JP2003008535A - データ伝送方法及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ伝送方法及びデータ伝送装置

Info

Publication number
JP2003008535A
JP2003008535A JP2001186274A JP2001186274A JP2003008535A JP 2003008535 A JP2003008535 A JP 2003008535A JP 2001186274 A JP2001186274 A JP 2001186274A JP 2001186274 A JP2001186274 A JP 2001186274A JP 2003008535 A JP2003008535 A JP 2003008535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
fourier transform
frequency
inverse fourier
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001186274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3396815B2 (ja
Inventor
Takashi Kako
尚 加來
Kyoko Hirao
恭子 平尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001186274A priority Critical patent/JP3396815B2/ja
Priority to US10/047,131 priority patent/US7130356B2/en
Priority to DE60223873T priority patent/DE60223873T2/de
Priority to CNB021017654A priority patent/CN100377495C/zh
Priority to EP02001041A priority patent/EP1271873B1/en
Publication of JP2003008535A publication Critical patent/JP2003008535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3396815B2 publication Critical patent/JP3396815B2/ja
Priority to US11/522,154 priority patent/US7251289B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0071Use of interleaving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2626Arrangements specific to the transmitter only
    • H04L27/2627Modulators
    • H04L27/2634Inverse fast Fourier transform [IFFT] or inverse discrete Fourier transform [IDFT] modulators in combination with other circuits for modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2602Signal structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2614Peak power aspects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2649Demodulators
    • H04L27/26524Fast Fourier transform [FFT] or discrete Fourier transform [DFT] demodulators in combination with other circuits for demodulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2649Demodulators
    • H04L27/26534Pulse-shaped multi-carrier, i.e. not using rectangular window
    • H04L27/26538Filtering per subband or per resource block, e.g. universal filtered multicarrier [UFMC] or generalized frequency division multiplexing [GFDM]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Discrete Mathematics (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチキャリア方式でデータを伝送するデー
タ伝送方法及びデータ伝送装置に関し、二次元インタリ
ーブを施して安定なデータ伝送を行わせる。 【解決手段】 マルチキャリア方式に於いて、送信側
に、第1,第2の二つの高速逆フーリエ変換部(IFF
T)4,8の間に、時間/周波数インタリーブ部6を設
けて、時間軸及び周波数軸の二次元インタリーブを施し
て送信し、受信側は、第1,第2の二つの高速フーリエ
変換部(FFT)25,30の間に時間/周波数逆イン
タリーブ部28を設けて、回線側で発生した時間軸及び
周波数軸に関して不均一な雑音特性に対して均一な雑音
特性とし、安定したデータ伝送を実現するデータ伝送方
法及びデータ伝送装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信データに周波
数軸上と時間軸上とによる二次元インターリーブを施
し、且つマルチキャリア方式により伝送するデータ伝送
方法及びデータ伝送装置に関する。適用分野としては、
電力線搬送に限らず、有線分野ではADSL,VDS
L,CATV等、無線分野では2.4GHzの無線LA
Nやディジタル放送等、又光伝送分野ではWDM等の多
岐にわたるものである。
【0002】
【従来の技術】有線,無線等の各種の伝送路を介してデ
ータを伝送するシステムが利用されており、安定なデー
タ伝送及びその伝送速度の向上が要望されている。又有
線データ伝送システムとして、既設の電話回線や配電線
を利用するシステムも各種提案されている。又変電所か
ら、例えば、6.6kVの高圧配電線を介して各トラン
スに給電し、各トランスにより100V又は200Vに
降圧して、低圧配電線により各家庭等の需要家に給電す
る配電システムがあるから、この低圧配電線をデータ伝
送路として利用するデータ伝送システムが各種提案され
ている。
【0003】このような低圧配電線を利用したデータ伝
送システムに於いては、高圧配電線側は、その高圧配電
線に沿って敷設した光ファイバ伝送路を利用し、トラン
スの位置で、光ファイバ伝送路と低圧配電線との間をモ
デムで接続し、且つ端末装置と低圧配電線との間をモデ
ムで接続し、低圧配電線をデータ伝送路として利用する
ことによりデータ伝送を行うものである。この場合、端
末装置に対しても低圧配電線を介して動作電力を給電す
るから、コンセントに接続するだけで、端末装置内に設
けたモデムを利用してデータ伝送が可能となる。
【0004】この場合、低圧配電線は、例えば、1μH
/m程度のインダクタンス成分及び75pF/m程度の
キャパシタンス成分を含むものであり、例えば、150
m及び50〔m〕×30〔家庭〕の引込線の場合には、
150μHのインダクタンスと、0.1125μFのコ
ンデンサとが接続されていることと等価となる。又宅内
に接続された各種の家電機器に、雑音防止用のコンデン
サが接続されている場合が多いことから、電力線のイン
ピーダンスは、比較的大きな容量性を有するものとな
る。又各種の家電機器は、インバータ駆動される構成が
多く適用されており、そのインバータから発生する雑音
が電力線上に重畳されることになる。
【0005】このような低圧配電線をデータ伝送路とし
て利用する場合、ローパスフィルタを介して伝送する場
合と等価となり、高域成分が大きく減衰して、雑音に埋
もれることが多くなる。又低域成分の減衰は比較的少な
いが、インバータ機器等による雑音成分は、低域側が多
いものである。従って、低域成分も雑音に埋もれること
となる。又低圧配電線は複数に分岐して布設され、それ
ぞれの終端はインピーダンス整合されていないので、信
号反射が発生し、マルチパスの問題も発生する。
【0006】マルチパス及び回線等化の対策の為、マル
チキャリアを用いてデータを並列的に伝送するシステム
も知られている。例えば、OFDM(Orthogonal Fre
quency Division Multiplexing ;直交周波数分割多
重)方式や、DMT(Discrete Multitone)方式が知
られている。このようなマルチキャリア方式を適用した
場合、雑音レベルの大きい帯域を避けてキャリアを割当
てることが可能であるから、前述のような雑音成分の多
い低圧配電線を介してデータを伝送することが可能とな
る。又データをマルチキャリアにより並列伝送すること
から、電話回線を介した高速データ伝送の手段として、
例えば、ADSL(Asymmetric Digital Subscribe
r Line )方式が知られている。
【0007】このマルチキャリア方式は、伝送データを
並列に変換して、それぞれ狭帯域のそれぞれ異なるキャ
リアを用いて変調するもので、例えば、直交変調(QA
M;Quadrature Amplitude Modulation )を適用す
る場合が一般的である。このように伝送データを並列に
伝送するから、等価的にチャネル当たりのデータ帯域速
度を低減することができることになり、従って、雑音の
多い低圧配電線等を用いたデータ伝送路によってデータ
を伝送することが可能となる。
【0008】前述のDMT方式及びOFDM方式に於い
ては、高速逆フーリエ変換(IFFT;Inverse Fas
t Fourier Transform)及び高速フーリエ変換(FF
T;Fast Fourier Transform)を用いているのが一
般的である。又誤り訂正符号を用いると共に、インタリ
ーブ技術を適用することも知られている。
【0009】本願の出願人により、先に、フーリエ変換
の機能に比較して処理が簡単なアダマール(Hadamard
)変換の機能を適用し、更に、時間軸上と周波数軸上
との二次元インタリーブを施す手段を適用したデータ伝
送装置(モデム)を提案した。図12は、そのデータ伝
送装置の説明図であり、SDは送信信号、101は、ス
クランブル(SCR),直並列変換(S/P),グレー
コード/ナチュラルコード変換(G/N),和分処理の
機能を有する符号変換部、102は信号点発生部、10
3はADM(Hadamard ;アダマール)多重部、104
は時間/周波数インタリーブ部、105は、逆高速フー
リエ変換(IFFT),ガードタイム付加の機能を有す
るDMT(Discrete Multitone)処理部、106はD
A変換部(D/A)、107はローパスフィルタ(LP
F)、TX−lineは送信回線を示す。
【0010】RX−lineは受信回線、110はバン
ドパスフィルタ(BPF)、111はAD変換部(A/
D)、112は、ガードタイム除去,高速フーリエ変換
(FFT)の機能を有するDMT処理部、113は振幅
位相引込部、114は時間/周波数逆インタリーブ部、
115はADM分配部、116は判定部(DEC)、1
17は、差分処理,ナチュラルコード/グレーコード変
換(N/G),並直列変換(P/S),デスクランブル
(DSCR)の機能を有する符号変換部、118はサブ
フレーム同期,マスタフレーム同期の機能を有する同期
処理部、RDは受信信号を示す。
【0011】符号変換部101は、送信信号SDを、ス
クランブル(SCR)処理し、直並列変換(S/P)処
理して、グレーコード/ナチュラルコード変換(G/
N)により演算可能のナチュラルコードに変換し、受信
側のベクトル差分演算による位相識別を可能とする為の
和分演算を行う。そして、信号点発生部102によりナ
イキスト間隔のサンプル点に相当する信号点を形成し、
ADM多重部103に於いてアダマール変換を行って多
重化し、時間/周波数インタリーブ部104に於いて時
間軸上と周波数軸上との二次元インタリーブを施し、D
MT処理部105に於いて直交変調及びガードタイム付
加を行う。そして、DA変換部106に於いてアナログ
信号に変換し、ローパスフィルタ107により、例え
ば、10kHz〜450kHzのデータ伝送の周波数帯
域を含む周波数帯域として、送信回線TX−lineに
送出する。なお、伝送帯域は、2〜30MHzの広帯域
を用いても良い。
【0012】又受信回線RX−lineを介して受信し
た信号を、バンドパスフィルタ110によりデータ伝送
の周波数帯域の例えば10kHz〜450kHzを通過
させ、AD変換部111によりディジタル信号に変換
し、DMT処理部112に於いてDMT復調,ガードタ
イム除去を行い、振幅位相引込部113に於いて同期処
理部118の制御によって同期化し、この同期処理部1
18に於いてサブフレーム同期及びマスタフレーム同期
の処理を行う。
【0013】又時間/周波数逆インタリーブ部114に
於いて、送信側の時間/周波数インタリーブ部104に
よる二次元インタリーブの逆インタリーブを行い、AD
M分配部115に於いて送信側のADM多重部103の
逆処理を行い、判定部116に於いて判定してデータを
復元し、符号変換部17に於いて、差分演算,ナチュラ
ルコード/グレーコード変換(N/G),並直列変換
(P/S),デスクランブル(DSCR)処理を行って
受信信号RDとする。
【0014】データ伝送路に重畳される雑音成分は、ラ
ンダム的なものであり、例えば、図13の(A)に示す
ように、縦軸をパワーPWR、横軸を周波数として、太
線で示す伝送周波数帯域内に於ける雑音は、細線で示す
ように時間軸上並びに周波数軸上に於いてランダム的に
変化するものである。そこで、前述のアダマール(AD
M)変換やウエブレット(Wavelet)変換等の直
交変換と、二次元インタリーブとを施して伝送し、受信
側では、逆インタリーブ及びアダマール逆変換等の逆変
換を施すことにより、図13の(B)の太線で示す周波
数帯域内に於ける点線のように、雑音成分は平均化され
てほぼ均一のレベルとなる。従って、雑音の平均化も可
能となる為、安定なデータ伝送が可能となる。
【0015】図14は先に提案した他のデータ伝送装置
の説明図であり、図12と同一符号は同一部分を示し、
108はロールオフフィルタ及び変調部(ROF MO
D)、119は復調及びロールオフフィルタ部(DEM
ROF)を示す。即ち、前述の図14に示す構成の送
信部のDMT処理部105とDA変換部106との間
に、ロールオフフィルタ及び変調部108を設け、又受
信部のAD変換部111とDMT処理部113との間
に、復調及びロールオフフィルタ部119を設けた構成
に相当する。
【0016】このデータ伝送装置は、ロールオフフィル
タ及び変調部108に於いて、DMT処理部105より
直交変調、ガードタイム付加を行って波形整形し、直交
振幅変調等のディジタル変調してDA変換部106に入
力し、アナログ信号に変換して、ローパスフィルタ10
7により所定の周波数帯域として送信回線TX−lin
eに送出する。又復調及びロールオフフィルタ部119
に於いて、AD変換部111により変換されたディジタ
ル信号をディジタル復調して、ロールオフフィルタによ
り波形整形し、DMT処理部112に加えるものであ
る。
【0017】そして、DMT処理部112に於いてDM
T復調、ガードタイムの除去を行い、振幅位相引込部1
13に於いて同期引込みを行い、時間/周波数逆インタ
リーブ部114に於いて逆インタリーブを行い、ADM
分配部115に於いて送信側のADM多重部103の逆
処理を行い、判定部116に於いてデータを復元し、符
号変換部17に於いて、差分演算,ナチュラルコード/
グレーコード変換(N/G),並直列変換(P/S),
デスクランブル(DSCR)処理を行って受信信号RD
とする。
【0018】図15は先に提案した雑音除去手段を設け
たデータ伝送装置の説明図であり、図14と同一符号は
同一部分を示し、109はゼロ点挿入部、120は雑音
除去部を示す。ゼロ点挿入部109は、DMT処理部1
05からの信号の信号点間に1個又は複数個のゼロ点
(レベルゼロ)を挿入する。雑音除去部120は、ゼロ
点に重畳された雑音成分を抽出し、信号点に重畳された
雑音成分を補間処理によって求めて、信号点に重畳され
た雑音成分を除去するものである。
【0019】図16は雑音除去部の説明図であり、13
1は送信側の符号変換部や時間/周波数インタリーブ部
等を含む送信信号発生部、132は図15に於けるゼロ
点挿入部109に相当するゼロ点挿入部、133は低圧
配電線,電話回線,無線回線等のデータ伝送路、134
は受信側のDMT処理部や時間/周波数逆インタリーブ
部等を含む受信信号再生部、120は図15に於ける雑
音除去部を示し、121は、周波数シフト部、122は
間引部(DCM)、123は補間部(IPL)、124
は周波数逆シフト部、125は減算部を示す。
【0020】送信信号発生部131からの信号を、例え
ば、図17の(1)送信192kB伝送として示す信号
Sとし、ゼロ点挿入部132に於いて信号点間に1個の
ゼロ点を挿入すると、伝送速度は2倍の384kB(ボ
ー)と等価となる。又図17の(2)送信ゼロ点挿入後
として示すように、時間軸上のサンプル点が2倍となっ
た場合に相当する。なお、曲線は振幅変調の一例の状態
を示す。
【0021】ゼロ点挿入前の送信信号を192kHzで
伝送する場合、ゼロ点挿入により2倍の384kHzの
周波数帯域となる。又データ伝送路133を介して伝送
された信号は、雑音が重畳されるから、図17の(3)
受信信号として示すように、信号点とゼロ点とにそれぞ
れ雑音Nが重畳されたものとなる。周波数軸上では、例
えば、図16の雑音除去部120に入力される信号を、
(1)雑音分布として示すものとする。この場合の信号
成分は、中心を0kHzとすると、−192kHz〜+
192kHzの周波数帯域として表している。又前述の
ように、低域側の雑音成分が多いことにより、帯域成分
A,B,C,Dのレベルは、A>B>C,Dとなる。
【0022】雑音除去部120は、周波数シフト部12
1と、間引部122と、補間部123と、周波数逆シフ
ト部124と、減算部125とを含む構成を有し、周波
数シフト部121に於いて、例えば、96kHzの周波
数シフトを行う。それにより、周波数シフト部121の
出力は、(2)+96kHzシフトとして示すように、
−192kHz〜−96kHzの帯域成分Aは、−96
kHz〜0kHzにシフトされ、−96kHz〜0kH
zの帯域成分Bは、0〜+96kHzにシフトされ、0
kHz〜+96kHzの帯域成分Cは、+96kHz〜
192kHzにシフトされる。又+96kHz〜192
kHzの帯域成分Dは、折り返しにより−192kHz
〜−96kHzにシフトされる。
【0023】次の間引部122に於いて、時間軸上の例
えば図17の(3)の受信信号のS+Nとして示す信号
点を間引くものである。それによって、ゼロ点の信号成
分のみが残ることになり、周波数軸上では、図16の
(3)間引き(DCM)として示すものとなる。それぞ
れの矢印は、折り返しによって生じた帯域成分を示す。
次の補間部123に於いて、ゼロ点上の雑音Nを用いて
信号点S上の雑音を補間処理により求めるもので、図1
7の(4)雑音補間信号として示すように、ゼロ点上の
雑音Nにより、ゼロ点間の信号点上の雑音Nを求める。
周波数軸上では、図16の(4)補間(IPL)として
示すように、−96kHz〜+96kHzの帯域、即
ち、−192kHz〜+192kHzの帯域は1/2と
なる。
【0024】この場合、補間処理により求めた雑音成分
の周波数帯域は、(1)雑音分布として示す雑音が多い
低域とは異なる帯域であるから、周波数逆シフト部12
4により−96kHzの周波数シフトを行う。それによ
り、(5)−96kHzシフトとして示すように、−1
92kHz〜0kHzの周波数帯域にシフトされ、減算
部125に入力する。この減算部125に於いて、
(1)雑音分布として示す受信信号から、周波数逆シフ
ト部124の出力の(5)−96kHzシフトとして示
す信号を減算すると、減算部125の出力は、(6)雑
音除去として示すように、低域の雑音成分は点線で示す
ように除去されることになる。図17に於いては、
(5)雑音除去後として示すように、信号Sのみが残る
ことになり、(1)送信192kBとして示す送信信号
を復元することができる。
【0025】又図16に示す間引部122に於けるサン
プル値とスペクトラムとの一例を図18に示すもので、
(1)〜(4)の左側は時間軸上の振幅で示すサンプル
値、右側はスペクトラムを示し、(1)信号S(n)の
サンプル値とスペクトラムについて、信号S(n)のZ
変換Aは、 A=S(z)=ΣS(n)z-n で表され、スペクトラムは0〜fs/2となる。なお、
fsはサンプリング周波数を示す。
【0026】又(2)信号(−1)n *S(n)のサン
プル値とスペクトラムについて、即ち、信号S(n)の
反転信号のZ変換Bは、 B=Z〔(−1)n S(n)〕=S(−z) と表すことができる。この場合、信号点に於ける信号成
分のみ対して反転するもので、そのスペクトラムは右側
に示すように反転したものとなる。この反転した信号と
反転前の信号を加算すると、(3)信号t(n)のサン
プル値とスペクトラムとして示すものとなる。
【0027】この加算後の信号のZ変換Cは、 C=Z〔t(n)〕=T(z)=(1/2)*〔S
(z)+S(−z)〕で表される。ここで、信号t
(n)は、t(1),t(3),t(5),・・・=0
であるから、 T(z)=Σt(2n)*Z-2n と表すことができる。このt(n)=0の信号点を間引
いた信号Dは、 D=u(n)=T(z1/2 ) と表すことができる。そして、最終的な信号Eは、 E=u(z)=〔S(z1/2 )+S(−z1/2 )〕/2 と表すことができる。即ち、(4)信号u(n)のサン
プル値とスペクトラムとして示すものとなり、周波数帯
域は1/2となり、補間部123(図16参照)に入力
される。
【0028】図17は、補間部123に於ける補間処理
を示すもので、(1)信号u(n)のサンプル値とスペ
クトラムは、図16の(4)信号u(n)のサンプル値
とスペクトラムに対応する。この間引部122からの信
号u(n)は雑音成分のみを有するもので、ゼロ点を挿
入すると、(2)信号t(n)のサンプル値とスペクト
ラムとして示すものとなる。この補間信号t(n)のZ
変換Fは、 F=T(z)=Σt(n)z-n と表すことができる。そして、t(1),t(3),t
(5),・・・=0であるから、 F=Σt(2n)z-n=u(n)z-2n と表すことができるから、 T(z)=U(z2 ) となり、スペクトラムは0〜fs/4の折り返しによ
り、0〜fs/2の周波数帯域となる。
【0029】この信号T(z)は、受信信号S(n)と
同一速度で、雑音成分のみを含むものであるから、周波
数逆シフト部124(図16参照)により受信信号の周
波数帯域とし、減算部125に於いて減算処理すること
により、受信信号から雑音成分を除去することができ
る。
【0030】又同期処理部118(図15参照)に於け
るタイミング発生部の一例を図20に示す。同図に於い
て、140はタイミング抽出部、150は位相同期部、
141はパワー算出部(PWR)、142はバンドパス
フィルタ(BPF)、143はベクトル化部、151は
比較部、152はローパスフィルタ(LPF)、153
は二次位相同期回路(二次PLL)、154はDA変換
部(D/A)、155は電圧制御水晶発振器(VCX
O)、156は分周器を示す。
【0031】ロールオフフィルタ(ROF)(図15の
復調及びロールオフフィルタ部119のロールオフフィ
ルタ)から入力されたベクトル信号をパワー算出部14
1に於いて自乗演算によりパワーを算出する。前述のゼ
ロ点挿入は、一定間隔で挿入されるから、その周波数成
分をバンドパスフィルタ142により抽出する。例え
ば、192kHzを中心周波数として抽出する。そし
て、ベクトル化部143に於いてベクトル化、即ち、直
交位相の信号で合成して、位相同期部150に入力す
る。
【0032】比較部151は、タイミング抽出部140
の出力信号と、分周器156の分周出力信号とを位相比
較し、差分をローパスフィルタ152を介して二次位相
同期回路153に入力する。この二次位相同期回路15
3は例えば2個の積分器により構成することができる。
この二次位相同期回路153の出力信号をDA変換部1
54によりアナログ信号の制御電圧に変換して、電圧制
御水晶発振器155の発振周波数を制御する。このデー
タ室制御水晶発振器155の出力信号をAD変換部11
7(図15参照)へサンプルクロック信号として加え、
又分周器156により分周してゼロ点信号とする。即
ち、ゼロ点のタイミング信号として、雑音除去部120
(図15参照)に入力する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】マルチキャリア方式に
よりデータを伝送するシステムに於いて、受信側で回線
等化を行う為には、最低16チャネル分を必要とするも
のである。この16チャネル分の二次元インタリーブ出
力を得る為に、256チャネル分のデータを必要とする
ことになる。
【0034】例えば、図21は、図15に示すデータ伝
送装置の送信部のみを抽出し、チャネル数を付記したも
のであり、ADM多重部103は、時間/周波数インタ
リーブ部104から16チャネル分の二次元インタリー
ブ後のデータを出力する為に、256チャネル分のデー
タを処理する構成となる。なお、ゼロ点挿入部109
は、DMT処理部105による16チャネル分のデータ
に対して、信号点間にゼロ点を挿入するもので、それに
より、32チャネル分のデータとなる。
【0035】時間/周波数インタリーブ部104に於い
ては、例えば、図22に示すように、周波数軸CH1〜
CH16、時間軸1〜16の256チャネル分のデータ
を、二次元インタリーブ処理して、16チャネル分のデ
ータを時間軸上に沿って出力することになる。このよう
に、16チャネルの二次元インタリーブ出力を得る為
に、256チャネル分のデータを必要とすることから、
PAR(Peak to Average Ratio;平均値に対する
ピーク比)が増大する問題が生じた。このPARは、チ
ャネル数をnとすると、PAR=3.01+10 log
n〔dB〕で表されるから、256チャネルの場合、P
AR=27〔dB〕となる。そこで、レベルを低下させ
ることが考えられるが、レベル低下により受信レベルも
低下し、受信側のS/Nが大きく劣化し、安定なデータ
伝送が不可能となる問題がある。
【0036】本発明は、所望の二次元インタリーブを少
ないチャネル数のデータで実現し、又ゼロ点挿入を等価
的に実現することを目的とする。又時間軸及び周波数軸
で特性が異なる不均一な雑音を受信側の二つの高速フー
リエ変換部(FFT)と、その高速フーリエ変換部間に
設けた二次元逆インタリーブ部により均一化するを目的
とし、更に、高速フーリエ変換部のチャネル数を増加さ
せないようにすることを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ伝送方法
は、図1を参照して説明すると、時間軸上と周波数軸上
とによる二次元インタリーブを施し、且つマルチキャリ
アによりデータを伝送するデータ伝送方法であって、時
間/周波数インタリーブ部6により二次元インタリーブ
を施す前段と後段とに於ける高速逆フーリエ変換に必要
とするチャネル数に対して不足するデータを、チャネル
コピーにより形成する過程を含むものである。
【0038】又チャネルコピーにより、高速逆フーリエ
変換に必要とするチャネル数のデータとし、高速逆フー
リエ変換後に、チャネルコピーにより等価的に時間軸上
に発生したゼロ点を除去して、二次元インタリーブを施
す時間/周波数インタリーブ部6に入力する過程を含む
ものである。又チャネルコピーにより等価的に時間軸上
にゼロ点を発生させ、時間/周波数インタリーブ部6の
前段の第1の高速逆フーリエ変換部4に於いて必要とす
るチャネル数のデータとし、この第1の高速逆フーリエ
変換部4の逆フーリエ変換出力に含まれる前記チャネル
コピーにより生じたゼロ点を除去して、二次元インタリ
ーブを施す時間/周波数インタリーブ部6に入力する。
この時間/周波数インタリーブ部6による二次元インタ
リーブ出力を、時間/周波数インタリーブ部6の後段の
第2の高速逆フーリエ変換部8に於いて必要とするチャ
ネル数のデータとなるようにチャネルコピーを行う過程
を含むものである。又時間/周波数インタリーブ部6の
前段の第1の高速逆フーリエ変換部4と後段の第2の高
速逆フーリエ変換部8とに於いて必要とするチャネル数
を同一に設定することができる。
【0039】又時間軸上と周波数軸上とによる二次元イ
ンタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを
伝送するデータ伝送方法であって、二次元インタリーブ
を施す時間/周波数インタリーブ部の前段の第1の高速
逆フーリエ変換部に於いて必要とするチャネル数を、ゼ
ロ値追加により形成する過程を含むことができる。
【0040】又本発明のデータ伝送装置は、図1を参照
して説明すると、時間軸上と周波数軸上とによる二次元
インタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータ
を伝送するデータ伝送装置であって、二次元インタリー
ブを施す前段と後段とに於ける高速逆フーリエ変換部に
必要とするチャネル数に対して不足するデータを、チャ
ネルコピーにより形成するチャネルコピー部3,7を備
えている。
【0041】又二次元インタリーブを施す時間/周波数
インタリーブ部6と、この時間/周波数インタリーブ部
6の前段の第1の高速逆フーリエ変換部4と後段の第2
の高速逆フーリエ変換部8と、第1及び第2の高速逆フ
ーリエ変換部4,8に必要とするチャネル数のデータを
コピーにより形成する第1及び第2のチャネルコピー部
3,7と、第1の高速逆フーリエ変換部4の逆フーリエ
変換出力の前記データコピーにより形成されたゼロ点を
除去するゼロ点除去部5とを備えている。又時間/周波
数インタリーブ部6の前段の第1の高速逆フーリエ変換
部3と、時間/周波数インタリーブ部4の後段の第2の
高速逆フーリエ変換部8とに於けるチャネル数を同一に
設定することができる。
【0042】又時間軸上と周波数軸上とによる二次元イ
ンタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを
伝送するデータ伝送装置であって、二次元インタリーブ
を施す時間/周波数インタリーブ部と、この時間/周波
数インタリーブ部の前段の第1の高速逆フーリエ変換部
及び該時間/周波数インタリーブ部の後段の第2の高速
逆フーリエ変換部と、第1の高速逆フーリエ変換部に必
要とするチャネル数をゼロ値追加により形成するゼロ値
追加部を備えている。又第1の高速逆フーリエ変換部の
逆フーリエ変換出力の前記ゼロ値追加に相当するゼロ値
を間引く間引処理部を設けることができる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
の説明図であり、SDは送信信号、1は符号変換部、2
は信号点発生部、3は第1のチャネルコピー部、4は第
1の高速逆フーリエ変換部(IFFT)、5はゼロ点除
去部、6は時間/周波数インタリーブ部、7は第2のチ
ャネルコピー部、8は第2の高速逆フーリエ変換部(I
FFT)、9はガードタイム挿入部(GT)、10はロ
ールオフフィルタ及び変調部(ROF MOD)、11
はDA変換部(D/A)、12はローパスフィルタ(L
PF)、TX−lineは送信回線を示し、以上の構成
は、データ伝送装置の送信部に相当するものである。
【0044】又RX−lineは受信回線、20は同期
処理部、21はバンドパスフィルタ(BPF)、22は
AD変換部(A/D)、23は復調及びロールオフフィ
ルタ部(DEM ROF)、24は雑音・ガードタイム
除去部、25は第1の高速フーリエ変換部(FFT)、
26は振幅位相引込部、27は第1のチャネル除去部、
28は時間/周波数逆インタリーブ部、29はゼロ値挿
入部、30は第2の高速フーリエ変換部(FFT)、3
1は第2のチャネル除去部、32は判定部(DEC)、
33は符号変換部、RDは受信信号を示し、以上の構成
は、データ伝送装置の受信部に相当するものである。
【0045】符号変換部1は、スクランブル(SC
R),直並列変換(S/P),グレーコード/ナチュラ
ルコード変換(G/N),和分処理の機能を有し、信号
点発生部2は、符号変換部1の出力を基に信号点を形成
し、第1のチャネルコピー部3に於いてチャネルのデー
タをコピーすることにより、等価的に時間軸上にゼロ点
を発生させ、第1の高速逆フーリエ変換部4に入力する
チャネル数のデータとなるようにし、この第1の高速逆
フーリエ変換部4による逆フーリエ変換後に、ゼロ点除
去部5に於いてデータコピーに対応するゼロ点を除去し
て、時間/周波数インタリーブ部6に入力する。
【0046】この時間/周波数インタリーブ部6に於い
て二次元インタリーブを施した後、第2のチャネルコピ
ー部7に於いてチャネルのデータをコピーすることによ
り、等価的に時間軸上にゼロ点を発生させ、第2の高速
逆フーリエ変換部6に入力するチャネル数のデータと
し、逆フーリエ変換後に、ガードタイム挿入部9に於い
てガードタイムを挿入し、ロールオフフィルタ及び変調
部10に於いて波形整形及びディジタル変調を施し、D
A変換部11に於いてアナログ信号に変換し、ローパス
フィルタ12を介して送信回線TX−lineに送出す
る。
【0047】又受信回線RX−lineを介して受信し
た信号を、バンドパスフィルタ21により所定の周波数
帯域のみをAD変換部22に入力してディジタル信号に
変換し、復調及びロールオフフィルタ部23に於いてデ
ィジタル復調して波形整形し、雑音・ガードタイム除去
部24に於いて雑音除去及びガードタイムを除去し、第
1の高速フーリエ変換部25に於いてフーリエ変換し
て、時間軸上から周波数軸上への変換を行い、振幅位相
引込部25に於いて信号点に対する同期引込みを行い、
第1のチャネル除去部27に於いて送信部のチャネルコ
ピー処理によって挿入したゼロ点に対応するチャネルの
除去を行って時間/周波数逆インタリーブ部28に入力
する。
【0048】この時間/周波数逆インタリーブ部28に
於いて二次元逆インタリーブを施し、ゼロ値挿入部29
にゼロ点を挿入して所定のチャネル数とし、第2の高速
フーリエ変換部30に於いて高速フーリエ変換を施し、
チャネル除去部31に於いてゼロ点挿入に対応するチャ
ネルを除去し、判定部32に於いてデータ判定を行い、
符号変換部33に於いて、差分演算,ナチュラルコード
/グレーコード変換(N/G),並直列変換(P/
S),デスクランブル(DSCR)を施して、受信信号
RDとする。
【0049】又同期処理部20は、内部にタイミング抽
出部と位相同期部とを含み、復調及びロールオフフィル
タ部24のロールオフフィルタの出力信号を基に、タイ
ミング同期、サブフレーム同期、マスタフレーム同期を
とり、各部にクロック信号やタイミング信号を供給す
る。
【0050】図2はチャネル数の説明図であり、図1に
示すデータ伝送装置の送信部と受信部との主要部に於け
るチャネル数(ch)の一例を示すもので、13,34
はバッファメモリ等によるデータストックを示す。又第
1,第2の高速逆フーリエ変換部4,8(IFFT)
と、第1,第2の高速フーリエ変換部25,30(FF
T)に於ける処理チャネル数をそれぞれ同一の例えば6
4とした場合を示す。それにより、第1,第2の高速逆
フーリエ変換部4,8は同一のプログラムで逆フーリエ
変換が可能となり、同様に、第1,第2の高速フーリエ
変換部25,30は同一のプログラムでフーリエ変換が
可能となる。
【0051】又第1,第2のチャネルコピー部3,7
は、データをコピーするもので、データのコピー個数を
1個とすると、等価的に時間軸上の信号点間にゼロ点が
1個挿入され、又データのコピー数を3個とすると、等
価的に時間軸上の信号点間にゼロ点が3個挿入された状
態となる。即ち、コピー数に対応したゼロ点を信号点間
に挿入することができる。又第1のチャネル除去部25
は、第2のチャネルコピー部7に於いてコピーしたチャ
ネルのデータに対応したチャネルのデータ、即ち、ゼロ
点を削除する。
【0052】送信部に於ける信号点発生部2に於いて、
ゼロ点の個数とデータの個数との比率が1:1の場合に
は、例えば、32チャネル(ch)分の信号点を形成す
ると、第1のチャネルコピー部3に於いて各チャネルを
コピー、即ち、データを1個コピーすることにより、第
1の高速逆フーリエ変換部4に於いて必要とする64チ
ャネル分のデータとして、第1の高速逆フーリエ変換部
4に入力する。又信号点発生部2に於いて16チャネル
分の信号点を形成した場合は、第1のチャネルコピー部
3に於いてデータを3個コピーすることにより、64チ
ャネル分のデータとして、第1の高速逆フーリエ変換部
4に入力する。従って、前述のように、第1の高速逆フ
ーリエ変換部4は、信号点発生部2からのチャネル数が
異なっても、チャネルコピー部3に於けるコピー個数の
選択により同一のチャネル数分のデータを入力すること
ができる。
【0053】第1の高速逆フーリエ変換部4からの64
チャネル分の出力データはデータストック13によりス
トックし、ゼロ点除去部13に於いてゼロ点を除去し
て、時間/周波数インタリーブ部6に入力する。即ち、
チャネルコピーにより1個のゼロ点を挿入した場合は、
その1個のゼロ点を削除し、又チャネルコピーにより3
個のゼロ点を挿入した場合は、その3個のゼロ点を削除
する。
【0054】時間/周波数インタリーブ部6は、ゼロ点
を削除した32チャネル分又は16チャネル分について
二次元インタリーブを施し、チャネルコピー部7に於い
てチャネルコピーによる時間軸上のゼロ点挿入を行っ
て、64チャネル分のデータとして第2の高速逆フーリ
エ変換部8に入力する。この第2の高速逆フーリエ変換
部8からの64チャネル分のデータをガードタイム挿入
部9(GT)に於いてガードタイムを挿入し、図2に於
いては図示を省略しているが、図1に示すロールオフフ
ィルタ及び変調部10に於いて波形整形,ディジタル変
調を施して、DA変換部11によりアナログ信号に変換
し、ローパスフィルタ12を介して送信回線TX−li
neに送出する。
【0055】又受信回線RX−lineを介して受信し
た信号は、図示に示すバンドパスフィルタ21により所
定の帯域を通過させ、AD変換部22に於いてディジタ
ル信号に変換し、復調及びロールオフフィルタ部23に
より復調して波形整形を施し、雑音・ガードタイム除去
部24に於いて雑音の除去及びガードタイムの除去を行
う。これにより、送信部の高速逆フーリエ変換部8から
の出力の64チャネル分に相当する64チャネル分のデ
ータを第1の高速フーリエ変換部25に入力する。
【0056】この第1の高速フーリエ変換部25に於い
て、送信部の第2の高速逆フーリエ変換部8の処理と逆
の処理により、64チャネル分のデータを出力してチャ
ネル除去部27に入力し、チャネルコピーにより挿入し
たゼロ点を除去して、32チャネル分又は16チャネル
分のデータとし、データストック27にストックし、時
間/周波数逆インタリーブ部28に入力する。この時間
/周波数逆インタリーブ部28に於いて、送信部の時間
/周波数インタリーブ部6と逆の処理を行い、ゼロ値挿
入部29に於いてゼロ点を挿入し、64チャネル分のデ
ータとして第2の高速フーリエ変換部30に入力し、6
4チャネル分のフーリエ変換出力からチャネル除去部3
1に於いてゼロ点に相当するチャネルを除去して、32
チャネル分又は16チャネル分のデータとする。そし
て、図示を省略しているが、図1に於ける判定部32に
於いて判定し、符号変換部33に於いて、送信部の符号
変換部1の逆の処理を行って受信データRDとする。
【0057】図3はコピーによるゼロ点挿入の説明図で
あり、(a)は、高速逆フーリエ変換部IFFTに、デ
ータと0とを入力して、高速逆フーリエ変換を施す場合
を示す。これは、信号点間にゼロ点を挿入した場合に相
当する。この場合の周波数軸上では、(b)に示すよう
に、データ単独の場合の周波数帯域の2倍の周波数帯域
となり、又時間軸上では、(c)に示すように変化する
ものとなる。
【0058】又(d)は、高速逆フーリエ変換部IFF
Tに、データを並列的に、即ち、コピーとして入力し
て、高速逆フーリエ変換を施す場合を示し、コピーが1
個(データを2並列入力)の場合の周波数軸上は、
(e)に示すものとなり、時間軸上では、(f)に示す
ように、信号点間に1個のゼロ点が挿入されることにな
る。又データと3個のコピー(データを4並列入力)と
を高速逆フーリエ変換部IFFTに入力すると、周波数
軸上では、(g)に示すものとなり、時間軸上では、
(h)に示すように、信号点間に3個のゼロ点が挿入さ
れることになる。即ち、32チャネルのデータについて
は、データを1個コピーすることにより、時間軸上では
信号点間に1個のゼロ点が挿入された64チャネル分を
形成することができ、又16チャネルのデータについて
は、データを3個コピーすることにより、時間軸上では
信号点間に3個のゼロ点が挿入された64チャネル分を
形成することができる。
【0059】図4は二次元インタリーブの説明図であ
り、(A)はチャネルコピー部に於いてコピー1個の場
合の高速逆フーリエ変換部4(IFFT)による高速逆
フーリエ変換出力の64チャネルCH1〜CH64分
を、データストック13にストックした状態を示し、時
間軸の1に於いて、64チャネルCH1〜CH64分の
サンプルは、CH2,CH4,CH6,・・・CH6
2,CH64のように1サンプルおきにゼロサンプルを
含むものとなる。そこで、ゼロ点除去部5に於いてゼロ
サンプルを除去し、32チャネルCH1〜CH32分の
サンプルを時間/周波数インタリーブ部6に入力して、
二次元インタリーブを施す。その結果の一例を、図4の
(B)に示す。
【0060】又入力チャネル数が16で、第1のチャネ
ルコピー部3に於いてデータを3個コピーして64チャ
ネル分として、逆フーリエ変換すると、図5の(A)に
示すように、64チャネルCH1〜CH64分がデータ
ストック13にストックされる。この場合、CH2,C
H3,CH4のように、信号点間に3個のゼロサンプル
が含まれることになり、ゼロ点除去部5に於いては、ゼ
ロサンプルを除く16チャネルCH1〜CH16分のサ
ンプルを、時間/周波数インタリーブ部6に入力し、時
間軸上に分配して、例えば、図5の(B)に示す二次元
インタリーブ処理結果を得ることができる。
【0061】図6はゼロ点挿入と雑音除去との説明図で
あり、(a)信号点Sについて伝送速度を192kBと
すると、データを1個コピーすることにより、(b)送
信信号として示すように、等価的に信号点S間にゼロ点
を挿入することができる。それにより伝送速度としては
2倍の384kBとなる。即ち、図19の(1)送信1
92kB伝送の信号点に対して、(2)送信ゼロ点挿入
後として示すように、1個のゼロ点を挿入した場合と同
様に、周波数軸上にコピーしたことによって時間軸上に
ゼロ点を挿入することができる。従って、図6の(c)
受信信号は、図19の(3)受信信号と同様にそれぞれ
雑音Nが重畳され、ゼロ点上に重畳された雑音を抽出し
て信号点上の雑音を除去し、(d)雑音除去後として示
す受信信号を復元することができる。即ち、図17に於
けるゼロ点挿入部109の機能を、前述のデータコピー
の機能によって実現することができる。
【0062】又ゼロ点挿入は、複数の信号点に対して1
個のゼロ点或いは信号点間に複数のゼロ点として挿入す
ることができるものであり、例えば、図17の(a)
は、先頭16個のデータコピーにより、3個の信号点間
に1個のゼロ点を挿入した状態を示し、ゼロ点挿入前の
原データの帯域を288kHzとすると、ゼロ点挿入に
より384kHzの帯域となる。又(b)コピー1個
は、前述の図4に示す状態を示し、(c)コピー2個
は、信号点間に2個のゼロ点を挿入した場合を示し、原
データを128kHzの帯域とすると、2個のゼロ点挿
入により384kHzの帯域となる。又(d)コピー3
個とすると、信号点間に3個のゼロ点を挿入したことに
なり、原データを96kHzの帯域とすると、3個のゼ
ロ点挿入により384kHzの帯域となる。
【0063】図8は二次元インタリーブを施した場合と
施さない場合とのアイパターン測定結果を示し、(1)
は二次元インタリーブを施さない場合の4個のチャネル
CHa,CHb,CHc,CHdの4値QAMの変調点
を示す。この場合、チャネルCHa,CHc,CHdに
ついては変調点が明確であるが、チャネルCHbについ
ては変調点が広く分布して明確でなくなっている。即
ち、特定のチャネルCHbのS/Nが著しく劣化してい
ることを示す。従って、チャネルCHbについては、判
定不可能の状態となり、1個のチャネルが全く使用不可
能となると、全体としてのデータ伝送を正常に行うこと
ができなくなる。
【0064】これに対して、前述の二次元インタリーブ
を施すと、雑音成分の平均化が行われることになって、
図8の(2)に示すように、各チャネルCHa,CH
b,CHc,CHdの変調点は多少の広がりはあるが、
正しく判定可能の状態となるから、安定なデータ伝送が
可能となる。
【0065】図9は本発明の第2の実施の形態の説明図
であり、図1と同一符号は同一部分を示し、14はゼロ
値追加部、15はDCM部、34は第2の高速フーリエ
変換部(FFT)を示す。ゼロ値追加部14は、図1の
チャネルコピー部3によりデータコピーによって等価的
に時間軸上にゼロ点を追加する機能の代わりに、実際に
ゼロ点を挿入するものであり、DCM部15は、間引き
処理により挿入したゼロ点を除去するものである。
【0066】又第1,第2の高速逆フーリエ変換部4,
8及び時間/周波数インタリーブ部6等の機能及び動作
は図1に示す場合と同様であり、又受信部については、
第2の高速フーリエ変換部34を64チャネル分の入出
力構成としない場合を示し、従って、図1に於けるゼロ
値挿入部29及びチャネル除去部31を省略している
が、その他の機能及び動作は図1に示す場合と同様であ
るから、重複した説明は省略する。
【0067】図10はチャネル数の説明図であり、ゼロ
値1個追加は図2のコピー1個に対応し、又ゼロ値3個
追加は図2のコピー3個に対応する。即ち、第1の高速
逆フーリエ変換部4に対する入力チャネル数を64チャ
ネル分とする為に、ゼロ値追加部14に於いてゼロ値を
追加するものである。そして、高速逆フーリエ変換部4
の変換出力の64チャネル分から、DCM部15に於い
て追加したゼロ値個数を間引いて時間/周波数インタリ
ーブ部6に入力する。そして、チャネルコピー部7に於
いて第2の高速逆フーリエ変換部8に対して64チャネ
ル分が入力されるようにデータをコピーする。
【0068】又受信部に於いては、時間/周波数逆イン
タリーブ部28により逆インタリーブ処理を施した32
チャネル分又は16チャネル分をそのまま高速フーリエ
変換部34に入力する。この場合の第2の高速フーリエ
変換部34は、図1及び図2に示す第2の高速フーリエ
変換部30と比較して、チャネル数を64としない場合
で、ゼロ値追加個数によって異なるチャネル数となる。
しかし、チャネル数が少ない為、問題ではない。
【0069】図11は変調方式とデータ伝送路の課題と
を示し、変調方式としてQAMと、DMTと、OFDM
と、SS(スペクトラム拡散)と、本発明とについて、
回線等化、マルチパス、不要帯域除去、雑音変動の課題
とについて、黒三角印は問題有り、白丸印は問題無しを
示す。回線等化については、DMT,OFDMのように
マルチキャリアを用いることにより容易となる。又マル
チパスについては、ガードタイムを付加できるDMT,
OFDM,SSの技術を導入することにより解決するこ
とができる。
【0070】又不要帯域除去については、外部フィルタ
による除去も可能であるが、QAMに於けるような波形
整形フィルタを用いた帯域外除去手段が、データ伝送路
に対する特性確保の面からも得策である。又雑音変動に
ついては、QAMに於ける雑音の周波数軸上の積分化
や、SSに於ける時間軸/周波数軸の積分化が効果的で
ある。そこで、本発明は、DMT等に於ける回線等化技
術と、DMT等に於けるガードタイム付加の技術と、Q
AMに於ける波形整形フィルタ技術と、二次元インタリ
ーブによる時間軸/周波数軸の積分技術とを導入し、安
定なデータ伝送を可能とすることができる。
【0071】又本発明は、前述の各実施の形態のみに限
定されるものではなく、先に提案したデータ伝送装置の
各部の構成及び方法を適用することも可能であり、例え
ば、チャネルコピー、即ち、チャネルのデータをコピー
することにより、等価的に時間軸上に発生したゼロ点を
利用して、図16及び図17を参照して説明した雑音除
去の手段を適用することができる。即ち、雑音・ガード
タイム除去部24に於いてゼロ点位置の雑音成分を抽出
して、信号点位置の雑音を除去することができる。又第
1,第2の高速逆フーリエ変換部4,8及び第1,第2
の高速フーリエ変換部25,30の入出力チャネル数を
64とした場合を示しているが、他のチャネル数とする
ことも勿論可能である。又図1のデータ伝送装置の受信
部を、図9に示す構成に変更、即ち、第1の高速フーリ
エ変換部25に必要とするチャネル数より、第2の高速
フーリエ変換部34に必要とするチャネル数を少なくし
た構成とすることも可能である。
【0072】(付記1)時間軸上と周波数軸上とによる
二次元インタリーブを施し、且つマルチキャリアにより
データを伝送するデータ伝送方法に於いて、前記二次元
インタリーブを施す前段と後段とに於ける高速逆フーリ
エ変換に必要とするチャネル数に対して不足するデータ
を、チャネルコピーにより形成する過程を含むことを特
徴とするデータ伝送方法。 (付記2)チャネルコピーにより前記高速逆フーリエ変
換に必要とするチャネル数のデータとし、該高速逆フー
リエ変換後に前記チャネルコピーにより等価的に時間軸
上に発生したゼロ点を除去して、前記二次元インタリー
ブを施す時間/周波数インタリーブ部に入力する過程を
含むことを特徴とする付記1記載のデータ伝送方法。 (付記3)チャネルコピーにより等価的に時間軸上にゼ
ロ点を発生させ、時間/周波数インタリーブ部の前段の
第1の高速逆フーリエ変換部に必要とするチャネル数の
データとし、該第1の高速逆フーリエ変換部の逆フーリ
エ変換出力の前記ゼロ点を除去して二次元インタリーブ
を施す時間/周波数インタリーブ部に入力し、該時間/
周波数インタリーブ部による二次元インタリーブ出力を
該時間/周波数インタリーブ部の後段の第2の高速逆フ
ーリエ変換部に必要とするチャネル数のデータとなるよ
うにチャネルコピーを行う過程を含むことを特徴とする
付記1記載のデータ伝送方法。
【0073】(付記4)前記時間/周波数インタリーブ
部の前段の第1の高速逆フーリエ変換部と後段の第2の
高速逆フーリエ変換部とに於いて必要とするチャネル数
を同一に設定したことを特徴とする付記1乃至3の何れ
かに記載のデータ伝送方法。 (付記5)前記チャネルコピーにより等価的に時間軸上
に挿入したゼロ点の雑音成分を抽出して、受信信号の信
号点上の雑音成分を除去する過程を含むことを特徴とす
る付記1乃至5の何れかに記載のデータ伝送方法。 (付記6)時間軸上と周波数軸上とによる二次元インタ
リーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを伝送
するデータ伝送方法に於いて、前記二次元インタリーブ
を施す時間/周波数インタリーブ部の前段の第1の高速
逆フーリエ変換部に必要とするチャネル数を、ゼロ値追
加により形成する過程を含むことを特徴とするデータ伝
送方法。 (付記7)前記ゼロ値追加により形成した前記第1の高
速逆フーリエ変換部に必要とするチャネル数と、前記時
間/周波数インタリーブ部の後段の第2の高速逆フーリ
エ変換部に必要とするチャネル数とを同一に設定したこ
とを特徴とする付記6記載のデータ伝送方法。
【0074】(付記8)時間軸上と周波数軸上とによる
二次元インタリーブを施し、且つマルチキャリアにより
データを伝送するデータ伝送装置に於いて、前記二次元
インタリーブを施す前段と後段とに於ける高速逆フーリ
エ変換部に必要とするチャネル数に対して不足するデー
タを、チャネルコピーにより形成するチャネルコピー部
を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。 (付記9)二次元インタリーブを施す時間/周波数イン
タリーブ部と、該時間/周波数インタリーブ部の前段の
第1の高速逆フーリエ変換部と後段の第2の高速逆フー
リエ変換部と、前記第1及び第2の高速逆フーリエ変換
部に必要とするチャネル数のデータをコピーにより形成
する第1及び第2のチャネルコピー部と、前記第1の高
速逆フーリエ変換部の逆フーリエ変換出力の前記データ
コピーにより形成されたゼロ点を除去するゼロ点除去部
とを備えたことを特徴とする付記8記載のデータ伝送装
置。
【0075】(付記10)前記時間/周波数インタリー
ブ部の前段の第1の高速逆フーリエ変換部と、該時間/
周波数インタリーブ部の後段の第2の高速逆フーリエ変
換部とに於けるチャネル数を同一に設定したことを特徴
とする付記8又は9記載のデータ伝送装置。 (付記11)前記時間/周波数インタリーブ部に対応す
る受信部の時間/周波数逆インタリーブ部の前段の第1
の高速フーリエ変換部に必要とするチャネル数と、前記
時間/周波数逆インタリーブ部の後段の第2の高速フー
リエ変換部に必要とするチャネル数とを同一に設定した
ことを特徴とする付記8記載のデータ伝送装置。
【0076】(付記12)時間軸上と周波数軸上とによ
る二次元インタリーブを施し、且つマルチキャリアによ
りデータを伝送するデータ伝送装置に於いて、前記二次
元インタリーブを施す時間/周波数インタリーブ部と、
該時間/周波数インタリーブ部の前段の第1の高速逆フ
ーリエ変換部及び該時間/周波数インタリーブ部の後段
の第2の高速逆フーリエ変換部と、前記第1の高速逆フ
ーリエ変換部に必要とするチャネル数をゼロ値追加によ
り形成するゼロ値追加部を備えたことを特徴とするデー
タ伝送装置。 (付記13)前記第1の高速逆フーリエ変換部の逆フー
リエ変換出力の前記ゼロ値追加に相当するゼロ値を間引
く間引処理部を設けたことを特徴とする付記12記載の
データ伝送装置。 (付記14)前記ゼロ値追加により形成した前記第1の
高速逆フーリエ変換部に必要とするチャネル数と、前記
時間/周波数インタリーブ部の後段の第2の高速逆フー
リエ変換部に必要とするチャネル数とを同一に設定した
ことを特徴とする付記13記載のデータ伝送装置。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、時間軸
上と周波数軸上との二次元インタリーブを施し且つマル
チキャリア方式でデータを伝送し、受信部では、第1,
第2の高速フーリエ変換部(FFT)25,30間に設
けた時間/周波数逆インタリーブ部による二次元逆イン
タリーブを施して受信処理するものであるから、雑音成
分の帯域内の平均化を図ることにより、低圧配電線等の
雑音の変動が大きいデータ伝送路を用いた場合でも、安
定なデータ伝送を可能とすることができる。又高速逆フ
ーリエ変換に必要とするチャネル数に対して不足するチ
ャネル数を、チャネルコピー、即ち、チャネルのデータ
をコピーすることにより容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】チャネル数の説明図である。
【図3】コピーによるゼロ点挿入の説明図である。
【図4】二次元インタリーブの説明図である。
【図5】二次元インタリーブの説明図である。
【図6】ゼロ点挿入と雑音除去との説明図である。
【図7】ゼロ点挿入説明図である。
【図8】二次元インタリーブの有無による測定結果の説
明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の説明図である。
【図10】チャネル数の説明図である。
【図11】特性比較説明図である。
【図12】先に提案したデータ伝送装置の説明図であ
る。
【図13】雑音特性の説明図である。
【図14】先に提案した他のデータ伝送装置の説明図で
ある。
【図15】先に提案した雑音除去手段を設けたデータ伝
送装置の説明図である。
【図16】雑音除去部の説明図である。
【図17】雑音除去の動作説明図である。
【図18】間引き処理の説明図である。
【図19】補間処理の説明図である。
【図20】タイミング発生部の説明図である。
【図21】チャネル数の説明図である。
【図22】二次元インタリーブの説明図である。
【符号の説明】
1 符号変換部 2 信号点発生部 3 第1のチャネルコピー部 4 第1の高速逆フーリエ変換部(IFFT) 5 ゼロ点除去部 6 時間/周波数インタリーブ部 7 チャネルコピー部 8 第2の高速逆フーリエ変換部(IFFT) 9 ガードタイム挿入部(GT) 10 ロールオフフィルタ及び変調部(ROF MO
D) 11 DA変換部(D/A) 12 ローパスフィルタ(LPF) 20 同期処理部 21 バンドパスフィルタ(BPF) 22 AD変換部(A/D) 23 復調及びロールオフフィルタ部(DEM RO
F) 24 雑音・ガードタイム除去部 25 第1の高速フーリエ変換部(FFT) 26 振幅位相引込部 27 チャネル除去部 28 時間/周波数逆インタリーブ部 29 ゼロ値挿入部 30 第2の高速フーリエ変換部(FFT) 31 チャネル除去部 32 判定部(DEC) 33 符号変換部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間軸上と周波数軸上とによる二次元イ
    ンタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを
    伝送するデータ伝送方法に於いて、 前記二次元インタリーブを施す前段と後段とに於ける高
    速逆フーリエ変換に必要とするチャネル数に対して不足
    するデータを、チャネルコピーにより形成する過程を含
    むことを特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】 チャネルコピーにより前記高速逆フーリ
    エ変換に必要とするチャネル数のデータとし、該高速逆
    フーリエ変換後に前記チャネルコピーにより等価的に時
    間軸上に発生したゼロ点を除去して、前記二次元インタ
    リーブを施す時間/周波数インタリーブ部に入力する過
    程を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送方
    法。
  3. 【請求項3】 チャネルコピーにより等価的に時間軸上
    にゼロ点を発生させ、時間/周波数インタリーブ部の前
    段の第1の高速逆フーリエ変換部に必要とするチャネル
    数のデータとし、該第1の高速逆フーリエ変換部の逆フ
    ーリエ変換出力の前記ゼロ点を除去して二次元インタリ
    ーブを施す時間/周波数インタリーブ部に入力し、該時
    間/周波数インタリーブ部による二次元インタリーブ出
    力を該時間/周波数インタリーブ部の後段の第2の高速
    逆フーリエ変換部に必要とするチャネル数のデータとな
    るようにチャネルコピーを行う過程を含むことを特徴と
    する請求項1記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記時間/周波数インタリーブ部の前段
    の第1の高速逆フーリエ変換部と後段の第2の高速逆フ
    ーリエ変換部とに於いて必要とするチャネル数を同一に
    設定したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
    記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】 時間軸上と周波数軸上とによる二次元イ
    ンタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを
    伝送するデータ伝送方法に於いて、 前記二次元インタリーブを施す時間/周波数インタリー
    ブ部の前段の第1の高速逆フーリエ変換部に必要とする
    チャネル数を、ゼロ値追加により形成する過程を含むこ
    とを特徴とするデータ伝送方法。
  6. 【請求項6】 時間軸上と周波数軸上とによる二次元イ
    ンタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを
    伝送するデータ伝送装置に於いて、 前記二次元インタリーブを施す前段と後段とに於ける高
    速逆フーリエ変換部に必要とするチャネル数に対して不
    足するデータを、チャネルコピーにより形成するチャネ
    ルコピー部を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
  7. 【請求項7】 二次元インタリーブを施す時間/周波数
    インタリーブ部と、該時間/周波数インタリーブ部の前
    段の第1の高速逆フーリエ変換部と後段の第2の高速逆
    フーリエ変換部と、前記第1及び第2の高速逆フーリエ
    変換部に必要とするチャネル数のデータをコピーにより
    形成する第1及び第2のチャネルコピー部と、前記第1
    の高速逆フーリエ変換部の逆フーリエ変換出力の前記デ
    ータコピーにより形成されたゼロ点を除去するゼロ点除
    去部とを備えたことを特徴とする請求項6記載のデータ
    伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記時間/周波数インタリーブ部の前段
    の第1の高速逆フーリエ変換部と、該時間/周波数イン
    タリーブ部の後段の第2の高速逆フーリエ変換部とに於
    けるチャネル数を同一に設定したことを特徴とする請求
    項6又は7記載のデータ伝送装置。
  9. 【請求項9】 時間軸上と周波数軸上とによる二次元イ
    ンタリーブを施し、且つマルチキャリアによりデータを
    伝送するデータ伝送装置に於いて、 前記二次元インタリーブを施す時間/周波数インタリー
    ブ部と、 該時間/周波数インタリーブ部の前段の第1の高速逆フ
    ーリエ変換部及び該時間/周波数インタリーブ部の後段
    の第2の高速逆フーリエ変換部と、 前記第1の高速逆フーリエ変換部に必要とするチャネル
    数をゼロ値追加により形成するゼロ値追加部を備えたこ
    とを特徴とするデータ伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の高速逆フーリエ変換部の逆
    フーリエ変換出力の前記ゼロ値追加に相当するゼロ値を
    間引く間引処理部を設けたことを特徴とする請求項9記
    載のデータ伝送装置。
JP2001186274A 2001-06-20 2001-06-20 データ伝送方法及びデータ伝送装置 Expired - Fee Related JP3396815B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001186274A JP3396815B2 (ja) 2001-06-20 2001-06-20 データ伝送方法及びデータ伝送装置
US10/047,131 US7130356B2 (en) 2001-06-20 2002-01-15 Data transmission method and data transmission apparatus
DE60223873T DE60223873T2 (de) 2001-06-20 2002-01-18 Verschachtelung bei Mehrträgerübertragung
CNB021017654A CN100377495C (zh) 2001-06-20 2002-01-18 数据传送方法以及数据传送装置
EP02001041A EP1271873B1 (en) 2001-06-20 2002-01-18 Interleaving in multicarrier transmission
US11/522,154 US7251289B2 (en) 2001-06-20 2006-09-15 Data transmission method and data transmission apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001186274A JP3396815B2 (ja) 2001-06-20 2001-06-20 データ伝送方法及びデータ伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003008535A true JP2003008535A (ja) 2003-01-10
JP3396815B2 JP3396815B2 (ja) 2003-04-14

Family

ID=19025735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001186274A Expired - Fee Related JP3396815B2 (ja) 2001-06-20 2001-06-20 データ伝送方法及びデータ伝送装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US7130356B2 (ja)
EP (1) EP1271873B1 (ja)
JP (1) JP3396815B2 (ja)
CN (1) CN100377495C (ja)
DE (1) DE60223873T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184812A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 直交周波数分割多重変調を使用して超広帯域信号を通信する方法および受信機
WO2007015490A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 National University Corporation NARA Institute of Science and Technology 送信機および受信機
JP2007519287A (ja) * 2003-12-19 2007-07-12 三菱電機株式会社 直交周波数分割多重変調を使用して超広帯域信号を通信する方法および送信機
US7526011B2 (en) 2003-12-25 2009-04-28 Ntt Docomo, Inc. Radio communication system, transmitter, receiver and radio communicating method

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3779331B2 (ja) 1996-10-09 2006-05-24 ダイキン工業株式会社 撥水撥油性樹脂組成物
US7634020B2 (en) * 2003-03-11 2009-12-15 Texas Instruments Incorporated Preamble for a TFI-OFDM communications system
JP3783701B2 (ja) * 2003-07-04 2006-06-07 ソニー株式会社 マルチキャリヤ伝送を行なう無線通信システム、送信装置及び送信方法、並びに受信装置及び受信方法
US7366243B1 (en) * 2003-10-29 2008-04-29 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Methods and apparatus for transmitting non-contiguous spread spectrum signals for communications and navigation
JP4220353B2 (ja) * 2003-11-06 2009-02-04 株式会社ケンウッド 変調装置、移動通信システム、変調方法、及び通信方法
TWI264194B (en) * 2004-02-06 2006-10-11 Univ Nat Chiao Tung Framework and method for multiple-input multiple-output (MIMO) multi-carrier code division multiple access communication system
US7609795B2 (en) * 2005-10-04 2009-10-27 Via Technologies, Inc. Interpolation module, interpolator and methods capable of recovering timing in a timing recovery apparatus
KR100938090B1 (ko) * 2006-10-19 2010-01-21 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 핸드오버 수행 방법 및 장치
WO2010025082A2 (en) * 2008-08-28 2010-03-04 Aclara Power-Line Systems Inc. A general method for low-frequency data transmission on a power line
CN101370000B (zh) * 2008-10-17 2011-06-08 北京星河亮点通信软件有限责任公司 时分同步码分多址系统的多载波实现方法和装置
CN102025478B (zh) 2009-09-15 2015-03-18 华为技术有限公司 数据传送、接收的方法及装置
US9332537B2 (en) 2010-04-01 2016-05-03 Jung-Fu Cheng System and method for signaling control information in a mobile communication network
US9871613B2 (en) * 2016-03-15 2018-01-16 Alcatel-Lucent Usa Inc. Sub-wavelength granularity for transport of multicarrier optical signals
EP3370161B1 (en) * 2017-03-03 2020-06-24 Nxp B.V. Adapting the processing of decomposed ffts to match the number of data points processed in parallel
EP3370160A1 (en) 2017-03-03 2018-09-05 Nxp B.V. Adapting number of data points processed in parallel to match size of decomposed ffts

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9218874D0 (en) * 1992-09-07 1992-10-21 British Broadcasting Corp Improvements relating to the transmission of frequency division multiplex signals
DE19609909A1 (de) * 1996-03-14 1997-09-18 Deutsche Telekom Ag Verfahren und System zur OFDM-Mehrträger-Übertragung von digitalen Rundfunksignalen
JPH10107696A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Sanyo Electric Co Ltd マルチキャリア通信方法及び装置
JP3900670B2 (ja) * 1998-04-17 2007-04-04 ソニー株式会社 通信装置
WO2000018048A1 (fr) * 1998-09-21 2000-03-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif et procede de communication sur ondes porteuses multiples
US6546249B1 (en) * 1999-02-26 2003-04-08 Sumitomo Electric Industries, Ltd Seamless two-way roadway communication system
US6952394B1 (en) * 1999-05-25 2005-10-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for transmitting and receiving orthogonal frequency division multiplexing signal and apparatus therefor
US20020159425A1 (en) * 2000-03-17 2002-10-31 Mitsuru Uesugi Radio communication apparatus and radio communication method

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184812A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 直交周波数分割多重変調を使用して超広帯域信号を通信する方法および受信機
JP2007519287A (ja) * 2003-12-19 2007-07-12 三菱電機株式会社 直交周波数分割多重変調を使用して超広帯域信号を通信する方法および送信機
JP4588430B2 (ja) * 2003-12-19 2010-12-01 ミツビシ・エレクトリック・リサーチ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド 直交周波数分割多重変調を使用して超広帯域信号を通信する方法および受信機
JP4633054B2 (ja) * 2003-12-19 2011-02-16 ミツビシ・エレクトリック・リサーチ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド 直交周波数分割多重変調を使用して超広帯域信号を通信する方法および送信機
US7526011B2 (en) 2003-12-25 2009-04-28 Ntt Docomo, Inc. Radio communication system, transmitter, receiver and radio communicating method
EP2058972A1 (en) 2003-12-25 2009-05-13 NTT DoCoMo, Inc. Radio communication system, transmitter, receiver and radio communicating method
US8315317B2 (en) 2003-12-25 2012-11-20 Ntt Docomo, Inc. Radio communication system, transmitter, receiver and radio communicating method
WO2007015490A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 National University Corporation NARA Institute of Science and Technology 送信機および受信機
JPWO2007015490A1 (ja) * 2005-08-03 2009-02-19 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 送信機および受信機
US7804764B2 (en) 2005-08-03 2010-09-28 National University Corporation NARA Institute of Science and Technology Transmitter and receiver
JP4563453B2 (ja) * 2005-08-03 2010-10-13 国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学 送信機および受信機

Also Published As

Publication number Publication date
US7251289B2 (en) 2007-07-31
US20030007190A1 (en) 2003-01-09
US7130356B2 (en) 2006-10-31
JP3396815B2 (ja) 2003-04-14
CN1392671A (zh) 2003-01-22
DE60223873D1 (de) 2008-01-17
DE60223873T2 (de) 2008-11-06
EP1271873B1 (en) 2007-12-05
US20070009061A1 (en) 2007-01-11
CN100377495C (zh) 2008-03-26
EP1271873A2 (en) 2003-01-02
EP1271873A3 (en) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3396815B2 (ja) データ伝送方法及びデータ伝送装置
EP0847643B1 (en) Method for simplifying the demodulation in multiple carrier transmission system
KR100834256B1 (ko) 데이터 전송 시스템
JP4263483B2 (ja) 電力線ネットワークを介したポイント・ツー・マルチポイントのデータのディジタル伝送のためのシステム及び処理
EP1303094A2 (en) Noise canceling method and apparatus
JP3387919B2 (ja) データ伝送方法及び装置
TW200818756A (en) System and method for communicating data using symbol-based randomized orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) with selected subcarriers turned on or off
KR100532422B1 (ko) 동일 심볼을 다수의 채널에 중복적으로 전송하여 통신거리를 확장시킨 무선 랜 시스템의 직교 주파수 분할다중화 송수신 장치 및 그 송수신 방법
TW200822644A (en) System and method for communicating data using symbol-based randomized orthogonal frequency division multiplexing (OFDM) with applied frequency domain spreading
JP3407254B1 (ja) データ伝送システム及びデータ伝送制御方法
JP3925213B2 (ja) 漏洩電磁界抑圧方法並びに漏洩電磁界抑圧送信方法及び装置
WO2006121073A1 (ja) 多重伝送装置及び多重伝送方法
US6898256B2 (en) Synchronization method and apparatus
JP3796420B2 (ja) Ofdm受信回路
JP2002314505A (ja) 通信装置およびシンボル同期調整方法
JP2003115811A (ja) Ofdm装置
JP2001007779A (ja) 通信装置および通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030114

S202 Request for registration of non-exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090214

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100214

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees