JPH07224834A - 回転力の作用する部材の接合部構造 - Google Patents

回転力の作用する部材の接合部構造

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JPH07224834A
JPH07224834A JP3630694A JP3630694A JPH07224834A JP H07224834 A JPH07224834 A JP H07224834A JP 3630694 A JP3630694 A JP 3630694A JP 3630694 A JP3630694 A JP 3630694A JP H07224834 A JPH07224834 A JP H07224834A
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JP
Japan
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chrysanthemum
joint part
external force
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Pending
Application number
JP3630694A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiike
弘 藤池
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転力の作用する2つ以上の部材の接合部構
造で、大きな外力による接合面でのずれを簡単に防止可
能とする。 【構成】 一方の部材12に菊座11を取付け用ボルト
13で接合させるのに、菊座11の接合面11aと部材
12の接合面12aとを取付け用ボルト13に対して斜
めに形成し、この菊座11に相対する他方の菊座と部材
も同様に形成し、両部材を結合用ボルト14で結合する
ことにより、これらの部材の接合部に大きな外力が作用
しても接合面のずれを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として回転力の作用
する2つ以上の部材からなる構造における部材の取付面
の形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】主として回転力の作用する2つ以上の部
材からなる構造として、菊座の結合構造がある。この菊
座は2つの部材を角度可変に結合する機械要素として広
く用いられている。一般的な菊座の結合構造の一例を図
5及び図6に示す。同図に示すように菊座1及び4には
放射状に凹凸が形成されており、それぞれ部材2及び5
に取付け用ボルト3及び6により取り付けられ、さらに
部材2及び5を結合用ボルト7と部材5に設けた雌ねじ
とで締め付けることにより、菊座1及び4の凹凸の山と
谷が互いに噛み合っている。この噛み合い構造により、
部材2と部材5の間に外力が作用した場合にも、部材2
と部材5の位置関係が変化しにくいという特徴を持つ。
さらに、菊座1と菊座4の噛み合う山と谷の組み合わせ
を変化させることにより、部材2と部材5の角度関係を
変化することもできる。
【0003】このため、大きな回転力等の外力が作用す
る箇所で、なおかつ角度関係を可変としたい場合、菊座
による結合構造が広く用いられている。一方、このよう
な菊座の構造においては、菊座1と部材2、菊座4と部
材5は本来一体とすることが可能であるが、部品製作及
び部品管理上の問題から図示のように菊座1と部材2、
菊座4と部材5を別部品にしてそれぞれ取付け用ボルト
3及び6により固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
菊座部分とそれを取り付ける部材を別部材とした場合、
菊座は部材に対して取付け用ボルトにより発生する取付
面での摩擦力のみで固定されるので、この接合面での摩
擦力より大きな外力が作用すると、菊座と部材の取付部
がずれるという欠点があった。
【0005】これを防ぐため、図7に示すようにピン8
による結合を併用するものや、図8に示すようにボルト
3の頭を菊座1に設けた座ぐり穴と嵌め合うようにした
ものがあるが、いずれも現物による合わせ加工が必要と
なり、部品製作及び部品管理上問題があった。さらに、
実際の設計に際しては、軽量化等のため部材2の材質と
してアルミニウム等の比較的柔らかい素材を用いること
が多い。そこで、図7に示したピン8による結合の併用
の場合、ピン8が嵌め込まれている部材2の穴の変形を
防止するために、ピン8と穴の接触面積が大きくなるよ
うにピン8の外径を大きくする必要があり、設計の自由
度の減少、構造の大型化等の問題があった。
【0006】本発明は、前述従来例の問題点に鑑み、大
きな外力が作用しても接合面のずれが生じない接合部構
造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は主として回転力の作用する2つ以上の部
材が接合された構造において、部材間の接合面を部材間
の距離を規制する固定部材に対して傾斜させるものであ
る。
【0006】
【作用】以上の構成の部材の接合部構造は、大きな外力
が作用しても、接合面が固定部材に対し傾斜しているた
めに接合面のずれが発生することがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2に
基づいて説明する。図1は本実施例の一方の接合部の斜
視図、図2はそのA−線断面図である。なお、他方の相
手側の接合部についても同様であるので、図示を省略す
る。本実施例では菊座11の接合面11aとそれを取り
付ける部材12の接合面12aが取付け用ボルト13に
対して斜めにしている。そして、該部材12と他方の菊
座を取り付けた部材とを結合用ボルト14で結合してい
る。なお、図2では菊座11を、菊座11に設けた穴と
取付け用ボルト13が触れるまでに右側に寄せた状態に
なっており、菊座11と部材12の距離Lを最小とする
菊座11の取付位置を示している。
【0008】以上の構成の本実施例において、外力が作
用した場合、菊座11とそれを取り付ける部材12との
接合面11a,12aが取付け用ボルト13に対して斜
めになっているので、外力は菊座11と部材12の距離
Lを増すように作用する。しかし、菊座11と部材12
の距離Lは取付け用ボルト13により規制されているた
め、取付け用ボルト13に引っ張り力が働く。このた
め、従来の形式では外力に対する保持力を取付け用ボル
トの初期締め付け力により結合面に発生する摩擦力のみ
で発生していたのに対し、本実施例ではそれに加えて取
付け用ボルト13の引っ張りに対する抗力により発生す
る摩擦力で保持力を発生するようになっている。
【0009】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
る。本実施例では、前述第1実施例の菊座に代えて、テ
ーパーによるカップリングに適用したものである。すな
わち、カップリング21,24の接合面21a,24a
とそれをそれぞれ取り付ける部材22,25の接合面2
2a,25aとを取付け用ボルト23,26に対して斜
めにするとともに、該カップリング21,24の相互の
接触面21b,24bを円錐面にして接触させ、両部材
22,25を結合用ボルト27で結合したものである。
以上の構成による本実施例の作用も前述第1実施例と同
様である。
【0010】図4は本発明の第3実施例を示すものであ
る。本実施例では前述第1実施例の菊座に代えて直接部
材同士を接合したもので、部材31の接合面31aとこ
れと接合する部材32の接合面32aとを、両部材3
1,32を結合する結合用ボルト33に対して斜めに形
成している。以上の構成による本実施例の作用も前述第
1実施例と同様である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように主として
回転力の作用する2つ以上の部材が接合された構造にお
いて、部材間の接合面を部材間の距離を規制する固定部
材に対して傾斜させることにより、現物による合わせ加
工によらず、大きな外力が作用しても接合面のずれの発
生を起こさない効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の回転力の作用する部
材の接合部構造の要部斜視図である。
【図2】そのA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の回転力の作用する部材の
接合部構造の要部断面図である。
【図4】本発明の第3実施例の回転力の作用する部材の
接合部構造の要部断面図である。
【図5】第1の従来例の回転力の作用する部材の接合部
構造の要部斜視図である。
【図6】そのB−B線断面図である。
【図7】第2の従来例の回転力の作用する部材の接合部
構造の要部断面図である。
【図8】第3の従来例の回転力の作用する部材の接合部
構造の要部断面図である。
【符号の説明】
11・・菊座、11a・・接合面、12・・部材、12
a・・接合面、13・・取付け用ボルト、14・・結合
用ボルト、21,24・・カップリング、21a,24
a・・接合面、21b,24b・・接触面、22,25
・・部材、22a,25a・・接合面、23,26・・
取付け用ボルト、27・・結合用ボルト、31,32・
・部材、31a,32a・・接合面、33・・結合用ボ
ルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として回転力の作用する2つ以上の部
    材が接合された構造において、部材間の接合面を部材間
    の距離を規制する固定部材に対して傾斜していることを
    特徴とする回転力の作用する部材の接合部構造。
JP3630694A 1994-02-10 1994-02-10 回転力の作用する部材の接合部構造 Pending JPH07224834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3630694A JPH07224834A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 回転力の作用する部材の接合部構造

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JP3630694A JPH07224834A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 回転力の作用する部材の接合部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07224834A true JPH07224834A (ja) 1995-08-22

Family

ID=12466161

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3630694A Pending JPH07224834A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 回転力の作用する部材の接合部構造

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JP (1) JPH07224834A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009121033A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Nikko Corp 自転車の手元操作装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009121033A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Nikko Corp 自転車の手元操作装置

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