JPH07226017A - 演奏記録再生装置 - Google Patents

演奏記録再生装置

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JPH07226017A
JPH07226017A JP6037945A JP3794594A JPH07226017A JP H07226017 A JPH07226017 A JP H07226017A JP 6037945 A JP6037945 A JP 6037945A JP 3794594 A JP3794594 A JP 3794594A JP H07226017 A JPH07226017 A JP H07226017A
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JP
Japan
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performance
recording
data
video signal
signal
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JP6037945A
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Inventor
Akira Hashimoto
彰 橋本
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号、ステレオ音声、文字情報および演
奏データを記録再生してマルチメディアを実現する演奏
記録再生装置を提供する。 【構成】 CPU12がMIDIインタフェース回路2
1を介して入力されるMIDI信号をパケットデータに
変換して映像信号の垂直帰線消去期間の走査線10H〜
14Hに重畳し、このパケットデータが重畳された映像
信号を映像トラックに記録する。また、CPU12は映
像トラックから再生出力される映像信号に含まれるパケ
ットデータあるいはクローズドキャプションデータCC
を抽出し、当該映像信号に同期してパケットデータを復
号したMIDI信号をMIDI出力する一方、復号した
クローズドキャプションデータCCデータを映像信号に
付与して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号に演奏データ
を重畳して記録し、映像に同期して演奏データを再生す
る演奏記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、演奏操作に応じて生成される演奏
データと、その演奏シーンを撮像した映像信号とを記録
しておき、これらを同期再生する技術が知られてる。こ
うした技術にあっては、ビデオテープの映像トラックに
演奏シーンを撮像した映像信号を記録すると共に、演奏
操作に応じて電子楽器から出力されるMIDI信号をア
ナログ信号に変換して音声トラックの片チャンネルに記
録する。そして、再生時には、この音声トラックの再生
出力をMIDI信号に復号して自動演奏ピアノ等の自動
演奏装置に供給する一方、映像トラックの再生出力をデ
ィスプレイ装置に供給する。これにより、映像に同期し
て自動演奏ピアノがMIDI信号に基づき自動演奏す
る。なお、この種の技術については、特願平4−218
018号に詳述されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
演奏記録再生装置では、演奏データと映像信号とを同一
の記録媒体であるビデオテープに記録するが、その際、
演奏データはL,Rチャンネルからなる音声トラックの
いずれか一方側のチャンネルに記録するようにしてい
る。このため、音声信号をも同時に録音する場合には、
音声トラックの一方側のチャンネルが演奏データによっ
て占有されてしまうことから、音声信号をステレオ録音
することができないという弊害が生じてしまう。また、
近年においては、映像/音声に加えて文字情報や上述し
た演奏データなどを付加した所謂、「マルチメディア」
が指向されており、こうした点を鑑みても、映像信号と
演奏データとを同期再生するだけではマルチメディア化
が十分とは言えず、ステレオ音声信号や文字情報をも映
像に同期して再生し得る装置が待望されている。
【0004】ところで、映像/音声に文字情報を付加す
る技術としては、映像信号中に文字コードを重畳し、再
生時にその文字コードをデコードして画面上に字幕表示
するクローズドキャプション方式が知られている。しか
しながら、この方式では、単に映像に字幕表示するだけ
であるから、演奏データを含むマルチメディア化を達成
することはできない。そこで本発明は、上述した事情に
鑑みてなされたもので、映像信号、ステレオ音声、文字
情報および演奏データを記録再生し、マルチメディアを
実現する演奏記録再生装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、演奏データおよ
び字幕表示用の文字データが垂直帰線消去期間に重畳さ
れている映像信号から前記演奏データおよび文字データ
を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した演奏デ
ータおよび文字データを当該映像信号に同期して復号す
る再生手段とを具備することを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の発明によれば、演
奏操作に応じて生成される演奏データと、字幕表示用の
文字データとを映像信号中の垂直帰線消去期間に重畳し
て記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から再
生出力される映像信号の垂直帰線消去期間に重畳される
前記演奏データおよび文字データを抽出する抽出手段
と、前記抽出手段が抽出した演奏データおよび文字デー
タを当該映像信号に同期して復号する再生手段とを具備
することを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
外部からシリアル転送される演奏データをパケットデー
タに変換すると共に、映像信号から分離した水平同期信
号および垂直同期信号に応じて当該映像信号の垂直帰線
消去期間に含まれる所定の走査線を検出し、当該走査線
に前記パケットデータを重畳して記録媒体へ記録する記
録手段と、この記録媒体から再生出力される映像信号の
垂直帰線消去期間に含まれる所定の走査線に重畳された
前記パケットデータを抽出する抽出手段と、前記抽出手
段が抽出したパケットデータを当該映像信号に同期して
演奏データに復号する再生手段とを具備することを特徴
としている。
【0008】また、請求項4に記載の発明にあっては、
前記再生手段から出力される演奏データが、発音遅延の
有る自動演奏装置に供給される場合、前記記録手段は、
前記演奏データを記録開始する時点から最初のイベント
タイミングまでの時間を前記発音遅延に相当する時間分
早めて記録するか、あるいは前記演奏データに対して前
記映像信号を前記発音遅延分遅らせて記録することを特
徴としている。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、前記記録
手段が演奏データを発音遅延に相当する時間分早めて媒
体記録した場合、前記再生手段は、当該演奏データを供
給する側の発音遅延量に応じて演奏データを所定時間分
遅延させて出力することを特徴としている。また、請求
項6に記載の発明によれば、前記記録手段は、複数の演
奏パートに対応する複数チャンネル分の演奏データを、
垂直帰線消去期間の複数の走査線に重畳して記録媒体
し、前記再生手段は、前記複数チャンネル分の演奏デー
タを選択的に復号出力することを特徴としている。さら
に、請求項7に記載の発明によれば、前記再生手段は、
前記記録媒体から再生出力される映像信号が途絶えた場
合、消音を指示する演奏データを発生することを特徴と
している。
【0010】
【作用】本発明によれば、記録手段が演奏操作に応じて
生成される演奏データと、字幕表示用の文字データとを
映像信号中の垂直帰線消去期間に重畳して記録媒体に記
録し、抽出手段が前記記録媒体から再生出力される映像
信号の垂直帰線消去期間に重畳される前記演奏データお
よび文字データを抽出し、再生手段が抽出された演奏デ
ータおよび文字データを当該映像信号に同期して復号す
る。この結果、映像信号、ステレオ音声、文字情報およ
び演奏データを記録再生するマルチメディアが実現す
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。 A.実施例の構成 マザーテープ作成システムの構成 ここでは、まず、本発明の実施例である演奏記録再生装
置に適用されるマザーテープ作成システムの構成につい
て図1を参照して説明する。なお、ここで言うマザーテ
ープとは、周知の業務用VTRを用いて、例えば、自動
演奏ピアノを実際に演奏する風景を撮像して映像トラッ
クに記録し、その演奏に応じて自動演奏ピアノから発音
される楽音をハイファイ音声トラックにステレオ録音す
る一方、この自動演奏ピアノが演奏操作に応じて出力す
る演奏データ(MIDI信号)に対応する同期信号をノ
ーマル音声トラックに記録したものである。以下、この
マザーテープを作成するシステムについて説明する。
【0012】図1において、1は自動演奏ピアノであ
り、演奏操作に応じたピアノ音を発音すると共に、その
演奏操作に対応したMIDI信号を発生する。なお、こ
の自動演奏ピアノ1は、外部から供給されるMIDI信
号に応じて自動演奏する構成をも備える。2はビデオカ
メラであり、演奏シーンを撮像して映像信号を出力す
る。3a,3bは自動演奏ピアノ1から発音される楽音
を収録し、ステレオ音声信号として出力するマイクロフ
ォンである。4は複数の記録トラックを備えるシーケン
サであり、自動演奏ピアノ1から出力されるMIDI信
号を、対応するトラックに記憶する。
【0013】また、シーケンサ4は、上記MIDI信号
がリアルタイム入力される他、例えば、楽曲のベースパ
ートやコードパート等に対応するMIDI信号を他の記
録トラックにステップ入力することも可能になってい
る。さらに、シーケンサ4は、こうして各トラックに入
力されるMIDI信号(演奏データ)に加えてイベント
タイミングをも記録するようになっており、記録開始タ
イミングから設定テンポ値に応じた周期の同期信号SS
を発生して出力する。5はシーケンサ4から出力される
同期信号SSをアナログ形式の同期信号SAにD/A変
換して出力する同期信号発生器である。6は上述したマ
ザーテープを作成する業務用ビデオテープレコーダであ
り、映像トラック、ハイファイ音声トラックおよびノー
マル音声トラックにそれぞれ映像信号、ステレオ音声信
号および同期信号SAを記録する。
【0014】しかして、上記システムによれば、例え
ば、演奏風景を撮像した映像信号が映像トラックに記録
され、演奏に応じて自動演奏ピアノ1から発音される楽
音がマイクロフォン3a,3bを介してハイファイ音声
トラックにステレオ録音され、かつ、演奏操作に応じて
出力されるMIDI信号のイベント(ノートオン/ノー
トオフ等)に対応する同期信号SSがノーマル音声トラ
ックに記録されたマザーテープが作成される。
【0015】マスタテープ作成システムの構成 次に、上記システムによって作成されたマザーテープを
マスタテープに変換するマスタテープ作成システムの構
成について説明する。このシステムでは、マザーテープ
から再生されるステレオ音声をマスタテープのハイファ
イ音声トラックにそのまま記録する一方、マザーテープ
から再生される映像信号中にシーケンサ4から出力され
るMIDI信号を重畳させてマスタテープの映像トラッ
クに記録する。ここでは、後述する演奏記録再生装置7
によって、映像信号中にMIDI信号が重畳される。な
お、このシステムによってマザーテープをマスタテープ
に変換する際には、次の前処理が必要となる。
【0016】前処理とは、シーケンサ4へ楽曲のベース
パートやコードパート等、ピアノのパート以外のMID
I信号(演奏データ)を記録する操作と、自動演奏ピア
ノ1の発音遅延時間を考慮した補正操作とからなる。す
なわち、前述したマザーテープ作成システムでは、自動
演奏ピアノ1の演奏操作に応じてメロディパートがシー
ケンサ4の所定トラックに記録されたが、これに加えて
メロディパート以外のMIDI信号(演奏データ)を別
トラックに順次ステップ入力、あるいは自動演奏ピアノ
1、他の電子楽器などを用いてリアルタイム入力し、こ
れら各パートのMIDI信号をそれぞれ異なるMIDI
チャンネルに対応付けておく。
【0017】補正操作では、自動演奏ピアノ1に「50
0msec」の発音遅れが存在することから、この遅延
量を相殺するようシーケンサ4の所定トラックに記録さ
れたメロディパートのイベントタイミングを「500m
sec」早める。具体的には、記録開始時点から最初の
イベントタイミングまでの時間を「500msec」減
じる操作を施す。
【0018】次に、こうした前処理が施されたマザーテ
ープをマスタテープに変換するシステムについて図2を
参照して説明する。なお、図2において、図1に示す各
部と共通する部分には、同一の番号を付している。業務
用VTR6は、前述したマザーテープを再生出力するも
のであり、当該マザーテープの映像トラックを再生した
映像信号を次段の演奏記録再生装置7に供給すると共
に、ハイファイ音声トラックを再生したステレオ音声信
号をマスタテープ作成用VTR8に供給する。また、V
TR6はノーマル音声トラックを再生した同期信号SA
を同期信号発生器5に供給する。同期信号発生器5は、
VTR6から入力されるアナログの同期信号SAをA/
D変換してディジタルの同期信号SSを出力する。
【0019】シーケンサ4は、同期信号SSに応じて上
述した前処理が施された複数パートの演奏データ、すな
わち、各トラック毎にアサインされたMIDIチャンネ
ル毎のMIDI信号を並列的に読み出して順次出力す
る。演奏記録再生装置7は、VTR6から供給される映
像信号にシーケンサ4から供給されるMIDI信号を重
畳してマスタテープ作成用VTR8に供給する。VTR
8は、映像トラックにMIDI信号(および後述するク
ローズドキャプションデータCC)が重畳された映像信
号を記録すると共に、ハイファイ音声トラックにステレ
オ音声信号を記録し、マスタテープを作成する。なお、
後述するクローズドキャプションデータCCは、周知の
手法により、この時点で映像信号に重畳される。
【0020】再生システムの構成 次に、上記システムによって作成されたマスタテープの
再生出力に基づき、映像信号、ステレオ音声、文字情報
および演奏データを再生してマルチメディアを実現する
再生システムの構成について図3を参照して説明する。
この図において、30はマスタテープを再生するVTR
であり、当該マスタテープのハイファイ音声トラックか
ら再生出力されるステレオ音声をアンプ31に供給する
と共に、映像トラックから再生出力される映像信号を演
奏記録再生装置7に供給する。なお、VTR30から出
力される映像信号には、上述したマスタテープ作成シス
テムにおいて、演奏記録再生装置7によってMIDI信
号が重畳されていると共に、クローズドキャプションデ
ータCCも重畳されている。
【0021】演奏記録再生装置7は、映像信号に重畳さ
れたMIDI信号およびクローズドキャプションデータ
CCを抽出して復号し、復号したMIDI信号を自動演
奏ピアノ1に供給する一方、クローズドキャプションデ
ータCCを映像信号と共にテレビジョン受像機32に出
力する。自動演奏ピアノ1は、演奏記録再生装置7から
出力される複数チャンネルのMIDI信号の内、任意パ
ートのMIDI信号を選択して受信するよう構成されて
いる。したがって、前述したマザーテープ作成システム
において、記録されたMIDI信号に対応するMIDI
チャンネル(すなわち、ピアノパートに対応するMID
Iチャンネル)を選択すれば、そのMIDI信号に応じ
て鍵を駆動して自動演奏することになる。
【0022】自動演奏ピアノ1は、演奏記録再生装置7
から出力される複数チャンネルのMIDI信号をそのま
ま他の電子楽器33へ出力するよう構成されている。電
子楽器33も自動演奏ピアノ1と同様、受信すべきMI
DIチャンネルを任意に選択し得る構成となっており、
任意パートのMIDI信号を受信して楽音合成する。し
たがって、ピアノパート以外のパートに対応するMID
Iチャンネルを選択すれば、そのMIDI信号に基づき
電子的にピアノパート以外のパートの楽音が合成され
る。
【0023】しかして、この再生システムによれば、マ
スタテープのハイファイ音声トラックの再生出力がアン
プ31を介してスピーカSPよりステレオ再生されると
同時に、映像トラックの再生出力が演奏記録再生装置7
の再生処理に基づき、映像信号、文字信号およびMID
I信号に分離され、これらがそれぞれテレビジョン受像
機32、自動演奏ピアノ1および電子楽器33で再生さ
れる。この結果、映像信号、ステレオ音声、文字情報お
よび演奏データを同期再生し得るマルチメディアが実現
する訳である。
【0024】また、この再生システムによれば、マスタ
テープのハイファイ音声トラックのステレオ音声の出力
を「許可」あるいは「禁止」し、自動演奏ピアノ1およ
び電子楽器33の受信すべきMIDIチャンネルを適宜
選択することによって、例えば、使用マスタテープの
ハイファイ音声トラックのステレオ音声の出力を禁止
し、自動演奏ピアノ1で受信すべきMIDIチャンネル
としてピアノパートに対応するMIDIチャンネルと
し、電子楽器33で受信すべきMIDIチャンネルとし
てピアノパート以外のMIDIチャンネルとする、使
用マスタテープのハイファイ音声トラックのステレオ音
声の出力を許可し、自動演奏ピアノ1の自動演奏を禁止
し、電子楽器33で受信すべきMIDIチャンネルとし
てピアノパート以外のMIDIチャンネルとする、自
動演奏ピアノ1で受信すべきMIDIチャンネルとして
ピアノパート以外のパートに対応するMIDIチャンネ
ルとし、電子楽器33で受信すべきMIDIチャンネル
として上記パート以外のMIDIチャンネルとする、な
ど多彩な演奏が可能となる。
【0025】上記、の演奏態様によれば、ピアノと
他の楽器とのアンサンブル演奏が再現でき、によれ
ば、さらにアンプおよび電子楽器によって音量が調整可
能であり、によれば、ピアノの連弾と他の楽器のアン
サンブル演奏が再現できるようになる。なお、ハイファ
イ音声トラックに記録される音声データは、ピアノ音で
なく他の楽器の楽音でもよく、これによってもピアノと
他の楽器とのアンサンブル演奏が可能になる。
【0026】演奏記録再生装置7の構成 次に、映像信号中にMIDI信号あるいは周知のクロー
ズドキャプションデータを重畳する記録処理を行う一
方、上記再生システムにおいて映像信号中に重畳された
MIDI信号あるいはクローズドキャプションデータを
分離復号する再生処理を行う演奏記録再生装置7の構成
について図4を参照して説明する。
【0027】図4において、T1はビデオ入力端子であ
り、マザーテープを再生するVTR6、あるいはマスタ
テープを再生するVTR30から出力される映像信号
(例えば、NTSCコンポジット映像信号)が供給され
る。10,11はそれぞれ高周波リレーであり、装置7
の電源状態に応じて回路切換えする。すなわち、装置7
が電源オフ状態にあると、高周波リレー10,11は接
点を回路10a,11a側へ切換え、ビデオ入力端子T
1とビデオ出力端子T2とをスルー状態とする。一方、
装置7が電源オン状態にあると、高周波リレー10,1
1は回路10b,11b側に切換える。
【0028】12は装置各部を制御するCPUである。
CPU12は、MIDI信号をパケットデータとして映
像信号に重畳、あるいは映像信号中から分離復号するた
め、パケット通信制御回路をも具備する。13はROM
であり、CPU12において実行される各種制御プログ
ラム等が記憶される。14はCPU12のワークエリア
として用いられるRAMであり、各種演算結果やレジス
タ/フラグデータが一時記憶される。なお、このRAM
14の所定記憶エリアは、CPU12のキャッシュメモ
リとして使用され、イニシャライズ時点で制御プログラ
ムがロードされるようになっており、CPU12の処理
の高速化を図っている。
【0029】15はビデオ入力端子T1から供給される
映像信号を一定レベルに増幅してクランプする増幅回路
である。16はクローズドキャプション信号処理回路で
ある。この処理回路16は、CPU12から供給される
モード信号Dmに基づき増幅回路15から供給される映
像信号に重畳されるクローズドキャプションデータCC
(文字情報)を抽出して文字信号を出力する。また、こ
の回路16は、映像信号中にクローズドキャプション信
号が重畳されているか否かを表わす重畳識別信号を発生
し、CPU12へ供給する。17はビデオ入力端子T1
から供給される映像信号を増幅して出力する増幅回路、
18はこの増幅回路17の出力を波形整形する波形補正
回路である。
【0030】19は増幅器17から出力される映像信号
から水平同期信号HDと垂直同期信号VDとを分離して
出力する同期分離回路である。20は水平同期信号HD
と垂直同期信号VDとに応じて垂直帰線消去期間VBL
中に含まれる特定の走査線を検出した場合に、書込みタ
イミング信号WTあるいは読み出しタイミング信号RT
を発生するタイミング発生回路である。垂直帰線消去期
間VBLには、図5に示すように、1水平周期分のパル
ス幅を持つ走査線1H〜22Hが定義されており、タイ
ミング発生回路20はこれら走査線1H〜22Hの内、
10H〜13Hおよび14H〜17Hを検出した時点で
書込みタイミング信号WTあるいは読み出しタイミング
信号RTを発生する。なお、走査線21Hには、周知の
クローズドキャプションデータCCが重畳される。
【0031】ここで、書込みタイミング信号WTは、後
述するミキサ22に供給され、走査線10H〜13Hお
よび14H〜17HにMIDI信号をパケットデータと
して重畳する際のタイミングとして用いられる。一方、
読み出しタイミング信号RTは、CPU12に供給さ
れ、走査線10H〜13Hおよび14H〜17Hに重畳
されたMIDI信号を抽出する際のタイミングとして用
いられる。21はMIDIインタフェース回路であり、
MIDI入力端子T3から供給されるMIDI信号をC
PU12側へ入力する。また、MIDIインタフェース
回路21は、CPU12側から供給されるMIDI信
号、すなわち、走査線10H〜13Hおよび14H〜1
7Hから抽出したパケットデータを復号したMIDI信
号をMIDI出力端子T4に出力する。
【0032】ミキサ22は、増幅回路15から供給され
る映像信号に対し、上述した書込みタイミング信号WT
に応じて垂直帰線消去期間VBLの対応する走査線期間
に、CPU12から供給されるパケットデータ化された
MIDI信号を重畳して次段へ出力する。ここで、図6
を参照してCPU12から供給されるパケットデータの
フォーマットについて説明しておく。上述したようにM
IDIインタフェース回路21を介してCPU12に入
力されたMIDI信号は、図6に示すように、20バイ
ト長のパケットデータに変換され、このパケットデータ
は先頭2バイトで形成される同期/識別データSync
と、これに続く15バイト長のMIDI信号と、1バイ
トのエンドマークEと、2バイトのCRCコードとから
構成される。MIDI信号は、ノートオン/ノートオフ
およびMIDIチャンネル番号を1バイトで表わし、キ
ーコードおよびタッチを各1バイトで表わすため、1つ
のイベント当り3バイトで表現される。このため、1パ
ケット当り少なくとも5つのイベントを割り当てること
が可能になる。
【0033】したがって、1垂直帰線期間VBL中に
は、走査線10H〜13Hに順次1パケットデータが割
り当てられるので、MIDIイベントを少なくとも20
個重畳することが可能になる。なお、走査線14H〜1
7Hには、走査線10H〜13Hと同一のパケットが割
り当てられ、冗長パケットとして使用される。すなわ
ち、後述する再生処理において、CRCコードによる誤
り訂正ができない程、走査線10H〜13Hのいずれか
のパケットが欠落した場合、これら走査線10H〜13
Hにアサインされたパケットを全て棄却して、走査線1
4H〜17Hにアサインされたパケットを使用する。
【0034】23はRS−232C等のシリアル入出力
インタフェースであり、CPU12の制御の下に試験ポ
ートT5とのシリアルデータ通信を制御する。なお、こ
の試験ポートT5は、CPU12において実行される各
種制御プログラムのデバックに用いられる。T6は各種
操作スイッチあるいは表示LEDに接続される端子であ
る。ここで言う各種操作スイッチとは、記録処理開始を
指示する記録スイッチREC、再生処理開始を指示する
再生スイッチPLAY、記録/再生を解除する停止スイ
ッチSTOP、あるいは記録/再生すべきMIDIチャ
ンネル(例えば、1ch〜16ch)を選択指定する出
力選択スイッチ、映像信号に重畳されたクローズドキャ
プションデータCCに基づく文字表示のオン/オフを選
択するキャプションオン/オフスイッチ、あるいは文字
表示のモード(テキストモードとキャプションモード)
を選択するモード選択スイッチ等であり、これらスイッ
チの操作に応じた操作信号が端子T6を介してCPU1
2側に供給される。また、CPU12側からは装置パネ
ルに配設される複数の表示LEDへ上記スイッチ操作や
動作状態に応じた表示信号がこの端子T6を介して各表
示LEDに供給されるようになっている。
【0035】B.実施例の動作 次に、上記構成による演奏記録再生装置7の動作につい
て図2〜図4を参照して説明する。なお、ここでは、記
録処理と再生処理とに分けて動作説明するものとする。 記録処理 前述したマスタテープ作成システム(図2参照)におい
て、マザーテープがセットされたVTR6を再生動作さ
せ、かつ、演奏記録再生装置7を記録動作させたとす
る。そうすると、演奏記録再生装置7は、シーケンサ4
から出力されるMIDI信号をMIDIインタフェース
回路21を介してCPU12に取込む一方、ビデオ入力
端子T1から入力される映像信号を増幅器15および増
幅器17へ供給する。増幅器15によって所定レベルに
クランプされた映像信号は、ミキサ22へ入力される。
なお、この記録処理では、クローズドキャプション信号
処理部16および波形補正回路18がCPU12の指示
によりホルト状態となる。
【0036】増幅器17から出力される映像信号は、同
期分離回路19において水平同期信号HDおよび垂直同
期信号VDに分離される。そして、タイミング発生回路
20は、水平同期信号HDと垂直同期信号VDとに応じ
て垂直帰線消去期間VBL中に含まれる走査線10H〜
13Hおよび14H〜17Hを検出した時点で書込みタ
イミング信号WTを発生し、ミキサ22へ供給する。M
IDIインタフェース回路21を介してCPU12に取
込まれたMIDI信号は、パケットデータに変換されて
ミキサ22へ入力される。ミキサ22では、CPU12
から供給されるパケットデータを、書込みタイミング信
号WTに応じて対応する走査線10H〜13H(および
14H〜17H)に介挿する。これにより、映像信号の
垂直帰線消去期間VBL中にMIDI信号(演奏デー
タ)が重畳される。
【0037】こうしてMIDI信号が重畳された映像信
号は、ミキサ22から増幅器18を介してビデオ出力端
子T2から出力され、マスタテープ作成用VTR8によ
りマスタテープの映像トラックに記録される。一方、V
TR6から再生出力されるステレオ音声信号は、マスタ
テープ作成用VTR8のハイファイ音声トラックに入力
され、MIDI信号が重畳された映像信号に同期して記
録される。この結果、映像信号、ステレオ音声、演奏デ
ータを記録したマスタテープが作成されることになる。
なお、この演奏記録再生装置7に周知のキャプションエ
ンコーダ機能を具備させれば、垂直帰線消去期間VBL
中の走査線21HにクローズドキャプションデータCC
も同時に重畳させることも可能である。
【0038】再生処理 前述した再生システム(図3参照)において、マスタテ
ープがセットされたVTR6を再生すると共に、演奏記
録再生装置7を再生動作させる。そうすると、当該装置
7のビデオ入力端子T1にパケットデータ化されたMI
DI信号あるいはクローズドキャプションデータCCが
重畳された映像信号が入力される。そして、この映像信
号は、増幅器15を介してクローズドキャプション信号
処理部16に供給される一方、増幅器17を介して波形
補正回路18および同期分離回路19へ入力される。
【0039】波形補正回路18によって波形整形された
映像信号は、CPU12に供給される。CPU12で
は、水平同期信号HDと垂直同期信号VDとに応じてタ
イミング発生回路20から生成される読み込みタイミン
グ信号RTに基づき、映像信号の垂直帰線消去期間VB
L中に含まれる走査線10H〜13Hおよび14H〜1
7Hに重畳されるパケットデータを抽出する。また、C
PU12は、クローズドキャプション信号処理部16か
ら出力された重畳識別信号が映像信号にクローズドキャ
プションデータCCが重畳されていることを示す場合に
は、キャプションオン/オフスイッチ、モード選択スイ
ッチの状態に応じて走査線21Hに重畳されるクローズ
ドキャプションデータCCを抽出した場合、キャプショ
ンモードを表わすモード信号Dmを発生し、これをクロ
ーズドキャプション信号処理部16へ供給する。これに
より、当該処理部16は映像信号に重畳されたクローズ
ドキャプションデータCC(文字情報)を抽出して文字
信号を発生し、ミキサ22へ出力する。
【0040】この時、モード信号Dmがクローズドキャ
プションデータCCに基づく文字表示のオフを指示する
場合には、文字信号は発生されない。モード信号Dmが
クローズドキャプションデータCCに基づく文字表示の
オンを指示すると共に、テキストモードを指示する場合
には、テレビジョン受像器の画面中央部にクローズドキ
ャプションデータCCに基づく文字表示が行われる。モ
ード信号DmがクローズドキャプションデータCCに基
づく文字表示のオンを指示すると共に、キャプションモ
ードを指示する場合には、テレビジョン受像器の画面中
央部に周囲にクローズドキャプションデータCCに基づ
く文字表示が行われる。
【0041】さらに、CPU12は、走査線10H〜1
3Hおよび14H〜17Hから抽出したパケットデータ
をデコードし、当該パケットデータに含まれるMIDI
信号を生成し、これをMIDIインタフェース回路21
を介してMIDI出力端子T4へ出力する。ここで、C
PU12は、パケットデータをデコードしたMIDI信
号のうち、出力選択スイッチで選択されたMIDIチャ
ンネルのMIDI信号のみを出力する。なお、このMI
DI信号は、ノートオン/ノートオフ、MIDIチャン
ネル番号、キーコードおよびタッチを表わす。次に、ミ
キサ22は、クローズドキャプション信号処理部16か
ら供給された文字信号と増幅器15を介して供給される
映像信号とを混合して次段の増幅器18に供給する。こ
の結果、ビデオ出力端子T2からクローズドキャプショ
ンデータCC(文字情報)が字幕表示される映像信号が
出力される。
【0042】このような再生処理がなされると、図3に
示す再生システムにおいて、VTR30から再生出力さ
れるステレオ音声信号がアンプ31を介してスピーカS
Pよりステレオ再生されると共に、演奏記録再生装置7
から出力される映像信号がテレビジョン受像機32に入
力されることによって、クローズドキャプションデータ
CCがスーパーインポーズされた演奏シーンが画面表示
される。さらに、この演奏シーンに同期して自動演奏ピ
アノ1がMIDI信号に応じて自動演奏する。この結
果、映像、ステレオ音声、文字情報および演奏データが
それぞれ同期して再生されるマルチメディアが実現す
る。
【0043】ところで、この再生処理では、上述したよ
うに走査線10H〜13Hおよび14H〜17Hに重畳
されるパケットデータをデコードして得たMIDI信号
をそのまま出力するが、再生システムにおける動作環境
から次の制約事項が存在する。まず、パケットデータか
ら「システムリセット」を意味するMIDI信号(シス
テムメッセージ)を復調した場合、この装置7はこれを
MIDI信号として出力しないようにしている。「シス
テムリセット」を外部MIDI楽器へ供給すると、電源
投入時と同様に諸設定が初期化されてしまうため、これ
を回避する意味で「システムリセット」の出力を控える
ようにしている。
【0044】また、MIDI信号が存在しない期間に
は、アクティブセンシングを少なくとも300msec
以内に1回出力する。さらに、MIDIクロックは装置
内部で生成するようにしており、これを外部MIDI楽
器へ出力することはない。加えて、再生システムにおい
て、ケーブルの断線等によりVTR30と演奏記録再生
装置7との電気的な接続が断たれる、VTR30の再生
中に停止、早送り、巻戻し等を行う等により、VTR3
0から出力される映像信号が途絶えた場合には、「オー
ルノートオフ」および「オールサウンドオフ」等のMI
DI信号を発生して電子楽器33で現在発音中の楽音を
消音させると共に、「ピッチベンドセンタ」等のMID
I信号(ステイタス)を発生して外部MIDI楽器を通
常状態に戻す。これにより、演奏記録再生装置7に接続
される外部MIDI楽器(電子楽器33)の鳴りっぱな
し、誤動作を回避する。
【0045】このように、上述した実施例によれば、映
像信号の垂直帰線消去期間VBL中に含まれる走査線1
0H〜13Hおよび14H〜17HにMIDI信号(演
奏データ)をパケットデータ化して重畳し、かつ、走査
線21HにもクローズドキャプションデータCCを重畳
するから、映像トラックに映像、演奏データおよび文字
情報を記録でき、これに同期してハイファイ音声トラッ
クにステレオ音声信号を記録することが可能になる。そ
して、再生時には、映像信号から抽出したパケットデー
タをMIDI信号に復調して外部MIDI楽器を映像に
同期して再生することが可能になる。しかも、映像には
字幕表示がなされ、結局、映像、ステレオ音声、文字情
報および演奏データがそれぞれ同期して再生されるマル
チメディアを実現することが可能になる。
【0046】なお、上述した実施例では、自動演奏ピア
ノ1によってピアノのパートを自動演奏させるようにす
るため、予め当該自動演奏ピアノ1における発音遅延を
考慮してMIDI信号を500msec早めて記録し
た。したがって、自動演奏ピアノ1に替えてシンセサイ
ザ等の電子楽器を自動演奏させる際には、演奏記録再生
装置7から出力するMIDI信号を500msec遅延
させる必要がある。そこで、装置7において、MIDI
チャンネル毎に500msecの遅延を付与するか否か
を選択するスイッチを設けておき、当該スイッチ操作に
応じて指定チャンネルのMIDI信号を遅延出力させ
る。
【0047】また、上述した実施例では、自動演奏ピア
ノ1における発音遅延を考慮し、記録開始時点から最初
のイベントタイミングまでの時間を500msec減じ
るようにしてピアノのパートの演奏データを500ms
ec早めて記録するようにしたが、これに限らず、マス
タテープを作成する際に、(演奏データを修正すること
なく、)演奏データに対して映像信号およびステレオ音
声信号を500msec遅延させて記録するようにして
もよい。
【0048】さらに、上記実施例にあっては、演奏風景
を録画したものを用いるようにしたので、ビデオを再生
しながら、ピアノのパートを練習する(ピアノのパート
に対応するMIDIチャンネルのMIDI信号の出力を
禁止)際に、演奏を視覚的に理解できるので好適であ
る。さらに、これに限らず、例えば、映像信号として映
画を録画し、クローズドキャプションとして字幕を記録
し、映画のバックグラウンド音楽をMIDI信号として
記録することも可能である。
【0049】加えて、周知のカラオケソフトにも本発明
による演奏記録再生装置7を適用することも考えられ
る。すなわち、画面に歌詞を字幕表示させると共に、M
IDI信号に基づきMIDI楽器を自動演奏させれば、
マルチメディアによる臨場感のあるカラオケを体験する
ことが可能になる。なお、この実施例では、図3に示し
たように、本発明による演奏記録再生装置7をVTRと
別体として接続する態様にしたが、これに替えて、VT
Rやレーザディスク再生装置などに本装置7を内蔵した
形で一体化するようにしても良い。これにより、機器接
続の手間が省けると共に、その操作性が一層向上するこ
とになる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、記録手段が演奏操作に
応じて生成される演奏データと、字幕表示用の文字デー
タとを映像信号中の垂直帰線消去期間に重畳して記録媒
体に記録し、抽出手段が前記記録媒体から再生出力され
る映像信号の垂直帰線消去期間に重畳される前記演奏デ
ータおよび文字データを抽出し、再生手段が抽出された
演奏データおよび文字データを当該映像信号に同期して
復号するので、映像信号、ステレオ音声、文字情報およ
び演奏データを記録再生し得るマルチメディアを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるマザーテープ作成シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例におけるマスタテープ作成システム
の構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施例における再生システムの構成を示す
ブロック図である。
【図4】 同実施例による演奏記録再生装置7の構成を
示すブロック図である。
【図5】 映像信号の垂直帰線消去期間VBLに含まれ
る走査線を説明するための図である。
【図6】 走査線10H〜13Hおよび14H〜17H
に重畳されるパケットデータの構成を示す図。
【符号の説明】
4…シーケンサ、5…同期信号発生器、6…業務用VT
R、7…演奏記録再生装置、8…マスタテープ作成用V
TR、12…CPU、13…ROM、14…RAM、1
6…クローズドキャプション信号処理部、19…同期分
離回路、20…タイミング発生回路、21…MIDIイ
ンタフェース回路、22…ミキサ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏データおよび字幕表示用の文字デー
    タが垂直帰線消去期間に重畳されている映像信号から前
    記演奏データおよび文字データを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段が抽出した演奏データおよび文字データを
    当該映像信号に同期して復号する再生手段とを具備する
    ことを特徴とする演奏記録再生装置。
  2. 【請求項2】 演奏操作に応じて生成される演奏データ
    と、字幕表示用の文字データとを映像信号中の垂直帰線
    消去期間に重畳して記録媒体に記録する記録手段と、 前記記録媒体から再生出力される映像信号の垂直帰線消
    去期間に重畳される前記演奏データおよび文字データを
    抽出する抽出手段と、 前記抽出手段が抽出した演奏データおよび文字データを
    当該映像信号に同期して復号する再生手段とを具備する
    ことを特徴とする演奏記録再生装置。
  3. 【請求項3】 外部からシリアル転送される演奏データ
    をパケットデータに変換すると共に、映像信号から分離
    した水平同期信号および垂直同期信号に応じて当該映像
    信号の垂直帰線消去期間に含まれる所定の走査線を検出
    し、当該走査線に前記パケットデータを重畳して記録媒
    体へ記録する記録手段と、 この記録媒体から再生出力される映像信号の垂直帰線消
    去期間に含まれる所定の走査線に重畳された前記パケッ
    トデータを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段が抽出したパケットデータを当該映像信号
    に同期して演奏データに復号する再生手段とを具備する
    ことを特徴とする演奏記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生手段から出力される演奏データ
    が、発音遅延の有る自動演奏装置に供給される場合、 前記記録手段は、前記演奏データを記録開始する時点か
    ら最初のイベントタイミングまでの時間を前記発音遅延
    に相当する時間分早めて記録するか、あるいは前記演奏
    データに対して前記映像信号を前記発音遅延分遅らせて
    記録することを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載の演奏記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が演奏データを発音遅延に
    相当する時間分早めて媒体記録した場合、 前記再生手段は、当該演奏データを供給する側の発音遅
    延量に応じて演奏データを所定時間分遅延させて出力す
    ることを特徴とする請求項4記載の演奏記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録手段は、複数の演奏パートに対
    応する複数チャンネル分の演奏データを、垂直帰線消去
    期間の複数の走査線に重畳して記録媒体し、 前記再生手段は、前記複数チャンネル分の演奏データを
    選択的に復号出力することを特徴とする請求項3記載の
    演奏記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記再生手段は、前記記録媒体から再生
    出力される映像信号が途絶えた場合、消音を指示する演
    奏データを発生することを特徴とする請求項2または請
    求項3に記載の演奏記録再生装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001136481A (ja) * 1999-11-08 2001-05-18 Nec Shizuoka Ltd Vbiデータ多重装置
JP2002041040A (ja) * 2000-07-25 2002-02-08 Yamaha Corp マルチメディア実行システム
US6516323B1 (en) 1996-12-19 2003-02-04 Nec Corporation Telecom karaoke system
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