JP2685099B2 - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JP2685099B2
JP2685099B2 JP63190156A JP19015688A JP2685099B2 JP 2685099 B2 JP2685099 B2 JP 2685099B2 JP 63190156 A JP63190156 A JP 63190156A JP 19015688 A JP19015688 A JP 19015688A JP 2685099 B2 JP2685099 B2 JP 2685099B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、感光材料を用いた複写装置に関し、詳しく
は、透過原稿からも反射原稿と同様に複写画像を得るこ
とのできる複写装置に関する。
<従来の技術> 感光材料を用いた複写装置は、原稿の画像を感光材料
に複写するものであり、電子写真式複写装置と比較して
高画質の複写を行なうことができる利点がある。このよ
うな感光材料としては、銀塩写真感光材料、感光感圧性
材料、感光性樹脂材料、感熱感光材料およびジアゾ感光
材料などがある。
一般的に、このような感光材料を用いた複写装置は、
感光材料を感光材料供給部ユニットのマガジンから露光
位置へ送り、原稿の画像を露光した後に処理後ユニット
へ送って画像処理させて製品としている。
ところで、通常、このような複写装置において対象と
している原稿は主として印刷原稿や写真などの反射原稿
であり、例え、透過原稿を複写可能であっても、反射原
稿の複写に比べるとその操作が極めて面倒であるばかり
か、画質的にも劣るものであるため、透過原稿と反射原
稿との両方の複写を簡便に切換可能かつ高画質に複写可
能な複写装置が強く求められていた。
電子写真式複写装置においては、透過原稿を複写でき
る複写装置がいくつか提案されている。例えば、マイク
ロフィルムを拡大複写する複写装置や、スライドプロジ
ェクタを用いてスライドの投影像をハーフトーンスクリ
ーン上に形成し、このハーフトーン光像を光導電部材に
形成し、あるいは各色に分解して各色の像を形成して転
写し、白黒あるいはカラーの複写画像を得ている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記のマイクロフィルム拡大複写用や
スライドプロジェクタを用いる電子写真式複写装置にお
いては、写真に相当するような高画質の複写画像を形成
することは困難であった。
また、感光材料を用いる従来の複写装置においては、
スライドやネガなどの透過原稿の場合、その投影像を反
射原稿の載置原稿台面上にある結像部材に結像させてい
ないため、透過原稿を投影する装置および複写装置本体
の走査露光光学系によって定まった一定の倍率、すなわ
ち、例えば、投影レンズ、フレネルレンズ、複写装置本
体の結像レンズの組合せによって定まる1つの所定倍率
の複写画像しか得ることができず、反射原稿と同様に複
写装置本体の変倍機構を用いて原稿画像の拡大あるいは
縮小を自由に行うことができないなどの問題があった。
また、従来の透過原稿が複写可能な複写装置において
感光材料を用いる場合、同じ透過原稿であってもネガと
ポジ例えばネガフィルムとスライドでは色バランスが異
なるため、ユーザーが透過原稿の色バランスを判断し、
この色バランスに応じた色補正フィルタを手動で透過原
稿投影光路中に挿入して、露光条件を調整するばかりで
なく、透過原稿の種類に応じて、最適な感光材料を選択
しなければならなかった。このため、急いで複写を行う
際に色補正フィルタや感光材料の選択ミスなどを犯し、
色バランスが悪い無駄な複写を重ねてしまい、好適な複
写画像を得るために手間と時間と費用がかかっていた。
このため、上記従来の透過原稿も複写可能な複写装置
は、予備走査(プレスキャン)を行って予め露光条件等
を修正していないため、透過原稿の複写1回当りのコス
トが高くなるという問題があるばかりか、自由に拡大ま
たは縮小などの変倍ができず、透過原稿を複写する際
に、ユーザー自身が透過原稿投影装置を装着するだけで
なく、透過原稿に応じて最適な感光材料を選択あるいは
装着しなければならないし、色補正フィルタをもつ着脱
しなければならず、ユーザーにとって透過原稿の複写が
煩雑であり、反射原稿と同様に簡便なコピーができず、
使い勝手が悪いという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、透
過原稿の場合はその投影装置と結像部材を有する透過原
稿投影装置を複写装置本体の原稿載置台上に着脱自在に
設置するだけで、反射原稿を複写する場合であっても、
ネガやポジなどの色バランスの異なる透過原稿を複写す
る場合であっても、原稿の種類に応じて色バランス、色
補正、光量調整および最適な感光材料の選択が自動的に
行なわれ、通常の従来の反射原稿と全く同様に複写する
ことができ、透過原稿1回当りの複写コストが安く、ユ
ーザーにとって、使い勝手が簡便な複写装置を提供する
にある。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明は、反射原稿を複
写可能な複写装置本体と、該複写装置本体により色バラ
ンスの異なる少なくとも2種の透過原稿を複写可能なら
しめる透過原稿投影装置とを有する複写装置であって、 複数種類の感光材料が装填される感光材料供給部と、 前記反射原稿と前記少なくとも2種の透過原稿との少
なくとも3種の原稿の種類を識別する識別手段と、 該識別手段の識別結果に応じて前記複数種類の感光材
料の内の1つを選択し、供給するように制御する制御手
段を備えたことを特徴とする複写装置を提供するもので
ある。
また、本発明は、複数種類の反射原稿を複写可能な複
写装置本体と、該複写装置本体により複数種類の透過原
稿を複写可能ならしめる透過原稿投影装置とを有する複
写装置であって、 複数種類の感光材料が装填される感光材料供給部と、 前記反射原稿の種類および前記透過原稿の種類を識別
する識別手段と、 該識別手段の識別結果に応じて前記複数種類の感光材料
の内の1つを選択し、供給するように制御する制御手段
を備えたことを特徴とする複写装置を提供するものであ
る。
以下に、本発明に係る複写装置を添付の図面に示す好
適実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明の透過原稿の複写可能な複写装置の
一構成例である銀塩写真式カラー複写装置の概略断面図
である。
同図に示すように、本発明の複写装置10は、反射原稿
も透過原稿も同様に複写するための複写装置本体12とネ
ガフィルムやスライドなどの透過原稿を投影レンズ等を
用いて投影原稿として複写用に投影する投影原稿投影装
置14とを有している。
本発明の複写装置10は、反射原稿を複写する場合、第
2図に示すように投影原稿投影装置14を取り外し、原稿
押え15と交換できるように構成されている。
また、ネガフィルムやスライドはもちろん、OHP(オ
ーバーヘッドプロジェクト)用紙などの光が透過するこ
とのできる透過原稿を原稿台に直接載置して複写する場
合には、第3図に示すように、投影原稿投影装置14ある
いは原稿押え15を取り外し、透過原稿光源装置13を設置
することができるように構成される。
本発明においては、投影原稿投影装置14および透過原
稿光源装置13を透過原稿投影装置と総称する。
以下に、複写装置本体12を第1図および第2図を参照
して詳細に説明する。
複写装置本体12はその右側に感光材料供給部ユニット
16が、上方に露光部ユニット18およびその下方に処理部
ユニット20が設けられている。さらに、処理部ユニット
20は、右上方に処理部22、その左上方に乾燥部24および
下方に予備の処理液補充用の供給ボトルを保管しておく
予備液保管部26とを有している。
感光材料供給部ユニット16は、感光材料供給部フレー
ム28内に感光材料の搬送路を有し、上下に一対のマガジ
ン30,32が着脱自在に取り付けられ、これらの内部には
感光材料34,36がそれぞれロール状に収容され、先端部
から感光材料供給部ユニット16へ取り出されるようにな
っており、マガジン30,32の外側には開閉蓋38が設けら
れている。また、感光材料供給部フレーム28はピン40を
介して装置本体12へ軸支され、ジャムやメンテナンス時
には、感光材料供給部ユニット16を開放できるように構
成されている。感光材料の一例として34は反射原稿であ
るカラー印刷原稿の複写に最適な感光材料であり、36は
透過原稿であるカラースライド原稿あるいはカラーネガ
フィルム原稿の複写に最適な感光材料となっている。
本発明に用いられる感光材料としては、複写に適した
感光材料であればいかなる感光材料でもよいが、原稿の
種類に応じて種々の感光材料を選択できるようにしてお
くのが好ましい。このような感光材料としては、例え
ば、ネガフィルム用感光材料、スライド用ポジ感光材
料、反射原稿用ポジ感光材料、OHP(オーバーヘッドプ
ロジェクタ)用感光材料など、透過原稿の種類、反射原
稿の種類に応じた好適な感光材料を挙げることができ
る。
ここで、感光材料がロール状に収容されたマガジンに
は、このマガジンの所定の位置に感光材料の種別を表わ
すバーコードなどの判別記号が記録されている。本発明
の複写装置10においては、マガジン30,32を感光材料供
給部ユニット16に装填する際に、上記判別記号をバーコ
ードリーダーなどの判別記号読取装置(図示せず)によ
り読み取るようにしてもよいし、感光材料供給部ユニッ
ト内に上記判別記号読取装置を設け、マガジン装填後、
上記判別記号を読み取るように構成してもよい。
こうして本発明の複写装置10においては、感光材料供
給部ユニット16に装填された感光材料34,36の種別を読
み取った後には、感光材料34,36を交換する時まではそ
の感光材料34,36の種別を記憶させておくのが好まし
い。
マガジン30の感光材料34の取出口にあるスリットに対
応して搬送ローラ42a,42bが水平状態で掛け渡されて感
光材料供給部フレーム28へ軸支されている。
これらの搬送ローラ42a,42bのマガジン30と反対側に
はカッタ44が配置されており、このカッタ44と露光部46
との間には感光材料搬送ガイド48a,48b,48cが配置され
て切断後の感光材料34を露光部46へと案内するようにな
っている。この搬送ガイド48aと48bとの間には搬送ロー
ラ50,50が配置されており、カッタ44から送られる感光
材料34を搬送ガイド48aおよび48b内を上方へと送り出す
ようになっている。さらにその上方の搬送ガイド48bと4
8cとの間には搬送ローラ52,52が同時の目的で配置され
ている。
搬送ガイド48cの上部は下方に開いた略U字状とさ
れ、感光材料34を下向状態で露光部46へと案内するよう
になっている。
露光部46は感光材料34の露光位置46aを規定する部分
であって、該露光部46では露光ユニット18の結像光学系
に面してガラス板54が固定され、このガラス板54へ押圧
板56が圧着されている。搬送ガイド48cから送られる感
光材料34はこのガラス板54と押圧板56との間をその乳剤
面をガラス板54へ向けて通過するようになっている。
露光部46の上流側(上側)には一対の搬送ローラ58a,
58bが、下流側(下側)には一対の搬送ローラ60a,60bが
設けられ、それぞれ垂直下方へと感光材料34(36)を送
り出すようになっている。ここで、搬送ローラ58aおよ
び60aは駆動ローラであり、図示しないモータにより同
期駆動され、搬送ローラ58b、60bは従動ローラである。
露光部46の下方には垂直に露光後の感光材料34を下方
へ案内する搬送ガイド62が配置されている。
搬送ガイド62の上下方向中間部には切換ガイド64が設
けられ、垂直下方に搬送ガイド62内を送られる感光材料
34を必要時に処理部ユニット20の処理部22へと連通する
分岐搬送ガイド66へと方向変換できるようになってい
る。
一方、マガジン30の下方に配置されるマガジン32にも
その感光材料36の出口用のスリットに対応して搬送ロー
ラ68a,68bが水平に掛け渡され、カッタ70へと感光材料3
6を送り出すようになっている。このカッタ70と搬送ガ
イド48aの中間部との間には搬送ガイド72a,72bが配置さ
れている。
この搬送ガイド72aと72bの間には搬送ローラ74,74が
配置されて搬送ローラ68a,68bから送られる感光材料36
を搬送ガイド48aへと受け渡すようになっている。
ところで、マガジン30,32の交換、ジャム、メンテナ
ンス時、開閉蓋38を開けると、搬送ローラ42a,68aは、
それぞれ搬送ローラ42b,68bから離れて、感光材料34,36
を開放し、開閉蓋38を閉じると、搬送ローラ42aと42b、
68aと68bは接触し、それぞれ感光材料34,36を押圧する
よう構成されている。
また、露光部28の両側にある搬送ローラ58aおよび60a
の搬送速度は後述する光源ユニットによる原稿の走査速
度と同期される。
この走査速度と正確に同期させるため、搬送ローラ5
0,52,74の搬送速度は、前述の走査速度より少し速く
し、露光部46の上流側のソレノイドやバネ等により付勢
された回転ガイド76を設け感光材料34,36の搬送軌跡に
ループ部を形成可能としている。
次に、複写装置本体12の露光部ユニット18について説
明する。露光部ユニット18は、反射原稿の場合は該反射
原稿を裏側にして載置し、透過原稿の場合は投影原稿投
影装置14または透過原稿と投影原稿光源装置13を載置す
るための透明ガラス板などからなる原稿台80と、原稿台
80上の画像を露光部46の感光材料34(36)にスリット走
査露光するための結像光学系82と、画像の調整あるいは
透過原稿の色バランスの判定に用いられるイメージセン
サ94と、光路に作用して露光部46側とイメージセンサ94
側の光路の切換えを行なうシャッタ96とを有している。
ここで、結像光学系82は原稿台80の下面部を一体的に走
査する光源84および反射ミラー86を有する光源ユニット
と、この光源ユニットの1/2の速度で同方向に移動して
光源84からの光を所定の方向に反射するミラー88,90
と、結像レンズ92とで構成されている。
本発明の複写装置10に適用されている結像レンズ移動
型結像光学系82は、0.5〜2.0ズーム複写が可能なように
構成される。
反射原稿の場合は、原稿台80上の原稿画像は光源ユニ
ット内の光源84で照明され、その反射光が同じ光源ユニ
ット内の第1のミラー86に入射するのに対し、透過原稿
の場合は、後述するが、フレアーの発生等を防止するた
め光源84が点灯されず、透過原稿投影装置により投影さ
れ、原稿台80上のピント面に形成された原稿画像が前記
光源ユニット内の第1のミラー86に入射する。反射原稿
であっても、透過原稿であっても第1のミラー86に入射
した原稿画像を担持する光は、このミラー86で方向変換
され、第2、第3のミラー88,90で反射され、結像レン
ズ92を通過し、シャッタ96の開放によって露光部46にあ
る感光材料34(36)を露光するようになっている。
なお、プレスキャンやホワイトバランスの修正時など
には、シャッタ96は図中点線で示す閉止状態となり原稿
画像あるいは白色板による像がシャッタ96で反射され、
イメージセンサ94へ入力され、反射原稿の種別例えば印
刷原稿か写真原稿かの種別、透過原稿の種別例えばネガ
かポジかの種別の判定がなされて、透過原稿の色バラン
ス補正条件および露光修正条件が決定されるようになっ
ている。
ここで、結像レンズ92は、複数のレンズ、絞りおよび
色修正フィルタなどのユニットからなり、反射原稿の場
合であっても、透過原稿の場合であっても原稿台80上の
原稿画像を露光部46の感光材料34(36)上に所定の倍率
に変倍して結像させ、最適な露光条件で露光を行なうも
ので、絞りおよび色補正フィルタを備え露光条件の調整
を可能としている。
このような結像レンズ92の一例として第4図に示すよ
うな構成を挙げることができる。同図に示すように結像
レンズ92はレンズの前群200と、後群202と、その間に順
番に配置された第1色フィルタ板204と、固定絞り板206
と、第2色フィルタ板208と、後群202の背後に配置さ
れ、図中互いに上下反対方向に移動可能な一対の絞り板
210,212を備えた可変絞り214とを有している。
ここで、第1および第2色フィルタ板204,208は、例
えば透明なガラス板からなり、中央部は透明で両側にそ
れぞれ異なる色の色フィルタ膜を蒸着させたものであ
り、第3図においては第1色フィルタ板204はC(シア
ン)とY(イエロー)、第2色フィルタ板208はC(シ
アン)とM(マゼンタ)の色フィルタを有している。
上記の第1および第2の色フィルタ板204,208はプレ
スキャンにより前述のイメージセンサ94により測定され
演算されて定められた露光修正条件に従って光路Lへの
各色フィルタの挿入量が変えられるように構成されてい
る。色フィルタ板204,208の挿入量の調整は、それぞれ
駆動源となるステッピングモータ204a,208aの軸端に設
けられた歯車204b,208bと、その歯車204b,208bにそれぞ
れ噛合する減速歯車204c,208cと、その減速歯車204c,20
8cとに噛合し、それぞれの色フィルタ板204,208に設け
られたラック204d,208dにより行なわれる。
また、可変絞り214は、絞り板210,212と板カム216よ
りなり、板カム216に設けられた傾斜溝218,218,219,219
と絞り板210,212に固定されたピン220,220,221,221とを
係合させて、絞り板210,212を互いに反対方向に移動さ
せるよう構成されている。ここで可変絞り214の絞り量
も、同様に前記露光修正条件に従ってステッピングモー
タ214aを駆動源とし、歯車214b,214c、ラック214dとに
より板カム216を移動させ、一対の絞り板210,212を互い
に反対方向に移動させることにより行なわれる。
露光部ユニット18は、感光材料供給部ユニット16の開
放後、露光部ユニット18の露光部フレーム98はピン100
を介して装置本体12に軸支され、特に、処理部ユニット
20の調整時、ジャムを生じた時やメンテナンス時には、
露光部ユニット18の全体がピン100を中心として反時計
方向に回転して処理部ユニット20の上部を開放するよう
に構成されている。
処理部ユニット20において処理部22内に現像漕102、
漂白・定着漕104、水洗漕106,108が連続して設けられ、
これらの内部へ充填される処理液によって現像、漂白、
定着、水洗が行なわれた感光材料34(36)が乾燥部24へ
と送られるようになっている。
ここで、本発明の複写装置10の現像漕102に充填する
現像液および漂白・定着漕104に充填する漂白・定着液
は、前述した複数種の感光材料のいずれにも使用できる
ものが好ましい。
乾燥部24では水洗後の感光材料34(36)を乾燥して取
出トレイ110上へ送り出すようになってる。
投影原稿投影装置14は、原稿台80の所定の位置に着脱
自在であり、透過原稿111を投影するための投影用光源1
12と、周辺光量補正フィルタ114と、ネガ/ポジ色補正
フィルタ116と、ネガ/ポジ色補正フィルタ駆動手段117
と、透過原稿111を投影光路中に正しく支持する透過原
稿支持手段118と、原稿画像を投影する投影レンズ120
と、投影原稿画像を反射して結像部材に向けるミラー12
2と、投影原稿画像を結像させるための結像部材を構成
するフレネルレンズ124とピントガラス126とを有する。
ここで、投影用光源112は、原稿台80上に載置される
ピントガラス126に複写装置本体12が複写可能な明度を
有する投影原稿画像を結像できれば、いかなる光源を用
いてもよいが、例えば、ハロゲンランプなどを用いると
ができる。
投影原稿投影装置14を用いる場合は、得られる複写画
像にフレアー等が発生するのを防止するために、複写装
置本体12の反射原稿走査用光源84は点灯せず、投影用光
源112からのピント面126aを透過した投影光により感光
材料36を露光位置46aにおいて露光する。
また、周辺光量補正フィルタ114は、投影レンズ120の
周辺光量の低下を補正するために用いられ、ネガ/ポジ
色補正フィルタ116は、ネガとポジ例えばネガフィルム
とスライドでは、色バランスが異なるため、ピントガラ
ス126上に形成される投影原稿画像の色バランスを調整
するためにネガ/ポジに応じ、フィルターを差し換えて
いる。
このネガ/ポジ色補正フィルタ116の差し換えは、ネ
ガ/ポジ色補正フィルタ駆動手段117により、複写装置
本体12のイメージセンサ94からの色バランスの判定すな
わちネガかポジかの判定に従って行われる。
ネガ/ポジ色補正フィルタ116の一例を第5図に示
す。同図に示すように、色補正フィルタ116は中央の透
明部、両側にネガ用フィルタN、ポジ用フィルタPの3
つに分けられている。プレスキャン時には、中央の透明
部が投影光路LPに挿入され、イメージセンサ94による色
バランスの読み取り結果に基づいて透過原稿111に応じ
て、自動的にネガ用フィルタNまたはポジ用フィルタP
がフィルタ駆動手段117により投影光路LPが挿入され、
走査露光に供される。色補正フィルタ116には色補正フ
ィルタ駆動手段117が取り付けられている。色補正フィ
ルタ駆動手段117は駆動源となるステッピングモータ117
aと、ステッピングモータ117aと、ステッピングモータ1
17aの軸端に設けられた歯車117bと、この歯車117bに噛
合する減速歯車117cと、この減速歯車117cと噛合し、色
補正フィルタ116の側部から延長して設けられたラック1
17dを有している。
透過原稿支持手段118は、ネガ、ポジの兼用とし、ポ
ジ例えばスライドの場合は、公知のスライド装填手段に
より、1コマずつ上下方向にスライドさせあるいは左右
方向にスライドさせるように構成され、ネガの場合は、
汎用のネガスリーブ用専用ホルダー(国内6コマ、海外
4コマ)装填して、このネガホルダーを上下方向あるい
は左右方向にスライドさせるように構成されている。
投影レンズ120は、透過原稿画像を結像系に投影する
レンズである。
フレネルレンズ124は、ピントガラス126のピント面に
光が垂直に入るようにし、集光効率を高めるためにピン
トガラス126上に配置される。
ピントガラス126は、その下面が直接原稿台80に載置
されるので、ピントガラス126のピント面はピントガラ
ス126の下面部になるように構成される。
ここで、投影原稿投影装置14の投影光学系は等倍光学
系としてもよいし、拡大または縮小する変倍光学系とし
てもよい。例えば、投影光学系を等倍光学系とし、結像
部材であるピントガラスのピント面を5in×6in(5′×
6′)とし、複写装置本体12のマシンズーム倍率を0.5
〜2倍とすると、2.5′×3′〜10′×12′までの縮小
・拡大の写し込みが可能である。
本発明の複写装置10に適用できる透過原稿投影装置の
もう一つの態様である透過原稿光源装置13は、第3図に
示すように、投影原稿投影装置14または原稿押え15と交
換して複写装置本体12の反射原稿を載置するための原稿
台80上に設置して用いるものであって、原稿台80上に載
置された透過原稿132を複写するための装置である。
同図に示すように、透過原稿光源装置13は、筐体134
と、この筐体134内に収納される透過原稿132を照射する
透過原稿光源136と、この光源136からの照射光を透過原
稿132に反射させるように光源136の背後に設置されるリ
フレクタ138と、光源装置内を冷却するための冷却手段1
40とを有する。
ここで、露光感度の高い感光材料を用いる場合など
は、透過原稿光源装置13は外部から遮光されているのが
好ましい。透過原稿光源136は光量を均一化するために
線状光源を複数配設するのがよく、第3図に示す例では
3個配設される。同時にリフレクタ138も光源と同数配
設される。冷却手段140としては、冷却用ファンが用い
られ、第3図では2個用いられている。
さらに、第3図に示す透過原稿光源装置13では、透過
原稿132への熱のよる悪影響を避けるため、光源134と透
過原稿132との間に熱吸収ガラス142を設けてもよい。さ
らに、光源134の光量を均一化するために光源134と透過
原稿132との間にすりガラスなどの拡散板144を設けても
よい。
また、ネガフィルムとスライドとの色バランスを補正
するための色補正フィルタを光源134と透過原稿の間に
着脱自在に設けてもよいし、複写装置本体12の結像レン
ズ92内で前記色バランスの補正を行ってもよい。
透過原稿光源装置13を用いる場合は、透過原稿132は
透過原稿光源134により照射され、透過原稿画像を担持
する光は、原稿台80を透過して複写装置本体12の結像光
学系82を構成する第1のミラー86に入射し、反射され、
ミラー88,90により反射されて結像レンズ92を通過して
露光位置46aにある感光材料36(34)を露光する。従っ
て、前述したように、この場合も結像光学系82の走査用
光源84は点灯されない。ここで、第1のミラー86は、透
過原稿132の全面を走査して、感光材料36(34)に透過
原稿画像全てを露光する。以下、投影原稿投影装置14を
設置した場合と同じであるので、説明は省略する。
本発明の複写装置10においては、原稿の種別に応じて
最適な感光材料を自動的に選択できるように構成されて
いるが、原稿の種別の判定の方法は、原稿の種別の違い
が区別できる方法であればいかなる方法を用いてもよ
い。
例えば、反射原稿と透過原稿との判定は、イメージセ
ンサ94による判定の他、透過原稿投影装置の着脱によっ
て判定するよう構成してもよい。
また、反射原稿において、印刷原稿と写真原稿とに別
種の感光材料を用いる場合、印刷原稿と写真原稿とは、
例えばイメージセンサ94を用いて、本出願人による特願
昭62−19775号に開示された方法により判別することが
できる。
さらに、本発明の複写装置10において用いられる透過
原稿の色バランスの違いを判定する方法の一例をネガフ
ィルムとスライドとを例として説明する。
(1)ブルー光(青光)の分布の違いにより判別する。
ネガフィルムはスライド(リバーサルフィルム)に比
してブルー光(波長400〜500nm)の分布が少ない。
(2)レッド光(赤光:R光)の色度の違いにより判別す
る。
ネガフィルムのR光のピーク波長は700nmであるのに
対し、スライドのR光のピーク波長は650nmである。
(3)全体のコントラストにより判定する。
スライドはコントラストが大であるのに対し、ネガフ
ィルムは全体が赤味がかっておりコントラストが小さ
い。
(4)ネガフィルムとスライドの上下辺部の光量で判定
する。
ネガフィルムのパーフォレーションの周辺部は透明で
あるのに対し、スライドのパーフォレーションの周辺部
は黒で不透明である。
以上の性質を有する透過原稿の結像画像をイメージセ
ンサ94で読み取り、色バランスすなわち上記光質および
光量の違いによりネガフィルムかスライドかを判定す
る。
本発明の複写装置10においては、イメージセンサ94に
より判定された原稿の種別に応じて、最適な感光材料を
選択するように構成されるが、最適な感光材料が装填さ
れていない場合、最適な感光材料が装填されていない旨
の表示をするように構成しておくのが好まい。このた
め、複写装置10にはイメージセンサ94からの情報と、判
別記号読取装置(図示せず)により読み取られ記憶装置
(図示せず)に記憶されている情報とに基づいて、複写
装置本体12の結像レンズ92の色補正および可変絞り調
整、透過原稿投影装置の色補正フィルタを差し換え、お
よび最適感光材料の選択、表示を制御する制御装置を設
けておくのが好ましい。
本発明の複写装置10において、制御装置が行なう制御
の概略を第6図に示す。
同図に示すように、原稿画像からイメージセンサ94に
よって定められた露光修正条件に基づいて透過原稿であ
っても、反射原稿であっても、色補正フィルタおよび可
変絞りがなされ、また、イメージセンサ94によって読み
取られて決定された原稿種別の判定(色バランスをも含
む)に従って、透過原稿の場合、透過原稿投影の色補正
フィルタの差し換えまたは複写装置本体の色補正フィル
タの調整が行われる。
一方、判別記号読取装置によって読み取られ、記憶装
置によって記憶されている装填感光材料の種別の情報が
制御装置に送られているので、前述の原稿種別の判定情
報に従って、最適な感光材料が選択される。しかし、最
適な感光材料が複写装置本体12の感光材料供給ユニット
16に装填されていない場合は複写装置本体12の表示部
(図示せず)に「最適な感光材料が装填されていない」
ことを表示する。
<作用> 本発明に係る複写装置は基本的には以上のように構成
されるが、以下にその作用について説明する。
まず、透過原稿を投影原稿投影装置を用いて複写する
場合を例に挙げて説明する。
第1図に示すように、投影原稿投影装置14を原稿台80
の所定の位置に載置し、透過原稿支持手段118に透過原
稿111をセットする。この時、複写装置本体12の結像光
学系82の倍率が0.5〜2.0倍の間で設定される。その他の
複写条件も複写装置本体12において設定される。この
後、投影用光源112を点灯すると、同光源112により射出
され、周辺光量補正フィルタ114によりその光量が補正
されるが、第5図に示すように、色補正フィルタ116の
中央の透明部を透過してその色バランスが補正されない
光線LPが透過原稿(スライド)111を照射する。
透過原稿111を通過し、原稿画像を担持する光線LP
投影レンズ120を通過して、ミラー122で反射され、結像
部材へ向けられる。結像部材においては、フレネルレン
ズ124によりミラー122で反射された光線LPがピントグラ
ス126のピント面に垂直に入るように調整され、集光効
率が高められてピントガラス126に入り、ピント面126a
に結像する。この時、上記の投影光学系が等倍光学系で
あれば、透過原稿111と同じ大きさの像が結像する。
さらにピントガラス126を通過した投影光は、光源ユ
ニットの第1のミラー86に入射し、方向を変えられ、ミ
ラー88,90で反射されて、結像レンズ92を通過し、第1
図中点線で示すように光路L中に挿入されたシャッタ96
により反射されて、イメージセンサ94に入射する。
ここで複写装置本体12の複写開始ボタン(図示せず)
が押圧されると、露光部ユニット18の結像光学系82が原
稿台80上のピントガラス126のピント面126aに結像され
た透過原稿画像のプレスキャンを開始する。この時、複
写装置本体12の光源84は点灯されず、結像光学系82の倍
率が0.5〜2.0倍の間で設定される。
光学ユニットの第1のミラー86はピントガラス126を
通過した投影光を受けながら原稿台80の下面を走査速度
で移動すると同時に、ミラー88,90からなるミラーユニ
ットは前記光源ユニットの第1のミラー86の1/2の速度
で移動し、ピントガラス126に結像された原稿画像をプ
レスキャン(予備走査)し、前記原稿画像の画像情報お
よび透過原稿111の色バランスがイメージセンサ94で読
み取られ、露光修正条件および色補正フィルタ補正条件
が設定され、原稿種別の判定が行われる。
プレスキャン時には、第5図に示すように色補正フィ
ルタ116はその中央の透明部が投影光路LPに挿入され、
第4図に示すように結像レンズ92の第1および第2色の
フィルタ板204,208はいずれもその中央の透明部を光路
L中に挿入するように、また、可変絞り214は開放とな
るように設定される。
前述の色補正フィルタ補正条件が設定されると、その
補正条件に従って、透過原稿111の色バランスが判定さ
れ、この色バランスに応じた色補正フィルタ116が選択
され、例えば第4図に示すように色補正フィルタ駆動手
段117のステッピングモータ117aが所定量回転し、それ
に従ってラック117dが移動し、透過原稿111がネガフィ
ルムであればネガ用フィルタN、スライドであればポジ
用フィルタPが投影光路LPに適格に挿入される。
前述の露光修正条件が設定されると、その露光修正条
件に従ってステッピングモータ204a,208a,214aがそれぞ
れ所定量回転し、それに従ってラック204d,208d,214dに
より各々第1色フィルタ板204、第2色フィルタ板208、
板カム216が移動し、光路L中に必要な色フィルタ例え
ばシアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)の挿
入量が得られ、可変絞り214が必要な絞り量が設定され
る。
プレスキャン終了後、前記光源ユニットおよびミラー
ユニットは走査開始位置に戻る。
一方、上述のプレスキャン、色バランスの補正および
色フィルタ、絞りの補正が行なわれている間に、イメー
ジセンサ94の原稿種別の判定に基づいて原稿に最適な感
光材料が自動的に選択される。透過原稿111がスライド
であれば、スライド用ポジ感光材料、ネガフィルムであ
ればネガフィルム用感光材料が選択されるように、感光
材料供給部ユニット16に必要なマガジンを装填しておく
のが好ましい。もし、イメージセンサ94によって判定さ
れた原稿種別に最適な感光材料が、複写装置本体12の感
光材料供給部ユニット16に装填されていない場合には、
複写装置本体12の表示部に「最適感光材料が装填されて
いない」ことを表示する。
一例として、透過原稿111がスライドであり、スライ
ド用ポジ感光材料や感光材料36であり、第5図に示す制
御に従って感光材料36が自動選択された場合には、図示
しない搬送用モータが駆動されると、搬送ローラ68a,68
b,74,74が感光材料36を所定長さだけ送り出し、カッタ7
0により感光材料36が必要長さに切断される。その後再
び前記搬送用モータが駆動されて感光材料36は露光部46
へと送られ、露光位置46aの直前で待機する。
シャッタ96が第1図に示す実線の位置に来て、光路L
が露光部46へ向けられ、露光が可能になると、光源ユニ
ット内の第1のミラー86はピントガラス126の結像原稿
画像の主走査を開始すると、同時に露光部46の搬送ロー
ラ58a,58bおよび60a,60bは感光材料36の前記光源ユニッ
トの走査速度と同期して走査搬送を開始する。
主走査の間、原稿画像が結像したピントガラス126を
通過した原稿画像を担持する投影光は、ミラー86に入射
し反射され、ミラー86の1/2の速度で同方向に移動する
ミラー88,90で反射され、色および絞りが好適に調整さ
れた結像レンズ92を通過し、露光位置46aにおいて、同
期して走査搬送させる感光材料36を露光する。
この露光の進行に従い、感光材料36は搬送ローラ58a,
58bと60a,60bとの間から搬送ガイド62を通って下方へと
送られる。この場合、切換ガイド64は感光材料搬送ロー
ラに作用せず、露光部46から送られる感光材料36は搬送
ガイド62内を垂直下方へと移動する。このため露光後の
感光材料36が処理部ユニット20の処理部22へ送り込まれ
ることによる、感光材料供給部ユニット16と処理部22と
の速度差に基づく感光材料36の中間部の弛みがない。
露光が全て終了するとシャッタ96が第2図点線で示さ
れる位置まで回動し、搬送用モータ(図示せず)は一時
的に逆方向に回転する。このため露光後の感光材料36は
搬送ローラ58a,60aの逆転でその後端部が搬送ガイド62
を上昇し、一部が搬送ガイド48c内へと送られる。
なお、本発明においては、投影原稿投影装置14におい
ては、露光が終了した時点で投影用光源112を消灯する
ように構成してもよい。
この逆方向の搬送は感光材料36の先端部が切換ガイド
64よりも上流側で停止される。その後再び前記搬送用モ
ータは最初の搬送方向と同方向に回転される。この場
合、切換ガイド62は前記感光材料搬送路に作用し、感光
材料36の先端部を搬送ガイド62から分岐して分岐搬送ガ
イド66へと送り出す。このため感光材料36の先端部は分
岐搬送ガイド66を通って処理部ユニット20の処理部22へ
と送られる。
処理部22内に送られる露光済感光材料36は現像漕102
で現像され、漂白・定着漕104で漂白・定着され、水洗
漕106,108において十分に水洗が行なわれた後に乾燥部2
4へと送られ、乾燥後に取出トレイ110上へと取り出され
る。
投影原稿投影装置14であっても、投影原稿光源装置13
であっても、原稿台80上に透過原稿画像そのものであろ
うと、投影像であろうと複写されるべき画像が形成され
る点では全く同じであるので、投影原稿投影装置14で可
能な複写装置本体12の操作は透過原稿光源装置13と同じ
であるので、説明は省略する。
こうして、得られた複写画像は、透過原稿であっても
反射原稿と同様に透過原稿投影装置により原稿台上に形
成された原稿画像を複写装置本体12の結像光学系82によ
りプレスキャンし、イメージセンサ94により色補正フィ
ルタ補正条件を含む原稿種別を判定し、かつ、露光修正
条件を設定し、この色補正フィルタ補正条件に従って、
色補正フィルタ116を透過原稿111の色バランスに適合す
るよう自動的に差し換えるとともに、露光修正条件に従
って結像光学系82の結像レンズ92内の色フィルタC,M,Y,
絞りを調整した後に、透過原稿の種類に応じた最適な感
光材料を自動的に選択し、この感光材料に露光するの
で、極めて、高画質で色バランスのよい画像である。こ
のように、ユーザーはこのような高品位の複写画像を1
回のミスでなく容易に得ることができる。
また、第2図に示すように原稿台80上に反射原稿130
に載置し、原稿押え15で押えた後、複写を行なっても、
複写装置本体12は透過原稿の場合と同様にプレスキャン
後、同様にしてイメージセンサ94の原稿種別の判定に従
って反射原稿130に応じた感光材料例えば感光材料34が
自動的に選択され、この感光材料34にスリット走査露光
を行ない、同様の動作が繰り返される。
第1図に示す例では、結像部材をフルネルレンズ124
とピントガラス126とで構成したけれども、透過原稿111
の投影像を結像できればいかなるものでもよく、拡散
板、フレネルレンズ、ハーフトーンスクリーンおよびこ
れらの組み合わせなどを用いてもよい。
第1図〜第3図に示す例では、2種の感光材料34,36
を用いるよう2個のマガジン30,32を装填できるように
構成されているが、3種以上の感光材料を用いることが
できるように、3個以上のマガジンを装填できるように
構成してもよい。
本発明の複写装置では、多種の感光材料を揃えておく
ことにより、ネガフィルムやスライドなどの色バランス
の異なる透過原稿であっても、印刷原稿や写真原稿など
のような反射原稿であっても原稿種別に最適な感光材料
が自動的に選択されるので、容易に好適な複写を行うこ
とができる。
本発明の複写装置においては、原稿種別の判定特に透
過原稿の色バランスの違いを複写装置本体の色補正用セ
ンサで読み取り、反射原稿あるいは透過原稿の違いを判
定しているけれども、別に原稿種別判定センサあるいは
色バランス判定用センサを設けてもよい。また、色補正
フィルタの差し換えのために透過原稿投影装置にセンサ
を設け、該投影装置内で色補正フィルタの自動差し換え
を行ってもよい。また、透過原稿の違いを判定できれ
ば、色バランスによる判定に限る必要はなく、どのよう
な方法を用いてもよい。
また、本発明の複写装置における感光材料の自動選択
の制御は第6図に示す例に限定されるわけではなく、原
稿種別の判定方法に従って適宜制御方法を選択してよ
い。
本発明に係る複写装置は以上のように構成されるが、
本発明はこれに限定されるわけではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更
が可能なことは勿論である。
<発明の効果> 以上、詳述したように、本発明によれば、透過原稿で
あっても、反射原稿を載置する原稿台上の結像部材に透
過原稿投影画像を結像させ、あるいは原稿台上に直接透
過原稿画像を形成させ、反射原稿と同様に複写装置本体
の結像光学系により予備走査(プレスキャン)を行な
い、センサにより色バランスおよび光量などを読み取
り、色補正フィルタ補正条件を含む原稿種別の判定を行
いかつ露光修正条件を設定し、前記透過原稿の色バラン
スに応じた補正フィルタを自動的に差し換え、かつ、前
記結像光学系の色補正、絞り等を調整した後、最適な感
光材料を自動的に選択し、この感光材料に露光するよう
構成されているので、透過原稿であっても反射原稿であ
っても、全く同様に、極めて高画質で色バランスのよい
高品位の複写画像を、ユーザーは1回の操作でミスなく
容易に得ることができる。
また、本発明によれば、透過原稿を投影・結像あるい
は照射するための透過原稿投影装置は前記原稿台に着脱
自在であり、反射原稿用の原稿押えと容易に交換できる
ので、透過原稿の複写から反射原稿の複写への複写装置
の切換が容易である。
また、本発明によれば、複写装置本体の結像光学系の
変倍機構を用いることができるので、例え、透過原稿投
影装置が等倍光学系であっても、ネガやスライドなどの
透過原稿の縮小・拡大を容易に行なうことができる。例
えば透過原稿を4in×5in版とするとき、前記結像光学系
の変倍機構を0.5〜2.0倍とすれば、2in×2.51in版〜8in
×10in版までの複写画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る複写装置の一実施例の概略断面
図である。 第2図および第3図は、本発明に係る複写装置の使用態
様を示す概略断面図である。 第4図は、第1図、第2図および第3図に示す複写装置
の本体に用いられる結像レンズの一実施例を示す斜視図
である。 第5図は、第1図に示す複写装置の透過原稿投影ユニッ
トの部分斜視図である。 第6図は、本発明の複写装置の自動感光材料選択制御の
一例のフローを示す説明図である。 符号の説明 10……複写装置、 12……装置本体、 13……透過原稿光源装置、 14……投影原稿投影装置、 15……押え板、 16……感光材料供給部ユニット、 18……露光部ユニット、 20……処理部ユニット、 22……処理部、 24……乾燥部、 26……予備液保管部、 28……感光材料供給部フレーム、 30,32……マガジン、 34,36……感光材料、 38……開閉蓋、 40,100……ピン、 46……露光部、 46a……露光位置、 54……ガラス板、 56……押圧板、 58a,58b,60a,60b……搬送ローラ、 64……切換ガイド、 80……原稿台、 82……結像光学系、 84……光源、 86,88,90……ミラー、 92……結像レンズ、 94……イメージセンサ、 96……シャッタ、 98……露光部フレーム、 102……現像漕、 104……漂白・定着漕、 106,108……水洗漕、 110……取出トレイ、 111……透過原稿、 112……投影用光源、 114……周辺光量補正フィルタ、 116……ネガ/ポジ色補正フィルタ、 117……ネガ/ポジ色補正フィルタ駆動手段、 117a……ステッピングモータ、 117b,117c……歯車、 117d……ラック、 118……透過原稿支持手段、 120……レンズ、 122……ミラー、 124……フレネルレンズ 126……ピントガラス、 130……反射原稿、 132……透過原稿、 134……筐体、 136……透過原稿光源、 138……リフレクタ、 140……冷却手段、 142……熱吸収ガラス、 144……拡散板、 200……レンズ前群、 202……レンズ後群、 204,208……色フィルタ板、 206……固定絞り、 210,212……絞り板、 214……可変絞り、 216……板カム、 218,219……傾斜溝、 220,221……ピン、 204a,208a,214a……ステッピングモータ、 204b,208b,214b,204c,208c,214c……歯車、 204d,208d,214d……ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 良一 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−73763(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射原稿を複写可能な複写装置本体と、該
    複写装置本体により色バランスの異なる少なくとも2種
    の透過原稿を複写可能ならしめる透過原稿投影装置とを
    有する複写装置であって、 複数種類の感光材料が装填される感光材料供給部と、 前記反射原稿と前記少なくとも2種の透過原稿との少な
    くとも3種の原稿の種類を識別する識別手段と、 該識別手段の識別結果に応じて前記複数種類の感光材料
    の内の1つを選択し、供給するように制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】複数種類の反射原稿を複写可能な複写装置
    本体と、該複写装置本体により複数種類の透過原稿を複
    写可能ならしめる透過原稿投影装置とを有する複写装置
    であって、 複数種類の感光材料が装填される感光材料供給部と、 前記反射原稿の種類および前記透過原稿の種類を識別す
    る識別手段と、 該識別手段の識別結果に応じて前記複数種類の感光材料
    の内の1つを選択し、供給するように制御する制御手段
    を備えたことを特徴とする複写装置。
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