JPH07250279A - 字幕データ復号化装置 - Google Patents

字幕データ復号化装置

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Publication number
JPH07250279A
JPH07250279A JP6037200A JP3720094A JPH07250279A JP H07250279 A JPH07250279 A JP H07250279A JP 6037200 A JP6037200 A JP 6037200A JP 3720094 A JP3720094 A JP 3720094A JP H07250279 A JPH07250279 A JP H07250279A
Authority
JP
Japan
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data
subtitle
color
circuit
bank
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6037200A
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English (en)
Inventor
Ikuo Tsukagoshi
郁夫 塚越
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6037200A priority Critical patent/JPH07250279A/ja
Publication of JPH07250279A publication Critical patent/JPH07250279A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数行の字幕を、同時に表示した状態におい
て、任意の行を容易に変更できるようにする。 【構成】 コードバッファ22をバンクA,B,Cに区
分する。ラインカウンタ21Aにより処理する(表示す
る)水平走査ラインをカウントし、その値が所定の値に
達したとき、スイッチ203をバンクAに切り換え、そ
こに書き込まれている字幕1のデータを読み出し、デコ
ーダ206に供給し、デコードさせる。ラインカウンタ
21Aの値が他の所定の値に達したとき、スイッチ20
3をバンクBに切り換え、そこに記憶されている字幕2
のデータを読み出し、デコーダ206に供給し、デコー
ドさせる。バンクAとバンクBに書き込まれている字幕
1と字幕2がデコードされているとき、スイッチ202
をバンクCに切り換え、バンクBの字幕2に続く字幕3
のデータを書き込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオデータを字幕の
データとともに伝送し、受信側において、字幕をビデオ
画像にスーパインポーズして表示する場合に用いて好適
な字幕データ復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、外国の映画を我国において鑑賞
する場合、画面の端部に字幕がスーパインポーズされる
ことが多い。ビデオディスクや通常のテレビジョン放送
等においては、字幕がビデオ画像中に予めスーパインポ
ーズされた状態において、ビデオ信号が伝送される。
【0003】これに対して、例えばCAPTAINシス
テムにおいては、字幕を文字コードあるいはドットパタ
ーンとして伝送することができるようになされている。
【0004】さらにまた、CD−Gにおいては、サブコ
ードを利用して、グラフィックスを記録することができ
るようになされており、これを利用して、字幕をCDに
記録することが可能である。
【0005】CD−Gにおいては、図13に示すよう
に、1フレーム分のデータが、1バイトのサブコードと
32バイトのデータとにより構成されている。32バイ
トのデータには、1サンプル当り2バイトのデータが、
LチャンネルとRチャンネルに、それぞれ6サンプルず
つ割当られている。従って、その合計は24バイトとな
る。この24バイトのオーディオデータに対して、8バ
イトの誤り訂正符号が付加され、合計32バイトのデー
タとなされている。
【0006】一方、98フレーム分のサブコードが集め
られ、1ブロックを構成するようになされている。98
フレームのサブコードのうち、最初の2フレーム分のサ
ブコードは、S0,S1のシンクパターンとされてい
る。そして、残りの96フレーム分のサブコードに、種
々のサブコードデータを記録することができるようにな
されている。但し、1バイトのサブコード(各ビットが
P乃至Wで表される)のうち、PチャンネルとQチャン
ネルのデータは、トラックをサーチするデータが既に割
り当てられている。そこで、残りのRチャンネル乃至W
チャンネルの6ビットに、グラフィックスデータを割り
当てることができる。即ち、実質的にグラフィックスデ
ータを割り当てることができる範囲は、6×96ビット
となる。
【0007】1ブロックのデータは、75Hzの周波数
で伝送されるため、1フレーム分のデータの転送量は7
5×98Hzとなる。従って、サブコードの伝送ビット
レートは、7.35kバイト/sとなる。
【0008】図14は、このようなグラフィックスデー
タの伝送フォーマットを表している。同図に示すよう
に、Rチャンネル乃至Wチャンネルの6ビットのデータ
を1シンボルとして、96シンボル分のデータによりパ
ケットが構成され、各パケットは4つのパックにより構
成されている。各パックは、シンボル0乃至シンボル2
3の24個のシンボルにより構成されている。シンボル
0のR,S,Tの3ビットにはモード情報が、また、
U,V,Wの3ビットにはアイテム情報が、それぞれ割
り当てられている。このモード(MODE)とアイテム
(ITEM)の組み合わせにより、次のようなモードが
規定されている。
【0009】 MODE ITEM 000 000 0モード 001 000 グラフィックスモード 001 001 TV−グラフィックスモード 111 000 ユーザモード
【0010】そして、シンボル1にはインストラクショ
ンが、また、シンボル2とシンボル3にはモード及びア
イテムとインストラクションに対するパリティが、それ
ぞれ割り当てられるため、実質的にグラフィックスデー
タを割り当てることができる範囲は、シンボル4乃至シ
ンボル19のうちの、例えば図14に示した12シンボ
ルになされている。そして、シンボル20乃至シンボル
23の4シンボルには、シンボル0乃至シンボル19ま
での20シンボルに対するパリティが割り当てられてい
る。
【0011】このようにして、CD−Gにおいては、各
パックの6×12ピクセルの範囲に、グラフィックスデ
ータを2値データとして割り当てることができる。パッ
クのレートは75×4=300パック/sとなるので、
この6×12ピクセルの範囲に1つの文字を割り当てる
とすると、1秒間に300文字を伝送することができる
ことになる。
【0012】また、CD−Gにおいて規定する1画面
は、288水平画素×192ラインとなるので、この1
画面分の文字を伝送するには、次式で示すように、2.
56秒必要となる。 (288/6)×(192/12)/300=2.56
【0013】さらに、各ピクセルにおいて、16値表現
を行う場合には、1文字パターンにつき、4回の異なる
パターンを伝送する必要があるため、4倍の時間の1
0.24秒の時間がかかることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ような装置において、字幕データをビデオ画像データに
多重化して表示する際、図15に示すような構成を用い
ていた。
【0015】即ち、伝送されてきた字幕データをコード
バッファ200に入力し、一旦記憶させる。このコード
バッファ200は、2つのバンク200Aと200Bに
区分されており、一方のバンク200Aにスイッチ20
2を介して字幕データが記録されている際、他方のバン
ク200Bから、すでに記憶されている字幕データをス
イッチ203を介して読み出し、逆に、バンク200A
に記憶されている字幕データを読み出すとき、バンク2
00Bに字幕データを書き込むようにしている。
【0016】そして、バンク200Aまたは200Bか
ら読み出された字幕データが、デコーダ201に供給さ
れ、デコードされ、図示せぬCRTなどに出力表示され
る。
【0017】その結果、表示状態は図16に示すように
なる。即ち、時刻T(A)において、バンク200Bに
書き込まれている字幕データが読み出され、字幕1及び
字幕2という2行分の字幕として表示されている。この
ように、バンク200Bからの読み出しが行われている
間に、バンク200Aには、時刻T(C)において表示
されるべき2行文の字幕3,4の字幕データが書き込ま
れる。
【0018】時刻T(A)においては、字幕1と字幕2
のうち、字幕1に対して、カラーバー210が時間の経
過とともに、左から右方向に伸びるように、字幕1に多
重化して表示される。
【0019】そして、このカラーバー210が字幕1の
右側の端部に達したとき、時刻T(B)の表示状態とし
て示すように、カラーバー210が字幕2の方に移動さ
れ、やはり字幕2において、左から右方向に、時間の経
過とともに伸びるように表示される。
【0020】そして、カラーバー210が字幕2の右側
端部に達したとき、時刻T(C)の表示状態として表す
ように、スイッチ203が切り換えられ、バンク200
Aに書き込まれていた字幕3,4の字幕データが読み出
され、復号化され、出力表示される。そして、上方の字
幕3にカラーバー210が多重化され、表示される。こ
のとき、スイッチ202が反対側に切り換えられ、バン
ク200Bに次の字幕5,6の字幕データが書き込まれ
る。このような動作が順次繰り返される。
【0021】例えば、カラオケ装置において、このよう
に、歌詞に対応する字幕1,2,3,4,・・を順次表
示し、曲の進行にともなって、カラーバー210を移動
表示させると、ユーザーはカラーバー210の表示位置
から、自分が歌うべき歌詞の位置を知ることができる。
【0022】しかしながら、従来の装置においては、字
幕1と字幕2の両方が同時に表示されているため、字幕
1から字幕2へのつながりをユーザーは予め知ることが
できるが、字幕2から字幕3へのつながりは、その表示
切り換えが、字幕2に対するカラーバー210の表示が
終了した後に行われるため、予め確認することができな
い課題があった。
【0023】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、常に連続して字幕を確認することができる
ようにするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の字幕データ復号
化装置は、ビデオ画像に重畳して表示する字幕に対応す
る符号化された字幕データを記憶する記憶手段(例えば
図8のコードバッファ22)と、記憶手段に記憶された
字幕データを復号化する復号化手段(例えば図8のデコ
ーダ206)と、記憶手段の書き込みと読み出しを制御
する制御手段(例えば図8のスケジューラ21)とを備
え、記憶手段は3個以上のバンク(例えば図8のA,
B,C)に区分され、各バンクは1行分の字幕データに
対応され、制御手段はビデオ画像の単位表示期間(例え
ば1フレーム)内において、バンクに記憶された1行分
の字幕データを各バンクから独立したタイミングで読み
出すことを特徴とする。
【0025】制御手段には、読み出されている2行以上
の字幕データのうちの1行に多重化して表示されている
カラーバーの表示位置がその行の字幕の端部に達したと
き、それまでカラーバーが表示されていた行の字幕デー
タの読み出しを停止し、それまで読み出されていなかっ
た他のバンクから次の行の字幕データを読み出すように
させることができる。
【0026】バンクの数は3個とし、制御手段には、そ
のうちの2つから字幕データを読出し、1つに字幕デー
タを書き込むように制御させることができる。
【0027】
【作用】上記構成の字幕データ復号化装置においては、
例えば、1フレームの期間内において、バンクに記憶さ
れた1行分の字幕データが各バンクから独立したタイミ
ングで読み出される。従って、所定の行が表示されてい
る状態において、他の行の表示を変更することが可能と
なる。
【0028】
【実施例】図1は、本発明を適用した字幕データ復号化
装置に供給する字幕データを符号化する符号化装置の構
成例を示すブロック図である。この例においては、ビデ
オカメラ51より出力されたビデオ信号が、ビデオ符号
化装置52に供給され、A/D変換され、さらに圧縮、
パケット化されるようになされている。勿論、このビデ
オカメラ51に代えて、ビデオディスクプレーヤ、ビデ
オテープレコーダなどを用い、それより再生されたビデ
オ信号を、ビデオ符号化装置52に供給するようにする
こともできる。
【0029】ビデオ符号化装置52は、レートコントロ
ーラ52aを内蔵しており、パッキング回路68の出力
するビットレート制御信号に対応して、ビデオデータの
圧縮率を制御するようになされている。即ち、後述する
ように、字幕符号化装置57において字幕データが符号
化されるのであるが、その符号化されたデータ量が少な
い場合においては、それだけビデオデータの符号化量を
増大させても、全体的なデータ量が増加しない。即ち、
その分だけビデオ画像をより高品質にすることができ
る。逆に、字幕データが多い場合においては、ビデオデ
ータに割り当てられるデータ量が減少される。
【0030】このようにして、ビデオ符号化装置52に
より圧縮、符号化され、さらにパケット化されたビデオ
データ(例えば、4:2:2のコンポーネント信号な
ど)が、マルチプレクサ58に供給される。
【0031】同様に、マイク53により集音されたオー
ディオ信号は、オーディオ符号化装置54に供給され、
A/D変換される。そして、圧縮、符号化され、さらに
パケット化される。この場合においても、マイク53に
代えて、例えばテープレコーダなどを用い、そこにおい
て再生されたオーディオ信号をオーディオ符号化装置5
4に供給するようにすることもできる。オーディオ符号
化装置54により符号化されたオーディオデータは、マ
ルチプレクサ58に供給される。
【0032】一方、文字発生回路(キャラクタジェネレ
ータ)55により発生された字幕データ、またはフライ
ングスポットスキャナ56より出力された字幕データ
は、字幕符号化装置57に供給され、圧縮、符号化され
て、さらにパケット化された後、マルチプレクサ58に
供給されるようになされている。
【0033】マルチプレクサ58は、字幕符号化装置5
7、ビデオ符号化装置52、オーディオ符号化装置54
それぞれより出力されたパケット化されたデータを、多
重化(例えば、時分割多重化)する。さらに、マルチプ
レクサ58は、データに対し、ECCなどの誤り訂正の
ための処理、EFMなどの変調処理を施した後、例えば
ディスク91などの記録媒体に記録したり、伝送路(c
hannel)92を介して受信側に伝送する。
【0034】次に、字幕符号化装置57についてさらに
説明する。文字発生回路55は、ビデオ符号化装置52
により符号化したビデオ画像に対応する字幕データを発
生し、字幕符号化装置57のスイッチ61の接点aに供
給する。また、スイッチ61の接点bには、文字発生回
路55よりキーデータ(その詳細は図2を参照して後述
する)が供給される。スイッチ61は、所定のタイミン
グで接点aまたは接点b側に切り換えられ、字幕データ
またはキーデータを必要に応じて選択し、ディジタルフ
ィルタ回路72およびスイッチ62の接点bを介して量
子化回路64に供給する。
【0035】ここで、図2を参照して、キーデータと字
幕データ(キャプションデータ)との関係について説明
する。いま、図2(a)に示すように、字幕に表示すべ
き1つの文字として、文字Aが存在するとする。そし
て、同図に1本の水平線で示すライン(水平走査線)の
字幕データを、図2(b)に示す。同図に示すように、
字幕データ(フィルデータ)は、期間T3において、表
示すべき文字の輝度に対応するレベルを有している。そ
して、その前後の期間T1,T2と、期間T4,T5におい
て、字幕データのレベルは、最低のレベルとなってい
る。従って、字幕データは、表示すべき文字のパターン
およびそのパターン内の輝度レベル(字幕のパターンに
関するパターン情報)からなるということができる。
【0036】これに対して、キーデータは、文字を表示
すべき期間T3において、最低のレベルとなっており、
期間T3より若干前後に離れた期間T1とT5において、
最高のレベルとされている。そして、期間T1とT3の間
の期間T2、並びに期間T3とT5の間の期間T4のレベル
が、上述した最低のレベルと最高のレベルの中間の所定
のレベルに設定されている。期間T2においては、最高
のレベルから最低のレベルに徐々に変化するようになさ
れており、期間T4においては、最低のレベルから最高
のレベルに徐々に変化するようになされている。
【0037】即ち、このキーデータは、背景ビデオ画像
の減衰率に対応しており、期間T3においては、背景ビ
デオ画像のビデオ信号のレベルが、実質的に黒レベルに
ミュート(減衰)される。これに対して、期間T1とT5
においては、字幕に対応する字幕信号のレベルが、所定
のレベル(この実施例の場合、所定の灰色のレベルであ
るが、黒レベルでもよい)にミュートされる(背景ビデ
オ画像のミュートが解除される)。
【0038】そして、期間T2と期間T4においては、キ
ーデータの値に対応する割合で背景ビデオ画像が減衰さ
れる。この実施例においては、キーデータの値が大きい
ほど、背景ビデオ画像の減衰の割合が小さくなり(字幕
の減衰率が大きくなり)、キーデータの値が小さいほ
ど、背景ビデオ画像の減衰の割合が大きく(字幕の減衰
率が小さく)なるようになされている。
【0039】このように、文字を表示する期間において
は、背景ビデオ画像が実質的に完全にミュートされ、文
字の近傍(輪郭)においては、背景ビデオ画像が徐々に
ミュートされるため、字幕(文字)が見にくくなるよう
なことが防止される。
【0040】量子化回路64は、内蔵している所定の量
子化テーブルに基づいて、字幕データとキーデータのレ
ベルをまとめて4ビットのデータとして表現する。図3
は、字幕データ(フィルデータ)とキーデータのレベル
をまとめて表す原理を示している。同図に示すように、
4ビットで表すことが可能な16段階のレベルのうち、
0から7までの8段階のレベルがキーデータのレベルに
割り当てられ、8から15までの8段階のレベルが字幕
データに割り当てられる。即ち、キーデータのレベル
は、0000乃至0111の4ビットのデータで表さ
れ、字幕データのレベルは、1000乃至1111の4
ビットのデータで表されることになる。
【0041】その結果、4ビットのデータのMSBは、
いわば透過レベルを表しており、このMSBが1である
とき、字幕データが表示され(背景ビデオ画像がミュー
トされ)るようになされ、0であるとき、字幕は、0の
レベル(黒枠のレベル)で表示されるようになされる。
キーデータレベルが7(0111)であるとき、背景ビ
デオ画像の減衰率は0となり、背景ビデオ画像はそのま
まのレベルで表示される。
【0042】このように、キーデータと字幕データと
を、まとめて4ビットのデータ(MSBは種類を表すた
め、それぞれのレベルは実質的には3ビットのデータ)
で表すようにすることで、この4ビットのデータを実質
的に同一のデータとしてビットストリーム内に配置する
ことができ、回路構成を簡略化することができる。な
お、字幕データに対するビット割当は、1乃至4ビット
のいずれにもすることができる(字幕データに4ビット
を割り当てた場合には、キーデータに割り当てることの
できるビットはないので、キーデータは無視されること
になる)。即ち、字幕データおよびキーデータ両者のレ
ベルの割当は、適宜変更することができる。
【0043】キーデータのレベルが0から255までの
256段階のレベルを有するものであるとき、量子化回
路64は、入力されたキーデータyの値を、256段階
のレベルを8個の範囲に区分し、そのいずれの範囲に属
するかを判定する。即ち、その8個の範囲は、0乃至
6、7乃至10、11乃至26、27乃至50、51乃
至95、96乃至130、131乃至204及び205
乃至255の範囲とされる。そして、これらのいずれか
の範囲に属すると判定されたとき、4ビットの量子化出
力zとして、7(0111)乃至0(0000)のいず
れかの値を出力する。
【0044】同様にして、字幕データが、0乃至255
の256段階のレベルを有するものであるとき、字幕デ
ータ(フィルデータ)xが、255乃至234、233
乃至215、214乃至150、149乃至140、1
39乃至128、127乃至86、85乃至55、54
乃至0のいずれの範囲にあるかが判定される。そして、
このいずれかの範囲に属することが判定されたとき、4
ビットの量子化データzとして、15(1111)乃至
8(1000)のいずれかの値が設定される。
【0045】量子化回路64にはまた、スイッチ62の
接点aを介して文字発生回路55よりブランキングデー
タが供給される。このブランキングデータには、必要に
応じて各種のデータを挿入することができる。
【0046】さらにまた、量子化回路64には、処理回
路63が出力する字幕データが、スイッチ62の接点c
を介して供給される。処理回路63は、フライングスポ
ットスキャナ56が出力するアナログ字幕信号を処理
し、ディジタル字幕データとして出力するようになされ
ている。
【0047】ビデオ符号化装置52に供給されるビデオ
信号が、映画をビデオ信号に変換したものである場合、
例えばそのアスペクト比が横長のものとなっている。最
近のテレビジョン受像機においては、所謂ハイビジョン
に代表される16対9のアスペクト比の画面を有するも
のがあり、このようなアスペクト比のテレビジョン受像
機においては、映画のアスペクト比の画像をそのままの
状態でテレビジョン受像機の画面に表示することができ
る。
【0048】これに対して、従来のNTSC方式の画面
のアスペクト比は、4対3とされている。横長のアスペ
クト比の画像を、通常のNTSC方式のアスペクト比の
画面で見ることができるようにするには、そのアスペク
ト比を4対3に変換すればよいのであるが、そのように
すると、画像が縦長の画像となる。
【0049】しかしながら、横長のアスペクト比を有す
るテレビジョン受像機においては、4対3のアスペクト
比に変換されたビデオ信号を再び元のアスペクト比に戻
すようにすれば、正常な比率の画像を見ることができ
る。横長のアスペクト比のテレビジョン受像機には、こ
のように、スクイーズ方式で4対3のアスペクト比に変
換されたビデオ信号を元のアスペクト比に戻す変換回路
が内蔵されていることが多い。そこで、ビデオ符号化装
置52は、横長のアスペクト比の画像が入力されたと
き、スクイーズ方式により、4対3のアスペクト比の画
像に変換して符号化を行うようになされている。
【0050】このように、スクイーズ方式により画像の
アスペクト比が変換されたとき、その横長のアスペクト
比の字幕も同様に、スクイーズ方式でアスペクト比を変
換しておく必要がある。処理回路63は、このような機
能を有している。
【0051】一方、文字発生回路55から供給される字
幕データ及びキーデータは、ディジタルデータであるの
で、ディジタルフィルタ回路72により、通常のデータ
からスクイーズデータに変換されて、スイッチ62の接
点bを経て、量子化回路64へ送られる。
【0052】量子化回路64により量子化されたパター
ンデータ(以下、字幕データ(フィルデータ)とキーデ
ータとをあわせて、適宜、字幕データ(広義)(パター
ンデータ)という)は、例えばページ単位などで、量子
化回路64またはカラー量子化回路70の出力を交互に
選択するスイッチ69を介して、DPCM回路65に入
力され、DPCMされる。そして、DPCM回路65の
出力がランレングス符号化回路66に供給される。ラン
レングス符号化回路66は、入力されたDPCM字幕デ
ータを、レベルとランのペアに符号化する。可変長符号
化回路67は、ランレングス符号化回路66より供給さ
れたランに対して、所定の可変長符号化テーブルに従っ
て可変長符号化処理を実行する。パッキング回路68
は、可変長符号化されたデータとレベルとを組み合わせ
る。
【0053】このようにして、可変長符号化回路67よ
り可変長符号化されたデータ(ラン)は、ランレングス
符号化回路66により抽出されたレベル値と、パッキン
グ回路68でパッキングされる。
【0054】尚、パッキング回路68は、このとき、こ
の他、タイムコード(PTSS)、位置情報(disp
start posとdisp end pos)、
EOP、及び字幕符号化情報(サブタイトルヘッダ)
を、字幕データに対して付随(多重化)させ、パケット
化して、マルチプレクサ58に出力する。
【0055】また、パッキング回路68は、一定の時間
間隔で字幕データの発生量を演算し、その演算結果をビ
デオ符号化装置52のレートコントローラ52aに供給
する。レートコントローラ52aは、1パス目の処理に
おいて、ビデオ符号化の1パス目のビット量がわかるの
で、パッキング回路68からの信号により字幕データの
データ量がさらにわかったとき、2パス目のビデオ符号
化の際に、伝送路(channel)92あるいはディ
スク91などの記録媒体の容量を最大限に生かした可変
レートとなるように、ビデオ符号化装置52におけるビ
ットレートを設定する。
【0056】一方、以上のようにして符号化される字幕
データに対して色を付ける(カラーバーを付加する)場
合、即ちビデオ画像に、有彩色の字幕データ(フィルデ
ータ)をスーパインポーズ(重畳)する場合、その字幕
データ(フィルデータ)を囲むカラー矩形領域が、バー
操作部81、テロップ着色アダプタ82、スイッチャ8
3、およびモニタ84により次のようにして生成され
る。
【0057】即ち、文字発生回路55により発生された
字幕データとキーデータとが、スイッチャ83を介して
モニタ84に供給され、これによりモニタ84に字幕が
表示される。そして、このモニタ84に表示された字幕
のうち、色を付ける部分を囲む矩形の領域を指定するよ
うに、バー操作部81が操作される。
【0058】バー操作部81からは、その操作に対応し
た操作信号が、アダプタ82に出力される。アダプタ8
2においては、所定の色のデータとしての、例えばR,
G,Bデータでなる矩形領域が発生されるようになされ
ており、この矩形領域の位置や長さは、バー操作部81
からの操作信号に対応して変化されるようになされてい
る。なお、アダプタ82で発生される矩形領域の色は、
図示せぬ色指定操作部を操作することにより変化させる
ことができるようになされている。
【0059】アダプタ82で発生されたR,G,Bデー
タでなる矩形領域は、スイッチャ83に出力される。ス
イッチャ83では、文字発生回路55からの字幕データ
とキーデータとに、R,G,Bデータでなる矩形領域が
重ね合わされ、モニタ84に出力されて表示される。
【0060】従って、使用者は、このモニタ84の表示
を確認しながら、字幕の所望する部分に、所望する色の
矩形領域が重なるように、バー操作部81や色指定操作
部を操作することにより、字幕に色を付ける作業を行
う。
【0061】具体的には、例えば字幕「A」を、赤色に
する場合には、字幕「A」を囲む範囲に、赤色の矩形領
域が重なるように、バー操作部81が操作される。ま
た、例えば字幕「ABCDE」のうち、連続する「A」
および「B」の両方を、赤色にする場合には、字幕
「A」および「B」を囲む範囲に、赤色の矩形領域が重
なるように、バー操作部81が操作される。
【0062】以上のようにして、字幕の所望する部分
に、所望する色の矩形領域が重なるようにした後、図示
せぬ確定ボタンが操作されると、アダプタ82で発生さ
れているR,G,Bデータでなる矩形領域が、字幕符号
化装置57のカラー量子化回路70に供給される。な
お、アダプタ82は、ディジタルフィルタ回路72と同
様に構成されるフィルタを内蔵しており、矩形領域を必
要に応じてスクイーズして出力するようになされてい
る。
【0063】カラー量子化回路70では、カラールック
アップテーブル(CLUT)71の記憶値が参照され、
アダプタ82からのR,G,Bデータでなる矩形領域
が、カラー量子化される。
【0064】即ち、カラー量子化回路70は、まずカラ
ールックアップテーブル(CLUT)71の記憶値のう
ち、アダプタ82からのR,G,Bデータでなる矩形領
域の色に最も近似しているものを検出する。
【0065】ここで、CLUT71においては、例えば
4ビットで表されるアドレスそれぞれに、例えば8ビッ
トでなる色の輝度データYおよび色差データCb,Cr
記憶されている。即ち、CLUT71には、最大で16
(=24)色の輝度データYおよび色差データCb,Cr
が記憶されている。
【0066】従って、カラー量子化回路70では、CL
UT71に記憶されている色のうち、アダプタ82から
のR,G,Bデータでなる矩形領域の色に最も近似して
いるものの輝度データYおよび色差データCb,Crが検
出されることになる。
【0067】輝度データYおよび色差データCb,Cr
検出されると、さらにカラー量子化回路70において
は、矩形領域の各ドットが、その輝度データYおよび色
差データCb,Crを記憶しているCLUT71の4ビッ
トのアドレスに変換される。
【0068】そして、この4ビットのアドレスは、スイ
ッチ69を介して、DPCM回路65に供給され、以下
上述した字幕データと同様に処理され、カラーデータ
(カラー情報)としてマルチプレクサ58に出力され
る。
【0069】この場合、ある1つの矩形領域は、同一の
アドレスで表現されるので、その矩形領域が、大きな領
域であっても、ランレングス符号化回路66によりラン
レングス符号化することにより、この矩形領域は、数バ
イト(例えば、1ライン当たり2バイトや3バイト)で
表現することができる。即ち、少ない情報量で、字幕に
色を付けることができる。
【0070】なお、カラー量子化回路70では、CLU
T71に記憶されている色の中に、アダプタ82からの
矩形領域の色に近似しているものがない場合、CLUT
71の記憶値(輝度データYおよび色差データCb
r)を、矩形領域の色に近似したもの(または矩形領
域の色と同一のもの)に変更(更新)することができる
ようになされている。
【0071】この場合、変更後のCLUT71の記憶値
は、CLUT71と同様に構成される、後述するデコー
ダ側のカラールックアップテーブル(CLUT)32
(図5)の記憶値を更新するために、パッキング回路6
8に送信され、字幕データまたはカラーデータのパケッ
トのヘッダの一部とされる。
【0072】また、カラー量子化回路70と量子化回路
64には、図示せぬコンピュータ等より、量子化ビット
と量子化領域を指定する制御信号が入力されている。
【0073】さらに、文字放送、テレテキスト、その他
ブランキング領域(帰線区間)を利用するサービスにお
けるデータも同様に、この字幕符号化装置57に供給さ
れ、上述した場合と同様の処理が行われ、有効走査期間
内のビデオデータとは独立して符号化され、伝送され
る。
【0074】次に、図4は、伝送路92から伝送された
り、あるいはディスク91(図1)などの記録媒体から
サーボ系を介して再生されたりなどして得られた、デー
タを復号する復号化装置の一実施例の構成を示してい
る。データは、まずデータデコーダを兼ねるデマルチプ
レクサ1に入力される。デマルチプレクサ1では、まず
入力されたデータから、パケットヘッダが検出され、そ
れに続くデータが、必要に応じてメモリ2を使用しなが
ら復調(チャンネルデコード)される(例えば、EFM
などの変調が解かれる)。さらに、デマルチプレクサ1
においては、ECCが施され、エラーが検出された場合
には、エラー検出信号(error)がシスコン(シス
テムコントローラ)14に出力される。
【0075】また、パケットヘッダのタイプ(typ
e)が参照され、データが、字幕に関するデータ(パタ
ーンデータおよびカラーデータ)、ビデオデータ、また
はオーディオデータそれぞれに分離される。そして、字
幕に関するデータ、ビデオデータ、またはオーディオデ
ータは、ストローブ信号とともに、字幕復号化装置7、
ビデオ復号化装置3、またはオーディオ復号化装置11
それぞれに出力される。
【0076】字幕復号化装置7、ビデオ復号化装置3、
またはオーディオ復号化装置11では、デマルチプレク
サ1からストローブ信号とともに出力されるデータ、即
ち字幕に関するデータ、ビデオデータ、またはオーディ
オデータがそれぞれ受信される。
【0077】ビデオ復号化装置3またはオーディオ復号
化装置11では、必要に応じてメモリ4または12が使
用され、ビデオデータまたはオーディオデータがそれぞ
れ復号される。なお、ビデオデータまたはオーディオデ
ータにエラー訂正符号やエラー検出符号が付加されてい
る場合には、ビデオ復号化装置3またはオーディオ復号
化装置11それぞれにおいて、例えばECCやCRCチ
ェックなどの処理が、必要に応じて行われる。
【0078】復号されたオーディオデータは、DAC
(D/Aコンバータ)13に供給され、そこでD/A変
換処理が施され、アナログオーディオ信号に変換され
る。このアナログ信号は、図示せぬスピーカなどのオー
ディオ出力装置に供給されて出力される。
【0079】また、復号されたビデオデータは、レター
ボックス部5に入力される。レターボックス部5では、
ビデオデータが、上述したスクイーズ方式で4対3のア
スペクト比に変換されたものである場合、4:3のモニ
タで、真円率100%のビデオ画像表示を行うことがで
きるように、ビデオデータの垂直方向を3/4に間引く
(縮める)処理(以下、レターボックス処理という)
が、例えばフィルタリングによって行われる。
【0080】なお、レターボックス部5においては、レ
ターボックス処理が、少なくとも1/4(=1−3/
4)フィールド分のビデオデータを記憶することのでき
るタイミング調整用のメモリ6を用いて行われる。ま
た、レターボックス部5は、スルーパスを有し、ビデオ
データが、スクイーズ方式で4対3のアスペクト比に変
換されたものでない場合、即ち元々4対3のアスペクト
比のものである場合には、そのビデオデータをそのまま
出力する。
【0081】一方、字幕復号化装置7では、デマルチプ
レクサ1から供給される字幕に関するデータ、即ち字幕
データ(パターンデータ)とカラーデータが復号され
る。この復号された字幕は、レターボックス部5より出
力されるビデオデータにスーパインポーズされ、コンポ
ジットエンコーダ8に供給される。コンポジットエンコ
ーダ8では、字幕がスーパインポーズされたビデオデー
タが、所定の表示方式の信号(例えば、NTSCや、P
AL,SECAM、その他上述したHD1125,HD
1250,ATV−1,ATV−2など)に変換され、
DAC(D/Aコンバータ)10に供給される。DAC
10では、ビデオデータがD/A変換処理され、アナロ
グビデオ信号に変換される。このアナログ信号は、図示
せぬテレビジョン受像機などの画像表示装置に供給され
て表示される。
【0082】シスコン14は、図4の復号化装置を構成
する各ブロックから得られる情報や、図示せぬ操作部の
操作に対応して、各ブロックを制御する。モード表示制
御部9は、操作部の操作に対応するコマンドやその他各
種の情報(例えば、復号化装置が、字幕をビデオ画像に
スーパインポーズするように設定されているとか、どこ
の国の言語を字幕として表示するように設定されている
とかなど)を、図示せぬ専用ディスプレイに表示させた
り、またコンポジットエンコーダ8に入力されたビデオ
データに重畳(スーパインポーズ)させる制御を行う。
【0083】次に、図5を参照して、文字復号化装置7
について詳細に説明する。まずワード検出回路20は、
デマルチプレクサ1(図4)からストローブ信号を受信
すると、同じくデマルチプレクサ1から出力される字幕
に関するデータとしてのパケット形式のビットストリー
ム(但し、このビットストリームは、パケットが、上述
したように、時分割多重化されているので、必ずしも1
パケット単位にまとまっているとは限らない)(以下、
字幕ビットストリームという)を受信する。
【0084】そして、字幕ビットストリームの中から、
パケットヘッダ、サブタイトルヘッダ(図5において
は、s.headerと記述してある)が検出され、パ
ケットヘッダの中のPTSSと、サブタイトルヘッダ
(s.header)に記述された情報のうちの必要な
もの(例えば、リピートタイム(repeat tim
e)や、ディスプレイスタートポジション(disp
start pos)、ディスプレイエンドポジション
(disp end pos)など)とが、文字復号化
装置7を構成する各ブロックを、図示せぬクロックジェ
ネレータから出力される水平同期信号(H sync)
または垂直同期信号(V sync)のタイミングに同
期しながら制御するコントローラ35に出力される。な
お、図5においては、ディスプレイスタートポジション
(disp start pos)と、ディスプレイエ
ンドポジション(disp end pos)との両方
を含めて、ポジション(position)と記述して
ある。
【0085】コントローラ35は、シスコン14(図
4)に制御され、ワード検出回路20から出力される情
報その他に基づいて、文字復号化装置7を構成する各ブ
ロックを制御するようになされている。
【0086】なお、ワード検出回路20は、パケットヘ
ッダ、サブタイトルヘッダ、それに続くコードパターン
(字幕データまたはカラーデータ)に誤り検出符号とし
ての、例えばCRCなどが付加されている場合には、C
RCチェックを行い、その結果誤りが検出されたときに
は、ヘッダエラー(header error)または
データエラー(data error)を、コントロー
ラ35に出力するようになされている。
【0087】さらに、ワード検出回路20は、コントロ
ーラ35を介して、シスコン14からのチャンネル指定
信号(ch_select)を受信するようになされて
おり、字幕ビットストリームから検出したサブタイトル
ヘッダにおけるチャンネル(ch)を参照し、チャンネ
ル指定信号(ch_select)と一致するものを検
出する。
【0088】ここで、チャンネル指定信号(ch_se
lect)とは、使用者が操作部を操作することにより
シスコン14から出力される、ビデオデータにスーパイ
ンポーズすべき字幕(言語)のチャンネルを表す信号で
ある。
【0089】ワード検出回路20は、字幕ビットストリ
ームの中からチャンネル指定信号(ch_selec
t)と一致するチャンネル(ch)を有するサブタイト
ルヘッダを検出すると、そのサブタイトルヘッダを有す
る、復調前に検出可能なようにバイトアラインされたサ
ブタイトルデータを、字幕ビットストリームから分離
し、残りをコントローラ35に送出する。
【0090】一方、字幕ビットストリームから分離され
たサブタイトルデータは、そのコードパターンが、(広
義の)字幕データ(パターンデータ)である場合には、
パターンデコーダ100に転送され、またカラーデータ
である場合には、カラーデコーダ101に転送される。
【0091】パターンデコーダ100は、スケジューラ
21、コードバッファ22、可変長復号化回路(IVL
C)23、逆ランレングス回路24、3:4フィルタ2
5、および逆量子化回路(IQ)26から構成され、ま
たカラーデコーダ101は、スケジューラ27、コード
バッファ28、可変長復号化回路(IVLC)29、逆
ランレングス回路30、3:4フィルタ31、およびカ
ラールックアップテーブル(CLUT)32から構成さ
れる。
【0092】なお、スケジューラ21と27、コードバ
ッファ22と28、可変長復号化回路23と29、逆ラ
ンレングス回路24と30、または3:4フィルタ25
と31は、それぞれ同様に構成され、互いに独立に動作
するようになされており、従ってパターンデコーダ10
0またはカラーデコーダ101とは、それぞれ逆量子化
回路26またはCLUT32を除いて同様に構成されて
いる。
【0093】そこで、ここでは、パターンデコーダ10
0のスケジューラ21、コードバッファ22、可変長復
号化回路(IVLC)23、逆ランレングス回路24、
および3:4フィルタ25について説明し、カラーデコ
ーダ101のスケジューラ27、コードバッファ28、
可変長復号化回路(IVLC)29、逆ランレングス回
路30、および3:4フィルタ31についての説明は、
省略する。
【0094】ワード検出回路20からのパターンデータ
は、コードバッファ22に転送されて記憶される。コー
ドバッファ22は、例えばそれを外付けのRAMで構成
する場合には、少なくとも3つの128kビット/バン
クを確保することができるようになされており、即ち少
なくとも3つの128kビットの容量のバンクで構成さ
れており、書き込みアドレスと読み出しアドレスを発生
するスケジューラ21によって、データの書き込みまた
は読み出しがそれぞれ制御されるようになされている。
その詳細については、図8と図9を参照して、後述す
る。
【0095】なお、上述したように、図4の復号化装置
に入力されるデータは、時分割されているので、ワード
検出回路20より出力され、コードバッファ22に書き
込まれる1ページ分のパターンデータは、そのデータ量
がかなり小さくない限り、時間的に分割されたものにな
っている。一方、ワード検出回路20より出力され、コ
ードバッファ28に書き込まれる1ページ分のカラーデ
ータは、上述したように、そのデータ量がかなり小さい
ので、時分割されたある1タイミングに含まれるものに
なっている。
【0096】スケジューラ21において、コードバッフ
ァ22からの、フレーム単位でバイトアラインされてい
る字幕データの読み出しは、コントローラ35からデコ
ード開始信号(decoder start)を受信し
た後、垂直同期信号のタイミングから必要に応じた遅延
時間をとって、そのサブタイトルヘッダに記述されたリ
ピートタイム(repeat time)(字幕データ
を表示するフレーム数)に対応した回数だけ行われる。
そして、コードバッファ22からの字幕データの読み出
しが、リピートタイム(repeat time)に対
応した回数だけ行われると、その字幕データは、コード
バッファ22から削除される。
【0097】デコードの開始を指示するデコード開始信
号(decoder start)は、次のようにし
て、コントローラ35から出力される。即ち、上述した
ように、ワード検出回路20からコントローラ35に、
PTSS(字幕表示時刻のタイムスタンプ)が出力され
ると、コントローラ35は、このPTSSをシスコン1
4に転送する。シスコン14は、このPTSSと、装置
のクロック(クロックジェネレータから供給される、例
えば13.5MHzのクロック)との同期がとれるよう
になると、デコード開始信号(decoder sta
rt)をコントローラ35に出力し、コントローラ35
は、シスコン14からデコード開始信号(decode
r start)を受信すると、これをスケジューラ2
1に転送する。
【0098】また、リピートタイム(repeat t
ime)に対応した回数の、コードバッファ22からの
データの読み出し制御は、コントローラ35によって、
次のように行われる。即ち、上述したように、ワード検
出回路20からコントローラ35に、サブタイトルヘッ
ダのリピートタイム(repeat time)が出力
されると、コントローラ35は、リピートタイム(re
peat time)をシスコン14(図4)に転送す
る。シスコン14は、転送されてきたリピートタイム
(repeat time)を、PTSSを参照し、字
幕データのデコードタイミングに対応して、コントロー
ラ35に出力する。
【0099】さらに、シスコン14は、リピートタイム
(repeat time)をコントローラ35に出力
し、その後、このリピートタイム(repeat ti
me)を、1だけディクリメントするディクリメントパ
ルス(decrement_pulse)を、フレーム
レートに同期したタイミングで、コントローラ35に出
力する。コントローラ35は、シスコン14からリピー
トタイム(repeat time)を受信すると、そ
の値を、同じくシスコン14から出力されるディクリメ
ントパルス(decrement_pulse)のタイ
ミングで、1ずつディクリメントする。
【0100】そして、コントローラ35は、リピートタ
イム(repeat time)の値が0になると、い
まデコード(読み出し)が行われていたデータを、コー
ドバッファ22から削除するように、スケジューラ21
を制御する。
【0101】ここで、操作部が操作されることによっ
て、通常の再生(1倍速再生)が指示された場合、シス
コン14からコントローラ35へは、通常再生を示すス
ペシャル信号(special)が供給されるようにな
されている。この場合、シスコン14は、上述したよう
に、フレームレートに同期したタイミングで、ディクリ
メントパルス(decrement_pulse)をコ
ントローラ35に出力する。
【0102】また、操作部が操作されることによって、
例えばn倍速での再生(n倍速FF/FR)や、スロー
再生、コマ送り、ポーズなどの特殊な再生が指示された
場合、シスコン14からコントローラ35へは、特殊再
生を示すスペシャル信号(special)が供給され
るようになされている。この場合、シスコン14は、そ
の特殊再生に対応したタイミングで、ディクリメントパ
ルス(decrement_pulse)をコントロー
ラ35に出力する。
【0103】即ち、シスコン14は、例えばn倍速FF
/FRを指示するスペシャル信号(special)を
出力した場合、フレームレートに同期したタイミングの
n倍のレートで、ディクリメントパルス(decrem
ent_pulse)を出力する。また、シスコン14
は、例えばポーズ(0倍速再生)を指示するスペシャル
信号(special)を出力した場合、ディクリメン
トパルス(decrement_pulse)を出力し
ない。従って、この場合、コードバッファ22からは、
同一の字幕データが、読み出され続けることになる。
【0104】なお、コントローラ35は、シスコン14
からのスペシャル信号(special)を受信する
と、それに対するアクノリッジ(special_ac
k)を、シスコン14に対して送信するようになされて
いる。
【0105】また、スケジューラ21は、コードバッフ
ァ22の1バンクに対するデータの書き込み制御が終了
すると、書き込み終了信号(buf write te
rm)を、コントローラ35に出力するようになされて
いる。コントローラ35は、スケジューラ21からの書
き込み終了信号(buf write term)を、
シスコン14に出力するようになされており、これによ
りシスコン14では、コードバッファ22に供給される
データの異常を検出することができるようになされてい
る。即ち、何らかの理由で長時間、コードバッファ22
にデータが供給されなかったり、EOPが検出されなか
ったりした場合には、その間、書き込み終了信号(bu
f write term)が受信されなくなるので、
これによりシスコン14は異常を検出する。
【0106】さらに、スケジューラ21により制御され
るコードバッファ22のアクセスのバンド幅は、例えば
次のようになる。即ち、例えばデマルチプレクサ1(図
4)から出力されるデータのデータレートが、最大で2
0Mbpsで、コードバッファ22のI/Oポートが8
ビットである場合、2.5(=20/8)MHzで、コ
ードバッファ22への書き込みが行われる。そして、例
えばディスプレイレートが13.5MHzであり、さら
にデータが圧縮されており、可変長符号化(復号化)テ
ーブルの構成により8.5MHz以上で、コードバッフ
ァ22からのデータの読み出しを行えば良い場合、コー
ドバッファ22におけるデータの書き込みと読み出しで
必要なバンド幅は、11(2.5+8.5)MHzとな
る。
【0107】次に、コードバッファ22から読み出され
た字幕データは、可変長復号化回路23に供給される。
可変長復号化回路23は、所定の可変長符号化テーブル
(可変長復号化テーブル)を参照して、コードバッファ
22からのデータを可変長復号化する。これにより、字
幕データは、ランとレベルの組に変換され、逆ランレン
グス回路24に供給される。
【0108】逆ランレングス回路24は、ランの数だけ
レベルを発生し、3:4フィルタ25に出力する。
【0109】ここで、逆ランレングス回路24は、可変
長復号化回路23より出力されたデータからEOPを検
出し、検出したEOPの数が、リピートタイム(rep
eat time)に一致すると、ディスプレイエンド
(display end)フラグを、コントローラ3
5に出力するようになされている。また、ワード検出回
路20は、入力された字幕ビットストリームからEOP
を検出すると、これをコントローラ35に知らせるよう
になされている。
【0110】コントローラ35は、逆ランレングス回路
24からディスプレイエンド(display en
d)フラグを受信する前に、ワード検出回路20から、
次のページのEOP(コードバッファ22は、3バンク
構成なので、いまデコードしているページではなく、次
のページのEOP)を検出したことを知らせる信号を受
信した場合、即ちデマルチプレクサ1より供給される字
幕ビットストリーム(字幕データ(またはカラーデー
タ))の転送が速すぎて、コードバッファ22(または
コードバッファ28)の3つのバンクのいずれかからの
データの読み出しが完了していないうちに、そのバンク
に次のデータが供給されるようなタイミングの場合、シ
スコン14に、バッファオーバフロー(buffer
overflow)信号を供給するようになされてい
る。シスコン14は、バッファオーバフロー信号を受信
すると、デマルチプレクサ1からの新たなデータの出力
を停止させる制御を行う。
【0111】3:4フィルタ25では、DAC10(図
4)の後段に接続されたテレビジョン受像機の画面のア
スペクト比が、4:3である場合、上述したようにして
水平方向にスクイーズされている字幕データを、3:4
の補間フィルタでフィルタリングし、真円率100%で
表示されるように変換する。この場合、元の16:9の
画面が720×480ピクセルでなり、従ってスクイー
ズされた画面の水平方向が、540(720×3/4)
ピクセルでなるとき、コントローラ35は、水平同期信
号のタイミングに対して90ピクセル分だけ早いタイミ
ングで、コードバッファ22からのデータの読み出しが
開始されるように、スケジューラ21を制御する。
【0112】なお、3:4フィルタ25は、IDPCM
回路を内蔵しており、上述したようにデータを変換した
後、その変換データをIDPCMして、量子化回路26
に出力する。
【0113】また、3:4フィルタ25は、DAC10
の後段に接続されたテレビジョン受像機の画面のアスペ
クト比が、16:9である場合、逆ランレングス回路2
4からのデータに対し、IDPCMだけを施し(以下、
3:4フィルタ25をバイパスするという)、逆量子化
回路26に出力するようになされている。3:4フィル
タ25をバイパスするか否かは、コントローラ35より
供給されるスクイーズ信号(xsqueeze)によっ
て決定される。また、このスクイーズ信号(xsque
eze)は、使用者により操作部が操作されることによ
って、シスコン14からコントローラ35に供給される
ようになされている。
【0114】逆量子化回路26では、3:4フィルタ2
5から供給される、図3で説明した4ビットの(広義
の)字幕データ(パターンデータ)を、ビデオ帯域の
(狭義の)字幕データ(フィルデータ)とキーデータと
に変換する。そして、このデータは、演算器33に供給
される。また、キーデータは、字幕とビデオ画像との混
合比(mixing ratio)として、ミキサ34
にも供給される。
【0115】なお、図示していないが、コントローラ3
5は、サブタイトルヘッダのモード(mode)を参照
して、量子化(逆量子化)テーブル指示信号を、逆量子
化回路26に供給するようになされている。逆量子化回
路26は、複数の(逆)量子化テーブルを記憶してお
り、そのうちの、コントローラ35からの量子化(逆量
子化)テーブル指示信号に対応したものを用いて、逆量
子化処理を行うようになされている。
【0116】一方、CLUT32には、スケジューラ2
7、コードバッファ28、可変長復号化回路29、逆ラ
ンレングス回路30、および3:4フィルタ31によっ
て、上述した字幕データと同様に処理されたカラーデー
タが供給される。
【0117】カラーデータは、上述したように、例えば
16色の8ビットの輝度データYと色差データCb,Cr
を記憶しているCLUT32から、字幕の色の矩形領域
(カラー矩形領域)を出力させる4ビットのアドレスで
あり、従ってCLUT32からは、カラーデータが示す
アドレスに記憶されている8ビットの輝度データYと色
差データCb,Crでなるカラー矩形領域(カラーバー)
が出力される。このカラー矩形領域は、演算器33に供
給される。
【0118】ここで、CLUT32は、ダウンローダブ
ルに構成されている。即ち、CLUT32においては、
サブタイトルヘッダに記述されたモード(mode)に
対応して、そこに記憶されている輝度データYと色差デ
ータCb,Crが、上述したサブタイトルヘッダのLCL
UTに記述された輝度データYと色差データCb,Cr
変更されるようになされている。
【0119】また、CLUT32の記憶値は、シスコン
14からコントローラ35にシステムリセット(res
et)が供給されると、コントローラ35においてデフ
ォルト値に設定し直されるようになされている。このシ
ステムリセット(reset)は、例えば装置の電源の
投入直後に、シスコン14からコントローラ35に供給
されるようになされている。また、この装置の電源の投
入直後においては、コードバッファ28(およびコード
バッファ22)をクリアするためのバッファクリア(b
uffer clear)も、シスコン14からコント
ローラ35に供給されるようになされている。
【0120】演算器33では、CLUT32からのカラ
ー矩形領域(カラー矩形領域を構成する輝度データY、
色差データCb、およびCrのうちの輝度データY)と、
逆量子化回路26からの字幕データ(パターンデータ)
とが乗算され、即ちカラー領域が、字幕データ(フィル
データ)によって、いわば打ち抜かれ、これにより色の
付いた字幕データが生成される。ここで、カラー矩形領
域を構成する輝度データY、色差データCb、およびCr
のうちの色差データCbおよびCrは、そのうちの輝度デ
ータYに連動するので、演算器33における演算では用
いられない。
【0121】この色付き字幕データである輝度データY
および色差データCb,Crは、演算器33からミキサ3
4に供給される。
【0122】なお、サブタイトルヘッダのモード(mo
de)が、字幕が色付きでないことを示すものである場
合、即ち字幕が、カラーデータを除く、字幕データ(フ
ィルデータ)とキーデータとからなる場合、カラーデコ
ーダ101は動作を停止するようになされている。この
場合、パターンデコーダ100は、上述したように動作
し、その結果得られる字幕データ(フィルデータ)とキ
ーデータは、演算器33をバイパスして、ミキサ34に
供給される。
【0123】演算器33において、パターンデコーダ1
00からのデータをそのまま出力するか否かは、次のよ
うにして決定される。即ち、コントローラ35は、サブ
タイトルヘッダのモード(mode)を参照し、その第
1ビットが”1”であり、字幕が字幕データとカラーデ
ータの両方で構成される場合、カラーオン信号(col
or on)を、”on”状態にして、演算器33に出
力する。そして、演算器33は、コントローラ35か
ら、”on”状態のカラーオン信号(coloron)
が供給された場合のみ、上述した演算を行い、その他の
場合は、入力されたデータをそのまま出力する。
【0124】ミキサ34には、字幕としての演算器33
の出力(輝度データY)の他、背景画像としてのビデオ
復号化装置3(図4)のビデオ復号出力(輝度データ
Y、色差データCb,Cr)が、レターボックス部5を介
して供給されるようになされている。ミキサ34は、混
合比(mixing ratio)としてのキーデータ
に基づいて、背景画像に字幕をスーパインポーズする。
【0125】即ち、ミキサ34は、キーデータに対応し
て、背景画像または字幕の輝度データYを減衰し、これ
らを加算して出力する。これにより、図3を参照して説
明したように、字幕データは、キーデータの値が小さく
なるほど、混合割合は多くなり(減衰率が小さくな
り)、背景ビデオ画像は、キーデータの値が小さくなる
ほど、混合割合は小さくなる(減衰率が大きくなる)よ
うになされ、背景ビデオ画像と字幕とがスムーズに混合
されて出力される。
【0126】なお、ミキサ34において、背景画像に対
する字幕のスーパインポーズは、コントローラ35から
供給されるスーパインポーズon/off信号(on/
off)(図5においては、スーパインポーズon/o
ff信号(on/off)に、ポジション(posit
ion)、ユーザポジション(u_positio
n)、およびフェード係数(fade facter)
とを含めて、s.i.controlと示してある)
が、”on”状態の時のみ行われる。この”on”状態
のスーパインポーズon/off信号(on/off)
は、使用者が操作部を操作することによりシスコン14
からコントローラ35に供給されるようになされてい
る。
【0127】また、字幕のスーパインポーズを行わない
場合には、使用者が操作部を操作することによって、シ
スコン14からコントローラ35を介してミキサ34
に、”off”状態のスーパインポーズon/off信
号(on/off)が供給され、この場合、ミキサ34
からは、ビデオ復号化装置3のビデオ復号出力が、その
まま出力される。
【0128】また、ミキサ34には、字幕の表示位置を
示すポジション(position)(ディスプレイス
タートポジション(disp start pos)お
よびディスプレイエンドポジション(disp end
pos))が、コントローラ35から供給されるよう
になされており、ミキサ34では、このポジション(p
osition)にしたがった表示位置に、字幕がスー
パインポーズされるようになされている。
【0129】さらに、ミキサ34には、使用者が操作部
を操作して、字幕の表示位置を指定した場合、その表示
位置を示すユーザポジション(u_position)
が、シスコン14およびコントローラ35を介して供給
されるようになされている。ミキサ34では、ユーザポ
ジション(u_position)が受信された場合、
ポジション(position)が示す表示位置に優先
して、ユーザポジション(u_position)が示
す表示位置に、字幕がスーパインポーズされるようにな
されている。
【0130】また、サブタイトルヘッダにおいては、上
述したものの他、その予約領域のいずれかに、字幕のフ
ェードイン/フェードアウトの速度を指定するフェード
係数(fade facter)を記述することができ
るようになされている。サブタイトルヘッダに、フェー
ド係数(fade facter)が記述されている場
合、ミキサ34では、そのフェード係数(fade f
acter)に対応した速度で、字幕のフェードインま
たはフェードアウトが行われるようになされている。
【0131】ところで、CLUT32は、そこにカラー
データを供給するとともに、逆量子化回路26に入力さ
れる4ビットの字幕データ(字幕データ(フィルデー
タ)およびキーデータ)も供給するようにし、例えば図
6に示すように、EXOR回路40とテーブル41とか
ら構成するようにすることができる。
【0132】この場合、4ビットのアドレスとしてのカ
ラーデータは、EXOR回路40に入力される。さら
に、EXOR回路40には、4ビットの字幕データのう
ちの、例えばMSB(図3で説明したように、広義の字
幕データ(パターンデータ)が、狭義の字幕データ、即
ちフィルデータである場合に1となり、またキーデータ
である場合に0となる)が供給されるようになされてお
り、そこでは4ビットのカラーデータそれぞれと、4ビ
ットの字幕データのMSBとのEXOR(EXclusive O
R)が計算されるようになされている。
【0133】従って、EXOR回路40の出力は、パタ
ーンデータが、フィルデータであるタイミングのとき、
EXOR回路40に入力されたカラーデータと異なるも
のとなり、またパターンデータが、キーデータであるタ
イミングとき、EXOR回路40に入力されたカラーデ
ータそのものとなる。
【0134】EXOR回路40の出力は、テーブル41
に供給される。テーブル41は、上述した場合と同様
に、16色の8ビットの輝度データYと色差データ
b,Crを記憶しており、EXOR回路40の出力をア
ドレスとして、そのアドレスに記憶されている8ビット
の輝度データYと色差データCb,Crを出力するように
なされている。
【0135】いま、EXOR回路40が設けられていな
い場合を考えると、テーブル41の出力は、上述した場
合と同様に、カラーデータであるアドレスに記憶されて
いる輝度データYと色差データCb,Crからなる、図7
(b)に示すようなカラー矩形領域となる。
【0136】しかしながら、図6に示すように、EXO
R回路40が設けられている場合には、上述したよう
に、パターンデータが、フィルデータであるタイミング
のとき、EXOR回路40から出力されるアドレスが変
化する。即ち、EXOR回路40の出力するアドレス
は、4ビットのパターンデータのMSBが1であるか、
または0であるかによって切り換えられる。このため、
フィルデータのタイミングでは、テーブル41から出力
される輝度データYと色差データCb,Crも変化し、こ
の結果、テーブル41からは、フィルデータに対応する
部分だけが異なる色になったカラー矩形領域が出力され
るようになる。
【0137】即ち、例えばフィルデータが、図7(a)
に示す文字列「ABCDE」であるとともに、カラーデ
ータが、文字「A」および「B」を囲む、図7(b)に
示すカラー矩形領域を、テーブル41から出力させるア
ドレスであったとき、フィルデータのタイミングで、ア
ドレスとしてのカラーデータが変化されることによっ
て、つまりカラー矩形領域がフィルデータのタイミング
でいわば打ち抜かれることによって、図7(c)に示す
ような、図7(b)のカラー矩形領域のうち、文字
「A」および「B」の部分が異なる色(パターンデータ
とのEXORがとられることにより変化されたアドレス
(カラーデータ)に記憶されている輝度データYと色差
データCb, Crでなる色)にされたものが出力され
る。
【0138】そして、さらに、演算器33では、まずテ
ーブル41の出力(図7(c))が、逆量子化回路26
からのキーデータに対応して打ち抜かれ、これによりテ
ーブル41の出力(図7(c))は、図7(d)に示す
ように、フィルデータに、カラー矩形領域の本来の色
(テーブル41からカラー矩形領域を出力させるアドレ
スとしてのカラーデータを変化させない場合の、カラー
矩形領域の色)の文字枠が付された字幕(輝度データY
と色差データCb,Cr)にされる。
【0139】換言すれば、文字(フィル)の部分は、上
述したように、カラー矩形領域を字幕データ(フィルデ
ータ)のタイミングで打ち抜いたものであるから、文字
(フィル)の境目において、その輝度は急峻に変化して
おり、従って字幕は、見にくいものとなる。
【0140】しかしながら、演算器33では、字幕に、
逆量子化回路26から供給される、字幕データ(フィル
データまたはキーデータ)が乗算され、ミキサ34に出
力されるようになされている。
【0141】これにより、文字枠と文字(フィル)の境
目の輝度の変化が滑らかになり、従って、文字枠の付い
た、見やすい字幕が出力されることになる。
【0142】以上のように、CLUT32を図6に示す
ように構成した場合には、文字枠に関する情報を、特に
必要とすることなく、即ち少ない情報量で、字幕に文字
枠を付けることができる。よって、カラオケ装置などの
ように、歌のタイミングにあわせて、字幕の色やその文
字枠を、時間的にダイナミックに変化させる装置に適用
した場合には、記録媒体(例えば、CDなど)に多くの
ソフト(曲)を記憶させることができる。また、カラオ
ケ装置が、例えば電話回線などを介して、センターから
ソフト(曲)を受信するようになされている場合には、
少ない情報量で済み、通信費を低減することができる。
【0143】さらに、以上のようにして、字幕に文字枠
を付ける方法は、例えば字幕のスクロールなどの、字幕
のいわばパターンを時間的にダイナミックに変化させる
場合に適用することができる。
【0144】なお、本実施例においては、字幕が、広義
の字幕データのみか、またはそれとカラー矩形領域を表
すカラーデータで構成されるようにしたが、この他、カ
ラーデータだけで構成するようにすることができる。
【0145】尚、図5の各信号の意味を表に示すと次の
ようになる。 表1 bits (1) システムコントローラからの出力 reset 1 システムリセット buffer clear 1 コードデータにエラーがあり、シスコン max30Hz からデータを捨てる命令 decode start 1 デコード開始(コードバッファ読み出し max30Hz 開始) ch_select 5 デコードチャンネル指定 static special 1 特殊再生 as it happens repeat time 8 特殊再生時の表示時間 as it happens xsqueeze 1 16:9モニター使用時 static on/off 1 字幕スーパーのon/off static u _position 8 ユーザ指定の表示位置(画面縦方向) static (2) システムコントローラへの入力 PTSS 33 字幕表示時刻のタイムスタンプ max30Hz buffer overflow 1 バッファ内に2バンク分のデータがある max30Hz buf write term 1 1バンク分のデータ書き込みが終了 max30Hz header error 1 ヘッダにエラーがある max30Hz data error 1 データにエラーがある max30Hz special _ack 1 特殊再生のACK as it happens repeat 8 表示時間(通常、特殊両方) max30Hz v.position 8 エンコード時の表示位置 max30Hz fade factor 4 フェードイン/アウト時間 max30Hz ----------------------------------------- (1)(2): 8bit bus + 4bit select + 1bit I/O others: real signal bits ----------------------------------------- (3)from クロック発生回路(図示せず) H sync 1 V sync 1 13.5Mhz clock 1 (4)from D&D data stream 8 strobe 1 error 1 (5)to コードバッファ address 15 x2 data 8 x2 xce 1 x2 xwe 1 x2 xoe 1 x2 (6)from ビデオデコーダ video data 16 (7)to D/Aコンバータ video data 16
【0146】次に、図8と図9を参照して、コードバッ
ファ22の動作について説明する。図8に示すように、
コードバッファ22はこの実施例の場合、3つのバンク
A,B,Cに区分されている。そして、各バンクは1行
分の字幕データを記憶できるようになされており、それ
ぞれ独立に書き込みまたは読出しの動作が実行できるよ
うになされている。
【0147】例えば、バンクAに字幕1のデータがすで
に書き込まれており、また、バンクBに字幕2のデータ
がすでに書き込まれているものとする。この状態のと
き、スケジューラ21が有するラインカウンタ21A
が、垂直同期パルスによりリセットされ、それ以後の水
平走査ラインをカウントする。そして、その単位表示期
間(フィールドまたはフレーム)内において、ラインカ
ウンタ21Aのカウント値が所定のライン数に達したと
き(字幕1を多重化するラインに達したとき)、スイッ
チ203がバンクAに切り換えられ、バンクAに記憶さ
れている字幕1のデータが読み出され、デコーダ206
に供給される。
【0148】尚、このデコーダ206は、図5における
可変長復号化回路23,逆ランレングス回路24,3:
4フィルタ25,逆量子化回路26,演算器33及びミ
キサー34により構成されているものである。
【0149】また、同一のフィールド(またはフレー
ム)内において、ラインカウンタ21Aのカウント値
が、さらに他の所定のライン数に達したとき(字幕2を
多重化する位置に達したとき)、スイッチ203がバン
クBに切り換えられる。そして、バンクBに記憶されて
いる字幕2のデータが読み出され、デコーダ206に供
給され、デコードされる。このようにして、図10の時
刻T(A)に示すように、画面の所定の位置に字幕1と
字幕2が同時に表示される。
【0150】そして、このとき、スイッチ202はバン
クCに切り換えられ、バンクCに字幕2に続いて表示さ
れるべき字幕3のデータが書き込まれる。
【0151】そして、上述したように、字幕1に重畳し
てカラーバー210が多重化して表示され、その表示位
置が、時間の経過とともに(曲の進行とともに)、左端
から右端に移動する。そして、右端に達したとき、図9
の時刻T(B)に示すように、カラーバー210が字幕
2に移動し、今度は、字幕2の左端から右端に向かっ
て、カラーバー210が次第に長くなる。
【0152】そして、この状態において、図9に示すよ
うに、ラインカウンタ21Aのカウント値が所定の値に
達したとき(字幕3を表示すべき位置(字幕1が表示さ
れていた位置)に達したとき)、スイッチ203がバン
クC側に切り換えられ、そこに書き込まれている字幕3
のデータが読み出され、デコーダ206に供給され、デ
コードされる。そして、ラインカウンタ21Aのカウン
ト値が他の所定の値に達したとき(字幕2を表示する位
置に達したとき)、スイッチ203がバンクBに切り換
えられ、バンクBに書き込まれている字幕2のデータが
読み出され、デコーダ206に供給され、デコードされ
る。
【0153】以上のようにして、図10の時刻T(B)
に示すように、字幕2が表示され、この字幕2にはカラ
ーバーが多重化して表示される。そして、それまで(時
刻T(A)において)字幕1が表示されていた位置に、
字幕2に続く字幕3が表示される。
【0154】そして、この状態においては、スイッチ2
02がバンクA側に切り換えられ、字幕3に続く字幕4
の字幕データがバンクAに書き込まれる。
【0155】このような動作が順次繰り返され、図10
の時刻T(C)及びT(D)に示すように、字幕3,字
幕4が順次表示される。そして、この実施例の場合、字
幕4の表示が終了すると、時刻T(E)に示すように、
字幕5と字幕6が同時に表示され、再び同様の表示が行
われることになる。
【0156】以上のコードバッファ22のバンクA乃至
Cの書き込みと読み出しのタイミングを図示すると、図
11に示すようになる。即ち、時刻T(A)において、
字幕1と字幕2を同時に表示するには、その前にバンク
AとバンクBに、それぞれ字幕1と字幕2のデータを書
き込んでおく必要がある。また、時刻T(B)におい
て、字幕3を表示するには、その表示を開始する前に、
バンクCに字幕3のデータを書き込んでおく必要があ
る。
【0157】同様にして、例えば、時刻T(E)におい
て、字幕5と字幕6を表示するには、字幕5と字幕6の
データをバンクBとバンクCに、バンクAの字幕4のデ
ータの書き込みが完了した時刻Pから、字幕5と字幕6
の表示を開始する時刻Qの間において完了しておく必要
がある。
【0158】なお、以上においては、字幕を横(水平)
方向に表示するようにしたが、図12に示すように、縦
方向に表示させるようにすることもできる。この場合、
カラーバー210も縦方向に順次移動表示させることに
なる。
【0159】このように、字幕を縦方向に表示させる場
合、図8および図9におけるラインカウンタ21Aを画
素カウンタとし、所定の数の画素をカウントしたとき、
スイッチ203を切り替えさせるようにすればよい。
【0160】以上の実施例においては、コードバッファ
22を3つのバンクに区分するようにしたが、3以上の
バンクに区分することも可能である。その数を増加すれ
ば、画面上に同時に表示できる字幕の行数を増加するこ
とが可能となる。
【0161】
【発明の効果】以上の如く、本発明の字幕データ復号化
装置によれば、記憶手段を3個以上のバンクに区分し、
バンクに記憶された1行分の字幕データを、各バンクか
ら独立したタイミングで読み出すようにしたので、構成
をそれほど複雑にすることなく、時間的に連続する字幕
を複数行同時に表示するとともに、表示されている複数
行のうち、少なくとも1行を他の行に変更することが可
能となる。従って、例えばカラオケ装置などに応用した
場合においては、現在自分が歌っている位置に続く歌詞
をユーザーにあらかじめ表示し、知らしめることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した字幕データ復号化装置で復号
する字幕データを符号化する符号化装置の一例の構成を
示すブロック図である。
【図2】字幕データとキーデータとの関係を説明する図
である。
【図3】字幕データとキーデータとを符号化する原理を
説明する図である。
【図4】本発明を適用した字幕データ復号化装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の実施例の字幕復号化装置7の詳細構成を
示すブロック図である。
【図6】図5のカラールックアップテーブル32の構成
例を示す図である。
【図7】図6のカラールックアップテーブル32の動作
を説明する図である。
【図8】図5のコードバッファ22のバンクを説明する
図である。
【図9】図5のコードバッファ22のバンクを説明する
図である。
【図10】図8と図9の実施例の動作を説明する図であ
る。
【図11】図8と図9の実施例における書き込みと読み
出しの動作を説明する図である。
【図12】他の表示例を示す図である。
【図13】従来のサブコードのフォーマットを説明する
図である。
【図14】従来のサブコードの伝送フォーマットを示す
図である。
【図15】従来のコードバッファのバンクを説明する図
である。
【図16】図15の例の動作を説明する図である。
【符号の説明】 1 デマルチプレクサ 2 メモリ 3 ビデオ復号化装置 4 メモリ 5 レターボックス部 6 メモリ 7 字幕復号化装置 8 コンポジットエンコーダ 9 モード表示制御部 10 D/Aコンバータ 11 オーディオ復号化装置 12 メモリ 13 D/Aコンバータ 20 ワード検出回路 21 スケジューラ 21A ラインカウンタ 22 コードバッファ 23 可変長復号化回路 24 逆ランレングス回路 25 3:4フィルタ 26 逆量子化回路 27 スケジューラ 28 コードバッファ 29 可変長復号化回路 30 逆ランレングス回路 31 3:4フィルタ 32 カラールックアップテーブル 33 演算器 34 ミキサ 40 EXOR回路 41 テーブル 51 ビデオカメラ 52 ビデオ符号化装置 53 マイク 54 オーディオ符号化装置 55 文字発生回路 56 フレームスポットスキャナ 57 字幕符号化装置 58 マルチプレクサ 63 処理回路 64 量子化回路 65 DPCM回路 66 ランレングス符号化回路 67 可変長符号化回路 68 パッキング回路 70 カラー量子化回路 71 カラールックアップテーブル(CLUT) 81 バー操作部 82 テロップ着色アダプタ 83 スイッチャ 84 モニタ 100 パターンデコーダ 101 カラーデコーダ 200 コードバッファ 200A,200B バンク 201 デコーダ 202,203 スイッチ 206 デコーダ 210 カラーバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図15】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図5】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図16】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ画像に重畳して表示する字幕に対
    応する符号化された字幕データを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記字幕データを復号化する
    復号化手段と、 前記記憶手段の書き込みと読み出しを制御する制御手段
    とを備え、 前記記憶手段は3個以上のバンクに区分され、前記各バ
    ンクは1行分の前記字幕データに対応され、 前記制御手段は、前記ビデオ画像の単位表示期間内にお
    いて、前記バンクに記憶された1行分の前記字幕データ
    を、各バンクから独立したタイミングで読み出すことを
    特徴とする字幕データ復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、読み出されている2行
    以上の前記字幕データのうちの1行に多重化して表示さ
    れているカラーバーの表示位置が、その行の字幕の端部
    に達したとき、それまで前記カラーバーが表示されてい
    た行の前記字幕データの読み出しを停止し、それまで読
    み出されていなかった前記他のバンクから次の行の字幕
    データを読み出すことを特徴とする請求項1に記載の字
    幕データ復号化装置。
  3. 【請求項3】 前記バンクの数は、3個であり、 前記制御手段は、そのうちの2つから前記字幕データを
    読み出し、1つに前記字幕データを書き込むことを特徴
    とする請求項2に記載の字幕データ復号化装置。
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