
次に、送信機に用いられるCI−IFFT(第1のIFFT部2に相当;図1参照)の内部構成およびCI−IFFTの内部のデータの流れについて、図3を用いて説明する。同図では、N=2の場合(つまり、サブキャリアの数Nが2の場合)について説明する。また、同図において、細線は「×1」を施すことを示している一方、太線矢印は「×W (=ej(2π/N)n)」を施すことを示している。
このCI−IFFTは、同図に示すように、和演算器20と、差演算器21とを備えている。CI−IFFTに入力されるサブキャリアをd[0]・d[1]とする。和演算器20は、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[0]の入力部と対向して設けられている一方、差演算器21は、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[1]の入力部と対向して設けられている。
なお、サブキャリアd[0]・d[1]における、[]内の数字は、ビットナンバー(インデックス)を示している(以下、同様である)。サブキャリアd[0]と、サブキャリアd[1]にW (=ej(2π/N)n)を掛けた値とが和演算器20にて足し算されてf[0]が生成される。一方、サブキャリアd[0]にW (=ej(2π/N)n)を掛けた値からサブキャリアd[1]が差演算器21にて引き算されてf[1]が生成される。そして、これらのf[0]、f[1]がCI−IFFTから別々に出力される。この場合、CI−IFFTの計算は、1回ずつの掛け算、足し算、および引き算にて行なうことができる。つまり、従来のCI−OFDMに比して格段に簡単な計算にてCIを実現することができる。
次に、後述する受信機(図9参照)に用いられるCI−FFT内部の構成および動作について、図4を用いて説明する。なお、ここでもN=2の場合について説明する。また、同図において、細線は「×1」を施すことを示している一方、太線矢印は「×W (=e−j(2π/N)n)」を施すことを示している。CI−FFTも同図に示すように、和演算器20と差演算器21とを備えている。CI−FFTに入力されるサブキャリアをd[0]・d[1]とする。和演算器20はCI−FFTにおけるサブキャリアd[0]の入力部と対向して設けられている一方、差演算器21はCI−FFTにおけるサブキャリア[1]の入力部と対向して設けられている。
サブキャリアd[0]と、サブキャリアd[1]にW (=ej(2π/N)n)を掛けた値とが和演算器20にて足し算されてf[0]が生成される。一方、サブキャリアd[0]にW (=ej(2π/N)n)を掛けた値からサブキャリアd[1]が差演算器21にて引き算されf[1]が生成される。そして、これらf[0]・f[1]がCI−FFTから別々に出力される。この場合も送信機におけるCI−IFFTと同様に従来に比して格段に簡単な計算にてCIを実現することができる。
次に、送信機に設けられるCI−IFFTのN=4の場合(サブキャリアの数が4の場合)について図5を用いて説明する。、同図において、細線は「×1」を施すことを示している一方、太線矢印は「×W (=ej(2π/N)n)」を施すことを示している。この場合のCI−IFFTには、同図に示すように、ビット反転器22、第1の演算器群23、第2の演算器群33が前段から後段に向かってこの順に配されている。
CI−IFFTに入力されるサブキャリアをd[0]、d[1]、d[2]、d[3]とする。ビット反転器22は、CI−IFFTに入力されるサブキャリアのルート(データの流れ)を次の〔表2〕の規則に従って変更する(反転する)役割を有している。
Figure 0004563453
この〔表2〕および図5に示すように、サブキャリアd[1]とサブキャリアd[2]とのルートが互いに逆になる。第1の演算器群23には、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[0]の入力部側からCI−IFFTにおけるサブキャリアd[3]の入力部側に向かって、和演算器24→差演算器25→和演算器26→差演算器27がこの順に設けられている。また、第2の演算器群33には、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[0]の入力部側からCI−IFFTにおけるサブキャリアd[3]の入力部側に向かって、和演算器28→和演算器29→差演算器30→差演算器31がこの順に設けられている。
次に、データの流れについて説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、W (=ej(2π/N)n)を回転因子と呼ぶ。
ビット反転器22から出力されたサブキャリアd[0]および回転因子が掛け算されたサブキャリアd[2]は、和演算器24に入力され、互いに足し算される。また、ビット反転器22から出力されたサブキャリアd[0]および回転因子が掛け算されたサブキャリアd[2]は、差演算器25に入力され、互いに引き算される(d[0]−d[2])。
ビット反転器22から出力されたサブキャリアd[1]および回転因子が掛け算されたサブキャリアd[3]は、和演算器26に入力され、互いに足し算される。また、ビット反転器22から出力されたサブキャリアd[1]および回転因子が掛け算されたサブキャリアd[3]は差演算器27に入力され、互いに引き算される(d[1]−d[3])。
次に、和演算器24からの出力と、和演算器26からの出力に回転因子が掛け算された出力とが和演算器28に入力され、互いに足し算されて、f[0]が生成される。また、差演算器25からの出力と、差演算器27からの出力に回転因子が掛け算された出力とが和演算器29に入力され、互いに足し算されて、f[1]が生成される。また、和演算器24からの出力と、和演算器26からの出力に回転因子が掛け算された出力とが差演算器30に入力され、互いに引き算(和演算器24からの出力−和演算器26からの出力)されて、f[2]が生成される。
また、差演算器25からの出力と、差演算器27からの出力に回転因子が掛け算された出力とが差演算器31に入力され、互いに引き算(差演算器25からの出力−差演算器27からの出力)されて、f[3]が生成される。
この場合、CI−IFFTの計算は、4回ずつの掛け算、足し算、および引き算にて行なうことができる。従って、従来のCI−OFDMにおける計算よりも格段に簡単な計算にてCIを実現することができる。
N=4の場合についてのCI−FFT内部の内部構成およびデータの流れは、図6に示されている。なお、このCI−FFTの内部構成およびデータの流れは、上記のCI−IFFT内部の動作と回転因子の値が異なる、つまり、回転因子がW (=e−j(2π/N)n)に代わるだけであるので、その説明を省略する。
次に、送信機に用いられる、CI−IFFTのN=8の場合(サブキャリアの数が8の場合)について図7を用いて説明する。この場合のCI−IFFTには、同図に示すように、ビット反転器40、第1の演算器群41、第2の演算器群42、第3の演算器群43が前段から後段に向かってこの順に配されている。同図において、細線は「×1」を施すことを示している一方、太線矢印は「×W (=ej(2π/N)n)」を施すことを示している。
CI−IFFTに入力されるサブキャリアをd[0]〜d[7]とする。ビット反転器40は、CI−IFFTに入力されるサブキャリアのルートを次の〔表3〕の規則に従って変更する(反転する)役割を有している。
Figure 0004563453
この〔表3〕および図7に示すように、サブキャリアd[2]とサブキャリアd[4]とのルートが互いに逆になっていると共に、サブキャリアd[3]とサブキャリアd[6]とのルートが互いに逆になっている。
第1の演算器群41には、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[0]の入力部側からCI−IFFTにおけるサブキャリアd[7]の入力部側に向かって、和演算器44→差演算器45→和演算器46→差演算器47→和演算器48→差演算器49→和演算器50→差演算器51がこの順に設けられている。また、第2の演算器群42には、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[0]の入力側からサブキャリアd[7]の入力部側に向かって、和演算器52→和演算器53→差演算器54→差演算器55→和演算器56→和演算器57→差演算器58→差演算器59がこの順に設けられている。また、第3の演算器群43には、CI−IFFTにおけるサブキャリアd[0]の入力側からサブキャリアd[7]の入力部側に向かって、和演算器60→和演算器61→和演算器62→和演算器63→差演算器64→差演算器65→差演算器66→差演算器67がこの順に設けられている。
次に、データの流れについて説明する。なお、説明の便宜上、W (=ej(2π/N)n)を回転因子と呼ぶ。
また、このN=8の場合の送信機に用いられるCI−IFFTは、N=4の場合のCI−IFFTを2つ設けて、さらに、それらの後段に第3の演算器群43を設けた構成になっている。そして、2つのCI−IFFTの出力のうちの一方に回転因子を掛け算して、第3の演算器群43へ出力するようになっている。この場合、CI−IFFTの計算は、12回ずつの掛け算、足し算、および引き算にて行なうことができる。そのため、従来のCI−OFDMに比して格段に簡単な計算にてCIを実現することができる。
N=8の場合についての受信機に用いられるCI−FFT内部の内部構成およびデータの流れは、図8に示されている。なお、このCI−FFTの内部構成およびデータの流れは、上記のCI−IFFT内部の動作と回転因子の値が異なる、つまり、回転因子がW (=e−j(2π/N)n)に代わるだけであるので、その説明を省略する。
なお、ここまでの説明では、地上波デジタルTV用の送信機(図1参照)について主に説明したが、受信機についても同様にCIを容易に実現することができる。図9は、地上波デジタルTV用の受信機を示すブロック図である。
この受信機は、アンテナ69、ガードリムーバル部(GI除去部)70、第1のFFT(Fast Fourier Transform)部(第1の高速フーリエ変換手段)71、第2のFFT部(第4の変調手段)72、およびパラレル−シリアル変換部(P/S部;Parallel/Serial;パラレルシリアル変換手段)73を備えている。
アンテナ69は、外部からデータ(元データ)を受信する役割を有している。GI除去部70は、アンテナ69から得たデータのGIを除去する。第1のFFT部71は、GI除去部70から得たデータに対して高速フーリエ変換を施し、時間領域を示すデータから周波数領域を示すデータに変換する。そして、この第1のFFT部71からの出力は2つの部分(N/2個ずつのサブキャリア)に分割され、これらの2つの部分の間の信号は、無視される。なお、Lはオーバーサンプリング因子を示している。
第2のFFT部72は、CIコード(要素)を生成し、このCIコードをサブキャリア上に拡散することによってサブキャリアを変調して、データを出力する。そして、P/S部73にてQPSK変調またはQAM変調がかけられ。パラレルからシリアルに変換される。
これらの構成のうち、最重要部分は、第2のFFT部72である。この第2のFFT部72は、上記の第1のIFFT部2と同様にCIと同等の機能を奏する。従って、複雑な計算をしないで、受信機においてもCIを実現することができる。
また、受信機の場合には、上記の〔数13〕の代わりに、次のDFT(Discrete Fourier Transform)を表す〔数19〕から導かれる次のマトリクス〔数20〕を用いて、CIを容易に求めることができる。
Figure 0004563453
Figure 0004563453
また、図10は、図9に示す受信機において、CIを簡単に設計することができていることを示すテーブルである。なお、ここでは受信機における例を示しているが、図1に示す送信機においても同様の結果を得ることができる。同図に示す通り、本発明のCI−FFTは、従来のCI−OFDMに比して、掛け算(乗算)、足し算、引き算の回数(計算回数)、および、メモリ量を大幅に減らすことができる。
従来の〔数2〕で示したようなCIのコードを用いて計算する場合、乗算の数は(N−1)×(N−1)、加算の数は(N−1)×N、メモリはN×Nである。一方、本実施形態の場合、全ての回転因子を計算するわけではなく、乗算の数はN/2・log(N)、加算と減算はNLog(N)、メモリはNとなる。すなわち、図10に示されるように、本実施形態によれば、乗算の85.8%、加算の71.6%、メモリサイズの93.8%以上を削減することができる。特にNが8192を超えると、加算、乗算およびメモリサイズを99.9%以上削減することができる。
次に、CIコードの代わりに、PO(Pseudo Orthogonal)−CIコードを用いた送信機について説明する。すなわち、上記の送信機はCIに限らず、PO−CIを用いた送信機であってもよい。
PO−CIコードは、2つのCIコードセット(コードセット1を「CI」と称し、コードセット2を「CI」と称する)からなり、2つ目のCIコードセット(CI)は、CIをコピーしたCIコードセットである。これらのCIコードセットCI・CIは、ともに直交している。Nサブキャリア上のk番目のデータシンボルのPO−CIコードは、それぞれ次の〔数21〕のように示される。
Figure 0004563453
ここで、CIについては、k=0,1,2,…,N−1であり、CIについては、k=N,N+1,…,2N−1である。PO−CIは拡散コード(変調コード)であるため、このコードをマトリクスにて示すと、以下の〔数22〕のようになる。ここで、各サブキャリアの出力信号はコードセットCI・CIを加算することによって得られ、列の数はデータの数を示している一方、行の数はサブキャリアの数を示している。
Figure 0004563453
そして、n番目のサブキャリアの出力信号は次の〔数23〕のように表される。
Figure 0004563453
この出力信号は、N周期という周期性を持っているので、次の〔数24〕のように簡略化することができる。
Figure 0004563453
この〔数24〕に示すように、PO−CIは、2つのIFFTとセパレート係数(ej(π/N・n))だけで表すことができる。
具体的なPO−CIを用いた送信機は、図11に示すように、シリアル−パラレル変換部(S/P部;シリアル−パラレル変換手段)78、第3のIFFT部(第2の変調手段)79、第4のIFFT部(第3の変調手段)80、セパレーター81、第1の演算器群82、第2の演算器群83、第5のIFFT部(第1の高速逆フーリエ変換手段)84、ガードインターバル入力部(GI入力部)85、およびアンテナ86を備えている。
PO−CIを用いた送信機は、同図に示すように、図1に示す送信機とは異なり、CIコード(要素)を2箇所で生成している。そのためデータが流れるルートは、(i)S/P部78→第3のIFFT部79→第1の演算器群82・第2の演算器群83→第5のIFFT部84→GI入力部85→アンテナ86というルートと、(ii)S/P部78→第4のIFFT部80→セパレーター81→第1の演算器群82・第2の演算器群83→第5のIFFT部84→GI入力部85→アンテナ86というルートの2つのルートを有している。なお、第3のIFFT部79およびセパレーター81はそれぞれ2つの部分に分けて出力している。そして、一方を第1の演算器群82へ入力し、他方を第2の演算器群83へ入力するようになっている。
また、セパレーター81を設けている。さらに、PO−CIを用いた送信機は、2系統のデータのルートを有しているため、第3のIFFT部79からの出力と、セパレーター81からの出力を足し算するために、和演算器が集合して成る第1の演算器群82、および第2の演算器群83を備えている。
ここで、この送信機の特徴部分は、第3のIFFT部79および第4のIFFT部80であり、これらのIFFT部79・80を設けることによって、少なくとも図1に示す送信機と同等の効果を奏する。なお、これらのIFFT部79・80を設けることによって奏する効果は既に述べたため、その説明を省略する。
PO−CIはCIと比較して以下のような利点を有している。(i)PO−CIは、OFDMのスループットを2倍に増やすことができ、特にBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調データにおいて実現される。(ii)PO−CIは、CIよりもOFDMのPAPRを低くすることができる。(iii)PO−CIは2つのコードセットを持っているので、フェーディングチャネルにおいてよりよいBERパフォーマンスを得るために、よいインターリビングアーキテクチャを適用することができる。
また、PO−CIを用いた受信機は、図12に示すように、アンテナ87、GI除去部88、第3のFFT部(第1の高速フーリエ変換手段)89、セパレーター90、第4のFFT部(第5の変調手段)91、第5のFFT部(第6の変調手段)92、およびパラレル−シリアル変換部(P/S部;Parallel/Serial部;パラレル−シリアル変換手段)93を備えている。
ここで、この受信機の特徴部分は、第4のFFT部91および第5のFFT部92であり、これらのFFT部91・92を設けることによって、上記した図9に示す受信機以上の効果を奏する。その理由については、上記のPO−CIを用いた送信機(図11参照)と同様であるため、その説明を省略する。
また、図13は、図12に示す受信機において、PO−CIを従来よりも簡単に設計することができていることを示すテーブルである。なお、図11に示す送信機についても同様の効果を奏する。
同図に示す通り、本発明のCI−FFTは、従来のCI−OFDMに比して、掛け算(乗算)、足し算、引き算の回数、および、メモリ量を減らすことができる。
従来の〔数2〕で示したようなCIのコードを用いて計算する場合、乗算の数は2(N−1)×(N−1)、加算の数は2(N−1)×N+N、メモリは2N×Nである。一方、本実施形態の場合、全ての回転因子を計算するわけではなく、乗算の数は2(N/2)・log(N)+N、加算と減算は2NLog(N)+N、メモリは2N+Nとなる。すなわち、図13に示されるように、本実施形態によれば、乗算の84.4%、加算の69.1%、メモリサイズの90.6%以上を削減することができる。
このPO−CIを用いた受信機は、上記の〔数22〕に示す行列の代わりに次の〔数25〕を用いて、さらに、〔数26〕に示すセパレーターを示す演算式によりCIを容易に求めることができる。
Figure 0004563453
Figure 0004563453
次に、MMSE(Minimum Mean Square Error)の構成について説明する。マルチパスのフェージングによって、周波数ダイバーシティーベネフィットを最大にして直交性を復元するためには、受信機にてコンバイナが機能する必要がある。これに最適なのが、MMSEである。MMSEは、フェージングに強いという特性を有している。また、MMSEは、マルチパスフェージングチャネルにおいてML(Maximum Likelihood)法に近い、パフォーマンスの準最適な方法である。
図14(a)は、比較例としての従来のMMSEの構成を示している。この図に示すように、従来のMMSEは、FFT部100、重み付け乗算101・102・103・104を有しており、さらにこれらの重み付け乗算101・102・103・104からの出力をサメーションする、和演算部105・106を有している。
図14(b)は、本発明のMMSEの構成を示している。この図に示すように、本発明のMMSEは、第1のFFT部107、重み付け乗算108、および第2のFFT部109を有している。この図に示すように、本発明のMMSEは、第2のFFT部109を有しているそのため、単に、一つの重み付けを乗算するだけでよく、MMSEの構成を簡単することができる。
図15(a)は、比較例としての従来のPO−CIのMMSEの構成を示している。この図に示すように、従来のPO−CIのMMSEは、FFT部110、重み付け乗算111・112・113・114、および和演算部115・116を有している。図15(b)は、本発明のPO−CIのMMSEの構成を示している。この図に示すように、本発明のMMSEは、第1のFFT部117、重み付け乗算118、セパレーター119、および第2のFFT部120、および第2のFFT部121を有している。本発明のMMSEは、第1のFFT部118を有している。そのため、単に一つの重み付けを乗算するだけでよく、PO−CIのMMSEの構成を簡単することができる。
図16は、COST−207フェージングモデルにおけるBU(Bad Urban)の電力遅延プロファイルを示す図である。なお、図17〜図19は、本発明のCI、およびPO−CIを用いた場合の効果を示しているグラフである。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
産業上の利用の可能性
本発明の送信機および受信機は、地上波デジタルTV放送に特に好適に利用することができる。

Claims (6)

  1. シリアルデータである元データを複数のサブキャリアに対応させるパラレルデータに変換するシリアル−パラレル変換手段と、このパラレルデータを周波数領域を示すデータから時間領域を示すデータに変換する第1の高速逆フーリエ変換手段とを有する送信機において、
    上記シリアル−パラレル変換手段と上記第1の高速逆フーリエ変換手段との間に、時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成るフーリエ変換を示す式から生成された行列の要素を用いて上記複数のサブキャリアを変調する第1の変調手段を備えており、
    上記の行列は、2つの行列から成り、これらの各行列の要素を用いて上記複数のサブキャリアを変調する上記第1の変調手段は、第2の変調手段と第3の変調手段とから構成されており、この第3の変調手段の後段にはセパレーターが設けられていることを特徴とする送信機。
  2. 上記2つの行列はそれぞれ、
    Figure 0004563453
    である一方、上記セパレータを示す演算式は、
    Figure 0004563453
    であることを特徴とする請求項に記載の送信機。
  3. 上記時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成るフーリエ変換が高速逆フーリエ変換であり、上記第1の変調手段は、サブキャリアの数をNとしたとき、2Nlog(N)+Nの数だけ加算および減算を行うことを特徴とする請求項に記載の送信機。
  4. 元データを時間領域を示すデータから周波数領域を示すデータに変換する第1の高速フーリエ変換手段と、この第1の高速フーリエ変換手段から出力された複数のサブキャリアに対応させるパラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル−シリアル変換手段とを有する受信機において、
    上記第1の高速フーリエ変換手段と上記パラレル−シリアル変換手段との間に、時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成るフーリエ変換を示す式から生成された行列の要素を用いて上記複数のサブキャリアを変調する第4の変調手段を備えており、
    上記の行列は、2つの行列から成り、これらの各行列の要素を用いて上記サブキャリアを変調する上記第4の変調手段は、第5の変調手段と第6の変調手段とから構成されており、この第6の変調手段の前段にはセパレーターが設けられていることを特徴とする受信機。
  5. 上記2つの行列は、
    Figure 0004563453
    である一方、上記セパレーターを示す演算式は、
    Figure 0004563453
    であることを特徴とする請求項に記載の受信機。
  6. 上記時間領域信号値と周波数領域信号値とを用いて成るフーリエ変換が高速フーリエ変換であり、上記第4の変調手段は、サブキャリアの数をNとしたとき、2Nlog(N)+Nの数だけ加算および減算を行うことを特徴とする請求項に記載の受信機。
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