JP2842272B2 - 半導体装置の樹脂封止方法及びその封止装置 - Google Patents

半導体装置の樹脂封止方法及びその封止装置

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JP2842272B2
JP2842272B2 JP7017481A JP1748195A JP2842272B2 JP 2842272 B2 JP2842272 B2 JP 2842272B2 JP 7017481 A JP7017481 A JP 7017481A JP 1748195 A JP1748195 A JP 1748195A JP 2842272 B2 JP2842272 B2 JP 2842272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の樹脂封止
方法及びその封止装置に関し、特に金型を用いて半導体
装置を樹脂封止する方法及びこの方法に使用する樹脂封
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術に係る半導体装置の樹脂封止方
法及びその封止装置について、図5及び図6を参照して
説明する。なお、図5及び図6は、従来の樹脂封止方法
及び樹脂封止装置を説明するための図であって、このう
ち図5は、樹脂封止装置の各構成を個別に示す斜視図で
あり、図6は、図5に示す従来の樹脂封止装置の断面図
である。
【0003】まず、従来の半導体装置の樹脂封止装置に
ついて説明すると、これは、図5及び図6に示すよう
に、上封止金型1及び下封止金型2からなる。そして、
下封止金型2には、半導体素子5を樹脂封止するキャビ
ティ9a、該キャビティ9aに樹脂を流入させるランナ
−8、樹脂タブレット(図示せず)を投入するポツト部6
及びこの樹脂タブレットを加圧し流動させるプランジャ
−7(図6参照)を備えている。
【0004】一方、上封止金型1には、下封止金型2の
上記キャビティ9aに対応するキャビティ9bを備えて
いる(図6参照)。なお、図中4は、半導体素子5を搭載
したリ−ドフレ−ムであり、該リ−ドフレ−ム4は、説
明の便宜上、図5では1枚のみとした。また、図6で
は、同じく説明の便宜上、半導体素子5を1個のみとし
た。
【0005】次に、従来の半導体装置の樹脂封止方法に
ついて、上記図5及び図6を参照して説明すると、従来
法では、まず、キャビティ9aとランナ−8とポツト部
6及びプランジャ−7を備えた下封止金型2に、平面的
にリ−ドフレ−ム4を配列する(図5参照)。続いて、ポ
ット部6に樹脂タブレット(図示せず)を投入した後、下
封止金型2のキャビティ9aに対応するキャビティ9b
を備えた上封止金型1を型締めする。その後、ポット部
6内の樹脂タブレットをプランジャ−7(図6参照)で加
圧、流動させて射出成形する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の樹
脂封止方法及びその封止装置では、上記したように、下
封止金型2に平面的にリ−ドフレ−ム4を配列するもの
であるから、1回の工程で樹脂封止できるリ−ドフレ−
ムの数は、下封止金型2に平面的に配列できる数、即ち
封止金型の大きさによって決定される。従って、1回の
工程で樹脂封止するリ−ドフレ−ムの数を多くしたい場
合には、上記封止金型を大きくしなければならなかっ
た。
【0007】しかしながら、封止金型を大きくすると、
この封止金型を駆動させる封止装置本体をも含めて大型
化する必要があり、これでは、封止装置の大幅なコスト
アップにつながるという問題が生じる。また、大型化し
た封止装置では、生産現場のフロア効率が悪くなり、結
果的に生産効率の改善にならないという欠点を有し、更
に、作業性の点からみて、封止金型を大型化すると、金
型温度を均一にコントロ−ルすることが難しくなり、金
型の切り替え時間がかかったり、あるいは品質面でもバ
ラツキが大きくなるという問題があった。
【0008】本発明は、上記欠点、問題点に鑑み成され
たものであって、半導体装置の樹脂封止方法及びその封
止装置において、 ・第1に、封止金型を含めその封止装置を大型化するこ
となく、生産性の向上を図ること、 ・第2に、樹脂封止後のリ−ドフレ−ムの取り出しが容
易であり、また、ランナ−部に残存する樹脂の除去が容
易であり、かつ封止装置の自動化を図ることができ、一
連の封止作業を連続して行うことができること、 ・第3に、半導体素子搭載台部を樹脂封止部表面に露出
させることにより、放熱性に優れた樹脂封止型半導体装
置を提供すること、を本発明の目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の樹脂封止方法及び樹脂封止装置は、半導体装置を樹脂
封止するキャビティと該キャビティへ樹脂を流入させる
ランナ−を有する治具を、上下金型の間に挟んだ状態で
樹脂封止を行うことを特徴とし、これにより主として前
記第1の目的とする「封止金型を含めその封止装置を大
型化することなく、生産性の向上を図る」ことを達成し
たものである。
【0010】即ち、本発明に係る半導体装置の樹脂封止
方法は、「(1) 半導体装置を樹脂封止するキャビティ、
樹脂タブレットを投入するポット部及び該樹脂タブレッ
トを加圧し流動させるプランジャ−を備えた下金型に、
半導体装置を搭載した第1のリ−ドフレ−ムを配置する
工程、(2) 前記第1のリ−ドフレ−ム上に、半導体装置
を樹脂封止するキャビティ及び該キャビティに樹脂を流
入させるランナ−を両面に備えた治具を配設する工程、
(3) 前記治具上に半導体装置を搭載した第2のリ−ドフ
レ−ムを配置する工程、(4) 治具の前記キャビティに対
応するキャビティを備えた上金型をセットする工程、
(5) 樹脂タブレットをポット部に投入する工程、(6) 上
下金型を型締めする工程、(7) ポット部内の樹脂タブレ
ットをプランジャ−で加圧し流動させ、該流動樹脂をラ
ンナ−を介して治具の両面のキャビティ内に同時に流入
する工程、(8) 該樹脂を硬化させる工程、(9) 上下金型
を開き、第1及び第2のリ−ドフレ−ムを取り出す工
程、を含むことを特徴とする半導体装置の樹脂封止方
法。」(請求項1) を要旨とする。
【0011】また、本発明に係る半導体装置の樹脂封止
装置は、「上下金型を有する半導体装置の樹脂封止装置
において、上金型と下金型との間に、半導体装置を樹脂
封止するキャビティ及び該キャビティへ樹脂を流入させ
るランナ−を設けた治具を配設し、該治具の上下に、半
導体装置を塔載したリ −ドフレ−ムを配置してなること
を特徴とする半導体装置の樹脂封止装置。」(請求項2)
を要旨とする。
【0012】さらに、本発明に係る半導体装置の樹脂封
止装置は、前記治具として、 ・その両側に、半導体装置を樹脂封止するキャビティ及
び該キャビティへ樹脂を流入させるランナ−を設けた構
造からなること(請求項3) ・2以上に分割できる構造としたこと(請求項4)、 ・上記分割構造の治具が、少なくとも該治具の両面に設
けたランナ−部で分割できる構造としたこと(請求項
5)、 ・治具のキャビティ部に吸引用穴部を設けること(請求
項6)、を本発明の好ましい実施態様とするものであ
る。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1〜4に基づいて
詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定され
るものではない。
【0014】(実施例1)図1及び図2は、本発明の一
実施例(実施例1)である半導体装置の樹脂封止方法及び
樹脂封止装置を説明するための図であって、このうち図
1は、樹脂封止装置の各構成を個別に示す斜視図であ
る。また、図2(A)は、図1の樹脂封止装置の断面図で
あり、(B)は、該樹脂封止装置に配設した治具の一部拡
大斜視図である。
【0015】まず、本実施例1の樹脂封止装置について
説明すると、該装置は、図1及び図2に示すように、上
封止金型1、下封止金型2及び治具3からなる。このう
ち上封止金型1及び下封止金型2の構造については、前
記図5及び図6に示した従来の樹脂封止装置と同様であ
って、図1及び図2に示すように、下封止金型2には、
キャビティ9a、ポツト部6及びプランジャ−7を備え
ており、一方、上封止金型1には、キャビティ9bを備
えている[図2(A)参照]。
【0016】本実施例1の樹脂封止装置では、このよう
な上封止金型1と下封止金型2との間に治具3を配設し
た構造からなる。この治具3は、特にその一部を拡大し
た図2(B)に示すように、キャビティ9c及び該キャビ
ティ9cへ流動樹脂を流入させるランナ−8aを備えて
おり、しかも、このキャビティ9c及びランナ−8a
は、図2(A)に示すように、治具3の両面に備えた構造
からなる。
【0017】なお、図1及び図2(A)中の4a,4b
は、半導体素子5a、5bを搭載したリ−ドフレ−ムで
あり、該リ−ドフレ−ム4a,4bは、説明の便宜上、
それぞれ1枚のみとした。また、図2(A)では、同じく
説明の便宜上、半導体素子をそれぞれ5a,5bと1個
のみとした。
【0018】次に、本実施例1の樹脂封止方法につい
て、即ち上記図1及び図2に示した樹脂封止装置を使用
して、半導体装置を樹脂封止する方法について説明す
る。本実施例1の樹脂封止方法は、まず、図1に示すよ
うに、「下封止金型2→リ−ドフレ−ム4a(第1のリ
−ドフレ−ム)→治具3→リ−ドフレ−ム4b(第2のリ
−ドフレ−ム)→上封止金型1」の順に構成する。
【0019】即ち、図2(A)に示すように、半導体素子
5aを樹脂封止するキャビティ9a、樹脂タブレット
(図示せず)を投入するポット部6及びこの樹脂タブレッ
トを加圧し流動させるプランジャ−7を備えた下封止金
型2上に、半導体素子5aを搭載したリ−ドフレ−ム4
aを配置する。続いて、このリ−ドフレ−ム4a上に、
キャビティ9cとこのキャビティ9cに樹脂を流入させ
るランナ−8aとを両面に備えた治具3を配設し、さら
に、この治具3上に半導体素子5bを搭載したリ−ドフ
レ−ム4bを配置した後、治具3のキャビティ9cに対
応するキャビティ9bを備えた上封止金型1をセットす
る。
【0020】そして、樹脂タブレット(図示せず)をポッ
ト部6に投入した後、型締めし、続いてポット部6内の
樹脂タブレットをプランジャ−7で加圧し流動させ、こ
の流動樹脂を、治具3の両面に設けたランナ−8aを介
して、キャビティ9a,同9b,同9cに流入させ、該
樹脂を硬化させる。その後、型開きし、リ−ドフレ−ム
4a、同4bを取り出し、このようにして一連の封止作
業を行う。
【0021】ここで樹脂は、下封止金型2のポット部6
からプランジャ−7により治具3の両面に設けたランナ
−8aを通って該治具3の両面のキャビティ9c内に同
時に流入する。本実施例1の樹脂封止方法では、このよ
うな構成とすることで、1回の一連の樹脂封止工程につ
き、立体的に従来の2倍の半導体装置を封止することが
可能となり、生産性を大幅に改善することができる。
【0022】(実施例2)図3は、本発明の他の実施例
(実施例2)で用いる治具の形状(分割構造の治具)を示す
平面図である。本実施例2では、前記実施例1の樹脂封
止装置における治具3を、図3に示すように、分割構造
としたものである。
【0023】即ち、(1)樹脂封止後にリ−ドフレ−ムの
取り出しを容易に行うことができるように、また、(2)
不要となるランナ−部内の残存樹脂の除去を容易に行う
ことができるように、さらには、(3)治具の着脱を容易
に行うことができるように、治具3aを、図3に示すよ
うに、流動樹脂を流入させるランナ−8aの部分で3a
1と3a2の2つに分割できる構造としたものである。な
お、図3では、ランナ−8a部分での2分割構造の治具
3aを示したが、本発明は、これに限定されるものでは
なく、分割位置やその形状並びに分割数を含めて種々の
変形が可能であり、これらの変形も本発明に包含され
る。
【0024】本実施例2の樹脂封止装置は、前記実施例
1の樹脂封止装置における治具3に代えて図3に示す分
割構造の治具3aを用いる以外は、該治具3aの両面
に、前記図2(A)に示すように、キャビティ9c及びラ
ンナ−8aを備えた構造からなる点をも含め前記実施例
1の樹脂封止装置と実質的に同一であるので、その説明
を省略する。
【0025】次に、本実施例2の樹脂封止方法を、前記
図2(A)で示した樹脂封止装置及び図3の分割構造の治
具3aを参照して説明する。本実施例2では、樹脂封止
装置へのリ−ドフレ−ム4a,4bの搬送機構及び治具
3aの動作機構をそれぞれ設け、そして、前記実施例1
と同様、「下封止金型2上へのリ−ドフレ−ム4aのセ
ット→治具3aのセット→治具3a上へのリ−ドフレ−
ム4bのセット→上封止金型1のセット→樹脂タブレッ
トのポット部6への投入→上下封止金型1,2の型締め
→キャビティ9a,9b,9cへの樹脂流入→該樹脂の
硬化→型開き→リ−ドフレ−ム4a、4bの取り出し」
の一連の封止作業を行う。
【0026】本実施例2では、樹脂硬化後の型開き時
に、また、樹脂封止されたリ−ドフレ−ム4a、4bの
取り出し時に、治具3aを動作させ分割することで、リ
−ドフ−ム4a,4bは治具3aから容易に離型するこ
とができ、治具3aの脱型も容易に行うことができる。
また、治具3aの両側に設けたランナ−8aの部分で分
割したので、このランナ−8aの部分に残存する不要な
樹脂の除去も前記実施例1に比べて容易となる利点を有
する。
【0027】本実施例2では、前記したように、樹脂封
止装置へのリ−ドフレ−ム4a,4bの搬送機構を設
け、また、治具3aの分割動作機構を設け、これにより
封止装置の自動化を容易に行うことができ、一連の封止
作業を連続して行うことができる。なお、本実施例2で
は、治具3aの両面に設けたランナ−8aを上下で同一
位置としたが、この変形としてランナ−8aの位置を上
下で一部又は全部変えることもでき、この場合もランナ
−8a部に残存する樹脂の除去を容易に行うことがで
き、これも本発明に包含される。
【0028】(実施例3)図4は、本発明のその他の実
施例(実施例4)である半導体装置の樹脂封止方法及び樹
脂封止装置を説明するための図であって、(A)はその樹
脂封止装置の断面図であり、(B)は、該樹脂封止装置に
配設した治具の一部拡大斜視図である。
【0029】本実施例3では、図4(A),(B)に示すよ
うに、治具3bのキャビティ9cに吸引用の穴10を設け
た構造からなり、治具3bの端部より吸引することがで
きるようにしたものである。なお、本実施例3の樹脂封
止装置は、前記実施例1の樹脂封止装置における治具3
に代えて図4(B)に示す吸引用の穴10を設けた治具3b
を用いる以外は、該治具3bの両面に、前記図2(A)及
び図4(A)に示すように、キャビティ9c及びランナ−
8aを備えた構造からなる点をも含め前記実施例1の樹
脂封止装置と実質的に同一であるので、その説明を省略
する。
【0030】本実施例3における樹脂封止方法を、図4
(A)を参照して説明すると、半導体素子5aを搭載した
半導体素子搭載台部(リ−ドフ−ム4a)及び半導体素子
5bを搭載した半導体素子搭載台部(リ−ドフ−ム4b)
が共に治具3bに吸着した状態で、前記実施例1又は実
施例2と同一方法で一連の樹脂封止を行う。
【0031】本実施例3によれば、半導体素子搭載台部
(リ−ドフ−ム4a,4b)が治具3bに吸着した状態で
樹脂封止を行うものであるから、この半導体素子搭載台
部が樹脂封止部表面に露出することとなり、そのため、
放熱性に優れた半導体装置を得ることができる利点を有
する。
【0032】これまで実施例1〜3について詳細に説明
したが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はなく、本発明の前記した要旨の範囲内で任意に変更す
ることができる。例えば、前掲の図1、図2及び図4に
示した上封止金型1、下封止金型2、治具3,3a,3
bに、樹脂封止後の半導体装置を離型させるためのエジ
ェクタピンや該エジェクタピンを駆動させる機構を付加
することができ、これも本発明の好ましい実施態様であ
【0033】また、実施例1〜3では、本発明で特徴と
する治具を上下封止金型の間に1つ設けたものである
が、これを複数配設することもでき、この場合には、生
産性を飛躍的に向上することが可能であるので好まし
く、これも本発明に包含されるものである。さらに、実
施例1〜3では、半導体装置を樹脂封止するキャビティ
及び該キャビティに樹脂を流入させるランナ−を両面に
備えた治具を用いた樹脂封止装置について記載したが、
このようなキャビティやランナ−を両面に備えた構造の
治具とせず、それらを上封止金型及び/又は下封止金型
に設けることも可能であり、これも本発明に包含される
ものである。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、半導体
装置を樹脂封止するキャビティと、該キャビティへ樹脂
を流入させるランナ−とを設けた治具を、上下封止金型
の間に挟んだ状態で樹脂封止を行う樹脂封止方法及び封
止装置としたので、上下2枚のリ−ドフレ−ムを同時に
封止することができ、封止金型を含めその封止装置を大
型化することなく、生産性を従来の2倍以上に改善する
ことができるという顕著な効果が生じる。
【0035】また、本発明の特徴である治具を分割構造
とすることで、樹脂封止後のリ−ドフレ−ムの取り出し
や、不要となるランナ−部の残存樹脂の除去が容易にな
る効果が生じ、その上、該治具の分割動作機構を設け、
また、樹脂封止装置へのリ−ドフレ−ムの搬送機構を設
けることで、封止装置の自動化を図ることができ、一連
の封止作業を連続して行うことができる利点を有する。
【0036】さらに、本発明の特徴である治具に吸引用
穴部を設けることで、半導体素子搭載台部を該治具に吸
着した状態で樹脂封止を行うことができ、これにより、
半導体素子搭載台部が樹脂封止部表面に露出した樹脂封
止型半導体装置を得ることができ、放熱性に優れた半導
体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例(実施例1)である樹脂封止装
置の各構成を示す斜視図。
【図2】(A)は図1の樹脂封止装置の断面図、(B)は該
樹脂封止装置に配設した治具の一部拡大斜視図。
【図3】本発明の他の実施例(実施例2)で用いる治具の
形状(分割構造の治具)を示す平面図。
【図4】(A)は本発明のその他の実施例(実施例3)であ
る樹脂封止装置の断面図、(B)は該樹脂封止装置に配設
した治具の一部拡大斜視図。
【図5】従来の樹脂封止装置の各構成を示す斜視図。
【図6】図5に示す従来の樹脂封止装置の断面図。
【符号の説明】
1 上封止金型 2 下封止金型 3、3a、3b 治具 4、4a、4b リ−ドフレ−ム 5、5a、5b 半導体素子 6 ポット部 7 プランジャ− 8、8a ランナ− 9、9a、9b、9c キャビティ 10 吸引用の穴

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 半導体装置を樹脂封止するキャビテ
    ィ、樹脂タブレットを投入するポット部及び該樹脂タブ
    レットを加圧し流動させるプランジャ−を備えた下金型
    に、半導体装置を搭載した第1のリ−ドフレ−ムを配置
    する工程、(2) 第1のリ−ドフレ−ム上に、半導体装置
    を樹脂封止するキャビティ及び該キャビティに樹脂を流
    入させるランナ−を両面に備えた治具を配設する工程、
    (3) 治具上に半導体装置を搭載した第2のリ−ドフレ−
    ムを配置する工程、(4) 治具の前記キャビティに対応す
    るキャビティを備えた上金型をセットする工程、(5) 樹
    脂タブレットをポット部に投入する工程、(6) 上下金型
    を型締めする工程、(7) ポット部内の樹脂タブレットを
    プランジャ−で加圧し流動させ、該流動樹脂をランナ−
    を介して治具の両面のキャビティ内に同時に流入する工
    程、(8) 該樹脂を硬化させる工程、(9) 上下金型を開
    き、第1及び第2のリ−ドフレ−ムを取り出す工程、を
    含むことを特徴とする半導体装置の樹脂封止方法。
  2. 【請求項2】 上下金型を有する半導体装置の樹脂封止
    装置において、上金型と下金型との間に、半導体装置を
    樹脂封止するキャビティ及び該キャビティへ樹脂を流入
    させるランナ−を設けた治具を配設し、該治具の上下
    に、半導体装置を塔載したリ−ドフレ−ムを配置してな
    ことを特徴とする半導体装置の樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の治具が、その両側に半
    導体装置を樹脂封止するキャビティ及び該キャビティへ
    樹脂を流入させるランナ−を設けた構造からなることを
    特徴とする半導体装置の樹脂封止装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の治具が、2以上
    に分割できる構造としたことを特徴とする半導体装置の
    樹脂封止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の分割構造の治具が、少
    なくとも該治具に設けたランナ−部分で分割できる構造
    としたことを特徴とする半導体装置の樹脂封止装置。
  6. 【請求項6】 請求項2、3、4又は5に記載の治具
    が、該治具のキャビティ部に吸引用穴部を設けた構造か
    らなることを特徴とする半導体装置の樹脂封止装置。
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