JPH07221424A - フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造 - Google Patents

フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造

Info

Publication number
JPH07221424A
JPH07221424A JP1453994A JP1453994A JPH07221424A JP H07221424 A JPH07221424 A JP H07221424A JP 1453994 A JP1453994 A JP 1453994A JP 1453994 A JP1453994 A JP 1453994A JP H07221424 A JPH07221424 A JP H07221424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
flexible wiring
jumper
jumper member
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1453994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2905384B2 (ja
Inventor
Masato Nishina
雅登 仁科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP6014539A priority Critical patent/JP2905384B2/ja
Publication of JPH07221424A publication Critical patent/JPH07221424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2905384B2 publication Critical patent/JP2905384B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/225Correcting or repairing of printed circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
    • H05K3/308Adaptations of leads

Landscapes

  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半田付けが容易で、ジャンパ部材をフレキシ
ブル配線板の表裏何れかからでも取付可能で、半田付け
部が剥がれにくいフレキシブル配線板へのジャンパ部材
取付構造を提供することを目的とする。 【構成】 フレキシブル配線板3は、その配線パターン
5におけるジャンパ部材の接続部7a, 7bにスリット2を
設けると共に、スリット2の近傍の絶縁被覆を剥離して
構成し、ジャンパ部材20側は、可撓性を有する薄板状導
電部材21を絶縁被覆26で覆い、両端部はスリット2に挿
入し易い形状にすると共に、両端部の絶縁被覆26の所要
部分を剥離して構成する。ジャンパ部材20はフレキシブ
ル配線板3に設けたスリット2に、フレキシブル配線板
3の表裏何方からでも挿入でき、挿入した状態で半田付
けをする。この結果、ジャンパ部材取付時の作業性が向
上すると共に、取付後の半田付けの剥離の危険性が低減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレキシブル配線板への
ジャンパ部材取付構造に関し、特に、可撓性を備えて折
り曲げ部にも対応できるフレキシブル配線板における配
線パターンを、ジャンパ部材を用いて結合する場合の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、各種メータや表示器が内蔵され
た計器盤のケースの背面側に折り曲げた状態で配線板を
取り付ける場合や、各種機器のケースの内部に配線板を
折り曲げた状態で取り付ける場合等には、可撓性を備え
たフレキシブル配線板が使用される。
【0003】フレキシブル配線板には従来のフェノール
樹脂等でできた強固な板状の配線板と同様に、複数の配
線パターンが形成されている。ところで、このような可
撓性を備えたフレキシブル配線板においても、離れた所
に位置する2本の配線パターンを結合する場合があり、
このような場合にはジャンパ部材を用いてこれら2本の
配線パターンを結合しなければならない。
【0004】図7は、実願平3−21649号 (実開平
4−117468号公報) において本出願人がすでに提
案したフレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造を
説明するものである。この提案のフレキシブル配線板へ
のジャンパ部材取付構造においては、可撓性を有する導
電部材が絶縁被覆されてジャンパ部材10が形成されて
おり、その両端の接続部10d,10d′の絶縁層が剥
離され、かつ、この接続部に接合用の穴部10e,10
e′が形成されている。一方のフレキシブル配線板3側
は、接続する必要がある配線パターン5の接続部7a,
7bが太く形成されており、この接続部7a,7bの絶
縁層は予め剥離されている。
【0005】ジャンパ部材10をフレキシブル配線板3
に取り付ける際は、フレキシブル配線板3の表面に接続
部7a,7bとジャンパ部材10の接続部10d,10
d′が一致するように重ね合わせ、前述の接合用穴部1
0e,10e′を介して半田付け接合が行われる。
【0006】図8はジャンパ部材10が取り付けられた
部位のフレキシブル配線板3の断面を示すものである。
図において、4はフレキシブル配線板3の可撓性ベース
部材、5は可撓性ベース部材4の上に形成された導電性
の配線パターン(印刷回路)、6は絶縁被覆層、8は半
田、10はジャンパ部材、10aはジャンパ部材10の
可撓性ベース部材、10bは導電体、10cは絶縁被覆
を示している。
【0007】前述のように構成されたフレキシブル配線
板へのジャンパ部材取付構造では、フレキシブル配線板
3の表面の接続部7a,7b(図7参照)にジャンパ部
材10の接続部10d,10d′が一致するように重ね
合わせられ、この状態で半田付けが実行されると、半田
8によってジャンパ部材10の接続部10d,10d′
と、フレキシブル配線板3の配線パターン5の絶縁剥離
部とが、ジャンパ部材10の接合用穴部10e,10
e′を通じて接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成されたフレキシブル配線板へのジャンパ部材
取付構造では、半田付け時にフレキシブル配線板3の上
でジャンパ部材10の位置が動き易く、半田付けがしに
くいという問題点がある。また、ジャンパ部材10とフ
レキシブル配線板3との半田付けはフレキシブル配線板
3の表面側でのみしか行うことができず、裏面側にジャ
ンパ部材10を取り付けたい場合にはジャンパ部材10
を取り付けることができなかった。更に、ジャンパ部材
10を取り付けたフレキシブル配線板3が、ジャンパ部
材10を外側にして折り曲げて使用された場合、ジャン
パ部材10に引張応力が印加されるので、半田付け部が
剥がれ易いという問題点もあった。
【0009】そこで本発明は、前述のフレキシブル配線
板へのジャンパ部材取付構造における課題を解消し、半
田付け時にフレキシブル配線板の上でジャンパ部材の位
置が正確に決まり、また、ジャンパ部材をフレキシブル
配線板の裏面側からも取り付けることができ、更に、ジ
ャンパ部材を取り付けたフレキシブル配線板の折り曲げ
時にもジャンパ部材の半田付け部が剥がれにくいフレキ
シブル配線板へのジャンパ部材取付構造を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、可撓性を有するフレキシブル配線板の複数の配線
パターン間を、ジャンパ部材を用いて短絡するジャンパ
部材の取付構造であって、端部に被接続部が形成された
導電部材より成るジャンパ部材と、複数の配線パターン
の少なくとも任意な2部位に設けられたスリットを備え
た接続部を有するフレキシブル配線板とから成り、前記
ジャンパ部材の被接続部を前記フレキシブル配線板の接
続部のスリットに挿入することにより、前記接続部と前
記被接続部とを隣接配置し、隣接する前記接続部と前記
被接続部とを接続手段により接続して成ることを特徴と
している。
【0011】前記フレキシブル配線板の接続部は、前記
スリットを介して外側接続部と内側接続部より構成され
ていても良い。また、前記ジャンパ部材としては、前記
被接続部を除いて絶縁被覆された形態、前記被接続部を
前記スリットに挿入する際の挿入長さを規定するストッ
パが設けられている形態、或いは、ジャンパ部材が帯状
導電体より構成されている形態とすることができる。更
に、前記フレキシブル配線板の接続部は、前記配線パタ
ーンの膨出部として形成されていても良い。
【0012】
【作用】本発明によれば、フレキシブル配線板の接続し
たい配線パターンに設けられたスリットに、ジャンパ部
材の両端部を差し込んで半田付けするだけで良いので、
ジャンパ部材の取り付けが容易であり、取り付け工数が
削減できる。また、ジャンパ部材はフレキシブル配線板
の表面側からと裏面側からのどちらからでもフレキシブ
ル配線板に取り付けることができるので、取り付けの自
由度が増す。更に、フレキシブル配線板を折り曲げる部
分にジャンパ部材が取り付けられる場合は、折り曲げる
部分の内側からジャンパ部材をフレキシブル配線板に取
り付けることにより、不要な引張力がジャンパ部材に作
用せず、ジャンパ部材がフレキシブル配線板から剥がれ
る恐れがなくなる。
【0013】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明のフレキシブル配線板へのジ
ャンパ部材取付構造一実施例の構成を示すものであり、
従来と同じ構成部材には同じ符号が付されている。従っ
て、図において3はフレキシブル配線板、5はフレキシ
ブル配線板3上に設けられた導電性の配線パターン、7
a,7bはフレキシブル配線板3の表面の接続部を示し
ている。
【0015】この実施例のフレキシブル配線板へのジャ
ンパ部材取付構造において、フレキシブル配線板3の接
続部7a,7bは、従来例同様に配線パターン5が膨出
されており、この膨出された接続部7a,7bは絶縁被
覆が剥離された状態となっていると共に、各接続部7
a,7bの略中央部には互いに略平行なスリット2が設
けられている。この部分の詳細な構造については後に詳
述する。
【0016】一方、フレキシブル配線板3の接続部7
a,7bに取り付けるこの実施例のジャンパ部材20
は、接続部7a,7bに設けられたスリット2の長さm
よりも短い幅nを備え、両端部に被接続部23a,23
bを設けた可撓性を有する薄板状導電部材21と、スリ
ット2の長さmよりも大きい幅Nを備えた絶縁部材22
とから構成されている。なお、フレキシブル配線板3の
配線パターン5に絶縁処理が施されている場合は、ジャ
ンパ部材20の絶縁部材22は不必要とされる場合もあ
る。そして、薄板状導電部材21の両端部に形成された
被接続部23a,23bはスリット2に挿入し易いよう
に円弧状、或いは先細形状になっている。この薄板状導
電部材21の両端部の詳細な構造についても、後に詳述
する。
【0017】そして、フレキシブル配線板3の接続部7
a,7bにそれぞれ設けられたスリット2の間隔をMと
した時に、ジャンパ部材20側の絶縁部材22の全長L
は、接続部7a,7bにそれぞれ設けられたスリット2
の間隔Mと等しいか、或いは僅かに短くなっている。
【0018】次に、図2を用いてフレキシブル配線板3
の接続部7bの構造について詳しく説明する。接続部7
aの構造は接続部7bの構造と全く同じであるので、そ
の説明を省略する。
【0019】図2はフレキシブル配線板3の接続部7b
の組立斜視図であり、接続部7bを拡大して示してあ
る。図2において、4はフレキシブル配線板3の可撓性
ベース部材を示している。この可撓性ベース部材4の上
には所要箇所に銅箔等の配線パターン5が設けられてお
り、配線パターン5のパターン幅が広げられた膨出部5
Aに接続部7b(二点鎖線で示す)が設けられている。
そして、この接続部7bの中央近傍には配線パターン5
と可撓性ベース部材4とを貫通して裏面側に通じるスリ
ット2が設けられており、前述の接続部7bはこのスリ
ット2によって外側接続部7boと内側接続部7biに
分けられている。このスリット2の溝幅は後述するジャ
ンパ部材20の肉厚以下に形成される。そして、このス
リット2の両端部にはスリット2の溝幅よりも直径の大
きな貫通孔2Aがそれぞれ設けられている。この貫通孔
2Aは、スリット2内にジャンパ部材20が挿入された
時にスリット2の変形を助けると共に、ジャンパ部材2
0の挿入によるスリット2の変形により、スリット以外
の部分にクラック(亀裂)が発生するのを防止してい
る。
【0020】一方、配線パターン5が形成された可撓性
ベース部材4の表面は、配線パターン5の短絡を防止す
るために絶縁被覆層6で覆われるが、接続部7bのスリ
ット2の近傍には絶縁皮膜層6は形成されず、未処理部
6Aとなっている。この未処理部6Aの位置は、フレキ
シブル配線板3のスリット2の周囲に二点鎖線で示した
接続部2bと同じ位置であり、この未処理部6Aによ
り、接続部7bは配線パターン5が露出することにな
る。
【0021】なお、ジャンパ部材20に絶縁処理が施さ
れている場合には、前述の絶縁皮膜層6は形成されない
こともある。
【0022】図3(a) は図1に示したジャンパ部材20
の一方の端部の一実施例の構成を拡大して示すものであ
る。ジャンパ部材20の他方の端部の構成も同じである
ので、ここではジャンパ部材20の一方の端部の構成に
ついてのみ説明する。
【0023】ジャンパ部材20は、フレキシブル配線板
3と同様に、可撓性ベース部材24の上に薄板状導電部
材21を構成する薄板状の導電パターン23が形成され
たものであり、この導電パターン23の被接続部23
a,(23b)の幅は、フレキシブル配線板3側に設け
られたスリット2の長さmよりも短くなっている。ま
た、このジャンパ部材20の被接続部23aに重なる可
撓性ベース部材24の端部24aは、その幅が導電パタ
ーン23の被接続部23aと同じになっており、導電パ
ターン23と共にスリット2内に挿入されるようになっ
ている。そして、図1で説明した絶縁部材22の全長L
に相当する部分の可撓性ベース部材24はその幅が導電
パターン23の両端部における可撓性ベース部材24の
幅よりも大きく形成されている。
【0024】一方、可撓性ベース部材24の上に積層さ
れる絶縁被覆26は、ジャンパ部材20の被接続部23
aには形成されず、ジャンパ部材20の被接続部23a
では、導電パターン23が露出している。この絶縁被覆
26が形成されない部分は、可撓性ベース部材24の端
部24aに対応する部分のみに止まらず、可撓性ベース
部材24の幅の広い部分にも連続して設けられる。ここ
では、可撓性ベース部材24の幅の広い部分に設けられ
る絶縁被覆26の非形成部によって露出する導電パター
ン23を内側被接続部23iと呼ぶことにする。
【0025】図3(b) は図3(a) で説明したジャンパ部
材20の変形例を示すものであり、可撓性ベース部材2
4の端部24aに、導電パターン23の被接続部23a
を貫く貫通孔25を設けた例である。この貫通孔25
は、ジャンパ部材20を半田付けする場合に、半田をこ
の貫通孔25を通じてフレキシブル配線板3上の配線パ
ターン5に届かせて両者を半田付けするためのものであ
る。他の構成部材については図3(a) のジャンパ部材2
0と同じであるので、同じ部材には同じ符号を付してそ
の説明を省略する。
【0026】以上のように構成された実施例のジャンパ
部材20は、フレキシブル配線板3の接続部7a,7b
に対して、フレキシブル配線板3の表面側からでも、ま
た、裏面側からでも取り付けることができる。
【0027】図4はジャンパ部材20をフレキシブル配
線板3の表面側から取り付ける場合の構造を示すもので
あり、図4(a) はジャンパ部材20が取り付けられたフ
レキシブル配線板3の要部の斜視図、図4(b) は図4
(a) の部位の平面図、図4(c)は図4(a) の線X−X線
における断面図である。
【0028】このように、ジャンパ部材20をフレキシ
ブル配線板3の表面側から取り付ける場合は、ジャンパ
部材20の被接続部がスリット2に挿入された状態で、
スリット2の外側に設けられた外側接続部7boと、ジ
ャンパ部材20の可撓性ベース部材24の幅が広い部分
に設けられた絶縁皮膜の非形成部による導電パターン2
3の内側被接続部23iとが図4(a) に示すように対向
する。
【0029】よって、この対向する外側接続部7boと
導電パターンの内側被接続部23iとを図4(b) ,(c)
に示すように半田8によって半田付けすれば、離れた部
位にある配線パターンをジャンパ部材20によって連絡
することができる。
【0030】図5はジャンパ部材20をフレキシブル配
線板3の裏面側から取り付ける場合の構造を示すもので
あり、図5(a) はジャンパ部材20が取り付けられたフ
レキシブル配線板3の要部の斜視図、図5(b) は図5
(a) の部位の平面図、図5(c)は図5(a) の線Y−Y線
における断面図である。
【0031】このように、ジャンパ部材20をフレキシ
ブル配線板3の裏面側から取り付ける場合は、ジャンパ
部材20の被接続部がスリット2に挿入された状態で、
スリット2の内側に設けられた内側接続部7biと、ジ
ャンパ部材20の導電パターンの被接続部23aとが図
5(a) に示すように対向する。よって、この対向部分を
図5(b) ,(c) に示すように半田8によって半田付けす
れば、離れた部位にある配線パターンをジャンパ部材2
0によって連絡することができる。
【0032】なお、以上説明した実施例のジャンパ部材
20においては、図1に示すようにジャンパ部材20の
両端にある被接続部のみの幅nがフレキシブル配線板3
側に設けられたスリット2の長さmよりも短くなってお
り、被接続部以外の絶縁部材22の幅Nは広くなってい
て、その境界部が段部22aとなっている。よって、こ
のジャンパ部材20の被接続部をそれぞれスリット2に
挿入する際には、この幅広の絶縁部材22がスリット2
には挿入されず、段部22aがジャンパ部材20をフレ
キシブル配線板3に取り付ける際のストッパとなるの
で、ジャンパ部材20のフレキシブル配線板3への取り
付けが容易になる。また、ジャンパ部材20をフレキシ
ブル配線板3のスリット2に挿入した状態では、この段
部22aによってジャンパ部材20がスリット2から外
れる恐れがないので、半田付け作業が楽になる。
【0033】更に、図6(b) に示すように、従来はジャ
ンパ部材10を取り付けたフレキシブル配線板3が、ジ
ャンパ部材10を外側にして折り曲げて使用された場
合、ジャンパ部材10に引張応力が印加されるので、半
田付け部8が剥がれ易いという問題点があったが、本発
明では、このような場合に、図5(a) 〜(c) に示した実
施例のようにジャンパ部材20をフレキシブル配線板3
の裏面側から取り付けるようにすれば、図6(a) に示す
ように、折り曲げ部においてジャンパ部材20がフレキ
シブル配線板3の内側になるので、ジャンパ部材20の
反力はフレキシブル配線板3によって押さえ込まれるこ
とになり、半田付け部8に加わる応力も非常に小さくな
り、半田付け部が外れ難くなる。
【0034】上述した実施例においてバャンパ部材20
は、図1に示すように形成して、フレキシブル配線板3
上の2ケ所の配線パターン5を相互に結合することがで
きるようになっているが、ジャンパ部材20はこの形状
に限定されることなく、例えば三つ又状に形成して、フ
レキシブル配線板上の3ケ所の配線パターンを相互に結
合するようにしても良いのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジャンパ部材の両端に設けられた被接続部をフレキシブ
ル配線板の配線パターン上に設けたスリットに差し込ん
で半田付けして短絡するようにしたので、半田付け時に
フレキシブル配線板上でジャンパ部材の位置が動き難
く、半田付けがし易い。また、ジャンパ部材とフレキシ
ブル配線板との半田付けはフレキシブル配線板の表裏ど
ちらの側でも行うことができるので、ジャンパ部材の使
用範囲が広がると共に、ジャンパ部材を取り付けるフレ
キシブル配線板が折り曲げて使用される場合でも、折り
曲げに合わせてジャンパ部材の取り付け面を半田付け部
が剥がれ難い面側にすることができ、ジャンパ部材の半
田付けが剥がれ難くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフレキシブル配線板へのジャンパ部材
取付構造の一実施例を示す組み立て斜視図である。
【図2】図1のフレキシブル配線板のジャンパ部材接続
部の構成を示す拡大組立斜視図である。
【図3】(a) は図1のジャンパ部材の一端部の構成を示
す拡大斜視図、(b) は(a) の変形実施例の構成を示す拡
大斜視図である。
【図4】本発明のジャンパ部材をフレキシブル配線板の
表面側から取り付ける場合の構造を示すものであり、
(a) はジャンパ部材が取り付けられたフレキシブル配線
板の要部の斜視図、(b) は(a) の部位の平面図、(c) は
(a) の線X−X線における断面図である。
【図5】本発明のジャンパ部材をフレキシブル配線板の
裏面側から取り付ける場合の構造を示すものであり、
(a) はジャンパ部材が取り付けられたフレキシブル配線
板の要部の斜視図、(b) は(a) の部位の平面図、(c) は
(a) の線X−X線における断面図である。
【図6】(a) はフレキシブル配線板の折り曲げ部にジャ
ンパ部材が取り付けられる場合の本発明のフレキシブル
配線板へのジャンパ部材取付構造、(b) はフレキシブル
配線板の折り曲げ部にジャンパ部材が取り付けられる場
合の従来のフレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構
造である。
【図7】従来のフレキシブル配線板へのジャンパ部材取
付構造を説明する組立斜視図である。
【図8】図7のフレキシブル配線板にジャンパ部材が取
り付けられた状態のZ−Z線における拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 スリット 3 フレキシブル配線板 5 フレキシブル配線板上の導電性の配線パターン 6A 未処理部 7a,7b フレキシブル配線板表面の接続部 7bi 内側接続部 7bo 外側接続部 20 本発明のジャンパ部材 21 薄板状導電部材 22 絶縁部材 22a 段部 23 導電パターン 23a,23b 導電パターンの両端にある被接続部 23i 内側被接続部 26 絶縁被覆

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するフレキシブル配線板の複
    数の配線パターン間を、ジャンパ部材を用いて短絡する
    ジャンパ部材の取付構造であって、 端部に被接続部が形成された導電部材より成るジャンパ
    部材と、 複数の配線パターンの少なくとも任意な2部位に設けら
    れたスリットを備えた接続部を有するフレキシブル配線
    板とから成り、 前記ジャンパ部材の被接続部を前記フレキシブル配線板
    の接続部のスリットに挿入することにより、前記接続部
    と前記被接続部とを隣接配置し、 隣接する前記接続部と前記被接続部とを接続手段により
    接続して成ることを特徴とするフレキシブル配線板への
    ジャンパ部材取付構造。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル配線板の接続部が、前
    記スリットを介して外側接続部と内側接続部より構成さ
    れることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル配
    線板へのジャンパ部材取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ジャンパ部材が、前記被接続部を除
    いて絶縁被覆されていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のフレキシブル配線板へのジャンパ部材取付
    構造。
  4. 【請求項4】 前記ジャンパ部材に、前記被接続部を前
    記スリットに挿入する際の挿入長さを規定するストッパ
    が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何
    れか1項に記載のフレキシブル配線板へのジャンパ部材
    取付構造。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル配線板の接続部が、前
    記配線パターンの膨出部として形成されていることを特
    徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のフレキシ
    ブル配線板へのジャンパ部材取付構造。
  6. 【請求項6】 前記ジャンパ部材が帯状導電体より構成
    されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1
    項に記載のフレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構
    造。
JP6014539A 1994-02-08 1994-02-08 フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造 Expired - Lifetime JP2905384B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6014539A JP2905384B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6014539A JP2905384B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07221424A true JPH07221424A (ja) 1995-08-18
JP2905384B2 JP2905384B2 (ja) 1999-06-14

Family

ID=11863963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6014539A Expired - Lifetime JP2905384B2 (ja) 1994-02-08 1994-02-08 フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2905384B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064038A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 北川工業株式会社 ジャンパー部材、及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018064038A (ja) * 2016-10-13 2018-04-19 北川工業株式会社 ジャンパー部材、及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2905384B2 (ja) 1999-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2752285B2 (ja) プリント配線板
JP3427011B2 (ja) 可撓性多層回路基板の製造法
JPH10135596A (ja) フレキシブルプリント基板
JPH07221424A (ja) フレキシブル配線板へのジャンパ部材取付構造
JP2000165034A (ja) フレキシブルプリント配線板及びその接続方法
JPH07193370A (ja) フレックスリジッドプリント基板及びその製造方法
JPH0918108A (ja) フレキシブルプリント基板の接続構造
JP2008130760A (ja) フレキシブルプリント基板
EP0926934A2 (en) Method and device for connecting FPCs
JP4838034B2 (ja) プリント配線基板およびその製造方法
JPH1075022A (ja) 回路基板
JPH0590748A (ja) 基板の接続方法
JP3704651B2 (ja) プリント配線板及びその製造方法
JP3599487B2 (ja) フレキシブルプリント基板
JP2000196210A (ja) フレキシブル基板
JP2006165079A (ja) フレキシブルプリント基板
JP2005063744A (ja) フラットケーブル
JPH0423494A (ja) フレキシブルプリント配線板
JP4443105B2 (ja) フライングテール付き多層基板及び多層積層体の製造方法
JPH08236875A (ja) 電気回路基板
JPS59211295A (ja) 無半田接続プリント配線板
JP2546989Y2 (ja) 無配線回路基板
JPH07211368A (ja) スルーホールを有するフレキシブルケーブル
JPH01286490A (ja) 柔軟導電材とプリント配線との接続構造
JPH062222Y2 (ja) 多重基板回路モジュール