JPH07177121A - 情報多重装置 - Google Patents

情報多重装置

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Publication number
JPH07177121A
JPH07177121A JP31950793A JP31950793A JPH07177121A JP H07177121 A JPH07177121 A JP H07177121A JP 31950793 A JP31950793 A JP 31950793A JP 31950793 A JP31950793 A JP 31950793A JP H07177121 A JPH07177121 A JP H07177121A
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JP
Japan
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audio data
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Application number
JP31950793A
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English (en)
Inventor
Ikuo Terauchi
伊久郎 寺内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP31950793A priority Critical patent/JPH07177121A/ja
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既に規格化されているデジタルオーディオイ
ンターフェースフォーマットを使用して文字コードや図
形コードの多重を簡単に行えるようにする情報多重装置
を提供することを目的とする。 【構成】 デジタルオーディオデータの転送レートを圧
縮するオーディオデータ圧縮回路と、入力データからコ
ード信号を発生するコード信号発生回路と、上記オーデ
ィオデータ圧縮回路と上記コード信号発生回路の出力を
データ多重しデジタルオーディオインターフェースのフ
ォーマットに変換する多重回路と、デジタルオーディオ
インターフェース上に多重化されたデジタルデータから
圧縮されたオーディオデータとコード信号を分離する分
離回路と、圧縮オーディオデータの転送レートを伸長す
るデータ伸長回路と、コード信号を解読するコード信号
解読回路により構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮伸長技術を応用し
オーディオデータと共に文字コードや図形コード等のデ
ータからなるコードデータを同時に多重し伝送する事が
できるデジタルオーディオインターフェースを用いた情
報多重装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像に文字や図形を重ねて表示するスー
パーインポーズを行うために、映像信号に文字コードの
ようなデータを多重し伝送する事は広く行われている。
【0003】その代表的なシステムとして、アメリカで
開発されたクローズド・キャプション(以下CCと略す
る)・システムがある。これはもともと聴覚障害者の人
たち向けに開発された字幕システムで、テレビ信号の垂
直帰線期間中にある21番目のラインに文字コード等の
CC信号を多重するシステムであり、1993年7月1
日以降アメリカで生産および輸入される13インチ以上
のテレビでは、CCデコード機能の内蔵が義務づけられ
ている。また、CCシステムは聴覚障害者の人たち向け
に開発された字幕システムではあるが、字幕のON/O
FFが自由に切り換えることができるというメリットを
生かし、英語等の語学勉強の手段としても幅広く利用さ
れるようになってきている。CC信号としては字幕で使
用する文字コードデータが主体であるが、それ以外にも
番組名や番組経過時間表示のための情報等さまざまな情
報を扱えるように検討が行われつつある。
【0004】日本でも、映像信号に文字情報を多重する
システムとして文字多重放送が実用化されている。文字
多重放送も、テレビ信号の垂直帰線期間の4番目のライ
ンに文字コードや図形コード等のデータを多重するシス
テムである。
【0005】図8に、従来の文字多重システムの一例を
示す。図8において、80はコード多重装置、81はビ
デオテープレコーダ(以下VTRと略す)等のビデオ機
器、82はホストコンピュータ、83は補助記憶装置で
ある。映像信号に多重される文字情報は、一般的に映像
が完成後に制作される。それらは、ホストコンピュータ
82のキーボードやCRTを使用して作成されハードデ
ィスクのような補助記憶装置83にまず格納される。そ
の後、文字情報や図形情報の多重が行われるわけである
が、図8のシステムでは多重後の映像信号をビデオ機器
81によりテープメディア上に記録するものである。ビ
デオ機器81の代わりに送出装置(図示せず)を使用す
る事により文字多重された映像信号を送出する事もでき
る。
【0006】図8において映像信号はコード多重装置8
0に入力されている。コード多重装置80には、ホスト
コンピュータ82から文字コードや図形コード等のコー
ドデータがタイムコード信号(図示せず)により映像信
号と同期され、同時に送り込まれる。コード多重装置8
0では、前述のように映像信号の4番目の水平ラインに
文字コードが多重され、ビデオ機器81に出力される。
これら一連の処理により文字多重された映像信号がテー
プメディアに記録される事になる。
【0007】逆に、それら文字が多重化された映像信号
を受信した機器では、コードデータが分離され解読され
る事により字幕として画面にスーパーインポーズされた
り、制御コードとして使用されたりする事になる。
【0008】ところで近年、映像やオーディオ分野での
デジタル化が進んでいる。業務分野では既にデジタルV
TRの普及が進行しており、民生分野でのデジタルVT
Rの登場も秒読み段階に入っている。オーディオ分野で
は、CDやDATなど民生分野も含めて広く普及してい
る。
【0009】しかし、最近デジタル信号処理分野におい
て再び新たな技術革新が始まっている。それは、デジタ
ル信号処理技術を駆使した圧縮技術である。映像・音声
共に盛んに研究が行われているが、オーディオデータ圧
縮技術は既に実用化段階に入っている。人間の聴覚特性
を積極的に利用して不要情報を削減し効率よくデータ圧
縮を行う圧縮技術は、デジタルコンパクトカセット(以
下DCCと略す)やミニディスク(以下MDと略す)等
の民生用オーディオ機器にも採用され、市場に登場しよ
うとしている。
【0010】これらDCCやMDで使用された圧縮伸長
技術を用いれば、現在デジタル音声で一般的に使用され
ている直線量子化によって得られた量子化ビット数16
ビットや20ビットで表現される音声の転送レートをそ
れぞれ1/4や1/5にまで圧縮し、再生時には音質の
劣化がほとんどないままに再び伸長する事ができる。例
えばサンプリング周波数48kHz量子化ビット数16
ビットの音声2チャンネルの転送レートは、 48k×16ビット×2チャンネル=1.536Mbps であり、サンプリング周波数48kHz量子化ビット数
20ビットの音声2チャンネルの転送レートは、 48k×20ビット×2チャンネル=1.920Mbps であるが、DCCやMDで使用されている圧縮により共
に384kbpsの転送レートになる。これは、サンプ
リング周波数48kHz量子化ビット数4ビットの2チ
ャンネルの転送レートに相当する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】CCシステムでは多重
される情報は映像信号の1フィールドに1回多重され
る。例えば、CCシステムでは21番目のラインに16
ビット(2バイト)のコードを多重できるので、NTS
Cのように60フィールド/秒の場合には最大120バ
イト/秒の情報を多重できる。
【0012】しかしながら、今後文字情報や制御情報を
含むさまざまな情報の多重が考えられていくにつれて、
120バイト/秒では不足する事が十分に考えられる。
日本の文字多重放送では、漢字等の多くの情報を伝送す
るため1ラインに34バイトのデータが多重できるシス
テム構成であるが、それでも今後ますます量が増大する
コードを多重化するためは、伝送レートが不足するとい
う問題が生ずる。
【0013】また、上記システムでは元来信号がないと
ころにコードを多重するのであり、そのうえ垂直帰線区
間は表示映像には不要な信号であるため、一部のビデオ
機器ではそれらを記録する事ができないものもある。な
ぜならば、一部のビデオ機器では記録効率を上げるため
帰線区間部分のデータをメディア上に記録せず、再生時
には機器内部でそれらを生成し合成して出力するという
処理を行っているからである。そのようなビデオ機器で
はコード情報が記録できないという問題がある。
【0014】そのため、それらのビデオ機器は字幕等を
記録するために映像信号の表示位置に文字や図形を合成
しそのままテープ上に記録することになる。しかし、そ
れでは、一旦記録した文字や図形の表示を消去したり位
置を変えたりする事ができないという問題がある。
【0015】それらの問題に対しては、特開平3−21
7179号公報のようにコード情報を映像や音声記録エ
リア以外にサブコード領域等の新たな領域に記録する方
法や、特開昭61−50469号公報のようにリニア音
声トラックをつぶしてコード記録用に割り当てる方法が
提案されているが、これらの方法は、新たな記録領域を
確保しなければいけないという問題や、リニア音声が記
録できなくなるという問題がある。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、既に
規格化されているデジタルオーディオインターフェース
フォーマットをそのまま使用して、圧縮されたオーディ
オデータにコードデータを多重することにより、多量の
文字コードや図形コードを伝送でき、また垂直帰線期間
の情報が記録できないデジタルビデオ機器でも、新たな
記録領域を確保したりリニア音声トラックをつぶしたり
しなくてもコード情報が記録できる情報多重装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の情報多重装置は、 (イ)デジタルオーディオデータの転送レートを圧縮し
て圧縮オーディオデータを得るオーディオデータ圧縮手
段と、前記圧縮オーディオデータと入力されたコードデ
ータとを多重する多重手段と、送信するデジタルオーデ
ィオインターフェースのオーディオデータ領域に前記多
重手段の出力データをはめ込むデータはめ込み手段とを
備えたものである。 (ロ)受信したデジタルオーディオインターフェースの
オーディオデータ領域のデータを取り出すデータ取出し
手段と、前記データ取出し手段の出力データから圧縮オ
ーディオデータとコードデータとを分離する分離手段
と、前記分離された圧縮オーディオデータの転送レート
を伸長するオーディオデータ伸長手段とを備えたもので
ある。
【0018】また、上記構成に、 (ハ)多重手段の出力データに誤り検出符号を付加する
誤り検出符号付加手段を追加したものである。 (ニ)データ取出し手段の出力データに含まれる誤り検
出符号からデータ誤りを検出する誤り検出手段を追加し
たものである。
【0019】
【作用】本発明は上記した構成により、デジタルオーデ
ィオデータを圧縮技術によりデータ圧縮し、それに、文
字コードや図形コード等からなるコードデータを多重
し、既に規格化されているデジタルオーディオインター
フェースのオーディオデータ領域にはめ込むことにより
大量のコードデータを伝送できる。またそれをデジタル
オーディオが記録できる機器に接続するだけで機器フォ
ーマットの変更等をすることなく、スーパーインポーズ
などに使用する文字等のデータが記録できる。
【0020】
【実施例】以下本発明の情報多重装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の情報
多重装置である。
【0021】図1において、上半分の点線内を圧縮多重
部、下半分の点線内の部分を分離伸長部と呼ぶ事にす
る。10は圧縮多重部側のデジタル入力回路、11はA
/Dコンバータ、12は入力切り換えスイッチ、13は
オーディオデータ圧縮回路、14はコードデータを外部
から入力するためのインターフェース部、15はコード
をブロック化してコードデータを発生するコードデータ
発生回路、16はエラー訂正符号生成回路、17は多重
回路であるマルチプレクサ、18は圧縮多重部側のデジ
タル出力回路、19は分離伸長部側のデジタル入力回
路、110は分離回路であるデマルチプレクサ、111
はオーディオデータ伸長回路、112は出力切り換えス
イッチ、113は分離伸長部側のデジタル出力回路、1
14はD/Aコンバータ、115はコードデータ解読回
路、116はエラー訂正回路、117はコードを外部に
出力するためのインターフェース部である。
【0022】ここで、オーディオデータ圧縮回路13お
よびオーディオデータ伸長回路111で使用する圧縮・
伸長技術はDCCやMDで使用されている現在主流の人
間の聴覚特性を使用した符号化を使用し、16ビットお
よび20ビットの直線量子化データの転送レートを4ビ
ット相当の転送レート(それぞれ1/4および1/5)
に圧縮する能力があるものとする。また、本実施例では
デジタル入出力は日本電子機械工業会(EIAJ)規格
CP−340のデジタルオーディオインターフェース
(本規格はオーディオ・エンジニアリング・ソサエティ
ー(AES)/ヨーロッパ・ブロードキャスト・ユニオ
ン(EBU)のデジタルオーディオインターフェース規
格と共通であるため、以下AES/EBUデジタルオー
ディオインターフェースと呼ぶ)であるとする。
【0023】図2は、多重・記録時において、図1の情
報多重装置を、デジタルオーディオインターフェースを
有しオーディオ信号をデジタル記録できるビデオ機器に
接続した場合の接続図である。情報多重装置20の圧縮
多重部側のデジタル出力をビデオ機器21のデジタルオ
ーディオ入力に接続しており、映像信号は別系統でビデ
オ機器21に入力している。字幕用などの文字コードや
図形コードはあらかじめホストコンピュータ22で制作
され、補助記憶装置23に格納されており、逐次情報多
重装置20に伝送され、そこで圧縮されたオーディオ信
号と多重され、AES/EBUデジタルオーディオイン
ターフェースを介してビデオ機器21に供給され、記録
される構成となる。
【0024】ここで、AES/EBUデジタルオーディ
オインターフェースについて説明する。図3はAES/
EBUデジタルオーディオインターフェースのフォーマ
ットにおける信号の説明図である。信号フォーマットは
チャンネルステータスの1部分を除き民生用・業務用・
機器の種類・伝送形態を問わず同一である。基本単位は
1フレーム(1サンプル)で、192フレームで1ブロ
ックを構成している。さらに、1フレームの中をチャン
ネル1とチャンネル2のサブフレームに分けている。
【0025】図3のサブフレームを拡大した部分の0〜
31の数字はビット番号を示し、サブフレームは32ビ
ットで構成され、オーディオデータ領域は20ビットあ
り将来の拡張用に予備の4ビット(AUX)がある。サ
ブフレームの先頭には4ビットのプリアンブルがあり、
頭だし用の同期信号とサブフレームの識別信号(図3の
M、W、B)を兼ねている。サブフレームの最後の4ビ
ットは制御信号で、Vはオーディオデータが正しいかど
うかを示すバリディティフラグ、Uはユーザーデータ、
Cはチャンネルステータスで1ブロック(192ビッ
ト)で1ワードを構成しエンファシスの有無やサンプリ
ング周波数等のシステム情報が転送される。この部分は
民生用と業務用で一部異なっている。
【0026】以上のようにAES/EBUデジタルオー
ディオインターフェース1系統で2チャンネルのデジタ
ルオーディオデータを転送する事ができる。チャンネル
毎のオーディオデータ領域は20ビットであり、AUX
部を使用しなければ最大20ビットのデータを転送でき
る転送レートを備えているので、本実施例の場合には圧
縮技術により圧縮後の転送レートが4ビット相当になる
ことから1チャンネル部分に最大16ビット分のオーデ
ィオデータ以外のデータを入れる余地が圧縮によりでき
る事がわかる。
【0027】次に、以上のように図1および図2で構成
された本実施例の情報多重装置について動作を説明す
る。図1において、直線量子化された2チャンネル分の
デジタルオーディオがAES/EBUデジタルオーディ
オインターフェースを通して圧縮多重部側のデジタル入
力回路10へ入力されている。また、2チャンネルのア
ナログ入力がA/Dコンバータ11へ入力され直線量子
化される。それらのデータは入力切り換えスイッチ12
に従って選択されオーディオデータ圧縮回路13への経
路が決定される。オーディオデータ圧縮回路13では2
チャンネルのオーディオ信号の転送レートが圧縮され
る。
【0028】オーディオ信号と同時に文字コードや図形
コード等のデータがインターフェース部14に入力され
る。入力されたコードはコードデータ発生回路15にお
いてブロック化が行われ、エラー訂正符号生成回路16
によりブロック毎にエラー訂正符号が付加されコード信
号が生成される。図4にコード信号の1例を示す。図4
のように、入力された文字コードや図形コードはNバイ
ト毎にブロック化されてデータ部となり、各ブロックの
開始を示すヘッダ部とエラー訂正符号の領域であるEC
C部が付加され、コード信号となる。データ部はコード
データだけではなく、データ部の内容を示すフラグデー
タや各種制御データが書き込まれる事になる。
【0029】その後、2チャンネルの圧縮オーディオデ
ータとコード信号はマルチプレクサ17により多重され
る。
【0030】ここで、AES/EBUデジタルオーディ
オインターフェースフォーマットに多重した信号の例を
図5に示す。図5(A)は直線量子化16ビットの1チ
ャンネルがサブフレーム内のオーディオデータ領域に配
置されている様子を示す。図5(B)は4ビットに圧縮
された1チャンネルのオーディオデータと12ビットか
らなるコード信号が(A)と同じ部分に多重されている
様子を示す。サブフレームは2つでフレームを形成して
いるので、フレームあたり2チャンネルの圧縮オーディ
オデータと24ビットのコード信号の多重が行える。こ
の場合、AES/EBUデジタルオーディオインターフ
ェースが48kHzサンプリング対応の場合に転送でき
るコード信号のデータ量は、 12ビット×2チャンネル×48000サンプル/秒 =1152000ビット/秒 =144000バイト/秒 と非常に大量になる。
【0031】図1において、マルチプレクサ17で多重
化されたデータは、圧縮多重部側のデジタル出力回路1
8で、AES/EBUデジタルオーディオインターフェ
ースのオーディオデータ領域にはめ込まれ、変調されて
外部に出力される。図2のようにそれがデジタルオーデ
ィオ信号が記録できるビデオ機器に接続されている場合
やデジタルオーディオレコーダに接続されている場合に
は、それらにデジタル記録されることになる。
【0032】次に、図1の分離伸長部の動作について説
明する。多重されたデータがビデオ機器等から再生さ
れ、AES/EBUデジタルオーディオインターフェー
スを通して、分離伸長部側のデジタル入力回路19へ入
力される。そこでデジタルオーディオ領域のデータが取
り出される。その信号はデマルチプレクサ110で圧縮
された2チャンネルのオーディオ信号とコード信号に分
離される。
【0033】オーディオ信号はオーディオデータ伸長回
路111で伸長され、伸長後のデータは出力切り換えス
イッチ112によって、分離伸長部側のデジタル出力回
路113でAES/EBUデジタルオーディオインター
フェースで出力されるか、あるいはD/Aコンバータ1
14でD/A変換されアナログ出力される。
【0034】分離されたコード信号は、コードデータ解
読回路115へ送られエラー訂正回路116によってエ
ラー訂正が施されると共にブロックが分解され、インタ
ーフェース部117から外部へ出力される。
【0035】なお、図5の多重例では16ビットを使用
して圧縮オーディオデータとコード信号を多重したが、
20ビットを使用して4ビットの圧縮オーディオデータ
と16ビットのコード信号を多重する事など、オーディ
オデータの圧縮率とデジタルオーディオインターフェー
ス上で何ビットを使用するかによって多くの組み合わせ
がある。
【0036】次に、図2のように多重デジタルデータが
ビデオ機器やデジタルオーディオレコーダによって記録
・再生される場合、再生時に補間処理された場合のデー
タ破壊を如何に検出するかという課題について説明す
る。
【0037】ビデオ機器等で記録されるデジタルオーデ
ィオデータは、記録前に2重リードソロモン符号のよう
なエラー訂正符号を付加され媒体に記録される。再生時
には、読みだしエラーレートの悪化によりデータが誤っ
た場合にもエラー訂正によって記録した元のデジタルデ
ータが復元される。この場合は、多重データの場合にも
そのままデータが復元されるので問題はない。しかし読
みだしエラーが増加して訂正が不能になったとき、一般
的にはデジタルオーディオデータの補間処理を行う。デ
ジタルオーディオデータの補間処理とは直線量子化デー
タにおいて連続したデータは強い相関関係を持つことを
利用して、訂正不能になったデータを隣のデータから生
成する処理である。補間処理には、前のデータを保持す
る前値補間と前後のデータの平均値をデータ生成する平
均値補間等がある。
【0038】ところが、多重データの場合は相関のない
データを組み合わせただけであるから、前後のデータの
相関がまったくなく補間処理をされるとかえって全く異
なる値になる。コード信号は、それでも図4に示したよ
うにブロック化の際にECCを付加しているので訂正す
る事ができる可能性もあるが、オーディオ信号の場合は
全く異なる値に変化したデータはそのままノイズを発生
する原因となってしまう。それを防ぐためには、情報多
重装置で補間処理がなされてデータが変化したことを知
る手段即ちデータ誤りを検出する手段があれば、少なく
ともオーディオ信号に対してはミュートを出力信号に対
してかけることによりノイズを抑えることができ、また
コード信号に対しては外部への出力を抑えることが可能
になる。
【0039】図6に補間処理を検出する機能を有する本
発明の他の一実施例における情報多重装置を示す。60
は誤り検出符号付加手段であるパリティ付加回路、61
は誤り検出手段であるパリティ検出回路、62はミュー
ト回路であり、63のコードデータ解読回路は図1のコ
ードデータ解読回路115にパリティ検出回路61から
の制御信号によるコードデータ出力のON/OFF機能
を追加したものである。それ以外は図1と同様である。
【0040】また、図7にAES/EBUデジタルオー
ディオインターフェースのサブフレームに多重されたデ
ータに対して、データ内に4ビットパリティを追加付加
した例を示す。この例では1チャンネル4ビットの圧縮
オーディオデータと12ビットのコード信号に対して4
ビットのパリティを付加した信号を示す。パリティは例
えば4ビット単位で排他的論理和を計算し、それをパリ
ティとすればよい。
【0041】図6について、図1と同様の部分は省いて
必要な部分に関して動作の説明を行う。マルチプレクサ
17で多重されたデータに対して、パリティ付加回路6
0において、例えば図7で示すようなパリティが付加さ
れる。それらのデータは、圧縮多重部側のデジタル出力
回路18を経て外部に出力され、外部のビデオ機器でデ
ジタル記録される。
【0042】次に、外部のビデオ機器で再生されたパリ
ティを含む多重データは、分離伸長部側のデジタル入力
回路19から入力され、その後パリティ検出回路61に
入力される。パリティ検出回路61では、多重データに
対してパリティを新たに計算し、その計算値と入力デー
タ中に含まれるパリティ値と比較する。計算値と入力値
が一致している場合は多重データは変化を受けていない
と考える事ができる。逆に、ビデオ機器での補間処理に
よりデータが変化を受けた場合には、一致しない。
【0043】これによりパリティ検出回路61はデータ
が変化した事を検出し、ミュート回路62に対してオー
ディオ出力データにミュートをかけるように指示を与え
る。これにより、不要なノイズが外部に出力される事を
防ぐ事ができる。同様にパリティ検出回路61から、コ
ードデータ解読回路63にもコードデータをインターフ
ェース部117に送らないように指示が与えられる。本
実施例では補間処理によりデータ変化を受ける事を想定
したが、伝送路でのデータ変化も検出する事ができる。
【0044】なお、図7の多重例では20ビットを使用
したが、サブフレーム当たりのコード信号を12ビット
から8ビットに減らす代わりにパリティを4ビット付加
し、圧縮オーディオデータとコード信号とパリティとで
図5のように16ビットになるようにする事もできる。
【0045】以上のように本実施例によれば、オーディ
オ信号を圧縮技術によるデータ圧縮をすることにより、
既に規格化されているデジタルオーディオインターフェ
ース上に大量の文字コードや図形コード等からなるデー
タの多重を簡単に行えるうえ、それを従来からあるデジ
タルオーディオが記録できる機器に接続するだけで機器
フォーマットの変更等をすることなく簡単に文字や図形
等のデータの記録・再生ができる装置を提供する事がで
きる。
【0046】また、既に規格化されているデジタルオー
ディオインターフェースを使用した文字や図形情報等の
コード信号伝送を可能にするシステムを提供する事がで
きる。
【0047】なお、本実施例ではAES/EBUデジタ
ルオーディオインターフェースを例として挙げたが、そ
の他既存のデジタルオーディオインターフェースなら何
でもよい。また、本実施例では圧縮多重部とデータ伸長
部を同一装置内に配置したが、圧縮多重部のみや分離伸
長部のみの装置でも良い。
【0048】
【発明の効果】本発明は上記した構成により、伝送フォ
ーマットを変更する必要なしに、既に規格化されている
デジタルオーディオインターフェースフォーマットを使
用して文字コードや図形コードの多重を簡単に行えるよ
うになる上、その信号を既に規格化されているデジタル
オーディオインターフェースを備えるデジタルオーディ
オ機器やデジタルビデオ機器を接続することにより容易
に文字や図形等からなるコード信号の記録再生機を提供
する事や、既に規格化されているデジタルオーディオイ
ンターフェースを使用した文字や図形情報等のコード信
号伝送を可能にするシステムを提供する事ができる。
【0049】また誤り検出符号を用いることにより、ビ
デオ機器での補間処理等によるデータ破壊を検出できる
ため、オーディオ出力のノイズをミューティングするこ
とができるなど、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における情報多重装置
【図2】本発明の情報多重装置とデジタルオーディオイ
ンターフェースを有するビデオ機器との接続図
【図3】AES/EBUデジタルオーディオインターフ
ェースの信号の説明図
【図4】本発明の一実施例におけるコード信号の説明図
【図5】本発明の一実施例においてAES/EBUデジ
タルオーディオインターフェースフォーマットに多重し
た信号の説明図
【図6】本発明の他の一実施例における情報多重装置
【図7】本発明の他の一実施例においてAES/EBU
デジタルオーディオインターフェースにパリティを付加
した信号の説明図
【図8】従来の文字多重システムの構成図
【符号の説明】
10 デジタル入力回路 11 A/Dコンバータ 12 入力切り換えスイッチ 13 オーディオデータ圧縮回路 14 インターフェース部 15 コードデータ発生回路 16 エラー訂正符号生成回路 17 マルチプレクサ 18 デジタル出力回路 19 デジタル入力回路 20 情報多重装置 21 ビデオ機器 22 ホストコンピュータ 23 補助記憶装置 60 パリティ付加回路 61 パリティ検出回路 62 ミュート回路 63 コードデータ解読回路 110 デマルチプレクサ 111 オーディオデータ伸長回路 112 出力切り換えスイッチ 113 デジタル出力回路 114 D/Aコンバータ 115 コードデータ解読回路 116 エラー訂正回路 117 インターフェース部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 570 C 9074−5D 574 C 9074−5D C3,C8,C12 K 9074−5D C4,C9,C13 H04N 7/08 7/081

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線量子化によりデジタル化されたデジ
    タルオーディオデータの転送レートを圧縮して圧縮オー
    ディオデータを得るオーディオデータ圧縮手段と、前記
    圧縮オーディオデータと入力されたコードデータとを多
    重する多重手段と、送信するデジタルオーディオインタ
    ーフェースのオーディオデータ領域に前記多重手段の出
    力データをはめ込むデータはめ込み手段と、受信したデ
    ジタルオーディオインターフェースのオーディオデータ
    領域のデータを取り出すデータ取出し手段と、前記デー
    タ取出し手段の出力データから圧縮オーディオデータと
    コードデータとを分離する分離手段と、前記分離された
    圧縮オーディオデータの転送レートを伸長するオーディ
    オデータ伸長手段とを備えたことを特徴とする情報多重
    装置。
  2. 【請求項2】 オーディオデータ圧縮手段およびオーデ
    ィオデータ伸長手段が聴覚特性に基づいた圧縮および伸
    長を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報多重装
    置。
  3. 【請求項3】 多重されるコードデータに対してエラー
    訂正符号を付加するエラー訂正符号付加手段と、分離さ
    れたコードデータに含まれるエラー訂正符号によりエラ
    ー訂正を行うエラー訂正手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の情報多重装置。
  4. 【請求項4】 多重手段の出力データに誤り検出符号を
    付加する誤り検出符号付加手段と、データ取出し手段の
    出力データに含まれる誤り検出符号からデータ誤りを検
    出する誤り検出手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の情報多重装置。
  5. 【請求項5】 誤り検出手段の出力信号により、オーデ
    ィオデータ伸長手段の出力を遮断することを特徴とする
    請求項4に記載の情報多重装置。
  6. 【請求項6】 直線量子化によりデジタル化されたデジ
    タルオーディオデータの転送レートを圧縮して圧縮オー
    ディオデータを得るオーディオデータ圧縮手段と、前記
    圧縮オーディオデータと入力されたコードデータとを多
    重する多重手段と、送信するデジタルオーディオインタ
    ーフェースのオーディオデータ領域に前記多重手段の出
    力データをはめ込むデータはめ込み手段とを備えたこと
    を特徴とする情報多重装置。
  7. 【請求項7】 オーディオデータ圧縮手段が聴覚特性に
    基づいた圧縮を行うことを特徴とする請求項6に記載の
    情報多重装置。
  8. 【請求項8】 多重されるコードデータに対してエラー
    訂正符号を付加するエラー訂正符号付加手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報多
    重装置。
  9. 【請求項9】 多重手段の出力データに誤り検出符号を
    付加する誤り検出符号付加手段を備えたことを特徴とす
    る請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の情報多重
    装置。
  10. 【請求項10】 受信したデジタルオーディオインター
    フェースのオーディオデータ領域のデータを取り出すデ
    ータ取出し手段と、前記データ取出し手段の出力データ
    から圧縮オーディオデータとコードデータとを分離する
    分離手段と、前記分離された圧縮オーディオデータの転
    送レートを伸長するオーディオデータ伸長手段とを備え
    たことを特徴とする情報多重装置。
  11. 【請求項11】 オーディオデータ伸長手段が聴覚特性
    に基づいた伸長を行うことを特徴とする請求項10に記
    載の情報多重装置。
  12. 【請求項12】 分離されたコードデータに含まれるエ
    ラー訂正符号によりエラー訂正を行うエラー訂正手段を
    備えたことを特徴とする請求項10または請求項11に
    記載の情報多重装置。
  13. 【請求項13】 データ取出し手段の出力データに含ま
    れる誤り検出符号からデータ誤りを検出する誤り検出手
    段を備えたことを特徴とする請求項10ないし請求項1
    2のいずれかに記載の情報多重装置。
  14. 【請求項14】 誤り検出手段の出力信号により、オー
    ディオデータ伸長手段の出力を遮断することを特徴とす
    る請求項13に記載の情報多重装置。
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