JPH0217265Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0217265Y2
JPH0217265Y2 JP18730085U JP18730085U JPH0217265Y2 JP H0217265 Y2 JPH0217265 Y2 JP H0217265Y2 JP 18730085 U JP18730085 U JP 18730085U JP 18730085 U JP18730085 U JP 18730085U JP H0217265 Y2 JPH0217265 Y2 JP H0217265Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
stainless steel
packing
washer
cylindrical ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18730085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6296189U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18730085U priority Critical patent/JPH0217265Y2/ja
Publication of JPS6296189U publication Critical patent/JPS6296189U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0217265Y2 publication Critical patent/JPH0217265Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints With Pressure Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 薄肉ステンレス鋼管を結合する喰込式管継手の
改良に係り、更に詳しくは喰込式管継手の組付け
部品を装着したままの状態で薄肉ステンレス鋼管
を挿入して結合することを可能とするものであ
る。
従来の技術と問題点 最近流体を移送する管として強度的に優れてお
り薄肉管で充分であり、温度の変化にも強く且つ
錆の発生する心配のない薄肉ステンレス鋼管が多
く使用されるようになつてきた。
一般に流体を移送する管路を形成するには管の
接合は不可欠であり、その接合方法として特開55
−47085(ステンレス鋼管用管継手)に開示されて
いる如く、袋ナツトを管継手本体に螺合締めつけ
ることによつて、管継手本体に装着されたパツキ
ンを押圧して接合管外面に密着せしめて密封する
と共に、袋ナツト或はリテーナの傾斜面で、予め
接合管に施した溝に装着したスナツプリングを、
接合管の外面に押圧させることにより引き抜き強
度を付与する管継手が多く使用されている。接合
管に大きな力が作用しても密着性はパツキンの作
用によつてそのまま保持され、又引抜け強度は接
合管に対するスナツプリングの作用により引抜け
強度を保持し得る等多くの利点を有している。
しかしながら、従来のこの種の管継手は第4図
に示すように、袋ナツト4の傾斜面或いは袋ナツ
ト4の傾斜面の損傷を防ぐために装着されるリテ
ーナ5の傾斜面でスナツプリング9を押圧するの
で、必要な傾斜面の長さを確保するために袋ナツ
ト4に相応の厚みと長さを必要とし、その分だけ
袋ナツト4が大きく重くなるために従つて管継手
の形状も大きく重くなり且つ価格も高くなうとい
う欠点を有する。
更に管継手は継手本体1にリテーナ5、パツキ
ン7とワツシヤ8及びスナツプリング9が装着さ
れ袋ナツト4で手締めにて仮締めの状態となつて
いる。配管工事の際工事現場にて上記装着された
管継手の袋ナツト4をはずしてリテーナ5、パツ
キン7、ワツシヤ8、及びスナツプリング9等を
一旦ばらして、挿入する薄肉ステンレス管20の
挿入端部寄りの定められた位置に袋ナツト4、リ
テーナ5、スナツプリング9、ワツシヤ8、及び
パツキン7を順次嵌挿する。
上記部品を嵌挿した管20を管継手本体1の内
周部に挿入して袋ナツト4を管継手本体1のおね
じ2に螺合させて、管継手本体側に移動させるこ
とによつてワツシヤ8を介してパツキン7を管継
手本体のパツキン収容部の傾斜面3と管20の外
周面とにより形成されるくさび状空間部に押圧し
て接続管20の外面に密着せしめて管を保持し接
続している。
このため管継手に装着されている組付部品を一
旦ばらして又組付装着するという手間がかかり煩
わしく作業能率が悪かつた。更にワツシヤ等の組
付け部品を粉失又は損傷したり、或は嵌挿する部
品の順序や向きを間違え又は部品の嵌挿を忘れた
りしてそのまま締付けて配管してしまう恐れがあ
り、全ての配管が完了したあとの通水テスト等で
それが発見されて配管のやり直しをせざるを得な
いなど多くの時間と費用を要する等の多くの問題
点があつた。
問題点を解決するための手段 上述の問題点を解決するために、管継手本体を
ばらさずにパツキン等の組付部品を装着したまま
の状態で接続管を管継手に挿入し結合できるよう
にすると共に、袋ナツトを小型簡略化して管継手
本体の小型軽量化を図るものである。
実施例 次に本考案の構成について実施例に基づいて説
明する。
円筒環6は第2図に示すように、ステンレス鋼
管の外周面にスムースに嵌挿される内周面13を
有する円環状をなし、一方の端部にはナツト4の
内側面10に接しパツキン7を押圧する鍔部11
と他方の端部にはワツシヤ8に当接する端部14
が、内周面にはスナツプリング9の収容部12a
とスナツプリング9を押圧する傾斜面12からな
り、ステンレス鋼により形成されている。
パツキン7は第3図に示すように、ステンレス
鋼管の外周面に嵌挿される内周面16を有する円
筒状をなし、外周面は管継手本体1のパツキン収
容部の傾斜面3と平行面3aとに嵌合する傾斜面
15と平行面15aと、円筒環6の鍔部11に当
接する垂直端面19を有し、内周面にワツシヤ8
に当接する垂直側面17が形成されている。
以上の構成からなる円筒環6に予めワツシヤ8
を介してパツキン7を嵌込み一体化されており、
円筒環6の傾斜面12とワツシヤ8とで形成され
るスナツプリング装着部にスナツプリング9が組
込まれている。
第1図に示すように、予め外周面にスナツプリ
ング9が挿入される溝21が形成された鋼管20
を、管継手本体1にパツキン7とワツシヤ8とが
嵌込まれてスナツプリング装着部にスナツプリン
グ9が組込まれた円筒環6が、袋ナツト4により
管継手本体1に手で仮締めの状態で組付けられて
いる管継手に挿入する。挿入後スナツプリング9
が管20の溝21に挿入したところで、袋ナツト
4を管継手本体側に締め付けることによりパツキ
ン7は円筒環6の鍔部11とワツシヤ8を介して
パツキン7の垂直端面19と垂直側面17の2個
所によつて押圧されることにより鋼管20の外周
面に、従来の1個所の端面にて押圧される場合に
比してより強い押圧力が付与されて、押圧力の不
足による密着不良の恐れは無く完全に密着し密封
保持されると共にスナツプリング9により引抜き
強度を保持し得る。
本考案の管継手を用いて薄肉ステンレス管
(JISG3448一般配管用ステンレス鋼鋼管の呼び
20Su)を結合したものについて、水圧試験と引
張に試験を行なつた。比較例として第4図に示す
従来の管継手を用いて結合したものを用いた。
(1) 水圧試験 接合された鋼管の両端を塞ぎ50Kgf/cm2の水圧
をかけた試験の結果、本考案品、従来品とも洩れ
その他の異常は全く認められず問題はなかつた。
(2) 引張り試験 接合された鋼管の両端をアムスラー万能試験機
により引抜き試験を行なつた結果、引抜き最高過
重について本考案品は1560Kgf/cm2と従来品と同
等であり、その他の異常は全く認められず問題は
なかつた。
効 果 配管工事において管継手のパツキン、ワツシ
ヤ、スナツプリング、円筒環の組付け部品を装着
したままで接合管を挿入することが可能となり、
配管工事が単純化され更に組付け部品の粉失や損
傷、組付けミス、組付け忘れ等の心配がなくなつ
て配管工事のやり直し等も皆無となり作業能率の
大幅な向上が図られた。
更に、袋ナツトにスナツプリングを押圧するた
めの傾斜面を設ける必要がなくなり、袋ナツトの
厚みを薄く且つ袋ナツトの長さを短くすることが
できて小型軽量化されて管継手の小型軽量化とコ
スト低減が図られた。
又パツキンが垂直端面と垂直側面の2個所によ
り押圧されることにより、強い押圧力が付与され
て優れた密着性が得られた。
以上のように配管工事の作業能率の向上と管継
手の小型軽量化、密着性の向上が図られたことに
より、配管コストの低傾と品質の向上が図られた
効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図、本考案の管継手により結合した要部断
面図、第2図、本考案の円筒環の断面図、第3
図、本考案のパツキンの断面図、第4図、従来の
管継手により結合した要部断面図。 1:管継手本体、4:袋ナツト、5:リテー
ナ、6:円筒環、7:パツキン、8:ワツシヤ、
9:スナツプリング、12:傾斜面、20:薄肉
ステンレス鋼管、21:溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 端部外面におねじ2が設けられ、その内面に
    はパツキン装着部の傾斜面3が設けられた管継
    手本体1と、管継手本体1のパツキン装着部に
    装着されるパツキン7とパツキン7に当接する
    ワツシヤ8と、薄肉ステンレス鋼管の溝21に
    嵌挿されるスナツプリング9と、管継手本体の
    おねじ2に螺合する袋ナツト4とからなる管継
    手において、薄肉ステンレス鋼管に嵌挿される
    内周面13を有し一方の端部には袋ナツト4の
    内側面10に接しパツキン7を押圧する鍔部1
    1と他方の端部にはワツシヤ8に当接する端面
    14と、内周面にはスナツプリング収容部12
    aとスナツプリング9を押圧する傾斜面12が
    形成されている円筒環6を設けることによつ
    て、管継手本体1に前記各部品を装着したまま
    で薄肉ステンレス鋼管20を挿入し結合するこ
    とができることを特徴とする薄肉ステンレス鋼
    管用管継手。 (2) 円筒環6にパツキン7とワツシヤ8が嵌め込
    まれて一体形となつており、更に円筒環6の傾
    斜面12とワツシヤ8とによつて設けられたス
    ナツプリング装着部12aにスナツプリング9
    が組込まれていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の薄肉ステンレス鋼管
    用管断手。 (3) パツキン7は外周面に管継手本体1のパツキ
    ン収容部の傾斜面3と平行面3aに嵌合する傾
    斜面15と平行面15aを有し、内周面は薄肉
    ステンレス鋼管20にスムースに嵌挿される内
    周面16と円筒環6の外形形状に合致する形状
    面18、円筒環の鍔部11に当接する垂直端面
    19とワツシヤ8に当接する垂直側面17が設
    けられ、円筒環6の鍔部11とワツシヤ8を介
    して垂直端面19と垂直側面17とにより押圧
    されることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の薄肉ステンレス鋼管用管継手。
JP18730085U 1985-12-06 1985-12-06 Expired JPH0217265Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18730085U JPH0217265Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18730085U JPH0217265Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6296189U JPS6296189U (ja) 1987-06-19
JPH0217265Y2 true JPH0217265Y2 (ja) 1990-05-14

Family

ID=31137655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18730085U Expired JPH0217265Y2 (ja) 1985-12-06 1985-12-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0217265Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234031A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 振動吸収可撓継手

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234031A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Maezawa Kyuso Industries Co Ltd 振動吸収可撓継手
JP4537224B2 (ja) * 2005-02-23 2010-09-01 前澤給装工業株式会社 振動吸収可撓継手

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6296189U (ja) 1987-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04266685A (ja) 管の耐圧結合用継手装置
EP1262702B1 (en) Method and structure for preventing slipping-off of a tube in a pipe joint made of resin
JPS62278397A (ja) 薄肉管用管継手
US5636876A (en) Fluid coupling assembly
JPH0217265Y2 (ja)
JP2552699Y2 (ja) 管継手用スラストリング
JP4102468B2 (ja) 管接続装置
JPH0262497A (ja) 管継手
JPH017908Y2 (ja)
JPS60544Y2 (ja) 水道管接合部における管の逸脱防止装置
JP4592879B2 (ja) シールワッシャーおよび該シールワッシャーを用いた継手
JPH0424231Y2 (ja)
JP3024761B1 (ja) 管体の継手構造
JPH0515674Y2 (ja)
JP4204337B2 (ja) 管継手方法
JP2702069B2 (ja) 銅管などの可塑性管の接手装置
JPH10288287A (ja) 管継手
JP3062049U (ja) 管継手
JPH09126365A (ja) 細径配管接続装置
JPH01126122A (ja) コルゲート管用の管継手構造
JPS6228033A (ja) 薄肉ステンレス鋼管の接続方法
JPS6383488A (ja) 管継手
JPH11108267A (ja) 管継手
JPH025176Y2 (ja)
JPH0731030Y2 (ja) 離脱防止機能を有する管継ぎ手