JPH07225283A - 写真処理機用光学検出手段によるフィルム検出方法 - Google Patents

写真処理機用光学検出手段によるフィルム検出方法

Info

Publication number
JPH07225283A
JPH07225283A JP1640494A JP1640494A JPH07225283A JP H07225283 A JPH07225283 A JP H07225283A JP 1640494 A JP1640494 A JP 1640494A JP 1640494 A JP1640494 A JP 1640494A JP H07225283 A JPH07225283 A JP H07225283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
value
light
light emitting
reference value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1640494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3085074B2 (ja
Inventor
Takushi Ebara
拓志 江原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritsu Koki Co Ltd filed Critical Noritsu Koki Co Ltd
Priority to JP1640494A priority Critical patent/JP3085074B2/ja
Priority to KR1019950002364A priority patent/KR100198609B1/ko
Priority to EP95300814A priority patent/EP0668532B1/en
Priority to DE69518557T priority patent/DE69518557T2/de
Priority to US08/386,759 priority patent/US5585887A/en
Priority to CA002142319A priority patent/CA2142319A1/en
Priority to CN95102920A priority patent/CN1075206C/zh
Publication of JPH07225283A publication Critical patent/JPH07225283A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3085074B2 publication Critical patent/JP3085074B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6271Holders for the original in enlargers
    • G03B27/6285Handling strips
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/46Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers
    • G03B27/462Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of different originals, e.g. enlargers, roll film printers in enlargers, e.g. roll film printers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムを用いずにフィルムの有無を確実に
検出して人手による調整作業の煩わしさ、誤動作の発生
を防止する。 【構成】 電子制御回路10の指令により基準電圧発生
回路7による基準設定電圧を初期設定値(標準値)より
所定の余裕度を持つように設定し、この新たな基準設定
電圧になるまで発光素子1の駆動電流をD/A変換回路
3を介して増大させ、受光素子2の出力電圧が基準設定
電圧を越える瞬間の電流値に定電流回路4を設定する。
その後基準電圧発生回路7の基準設定電圧を元の値に戻
す。発光素子1に通常より所定の余裕度を持つように設
定することにより経年変化により出力低下があってもフ
ィルム無しで確実にフィルムの有無を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真処理機における
光学検出手段によるフィルム検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】写真焼付装置などの写真処理機には、処
理機内にフィルムが挿入されたことを検出するための光
学系のフィルム検出手段が設けられ、フィルムの挿入を
検出するとその信号により他の自動機器を起動させるよ
うにしている。
【0003】フィルム検出手段を動作させる場合、予め
現像済みフィルムを用いて動作基準の調整を行って適宜
レベルに設定されている。この調整はフィルム無しの場
合のレベルと調整フィルム有りの場合の検出レベルの中
間に合わせて調整され、このような調整が装置出荷時あ
るいは保守点検作業時にサービスマン等により行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の検
出方法は、現像済みフィルムを用いてフィルムの有無を
確認する方法であるため、現像済みフィルムを必ず必要
とし、調整が煩わしく特にフィルム検出手段が多数設け
られている場合は1つずつ個別に調整しなければならず
非常に手間が掛かる。
【0005】又、現像済みフィルムにより感度調整する
場合、最も濃度の薄いフィルムを用いてレベル調整する
が、誤って濃いフィルムを使用して調整した場合は実際
にフィルムを検出する際に濃度の薄いフィルムは検出で
きないことがあり、写真焼付装置の全体が誤動作をし、
トラブルの発生を招くことになる。
【0006】さらに、最初は正常に調整をしていたとし
ても経時変化により動作基準状態が少しずつずれてしま
うことがあり、検出手段に汚れが付着した場合には気付
かないこともある。
【0007】この発明は、上述した従来のフィルム検出
手段によるフィルム検出方法の現状に留意して、フィル
ムを用いずにフィルムの有無を確実に検出し、人手によ
る煩わしい調整作業を無くし、誤って設定された検出手
段による誤動作を防止し得るフィルム検出方法を提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としてこの発明は、写真処理機における処理工程のフィ
ルム検出位置に設けられる光学フィルム検出手段の発光
手段からの光を受光手段により受光してフィルムの有無
を検出する際に、制御手段によるフィルム有無の判定基
準値に対し受光手段の出力レベルがこれを越えるように
検出手段を変化させ、この出力レベルが判定基準値より
所定の余裕度を持つように上記検出手段を設定してフィ
ルムを用いずにフィルムの有無を検出することから成る
写真処理機用光学検出手段によるフィルム検出方法とし
たのである。
【0009】この場合、前記余裕度は、使用するフィル
ム検出手段の感度特性により決定する。
【0010】上記いずれかのフィルム検出方法におい
て、前記受光手段の出力回路に判定基準値可変手段を設
け、これにより基準値を前記所定の余裕度に増加設定
し、この増加基準値に達するまで発光手段の光量を増大
させ基準値を越える瞬間の状態に発光手段を設定した後
上記可変手段の基準値を初期値に戻すことにより発光手
段に前記所定の余裕度を付与する方法とすることができ
る。
【0011】別の態様として、前記制御手段により発光
手段の光量を増大させ判定基準値を越える瞬間の光量に
対し所定の余裕度となるように発光手段の光量をさらに
増大して設定するようにしてもよい。
【0012】あるいは、前記制御手段により受光手段の
ゲインを増大させ判定基準値を越える瞬間のゲイン値に
対し前記所定の余裕度のゲイン値に増加設定するように
してもよい。
【0013】さらに、前記発光手段の任意の状態での光
量に対応する受光手段の出力レベルを読み取り、この読
取値に対し所定割合に滅した値を判定基準値として記憶
するものとしてもよい。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は一例として写真焼付機の光学フィ
ルム検出手段を制御する回路の概略ブロック図である。
電子制御回路10はディスプレイ11とキーボード12
が付設されており、ディスプレイ11はフィルム検出手
段による検出状態等のメッセージを表示し、キーボード
はキー操作によりマニュアルでも検出状態のチェックを
可能とするものである。
【0015】電子制御回路10は、図示省略している
が、写真焼付機のフィルム搬送装置、ガイド、スキャ
ナ、露光用光源、調光フィルタなど種々の機能部を制御
する電子制御回路であり、この制御回路内に下記のフィ
ルム検出手段の制御プログラムをも内蔵している。
【0016】通常はこの電子制御回路10により写真焼
付機を駆動する操作の開始又はある一定時間の間隔にセ
ットされたタイマ(図示省略)により光学フィルム検出
手段の作動又は設定動作を制御するが、前記キーボード
によりマニュアルでこれらを制御することもできること
は前述した通りである。
【0017】13は入出力ポート、14はバス回路、1
5はRAM(ランダムアクセスメモリ)、16はROM
(リードオンメモリ)、17はCPU(中央演算処理ユ
ニット)である。
【0018】光学フィルム検出手段は、例えばLEDの
発光ダイオードを用いて発光素子1aと、pin−PD
ホイダイオードを用いた受光素子2aの一対から成り、
これらが写真焼付機の種々の位置に設けられている。図
中1nと2nの組み合わせによりこれら複数対のフィル
ム検出手段を示している。
【0019】上記発光素子1a……1nは、電子制御回
路10からのディジタル制御信号をD/A変換回路3に
よりアナログ信号に変換し、これに基づいて定電流回路
4を介して駆動される。
【0020】受光素子2a……2nは、受光信号を入力
回路5でそれぞれ処理して電子制御回路10へ送ると共
に、途中比較回路6でその受光信号の出力レベルを基準
電圧発生回路7からの基準電圧と比較してその比較信号
(H(ハイ)又はL(ロウー))を電子制御回路10へ
送る。基準電圧は電子制御回路10からの信号により基
準電圧発生回路7内で発生される。
【0021】以上のような制御回路により光学フィルム
検出手段によるフィルム検出方法でフィルムを次のよう
にして検出する。
【0022】まず、前述したようにマニュアル操作の時
は、キーボード12のキー操作により図2のフローチャ
ートの作動が開始される。又、フルオート装置の時は、
キー操作により写真焼付機の始業点検モードを選択する
と同時に作動が開始される。
【0023】作動開始すると、ステップS1 でまずフィ
ルム検出手段の発光素子1と受光素子2の間が遮光され
ていないようにするため、フィルム検出手段をフィルム
から移動する。この移動は、図示省略の移動機構によっ
て行われる。あるいは、フィルムが挿入状態であればフ
ィルムを後退させて非遮光状態としてもよい。
【0024】ステップS2 では、電子制御回路10から
の指令により基準電圧発生回路7による基準電圧の設定
値を一時的にアップさせる。このアップされた電圧は、
この実施例では元の標準値に対して20%アップとして
いるが、必ずしも20%でなくともよく、フィルムを検
出手段に挿入遮光した際に50〜60%程度減少するよ
うなフィルム検出手段であればよく、使用するフィルム
検出手段の感度特性により決定すればよい。以下の他の
実施例における20%又は80%の数値についても全て
同じである。
【0025】次に、受光素子2の出力電圧のレベルがH
(ハイ)であるかをステップS3 でチェックする。Hで
なければステップS4 で発光素子1の電流値を上昇させ
て上記出力電圧がL(ロウー)からHになるまで発光素
子1の発光強度を増大させる。この場合、H、Lとは次
のことを意味する。即ち、図3の(a)に示すように、
受光素子1に対して適宜に設定された基準電圧(標準
値)に対してこれを越える値となったときをH、越えな
い状態をLとし、Hはフィルム無し、Lはフィルム有り
に対応させるものとする。従って、ステップS2 で基準
電圧をアップさせたときはその調整基準電圧に対して
H、Lであるかを判断する。
【0026】受光素子2の出力電圧がHになると、今度
はステップS5 で発光素子1の電流を減少させ、受光素
子2の出力電圧がLになるまで発光素子1の光量を減少
させる。ステップS6 で受光素子の出力電圧がLになる
と、その時の発光量に対応する電流値に発光素子1を設
定する(その状態で電流値を固定する)。
【0027】この場合、発光素子1の電流体は元の基準
電圧でなく増大された調整基準電圧に対応する値に設定
されるのであり、受光素子2の出力電圧がHとなるまで
電流値を上昇させているのはフィルム検出手段のヒステ
リシス特性の影響を取り除き、受光素子2の出力電圧が
減少する側の特性曲線上でHからLに変わる点を検出す
るためである。
【0028】その後、ステップS7 で受光素子基準電圧
値を元の設定値に戻す。これによって、次のことが確認
されたことになる。
【0029】フィルムの有無をフィルム検出手段で検出
する場合、フィルムをフィルム検出手段の間に挿入して
発光素子1の光を受光素子2で感知するが、この実施例
ではその感知される光量はフィルムを挿入遮光したこと
によってフィルム濃度の淡いもので50〜60%程度減
少するものとする。
【0030】一方、従来のように発光素子1の設定を対
応する受光素子2の出力電圧が初期に設定された基準電
圧(標準値)となるように設定したとすると、フィルム
検出手段を1年、2年と長期間毎日のように使用した場
合に経年変化により各素子の動作状態が変化し、極端な
例として受光素子2側の基準電圧は同じであるが、発光
素子1の発光量が相当減少することがある。
【0031】このような場合、従来であれば発光素子1
の発光量は常に人手によって調整されているが、このよ
うな調整は極めて煩わしく手間が掛かる。又、調整を誤
って基準電圧値を大きく下回る場合は、フィルムは挿入
されていなくても出力電圧が基準電圧以下となりフィル
ム有りの信号を出力するという誤動作をすることにな
る。
【0032】そこで、この実施例ではフィルムが挿入さ
れていない状態では、必ず発光素子1の発光量を、基準
電圧より所定割合大きい出力電圧を受光素子2が出力す
るように設定し、誤動作を防止するようにしたのであ
る。
【0033】この場合、上記増大された割合の値は、2
0%付近が適当であり、仮りに50%程度に大きくし過
ぎると、フィルムを挿入したときに光の透過光量の減少
が50〜60%であるため受光素子2の出力電圧が基準
電圧レベルを越え、フィルムが挿入されているのにフィ
ルム無しの検出信号を発生し、誤動作をすることにな
る。
【0034】反対に上記余裕値を10%以下とすると経
年変化による影響を無視できなくなることがあり、そこ
で種々の経験的な判断を加味して20%程度としたので
ある。
【0035】以上を要約すると、フィルムがフィルム検
出手段の発光素子1と受光素子2の間に挿入されていな
い状態で発光素子1の電流値を低いレベルから増大させ
て受光素子2の出力電圧が調整基準電圧を越えるように
上記電流値を認定し、受光側の基準電圧を元の所定値に
戻すことによって、フィルム無しでもフィルム挿入の有
無を検出したこととなり、その後実際にフィルムを挿入
したり、その挿入が途中で無くなったときはそれに対応
してフィルム挿入の有無を確実にキャッチできることに
なる。
【0036】上記の検出作用において、経年変化により
基準電圧の設定値がフィルム検出手段の製造当初の設定
値から下がった場合でも、フィルム検出手段は通常動作
が始まる前に上記設定調整を必ず実行しその後通常動作
に移行する。従って、その設定調整の都度仮りに基準電
圧が少しずつ下がっていても、その下降した基準電圧に
対して20%アップした調整基準電圧に対応するように
発光素子1の電流値が設定される。よって、フィルム検
出手段での動作電圧は変化するが、基準電圧を中心とし
てそれを越えるかどうかによりフィルムの有無を検出す
ることには全く影響がない。
【0037】図4は第二実施例の制御回路の全体概略ブ
ロック図である。この実施例では、第一実施例の比較回
路6、基準電圧発生回路7は設けられていない。その他
同一機能部材には同一符号を付して説明は省略する。
【0038】この実施例で、上記2つの部材を省略した
代わりに電子制御回路10内のプログラムが一部変更さ
れている。
【0039】図5に示すように、ステップS1 2 では、
3 の場合と同様に、受光素子2の出力電圧がHである
かをチェックするが、この場合受光素子出力電圧が基準
電圧を越えているかを検出する場合の基準電圧は変動せ
ず、従って予め設定された値となる電圧値を電子制御回
路10内でチェックすることにより上記出力電圧がHで
あるかを判断することになる。
【0040】従って、ステップS1 3 、S1 4 はステッ
プS4 、S5 に対応している。ステップS1 5 も基本的
にステップS6 と同様であり判断基準が当初の設定基準
電圧である点のみが異なる。
【0041】そして、ステップS1 6 では発光素子1の
電流値の設定を上昇させる。この電流値の設定は上記設
定基準電圧に対応する発光素子1の電流値をコンピュー
タ内で検知し、その値の20%アップした値に上昇させ
る。こうすることにより第一実施例と同様に、設定基準
電圧を中心として発光側の設定を所定割合大きくした状
態とすることができ、設定基準電圧が経年変化等で変化
したとしてもその変化した基準電圧に対して発光側を設
定するため影響は全く受けないのである。
【0042】図6は第三実施例の制御回路の全体概略構
成を示すブロック図である。この実施例では、D/A変
換回路3、定電流回路4、入力回路5、比較回路6、基
準電圧発生回路7は省略されており、これに代えて増幅
回路8が受光素子2の出力側と電子制御回路10との間
に設けられている点が異なっている。
【0043】この場合、電子制御回路10は、一般にマ
イクロコンピュータから成り、信号は全てディジタルで
あるが、発光素子1、受光素子2はアナログ信号により
駆動され、当然発光側にはD/A変換回路、信号増幅す
る駆動回路が設けられ、受光側にはA/D変換回路が設
けられているが、これらは本発明のフィルム検出方法を
実施する上で動作状態を積極的に変化させフィルム検出
方法に対して直接寄与するものではないため図示を省略
している。この点については全ての実施例において共通
する図示方法を採用している。
【0044】この実施例では、増幅回路8のゲインを変
化させることにより図7のフローチャートに従って本発
明のフィルム検出方法を実施する。ステップS2 2
は、第二実施例と同様に、増幅回路8を介して送られる
受光素子2の出力電圧信号を電子制御回路内で設定され
ている基準電圧信号と比較してその基準値を越えている
Hかが検出され、Hとなるまで増幅回路のゲインを増大
させ出力電圧を大きくする(S2 3 )。
【0045】出力電圧がHになると、反対にゲインを減
少させ、Lとなったときの増幅回路8のゲイン値を電子
制御回路10に読み込み、その読込値に対応する出力電
圧値を基準電圧として記憶し、その読込値より所定割合
大きいゲイン値を新たに増幅回路8に対し設定する。こ
の場合の所定割合も第一実施例と同様20%付近であ
る。
【0046】そして、増幅回路8のゲインを増加設定す
ることは受光量が同じであっても受光素子2の出力電圧
が所定割合大きくなる。これは、発光素子1の発光量を
増大させたのと同じことを意味する。従って、発光素子
1側に余裕度を与えた第一又は第二実施例と同様にフィ
ルム無しでフィルム検出手段の動作が確実に行われるよ
うに調整できるのである。
【0047】図8は第四実施例の制御回路の全体概略を
示すブロック図である。この実施例では、A/D変換回
路9のみが設けられ、これと電子制御回路10によって
本発明のフィルム検出方法が実施される。
【0048】ステップS3 1 では、第一実施例のS1
同様にフィルム検出手段の非遮光移動が行われ、ステッ
プS3 2 でA/D変換回路の出力データが読み込まれ、
この読込みデータを基準値としてステップS3 3 では読
込データを所定割合に低減しその低減値をRAM15に
記憶する。この所定割合は基準値に対してこの実施例で
は80%としているが、80%付近であればよいことは
他の実施例と同様である。
【0049】上記フィルム検出方法によるフィルム有無
の判断方法を図3の(b)に示す。図示のように、A/
D変換回路9の出力データの読込値に対し、その後実際
のフィルム有無の判断時にフィルムが挿入されていない
場合は必ず記憶基準値より測定電圧は高くHフィルム無
しと判断され、フィルムが挿入されていると光量が減少
し測定電圧は記憶基準値より小さくLフィルム有りと判
断される。即ち、記憶基準値に対して測定電圧は20%
の余裕度を与えられたことになる。
【0050】
【効果】以上詳細に説明したように、本願の第一の発明
によるフィルム検出方法では検出手段を変化させて受光
手段の出力レベルが判定基準値を越えるようにし、検出
手段が所定の余裕度を持つようにしたから、これにより
フィルムを用いずにフィルムの有無を検出でき、煩わし
い人手による調整作業を無くしかつ誤動作を防止できる
という利点が得られ、フィルムの濃淡に拘らず確実にフ
ィルムの有無を検出できるようになる。
【0051】第二の発明では、受光側の判定基準値可変
手段を利用して発光手段の光量を増大させ、増大した基
準値に対応するレベルに発光手段を設定した後基準値を
元の状態に戻すことにより発光手段に所定の余裕度を与
えないようにしたから、簡易な手段を付加することによ
りフィルムの有無の検出を確実に実行でき、人手による
煩わしい調整作業を無くすと共に誤動作の防止をし、こ
れらを経済的なコストで実現できる。
【0052】第三の発明は、第二の発明と異なる態様の
ものであり、発光手段に所定の余裕度を制御回路により
与えるようにしたから、この場合も経済的コストで第二
の発明と同様な効果が得られる。
【0053】第四、第五の発明は、受光側の回路に可変
手段を設けることによって発光手段に所定の余裕度を付
与するのと同等の効果を得る方法であり、いずれも第
二、第三の発明よりさらに簡易に経済的なコストで同様
な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の制御回路の全体概略ブロック図
【図2】同上によるフィルム検出方法の作用を説明する
フローチャート
【図3】第一及び第四実施例の作用の説明図
【図4】第二実施例の制御回路の全体概略ブロック図
【図5】同上のフィルム検出方法の作用を説明するフロ
ーチャート
【図6】第三実施例の制御回路の全体概略ブロック図
【図7】同上のフィルム検出方法の作用を説明するフロ
ーチャート
【図8】第四実施例の制御回路の全体概略ブロック図
【図9】同上のフィルム検出方法の作用を説明するフロ
ーチャート
【符号の説明】
1、1a……1n 発光素子 2、2a……2n 受光素子 3 D/A変換回路 4 定電流回路 5 入力回路 6 比較回路 7 基準電圧発生回路 8 増幅回路 9 A/D変換回路 10 電子制御回路 11 ディスプレイ 12 キーボード 13 入出力ポート 14 バス回路 15 RAM 16 ROM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真処理機における処理工程のフィルム
    検出位置に設けられる光学フィルム検出手段の発光手段
    からの光を受光手段により受光してフィルムの有無を検
    出する際に、制御手段によるフィルム有無の判定基準値
    に対し受光手段の出力レベルがこれを越えるように検出
    手段を変化させ、この出力レベルが判定基準値より所定
    の余裕度を持つように上記検出手段を設定してフィルム
    を用いずにフィルムの有無を検出することから成る写真
    処理機用光学検出手段によるフィルム検出方法。
  2. 【請求項2】 前記受光手段の出力回路に判定基準値可
    変手段を設け、これにより基準値を前記所定の余裕度に
    増加設定し、この増加基準値に達するまで発光手段の光
    量を増大させ基準値を越える瞬間の状態に発光手段を設
    定した後上記可変手段の基準値を初期値に戻すことによ
    り発光手段に前記所定の余裕度を付与することを特徴と
    する請求項1に記載の写真処理機用光学検出手段による
    フィルム検出方法。
  3. 【請求項3】 前記制御手段により発光手段の光量を増
    大させ判定基準値を越える瞬間の光量に対し所定の余裕
    度となるように発光手段の光量をさらに増大して設定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の写真処理機用光学
    検出手段によるフィルム検出方法。
  4. 【請求項4】 前記制御手段により受光手段のゲインを
    増大させ判定基準値を越える瞬間のゲイン値に対し前記
    所定の余裕度のゲイン値に増加設定することを特徴とす
    る請求項1に記載の写真処理機用光学検出手段によるフ
    ィルム検出方法。
  5. 【請求項5】 前記発光手段の任意の状態での光量に対
    応する受光手段の出力レベルを読み取り、この読取値に
    対し所定割合に滅した値を判定基準値として記憶するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の写真処理機用光学検出
    手段によるフィルム検出方法。
JP1640494A 1994-02-10 1994-02-10 写真処理機のフィルム検出用光学検出装置 Expired - Fee Related JP3085074B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1640494A JP3085074B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 写真処理機のフィルム検出用光学検出装置
EP95300814A EP0668532B1 (en) 1994-02-10 1995-02-09 Method of detecting a film
DE69518557T DE69518557T2 (de) 1994-02-10 1995-02-09 Filmdetektionsverfahren
KR1019950002364A KR100198609B1 (ko) 1994-02-10 1995-02-09 사진처리기용 광학검출수단에 의한 필름검출방법
US08/386,759 US5585887A (en) 1994-02-10 1995-02-10 Method of detecting a film with optical detecting means in photographic processor
CA002142319A CA2142319A1 (en) 1994-02-10 1995-02-10 Method of detecting a film with optical detecting means in photographic processor
CN95102920A CN1075206C (zh) 1994-02-10 1995-02-10 照片处理机用的光学检测装置的底片检测方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1640494A JP3085074B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 写真処理機のフィルム検出用光学検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07225283A true JPH07225283A (ja) 1995-08-22
JP3085074B2 JP3085074B2 (ja) 2000-09-04

Family

ID=11915312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1640494A Expired - Fee Related JP3085074B2 (ja) 1994-02-10 1994-02-10 写真処理機のフィルム検出用光学検出装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5585887A (ja)
EP (1) EP0668532B1 (ja)
JP (1) JP3085074B2 (ja)
KR (1) KR100198609B1 (ja)
CN (1) CN1075206C (ja)
CA (1) CA2142319A1 (ja)
DE (1) DE69518557T2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7259858B2 (en) * 2004-11-04 2007-08-21 Carestream Health, Inc. Imaging apparatus having media sensing system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4128325A (en) * 1977-05-31 1978-12-05 Pako Corporation Automatic density measurement calibration for photographic replenishment system
US4967094A (en) * 1989-02-02 1990-10-30 Eastman Kodak Company Film detection apparatus
US4978858A (en) * 1989-06-09 1990-12-18 Eastman Kodak Company Optical web detection and measurement system especially adapted for controlling replenishment of x-ray film processing chemicals
US5260740A (en) * 1991-05-28 1993-11-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of detecting image frame and apparatus thereof, method of positioning image frame, photographic film carrier, and method of printing photographic film
JPH04350645A (ja) * 1991-05-29 1992-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd センサ系校正方法及び写真フィルムキャリア

Also Published As

Publication number Publication date
KR100198609B1 (ko) 1999-06-15
US5585887A (en) 1996-12-17
KR950033655A (ko) 1995-12-26
EP0668532A3 (en) 1995-12-06
CN1075206C (zh) 2001-11-21
DE69518557T2 (de) 2001-05-31
DE69518557D1 (de) 2000-10-05
CA2142319A1 (en) 1995-08-11
JP3085074B2 (ja) 2000-09-04
EP0668532B1 (en) 2000-08-30
CN1148693A (zh) 1997-04-30
EP0668532A2 (en) 1995-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4954846A (en) Detecting device for detecting the size and/or presence of an original document
GB2227093A (en) Apparatus for adjusting optical sensors
JPH07225283A (ja) 写真処理機用光学検出手段によるフィルム検出方法
JPH08137028A (ja) 写真焼付け装置における露光補正方法、および写真焼付け装置
JP3440401B2 (ja) センサ自動調整装置
JP3135281B2 (ja) 画像形成装置
JP3779463B2 (ja) 自動改札機用ホトセンサ装置
JP2551344B2 (ja) 媒体検出用フォトセンサ回路
JPH0679948B2 (ja) 2枚差し検出装置
JPH0869550A (ja) 光学センサ出力の自動補正装置
JPH0540017A (ja) 原稿サイズ検知装置
JPH07203158A (ja) 画像読取装置
KR940003119B1 (ko) 전자복사기의 자동 노광 조절회로 및 방법
JP2891014B2 (ja) 写真処理機用光学検出手段のチェック装置
JPH0922071A (ja) 画像読取装置
JPS60139064A (ja) 画像読取装置
JPH0220956A (ja) 画像読み取り装置の異状検知装置
JPH0596782A (ja) 画像形成装置
JPH0740286B2 (ja) 光学文字読取方法
JPS62215888A (ja) 光電式物体検知方式
JP2003170626A (ja) 画像露光装置及び露光ヘッド測光のための光検出感度設定方法
JP2000034037A (ja) 媒体枚数検知方法及び装置
JPH09331423A (ja) 画像読取装置
JP2005352299A (ja) フィルム情報検出装置
JPH07209980A (ja) 画像濃度検知方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000606

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees