JPH0755428Y2 - フランジ継手用ディスタンスピース - Google Patents

フランジ継手用ディスタンスピース

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JPH0755428Y2
JPH0755428Y2 JP1990082307U JP8230790U JPH0755428Y2 JP H0755428 Y2 JPH0755428 Y2 JP H0755428Y2 JP 1990082307 U JP1990082307 U JP 1990082307U JP 8230790 U JP8230790 U JP 8230790U JP H0755428 Y2 JPH0755428 Y2 JP H0755428Y2
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JP
Japan
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distance piece
flange
flanges
bolt
packing
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JP1990082307U
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JPH0439489U (ja
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和雄 浅田
元徳 大熨
幸治 山本
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Takenaka Corp
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Takenaka Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、天井内に吊り下げ支持される設備配
管等のフランジ継手に用いられるフランジ継手用ディス
タンスピースに関するものである。
〔従来の技術〕
相対向するフランジ間にパッキンを介装した状態で、当
該フランジを複数組のボルト・ナットで連結する場合、
各ボルトの締込み代が一定にならないと、例えば、ボル
ト・ナットの締め付け不足や締め付け不均衡(片締め)
があると、パッキンによるシール機能が不完全となっ
て、流体の漏洩事故に繋がることがあり、また、フラン
ジによるパッキンの過剰な締め付けはパッキンの劣化に
よるシール機能の早期逸失に繋がることから、前記フラ
ンジを適正圧で且つ均等に締め付けることが肝要であ
る。
このため、従来では、締め付けトルクを考慮しながら順
次対角線上のボルト・ナットを締め付けていたのである
が、感覚に頼っているため、締め付けトルクを均一にす
ることが非常に困難であって、連結作業に多大な時間が
かかる上に、作業性の悪い箇所に対してはトルク管理が
疎かになり易い欠点があった。
かかる不都合を解消するための技術が、実開昭60-85685
号公報によって提案されるに至っている。
この技術は、一対のフランジをパッキンを介して連結す
る際、当該パッキンが適正圧で締め付けられて圧縮され
た時の寸法に相当する厚みのディスタンスピースをフラ
ンジ面に接着しておき、当該ディスタンスピースでフラ
ンジ面間の寸法を規定させるものであって、上記の不都
合を一掃できるものとして期待されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、実際に使用してみると、施工面で次のような
不都合が見られたのである。
即ち、上記した技術は、ディスタンスピースを、当該デ
ィスタンスピースの一側面に塗布された接着剤を介し
て、フランジ面に接着させるものであるから、ディスタ
ンスピースをあまり早期にフランジに接着しておくと、
連結以外の作業時に他物が当接してディスタンスピース
を剥離落下させてしまうことがある。そして、一旦、デ
ィスタンスピースが剥離落下すると、接着剤に異物が付
着して再処理が困難になるばかりか、付着した異物がデ
ィスタンスピースとフランジとの間に噛み込んだ状態に
なって、かえって上述した片締めの原因となることがあ
る。
従って、ディスタンスピースは、できるだけ遅い時期に
フランジ間に介装することが望ましいものであるが、接
着剤が塗布されている関係上、フランジ間にパッキンを
介装してフランジ同士をボルト・ナットで仮締めしてか
らでは、ディスタンスピースをフランジ間に挿入するこ
と自体が困難であり、このため、ディスタンスピースの
介装時期をギリギリまで遅くしたとしても、フランジ同
士の孔合わせやボルト・ナットによる仮締めは、ディス
タンスピースの接着後に行われることになり、孔合わせ
や仮締め作業時におけるディスタンスピースの剥離落下
を完全に回避することはできないのである。
また、ディスタンスピースの接着を忘れたままで、フラ
ンジをボルト・ナットで仮締めしてしまった場合、仮締
めしたボルト・ナットのばらし作業を余儀なくなれ、仮
締め作業そのものとその作業時間が無駄になるものであ
った。
本考案は、これらの点で改良された使いやすいディスタ
ンスピースを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案は、馬蹄形に湾曲
したディスタンスピース本体に、当該ディスタンスピー
ス本体をフランジ面間に差し込むための操作部材を連設
したものである。
〔作用〕
上記の特徴構成によれば、ボルト・ナットによりパッキ
ンを介してフランジを仮締めした後、操作部材を握り持
ってフランジ間にディスタンスピース本体を差し込み、
ディスタンスピース本体の湾曲内面部をボルトに当て付
けることにより、ディスタンスピース本体の位置をボル
トで規定し、この状態で、ボルト・ナットの増し締めを
行って、ディスタンスピースを強圧させることができ、
これによって、パッキン締め付けの過不足ならびに片締
めを防止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はフランジ接合部の構造を分解して示したもの
で、1,1は端部にフランジ2を溶接等の手段により固着
した所定長さの配管である。前記フランジ2には、周方
向に等間隔置きに複数個(図面上では6個)のボルト挿
通孔aが形成されている。3はフランジ2,2面間に介装
されるパッキンで、前記ボルト挿通孔aにかからない外
径寸法を有する。
4,5は前記パッキン3を介してフランジ2,2を連結するボ
ルトとナット、6はフランジ2,2面間の寸法を規定する
ためのディスタンスピースで、ボルト4・ナット5によ
るフランジ2,2の仮締め連結後において、周方向に適宜
間隔を隔ててフランジ2,2面間に介装される。
このディスタンスピース6の一実施例を第2図に示す。
このディスタンスピース6は、金属板を馬蹄形に曲げて
ディスタンスピース本体7を形成すると共に、このディ
スタンスピース本体7をフランジ2,2面間に差し込むた
めの、細い針金状の操作部材8を当該ディスタンスピー
ス本体7の一端部に連設して成るもので、前記ディスタ
ンスピース本体7の厚み寸法tは、フランジ2,2面間に
介装されるパッキン3の種類やサイズに応じて、当該パ
ッキン3が適正圧で締め付けられて圧縮された時の寸法
に相当する厚みに設定される。
上記の構成によれば、第3図に示すように、パッキン3
を介してフランジ2,2をボルト4・ナット5によって仮
締め連結した上で、前記操作部材8を握り持って当該フ
ランジ2,2面間にディスタンスピース本体7を差し込
み、これを第1図に示すように、1本置きのボルト4に
引っ掛けて、このボルト4にディスタンスピース6を預
け持たせるのである。この状態では、ディスタンスピー
ス本体7の湾曲内面部がボルト4に当接しているので、
各々のボルト4に対するディスタンスピース本体7の位
置関係が一定となり、ディスタンスピース7が所定の位
置に正確に配置されることになる。
そして、前記ディスタンスピース本体7を強圧するよう
に前記ボルト4・ナット5を増し締めすることで、第4
図に示すように、パッキン締め付けの過不足ならびにフ
ランジ2,2の片締め連結を防止した状態でフランジ2,2の
連結が達成される。
尚、前記ボルト4に預け持たせたディスタンスピース6
は、その自重によって操作部材8が下方になるように垂
下し、而して、下部側のボルト4に引っ掛けた操作部材
8の一部がフランジ周面から突出するが、これが邪魔で
あるなら、フランジ2,2面間に入り込ませるように折り
曲げたり、引きちぎったりすればよい。あるいは、狭隘
なフランジ2,2面間にディスタンスピース本体7を差し
込んだ状態では、摩擦力のために、前記操作部材8がフ
ランジ周面から突出したままになる場合もあり、この場
合、操作部材8を指でフランジ2,2面間に押し込んで、
ボルト4・ナット5を増し締めすればよい。
第5図はディスタンスピース6の別実施例を示す。この
ディスタンスピース6は、馬蹄形に湾曲したディスタン
スピース本体7の湾曲外面部に、当該ディスタンスピー
ス本体7をフランジ2,2面間に差し込むための操作部材
8を連設したものである。
このディスタンスピース6を使用した場合も、パッキン
3を介してフランジ2,2をボルト4・ナット5によって
仮締め連結した後、前記操作部材8を握り持って当該フ
ランジ2,2面間にディスタンスピース本体7を差し込む
ことができる。そして、当該ディスタンスピース本体7
の湾曲内面部をボルト4に当て付けて、ディスタンスピ
ース本体7を所定位置に正確に配置することができる。
尚、上部側のボルト4にディスタンスピース本体7の湾
曲内面部をあてつけたディスタンスピース6は、当該ボ
ルト4に預け持たせることができるが、下部側のボルト
4にディスタンスピース本体7の湾曲内面部をあてつけ
たディスタンスピース6は、ディスタンスピース本体7
の湾曲内面部が上向きになるので、操作部材8を握り持
ったまま、ボルト4・ナット5を増し締めすればよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のフランジ継手用ディスタ
ンスピースは、馬蹄形に湾曲したディスタンスピース本
体に、当該ディスタンスピース本体をフランジ面間に差
し込むための操作部材を連設したものであるから、この
ディスタンスピースを使用すれば、フランジ面間にパッ
キンを介装してフランジ同士を複数組のボルト・ナット
により仮締め連結した後、ディスタンスピース本体をフ
ランジ面間に差し込むことができ、しかも、ディスタン
スピース本体の湾曲内面部をボルトにあてつけることに
よってディスタンスピース本体を所定位置に正確に配置
させることができる。そして、この状態で、ボルト・ナ
ットの増し締めを行ってディスタンスピースを強圧させ
ることができのるで、各ボルトの締込み代が一定とな
り、パッキン締め付けの過不足ならびにフランジの片締
め連結を防止することができ、フランジにディスタンス
ピースを接着していた従来例のようなフランジ同士の孔
合わせや仮締め作業時におけるディスタンスピースの剥
離落下をなくすことができ、仮締め連結の作業時間を無
駄にするようなことがなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はフランジ接合部
の分解斜視図、第2図はディスタンスピースの斜視図、
第3図はフランジ接合部のフランジの仮締め連結状態を
示す断面図、第4図はフランジ接合部のフランジ増し締
め状態を示す断面図、第5図は別実施例のディスタンス
ピースの斜視図である。 2……フランジ、3……パッキン、6……ディスタンス
ピース、7……ディスタンスピース本体、8……操作部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のフランジを当該フランジ面間にパッ
    キンを介して連結する際に用いられるフランジ継手用デ
    ィスタンスピースであって、馬蹄形に湾曲したディスタ
    ンスピース本体に、当該ディスタンスピース本体をフラ
    ンジ面間に差し込むための操作部材を連設して成ること
    を特徴とするフランジ継手用ディスタンスピース。
JP1990082307U 1990-08-01 1990-08-01 フランジ継手用ディスタンスピース Expired - Lifetime JPH0755428Y2 (ja)

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JPH0439489U JPH0439489U (ja) 1992-04-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57134491U (ja) * 1981-02-16 1982-08-21
JPS638494U (ja) * 1986-07-03 1988-01-20

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