JPH0722198U - 管体用防食リング - Google Patents

管体用防食リング

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JPH0722198U
JPH0722198U JP5208093U JP5208093U JPH0722198U JP H0722198 U JPH0722198 U JP H0722198U JP 5208093 U JP5208093 U JP 5208093U JP 5208093 U JP5208093 U JP 5208093U JP H0722198 U JPH0722198 U JP H0722198U
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JP
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ring
anticorrosion
pipe
rubber
tubular body
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Application number
JP5208093U
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English (en)
Inventor
英重 本間
Original Assignee
株式会社スイケンテクノロジー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管体の防食処理を簡易に施せるようにして、
一連の配管等の作業の効率化に寄与することを目的とす
る。 【構成】 管体6の端部に外嵌可能なリング本体2に、
該リング本体2を前記管体6に外嵌着した際に、該管体
6の先端面に対向する内向突片3が設けられ且つ該内向
突片3の対向面には、前記管体6の先端面に接着される
ゴム系接着剤4が設けられてなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管体用防食リング、さらに詳しくは管体の端部の防食処理が良好に 図れる防食リングに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の如く、この種管体はその使用に際して適宜所望の寸法に切断されるが、 かかる切断面には錆等の腐食が生じ易く、このため従来に於いては切断面に例え ば速乾性の塗料を塗着することにより、その防食処理が図られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の塗料による防食手段にあっては、速乾性の塗料とい えどもその乾燥には数時間を要し、乾燥するまでの間は管体を使用することがで きないため、これが現場等に於ける一連の作業を遅延化せしめる一因になってい たのである。
【0004】 それ故に、本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたものであり、 管体の防食処理を簡易に施せるようにして、一連の配管等の作業の効率化に寄与 することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
即ち、上記課題を解決するために、本考案は管体6の端部に外嵌可能なリング 本体2に、該リング本体2を前記管体6に外嵌着した際に、該管体6の先端面に 対向する内向突片3が設けられ且つ該内向突片3の対向面には、前記管体6の先 端面に接着されるゴム系接着剤4が設けられてなる管体用防食リングである。
【0006】
【作用】
従って、上記構成を特徴とする防食リングにあっては、内向突片3の対向面に 設けたゴム系接着剤4が管体6の先端面に接着されるように、リング本体2を管 体6に外嵌着せしめれば、該管体6の先端面がゴム系接着剤4で被覆されて、そ の防食が図れることとなる。
【0007】 その後、この管体6を継手等を介して間接的に或いは他の管体に直接接続して 配管を行えばよい。
【0008】
【実施例】
以下、本考案に係る防食リングの一実施例を図面に従って説明する。
【0009】 図1に於いて、1はステンレスや合成樹脂等からなる薄肉状の防食リングを示 し、該防食リング1は管体の端部に外嵌可能で且つ先端部側程内側に傾斜するリ ング本体2と、該リング本体2の一端部内周縁に内向きに折曲形成された内向突 片3とからなる。
【0010】 4は後述するように防食リング1を管体に外嵌着した際に、その先端面に対向 する内向突片3の対向面に設けられたゴム系接着剤で、該ゴム系接着剤4の表面 には離型材5が貼着されている。
【0011】 本実施例は以上のような構成からなり、次にこれを使用して例えばダクタイル 管等の如き管体6の端部に防食処理を施す場合について説明するが、かかる管体 6の内周面にはモルタルライニング又は粉体塗装7が施されている。
【0012】 先ず、図2に示すように防食リング1のゴム系接着剤4から離型材5を剥がし た後、所定長さに切断した管体6の切断面たる先端面に、前記ゴム系接着剤4が 接着されるように、リング本体2を管体6の端部に外嵌着すればよく、このよう にして装着された防食リング1は、ゴム系接着剤4の接着力とリング本体2の内 向押圧力により、不用意に管体6から離脱することはない。
【0013】 また、管体6の先端面はゴム系接着剤4により被覆されて、その防食が図られ ると共に、先端面に多少の凹凸を有して管体6が切断されても、かかる凹凸は柔 軟性を有するゴム系接着剤4により吸収されるため、先端面の防食処理に支障を 与えることはなく、しかも防食リング1により管体6の端部が保護されることと なる。
【0014】 また、かかる防食リング1の装着は非常に簡易に行えるために、作業者に負担 をかけることもなく、且つ装着後直ちに配管等として使用することができて、現 場等に於ける一連の作業の効率化に大いに寄与しうるのである。
【0015】 次に、この管体6を他の管体8に接続する場合は、例えば図3のように他の管 体8の一端側に挿入して、管体6の外周面と他の管体8の内周面間のシール用パ ッキン9を装着すると共に、他の管体8のフランジ10に螺着したボルト11を管体 6に嵌挿した環状体12の貫通孔13に挿通し、これにナット14を締着すれば、環状 体12の内周面に設けた内向押圧片15により前記パッキン9が押圧されて、両管体 6,8がシールされた状態で接続されることとなる。
【0016】 而して、本実施例に係る防食リング1は管体6の外径を基準として形成したリ ング本体2を該管体6に外嵌着するものであるため、モルタルライニングや粉体 塗装7の厚み等の変更による影響を受けることなく適用することができ、且つ管 体6の通水口径を狭めるという不都合を生ぜしめることもない。
【0017】 また、防食リング1は極めて簡易な構成からなるために、その製作も容易に安 価に行えるという利点もある。
【0018】 尚、上記実施例に於いては、リング本体2を先端部側程内側に傾斜するように 構成してなるが、例えば図4(イ) のように傾斜させずに水平に形成したり、同図 (ロ) の如く先端部側程外向きに傾斜するように形成することも可能であり、リン グ本体2は管体6の端部形状に応じて任意に変更可能である。
【0019】 また、ゴム系接着剤4は必ずしも上記実施例の如く内向突片3の対向面全面に 設ける必要はなく、図5の如く一部に若干厚めに設けてもよい他、図6のように ゴム系接着剤4をOリング形状に形成しても構わない。要は、防食リング1を管 体6に外嵌着した際に、該管体6の先端面がゴム系接着剤4により被覆されるよ うに接着可能に構成されればよい。尚、図5及び図6の(イ) はリング本体2が先 端部側程内側に傾斜させたもの、(ロ) は水平に形成したもの、(ハ) は先端部側程 外側に傾斜させたものを夫々示している。
【0020】 さらに、防食用リング1は複数に分割して形成しても構わない。
【0021】
【考案の効果】
叙上の様に、本考案は防食リングの内向突片にゴム系接着剤が設けられてなる ために、管体の端部に防食リングのリング本体を外嵌着した際には、管体の先端 面に前記ゴム系接着剤が接着されて被覆されることとなり、かかる先端面の良好 な防食が図れると共に、管体の端部が保護されるという効果を奏する。
【0022】 また、かかる防食リングの装着は極めて簡易に行えるため、作業者に負担をか けることはなく、また防食処理後にすぐに配管等として管体を使用することがで きるため、塗料の塗着による防食処理後に該塗料の乾燥させるべく多大な時間を 要する従来のもののように、一連の配管等の作業を遅延化せしめることもなく、 その効率化に大いに寄与しうるという格別の効果を得るに至った。
【0023】 また、上述したように本考案に係る防食リングは全体の構成が非常に簡易であ るために、容易に且つ安価に製作できるという実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例を示し、(イ) は防食リン
グの半裁断面図、(ロ) は半裁正面図。
【図2】防食リングの取付状態を示す断面図。
【図3】ゴム系接着剤の他の実施例を示す要部拡大断面
図。
【図4】(イ) 及び(ロ) はゴム系接着剤の他の実施例を示
す要部拡大断面図。
【図5】(イ) 乃至(ハ) はゴム系接着剤の他の実施例を示
す要部拡大断面図。
【図6】(イ) 乃至(ハ) はゴム系接着剤の他の実施例を示
す要部拡大断面図。
【符号の説明】
2…リング本体 3…内向突片 4…ゴム系接着剤 6…管体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体(6) の端部に外嵌可能なリング本体
    (2) に、該リング本体(2) を前記管体(6) に外嵌着した
    際に、該管体(6) の先端面に対向する内向突片(3) が設
    けられ且つ該内向突片(3) の対向面には、前記管体(6)
    の先端面に接着されるゴム系接着剤(4) が設けられてな
    ることを特徴とする管体用防食リング。
  2. 【請求項2】 前記ゴム系接着剤(4) がOリング形状に
    形成されてなる請求項1記載の管体用防食リング。
  3. 【請求項3】 前記ゴム系接着剤(4) の表面に離型材
    (5) が貼着されてなる請求項1又は2に記載の管体用防
    食リング。
JP5208093U 1993-09-27 1993-09-27 管体用防食リング Pending JPH0722198U (ja)

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