JPH07121161A - 遠隔地記録再生方法及び遠隔地記録再生装置 - Google Patents

遠隔地記録再生方法及び遠隔地記録再生装置

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JPH07121161A
JPH07121161A JP5291454A JP29145493A JPH07121161A JP H07121161 A JPH07121161 A JP H07121161A JP 5291454 A JP5291454 A JP 5291454A JP 29145493 A JP29145493 A JP 29145493A JP H07121161 A JPH07121161 A JP H07121161A
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Japan
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signal
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JP5291454A
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Tsukasa Hara
司 原
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Otari Inc
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Publication date
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 A地点にある記録再生装置とB地点にある演
奏スタジオが通信回線で結ばれており、まずA地点から
B地点に伴奏信号を送信し、その伴奏信号に従ってB地
点で演奏した演奏信号をB地点からA地点に送信し、演
奏信号をA地点の記録再生装置に記録する場合に、通信
を行なったことによる時間差を調整し、伴奏信号と演奏
信号の時間的なずれを防止することのできる方法及び装
置を提供する。 【構成】 A地点からB地点に伴奏信号を送信するとき
に、時刻の基準となる時刻基準信号を送信し、B地点で
は、演奏信号をA地点に送信するときに、A地点から送
られてきた時刻基準信号を再度送信する。A地点の記録
再生装置は、A地点の現在の時刻と、B地点から送信さ
れてきた時刻基準信号を比較し、通信による時間差を測
定する。そして、記録再生装置は、伴奏信号と演奏信号
の時間差を調整し、双方に時間のずれが生じないように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伴奏信号と、伴奏信号
に合わせて演奏される演奏信号を記録媒体に記録する場
合に、伴奏信号が発生するA地点と演奏信号が発生する
B地点が距離的に離れている場合に利用する遠隔地記録
再生方法及び遠隔地記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放送のプログラムや音楽のレコードを制
作する場合は、伴奏と演奏が一体となった磁気テープを
制作する。それらの磁気テープの制作の手順は、まず伴
奏のみを予め磁気テープに収録し、つぎに演奏の部分を
追加して収録する。そうすることにより、伴奏を収録し
た磁気テープさえあれば、演奏は、時間的に又は場所的
に自由に収録することができるという利点がある。
【0003】しかし、この制作方法は、伴奏を収録した
磁気テープが演奏を収録する場所に存在することが条件
である。この制作方法を実現するには、伴奏を収録した
磁気テープを演奏する場所に運ぶか、または演奏する人
を磁気テープのあるスタジオに連れて来るしかない。こ
のため、この制作方法は、十分な準備が必要である。
【0004】この問題を解決する1つの方法は、伴奏を
収録した磁気テープのあるA地点のスタジオと、演奏を
行なうB地点のスタジオを通信回線で結ぶことが考えら
れる。この場合、通信回線に、高速デジタル通信網を使
用し、伴奏や演奏の信号の伝送に、情報圧縮を施したデ
ジタル信号を使用する。そうすれば、B地点からA地点
に伝送される演奏信号は、音質の劣化はほとんど生じな
い。
【0005】この通信回線を使用する方法は、まずA地
点において、伴奏を収録した磁気テープを再生して、B
地点に向けて伴奏信号を送信する。B地点では、A地点
から送信されてきた伴奏信号に基づいて、演奏を行な
う。そして、B地点で行なった演奏を再度A地点に向け
て送信する。A地点では、B地点から送信されてきた演
奏信号を磁気テープに収録する。
【0006】しかし、この離れた地点を通信回線で接続
する方法は、新しい課題が生じる。その課題は、A地点
とB地点を通信回線で接続することによる時間差にあ
る。通信回線は、情報を伝送する場合に、伝送の時間が
かかる。そのため、A地点からB地点に向けて伴奏信号
を送り、B地点からA地点に向けて演奏信号を送ると、
A地点で送信中の伴奏信号を基準にすれば、B地点から
送られてくる演奏信号は、時間的に遅れたものとなる。
【0007】この課題を解決する手段として、特願昭6
3−144511に記載されたデジタルテープレコーダ
が利用できる可能性がある。ここに示されたデジタルテ
ープレコーダは、複数のチャンネルを同時に記録再生で
きるデジタルテープレコーダで、信号を遅延させるため
の遅延手段を含んでいる。この遅延手段は、デジタルテ
ープレコーダの内部で、あるチャンネルから他のチャン
ネルにコピーする場合と、あるチャンネルの信号を一度
外部に出力し、その信号を外部で加工し、再びデジタル
テープレコーダに戻すときの時間差を調整するために使
用される。
【0008】ここに示されたデジタルテープレコーダに
含まれる遅延手段は、外部の装置の遅延時間に合わせて
遅延時間を設定できるようになっている。しかし、通信
回線の遅延時間は、接続が行なわれるたびに異なり、一
定しない。この遅延時間が一定しない原因は、A地点と
B地点が固定であっても、通信の接続ルートや接続ルー
トに含まれる中継機器が接続のたびに異なるところにあ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のチャンネル間の
時間差を調整するための遅延手段を含むデジタルテープ
レコーダは、遅延時間の設定が困難であった。その原因
は、A地点とB地点を通信回線で接続した場合に、通信
回線の遅延時間が一定しないところにある。
【0010】本発明の目的は、A地点にある記録再生装
置とB地点にある演奏スタジオが通信回線で結ばれてお
り、まずA地点からB地点に伴奏信号を送信し、その伴
奏信号に従ってB地点で演奏した演奏信号をB地点から
A地点に送信し、演奏信号をA地点の記録再生装置に記
録する場合に、通信を行なったことによる時間差を調整
し、伴奏信号と演奏信号の時間的なずれを防止すること
のできる方法及び装置を提供するところにある。
【0011】
【発明を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための方法として、A地点で伴奏信号及び伴奏
信号に対応した時刻情報を発生し、発生した伴奏信号に
時刻情報を付加して第1の通信情報を生成し、生成した
第1の通信情報をB地点に向けて送信し、B地点で前記
第1の通信情報から前記伴奏信号と前記時刻情報を分離
するとともに前記伴奏信号に基づいて演奏信号を生成
し、生成した前記演奏信号に前記時刻情報を付加して第
2の通信情報を生成し、生成した前記第2の通信情報を
A地点に向けて送信し、A地点で、前記第2の通信情報
から前記演奏信号と前記時刻情報を分離し、現在の時刻
を示す現在時刻と前記第2の通信情報から分離した時刻
情報から時間差を計測し、前記時間差に基づいて、前記
伴奏信号と前記演奏信号を同時に再生するときに、前記
伴奏信号と前記演奏信号に時間差を生じないように、前
記伴奏信号と前記演奏信号の時間関係を関連付けて記録
するものである。
【0012】また、本発明は、上述の課題を解決する装
置として、A地点とB地点が通信回線で接続されている
場合に、A地点からB地点に伴奏信号を送信し、B地点
において伴奏信号に合わせて演奏された演奏信号をA地
点に送信し、A地点で演奏信号を記録するための遠隔地
記録再生装置において、前記A地点で前記伴奏信号を発
生する伴奏信号発生手段と、基準となる時刻情報を発生
する基準時刻発生手段と、前記伴奏信号及び前記基準時
刻を合成し、第1の通信情報を生成する情報合成手段
と、前記第1の通信情報を前記B地点に向けて送信する
送信手段と、前記B地点から送信されてくる前記演奏信
号と前記時刻情報が合成された第2の通信情報を受信す
る受信手段と、前記第2の通信情報から前記演奏信号と
前記時刻情報を分離する情報分離手段と、前記基準時刻
発生手段が示す現在時刻と前記情報分離手段によって分
離した前記時刻情報を比較し、その時間差を計測する時
間差計測手段と、前記時間差計測手段によって計測され
た時間差に基づいて、前記伴奏信号発生手段によって発
生した伴奏信号と前記演奏信号を時間差が生じないよう
に関連付けて再生可能なように、記録媒体に記録する記
録手段から構成されたことを特徴とする遠隔地記録再生
装置としたものである。
【0013】
【作用】以上のような手段によれば、A地点からB地点
に送信される第1の通信情報は、伴奏信号と、A地点を
基準とする時刻の情報を持っている。そして、B地点か
らA地点に送信される第2の通信情報も、演奏信号とA
地点を基準とする時刻の情報を持っている。そして、A
地点では、B地点に送信した第1の通信情報に含まれる
時刻の情報と、B地点からA地点に送信されてきた第2
の通信情報に含まれる時刻の情報を比較し、その時間差
を計測する。その結果、A地点では、B地点に送信した
伴奏信号とB地点から送信されきた演奏信号の時間差を
知ることができる。そして、A地点で、B地点から送ら
れてきた演奏信号を記録する場合は、A地点にある伴奏
信号とB地点から送られてきた伴奏信号を時間差なく再
生できるように、伴奏信号と演奏信号を関連付けて記録
することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の遠隔地記録再生方法を実施
した場合の手順の流れを示すフローチャートである。図
1の左側はA地点であり、右側はB地点を示している。
図1に示すフローチャートでは、信号の種類が2種類あ
る。第1の信号は、伴奏信号及び演奏信号に関係のある
信号であり、その流れは実線で示し、第2の信号は、時
刻情報に関係のある信号の流れは、破線で示す。
【0015】ステップ1は、伴奏信号を発生するステッ
プであり、ステップ2は、時刻情報を発生するステップ
である。伴奏信号を発生するには、予め伴奏信号を記録
した磁気テープや磁気ディスクから伴奏信号を再生する
場合と、A地点において演奏することにより伴奏信号を
発生する場合がある。時刻情報は、伴奏信号に対応して
発生する。ステップ1で発生した伴奏信号とステップ2
で発生した時刻情報は、以後1対1に対応して取り扱
う。すなわち、ステップ1とステップには、時間的に同
時に進行する。時刻情報の発生は、伴奏信号とともに時
刻情報を予め磁気テープや磁気ディスクに記録してお
き、伴奏信号を再生するときに同時に再生するか、ある
いは時刻情報発生回路を個別に用意して発生する。
【0016】ステップ3は、第1の通信情報を生成する
ステップである。このステップでは、ステップ1で生成
した伴奏信号と、ステップ2で発生した時刻情報を合成
して、両方の情報を含む第1の通信情報を生成する。
【0017】ステップ4は、A地点からB地点に向け
て、第1の通信情報を送信するステップであり、ステッ
プ5は、B地点において、A地点から送信されてきた第
1の通信情報を受信するステップである。第1の通信情
報は、高速デジタル通信回線を通して送信される。
【0018】ステップ6は、第1の通信情報から、伴奏
信号と時刻情報を分離するステップである。分離のステ
ップ6で分離された伴奏信号は、ステップ7で伴奏とし
て演奏する。ステップ8は、演奏信号の発生のステップ
である。ステップ8で発生する演奏信号は、ステップ7
で演奏される伴奏信号と対応している。
【0019】ステップ9は、第2の通信情報を生成する
ステップである。ステップ9では、ステップ6で分離し
た時刻情報とステップ8で発生した演奏信号を合成し
て、第2の通信情報を生成する。
【0020】ステップ10は、第2の通信情報をB地点
からA地点に向けて送信するステップであり、ステップ
11は、B地点から送信されてくる第2の通信情報を受
信するステップである。
【0021】ステップ12は、ステップ11で受信した
第2の通信情報から伴奏信号と時刻情報を分離するステ
ップである。
【0022】ステップ13は、ステップ12で分離した
時刻情報と、現在の時刻を比較して、時間差を計測する
ステップである。ステップ13で比較する2つの時刻の
うち、1つは、ステップ12で分離した時刻の情報であ
り、他の1つは、ステップ2で発生している現在の時刻
の情報である。この2つの時刻の情報を比較すると、ス
テップ1で発生した伴奏信号と、ステップ8で発生した
演奏信号の時間差がわかる。
【0023】ステップ14は、伴奏信号と演奏信号を時
間的に関連付けて記録するステップである。ステップ1
4で記録される伴奏信号と演奏信号は、再生するとき
に、時間差なく再生可能なように記録される。具体的に
は、例えば、マルチチャンネルのテープレコーダに記録
する場合は、ステップ13で検出した時間差の分だけ伴
奏信号を遅延手段によって遅らせることにより、演奏信
号とタイミングを一致させて記録する。また、磁気ディ
スクに記録する場合は、演奏信号と同時に時刻情報も記
録し、このとき時刻情報を、ステップ13で検出した時
間差の分だけ早めて記録する。こうすることによって、
伴奏信号と演奏信号を再生するときは、時間差を生じる
ことなく再生することができる。
【0024】図2は、本発明を実施した遠隔地記録再生
装置の構成を示すブロック図である。図2に示すブロッ
ク図は、図1に示したA地点の側のプロセスを実行する
ブロック図である。
【0025】20は、システムバスである。主要な構成
要素は、いくつかのブロックに分かれており、ブロック
とブロックはシステムバス20を介して接続されてい
る。
【0026】21は、伴奏信号発生手段である。伴奏信
号発生手段21は、図示しない磁気ディスクを含んでお
り、磁気ディスクの上に予め記録された伴奏信号を再生
することにより、伴奏信号を発生する。
【0027】22は、基準時刻発生手段である。基準時
刻発生手段22は、基準となる時刻情報を発生する。基
準時刻発生手段22から発生する時刻情報は、伴奏信号
発生手段21から発生する伴奏信号に対応している。
【0028】23は、情報合成手段であり、24は、送
信手段である。情報合成手段23は、伴奏信号発生手段
21から発生した伴奏信号及び基準時刻発生手段22か
ら発生した時刻情報を合成して第1の通信情報を生成す
る。送信手段24は、情報合成手段23によって生成さ
れた第1の通信情報をB地点に向けて送信する。
【0029】25は、受信手段であり、26は分離手段
である。受信手段25は、B地点から送信されて来る第
2の通信情報を受信する。分離手段26は、受信手段2
5によって受信された第2の通信情報から受信時刻情報
と演奏情報を分離する。
【0030】27は、時間差計測手段である。時間差計
測手段27は、分離手段26によって分離された受信時
刻情報と基準時刻発生手段22によって発生している現
在の時刻を比較して、その時間差を検出する。
【0031】28は、記録手段である。記録手段28
は、図示しない磁気ディスクを含んでいる。記録手段2
8は、分離手段26によって、第2の通信情報から分離
した演奏信号を記録する。記録手段28による演奏信号
の記録は、時間差検出手段27によって検出した時間差
に基づいて、伴奏信号発生手段21によって発生した伴
奏信号と関連して記録される。記録手段28によって記
録される演奏信号は、伴奏信号と同時に再生される場合
は、相互に時間差が生じないように記録される。
【0032】29は、制御手段であり、30は、操作手
段である。制御手段29は、システムバス20に接続さ
れた構成要素を制御し、操作手段30は、制御手段29
に制御指令を与える。
【0033】31は、入出力手段である。入出力手段3
1は、外部出力端子32及び外部入力端子33を備えて
いる。入出力手段31は、図2に示した遠隔地記録再生
装置の外部から、外部入力端子33を介して、外部から
アナログ信号やデジタル信号を受取り、また外部出力端
子32を介して外部にアナログ信号やデジタル信号を出
力する。
【0034】以上のような構成で、図2に示した遠隔地
記録再生装置を、磁気ディスクを中心に構成した場合の
伴奏信号と演奏信号の記録手順を説明する。図3は、図
2に示す伴奏信号を発生する伴奏信号発生手段21及び
演奏信号を記録する記録手段28の信号の磁気ディスク
上の管理について説明した説明図である。伴奏信号発生
手段21及び記録手段28は、両方とも記録媒体とし
て、磁気ディスクを使用し、同一の磁気ディスクの上に
実現される。伴奏信号発生手段21は、磁気ディスクの
上に予め記録された伴奏信号を再生することによって実
現され、記録手段28は、磁気ディスクの上に、予め記
録された伴奏信号と関連して演奏信号を記録することに
よって実現される。
【0035】磁気ディスクの上に記録されるデータは、
情報の管理情報を集めた管理データと、信号自体を記録
した信号データの2つから構成される。信号データは、
信号をデジタル情報で表現したものである。信号データ
は、信号ブロックが多数集まったもので、1つの信号ブ
ロックは、例えば、0.04秒の長さの信号に相当す
る。従って、例えば、400秒の信号データは、100
00の信号ブロックが集まったものである。1つの伴奏
信号は、複数の信号データから構成されることもある。
【0036】管理データは、信号データの属性を管理す
る。1つの信号データに対応する管理データは、信号デ
ータの固有の識別記号であるID、開始時刻の情報であ
るST、信号ブロックの総数N、信号ブロックの磁気デ
ィスク上の物理的な所在地とそのつながりを示すチェー
ンリストCなどの属性の値を持っている。
【0037】識別記号IDは、記録済みの信号データ
を、他の信号データと区別するための記号である。開始
時刻の情報STは、信号データを再生するときに、他の
信号データとのタイミングの関連を示す相対的な時刻情
報である。例えば、ID0の信号データとID1の信号
データを同時に再生しようとする場合に、ID0の開始
時刻ST0が、1時10分0秒で、ID1の開始時刻が
1時12分0秒であるとする。そうすると、まず、1時
9分58秒から再生を開始すると、1時9分58秒から
2秒後にID0の信号の再生が開始され、続いて1時9
分58秒から2分2秒後にID1の信号データの再生が
開始される。信号ブロックの総数Nは、信号データの長
さに比例する。例えば、1つの信号ブロックが、0.0
4秒で、総数Nが10000である場合は、信号データ
の長さは、400秒である。
【0038】以上のように、磁気ディスクの上で、図2
に示した伴奏信号発生手段21及び記録手段28を実現
すれば、1つの磁気ディスクの上で、伴奏信号の発生
と、演奏信号の記録の両方のプロセスを同時に行なうこ
とができる。また、演奏信号を記録する場合に、伴奏信
号と演奏信号を同時に再生するときに、双方に時間のず
れが生じないようにするには、記録する演奏信号の開始
時刻をずらすだけでよい。
【0039】次に、伴奏信号を発生しながら、演奏信号
の記録を行なう方法について説明する。例えば、磁気デ
ィスクの上で、伴奏信号が、予め識別記号ID0、開始
時刻1時10分0秒で記録されており、B地点から送ら
れてくる演奏信号を、ID1で磁気ディスクに記録する
とする。まず、A地点において、ID0の伴奏信号を再
生する。そのとき、伴奏信号ID0の開始時刻ST0を
時刻情報として、伴奏信号と同時に再生し、図2に示す
基準時刻発生手段22に設定する。続いて、伴奏信号
と、時刻情報ST0を合成して第1の通信情報を生成
し、第1の通信情報をB地点に向けて送信する。B地点
では、第1の通信情報から伴奏信号と時刻情報ST0を
分離するとともに、伴奏信号に合わせて演奏信号を発生
する。演奏信号を発生したならば、時刻情報ST0と演
奏信号を合成して、第2の通信情報を生成し、A地点に
向けて送信する。
【0040】A地点では、第2の通信情報を受信したな
らば、演奏信号と時刻情報ST0を分離する。つぎに、
時間差計測手段27によって、基準時刻設定手段22の
現在の時刻情報と、時刻情報ST0を比較し、時間差を
計測する。そして、この時間差に基づいて、演奏信号の
識別記号をID1とし、開始時刻を現在時刻から時間差
の絶対値の分だけ差し引いた時間ずらして開始時刻ST
1を決定し、磁気ディスクの上に記録する。この場合、
実質的にST0とST1は、同一の時刻情報となる。
【0041】本発明の実施例は、以上の通りであるが、
本発明は、他の実施例についても実施可能である。上述
の遠隔地記録再生装置は、記録媒体として、磁気ディス
クを利用する例を示したが、テープレコーダを利用して
もよい。この場合は、2台のテープレコーダを同期運転
するようにし、第1のテープレコーダを伴奏信号発生
に、第2のテープレコーダを演奏信号記録に利用する。
そして、第2のテープレコーダに、演奏信号を記録する
ときに、時間差の分だけ同期信号をずらすようにすれば
よい。
【0042】また、B地点に相当する場所が、同時に複
数ある場合も考えられるが、本発明と実質的に同一の方
法及び装置で実施可能である。さらに、伴奏信号や演奏
信号と組み合わせる時刻情報は、時分秒をコード化した
ものである必要はなく、時間差が算出できれば足りるの
で、単なる記号でもよい。また、A地点からB地点に送
る時刻の情報は、第1及び第2の通信情報の伝送単位毎
に付加してもよいが、A地点で時間差の算出が終われ
ば、それ以後の時刻情報を伝送する必要はない。さら
に、伴奏情報及び演奏情報とも、通常の音声の他、電子
楽器の演奏命令や画像であってもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明を実施した遠隔地記録再生方法及
び遠隔地記録再生装置は、A地点とB地点が離れてお
り、通信による時間差が生じても、伴奏信号と演奏信号
に時間差が生じないように演奏信号を記録することがで
きる。しかも、時間差の測定を行なうようにしたため、
通信による時間差が不定であっても、柔軟に対応するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の実施例を示すフローチャート
【図2】 本発明の装置の実施例の構成を示すブロック
【図3】 磁気ディスクの上のデータの管理の説明図
【符号の説明】
21 伴奏信号発生手段 22 基準時刻発生手段 23 情報合成手段 24 送信手段 25 受信手段 26 分離手段 27 時間差計測手段 28 記録手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 A V

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A地点とB地点が通信回線で接続されて
    いる場合に、A地点からB地点に伴奏信号を送信し、B
    地点において伴奏信号に合わせて演奏された演奏信号を
    A地点に送信し、A地点で演奏信号を記録する遠隔地記
    録再生方法において、 A地点で伴奏信号及び伴奏信号に対応した時刻情報を発
    生し、発生した伴奏信号に時刻情報を付加して第1の通
    信情報を生成し、生成した第1の通信情報をB地点に向
    けて送信し、B地点で前記第1の通信情報から前記伴奏
    信号と前記時刻情報を分離するとともに前記伴奏信号に
    基づいて演奏信号を生成し、生成した前記演奏信号に前
    記時刻情報を付加して第2の通信情報を生成し、生成し
    た前記第2の通信情報をA地点に向けて送信し、A地点
    で、前記第2の通信情報から前記演奏信号と前記時刻情
    報を分離し、現在の時刻を示す現在時刻と前記第2の通
    信情報から分離した時刻情報から時間差を計測し、前記
    時間差に基づいて、前記伴奏信号と前記演奏信号を同時
    に再生するときに、前記伴奏信号と前記演奏信号に時間
    差を生じないように、前記伴奏信号と前記演奏信号の時
    間関係を関連付けて記録する遠隔地記録再生方法。
  2. 【請求項2】 A地点とB地点が通信回線で接続されて
    いる場合に、A地点からB地点に伴奏信号を送信し、B
    地点において伴奏信号に合わせて演奏された演奏信号を
    A地点に送信し、A地点で演奏信号を記録するための遠
    隔地記録再生装置において、 前記A地点で前記伴奏信号を発生する伴奏信号発生手段
    と、基準となる時刻情報を発生する基準時刻発生手段
    と、前記伴奏信号及び前記基準時刻を合成し、第1の通
    信情報を生成する情報合成手段と、前記第1の通信情報
    を前記B地点に向けて送信する送信手段と、前記B地点
    から送信されてくる前記演奏信号と前記時刻情報が合成
    された第2の通信情報を受信する受信手段と、前記第2
    の通信情報から前記演奏信号と前記時刻情報を分離する
    情報分離手段と、前記基準時刻発生手段が示す現在時刻
    と前記情報分離手段によって分離した前記時刻情報を比
    較し、その時間差を計測する時間差計測手段と、前記時
    間差計測手段によって計測された時間差に基づいて、前
    記伴奏信号発生手段によって発生した伴奏信号と前記演
    奏信号を時間差が生じないように関連付けて再生可能な
    ように、記録媒体に記録する記録手段から構成されたこ
    とを特徴とする遠隔地記録再生装置。
JP5291454A 1993-10-27 1993-10-27 遠隔地記録再生方法及び遠隔地記録再生装置 Pending JPH07121161A (ja)

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