JP2013507024A - デジタル・データをマルチキャリア送信するためのシステムおよびそのシステムを用いた送信方法 - Google Patents

デジタル・データをマルチキャリア送信するためのシステムおよびそのシステムを用いた送信方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、シリアル・パラレル変換器とiFFTブロック(110)を含む少なくとも1つの送信機を備えるようなシステムに関し、データ標本に合成フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの予め定められた周波数係数のうちの1つを掛けた結果生じる各信号を、サブチャネルの個数より真に大きいサイズのiFFTブロックの入力のうちの1つに加える周波数スプレッダ装置(100)も送信機が備える。本発明はまた、シリアル・パラレル変換器と、サイズがシステムのサブチャネルの個数より真に大きいFFTブロックとを含む少なくとも1つの受信機を備えるようなシステムに関し、そのシステムは、FFTブロックの各出力の信号に分析フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの予め定められた周波数係数のうちの1つを掛け、受信機の出力信号の少なくとも一部分を送出するためにこれらの乗算の結果の総和をとる周波数デスプレッダ装置を受信機がさらに備える。

Description

本発明は、フィルタ・バンクに基づくマルチキャリア変調を用いることにより、通信チャネルにわたってデジタル・データを送信するためのシステムに関し、より詳細には、本発明は、そうしたシステムを実施するための改良した技法に関する。
デジタル・データを送信するためのシステムでは、稼働中に高水準の効果性、エラー耐性および柔軟性を実現するために、マルチキャリア変調方式を利用する。
マルチキャリア変調の原理を実施するために有効な1つのアプローチは、フィルタ・バンクに基づいており、それは、フィルタ・バンクに基づくマルチキャリア(FBMC)アプローチとして知られている。
デジタル・データを送信するためのチャネルはサブチャネルに細分され、それぞれのサブチャネルでは、データによりサブキャリアが変調される。
フィルタ・バンクの従来の実施態様は、上記信号が入力に加えられるとその信号の離散フーリエ変換を出力するのに適したFFTブロックと呼ばれるブロックであって、変調システム内のサブチャネルの総数に等しいサイズ、すなわち出力数をもつブロックを、実施するために用いられる高速アルゴリズムである高速フーリエ変換(FFT)として知られている離散フーリエ変換のサイズと同じ個数の1組のデジタル・フィルタである多相のネットワーク(PPN)と組み合わせることにある。
この技法、原理、計算および実施態様は、M.Bellangerによる著作「Digital processing of signals」,Wiley,2000年の304〜306ページと309〜333ページに記載されている。
デジタル送信へのその応用は、P.Siohanらによる論文「Analysis and design of OFDM/OQAM systems based on filter bank theory」,IEEE Transactions on Signal Processing,2002年,Vol.50,No.5に記載されている。
マルチキャリア変調のために最も広く用いられている技法は直交周波数分割多重(OFDM)技法であり、それも同様にFFTに基づいている。この技法は、2000年にWileyにより出版されたM.Bellangerによる著作「Digital processing of signals」,Wiley,2000年の414〜418ページに記載されている。
この技法では、マルチキャリア変調の符号レートでFFTが行われ、その際、入力に加えられる信号のフーリエ逆変換に対応する信号を出力で送出するように構成されたiFFTブロックにより同時に送出される1組の出力信号によって符号が構成される。
受信機では、送信機のiFFTブロックによって送信された信号の組は、こうしてFFTブロックによってばらばらに処理される。送信チャネルがある状態では、2つの符号間の干渉を避けるために、送信の際、符号の間にガード時間が導入され、受信の際、1係数のイコライザが、マルチキャリアのレベルにおけるチャネルの歪みを補償する。
FFTは通信分野における技術者の基本的な知識の一部分をなすものであるから、OFDMの原理は単純であり、よく理解されている。さらに、送信チェーンにより最小量の遅延がもたらされるが、これは多数の適用例でよくわかっている特徴である。
しかしながら、データが送信されるレートはガード時間により低下し、FFTのフィルタ特性は、無線通信、特にコグニティブ無線の新しい概念を活用するのに十分ではない。
これに対し、FBMCの技法は、ガード時間を必要とせず、高いスペクトル分解能とサブチャネルの独立性が与えられ、コグニティブ無線によく適している。
データを搬送する信号を受信する際、送信チャネルの歪みは、T.Ihalainenらにより論文「Channel equalization in filter bank based multicarrier modulation for wireless communications」,Eurasip Journal on Advances in Signal Processing,Vol.2007,ID49389で説明されているように、時間領域でそれぞれのサブチャネルについて、イコライザによって補償される。
高性能のイコライゼーションを追求すると、各サブチャネルでのイコライザは、複数の係数および関連するメモリをもち、送信の際にさらなる遅延をもたらし、このことはある用途では欠点となり得る。
したがって、FMBCの技法は、理解し実施するにはOFDMより複雑であり、イコライゼーションの際にさらなる遅延を引き起こす。
本発明の一目的は、フィルタ・バンクによるマルチキャリア変調の原理を用いることによって、効果的で実施が容易な高性能の送信システムを提供することである。
この目的および他の目的は本発明の送信システムによって実現され、そのシステムは、予め定められた個数のサブチャネルにわたるデジタル・データを含む信号を送信するためのマルチキャリア送信システムであって、周波数変換によってプロトタイプ・フィルタから導出される合成フィルタ・バンクを有する少なくとも1つの送信機を備え、送信機が、送信用の上記信号の標本の組であって上記システムのサブチャネルと同じ個数の標本をそれぞれが含む組を構成するシリアル・パラレル変換器と、入力に加えられる上記信号のフーリエ逆変換を出力するように構成されたiFFTブロックとを含み、上記シリアル・パラレル変換器からの各データ標本の組の各データ標本に合成フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの予め定められた周波数係数を掛け、かつデータ標本に上記周波数係数のうちの1つを掛けた結果生じる各信号をiFFTブロックの入力の1つに加える周波数スプレッダ装置も上記送信機が含み、上記ブロックのサイズ、すなわちその出力の個数に等しい入力の個数が、上記予め定められたサブチャネルの個数より真に大きい。
そうした送信機には、信号処理のために用いる係数がわずかな個数だけになりiFFTブロックが1つだけになるという利点がある。注目すべきことに、このiFFTブロックのサイズ、すなわち入出力の個数は、従来用いられてきたiFFTブロックとは違って、サブチャネルの個数より真に大きい。そして、iFFTブロックの出力から送信された信号には、部分的な時間重なりが生じる。
本発明の送信システムの有利でありかつ限定的でない他の特徴によれば、
・iFFTブロックの出力からの信号を入力として受信し、iFFTブロックからの連続する出力信号の時系列に対応する出力信号を出力として送出するパラレル・シリアル変換器を備える重ね合わせ/総和装置であって、しかも、上記送信機により送信される信号を送出するために、シリアル・パラレル変換器からの出力信号の一部分をiFFTブロックからの1つまたは複数の先行する出力信号の一部分に加える重ね合わせ/総和装置も送信機が含み、
・送信機のiFFTブロックの上記サイズが、合成フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの長さに等しく、上記長さが整数因子Kとサブチャネルの総数Mの積であり、
・iFFTブロックの同じ個数の隣接する出力により送信される上記因子Kと同じ個数の信号に、M個のデータ標本に対応する時間重なりが生じ、上記重ね合わせ/総和装置が、iFFTブロックのK個の隣接する出力により送信されるこれらK個の各信号の重なり合う部分の総和をとって、上記送信機により送信される信号の少なくとも一部分を送出する。
本発明は、予め定められた個数のサブチャネルにわたるデジタル・データを送信するためのマルチキャリア送信システムも提供し、そのシステムは、周波数変換によってプロトタイプ・フィルタから導出される分析フィルタ・バンクを有する少なくとも1つの受信機を備え、受信機が、受信した信号の標本の組であってシステムの上記予め定められた個数のサブチャネルと同じ個数の標本をそれぞれが含む組を構成するシリアル・パラレル変換器と、入力に加えられる信号のフーリエ変換を出力で送出するように構成されたFFTブロックとを有し、上記受信機の上記FFTブロックのサイズ、すなわちその出力の個数に等しい入力の個数が、システムの上記予め定められたサブチャネルの個数より真に大きく、FFTブロックの各出力からの信号に分析フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの予め定められた周波数係数のうちの1つを掛け、上記受信機から出力信号の少なくとも一部分を送出するためにこれらの乗算の結果の総和をとる周波数デスプレッダ装置を上記受信機がさらに含む。
各FFTブロックと周波数デスプレッダ装置の間に導入されるイコライザによって、さらなる遅延が必要ないように送信チャネルの歪みが補償される。注目すべきことに、FFTブロックに入力として加えられるデータ標本の時間重なりのため、FFTブロックからの出力信号の加算処理や遅延なしで、イコライザは動作することができる。したがって、信号の処理はより単純かつ高速になる。
この時間重なりは、FFTブロックに入力される連続するデータ標本の複数の組において、予め定められた量のデジタル・データを繰り返すことに対応する。
本発明の送信システムの有利でありかつ限定的でない他の特徴によれば、
・上記FFTブロックのサイズの逆数に等しいレートより真に大きい計算レートをFFTブロックに課す同期装置も上記受信機が含み、
・受信機のFFTブロックのサイズが、フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの長さに等しく、上記長さが整数因子Kとサブチャネルの総数Mの積であり、FFTブロックの2つの連続する入力信号に、サブチャネルの総数Mを引いたFFTブロックのサイズに等しい受信した信号標本の個数ずつの時間重なりが生じ、
・FFTブロックと周波数デスプレッダ装置の間に挿入され、FFTブロックの各出力からの信号に予め定められたイコライザ係数を掛けるイコライザを受信機が含む。
本発明は、上記のようなマルチキャリア送信システムを用いて信号を送信するためのマルチキャリア送信方法であって、OQAMを用いてサブチャネルの信号を変調する方法も提供する。
本発明は、デジタル・データを送信するためのマルチキャリア送信システムであって、フィルタ・バンクに基づき、上記のような送信機と受信機を備えるシステムも提供する。
最後に、本発明は、上記のような送信機と受信機を備えるマルチキャリア送信システムを用いてデジタル・データを送信するマルチキャリア方法であって、OQAMにより上記サブチャネルの信号を変調する方法を提供する。
添付の図面に関して行う以下の記述は、限定的でない例として与えられ、本発明をどのように実施できるかを理解できるようにするのに役立つ。
フィルタ・バンクに基づく本発明によるマルチキャリア送信システムの送信機のブロック図である。 フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの周波数応答の一例を示す。 周波数分散および重ね合わせ/総和をするための送信機装置のブロック図である。 重ね合わせ/総和装置のパラレル・シリアル変換器からの出力信号の図であり、重ね合わせ/総和処理を示す図である。 フィルタ・バンクに基づく本発明によるマルチキャリア送信システムの受信機のブロック図である。 所与の添字iのサブチャネルに関する、図5の受信機のイコライザと周波数デスプレッダ装置の図である。
図1は、本発明の送信システムの送信機10を示す。
送信機10は、シリアル・パラレル変換器130と、周波数スプレッダ装置100と、入力に加えられる信号のフーリエ逆変換を出力するように構成されたiFFTブロック110と、重ね合わせ/総和装置120とを備え、重ね合わせ/総和装置120は、パラレル・シリアル変換器121と、1組のメモリ122,123および124と、1組の加算器125,126および127とを備える。
周波数スプレッダ装置100、iFFTブロック110および重ね合わせ/総和装置120は、合成フィルタ・バンクを構成する。
この合成フィルタ・バンクは、周波数変換によってローパス・プロトタイプ・フィルタから導出される。
入力デジタル・データd(n)は、周波数スプレッダ装置100に連結されたシリアル・パラレル変換器130に入力として加えられる。添字nは時間カウントに対応する。それは、送信システムの送信機10と受信機20(図5)の入出力信号に与えられ、送信システムで用いられる最高レートに対応する、単位とされるレートで受信または送信されるデータを、考慮中の信号が有することを示す。
シリアル・パラレル変換器130は、シリアル形式でその入力に現れる入力デジタル・データd(n)を、予め定められたサイズの1組のデータ標本としてパラレル形式にする。これらの組のデータ標本は、信号のシリアル・パラレル変換によって得られた標本組のカウントに対応する添字mにより識別される。
周波数スプレッダ装置100は、変換器130からの各データ標本を、係数により重み付けした後、iFFTブロック110の複数の入力に加える。したがって、各データ標本は、iFFTブロック110の複数の入力にわたって広がり、この処理は周波数領域で合成フィルタ・バンクを実施することに対応する。
そのプロセスを説明するために、時間領域でL=K×M個の係数を含むプロトタイプ・フィルタを考える。時間領域におけるこの係数の個数は、プロトタイプ・フィルタの「長さ」と呼ばれる。
送信システム内のキャリア周波数、すなわちサブチャネルの総数をMと書く。因子Kは重なり因子Kと呼ばれる整数である。シリアル・パラレル変換器130は、サブチャネルのこの個数Mと同じ個数の標本をそれぞれが備える組を構成する。
iFFTブロック110からの出力は、K×M個の標本の組、すなわち重なり因子Kにサブチャネルの個数Mを掛けた積と同じ個数の標本をもつ組であり、iFFTブロック110からの出力信号と呼ばれる。因子Kは、時間領域で重なりが生じる、すなわち少なくとも一部分で共通する入力データ標本の組に対応する、iFFTブロックからの出力信号の個数と等しい。
一例として、重なり因子Kが4の場合についてのプロトタイプ・フィルタの周波数応答を図2に示す。この周波数応答は、周波数領域でのプロトタイプ・フィルタの係数であるいくつかの0でないHと書かれる値で構成され、この個数は2×K−1、すなわち上記重なり因子Kの2倍から1を引いたものである。
したがって、この例では、これらの周波数係数は7個である。図2は周波数の関数として各周波数係数の振幅を示し、この例では周波数の単位は1/(K×T)であり、Tは送信機により送信されたM個の標本の組の持続時間を表す。データ標本は、プロトタイプ・フィルタの0でない周波数係数を掛けることでフィルタされ、その後、離散フーリエ逆変換される。
プロトタイプ・フィルタの周波数係数を決定するための方法は、M.Bellangerによる上記の著作の325〜329ページで詳細に記述されている。
このプロセスを図3に示す。
シリアル・パラレル変換器130からの各入力データ標本をd(mM)と書き、添字mは入力信号d(n)のシリアル・パラレル変換によって得られた標本の組のカウントに対応する。このカウントは、送信機10のiFFTブロック110の計算レートにも、したがってiFFTブロック110の入出力信号レートにも関連しており、そのレートは1/Mに等しい。添字iは、このデータ標本を受信すべき本発明の送信システムのサブチャネルの添字を示す。
添字nおよびmは次の関係n=m×M+pを満たし、pは0〜M−1の範囲内にある値をもつ。
各データ標本d(mM)は、2×K−1個の周波数係数Hの乗算を行う周波数スプレッダ装置100の計算要素101に入力として加えられる。この計算要素101からの2×K−1個の出力は、この例では添字i×K−3,...,i×K+3をもつiFFTブロック110の対応する入力に加えられる。
同様に、データ標本di+2(mM)は、添字i+2のサブチャネルのデータについて2×K−1個の係数Hの乗算を行う、周波数スプレッダ装置100の別の計算要素102に加えられる。そうした計算要素の個数は、考慮中の送信システムで用いられるサブチャネルの個数と等しく、サブチャネルの総数Mより少ないか、Mに等しい。
サブチャネルiとi+2は重なり合う周波数をもたないが、添字i+1のサブチャネルはこれらのサブチャネルの両方と重なりがあることは明らかである。そうした条件の下で、d(mM)とdi+2(mM)を実数とし、di+1(mM)を虚数とするか、またはその逆にすることにより、干渉が回避される。偶数の添字の実信号d(mM)およびdi+2(mM)と位相が直交する、奇数の添字をもつ信号di+1(mM)は、図3では図示していない。
したがって、この例では、各偶数の添字iは、iFFTブロック110の2×K−1個の入力に関連し、各奇数の添字iは、偶数の添字をもつ加算された入力と位相が直交するiFFTブロック110の2×K−1個の入力に関連する。
iFFTブロック110のサイズ、すなわちその入出力の個数は、合成フィルタ・バンクのプロトタイプ・フィルタの長さと等しく、すなわちK×Mに等しい。注目すべきことに、通常のようにiFFTブロック110のサイズの逆数に等しいレートではなく、1/Mのレートで計算が行われる。したがって、時間領域では、図4に示すように、iFFTブロック110からの連続する出力信号の因子Kと同じ個数に時間重なりが生じる。
周波数スプレッダ装置100の計算要素101,102とiFFTブロック110の計算レートは、同期装置(図示せず)によって同期をとる。
M個の送信されるデータ標本の各組は、図4に図式的に示すように、iFFTブロックから出力される複数の信号の一部分の総和をとることにより得られる。
この例では、上記の重なり因子であるK個の連続する各出力信号の一部分の総和をとる。この目的のために、重ね合わせ/総和装置120のパラレル・シリアル変換器121によって送出されるiFFTブロック110からのK−1個の最初の連続する各出力信号の一部分を、図3に示した重ね合わせ/総和装置120のK−1個のメモリ122,123および124のうちの1つに蓄積する。
これらのK−1個のメモリは、第1のメモリの入力がパラレル・シリアル変換器からの信号を受信し、第2のメモリが入力として第1のメモリからの出力を受信するなどのように、直列に配置される。それぞれのメモリは、K−1個の加算器125,126および127のうちの1つの入力に接続された出力をもつ。K−1個の加算器のうち第1の加算器125も、入力としてiFFTブロックから出力信号を受信し、後続する加算器126および127も入力として先行する加算器からの出力信号を受信する。
図3に示した重ね合わせ/総和装置120のK−1個の加算器125,126および127は、iFFTブロック110からのK番目の出力信号の一部分を、メモリ122,123および124に蓄積されているiFFTブロック110からのK−1個の先行する出力信号のK−1個の部分と加えるように作用し、送信用のデータ標本を送出する。
K−1個の最初の各出力信号の一部分はK−1個のメモリ122,123および124に蓄積され、この例ではそれらは3個ある。
あるいは、送信用のデータ信号を取得するために、iFFTブロック110からの連続する出力信号のうち、K−1未満の個数の部分だけを蓄積し加算する。そのときは、対応する個数のメモリと加算器が設けられる。
図4は、信号のパラレル・シリアル変換をする前の、添字m,m−1,m−2およびm−3に関連した、iFFTブロック110からのK個の連続する出力信号S(m),S(m−1),S(m−2)およびS(m−3)を示す。これらの信号S(m),S(m−1),S(m−2)およびS(m−3)のそれぞれは、K個の部分PS(m)をもち、uは1〜Kの範囲にわたって変化し、それぞれがM個の標本をもつ。
この例では、したがって、4つの連続する出力信号S(m),S(m−1),S(m−2)およびS(m−3)が見られ、それぞれが4つの部分PS(m),PS(m),PS(m),PS(m),PS(m−1),PS(m−1),PS(m−1),PS(m−1),PS(m−2),PS(m−2),PS(m−2),PS(m−2),PS(m−3),PS(m−3),PS(m−3)およびPS(m−3)をもつ。
これらの出力信号S(m),S(m−1),S(m−2)およびS(m−3)が生成されるレートは1/Mに等しいため、これらの信号S(m),S(m−1),S(m−2)およびS(m−3)は時間に重なりが生じる。
添字mおよびm−1の出力信号、すなわちS(m)およびS(m−1)などの、iFFTブロック110からの2つの連続する出力信号は、M個の標本の3つの部分にそれぞれ対応する時間重なりが生じる。この例では、図4に網掛けで示すように、添字mの出力信号S(m)のPS(m),PS(m),PS(m)と書く最初の3つの部分は、添字m−1の出力信号S(m−1)の最後の3つの部分PS(m−1),PS(m−1)およびPS(m−1)と時間重なりが生じる。
添字mの信号と添字m−2の信号は、それぞれM個の標本の2つの部分に時間重なりが生じる。この例では、添字mの出力信号S(m)のPS(m)およびPS(m)と書く最初の2つの部分は、添字m−2の出力信号S(m−2)の最後の2つの部分PS(m−2)およびPS(m−2)と時間重なりが生じる。
添字mの信号と添字m−3の信号は、M個の標本を含む1つの部分に時間重なりが生じる。この例では、添字mの出力信号S(m)のPS(m)と書く最初の部分は、添字m−3の出力信号S(m−3)のPS(m−3)と書く最後の部分と時間重なりが生じる。
したがって、添字mに対応する送信機10の出力X(m)を構成するM個の標本の組は、iFFTブロック110からの添字m〜m−3の4つの連続する出力信号のうち重なり合う部分、すなわち、添字mをもつiFFTブロック110からの出力信号S(m)の最初の部分PS(m)、添字m−1をもつiFFTブロック110からの出力信号S(m−1)の2番目の部分PS(m−1)、添字m−2をもつiFFTブロック110からの出力信号S(m−2)の3番目の部分PS(m−2)、および添字m−3をもつiFFTブロック110からの出力信号S(m−3)の4番目の部分PS(m−3)の総和をとることにより得られる。
次の時刻である添字m+1をもつ送信機10からの出力信号X(m+1)は、添字m+1をもつiFFTブロック110からの出力信号の最初の部分や、添字mをもつiFFTブロック110からの出力信号の2番目の部分などの総和をとることにより得られる。
実際には、時刻m−3で、添字m−3をもつiFFTブロック110からの出力信号S(m−3)は、重ね合わせ/総和装置120の3つのメモリ122,123および124のうち第1のメモリ122に入力として加えられる。
この第1のメモリ122は、この例では、その入力に加えられるiFFTブロック110からの出力信号のうち、少なくとも最後の3つの部分、例えばPS(m−3),PS(m−3)およびPS(m−3)を蓄積する。
時刻m−2では、添字m−2をもつiFFTブロック110からの出力信号S(m−2)が入力として第1のメモリ122に加えられ、第2のメモリ123が第1のメモリの122の内容の少なくとも一部分をロードする。
この第2のメモリ123は、この例では、その入力に加えられる第1のメモリ122からの出力信号の少なくとも最後の2つの部分、例えばPS(m−3)およびPS(m−3)を蓄積する。
時刻m−1では、添字m−1をもつiFFTブロック110からの出力信号S(m−1)が入力として第1のメモリ122に加えられ、第2のメモリ123が第1のメモリの122の内容の少なくとも一部分をロードし、第3のメモリ124が第2のメモリの123の内容の少なくとも一部分をロードする。
この第3のメモリ124は、この例では、その入力に加えられる第2のメモリ123からの出力信号の少なくとも最後の部分、例えばPS(m−3)を蓄積する。
したがって、図3では、第1のメモリ122は3×M個の標本を含み、第2のメモリ123は2×M個の標本を含み、第3のメモリ124はM個の標本を含む。
時刻mでは、添字mをもつiFFTブロック110からの出力信号S(m)が入力として第1のメモリ122に加えられる。添字mに対応するカウンタが増加するたびに、出力信号S(m)の最初の部分PS(m)と第1のメモリ122に含まれる信号の最初の部分との総和をとる第1の加算器125の入力に、この信号S(m)も加えられる。第2の加算器126は、この加算の結果と第2のメモリ123に含まれる信号の最初の部分との総和をとり、第3の加算器127は、この加算の結果と第3のメモリ124に含まれる信号の最初の部分との総和をとる。最後に、信号S(m)の最初の部分PS(m)、時刻m−1におけるパラレル・シリアル変換器からの信号S(m−1)の2番目の部分PS(m−1)、時刻m−2におけるパラレル・シリアル変換器からの信号S(m−2)の3番目の部分PS(m−2)、および時刻m−3におけるパラレル・シリアル変換器からの信号S(m−3)の4番目の部分PS(m−3)の総和をとる。
これらの4つの部分の総和は、添字mに対応する時刻に送信機により送信された信号X(m)である。
あるいは、重ね合わせ/総和装置のメモリは、それらの入力に加えられるそれぞれの信号S(m−3)、S(m−2)およびS(m−1)をすべて蓄積してもよい。
受信機20のブロック図を図5に示す。
受信機20は、シリアル・パラレル変換器220と、入力に加えられる信号の離散フーリエ変換を出力するのに適したFFTブロック210と、イコライザ240と、周波数デスプレッダ装置200と、パラレル・シリアル変換器230とを備える。
FFTブロック210、イコライザ240および周波数デスプレッダ装置200は、送信機の分析フィルタ・バンクで用いられるものと同じプロトタイプ・フィルタの周波数変換によって得られる分析フィルタ・バンクを構成する。
この例では、受信された信号x(n)は、送信機10により送信された信号と同一のものであると考えられる。このことは、送信チャネルがない状況に対応する。あるいは、以下の記述を修正することなく、受信された信号は送信機10により送信された信号と異なってもよい。
シリアル形式で受信された信号x(n)は、パラレル形式のK×M個のデータ標本の組を構成するシリアル・パラレル変換器220に加えられ、その組は、重なり因子Kに送信システムのサブチャネルの総数Mを掛けたものと同じ個数のデジタル・データ標本を含む。K×M個の標本のこれらの組は、FFTブロック210の入力に加えられる。
送信機10について上述したのと同様に、添字nは受信機20の入出力信号に用いられる時間カウントに対応し、添字mは、シリアル・パラレル変換器220により構成される標本の組のカウントと、受信機20のFFTブロック210の計算レートと、したがってFFTブロック210の入出力信号レートとに関連し、そのレートは、送信機10の場合と同様に1/Mに等しい。添字iは、データ標本がそこから来る本発明の送信システムのサブチャネルの添字である。
FFTブロック210は、iFFTブロック110と同じサイズ、すなわちK×M個の入力とK×M個の出力をもち、上記個数は重なり因子Kに送信システムのサブチャネルの個数Mを掛けたものに等しい。
FFTブロック210によって行われる計算は、図示しない同期装置によって同様に同期がとられ、送信機10のiFFTブロック110によって行われる計算と同じレートで、すなわちシステムのサブチャネルの個数の逆数1/Mに等しいレートで行われる。
K×M個の標本の各組は、FFTブロック210によって行われるフーリエ変換の時間窓に対応し、フーリエ変換は1/Mに等しいレートで行われるため、この窓はM個の標本ずつ同じレートで移動する。
FFTブロック210はイコライザ240に連結され、その後に周波数デスプレッダ装置200が続き、それから、受信機20によるデジタル・データ・ストリームの出力を送出するパラレル・シリアル変換器230が続く。
添字iの特定のサブチャネルに対応するイコライザ240の一部分を図6に示す。各サブチャネルにより搬送される信号は、因子Kの2倍から1を引いたものに等しいFFTブロック210からの2K−1個の出力にある。
送信システムは、対応する周波数でのチャネルの応答を測定または推定するための手段を含み、EQ(iK−3),・・・,EQ(iK+3)と書くイコライザ係数が、これらの測定または推定の結果から得られる。チャネルを測定または推定し、イコライゼーション用の係数を計算するために用いられる技法についての記述は、T.Ihalainenによる上記の論文に、また、M.Morelliらによる論文「Synchronization techniques for orthogonal frequency division multiple access:a tutorial review」,Proceedings of the IEEE,2007年7月,Vol.95,No.7や、S.Celeriらによる論文「A study of channel estimation in OFDM systems」,IEEE Trans.on Broadcasting,2002年9月,Vol.48,No.3にも見られる。
図6に示すように、システム内の添字iのサブチャネルに関連したFFTブロック210の出力からの2K−1個の信号に、イコライザ240内のFFTブロック210の各出力に関連した対応する係数EQ(iK−3),・・・,EQ(iK+3)を掛ける。その後、イコライザの対応する出力からの2K−1個の信号は、添字iのサブチャネルに関連した周波数デスプレッダ装置200の計算要素201に加えられる。この計算要素201は、イコライザからの出力信号にプロトタイプ・フィルタの上記の周波数係数を掛ける。
プロトタイプ・フィルタの周波数係数H,H,HおよびHを掛けた後、図6に示すように、結果として生じる2K−1個の対応する信号は、そこからデータ列が復元される出力信号d(mM)を送出するように、計算要素201により足し合わされる。時刻nにおいて、受信機20により出力されるデータ列y(n)は、添字iのすべてのサブチャネルからの出力信号d(mM)から復元される。
本発明は、上記のように送信機および/または受信機によりデータが送信および/または受信されるためのデータ送信方法も提供し、その方法では、オフセット直交振幅変調(OQAM)形式の変調により、各サブチャネルが変調される。そうした変調の原理やどのようにそれを実施できるかは、P.Siohanらによる上記の論文に、また、B.Hirosakiによる論文「An orthogonally multiplexed QAM system using the discrete Fourier transform」,IEEE Trans.on Communications,1981年7月,Vol.29,No.7にも記載されている。
本発明による方法では、本発明の送信機および/または受信機で課される計算レートは、各サブチャネルの実入力と虚入力に交互に、送信用のデータに適用される間は、上記で検討した1/Mのレートではなく2/Mである。
本発明の送信システムの実施態様は変更されない。送信について図1に関して上記で説明した処理と、受信について図5に関して上記で説明した処理を繰り返すことにより、ただし2/Mのレートで、信号が送信かつ受信される。
本発明の色々な変更は、本明細書および添付の図面に照らせば当業者にとって明らかであろう。
特に、本発明の送信システムは上記のような送信機または受信機を1つだけ有し、その1つの送信機または受信機が当業者にとって既知の受信機または送信機とともにそれぞれ用いられると考えることができる。

Claims (11)

  1. 予め定められた個数のサブチャネルにわたるデジタル・データを含む信号を送信するためのマルチキャリア送信システムであって、周波数変換によってプロトタイプ・フィルタから導出される合成フィルタ・バンクを有する少なくとも1つの送信機(10)を備え、前記送信機が、送信用の前記信号の標本の組であって前記システムのサブチャネルと同じ個数の標本をそれぞれが含む組を構成するシリアル・パラレル変換器(130)と、入力に加えられる前記信号のフーリエ逆変換を出力するように構成されたiFFTブロック(110)とを含み、前記シリアル・パラレル変換器(130)からの各データ標本の組の各データ標本に前記合成フィルタ・バンクの前記プロトタイプ・フィルタの予め定められた周波数係数(H)を掛け、かつデータ標本に前記周波数係数(H)のうちの1つを掛けた結果生じる各信号を前記iFFTブロック(110)の前記入力の1つに加える周波数スプレッダ装置(100)も前記送信機が含み、前記ブロックのサイズ、すなわちその出力の個数に等しい入力の個数が、前記予め定められたサブチャネルの個数より真に大きいことを特徴とするシステム。
  2. 前記iFFTブロック(110)の前記出力からの前記信号を入力として受信し、前記iFFTブロック(110)からの連続する出力信号の時系列に対応する出力信号を出力として送出するパラレル・シリアル変換器(121)を備える重ね合わせ/総和装置(120)であって、しかも、前記送信機(10)により送信される前記信号を送出するために、前記シリアル・パラレル変換器(121)からの前記出力信号の一部分を前記iFFTブロックからの1つまたは複数の先行する出力信号の一部分に加える重ね合わせ/総和装置(120)も前記送信機が含む、請求項1に記載の送信システム。
  3. 前記送信機(10)の前記iFFTブロック(110)の前記サイズが、前記合成フィルタ・バンクの前記プロトタイプ・フィルタの長さに等しく、前記長さが整数因子Kとサブチャネルの総数Mの積である、請求項1または2に記載のマルチキャリア送信システム。
  4. 前記iFFTブロック(110)の同じ個数の隣接する出力により送信される前記因子Kと同じ個数の信号に、M個のデータ標本に対応する時間重なりが生じ、前記重ね合わせ/総和装置(120)が、前記iFFTブロック(110)のK個の隣接する出力により送信されるこれらK個の各信号の重なり合う部分の総和をとって、前記送信機(10)により送信される前記信号の少なくとも一部分を送出する、請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチキャリア送信システム。
  5. 予め定められた個数のサブチャネルにわたるデジタル・データを送信するためのマルチキャリア送信システムであって、周波数変換によってプロトタイプ・フィルタから導出される分析フィルタ・バンクを有する少なくとも1つの受信機(20)を備え、前記受信機(20)が、受信した信号の標本の組であって前記システムの前記予め定められた個数のサブチャネルと同じ個数の標本をそれぞれが含む組を構成するシリアル・パラレル変換器(220)と、入力に加えられる前記信号のフーリエ変換を出力で送出するように構成されたFFTブロック(210)とを有し、前記受信機(20)の前記FFTブロック(210)のサイズ、すなわちその出力の個数に等しい入力の個数が、前記システムの前記予め定められたサブチャネルの個数より真に大きく、前記FFTブロック(210)の各出力からの前記信号に前記分析フィルタ・バンクの前記プロトタイプ・フィルタの予め定められた周波数係数(H)のうちの1つを掛け、前記受信機(20)から前記出力信号の少なくともの一部分を送出するためにこれらの乗算の結果の総和をとる周波数デスプレッダ装置(200)を前記受信機(20)がさらに含むことを特徴とするシステム。
  6. 前記FFTブロック(210)の前記サイズの逆数に等しいレートより真に大きい計算レートを前記FFTブロック(210)に課す同期装置も前記受信機が含む、請求項5に記載の送信システム。
  7. 前記受信機(20)の前記FFTブロック(210)の前記サイズが、前記フィルタ・バンクの前記プロトタイプ・フィルタの長さに等しく、前記長さが整数因子Kとサブチャネルの総数Mの積であり、前記FFTブロック(210)の2つの連続する入力信号に、前記サブチャネルの総数Mを引いた前記FFTブロック(210)の前記サイズに等しい受信した信号標本の個数ずつの時間重なりが生じる、請求項5または6に記載のマルチキャリア送信システム。
  8. 前記FFTブロック(210)と前記周波数デスプレッダ装置(200)の間に挿入され、前記FFTブロック(210)の各出力からの前記信号に予め定められたイコライザ係数を掛けるイコライザ(240)を前記受信機(20)が含む、請求項5から7のいずれか1項に記載のマルチキャリア送信システム。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の前記マルチキャリア送信システムを用いて信号を送信するためのマルチキャリア送信方法であって、OQAMを用いて前記サブチャネルの前記信号を変調する方法。
  10. デジタル・データを送信するためのマルチキャリア送信システムであって、フィルタ・バンクに基づき、請求項1から4のいずれか1項に記載の送信機と、請求項5から8のいずれか1項に記載の受信機とを備えるシステム。
  11. 請求項10に記載のマルチキャリア送信システムを用いて信号を送信するためのマルチキャリア送信方法であって、OQAMにより前記サブチャネルの前記信号を変調する方法。
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