JPH0722447A - 樹脂モールドパッケージ型電子部品の製造における樹脂モールド工程の後処理装置および方法 - Google Patents

樹脂モールドパッケージ型電子部品の製造における樹脂モールド工程の後処理装置および方法

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JPH0722447A
JPH0722447A JP5162049A JP16204993A JPH0722447A JP H0722447 A JPH0722447 A JP H0722447A JP 5162049 A JP5162049 A JP 5162049A JP 16204993 A JP16204993 A JP 16204993A JP H0722447 A JPH0722447 A JP H0722447A
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JP
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resin
package
gate
frame
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JP5162049A
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Yasuichi Kondo
保一 近藤
Hiroshi Tomochika
宏 友近
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation

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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造フレームFの長手方向所定ピッチ間隔ご
とに、幅方向に並ぶ複数個のパッケージ部POUT ,PIN
をサブゲート部4を介してつなげて形成する場合におい
て、上記サブゲート部を適正に除去することができるよ
うにすることを目的とする。 【構成】 上記製造用フレームに対して幅方向に関する
曲げ力を与えることにより、上記サブゲート部4の両端
のパッケージ部POUT ,PINに対する境界部に割れを生
じさせた後、上記サブゲート部4をプレスによって除去
するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、樹脂モールドパッケ
ージ型電子部品の製造における樹脂モールド工程の後処
理装置および方法に関し、より詳しくは、製造用フレー
ムの幅方向に複数個のパッケージ部をサブゲート部を介
してつなげて形成することにより、電子部品の製造効率
を高めるにあたり、上記サブゲート部を都合よく除去す
るように成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】ICやトランジスタ、あるいはLSI等
の半導体装置の多くは、製造用フレームを用いて製造さ
れる。この製造用フレームとは、長手方向に延びる帯状
の金属薄板に対してプレス打ち抜きによって半導体チッ
プを載せるアイランド部、およびこの半導体チップのパ
ッドとの結線を行うための内部リードないし外部リード
等を、フレームの長手方向等間隔に形成したものであ
る。電子部品は、この製造用フレームを長手方向に搬送
しながら、上記アイランド部に対するチップボンディン
グ工程、こうしてボンディングされたチップのパッドと
内部リードとの間を金線ワイヤによって結線するワイヤ
ボンディング工程、かかるチップないしはワイヤボンデ
ィング部ならびに内部リード部を樹脂モールドパッケー
ジによって覆う樹脂モールド工程、製造用フレームにお
ける不要部分、すなわち、タイバーやダムバーを除去す
るダムバーカット工程、外部リードをフレームから分離
するリードカット工程、等の各工程処理を施すことによ
って製造される。
【0003】また、図11に例示するように、製造用フ
レームFには、上述したように、アイランドaおよび内
部リードb…ないし外部リードc…が形成されるのであ
るが、樹脂モールド工程処理を行う便宜のために、パッ
ケージングするべき領域を囲む部位に、ダムバーdが形
成される。樹脂モールド工程においては、所定のキャビ
ティを有する下金型および上金型によって製造用フレー
ムを挟みつけ、上記各金型のキャビティと、これら金型
によって挟みつけられる上記ダムバーによって囲まれる
閉じた空間内に、下金型に形成されたゲートから、ラン
ナ溝を介して熱硬化性樹脂が圧力注入される。
【0004】上記樹脂モールド工程処理を行うための金
型には、樹脂モールド工程処理の効率を高めるために、
複数個のキャビティが形成されるのが通常である。下金
型には、かかる複数個のキャビティと、これら各キャビ
ティにつながるゲート部ないしランナ溝と、熱硬化性樹
脂タブレットを投入するためのプランジャポットが形成
される。上記樹脂プランジャポットに樹脂タブレットが
投入された後、上述したように、製造用フレームを挟み
つけるようにして上下の金型の型締めが行われる。次い
で、加熱によって溶融状態となったプランジャポット内
の溶融樹脂を、プランジャによって上記ランナ溝ないし
ゲート部を介して各閉じたキャビティに注入するのであ
る。
【0005】上記各キャビティにつながるゲート部は、
通常、製造用フレームのサイドフレーム部の下面を横断
するようにして形成される。熱硬化性樹脂がキュアによ
って充分硬化した後、上下の金型が型開きされるが、そ
の状態においては、製造用フレーム上に、各樹脂モール
ドパッケージ部が一体形成される他、上記ゲート部ない
しランナ溝内で硬化した不要樹脂も付属する。
【0006】かかる不要樹脂は除去する必要があるが、
前述したように、かかる不要樹脂は、プランジャポット
部からランナ部を介して各ゲート部まで一体につながっ
ているため、これらに外力を与えることにより、比較的
容易に除去することができる。
【0007】ところで、一回の型締めないし樹脂注入な
いしキュアからなる樹脂モールド工程サイクルによっ
て、できるだけ多くの電子部品の樹脂パッケージ部を形
成するためには、製造用フレームの長手方向一列に樹脂
パッケージ部を形成するのではなく、図1に示すよう
に、製造用フレームFの幅方向に複数個の樹脂パッケー
ジ部Pを並べて形成することが考えられる。図1に示す
例は、幅方向に四個の樹脂パッケージ部を形成するよう
にした例である。
【0008】この場合、四列の樹脂パッケージ部のう
ち、外側の二列の樹脂パッケージ部については、従前の
手法と同様、サイドフレーム部の外側に配置されるラン
ナから枝分かれさせてサイドフレーム部の下面を横断す
るように形成したゲートを介してキャビティに樹脂を注
入することによって形成することができる。しかしなが
ら、内側二列の樹脂パッケージ部については、ランナ部
から直接ゲートを介して樹脂注入をすることができず、
外側の樹脂パッケージ部のためのキャビティにつながる
サブゲート部を内側の樹脂パッケージ部のためのキャビ
ティにつなげるように形成し、まず外側の樹脂パッケー
ジ部のためのキャビティに樹脂を充満させた後、サブゲ
ート部を介して内側の樹脂パッケージ部のためのキャビ
ティに樹脂を注入するという方法をとることが有効であ
る。
【0009】その結果、樹脂モールド工程処理を終えた
製造用フレームの形態は、図2ないし図4に示すような
ものとなる。すなわち、図3の裏面図に表れているよう
に、外側の樹脂モールドパッケージ部POUT について
は、ランナ部2からサイドフレーム部Faの下面に沿う
ように延びる樹脂ゲート部3がつながり、外側の樹脂パ
ッケージ部POUT と内側の樹脂パッケージ部PINとの間
は、フレームFの下面に沿うように形成されたサブゲー
ト部4が生じることになる。
【0010】前述したように、型開きの後、ランナ部2
ないし各キャビティにつながる樹脂ゲート部からなる不
要樹脂は、一体につながっていることから、これを除去
することは比較的容易である。しかしながら、外側の樹
脂パッケージ部POUT と内側の樹脂パッケージ部PIN
の間をつなげるサブゲート部4は、容易に除去すること
ができないことが判明したのである。
【0011】すなわち、たとえば、一回のプレスによ
り、上記サブゲート部4を除去しようとしても、これが
つながるいずれかの樹脂パッケージ部に一部が残るよう
な割れ方をする等、樹脂パッケージ部に突起を残すこと
なくサブゲート部をきれいに除去することが非常に困難
であることが判明したのである。
【0012】本願発明は、上述のような事情のもとで考
え出されたものであって、製造用フレームの長手方向所
定ピッチ間隔ごとに、幅方向に複数個の樹脂パッケージ
部をサブゲート部を介してつなげて形成するような樹脂
モールドパッケージ型電子部品の樹脂モールド工程手法
において、上記サブゲート部を、最終製品の見栄えを悪
化させることなく、きれいに除去することを、簡単な構
成によって行おうとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0014】すなわち、本願の請求項1に記載した樹脂
モールド工程の後処理装置は、製造用フレームの長手方
向所定ピッチ間隔ごとに、幅方向に並ぶ複数個のパッケ
ージ部をサブゲート部を介してつなげて形成した後にお
いて、上記サブゲート部を除去するための後処理装置で
あって、上記製造用フレームを長手方向に間欠送りする
送り機構を備えるとともに、上記製造用フレームを幅方
向に関して弾性的に曲げ変形させて上記サブゲート部の
両端部におけるパッケージ部との境界部に割れを生じさ
せるための第一の上下の工具と、上記のように割れを生
じさせたサブゲート部を除去するための第二の上下の工
具を、上記送り機構の送りピッチと対応する間隔で同期
作動するように配置したことに特徴づけられる。
【0015】本願の請求項2に記載した装置は、請求項
1の後処理装置において、上記第二の上下の工具は、ダ
ムバーカットのための上下の金型に付設されていること
に特徴づけられる。
【0016】そして、本願の請求項3に記載した発明
は、上記請求項1に記載した装置によって行う樹脂モー
ルド工程の後処理方法であって、上記製造用フレームに
対して幅方向に関する曲げ力を与えることにより、上記
サブゲート部の両端のパッケージ部に対する境界部に割
れを生じさせた後、上記サブゲート部をプレスによって
除去することに特徴づけられる。
【0017】また、請求項4に記載した発明は、上記請
求項3の方法において、サブゲート部のプレスによる除
去を、ダムバーカット工程と同時に行うことに特徴づけ
られる。
【0018】
【発明の作用および効果】本願発明においては、製造用
フレームの幅方向に、複数個のパッケージ部がサブゲー
ト部を介してつなげて形成される場合において、このサ
ブゲート部を一回のプレスによって除去するのではな
く、フレーム全体を幅方向に曲げ変形させることによ
り、上記サブゲート部の両端部に割れを生じさせ、その
後にこのサブゲート部にプレス押圧力を加えるなどして
除去するようにしている。したがって、このサブゲート
部は、樹脂パッケージ部に不規則な突起を残す等という
製品外観上の不都合を生じさせることなく、きれいに除
去され、製品品位が著しく向上させられる。これによ
り、製造用フレームの幅方向に複数の樹脂パッケージ部
を形成するという、効率的な樹脂モールドパッケージ型
電子部品の製造手法が、実現可能となったのである。
【0019】上記製造用フレームを幅方向に曲げ変形さ
せる工程は、プレス装置の上下の金型を所定のように形
成することにより実施可能である。また、上記のように
して両端部に割れを生じさせたサブゲート部を除去する
工程も、プレス装置の上下の金型を所定のように形成す
ることによって実施可能である。これらサブゲート部に
割れを生じさせるための第一の上下の工具と、割れを生
じさせたサブゲート部を除去するための第二の上下の工
具は、同一のプレス装置に形成することができるのであ
り、このようにすることにより、装置の構成が著しく簡
略化され、サブゲート部の割れ発生工程と、サブゲート
部の除去工程とを、同期して行うことができる。
【0020】本願発明のその他の特徴は、以下の実施例
の説明によってより明らかとなろう。
【0021】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0022】図2は、フープ状製造用フレームFに対
し、長手方向所定ピッチ間隔ごとに、幅方向に四個のパ
ッケージ部POUT ,PIN,PIN,POUT を形成するべ
く、樹脂モールド工程を終えた直後の状態を示す平面図
である。なお、フレームFには、外部リードやダムバ
ー、あるいはタイバーなどが形成されているが、図2な
いし図4では、これらを省略して示してある。この図か
ら想像できるように、樹脂モールド工程のための下金型
には、長手方向に二か所、フレームを挟むようにして各
二か所、合計四か所のプランジャポットを備えている。
フレームFの各側のプランジャポットは、それぞれ、二
列の樹脂パッケージ部の形成を担当している。
【0023】プランジャポット内で形成された不要樹脂
につながるようにして、フレームFに沿ってランナ部2
が形成されており、このランナ部2から内向きに、各樹
脂ゲート部3…が形成されている。この樹脂ゲート部3
…は、図4によく表れているように、フレームFのサイ
ド部Faの下面を横断するようにして、外側の樹脂パッ
ケージ部POUT につながっている。外側の樹脂パッケー
ジ部POUT と内側の樹脂パッケージ部PINとの間には、
フレームFの下面に沿うようにしてサブゲート部4が形
成されている。すなわち、この実施例においては、樹脂
モールド工程において、型締め状態の金型における外側
の樹脂パッケージ部POUT を形成するべきキャビティに
上記樹脂ゲート部3…から溶融樹脂が注入された後、さ
らに、サブゲート部4を介して内側のパッケージ部PIN
のためのキャビティに溶融樹脂が注入されるのである。
【0024】上記サブゲート部4は、本実施例において
は、特に次のように形成されている。すなわち、外側の
パッケージ部POUT と内側のパッケージ部PINとの間に
おけるフレームFに、長孔状の開口5を設け、樹脂モー
ルド工程処理後において、サブゲート部4の一部4aが
上記フレームの長孔状の開口5を充たして上面に臨むよ
うにしている。これは、後述するように、サブゲート部
4を除去するべく下方押圧力を直接かつ有効にサブゲー
ト部4に作用させるようにしたものである。
【0025】図2に表れているプランジャポット部1、
ランナ部2、ないし樹脂ゲート部3…からなる不要樹脂
は、一定の剛性をもって一体につながっているため、た
とえばランナ部2を下方に押圧することにより、かかる
一体的な不要部分は、図4に仮想線で示すように、容易
に除去することができる。各樹脂ゲート部3…は、通
常、図4によく表れているように、外側パッケージ部P
OUT に近づくほど薄肉化されており、曲げ力が作用する
と、その曲げ応力は樹脂ゲート部3…と外側パッケージ
部POUT との境界部に集中し、したがって、このように
して樹脂ゲート部3…を除去する場合、パッケージ部に
残余部を残すことなく、比較的きれいに除去することが
できる。
【0026】しかしながら、サブゲート部4は、内側の
パッケージ部PINのためのキャビティ内全域に充分な溶
融樹脂を行き渡らせる必要があるため、樹脂ゲート部3
…のような薄肉状のゲートとすることは困難であり、比
較的厚肉状のゲートとならざるをえない場合が多いと考
えられる。したがって、たんにこのサブゲート部4を下
方に押圧しても、このサブゲートを適正に、すなわち、
パッケージ部に不要な残余部を残すことなくきれい除去
することが困難なのである。
【0027】図1ないし図4に表れるプランジャポット
部1、ランナ部2、ないし各樹脂ゲート部3…からなる
一体の不要部分が除去されて、図5のような形態となっ
たフレームFは、本願発明の後処理装置6に導入され
る。この後処理装置6は、固定状の下部工具ベース7の
上方に、上下駆動させられる上部工具ベース8が配置さ
れており、各工具ベース7,8に、フレームFの送り方
向について樹脂パッケージ部Pが形成されている間隔ピ
ッチと対応する間隔で、第一の工具セット9a,9b
と、第二の工具セット10a,10bとがそれぞれ取付
けられている。
【0028】上記第一の工具セット9a,9bは、上部
工具ベース8が下動したとき、上記フレームFに対して
幅方向について弾性的な曲げ力を与えるためのものであ
る。
【0029】本実施例においては、図7および図8に模
式的に示すように、サブゲート部4によってつながれる
外側と内側の各樹脂パッケージ部POUT ,PINの下面外
方部を支持するようにした下工具9bを下部工具ベース
7に形成するとともに、上記外側と内側の樹脂パッケー
ジ部POUT ,PIN,の各上面内方縁を押圧するように上
工具9aが上部工具ベース8に形成されている。
【0030】したがって、上工具9aが下動すると、フ
レームFには、外側の樹脂パッケージ部POUT と、内側
の樹脂パッケージ部PINとを、それぞれ図8に矢印で示
すように強制的に傾ける曲げ力が作用する。このような
曲げ力が作用すると、曲げ応力が、サブゲート部4の左
右両端における各パッケージ部POUT ,PINに対する連
結部に集中し、その結果、サブゲート部4の両端部に都
合よく割れを生じさせることができる。
【0031】上記のような上工具9aの下動は瞬間的な
ものであり、上工具9aが上動復帰した段階において
は、フレームFは弾性的に平面状態に復帰する。
【0032】一方、第二の工具セット10a,10b
は、上記第一の工具セット9a,9bの作動によって両
端部に割れが生じさせられたサブゲート部4を除去する
ためのものである。
【0033】前述したように、上記の例のフレームFに
おいては、サブゲート部4の一部4aをフレームFに設
けた長孔状の開口5に臨ませるようにしている。したが
って、このサブゲート部4を除去するには、図9および
図10に示すように、第二工具セット10a,10bの
上工具10aに、上記長孔状の開口5を突き抜けるよう
にしてサブゲート部4を下方に押圧する凸状部11を形
成するともに、下工具10bには、除去されたサブゲー
ト部4を排出する孔12を設けておけばよい。
【0034】前述したように、サブゲート部4は、すで
に外側のパッケージ部POUT と内側のパッケージ部PIN
との境界において割れを生じさせられているため、この
サブゲート部4を第二の工具セット10a,10bの上
工具10aの凸状部11によって下方に押圧するだけ
で、容易に両パッケージ部POUT ,PINから分断除去さ
せられるのである。
【0035】下工具ベース8に対する上工具ベース7の
上下作動に同期して、フレーム送り機構13が上記フー
プ状フレームFを1ピッチづつ前方送りするのであり、
したがって、前後に連続する樹脂パッケージ部につい
て、上記のようなサブゲート部4の両端に割れを生じさ
せる第一の工程と、このサブゲート部4を除去する第二
の工程とが連続して順次行われるのである。
【0036】上記サブゲート部4を除去する工程は、た
とえば、ダムバーカット工程のための打ち抜き金型セッ
ト(図示略)に、上記の凸状部11を設けておくことに
より、ダムバーカット工程と同時に行うようにすること
もできる。このようにすると、工程処理装置がより簡略
化される利点が生じる。
【0037】以上のように、本願発明の樹脂モールド工
程の後工程装置および方法によれば、電子部品製造用フ
レームの幅方向に複数のパッケージ部を形成するとい
う、効率的な電子部品の製造手法が、初めて実現可能と
なったのであり、その電子部品製造におけるコストダウ
ン効果、および製造効率の向上は、きわめて著しいもの
となる。
【0038】もちろん、本願発明の範囲は、図面に示し
た実施例に限定されるものではない。実施例では、フレ
ームの左右に配置したプランジャポットから、それぞれ
外側と内側の二列の樹脂パッケージを形成する例である
が、フレームの側方からの樹脂注入により、三列あるい
はそれ以上の個数の樹脂パッケージ部を形成する場合に
ついても、同様に本願発明を適用することができる。そ
のようにすれば、樹脂パッケージ型の電子部品の製造効
率が、さらに飛躍的な高まりをみせることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸方向に四個の樹脂パッケージ部を形成するべ
く、樹脂モールド工程処理を終えた状態のフレームの形
態を示す平面図である。
【図2】図1に示すフレームの部分平面図である。
【図3】図2に示すフレームの裏面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【図5】図2に示す状態からランナ部ないし樹脂ゲート
部からなる不要樹脂を除去した状態のフレームの部分平
面図である。
【図6】本願発明の後工程処理の概略構成を示す側面図
である。
【図7】図6のVII −VII 線断面図に相当する図であ
り、第一工具セットの形態例を示す。
【図8】図7に示す第一工具セットの作動説明図であ
る。
【図9】図6のIX−IX線断面に相当する図であり、第二
工具セットの形態例を示す。
【図10】図9に示す第二工具セットの作動説明図であ
る。
【図11】電子部品製造用フレームの一般的な形態例を
示す部分平面図である。
【符号の説明】
F 製造用フレーム POUT 樹脂パッケージ(外側) PIN 樹脂パッケージ(内側) 6 後工程処理装置 9a,9b 第一工具セット 10a,10b 第二工具セット 13 フレーム送り機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製造用フレームの長手方向所定ピッチ間
    隔ごとに、幅方向に並ぶ複数個のパッケージ部をサブゲ
    ート部を介してつなげて形成した後において、上記サブ
    ゲート部を除去するための後処理装置であって、 上記製造用フレームを長手方向に間欠送りする送り機構
    を備えるとともに、 上記製造用フレームを幅方向に関して弾性的に曲げ変形
    させて上記サブゲート部の両端部におけるパッケージ部
    との境界部に割れを生じさせるための第一の上下の工具
    と、上記のように割れを生じさせたサブゲート部を除去
    するための第二の上下の工具を、上記送り機構の送りピ
    ッチと対応する間隔で同期作動するように配置したこと
    を特徴とする、樹脂モールドパッケージ型電子部品の製
    造における樹脂モールド工程の後処理装置。
  2. 【請求項2】 上記第二の上下の工具は、ダムバーカッ
    トのための上下の金型に付設されている、請求項1の装
    置。
  3. 【請求項3】 製造用フレームの長手方向所定ピッチ間
    隔ごとに、幅方向に並ぶ複数個のパッケージ部をサブゲ
    ート部を介してつなげて形成した後において、上記サブ
    ゲート部を除去する後処理方法であって、 上記製造用フレームに対して幅方向に関する曲げ力を与
    えることにより、上記サブゲート部の両端のパッケージ
    部に対する境界部に割れを生じさせた後、上記サブゲー
    ト部をプレスによって除去することを特徴とする、樹脂
    モールドパッケージ型電子部品の製造における樹脂モー
    ルド工程の後処理方法。
  4. 【請求項4】 上記サブゲート部のプレスによる除去
    は、ダムバーカットと同時に行う、請求項3の方法。
JP5162049A 1993-06-30 1993-06-30 樹脂モールドパッケージ型電子部品の製造における樹脂モールド工程の後処理装置および方法 Pending JPH0722447A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6303983B1 (en) 1998-05-01 2001-10-16 Nec Corporation Apparatus for manufacturing resin-encapsulated semiconductor devices
JP2014511044A (ja) * 2011-04-15 2014-05-01 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 デゲートの間の低減されたモールドスティッキングのためのリードフレームストリップ

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JP2014511044A (ja) * 2011-04-15 2014-05-01 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 デゲートの間の低減されたモールドスティッキングのためのリードフレームストリップ

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