JP2000165790A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JP2000165790A
JP2000165790A JP11345929A JP34592999A JP2000165790A JP 2000165790 A JP2000165790 A JP 2000165790A JP 11345929 A JP11345929 A JP 11345929A JP 34592999 A JP34592999 A JP 34592999A JP 2000165790 A JP2000165790 A JP 2000165790A
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JP11345929A
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Hiroshi Matoba
ひろし 的場
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】TV番組と関連情報を同期再生する従来の方法
では、VCR等の録画に対応していないために、録画し
た番組を再生した際には、番組と関連情報が同期再生で
きない。 【解決手段】本発明の番組情報生成方法では、与えられ
た再生中の番組に含まれる部分的な音声パタンが、前記
番組を含む単数あるいは複数の番組に対してあらかじめ
作成された番組全体の音声パタンの中で該当する部分
を、パターンマッチングの手法により求め、与えられた
部分的な音声パタンが該当する番組に関する番組情報を
生成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明はVCR等のTV放
送等の番組蓄積装置と、PC等のデータ情報を表示する
機能を持つ装置、あるいは前記二装置が組み合わされた
システムにおいて、VCR等により再生されたTV番組
と同期させて番組関連情報を再生表示するために用いる
番組情報を生成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TV番組と関連情報を同期再生する従来
の方法としては、TV電波の垂直消去期間に番組に関連
したHTMLファイルを多重化して送出し、デコーダを
内蔵したPCベースの受信機側で、TV放送からHTM
Lファイルに関するデータを分離し、PC上にTV放送
とHTMLファイルを同期表示させる技術が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法ではVCR等の録画に対応していないた
めに、録画した番組を再生した際には、番組と関連情報
が同期再生できないという問題点があった。
【0004】また、この問題は放送局以外の第三者(I
P)が番組関連情報の提供を行いにくい原因にもなって
いた。一般的にはIPが事前にTV番組の内容を知るこ
とができないために、番組関連情報は必然的に番組の放
映時以降に作成される。この番組関連情報とTV放送番
組を同期再生するためには、TV放送番組をVCR等の
番組蓄積装置を使って一時的に記録させる必要がある
が、従来は、VCR等に蓄積されたTV番組と、IPか
ら提供された番組関連情報を同期再生する方法がなかっ
たのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の番組情報生成方法では、与えられた再生
中の番組に含まれる部分的な音声パタンが、前記番組を
含む単数あるいは複数の番組に対してあらかじめ作成さ
れた番組全体の音声パタンの中で該当する部分を、パタ
ーンマッチングの手法により求め、与えられた部分的な
音声パタンが該当する番組に関する番組情報を生成して
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の番組情報生成方法を用い
て番組と関連情報を同期再生する情報再生装置の実施の
形態を図1を用いて説明する。
【0007】ブロック11はVCR等に代表される番組
蓄積装置である。
【0008】リンク12は番組蓄積装置11から出力さ
れる音声信号あるいは映像信号あるいは制御信号を伝え
る伝送路である。
【0009】ブロック13は伝送路12の信号から、番
組蓄積装置11で現在再生中の番組についての番組ID
情報や、番組中のどの部分の再生を行っているのかを示
す番組内時間情報を番組情報としてブロック15に出力
する番組情報出力装置である。番組情報出力装置13は
PC上で動作するソフトウェアとして構成することが可
能であり、また11の装置と一体化させた装置として構
成することも可能である。
【0010】リンク14は番組情報出力装置13によっ
て生成された番組ID情報及び番組内時間情報等の番組
情報を伝える伝送路である。
【0011】ブロック15は、ブロック17に蓄積され
た番組関連情報の再生を行う、番組関連情報再生装置で
あり、伝送路14に出力された番組ID情報に基づいて
まずブロック17に蓄積された複数の番組関連情報から
該当する番組関連情報を選び、伝送路14に出力された
番組内時間情報に基づいて番組関連情報のどの部分を再
生するかを決定する機能を持つ。番組関連情報再生装置
15はPC上で動作するソフトウェアとして構成するこ
とが可能であり、また番組情報出力装置13と番組関連
情報再生装置15は同一のPC上で動作させる構成をと
ることも可能である。
【0012】リンク16はブロック17に蓄積された番
組関連情報をブロック15に伝える伝送路である。
【0013】ブロック17は情報蓄積装置であり、外部
から番組関連情報が供給され蓄えられる。情報蓄積装置
17はハードディスク等のPC用データ蓄積装置で構成
することも可能である。また、情報蓄積装置17は、他
のブロックから切り離して遠隔地にあるサーバ装置で構
成することも可能であり、この場合伝送路16は電話線
等で構成される。
【0014】リンク18は番組関連情報再生装置15で
番組関連情報を再生した結果得られた映像や音声信号を
伝える伝送路である。
【0015】リンク19は番組蓄積装置11より出力さ
れる再生された番組の映像及び音声信号を伝える伝送路
である。
【0016】ブロック20は伝送路18と19の映像及
び音声を同時に提示するための提示装置である。提示装
置20は例えばCRTモニタを2台並べて構成すること
も可能であり、2系統の信号を受け付けて1画面に統合
表示する機能のある1台のテレビモニタで構成すること
もできる。また提示装置20はPCの一部である出力装
置として構成することも可能である。
【0017】番組情報出力装置13が番組ID情報及び
番組内時間情報等の番組情報を生成する際に補助情報を
用いる方法があり、補助情報の扱いに関して以下に述べ
る5通りの例がある。
【0018】第一の例として、補助情報を用いない形態
がある。この形態は、伝送路12と伝送路14の伝送内
容が同一か、あるいは伝送路12の情報から伝送路14
の情報を、補助情報を必要とせずに生成できる場合に用
いることができる。例えば、TV局から発信されるTV
放送の垂直消去期間(VBI)に、VCRにそのまま記
録可能な方式で、あらかじめ番組情報や時間情報がエン
コードされている場合には、番組情報出力装置13は前
記情報のデコーダ機能を持つことで、伝送路12として
映像信号を入力すれば伝送路14の情報を補助情報無し
で生成することができる。図1では、この形態の例が示
されている。
【0019】第二に、図1の番組蓄積装置11と番組情
報出力装置13の構成を、図2に示すように変更した例
がある。これは番組蓄積時に生成した補助情報を番組蓄
積装置11に蓄積し、番組再生時にはこの補助情報をも
再生し、再生された補助情報に基づき番組情報出力装置
13が番組ID情報と番組内時間情報等を算出する例で
ある。
【0020】図2のブロック21は現在時間を計算する
計時装置である。
【0021】リンク22は21の出力する時間情報を1
3に知らせる伝送路である。
【0022】ブロック23は番組蓄積装置11が録画中
に選択しているチャンネルを検知するチャンネル検知装
置である。チャンネルに関する情報はVCRの状態を調
べたり、リモコン等から伝送されるVCRへの録画設定
情報をモニタリングしたり、あるいはVCRへの設定と
は独立にユーザに直接指定させる等の方法で取得するこ
とができる。
【0023】リンク24は23のチャンネル情報を13
に知らせる伝送路である。
【0024】時計装置21、チャンネル検知装置23は
番組蓄積装置11と一体化した装置とする構成もとれ
る。また時計装置21はPCの提供する機能で置き換え
ることができる。チャンネル検知装置23はPC上のソ
フトとして構成することも可能である。
【0025】リンク25は、番組情報出力装置13が、
録画時に番組ID情報及び番組内時間情報等の番組情報
を番組蓄積装置11にて番組と共に記録可能な信号に変
換し補助情報として、番組蓄積装置11に対して出力す
るための伝送路である。
【0026】番組蓄積装置11は番組再生時に、番組蓄
積装置11で記録可能な形式に変換された補助情報も併
せて再生し、番組情報出力装置13に対して伝送路12
によって出力する。番組蓄積装置11で記録可能な形式
とは例えばビデオ信号の垂直消去期間(VBI)にデー
タを埋め込む方法が考えられる。
【0027】番組蓄積装置11は録画時には番組の記録
と同時に伝送路25から受け付けた信号を同時にテープ
に記録する。伝送路12と25は物理的に一本の双方向
伝送路で構成することもできる。
【0028】第三に、図1の番組蓄積装置11と番組情
報出力装置13の構成を、図3に示すように変更した例
がある。
【0029】図3においてブロック26は、番組蓄積時
に番組情報出力装置13が生成する補助情報の蓄積装置
である。
【0030】リンク27は番組情報出力装置13と蓄積
装置26を結ぶ伝送路である。蓄積装置26は蓄積装置
17と同一装置とする構成をとることができる。図3に
おいて21〜24は図2と同じである。
【0031】番組蓄積装置11が番組を蓄積すると同時
に番組情報出力装置13も番組内容を取得し、番組に関
するクローズドキャプションあるいは映像や音声を元に
して作られた番組全体の手がかり信号に対して、手がか
り信号全体に対応づけられた番組ID情報と、時間で区
切った手がかり信号の各部分に対応づけられた番組内時
間情報等を付加した補助情報を作成し、蓄積装置26に
格納する。再生時、番組情報出力装置13は、番組蓄積
装置11から得られたクローズドキャプション等の情報
を蓄積装置26から読み出した補助情報とパターンマッ
チングの手法等により比較して、補助情報の中のどの部
分に相当するかを判定し、補助情報に示される対応づけ
により該当する番組ID情報と番組内時間情報等の番組
情報を生成し出力する。
【0032】第四に、図1の番組蓄積装置11と番組情
報出力装置13の構成を、図4に示すように変更した例
がある。図4においてブロック蓄積装置26、伝送路2
7は図3と同じである。
【0033】番組蓄積時には番組情報出力装置13にお
いて補助情報生成処理を行わず、補助情報は外部で作成
され、番組蓄積と独立したタイミングで外部から蓄積装
置26に対して供給されるか、あるいは番組情報出力装
置13が外部より取得して蓄積装置26に格納する。再
生時には第三の例として説明した同じ手順により、番組
ID情報と番組内時間情報を生成する。この形態では、
第三の例に比べて、補助情報の生成手順を外部で行う
分、第三の例で録画時に必要であった処理を減らすこと
ができる。
【0034】第五に、図1と構成は同じだが、補助情報
を用いる例がある。
【0035】番組蓄積時には第四の例と同じく、番組情
報出力装置13において補助情報生成処理を行わない。
再生時には、番組情報出力装置13は電話線等の伝送手
段を使って外部のサーバに接続し、外部で作成しサーバ
に格納された補助情報をそのつど参照しながら、番組情
報出力装置13において番組ID情報、番組内時間情報
等の番組情報を生成する。第四の例では再生前に補助情
報を取得しておく必要があったのに対して、この例では
再生までその手順が必要ない。一方第四の例では、補助
情報のダウンロードのための交信は外部で補助情報が用
意されてから再生を行う前までの間の任意の時間に行え
ばよいが、この形態では再生時に外部サーバと連絡する
ため、再生中に交信を行う必要がある。
【0036】図5は、番組関連情報再生装置15が読み
込む番組関連情報の一例である。
【0037】図5において、データ81は番組ID情報
に相当するヘッダー情報である。番組を一意に特定でき
るコード体系が存在する場合は、番組ID情報としてそ
のコードを用いることができる。また、番組伝送メディ
ア、チャンネル、蓄積開始時間等、番組を一意に特定す
ることができる情報セットを番組ID情報として利用す
ることもできる。
【0038】データ82は、番組内時間情報と再生情報
のセットの全体数を記述する。
【0039】データ83は番組内時間を表す。
【0040】データ84は番組内時間83で指定された
時間に、再生すべき内容を指定する再生情報である。こ
の情報には、様々なフォーマットで記述されたテキス
ト、図形描画コマンド、画像ファイル名等が含まれる。
また再生情報84は、特定の項目をマウスでクリックす
る等の入力によって別な情報を提示させると言ったハイ
パーテキスト構造のデータ(例えばHTML)を記述す
ることもできる。
【0041】ここで、本発明の第1の実施の形態である
音声信号を手がかりとして番組ID情報、番組内時間情
報の生成する方法について説明する。本実施の形態では
図1におけるブロック番組情報出力装置13と番組関連
情報再生装置15は、同一のPC上で別々のソフトウェ
アとして実現されるものとする。図6を用いて、PCに
おいて音声信号を手がかりとした番組ID情報と番組内
時間情報を生成する場合の、PC内部の構成要素と、P
C上のソフトウェア、およびそれらの間に伝送される各
種情報の関係について説明する。
【0042】151はPC内部にある音声入力装置で、
音声のAD変換装置やデータバッファから構成される。
音声入力装置151は図1の番組蓄積装置11とリンク
12で接続される。
【0043】ブロック152は主に遠隔地と連絡するた
めの、PC内部のネットワーク機能、モデム機能等を持
つ入出力装置である。入出力装置153はPCに内蔵あ
るいは外づけされるハードディスク等の蓄積装置であ
り、図1の蓄積装置17と、図3の蓄積装置26を同一
の装置にまとめたものである。
【0044】ブロック154はPC内部の出力装置で、
映像音声信号を外部に出力する。154は図1のブロッ
ク20とリンク18で接続される。
【0045】ブロック155とブロック156はPC上
で動作するプログラムを表しており、情報生成プログラ
ム155は図1の番組情報出力装置13の機能を、情報
再生プログラム156は図1の番組関連情報再生装置1
5の機能をソフトウェア化したものである。
【0046】リンク161は、音声データの伝達を表
す。リンク162は情報生成プログラム155が作成し
た補助情報を蓄積装置153に格納するときや、情報生
成プログラム155が蓄積装置153に格納された補助
情報を参照するとき等の補助情報の伝達を表す。
【0047】リンク163は情報生成プログラム155
が情報再生プログラム156に出力する番組ID情報と
番組内時間情報である。リンク164は情報再生プログ
ラム156が蓄積装置153から取得する番組関連情報
の伝達を表す。リンク165は情報再生プログラム15
6が番組関連情報に基づいて発行するテキスト、図形、
画像描画コマンド等の伝達である。リンク166は入出
力装置152を通して入手され蓄積装置153に蓄積さ
れる番組関連情報や補助情報の伝達を表す。
【0048】図7は、図6の情報生成プログラム155
のVCR再生時に番組ID情報と番組内時間情報を生成
するためのアルゴリズムを示すものである。
【0049】ここで、補助情報に含まれる番組全体に関
する手がかり情報を全体音声パタン、VCRの再生時に
VCRから得られるある時間幅を持った手がかり情報を
部分音声パタンと呼ぶ。
【0050】図7において、ブロック101では、PC
装置等に装備された、AD変換装置やデータバッファ装
置からなる音声信号取り込み機構から、ある時間幅の音
声データを新たに取得する。この音声データを部分音声
パタンと呼ぶ。ブロック102では、あらかじめ番組録
画時に情報生成プログラム155で作成されたか、ある
いはあらかじめ外部からPCに蓄積済みの、同期判定候
補である複数の全体音声パタンの内容全てを対象とし
て、101で得られた部分音声パタンのパターンマッチ
ング判定を行う。そして、全てのファイルについて、全
体音声パタンのどの部分ともマッチングがとれなかった
場合にはN、パターンマッチングの該当個所が判明した
場合はYに進む。ここで、マッチングの効率化を図るた
めには、仮に複数のマッチング候補が得られて一つに絞
りきれない場合には一旦はNとして101に進み、再び
102に至ったときには、全体パタンの中から前回得ら
れた各マッチング候補に引き続くパタンについて優先的
にマッチング判定を行う方法をとることもできる。この
方法はブロック108においても適用することができ
る。
【0051】ブロック103では102で得られた情報
を元にして、現在入力されている音声が該当する番組に
関する番組名等の番組ID情報と、再生されている内容
がその番組の中の該当する時間に関する番組内時間情報
を外部に対して出力する。
【0052】尚、101〜103の過程は、外部から番
組ID情報等の教示を受ける場合は省くことができる。
この場合は、105および108でパターンマッチング
を行う全体音声パタンは外部より与えられた番組ID情
報より一意に定まる。
【0053】ブロック104は101と同じ働きであ
る。ブロック105では、102あるいは105あるい
は108によって最も最近マッチングが判定された全体
音声パタンのマッチング部分に引き続くパタンと、今回
新たに得られた部分音声パタンがマッチングするかどう
かか(同期の維持)の判定を行う。マッチングが検出さ
れればY、されなければNに進む。ブロック106は、
ブロック105あるいは108で得られた情報にもとづ
いて、再生されている内容の、102で確定した番組の
中の該当する時間に関する時間情報を外部に対して出力
する。ブロック107は105のマッチングの未検出判
定が、別途設定された一定の時間あるいは判定回数を越
えたかどうかの判定を行い、越えている場合はY、越え
ていない場合はNに進む。ブロック107は、突発的ノ
イズ等の理由で、一時的に105の判定が正常に行われ
なかった場合に、比較的処理負荷の高い108の処理に
簡単に移行することがないようにすることで、総合的に
処理効率を上げ、マッチング確立までにかかる平均所要
時間を短くするための手順である。
【0054】ブロック108は、現在の部分音声パタン
と102で得られた番組の全体音声パタンのパターンマ
ッチングを行う。ブロック109では、108のマッチ
ングの未検出判定が、別途設定された一定の時間あるい
は判定回数を越えたかどうかの判定を行い、越えている
場合はY、越えていない場合はNに進む。ブロック10
9の働きはブロック107と同様である。ブロック12
0はブロック101と同じ働きである。
【0055】図7に示した本発明の第1の実施の形態で
は、一旦マッチングがとれる(同期が確立する)と、ま
ず同期の維持判定を行い、同期が維持されていないと判
断された場合は、同一番組内でのマッチング判定を行
う。同期が維持されない理由としてはVCRが停止、巻
き戻し、早送り等の特殊再生状態にあることが考えられ
る。再び再生状態に戻ったときは前回同期が確立してい
た地点から離れた地点で再生が始まる可能性があるた
め、同一番組内全体をマッチングの対象とする。ただ
し、VCR等のシーケンシャルアクセスの媒体において
は、特殊再生により同期がはずれた状態の続く時間と、
前回再生されていた地点と新たに再生が始まる地点の時
間差については相関があるため、この相関を利用してマ
ッチングの効率を高めることができる。例えば同期がは
ずれて1秒しか経過していない状況では、最後に同期が
確立されていた地点に近い地点の再生が始まっている可
能性が高いと考えられる。
【0056】同一番組内でマッチングがとれなかった場
合には、全ての番組についてマッチングを判定する。番
組が変わるという状況は、VCR等の再生が連続して録
画された次の番組に及んだ場合や、テープが入れ替えら
れた場合が考えられる。本発明の第1の実施の形態で
は、こうした番組の変更という事態が、特殊再生による
同一番組内の移動よりも頻度が少ないと仮定して、全番
組に関するマッチング判定処理よりも同一番組内のマッ
チング判定処理を優先して行っている。
【0057】次に図7の102において、パターンマッ
チングにより、番組ID情報と番組内時間情報を得る手
順の一実施形態についての説明を行う。
【0058】図8は再生時に得られた部分音声パタンの
例であり、PCMデータの模式図である。縦軸は音量
軸、横軸は時間軸である。ここで、再生される番組の候
補としてa,b,cの番組があり、それぞれについての
全体音声パタンは既に格納されているものとする。図
9、10、11はそれぞれ3種類の番組a,b,cにつ
いての全体音声パタンのPCMデータの模式図を示して
いる。尚、全体音声パタンを含む補助情報には、ヘッダ
情報として番組ID情報が付けられている。番組ID情
報としては、番組を一意に特定できるコード体系が存在
する場合はそのコードを用いることができる。また、番
組伝送メディア、チャンネル、蓄積開始時間等、番組を
一意に特定することができる情報セットを番組ID情報
として利用することもできる。
【0059】図9、10、11に含まれるデータ全体に
対してパターンマッチング判定を行うことにより、3つ
の全体音声パタン中のどの部分が図8の部分音声パタン
と最もマッチングがとれるかを見つけることができる。
本例では図11の四角で囲んだ部分が図8の部分音声パ
タンと合致することがわかる。この場合は、番組bの全
体音声パタンファイルのヘッダ情報から番組bの番組I
D情報が取得できる。また、図11の横軸は時間軸を表
しているので、全体音声パタンファイルの情報から、四
角で囲んだ部分の番組内時間情報を得ることができる。
【0060】図7のブロック108で行われる処理は上
記処理をパターンマッチングの対象のファイルを一つに
限定したものである。
【0061】マッチングの高速化とマッチング精度を高
めるためには、PCMデータのサンプリング周波数やサ
ンプリングの量子化ビット数を最適な値に決める必要が
ある。また、マッチング精度の向上のためには、データ
同士を比較するときのデータフォーマットを単なるPC
Mではなく、FFT等の手法によりバンドパスフィルタ
を構成して複数の周波数帯に関して算出した複数のパワ
ーデータを用いる方法もある。
【0062】また、もともとが同じ番組から作られたデ
ータであっても、データ作成時の環境の違い等から、全
体音声パタンと、部分音声パタンで、音声信号の音量レ
ベルや定常ノイズに相違が生じる可能性がある。この場
合はデータの比較の際に、両データのレベルの差を補正
したり、定常ノイズの影響を差し引く処理を行うことが
望ましい。
【0063】本実施形態で説明した方法では、早送り再
生、巻き戻し再生等の特殊再生中は同期がはずれ、再生
が再開した時点で再び同期が確定する。前記特殊再生中
でも時間軸の変形した音声信号がVCR等から供給され
る場合には、それを手がかりにして同期を維持すること
が可能である。この場合は108において、部分音声パ
タンの時間軸が圧縮伸張あるいは反転している可能性を
考慮して、通常の時間軸に変換した後に全体音声パタン
とパターンマッチング判定を行えばよい。
【0064】本発明の第2の実施の形態は、第1の実施
の形態において、音声データの取り込み処理と、音声デ
ータのマッチング判定処理に関する記述を、映像データ
の取り込み処理と映像データのマッチング判定処理に読
み替えることで、映像データのパターンマッチングに基
づいた実施形態である。映像データのパターンマッチン
グを行う方法は、無音部分が続く番組等、音声パターン
に変化が乏しかったり、似たパターンが頻出する場合に
特に有効である。
【0065】映像に基づくマッチングの場合は、マッチ
ングに用いるデータ形式の例として、映像を構成する一
連のフィールドに対して、各フィールドの平均輝度を算
出したデータを、前記音声データの代わりに用いること
ができる。また、マッチングの精度を高めるために、画
面を複数の領域に分割して、複数の領域毎の平均輝度
や、RGB等の色成分毎に輝度を計算した値等、複数の
データセットを用いることもできる。
【0066】また、音声のマッチングと映像のマッチン
グを組み合わせて利用し、マッチングの効率を高めるこ
とができる。本発明の第3の実施の形態は、第1の実施
の形態において、音声データの取り込み処理および音声
によるマッチング判定処理をそれぞれ、音声データと映
像データの取り込みと、音声によるマッチング判定処理
と映像によるマッチング判定処理と読み替えることによ
って、音声、映像の両方を用いた実施形態である。この
第3の実施の形態では、マッチング判定の際には、常に
音声、映像の両方のマッチングを実行し、どちらか一方
でマッチングが成立すればマッチング確定と見なす方法
をとる。両方ともマッチングが成立した場合には、両者
のうちでより強いマッチングと判定された結果を、最終
的なマッチング結果を考える。この方式はマッチング判
定処理の負荷は高くなるが、マッチングが確定するまで
の平均的な処理手順を短くすることができる。
【0067】また、本発明の第4の実施の形態では、第
1の実施の形態において、音声データの取り込み処理お
よび音声によるマッチング判定処理を、常に音声のマッ
チング判定のみ行い、マッチングが確定しない場合に限
って、映像のマッチング処理を行いその結果に従い処理
を続けるという形態である。第3の実施の形態に比べる
と、判定に際して常に2種類の処理を同時に実行するわ
けではないので処理負荷は低くすることができる一方
で、音声か映像を全く単独で使う方法に比べると、マッ
チング確定までの手順を短くすることができるという利
点がある。第4の実施の形態は図7の102、105、
108を修正することで実現できる。図12に102に
相当する部分を修正したアルゴリズムを説明する。
【0068】ブロック201は図7のブロック102と
同一である。ブロック202はブロック102の処理を
映像データを使って実行するブロックである。105や
108に関する修正も図12で102に関して示した修
正と同様である。
【0069】また、本発明の第5の実施の形態では、第
4の実施の形態において音声と映像のマッチングの優先
度を入れ替えた形態である。図12において201と2
02の位置関係を入れ替えることによって、本発明の第
5の実施の形態とすることができる。
【0070】尚、図7の本発明の実施の形態では、番組
ID情報は再生番組が変わったときのみ通知し、番組内
時間情報は103、106を実行する度に発行する。別
な方法として番組内時間情報を、同期が確立した時に一
度だけ発行し、それ以降は同期が確立している限り番組
内時間情報を発行せずに、それを受け取る外部プログラ
ム(図6の情報再生プログラム156)が時間の経過を
考慮して内部で番組内時間を計算するという方法をとる
こともできる。この場合は図6のリンク163の発行頻
度を軽減できる。この場合は、図7の107、109に
おいて、同期がはずれたと判断された場合(Yに進んだ
場合)には、リンク163により同期がはずれたことを
通知することで、情報再生プログラム156による情報
の提示が、図1の番組蓄積装置11の再生状態と時間的
にずれた状態で勝手に進むことを防ぐことができる。
【0071】図13、14は本発明の番組情報生成方法
を用いて番組と関連情報を同期再生する情報再生装置に
よって行われるサービスの画面例である。
【0072】図13は図1のブロック20の表示装置に
相当するPCの出力画面である。図13においてブロッ
ク301は番組蓄積装置11からの出力を表示するビデ
オウィンドウである。ブロック302は番組関連情報再
生装置15の作成するウィンドウである。
【0073】本例では番組蓄積装置11がニュース番組
を再生している。302にはニュース番組に関連するキ
ーワードのリストが表示されており、301に表示され
たニュース番組の進行に合わせて、番組中に現れた専門
用語、時事用語等のキーワードがリストに新たに現れ、
それにつれてリストはスクロールする。
【0074】本例では蓄積装置17に蓄えられた番組関
連情報データはハイパーテキスト構造をとるものとす
る。図14は302のキーワードリスト中の任意の項目
がリモコン等の入力装置によってユーザから指定された
ときに図13から遷移した画面の例である。
【0075】ブロック303は、指定された項目の内容
を詳細に説明するためのウィンドウであり、本例ではテ
キストや図が説明に用いられている。
【0076】
【発明の効果】本発明の番組情報生成方法を用いて番組
と関連情報を同期再生する情報再生装置によれば、放送
局から放送されたテレビ番組等と、放送局自身あるいは
放送局以外の第三者が作成した番組関連情報を、視聴者
が受けて、VCR等に蓄積した前記テレビ番組の再生に
同期した状態で、PC等に蓄積した前記番組関連情報を
再生することが可能となる。
【0077】また本発明の番組情報生成方法によれば、
一旦VCR等に蓄積した番組を自由なタイミングで再生
したり、特殊再生を行ったときに、VCRの出力する音
声等の情報を利用して、現在再生されている番組は何
か、現在その番組のどの部分(時間)が再生されている
のか、という情報を生成することができる。これらの情
報は、上記のテレビ番組の再生に合わせて番組関連情報
を同期再生するために利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の番組情報生成方法を用いて番組と関連
情報を同期再生する情報再生装置の情報再生装置の一例
を示す図である。
【図2】本発明の番組情報生成方法を用いて番組と関連
情報を同期再生する情報再生装置の情報再生装置の一例
を示す図である。
【図3】本発明の番組情報生成方法を用いて番組と関連
情報を同期再生する情報再生装置の一例を示す図であ
る。
【図4】本発明の番組情報生成方法を用いて番組と関連
情報を同期再生する情報再生装置の一例を示す図であ
る。
【図5】番組関連情報の例を示す図である。
【図6】PCにおいて、本発明の第1の実施の形態を実
施する場合の、PC内部の構成要素、PC上のソフトウ
ェア、およびそれらの間の各種情報の伝達を示す図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態を実施するアルゴリ
ズムを説明する図である。
【図8】部分音声パタンの例を示す。
【図9】全体音声パタンの例を示す。
【図10】全体音声パタンの例を示す。
【図11】全体音声パタンの例を示す。
【図12】本発明の第4の実施の形態のアルゴリスムを
説明するための図である。
【図13】本発明の番組情報生成方法を用いて番組と関
連情報を同期再生する情報再生装置によって行われるサ
ービスの画面例を示す図である。
【図14】本発明の番組情報生成方法を用いて番組と関
連情報を同期再生する情報再生装置によって行われるサ
ービスの画面例を示す図である。
【符号の説明】
11 番組蓄積装置 12 伝送路 13 番組情報出力装置 14 伝送路 15 番組関連情報再生装置 16 伝送路 17 蓄積装置 18 伝送路 19 伝送路 20 提示装置 21 計時装置 22 伝送路 23 チャンネル検知器 24 伝送路 26 蓄積装置 27 伝送路 151 音声入力装置 152 入出力装置 153 蓄積装置 154 出力装置 155 情報生成プログラム 156 情報再生プログラム 161〜166 伝送路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられた再生中の番組に含まれる部分的
    な音声パタンが、前記番組を含む単数あるいは複数の番
    組に対してあらかじめ作成された番組全体の音声パタン
    の中で該当する部分を、パターンマッチングの手法によ
    り求め、与えられた部分的な音声パタンが該当する番組
    に関する番組情報を生成することを特徴とする番組情報
    生成方法。
  2. 【請求項2】与えられた再生中の番組に含まれる部分的
    な映像パタンが、前記番組を含む単数あるいは複数の番
    組に対してあらかじめ作成された番組全体の映像パタン
    の中で該当する部分を、パターンマッチングの手法によ
    り求め、与えられた部分的な映像パタンが該当する番組
    に関する番組情報を生成することを特徴とする番組情報
    生成方法。
  3. 【請求項3】与えられた再生中の番組に含まれる部分的
    な音声パタン及び映像パタンが、前記番組を含む単数あ
    るいは複数の番組に対してあらかじめ作成された番組全
    体の音声パタンおよび映像パタンの中で該当する部分
    を、音声と映像ともにパターンマッチングの手法により
    求め、両者のうちでより強くパターンマッチングした結
    果を元にして最終的な該当個所を求め、与えられた部分
    的な音声パタンおよび映像パタンが該当する番組に関す
    る番組情報を生成することを特徴とする番組情報生成方
    法。
  4. 【請求項4】与えられた再生中の番組に含まれる部分的
    な音声パタンおよび映像パタンが、前記番組を含む単数
    あるいは複数の番組に対してあらかじめ作成された番組
    全体の音声パタンおよび映像パタンの中で該当する部分
    を、まず音声に関してパターンマッチングの手法により
    求め、該当個所が得られなかった場合には次に映像に関
    してパターンマッチングの手法により求め、与えられた
    部分的な音声パタンおよび映像パタンが該当する番組に
    関する番組情報を生成することを特徴とする番組情報生
    成方法。
  5. 【請求項5】与えられた再生中の番組に含まれる部分的
    な音声パタンおよび映像パタンが、前記番組を含む単数
    あるいは複数の番組に対してあらかじめ作成された番組
    全体の音声パタンおよび映像パタンの中で該当する部分
    を、まず映像に関してパターンマッチングの手法により
    求め、該当個所が得られなかった場合には次に音声に関
    してパターンマッチングの手法により求め、与えられた
    部分的な音声パタンおよび映像パタンが該当する番組に
    関する番組情報を生成することを特徴とする番組情報生
    成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6868415B2 (en) 2001-05-11 2005-03-15 Hitachi, Ltd. Information linking method, information viewer, information register, and information search equipment
US7437301B2 (en) 2001-05-11 2008-10-14 Hitachi, Ltd. Information linking method, information viewer, information register, and information search equipment

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