JPH0721623B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0721623B2
JPH0721623B2 JP19355987A JP19355987A JPH0721623B2 JP H0721623 B2 JPH0721623 B2 JP H0721623B2 JP 19355987 A JP19355987 A JP 19355987A JP 19355987 A JP19355987 A JP 19355987A JP H0721623 B2 JPH0721623 B2 JP H0721623B2
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料を使用し、写
真処理によって像を形成する画像形成装置に関する。
【従来の技術】
近年、カラー複写に対する要望が高くなってきており、
カラー電子複写機が発売されているが、画質において不
十分であり、カラー複写に対する要望を十分に満足させ
ているとは言えない。 また、ハロゲン化銀感光材料を用いるカラー複写機も提
案され、発売されている。 ハロゲン化銀感光材料を用いたカラー複写は画質におい
て優れているのみでなく、次のような利点がある。即
ち、白色紙に像を形成する反射型複写のみでなく、透明
フィルムに像を形成し、透過光で画像を見る透明型複写
としても極めて優れたものが得られるということであ
る。電子写真法によるカラー画像は像を形成しているト
レーが樹脂を主体としているために光透過性に劣り、良
質の透過型像は本質的に得難い。 ところで、この様な反射型のカラー複写と透過型のカラ
ー複写が一台の複写機によって作ることができれば便利
であり、電子複写機においては普通に行われている。
【発明が解決しようとする問題点】
ハロゲン化銀カラー感光材料を用いた複写機において
も、白色紙を支持体とした感光材料と透明フィルムを支
持体とした感光材料を機械に装着できるようにすれば一
台の機械で、反射型カラー複写と透過型カラー複写が得
られるわけであるが、透過型カラー画像の場合、反射型
画像と同一の色素濃度でも写真濃度としては低いものに
なるという問題がある。このために透明カラーポジ画像
はコントラストが低く、軟調な印象を受ける画像になり
がちである。 この対策として透過型感材における乳剤層の銀含有量を
反射型感材のそれによりも多くし、それによって発色々
素濃度を高くし、高コントラストの像を得ることが考え
られる。しかし、銀量を多くすることは感光材料の製造
コストが上がり、好ましくない。このために、現像処理
時間を透過型感材の場合、反射型感材に比較して長くす
る等の手段がとられる。その他にも、ハロゲン化銀写真
感光材料はその製造ロット毎に必ずしも、画像形成特性
が同一でなく、常に画一的な条件で、現像等の処理を行
うと画質の仕上りにバラツキが生ずる等の問題があっ
た。そこで本出願人は特願昭61−21851で下記の提案を
行った。即ち、種類や特性の違う感光材料毎に表示部材
として適応するカム突起をもったマガジンを用意し、こ
れに対応した感光材料を収納したものを画像形成装置の
感光材料供給部に装填し、適応する処理条件が自動的に
割出されてセットされて適性な処理が行われるようにし
て来た。しかしこのような処置をするとカム突起の異る
多種類の高価なマガジンが必要になることと、感光材料
の特性と違うマガジンにオペレータが誤って入れ間違え
たりするような問題点があった。本発明はこのような問
題を解決し、常に良好な画質が得られる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この目的は、ハロゲン化銀感光材料に可視像形成処理を
行い可視像を得る画像形成装置において、前記ハロゲン
化銀感光材料の種類及び又は特性を示す表示手段が設け
られた感光材料収納包装用遮光容器を装填可能であると
ともに前記表示手段との係合位置に窓部が設けられたマ
ガジンが着脱可能であり、前記マガジンの窓部を介して
前記表示手段の表示を識別手段と、前記識別手段による
識別結果に基づき前記ハロゲン化銀感光材料の現像処理
速度を制御する制御手段と、を有することを特徴とする
画像形成装置によって達成される。
【実施例】
以下本発明の実施例について詳述するが、本発明はこれ
らの態様に限定されない。 後に説明するように本発明の一実施例は像露光−反転露
光(いわゆるカブリ露光)−現像−漂白、定着−安定化
の各処理を経て、ポジ画像を得る内部潜像型ハロゲン化
銀ダイレクトポジ感光材料を用いている。そして、透過
型感材の処理時間、即ち、前記各処理のうち少なくとも
現像処理時間を反射型感材に対する処理時間よりも長く
する。好ましくは後者よりも1.2〜2倍長くする。 これによって最大濃度が反射型感材のポジ画像より高
く、投影機等を用いて見るのに適した透明型感材のポジ
画像が得られる。 この方法を具体化した装置においては、感光材料包装用
遮光容器53Aに反射型感材であるか透過型感材であるか
を識別できる表示部材を設けておき、該容器をマガジン
53に入れ装置に装着することによって、装置が自動的に
この表示部材を識別して、透過型であるか、反射型であ
るかの信号を得、処理槽中の感光材料の搬送速度を変え
ている。 更に本発明の一実施態様では上記感光材料包装用遮光容
器の表示部材の識別により後に説明するように現像処理
前の反転露光を反射型感材と透過型感材とで変えてい
る。この場合、光量とともに色温度も変えるのが好まし
い。 なお、この反転露光の調節は反射型感材、透過型感材の
違いに対してのみ行うだけでなく、例えば反射型感材で
あっても、特性の異る感光材料があり得るわけで、それ
ぞれの感光材料に対して反転露光の調節を行うようにす
ることによって、良好な仕上りの画像を得ることができ
る。 また、本発明の実施態様においては、現像処理槽への新
液の補充割合を反射型、透過型の各感材に対して異らせ
ている。 これは反射型感材に比較して透過型感材の場合塗布銀量
を多くしてある場合に、透過型感材の方が処理剤の消費
量において大であることによる。 更に、漂白・定着、安定の各液の補充割合も変えてい
る。 透過型感材の場合、反射型感材に比較して1.1〜2倍の
割合で液補充を行うことが好ましい。 更に、本発明の実施態様においては、反射型感材と透過
型感材とで、像露光における露光々量を変えている。こ
れは、露光位置における感光材料の移送速度を変えるこ
とによって行っている。しかし、これに限られるもので
はなく、絞りを変える光源に供給する電力を変える等の
手段によってもよい。 なお、この像露光の調節は前述した反転露光の場合と同
様に、反射型感材、透過型感材の違いに対してのみ行う
のではなく、使用される感光材料の写真特性の違いに応
じて調節することが望ましい。 以上述べたような高画質の写真画像を得るための種々の
処理はこれらの任意の一つ又は複数を本発明に適用する
ことができる。 本発明は、前述したように、塗布銀量を比較的少なくし
て、なおかつ、コントラストの適正な透明ポジ画像を反
射型ポジ画像と同等の画質で得ることを目的としている
が、使用する感光材料としては、透過型感材の方が反射
型感材よりも、同等若しくは、より多い銀量の乳剤層を
塗布したものにすることによって、より良好な写真画像
が得られる。カラー感光材料は通常赤感乳剤層、緑感乳
剤層、イエローフィルター層及び青感乳剤層を有してい
るが、各乳剤層において透過型感材の場合反射型感材に
比較して、0.9〜2倍の銀量を含有する乳剤を塗布した
ものとし、これを使用することによって反射画像、透過
画像いずれの場合にも良好な画像を得ることができた。 添付の第1図及び第2図は本発明に係る画像形成を実現
する画像形成装置の1実施例を示す概略断面図である。 この画像形成装置は反射型感材又は透過型感材(以下両
感材を含めて特にことわらない場合単に感材という)の
供給搬送部50と原稿台2上の原稿を走査露光する移動光
学系を含む露光装置3と現像、漂白定着、安定化及び乾
燥を行う処理部24から構成されている。 感材の供給搬送部50は露光装置3及び処理部24の右方に
ユニットとして設けられ、右端に包装用遮光容器に収納
された感材ロール54を装填したマガジン53が装着されそ
の感材の先頭部は供給ローラ55及びその圧着ローラ56に
よって挾持されている。それに続いてカッターモータに
よって駆動されるカッター57があり、更にガイドプレー
ト58,59,80,62,63,64,65,70,71,75,76及び後述する第2
分岐点Bの可動ガイドプレート66よりなる感材の搬送路
101を形成しその搬送路の中間には、感材ロール54から
引出し中は前記供給ローラ55と同期して駆動される搬送
ローラ60,68,73及びそれに圧着可能にしてあるローラ6
1,69,74が設けられている。更に前記搬送路101に続いて
上方に断面が半円状のガイド78,79で形成される感材巻
込ストッカー102が接続されている。 又下方にはガイドプレート82,83及び前記搬送路101のガ
イドプレート58,59,80の兼用によって形成される第1分
岐搬送路103が前記ガイドプレート58の中間の第1分岐
点Aで分岐するように設けられている。 又第2分岐点Bのガイドプレート65,87及び可動ガイド
プレート66よりなる第2分岐搬送路104が形成され、前
記搬送ローラ60,68,73と同期して駆動される搬送ローラ
85がそれに圧着するローラ86とともに該第2分岐搬送路
104の中間に設けられている。 そして、該第2分岐搬送路104の先端には自現機前セン
サー95が設けられ、該先端はガイドプレート88,89より
なる処理部24への接続搬送路105に接続されている。 又マガジン53に近く供給ローラ55の近辺にはマガジン内
の包装用遮光容器入りフィルムの末端の検出センサー9
1、搬送路の途中には、第1JAM検出センサー92が搬送ロ
ーラ60の上方に、紙サイズセンサー93が第2分岐点Bの
上方搬送ローラ68の下方に、第2JAM検出センサー94が搬
送ローラ73の上方にそれぞれ設けられている。 そして、原稿画像を結像される露光部40が搬送ローラ6
8,73の中間部の搬送路101に設けられている。 各搬送ローラ60,68,73,85及び供給ローラ55の駆動は、D
Cサーボモータにより、駆動伝達装置、高速クラッチ、
ブレーキ及び低速クラッチ、ブレーキを介して行われ、
DCサーボモータは、クロック周波数を切換えて、回転速
度の大小が得られるようにしてあり、前記各搬送ローラ
は前記高速クラッチが入ったときには、100mm/Sと300mm
/Sの搬送速度が得られるようにしてある。又、超低速搬
送4mm/S〜7mm/Sの切換えは減速器付きの前記低速クラッ
チに連結して行えるようにしてある。又前記供給ローラ
55の駆動は、前記高速クラッチブレーキの入った駆動伝
達装置から更に供給ローラ55専用のクラッチを介して行
われ、第1搬送路101への感材の送り出しのみに供給ロ
ーラが駆動され、カッター作動後は駆動がとめられるよ
うにしてある。 露光装置3は画像形成装置1の上部に配置され、原稿台
2上の原稿を第1移動台4A上の反射鏡付露光ランプ4と
反射鏡5、第2移動台6A上の反射鏡6,7及び投影レンズ
8によって走査し、露光部40に結像させるようにしてあ
る。ここに第1移動台4Aの走査速度は第2移動台6Aの移
動速度の2倍にしてあり、原稿上の各走査位置から露光
部40までの光学パスの長さが一定になるようにしてあ
る。又原稿を1.5倍に拡大又は0.5倍に縮小するときは、
第2移動台6A上の反射鏡を夫々6a,7aの位置に再セット
させ、投影レンズ8は拡大のときは8a縮小のときは8bの
位置にそれぞれ再セットさせるようにしてある。その再
セットのための移動はズームモータの作動によって行わ
れる。 更に投影レンズには絞り12Aが設けられ、絞りモータに
よって作動し光量が調節され、又、色バランス補正のた
めのフィルター枠14A及びそれを調節のために作動させ
るフィルターモータが該絞り12Aの近くに設けられてい
る。 又、露光部付近にはソレノイド16Aによって作動するシ
ャッター17Aが設けられている。このシャッター17Aは像
露光スキャン時以外は閉じて感材の供給搬送部50への漏
光を防止している。 処理部24は露光装置の下方におかれ、接続搬送路105に
よって、左方の感材供給搬送部50と接続され、供給され
る露光済感材は、ガイドローラ26,27を通じて、発色現
像槽25の中に送りこまれるようになっている。処理槽は
前記発色現像槽25につづき漂白定着槽30、第1水洗代替
安定化槽31、第2水洗代替安定化槽32が順次並べられ、
現像液及び漂白定着液は定量づつ各補充槽47,48からポ
ンプにより補給され、その補給の途中、各処理槽の処理
液の循環液と混合させ液温調整用ヒーターで適温にしな
がら供給され、又第1,第2水洗代替安定化液は定量づつ
補充槽49から補給され、オーバーフローもしながら各処
理液が各槽内の一定レベルに保たれるようにしてある。
各槽には外側ガイド枠36があり、これに各々定められ間
隔で駆動搬送ローラ28が設けられ又内側ガイド枠37があ
り、 前記駆動搬送ローラ28に圧接する圧着ローラ29が取付け
られ、両枠36,37及び両ローラ28,29のローラ列により、
各槽内に搬送路38を形成している。 又発色現像槽25内の最初の搬送路中に感材が搬送されて
くる段階で液中のカブリ露光が反転露光装置42によって
与えられるようにしてある。該装置42にはランプハウス
43,44が設けられ各ランプハウスには、冷陰極管43A,44A
が設けられランプハウスの照射窓43B,44Bには色補正用
のフィルター43C,44Cがもうけられ、照射室45に感材の
種類別に対応する成分光を供給する。即ち、前述のよう
に感材の種類をその包装用遮光容器に取りつけられた表
示部材の識別によって両ランプを切り換えて照射するこ
ともできるようにしてある。このように各感材毎に適合
する光の成分の反転露光が露光窓46を通じて、搬送中の
感材に曝射される。 この曝射された感材は各槽の搬送路38を通り該搬送路中
に決められた間隔で設けられた各搬送ローラ28及びその
圧着ローラ29に挾持されて搬送され写真化学反応を受け
ながら進み、乾燥室35を経て仕上げられて回収される構
造となっている。 各処理槽内の感材の各搬送ローラ28は交流式速度制御モ
ータからウォームとウォームホィール、スパイラルギ
ヤ、平歯車を組合わせた駆動伝達装置を介して連結され
ている。交流式の現像処理工程搬送速度制御モータM8に
はエンコーダーが直結され、自己発生発電量をエンコー
ダーのタコジェネレーターで検出して、フィードバック
させ、電流電圧をコントロールしながら搬送速度の制御
を行っている。槽内の搬送速度はこれによって、4mm/S
乃至7mm/Sの任意の設定速度に切換えて駆動させること
が可能になる。 又、発色現像槽の出口、漂白定着槽の出口、第1、第2
の安定化槽出口、乾燥室の入口、出口にはJAM検出セン
サーを設け、搬送不良発生時の処置が容易に判断できる
ようにしてある。又液面下降検出センサー、液温センサ
ーも設けられていて適性な現像条件を保つようにしてあ
る。 以上各部の構成について説明したが、供給搬送部の機能
と作用について第2図を用いて説明する。又、本画像形
成装置の実施例では第3図に示すような3種類のサイズ
A4、A3、B4判の感材に画像を形成することが可能にして
ある。そして、A4、A3は同一幅297mmの感材ロールを使
いB4判は別の幅の感材を使い、計尺長さは、A4判は210m
m、A3判は420mm、B4判は364mmにしてある。しかし本発
明はこれだけに限定されるものではなく任意の大きさに
対応可能であることは勿論である。 供給ローラ55、56に挾持されているマガジン53の中に収
納された包装用遮光容器53Aに入れられた感材ロール54
の先端部は複写枚数、複写サイズ、感材の種類や特性の
設定と、複写開始指示ボタンの投入等の操作部の命令伝
達手段により、感材の搬送を開始し、カッター部57を通
過し、搬送路を100mm/Sの速度で上昇し、搬送ローラ6
0、61、JAM検出センサー92を通過し、感材サイズセンサ
ー93の位置に達し感材サイズセンサーがONする。ここは
カッター切断位置57Aから199.5mmの距離にあたり、ここ
でさきに投入したボタンによる設定サイズの読取りによ
りその計尺長さとの差、 A4判なら210−199.5= 10.5mm A3判なら420−199.5=220.5mm B4判なら364−199.5=164.5mm だけ更に送りこむようにしてある。 タイマーは周期3mSで1カウントし、搬送速度は100mm/S
であるので1パルス0.3mmに相当するので上記カウンタ
ー設定値は、 A4判では 10.5mm/0.3mm= 35パルス A3判では220.5mm/0.3mm=735パルス B4判では164.5mm/0.3mm=548パルス になり、上記パルスをカウントし終るまで、パルスモー
タを高速クラッチ、ブレーキと直結して駆動、停止をさ
せれば正確な計尺が各サイズについてなされる。 ここでカッタ57が作動し感材ロール54から計尺された先
行感材は、切り離されてシート感材になる。残された感
材ロールはそのままこの状態でモーターからの動力伝達
のクラッチをOFFされ、繰出しをやめて待機し、前記シ
ート感材は各搬送ローラに挾持されて上方へ搬送され先
端部は巻き上げストッカー102の中に巻き込まれ、後端
が前記感材センサー92を通過すると該センサーはOFFに
なり、このときからタイマーカウンターに303カウント
(90.9mm)させた時点でパルスモーターに接続する高速
クラッチをきると同時にブレーキを働かせるようにして
ある。このようにして、後端部は、感材センサーの位置
から90.9mm進んだところであって、かつ露光部40の20mm
上方の位置に停止する。これで露光前のローディングが
終了する。ここで該シート感材は次の露光のプロセスに
移る。前記露光装置の原稿走査機能が作動を開始するの
と同期して、該シート感材はスイッチバックを行うべく
モータの逆転駆動によって搬送路101上を100mm/Sの速度
で逆走する。 前記露光装置との同期は光学系のスタートセンサーのON
を基に搬送系の駆動開始タイミングを決めることによっ
て行われる。その駆動開始タイミングは複写倍率Mによ
って決定されるタイマー設定時間0.4×M×0.2secによ
って設定される。 そして、露光終了したかどうかはシート感材の搬送時間
をはかることにより判別する。それは によって計算され A4判なら2.4 sec= 800パルス A3判なら3.94sec=1313パルス B4判なら4.50sec=1500パルス がプログラムされており、これ等のパルスをカウントし
たら、高速クラッチが切れ同時にブレーキが働くように
してある。当然ながら露光終了時のシート感材の後部は
露光部40から30mm−20mm=10mm過ぎた位置で止る。先端
部は第1分岐点Aをすぎ、第1分岐搬送路103の中にあ
る。 ここで露光を終了したので前記シート感材は処理部24へ
送りこまなければならない。そのために、再びスイッチ
バックを行い、今までの後端を先頭にして第1分岐搬送
路103及び搬送路101の中を搬送ローラ60,61,68,69,73,7
4を前と逆方向に駆動モータ(DCサーボモータ)を高速
回転に切換え高速のクラッチブレーキを直結して300mm/
Sの高速で搬送し、先頭部は巻上げストッカー102の中に
送りこみ後端が前記感材センサ93を通過した時点で該セ
ンサーOFFの信号で高速クラッチを駆動モータ(DCサー
ボモータ)から切り、同時にブレーキをかけて、シート
感材を停止させる。次に第2分岐点Bの可動サイドプレ
ート66をゲートソレノイドによって第2分岐搬送路が開
放される方向に開き、シート感材の今までの後端部を先
頭にして30mm/Sの高速搬送を開始し、先頭部が自現機前
センサー95を通過して33.5mmに達したところで300mm/S
の高速搬送を感材の種類によって4mm/Sから7mm/Sの範囲
で任意に設定される低速搬送に切り換えて接続搬送路10
5から発色現像槽25の中へ送りこみ処理部の各搬送ロー
ラ28,29も処理部を駆動するスピードコントロールモー
タによって4mm/Sから7mm/Sの前記速度に同期されて駆動
されるので円滑に受渡されてゆく。そしてシート感材の
後端が自現機前センサー95を通過したとき該センサーは
OFFとなりこの時点で1回の複写プロセスが終り、この
信号により、供給ローラ55へのクラッチがONになり次の
複写が可能になる。 次の複写開始から自現機入口の300mm/Sから4mm/S乃至7m
m/Sへのスピードダヴン位置に次の先頭が来るまで約11s
ecかかるから、1ページ前のシート感材の後端は、4mm/
S乃至7mm/Sで送られているので44mm乃至77mm先行してお
り、処理槽中での間隔は44−33.5=0.5乃至77−33.5=4
3.5mmとなっている。 又、搬送途中にJAMが起ったときは、第1JAM検出センサ
ー92、感材サイズセンサー93、第2JAM検出センサー94の
各センサーの各時点でのON、OFFの組合わせでシート感
材の搬送が正常であるか異常であるかの判定をしてお
り、異常が起ったときは、機械の異常箇所が指示され処
置し易いようにしてある。又この供給搬送部のマガジン
53の中に収納された感材ロール54の包装用遮光容器53A
には、第4図及び第5図に示すように感材の種類による
区別(例えば反射型感材か透過型感材かの区別)や製造
時のばらつきも含めた感材特性やロール幅による区別が
明瞭で走査もやり易くするための識別回路のシステムを
とり入れており、各包装用遮光容器53Aには識別のため
の表示部材として共通の特定位置にカム突起部110が設
けられ、該突起部は専用マガジン53の窓125から該マガ
ジンの外部に突出して装填される。そして包装用遮光容
器の突起近傍の外面はマガジンの内面に密着状態になる
ためマガジン内の光密は確保される。該突起部には1〜
n個の同一形状のカム状の突起が1つづつ設定可能な
A1、A2………,Anのnヶ所の突起設定領域が設けられて
いる。そして該設定領域に1〜n個の突起を設定し、識
別のための表示部材として設定される突起の組合せ方は
次式に示されるようになる。 nC1+nC2+………+nCn-1+nCn 即ち、n=2のときは3通り、n=3のときは7通りn
=4のときは15通りの識別が可能である。従ってn=2
のときは最大3種類、n=3のときは最大7種類、n=
4のときは最大15種類の性能の違う感材についてその包
装用遮光容器によって識別可能になる。そして包装用遮
光容器と感材の組合わせは、感材の製造時に厳密に区別
保証されて出荷される。 又nヶ所の前記突起設定領域の各々に対応して画像形成
装置1の感材供給搬送部50の架台121には第4図に示す
ような包装用遮光容器即ち感材の種類や特性の検知セン
サー部114が設けてある。センサーは光電スイッチ、マ
グネットスイッチ、マイクロスイッチ等が可能であるが
本実施例ではマイクロスイッチを用いてある。即ち前記
センサー部114にはマガジン53の窓125の外に突出してい
る包装用遮光容器53AのA1,A2,……Anの各突起設定領
域に対応するa1,a2,……,anのマイクロスイッチが設
けられている。このマイクロスイッチが該突起をキャッ
チして例えばn=3の場合第7図に示すような7種類の
組合せの信号の内1つが発生することによってその包装
用遮光容器即ち収納された感材の特定信号が第8図の回
路図に示すように制御装置130に入りそこで、あらかじ
め各特定包装用遮光容器毎のデータにもとずきプログラ
ムされている制御回路が作動し、現像処理工程の搬送速
度制御モータM8の速度変換信号130A,処理液補充ポンプ
駆動モータM9の速度変換信号130B,反転露光装置42の冷
陰極管43A,44Aの点灯切換による露光量及び色温度の回
路切換信号130C、像露光レンズ絞り12A,及びフィルター
14Aの変換指令信号130Dの全部又は一部が発信するよう
にしてある。 これによって、OHP等の透明陽画タイプか普通の反射型
陽画タイプの区別や各感光材料固有の写真特性が感材種
類確認信号114Bとして正しく制御装置130に伝達され、
適性な処理条件に切り換えられて画像形成装置が作動す
る。 n=2では、透明陽画タイプか、反射型陽画タイプかの
識別のみしかできないがn=3,n=4にするにしたがっ
て細かい写真特性をもった多種の感光の適性処理条件が
的確に識別できるようになる。即ち、感光材料には、各
製造ロット間で、写真特性が必ずしも同一でなくバラツ
キがあるが、このバラツキに対する補正もこの表示部材
によって、補正が可能になる。 又、A判B判の区別を感材ロールの幅寸法で行うので、
この特性を包装用遮光容器53Aの突起で表示しておけ
ば、画像形成サイズの制御にも有効に活用できる。 尚、前記突起表示の1つもない包装用遮光容器53Aは設
けてない。従って全センサーがOFFであるのはマガジン
即ち感材が搬送部50の架台118に装着されてないことを
意味する。 本実施例の如く、識別表示手段としてカム突起とマイク
ロスイッチを用いたが、このかわりに、包装用遮光容器
の特定場所に該容器別即ち感材特性別に各々固有のバー
コードを貼付し、これをバーコードリーダで読みとる方
法も可能である。しかし、費用の点光密生を考慮する
と、本実施例の方が有利と考える。 そして、識別を正確にさせ、又各幅サイズの感材を正確
に幅方向に幅方向の位置規制をしながら搬送するために
は、各遮光容器及び該容器を所定位置に保持したマガジ
ンが基準位置に正確にセットされていることが必要であ
る。そのため各マガジンには規制ピン121が設けられこ
のピンが、架台118に設けられた規制レール120にガイド
アされて装填されるので、マガジンの位置出しが正確に
保持されるようになっている。 包装用遮光容器53Aに収納された感材ロール54を入れた
マガジン53の感材引き出し部115はリップ状になってお
り、この部分を第4図、第5図、第6図に示すように供
給ローラ55、56の中に挿しこむと、引き出し部115のリ
ップに空けられた窓116に前記ローラ55、56が入り起動
時に直ちに感材が引き出せるようにしてある。この際供
給ローラ55、56よりも外径がやゝ大きな樹脂ローラ55
a、56aが各軸の両端部に設けられており、マガジンのリ
ップ状の引き出し部115にはこの樹脂ローラが当って誘
導するので感材の供給ローラ55、56には傷がつかないよ
うにしてある。各ローラが窓116に嵌入後はローラ55、5
6は接触するがローラ55a、56aは接触しないように第5
図、第6図に示すように位置をずらしてある。このよう
にマガジンを供給搬送部50の架台118にセットすること
によってワンタッチで起動準備が完了できるようにして
ある。
【発明の効果】
本発明の画像形成装置によれば、各ハロゲン化銀感光材
料に適した現像処理速度の設定は、ハロゲン化銀感光材
料を収納する感光材料収納包装用遮光容器に設けられた
表示手段の表示を、画像形成装置の識別手段がマガジン
の窓部を介して識別することにより行われる。従って、
各ハロゲン化銀感光材料に応じた高価なマガジンを多種
類用意する必要がなくなるためコストダウンを計れるう
え、オペレータはハロゲン化銀感光材料を常に単一のマ
ガジン装填しさえすれば良いためマガジン選択時の間違
いを防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例である画像形成装置の概略断
面図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図は本発明の
1実施例が使用する感材の寸法図、第4図は包装用遮光
容器入り感材の収納マガジンを架台に装填したときの側
断面図、第5図は第4図のD−D視図、第6図は第4図
のE−E断面図、第7図はn=3の場合の突起とセンサ
ーによる組合わせ信号の発生図、第8図は、その信号に
よる制御の回路図である。 3……露光装置、24……処理部 25……現像槽、28……処理部搬送ローラ 29……圧着ローラ、30……漂白定着槽 31,32……水洗代替安定化槽 35……乾燥室、36……外側ガイド枠 37……内側ガイド枠、38……処理槽内搬送路 40……露光部、42……反転露光装置 43,44……ランプハウス 43A,44A……冷陰極管 43c,44c……照射窓フィルター 45……照射室、46……露光窓 50……感材供給搬送部、53……マガジン 53A……包装用遮光容器 54……感材ロール、55……供給ローラ 55a,56a……樹脂ローラ 57……カッター、57A……切断位置 56,61,69,74,86……圧着ローラ 60,68,73,85……搬送駆動ローラ 91……端末検出センサー 92……第1JAM検出センサー 93……感材サイズセンサー 94……第2JAM検出センサー 95……自現機前センサー 101……感材搬送路 102……巻上げストッカー 103……第1分岐搬送路 104……第2分岐搬送路 105……接続搬送路 110……カム突起部 114……感材種類検知センサー部 114B……感材種類確認信号 115……マガジン引出部 116……窓、120……規正レール 121……規正ピン、130……制御装置 130A,130B……速度変換信号 130C……点灯回路切換信号 130D……変換指令信号 M8……現像処理工程搬送速度制御モータ M9……処理液補充ポンプ駆動モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化銀感光材料に可視像形成処理を
    行い可視像を得る画像形成装置において、 前記ハロゲン化銀感光材料の種類及び又は特性を示す表
    示手段が設けられた感光材料収納包装用遮光容器を装填
    可能であるとともに前記表示手段との係合位置に窓部が
    設けられたマガジンが着脱可能であり、 前記マガジンの窓部を介して前記表示手段の表示を識別
    する識別手段と、 前記識別手段による識別結果に基づき前記ハロゲン化銀
    感光材料の現像処理速度を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
JP19355987A 1987-07-31 1987-07-31 画像形成装置 Expired - Lifetime JPH0721623B2 (ja)

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