JPH0722198Y2 - 食器洗浄機のための制御装置 - Google Patents

食器洗浄機のための制御装置

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JPH0722198Y2
JPH0722198Y2 JP1989011035U JP1103589U JPH0722198Y2 JP H0722198 Y2 JPH0722198 Y2 JP H0722198Y2 JP 1989011035 U JP1989011035 U JP 1989011035U JP 1103589 U JP1103589 U JP 1103589U JP H0722198 Y2 JPH0722198 Y2 JP H0722198Y2
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washing
electric motor
hot water
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修 永田
時弘 桑原
智好 今野
富夫 陶山
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は食器洗浄機に係り、特に、食器洗浄機の洗浄、
すすぎ等の動作を制御するに適した制御装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の食器洗浄機においては、洗浄湯タンク内
の洗浄湯を洗浄室内に噴射ノズルを介し噴射して同洗浄
室内の食器を洗浄するとともにすすぐようにしたものが
ある(例えば、特開昭50-63768号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかし、このような構成においては、噴射ノズルの噴射
洗浄湯の量がその噴射開始の前後に亘り不連続に大きく
変化するため、洗浄室内に、噴射ノズルの急激な噴射に
起因する異音が発生したり、また、噴射ノズルの構成部
品にその急激な噴射に起因した衝撃力が加わり同構成部
品の損傷、寿命の短縮等を招く。
また、噴射ノズルの噴射開始後の洗浄湯の噴射量は通常
一定に維持されるようになっているため、食器にこびり
ついた汚れが落ちにくいという不具合もあった。
そこで、本考案は、上述のようなことに対処すべく、食
器洗浄機において、その洗浄ノズルの噴射開始時以降の
初期時間の間、その経過に応じて同洗浄ノズルの噴射湯
流の量を徐々に増大させるようにした制御装置を提供し
ようとするものである。
また、本考案は、上述のようなことに対処すべく、食器
洗浄機において、洗浄ノズルの噴射開始後にその噴射湯
流の量を少なくとも1回以上脈動させるようにした制御
装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) かかる課題の解決にあたり、第1の考案の構成上の特徴
は、第1図にて例示するごとく、電動機と、この電動機
により駆動されて同電動機の回転数に応じた量にて洗浄
湯タンク内の洗浄湯を汲出す洗浄ポンプと、洗浄室内に
配設されて前記洗浄ポンプからの洗浄湯を噴射湯流とし
て食器に向けて噴射する洗浄ノズルとを備えて、前記噴
射湯流により前記食器を洗浄するようにした食器洗浄機
1において、洗浄開始から時間の経過にしたがって徐々
に増加する回転数を表すとともに所定時間の経過後に所
定の回転数を表し続けるデータを記憶した記憶手段2
と、前記記憶されたデータに基づいて前記電動機の回転
数を洗浄開始からの時間経過にしたがって同データによ
り表された回転数に制御する制御手段3とを設けるよう
にしたことにある。
また、第2の考案の構成上の特徴は、前記第1の考案の
記憶手段2を、洗浄開始から時間の経過にしたがって徐
々に増加する回転数を表し、所定時間の経過後に所定の
回転数を表し続けるとともに少なくとも1回だけ時間経
過にしたがって増減する回転数を表すデータを記憶した
記憶手段2で置換したことにある。
(作用効果) 上記のように構成した第1の考案においては、制御手段
3が、記憶手段2に記憶されているデータに基づいて、
電動機の回転数を洗浄開始から時間の経過にしたがって
徐々に増加させるとともに、所定時間の経過後から所定
の回転数に維持し続けるので、洗浄ノズルからの噴射湯
流の噴射量が急増することなく洗浄時間の経過にしたが
って徐々に増大して所定時間の経過後は所定量に維持さ
れる。これにより、この第1の考案によれば、洗浄ノズ
ルの噴射に起因する異音が洗浄室内に発生することがな
く、また洗浄ノズルの構成部品の急激な噴射に起因する
衝撃力の発生を未然に防止し同構成部品の寿命を長く維
持できる。
また、上記第2の考案によれば、上記第1の考案による
作用に加えて、制御手段3が、記憶手段2に記憶されて
いたデータに基づいて、電動機の回転数を所定回転数に
維持し続けている間に少なくとも1回だけ同回転数を増
減させるので、所定量に維持されていた噴射ノズルによ
る噴射量は少なくとも1回だけ脈動する。する。これに
より、第2の考案によれば、上記第1の考案の効果に加
えて、食器に対する噴射流量の衝突力、衝突圧、衝突流
量が洗浄時間の経過にしたがって脈動するので、食器の
こびりついて落ちにくい汚れも容易に除去でき、洗浄品
質の向上及び洗浄時間の短縮が可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面により説明すると、第2
図は、第3図に示す本考案に係る制御装置が適用された
食器洗浄機を示している。この食器洗浄機は、洗浄室10
を有しており、この洗浄室10内には、上下一対の洗浄ノ
ズル11a,11bが互いに対向して水平状に回動可能に各配
管P1,P2の先端部に軸支されて取付けられており、一
方、上下一対のすすぎノズル12a,12bが各洗浄ノズル11
a,11bの内側にて互いに対向して水平状に回動可能に各
配管P3,P4の先端部に軸支されて取付けられている。な
お、両すすぎノズル12a,12b間には、各食器13a〜13aを
載置したラック13が水平状に配設されている。
各洗浄ノズル11a,11bは、各配管P1,P2から後述のよう
に圧送される洗浄湯に応じて回動しながら噴射湯流とし
て各食器13a〜13aに向けて噴射する。一方、各すすぎノ
ズル12a,12bは、各配管P3,P4から後述のように圧送さ
れるすすぎ湯に応じて回動しながら噴射湯流として各食
器13a〜13aに向けて噴射する。かかる場合、各ノズル11
a,11b,12a,12bの回動速度はその各噴射湯流の噴射圧に
ほぼ比例する。また、各ノズル11a,11b,12a,12bからの
噴射湯流の鉛直方向を基準とする外方への噴射角も各噴
射湯流の噴射圧にほぼ比例する。
洗浄ポンプ14は、電動機14a(第3図参照)により駆動
されて、洗浄室10から洗浄湯タンク10a内にフィルタ10b
を介して流入する湯を汲出して各配管P1,P2を通し洗浄
湯として各洗浄ノズル11a,11bに圧送する。一方、すす
ぎポンプ15は、電動機15a(第3図参照)により駆動さ
れて、給湯源16から配管P5の上流部を通し湯を汲出し
て、配管P5の下流部、両配管P3,P4を介しすすぎ湯とし
て各すすぎノズル12a,12bに圧送する。なお、第2図に
て符号10cはオーバーフロー管を示し、また、符号16aは
ボールタップを示す。また、本実施例においては、電動
機14aとして、三相カゴ型誘導電動機(200V,1.5KW)が
採用されており、一方、電動機15aとして、三相カゴ型
誘導電動機(200V,200W)が採用されている。
次に、制御装置の電気回路構成につき第3図を参照して
説明する。ドアスイッチ20は、食器洗浄機のドアの閉成
に応答して閉成信号を発生する。また、このドアスイッ
チ20は、食器洗浄機を後述のように標準差動モードにお
くためのモード選択スイッチとしての機能をも兼用す
る。モード切換スイッチ30は、食器洗浄機を後述のよう
に軽食器差動モードにおくとき操作されてモード切換信
号を発生する。但し、このモード切換スイッチ30は、前
記ドアの表面の操作し易い位置に配設されている。
マイクロコンピュータ40は、第4図にフローチャートに
従い、ドアスイッチ20及びモード切換スイッチ30との協
働によりコンピュータプログラムを実行し、この実行中
において、両電動機14a,15aに接続したインバータ50の
駆動制御に必要な演算処理を行う。但し、上述のコンピ
ュータプログラムはマイクロコンピュータ40のROMに予
め記憶されている。また、マイクロコンピュータ40のRO
Mには、第5図に示すような第1制御データ(前記標準
作動モードに対応)及び第6図に示すような第2制御デ
ータ(前記軽食器作動モードに対応)が予め記憶されて
いる。これら両第1及び第2の制御データは、共に、イ
ンバータ50の出力周波数fの時間tの経過に伴う変化に
より特定されるもので、前記第1制御データは両曲線
L1,L2を表わすデータであり、一方、前記第2制御デー
タは両曲線l1,l2を表わすデータである。
ここで、各曲線L1,L2,l1,l2を第5図及び第6図のよ
うに定めた根拠について説明する。食器洗浄機で洗浄す
べき食器の種類はその重量により軽いものと重いものと
の二種類に区分することができる。通常、重い食器は、
例えば、カレー皿のように洗浄表面が広くかつ汚れのひ
どりものが多い。一方、軽い食器には、例えば、グラス
のように洗浄表面が狭くかつ汚れの少ないものが多い。
また、重い食器の洗浄・すすぎにあたっては、各ノズル
11a,11b,12a,12bの噴射圧を高めるように各噴射湯流の
噴射量を多くしても、食器が、噴射湯流のために不安定
になることはなく、ラック13に載置したままの状態を維
持できる。一方、軽い食器の洗浄・すすぎにあたって
は、各ノズル11a,11b,12a,12bの噴射圧を低くするよう
に各噴射湯流の噴射量を少なくしないと、食器が、噴射
湯流のためにひっくたり返ったり吹き飛んだりする。ま
た、このように噴射量を少なくしても、食器の汚れが軽
度ならば、洗浄効率、すすぎ効率を適正に維持できる。
かかる観点から、重い食器の洗浄及びすすぎには各曲線
L1,L2を対応させ、一方、軽い食器の洗浄及びすすぎに
は各曲線l1,l2を対応させて、両曲線L1,L2での出力周
波数fの変化範囲を両曲線l1,l2での出力周波数fの変
化範囲よりもほぼ全体的に10(Hz)だけ高い範囲に設定
した。但し、出力周波数fは、各電動機14a,15aの回転
数、即ち、各ノズル11a,11b,12a,12bの噴射湯流の噴射
量に比例する。
また、洗浄の開始直後Ta≦t≦Tb及びta≦t≦tbにおい
ては出力周波数fが各曲線L1及びl1との関連で時間tに
比例して増大するように設定した。これは、洗浄の開始
と同時に出力周波数fを瞬時に増大させたとき、各ノズ
ル11a,11b,12a,12bからの噴射湯流の噴射量が瞬時にし
て不連続に増大することにより洗浄室10内に生じると予
測される異音を未然に防止するためである。また、各ノ
ズル11a,11b,12a,12bの回動開始時のその回動機構に加
わる急激な衝撃力を軽減するためでもある。本実施例で
は、Tb−Ta=tb−ta=2(秒)とした。
また、各洗浄ノズル11a,11bからの噴射湯流の噴射量を
変動させると、同各噴射湯流の噴射角も同変動に追随し
て変動する。従って、食器への噴射湯流の衝突力及び衝
突範囲が変化するため、食器の汚れをまんべんなくすみ
ずみに亘り効率よく落とせる。そこで、Tb≦t≦Tc及び
tb≦t≦tcにおいては、この時間内に食器にこびり付い
た汚れがふやけて離脱する程度に出力周波数fを一定値
に維持するようにし、Tc≦t≦Td及びtc≦t≦tdにおい
ては、出力周波数fを上下に変動させるようにした。但
し、Td−Ta=32(秒)とし、また、td−ta=27(秒)と
した。なお、曲線L2においてはTe≦t≦Tfにてf=60
(Hz)とし、また、曲線l2においては、te≦t≦tfにて
f=50(Hz)とした。但し、Te−Td=te−td=5(秒)
しと、また、Tf−Te=tf−te=7(秒)としてある。
インバータ50は、商用電源(3相200V)から給電されて
作動状態となるもので、このインバータ50は、前記第1
又は第2の制御データに基く後述のようなマイクロコン
ピュータ40による制御を受けて、前記第1又は第2の制
御データを特定される出力周波数fに比例する回転数で
電動機14a又は15aを回転させるように第1又は第2の出
力電圧を三相にて発生する。
以上のように構成した本実施例において食器の種類に応
じた洗浄すすぎ動作について説明する。
(1)各食器13a〜13aが、汚れの多い比較的重い種類の
ものであるものとする。
本考案装置を作動状態におけば、マイクロコンピュータ
40が、第4図のフローチャートに従い、ステップ60にて
コンピュータプログラムの実行を開始し、ステップ61に
て、初期化処理し、かつステップ62にて「NO」と判別す
る。ついで、食器洗浄機のドアの閉成によりドアスイッ
チ20から閉成信号を発生させれば、マイクロコンピュー
タコンピュータ40が、ステップ62にて「YES」と判別
し、ステップ63にて「NO」と判別し、ステップ64にて、
前記ROMから前記第1制御データを読出してコンピュー
タプログラムを第1インバータ制御ルーティン65に進め
る。
しかして、この第1インバータ制御ルーティン65におい
ては、マイクロコンピュータ40が、ステップ62での「YE
S」との判別後、時間t=Taからt=Tdにかけて、前記
第1制御データの曲線L1に基き時間tの経過に伴い特定
される出力周波数fにて出力信号を発生する。すると、
インバータ50が、マイクロコンピュータ40からの出力信
号に基き、時間tの経過に応じ、同出力信号の周波数f
をもつ三相の交流電力により電動機14aの回転数を制御
する。ついで、洗浄ポンプ14が、このように制御される
電動機14aの回転数に応じた量にて、洗浄湯タンク10a内
の洗浄湯を汲出し両配管P1,P2を通して両洗浄ノズル11
a,11bに圧送し、これら両洗浄ノズル11a,11bが回動しな
がら前記洗浄湯を噴射湯流として各食器13a〜13aに向け
て噴射する。これにより、各食器13a〜13aの洗浄が行な
われる。
換言すれば、食器13a〜13aが重い場合には、電動機14a
の回転数が曲線L1に基き高目に制御されて各洗浄ノズル
11a,11bからの噴射湯流の量が多目(即ち、その噴射圧
が高目)に制御される。従って、各食器13a〜13aが、前
記各噴射湯流の高目の噴射圧にもかかわらず、その自重
により安定した状態で、多目の量の同各噴射湯流により
迅速に洗浄されるので、洗浄品質を改善しつつ洗浄時間
の短縮化を図り得る。
また、このような洗浄過程においては、出力周波数fが
t=Taからt=Tbにかけて曲線L1の直線状の立上り部分
に沿い時間tに比例して増大するので、電動機14aの回
転数、洗浄ポンプ14の洗浄湯の汲出量及び各洗浄ノズル
11a,11bの各噴射湯流の噴射量も零からf=60に相当す
る値にかけて順次増大する。換言すれば、洗浄室10内へ
の各噴射湯流の噴射量が瞬時にf=60に相当する値にな
ることがないので、各洗浄ノズル11a,11bに対する各噴
射湯流の噴射圧が急増することがなく、その結果、各洗
浄ノズル11a,11bの回動機構部分に異常な衝撃力が加わ
ることがない。また、上述のように洗浄室10内への噴射
湯流の噴射量が徐々に増大するので、同洗浄室10内に異
音を招くこともない。
また、t=Tc〜t=Tdにおいては、出力周波数fが第5
図に示すように曲線L1に追随して変動するので、電動機
14aの回転数、洗浄ポンプ14の洗浄湯の汲出量及び各洗
浄ノズル11a,11bの各噴射湯流の噴射量、噴射圧及び噴
射角も同様に変動する。従って、各洗浄ノズル11a,11b
からの噴射湯流が、その量、噴射力、及び噴射方向を変
えながら各食器13a〜13aをまんべんなくすみずみまで行
き亘る。このため、t=Ta〜Tcにて落とせなかった汚れ
が確実に除去され得る。
また、インバータ50の周波数変換作用のために、商用電
源が50(Hz)又は60(Hz)であっても、これによる制限
を何等受けることなく、上述のような電動機14aの回転
数、即ち、各洗浄ノズル11a,11bからの噴射湯流の所望
の制御を確保できる。また、インバータ50の採用によ
り、電動機14aの各入力線の回転方向を考慮した接続は
全く不必要となるとともに洗浄ポンプ14の逆転防止も不
要となる。
上述のような洗浄の終了後、第1インバータ制御ルーテ
ィン65において、マイクロコンピュータ40が、t=Teか
らt=Tfにかけて、前記第1制御データの曲線L2に基き
f=60にて出力信号を発生する。すると、インバータ50
が、同出力信号に基き、f=60をもつ三相の交流電力に
より電動機15aの回転数を制御する。ついで、すすぎポ
ンプ15が、このように制御される電動機15aの回転数に
応じた量にて、給湯源16からの湯を汲出し各配管P5
P4,P3を通して両すすぎノズル12a,12bに圧送し、これ
ら両すすぎノズル12a,12bが回動しながら前記すすぎ湯
を噴射湯流として各食器13a〜13aのすすぎが行なわれ
る。
(2)各食器13a〜13aが比較的軽い種類のものである場
合 上述のようにドアスイッチ20からの閉成信号の発生に併
わせてモード切換スイッチ30からモード切換信号を発生
させると、マイクロコンピュータ40が各ステップ62,63
にて順次「YES」と判別し、ステップ66にて、前記ROMか
ら前記第2制御データを読出してコンピュータプログラ
ムを第2インバータ制御ルーティン67に進める。
すると、マイクロコンピュータ40が、ステップ63での
「YES」との判別後、時間t=taからt=tdにかけて、
前記第2制御データの曲線l1に基き時間tの経過に伴い
特定される出力周波数にて出力信号を発生する。しかし
て、インバータ50が、マイクロコンピュータ40からの出
力信号に基き、時間tの経過に応じ、同出力信号の周波
数fをもつ三相の交流電力により電動機14aの回転数を
制御する。ついで、洗浄ポンプ14が、このように洗浄さ
れる電動機14aの回転数に応じた量にて、洗浄湯タンク1
0a内の洗浄湯を汲出し両配管P1,P2を通して両洗浄ノズ
ル11a,11bに圧送し、これら両洗浄ノズル11a,11bが回動
しながら前記洗浄湯を噴射湯流として各食器13a〜13aに
向けて噴射する。これにより、各食器13a〜13aの洗浄が
行なわれる。
換言すれば、各食器13a〜13aが軽い場合には、電動機14
aの回転数が曲線l1に基き低目に制御されて各洗浄ノズ
ル11a,11bからの噴射湯流の量が少な目(即ち、その噴
射圧が低目)に制御される。従って、各食器13a〜13a
が、前記各噴射湯流の低目の噴射圧のために、軽い自重
にもかかわらず安定した状態で洗浄されるので、各食器
13a〜13aがグラスのように破損し易いものであっても、
吹き飛んだりひっくり返ったりすることなく、何等損傷
を伴なわずして洗浄し得て経済的である。
また、このような洗浄過程においては、出力周波数fが
t=taからt=tbにかけて曲線l1の直線状の立上り部分
に沿い時間tに比例して増大するので、電動機14aの回
転数、洗浄ポンプ14の洗浄湯の汲出量及び各洗浄ノズル
11a,11bの各噴射湯流の噴射量も零からf=50に相当す
る値にかけて順次増大する。換言すれば、洗浄室10内へ
の各洗浄湯流の噴射量が瞬時にf=50に相当する値にな
ることがないので、各洗浄ノズル11a,11bに対する各噴
射湯流の噴射圧が急増することがなく、その結果、各洗
浄ノズル11a,11bの回動機構部分に異常な衝撃力が加わ
ることがない。また、上述のように洗浄室10内への各噴
射湯流の噴射量が徐々に増大するので、同洗浄室10内に
異音を招くこともない。
また、t=tc〜t=tdにおいては、出力周波数fが第6
図に示すように曲線l1に追随して変動するので、電動機
14aの回転数、洗浄ポンプ14の洗浄湯の汲出量及び各洗
浄ノズル11a,11bの各噴射湯流の噴射量、噴射圧及び噴
射角も同様に変動する。従って、各洗浄ノズル11a,11b
から噴射湯流が、その量、噴射力、及び噴射方向を変え
ながら各食器13a〜13aをまんべんなくすみずみまで行き
亘る。このため、t=tb〜tcにて落とせなかった汚れが
確実に除去され得る。その他の洗浄時の効果は、各食器
13a〜13aが重いときと同様である。なお、第2インバー
タ制御ルーティン67における曲線l2に基くすすぎ制御
は、曲線L2に基く場合と実質的に同様である。
なお、本考案の実施にあたり、第5図及び第6図に示す
第1及び第2の制御データにおいて、各曲線L1,L2
l1,l2を、出力周波数fに代えて、この出力周波数fに
相当する各ノズル11a,11b,12a,12bの噴射湯流の量でも
って時間tとの関係で特定するようにすれば、インバー
タ50に代えて、適宜な駆動回路を採用しても、各食器の
重さに応じた洗浄すすぎ制御及びその作用効果を前記実
施例と実質的に同様に達成できる。なお、各電動機14a,
15aは必要に応じて直流電動機その他適切な種類のもの
に変更する。
また、本考案の実施にあたっては、各曲線L1,l1(第5
図及び第6図参照)におけるTa≦t≦Tb及びta≦t≦tb
の範囲での勾配は必要に応じ適宜変更して実施してもよ
い。また、各曲線L1,l2のTc≦t≦Td及びtc≦t≦tdの
範囲での変動回転数及び変動幅は必要に応じ適宜変更し
て実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は実用新案登録請求の範囲第1項の記載に対する
対応図、第2図は食器洗浄機の概略断面図、第3図は同
食器洗浄機のための本考案に係る制御装置のブロック
図、第4図は第3図のマイクロコンピュータの作用を示
すフローチャート、第5図は第1制御データを示すグラ
フ、及び第6図は第2制御データを示すグラフである。 符号の説明 10……洗浄室、10a……洗浄室、11a,11b……洗浄ノズ
ル、13a……食器、14……洗浄ポンプ、14a……電動機、
40……マイクロコンピュータ、50……インバータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 陶山 富夫 愛知県豊明市栄町南館3番の16 星崎電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−155230(JP,A) 特開 昭64−5519(JP,A) 特開 昭64−22232(JP,A) 実開 昭53−108774(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機と、この電動機により駆動されて同
    電動機の回転数に応じた量にて洗浄湯タンク内の洗浄湯
    を汲出す洗浄ポンプと、洗浄室内に配設されて前記洗浄
    ポンプからの洗浄湯を噴射湯流として食器に向けて噴射
    する洗浄ノズルとを備えて、前記噴射湯流により前記食
    器を洗浄するようにした食器洗浄機において、 洗浄開始から時間の経過にしたがって徐々に増加する回
    転数を表すとともに所定時間の経過後に所定の回転数を
    表し続けるデータを記憶した記憶手段と、 前記記憶されたデータに基づいて前記電動機の回転数を
    洗浄開始からの時間経過にしたがって同データにより表
    された回転数に制御する制御手段とを設けるようにした
    ことを特徴とする食器洗浄機のための制御装置。
  2. 【請求項2】電動機と、この電動機により駆動されて同
    電動機の回転数に応じた量にて洗浄湯タンク内の洗浄湯
    を汲出す洗浄ポンプと、洗浄室内に配設されて前記洗浄
    ポンプからの洗浄湯を噴射湯流として食器に向けて噴射
    する洗浄ノズルとを備えて、前記噴射湯流により前記食
    器を洗浄するようにした食器洗浄機において、 洗浄開始から時間の経過にしたがって徐々に増加する回
    転数を表し、所定時間の経過後に所定の回転数を表し続
    けるとともに少なくとも1回だけ時間経過にしたがって
    増減する回転数を表すデータを記憶した記憶手段と、 前記記憶されたデータに基づいて前記電動機の回転数を
    洗浄開始からの時間経過にしたがって同データにより表
    された回転数に制御する制御手段とを設けるようにした
    ことを特徴とする食器洗浄機のための制御装置。
JP1989011035U 1989-01-25 1989-02-01 食器洗浄機のための制御装置 Expired - Lifetime JPH0722198Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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