JPH04328733A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04328733A
JPH04328733A JP9882691A JP9882691A JPH04328733A JP H04328733 A JPH04328733 A JP H04328733A JP 9882691 A JP9882691 A JP 9882691A JP 9882691 A JP9882691 A JP 9882691A JP H04328733 A JPH04328733 A JP H04328733A
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JP
Japan
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image forming
photosensitive material
magnification
image
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Withdrawn
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JP9882691A
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English (en)
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Atsushi Takagi
高 木  厚
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過原稿を感光材料に
投影露光し、露光済感光材料を処理して透過原稿画像を
最終的に可視像として得る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ネガフィルム、ポジフィルム
、スライドなどの透過原稿からは、写真焼付装置などの
画像形成装置を用いて所定のサイズの感光材料、例えば
銀塩写真式感光材料に焼き付け、現像、定着、水洗、乾
燥等の処理を施して可視像として所定サイズのポジプリ
ント画像が得られている。そして、現在、透過原稿も種
々のサイズのものが用いられ、プリント(写真印画紙)
も種々のサイズのものが用いられている。
【0003】主に用いられる透過原稿のサイズは、例え
ば135スリーブ(23.5×35.5mm)、135
スライド(21.4×33.1mm)、6×4.5(セ
ミ)版(56.0×40.5mm)、6×6版(56.
0×56.0mm)、6×7版(56.0×68.5m
m)、6×8版(56.0×75.0mm)、6×9版
(56.0×80.0mm)などが代表的に挙げられる
。また、プリントサイズは、例えば六ッ切(8×10)
(203×254mm)、八ッ切(165×216mm
)、6RW(152×229mm)、4R(102×1
52mm)、キャビネ(120×165mm)、2L(
127×190mm)、L(89×127mm)、E(
82.5×117mm)などが代表的に挙げられる。
【0004】一方、文字等線画像のようなモノクロ画像
からなる印刷物などの反射原稿のみならず、写真などの
階調画像やカラー写真やカラー印刷物などのカラー画像
を有する反射原稿の複写は種々の方式を用いる複写装置
によって行われている。一般に用いられている反射原稿
の用紙サイズは、A版、例えば、A3(297×420
mm)、A4(210×297mm)、A5(148×
210mm)およびB版、例えばB4(257×364
mm)、B5(182×257mm)、B6(128×
182mm)、さらに前述したE、L、2Lなどが代表
的に挙げられる。アメリカ合衆国では、A版、B版の代
りに、11×8.5(216×279mm)、11×1
1(279×279mm)、リーガルサイズ(13×8
.5、216×330mm)、11×17(279×4
32mm)なども用いられている。
【0005】最近の画像情報記録の多様化に伴ない、印
刷物、写真などの反射原稿の複写を行う複写装置などの
画像形成装置において、反射原稿を行うだけでなく、ス
ライド、ポジフィルム、ネガフィルムなどの透過原稿の
複写を行うために前記画像形成装置の原稿台上に載置す
る透過原稿投影装置や前記画像形成装置に一体的に組み
込まれた透過原稿投影装置が種々提案されている。
【0006】ところで、反射原稿、特に白黒原稿を複写
する複写装置においては、原稿サイズおよび複写される
用紙サイズが特定の種類に限定されている場合に、例え
ば、主に用いられる原稿サイズがA3、A4、A5、A
6、B4、B5、B6で、使用可能な用紙サイズがA3
、A4、B4、B5である場合に、複写倍率が入力され
、あるいは予め設定され、かつ原稿サイズが入力され、
あるいは自動検知されると複写用紙サイズを自動的に決
定し、決定されたサイズの複写用紙に複写を行う自動用
紙選択機能や、原稿サイズが入力され、あるいは自動検
知され、かつ複写用紙サイズが入力あるいは予め設定さ
れていると複写倍率を自動的に決定し、決定された複写
倍率で複写を行う自動倍率選択機能を持つものがある。 また、原稿サイズと複写用紙サイズとの特定の組み合わ
せの複写倍率、例えば71%(A3→A4、B5→B4
)、82%(B4→A4)、87%(A3→B4、A4
→B5)などの縮小倍率および115%(B4→A3、
B5→A4)、122%(A4→B4)、141%(A
4→A3、B5→B4)などの拡大倍率を定型倍率とし
て備えた複写装置も上市されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、透過原稿を
複写することのできる複写装置などの画像形成装置であ
っても、透過原稿光源装置は、反射原稿複写用の画像形
成装置本体とは別体で、反射原稿用の原稿台上に載置し
て用いられるもの(例えば、本出願人に係る特開平2−
39139号公報参照)で、主体は反射原稿の複写にあ
るため、上述の自動用紙選択モードや自動倍率選択モー
ドや定型倍率モードなどを持っておらず、反射原稿に比
べて透過原稿の複写は簡便でないという問題があった。
【0008】また、反射原稿複写用画像形成装置本体と
一体的に組み込まれた透過原稿投影装置を有する画像形
成装置(例えば、本出願人に係る特開平2−24224
6号公報および同2−242247号公報参照)であっ
ても、上述の両者が別体の装置であっても、あるいは、
透過原稿専用の画像形成装置であっても、透過原稿、例
えば135スリーブネガフィルム(24×36mm)の
プリントサイズは、上述したようにE、L、2L、キャ
ビネ、4R、6RW、八ッ切、六ッ切、まれには、大キ
ャビネ、四ッ切、半切、全紙、小さい方では二枚掛、大
手札、大名刺、手札など多種にわたり、各サイズに応じ
たサイズの感光材料を用意することが困難であるため、
定型倍率モード、自動用紙選択モード、自動倍率設定モ
ードなどを設けても、そのために、画像形成装置の動作
制御を複雑にし、装置自体のコストアップを招くばかり
か使い勝手が良くならないという問題もあった。
【0009】また、たとえ定型倍率モードを持つ画像形
成装置であっても、原稿は、反射原稿および透過原稿の
いずれも正方形に限るものではなく、縦と横の長さが異
なるものが多いため、たとえ、複写可能な倍率を選択で
きたとしても、用紙の向きによっては、同じ倍率であっ
ても、原稿画像が欠けることがあり、感光材料を無駄に
するという問題があった。特に、感光材料がカラー感光
材料の場合にはコストの面からも問題となる。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、透過原稿の画像形成において一般的に用いられ
る倍率を定型倍率として選択する定型倍率モードを持ち
、透過原稿を、複雑な操作をすることなく、好ましくは
反射原稿も複写可能な場合には反射原稿と同様に簡便に
所要のサイズの感光材料に効率的に複写し、所要のサイ
ズのプリント画像を得ることができ、かつ効率的な感光
材料の使用が可能な画像形成装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、少なくとも2種類のサイズの異なる感光
材料を装填可能な感光材料供給部と、透過原稿を前記感
光材料に所定の画像形成サイズで投影露光するための透
過原稿投影装置と、露光済感光材料を処理して可視像を
得る感光材料処理装置とを備える画像形成装置において
、前記透過原稿のうちの1つを標準透過原稿とし、前記
画像形成サイズのうちの1つを標準画像形成サイズとし
、前記標準透過原稿サイズに対する前記標準画像形成サ
イズの倍率を標準倍率として定め、前記標準透過原稿と
同様に所定の透過原稿を透過原稿投影装置にセットした
時、選択された感光材料に対して露光可能な画像形成サ
イズとなる倍率を定型倍率として選択するモードを有す
ることを特徴とする画像形成装置を提供するものである
【0012】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、前記定型倍率モードにおいて、さらに前記透過原稿
の画像形成サイズを表示する手段を有することを特徴と
する画像形成装置を提供するものである。
【0013】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、前記定型倍率モードにおいて、さらに前記透過原稿
の配置を表示する手段を有することを特徴とする画像形
成装置を提供するものである。
【0014】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、前記透過原稿の配置の表示は、所定の定型倍率に対
して、使用感光材料の最も効率的な配置を提供するもの
である。
【0015】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、前記透過原稿の配置の表示は、さらに前記定型倍率
モードに含まれていない倍率あるいは画像形成サイズに
対応してなされるよう構成してなることを特徴とする画
像形成装置を提供するものである。
【0016】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、さらに、反射原稿を前記感光材料に露光するための
露光光学系を含む露光ユニットを有することを特徴とす
る画像形成装置を提供するものである。
【0017】また、本発明は、上記画像形成装置であっ
て、前記感光材料供給部、前記露光ユニットおよび前記
感光材料処理部は一体化された画像形成装置本体を構成
し、前記透過原稿投影装置は前記画像形成装置本体の反
射原稿載置用原稿台上に載置して用いられることを特徴
とする画像形成装置を提供するものである。
【0018】
【発明の作用】本発明の画像形成装置においては、透過
原稿から所定のサイズのプリント画像を得る際に、所定
の原稿サイズが標準原稿、所定のプリントサイズが標準
プリントサイズとされ、原稿および感光材料の配置(セ
ットの方向)も含めこの組み合わせが標準倍率として設
定されている時、所定原稿サイズと使用感光材料に対し
て標準原稿と同様にセットした場合に画像が欠けること
なく透過原稿画像全体が画像形成(複写)される画像形
成サイズを定型倍率モードとして設定されている。
【0019】従って、ユーザが定型倍率モードを選択し
た場合、自動的に使用感光材料に対して効率的な所定の
複写倍率が設定されるので、もしくはユーザはフルサイ
ズの画像形成可能なサイズに対応する所定の倍率のみを
必ず選択することになるので、後は単にスタートキーを
押すだけで極めて簡単に所定の画像形成サイズのプリン
ト画像が形成される。従って、ユーザは簡単な操作を行
うのみであるにもかかわらず、画像が欠けるなどの失敗
をすることがない。
【0020】また、本発明の画像形成装置において、定
型倍率モードにおいて画像形成サイズを表示するもので
は、ユーザは自動設定される画像形成サイズを視認でき
、もしくはフルサイズの画像形成可能な画像形成サイズ
のみを容易に視認することができるので、不所望の画像
形成サイズへのプリント画像形成を行うことがない。
【0021】また、本発明の画像形成装置において、透
過原稿の配置(セットの方向)を表示するものでは、ユ
ーザが必要な配置を容易に視認できるので、誤って画像
が欠けた画像形成を行うことがないし、この表示が、所
定の定型倍率に対して、使用感光材料の最も効率的な配
置である場合は、感光材料の無駄を省き、効率よく使用
できる。
【0022】さらに、本発明の画像形成装置において、
定型倍率モードに含まれていない複写(引伸)倍率もし
くは画像形成サイズに対応して使用感光材料に対してフ
ルサイズの画像形成が可能な原稿配置を表示するもので
は、所望の倍率もしくは画像形成サイズが定型倍率モー
ドにない場合にも原稿の配置(セットの方向)を変える
ことにより、画像形成が可能となり、感光材料の効率的
な使用を行うことができる。
【0023】また、本発明の画像形成装置において、反
射原稿を露光するための露光ユニットを有するものでは
、透過原稿投影装置が反射原稿画像形成用画像形成装置
本体と一体もしくは別体であっても、ユーザは反射原稿
と同様な操作で透過原稿から所望のサイズの画像形成を
行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を添付の図
面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0025】第1図に、本発明に係る画像形成装置とし
て、画像形成装置本体では記録材料に、熱現像工程を必
要とし、水等の画像形成溶媒の存在下で受像層を有する
受像材料に画像を転写形成する感光材料を用い、透過原
稿投影装置を原稿台上に載置した複写装置の一例を示す
【0026】第1図に示す本発明の第1の態様に係る複
写装置10は、透過原稿投影装置(以下、プロジェクタ
という)12と複写装置本体14とから構成され、複写
装置本体14は、基本的にハウジング16の上部に配置
される露光装置18と、ハウジング16の側部に配置さ
れる感光材料・受像材料供給部(以下、供給部という)
20と、ハウジング16の供給部20の逆側の側部に配
置される熱現像転写部22と、供給部20と熱現像転写
部22との間に配置される水塗布部24と、透過原稿モ
ードと反射原稿モードとのモード切換を行うモード切換
キー(又はボタン)、定型倍率モードを選択するキーや
複写を開始する複写キーなどの種々の複写装置に必要な
選択・設定・切換等を行うための操作キーを有する操作
部26と、操作部26からの入力および複写装置本体1
4に設けられた各種のセンサ類からの出力に従って複写
装置本体14の各部の動作を制御する制御部28とから
構成される。
【0027】透過原稿投影装置12は、図1および図2
に示すように複写装置本体14の原稿台30の所定の位
置に載置して、透過原稿32の投影画像を原稿台30上
に結像させた後、原稿台30を透過した投影光を用い、
露光装置18によって透過原稿32の画像の感光材料A
への露光に供するためのものであって、基本的に、遮光
性筐体34と、この筐体34内に透過原稿32を  投
影するための投影用光源36と、周辺光量補正フィルタ
38と、色補正フィルタ40と、透過原稿32を投影光
路中に正しく支持する透過原稿支持手段42と、原稿画
像を投影する投影レンズ44と、透過原稿画像を反射し
て結像部材に向けるミラー46と、透過原稿画像を結像
させるための結像部材を構成するフレネルレンズ48と
ピントガラス50とを有する。
【0028】ここで、投影用光源36は、例えば、ハロ
ゲンランプなどを用いることができる。投影用光源36
の背面にはリフレクタ52を配置し、光量を上げるよう
にしてもよい。
【0029】透過原稿投影装置12を用いる場合は、得
られる複写画像にフレアー等が発生するのを防止するた
めに、複写装置本体14の反射原稿走査用光源58は点
灯せず、投影用光源36からのピント面50aを透過し
た投影光により感光材料Aを露光位置80aにおいて露
光する。
【0030】また、周辺光量補正フィルタ38は、投影
レンズ44の周辺光量の低下を補正するために用いられ
、色補正フィルタ40は、ネガとポジ例えばネガフィル
ムとスライドでは、色バランスが異なるため、ピントガ
ラス50上に形成される透過原稿画像の色バランスを調
整するためにネガ/ポジに応じ、フィルタを差し換えて
いる。
【0031】透過原稿支持手段42は、ネガ、ポジの兼
用とし、ポジ例えばスライドの場合は、公知のスライド
装填手段により、1コマずつ上下方向にスライドさせあ
るいは左右方向にスライドさせるように構成され、ネガ
の場合は、汎用のネガスリーブ用専用ホルダー(国内6
コマ、海外4コマ)を装填して、このネガホルダーを上
下方向あるいは左右方向にスライドさせるように構成さ
れている。
【0032】投影レンズ44は、透過原稿画像を結像系
に投影するレンズである。ここで、投影レンズ44は固
定されていても、複写(引伸)倍率を変更するために投
影光の光軸方向に移動するように構成されていてもよい
【0033】フレネルレンズ48は、ピントガラス50
のピント面に光が垂直に入るようにし、集光効率を高め
るためにピントガラス50上に配置される。ピントガラ
ス50は、その下面が直接原稿台30に載置されるので
、ピントガラス50のピント面はピントガラス50の下
面部になるように構成される。ここで、透過原稿投影装
置12の投影光学系は、固定倍率の拡大(引伸)光学系
としてもよいし、拡大倍率を変更可能な変倍(ズーム)
光学系としてもよい。例えば、投影光学系を500%の
固定倍率拡大光学系とした場合、複写装置本体の変倍率
(マシンズーム倍率)が50%〜200%であるとする
と、本発明の画像形成装置10は、250%〜1000
%までの拡大(引伸)が可能である。
【0034】このようなプロジェクタ12を載置する原
稿台30の下方、すなわち装置本体14のハウジング1
6の上部には、露光装置18が配置される。複写装置本
体14のハウジング16の上面に配設される原稿台30
は、透過原稿32や反射原稿54を載置するための透明
なガラス等から構成される。反射原稿54を複写する場
合には、図3に示すように、プルーフ12を原稿台30
上から取り去って、反射原稿54を原稿台30に固定す
るための原稿圧板56がプルーフ12の代りに配置され
る。
【0035】図2に示すように原稿台30の下方には、
反射原稿露光用光源58と、スリット60aが形成され
たリフレクタ60とリフレクタ60上のスリット60a
の両側に設けられるミラー64とが一体的に構成された
光源ユニットが配置される。この光源ユニットは、反射
原稿54の場合には図4に示すように光源58にて反射
原稿54を照射しつつ、原稿台30の下面を矢印aで示
される走査方向に移動して、反射原稿54を走査し、透
過原稿32の場合には、図2に示すように光源58は消
灯され、プロジェクタ12内の投影用光源36によって
投影され、投影レンズ44を介してフレネル48および
ピントガラス50に結像している透過原稿32の画像を
走査する。光源58にて照射され反射原稿54で反射さ
れた反射光、および光源36から射出され、透過原稿3
2および投影レンズ44を透過して原稿台30上で結像
した後、原稿台30を透過した投影光は、いずれも第1
ミラー64に入射し、ミラー64で反射されてミラーユ
ニットを指向する。ここで、反射原稿露光用光源58と
しては、ハロゲンランプ等、通常の複写装置の反射原稿
露光用光源として適用可能なものはいずれも適用可能で
ある。
【0036】第1ミラー64で反射された反射光(反射
原稿54からの反射光または透過原稿32からの投影光
)は次いでミラーユニットに入射し、光路Lを所定の方
向に反射される。ミラーユニットは2枚のミラー66a
および66bが一体的に構成されてなるもので、前述の
光源ユニットと同方向に、1/2の速度にて移動するよ
うに構成される。
【0037】光路Lのミラーユニット後方には、露光量
調整用の可変絞り68およびレンズユニット70が配置
される。可変絞り68は、基本的に開口部67aを有す
る板カム67と、一対の絞り板68a,68bとからな
るもので、板カム67にて絞り板68aと68bとを接
離することにより、光路Lを進行してきた反射光の通過
光量を調整する。可変絞り68にて通過光量が調整され
、光路Lを進行する反射光は、次いでレンズユニット7
0に入射する。
【0038】レンズユニット70は、反射原稿54の反
射光および透過原稿32の投影光を搬送される感光材料
A上に結像するための結像レンズと、光質調整用の色フ
ィルタとを組合せたもので、光路L前方より結像レンズ
としてのレンズ前群70a、第1色フィルタ板70b、
固定絞り70c、第2色フィルタ70d、レンズ後群7
0eが配置されたもので構成される。第1および第2色
フィルタ板70b,70dは、例えば透明なガラス板か
らなり、中央部は透明で両側にそれぞれ異なる色の色フ
ィルタ膜を蒸着させたものであり、例えば、第1色フィ
ルタ板70bはC(シアン)とY(イエロー)、第2色
フィルタ板70dはC(シアン)とM(マゼンタ)の色
フィルタをそれぞれ有している。このような第1および
第2色フィルタ板70bおよび70dは、光路Lへの各
色フィルタ挿入量Y,M,Cを調整することにより光路
Lを進行してきた反射光の光質を調整するものである。
【0039】光路Lのレンズユニット70の後方には、
反射光を所定の方向に反射するミラー72a,72bお
よび72cが配置される。光路Lを進行してきた反射光
は、これらの各ミラーにて所定の方向に反射されて光路
Lを進行し、露光部80の所定位置において走査搬送さ
れる感光材料A上に結像し、感光材料Aを露光する。
【0040】ミラー72cの後方には、反射光の光路を
、露光部80側とイメージセンサ74側とに切り替える
移動ミラー76が配置される。移動ミラー76は、通常
の露光時には公知の手段にて移動され、光路Lから退避
した状態となっているが、ホワイトバランスの調整や、
プレスキャンの際には、図示位置に移動して光路Lに挿
入され、反射光をイメージセンサ74に反射する。
【0041】イメージセンサ74は、ホワイトバランス
の調整、プレスキャン時に反射光の光量および光質を測
定するもので、赤色(R)センサ、緑色(G)センサ、
青色(B)センサを内蔵している。ここで、センサは各
色1個でもよいが、各色につきそれぞれ2種の波長の光
強度を測定する計6個の光センサを用いてもよい。
【0042】また、上述の可変絞り68およびレンズユ
ニット70には、イメージセンサ72の測定結果に基づ
いて、それぞれ、予め設定された複写条件に応じて、可
変絞り67による通過光量の調整および各色フィルタ板
Y,M,Cによる光質(各色フィルタの通過光量)の調
整を行うため絞りD、色フィルタY,M,Cの挿入量(
Y,M,C)の調整を行う調整装置78が接続される。
【0043】供給部20は、感光材料Aを巻回して収納
する感光材料マガジン82と、受像材料Cを巻回して収
納する受像材料マガジン84とが装填されるもので、感
光材料マガジン82、受像材料マガジン84共にハウジ
ング16の図中右側面に引出し可能に構成される。また
、感光材料マガジン82は、ハウジング16内に収納さ
れた状態においては、完全に遮光された状態となるよう
に構成されており、感光材料Aが不用意に露光されるこ
とがないようになっている。
【0044】図示例において、感光材料Aは前述のよう
に熱現像工程を必要とし、水等の画像形成溶媒の存在下
で、受像層を有する受像材料Cに画像を転写形成するも
ので、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダー、色
素供与性物質、還元剤等を有するものである。なお、図
示例の複写装置10においては、感光材料Aはその感光
面が下面になるように巻回され、感光材料マガジン82
に収納される。
【0045】また、受像材料Cは、支持体上に媒染剤を
有する色素固定材料が塗布されてなるものである。受像
材料Cは、その巾が感光材料Aよりも狭いものであり、
また、画像形成面が上側になるように巻回され、受像材
料マガジン84に収納されている。
【0046】ここで供給部20は、少なくとも2種類の
サイズ(幅)の異なる感光材料を巻回して収納する感光
材料マガジン82を装填できるように構成される。この
時、感光材料マガジン82は、感光材料のサイズに応じ
て、その大きさを変えてもよいが、感光材料マガジン8
2の大きさは変えず、これを異なるサイズの感光材料を
巻回収納できるようにするのがよい。また感光材料のサ
イズに応じて、受像材料のサイズを変えるように構成し
てもよい。この時、供給部20には、サイズの異なる受
像材料を巻回収納した受像材料マガジンが充填可能であ
り、その大きさは受像材料のサイズに応じて異なるもの
でもよいし、そのサイズにかかわらず同じであってもよ
い。もちろん、感光材料は、原稿の種類すなわち、ネガ
フィルム、リバーサルフィルム(スライド)、OHP原
稿などの透過原稿、および反射原稿に応じて、ネガ用感
光材料、ポジ用感光材料、OHP用感光材料などの最適
な感光材料が選択される。
【0047】感光材料マガジン82および受像材料マガ
ジン84の前方にはそれぞれその出口に対応して引出し
ローラ対86および88が配置され、また、その前方に
はそれぞれ感光材料Aおよび受像材料Cを所定の長さに
切断するカッタ90および92が配置される。ここで、
後の熱現像転写後の剥離を容易にするために、受像材料
Cは感光材料Aよりも多少短く切断される。
【0048】感光材料Aに対応する引出しローラ対86
は、カッタ90作動後に感光材料Aの先端部を僅かに挟
持する位置まで逆転し、感光材料Aの先端部が不要に露
光され、かつ劣化することを防止する。また、受像材料
Cに対応する引出しローラ対88は、カッタ92作動後
に受像材料Cの挟持を開放し、受像材料C先端部の損傷
を防止する。
【0049】カッタ90の後方、(以下、後方とは感光
材料Aおよび受像材料Cの搬送方向の下流側とする)に
は、露光部80が、その後方にはガイド、ローラ対およ
びフラッパーからなりループ状の搬送経路を構成する反
転部94が配置される。引出しローラ対86にて引出さ
れ、カッタ90にて所定の長さに切断された感光材料A
は、一旦露光部80を通過して反転部94にて上下反転
された後、再び露光部80に搬送されて後述の露光装置
18にて露光される。
【0050】露光部80は、搬送ローラ対96および9
8と、この搬送ローラ対96および98間に配置される
感光材料Aの搬送経路および露光位置を規定する露光面
ガラス100と、この露光面ガラス100に感光材料A
を押圧する押圧板102とから構成される。つまり、感
光材料Aは露光面ガラス100および押圧板102にて
挟持されつつ搬送ローラ対96および98にて搬送され
て反転部94に搬送され、また、反転部94にて感光面
が上方になるように反転されて再び露光部80に搬送さ
れ、同様にして搬送されつつ、露光装置18にて走査露
光される。
【0051】露光部80にて露光装置18による露光を
終了した感光材料Aは、ループ状の搬送ガイドからなる
第2反転部104にて感光面を下方に向けるように反転
され、搬送ガイド、搬送ローラ対および案内ローラから
なる搬送経路106を通って水塗布部24に搬送される
。水塗布部24は、露光を終了した感光材料Aに画像形
成溶媒としての水を塗布するものであり、塗布タンク1
08と、塗布タンク108の前に配置される搬送ローラ
対110と、後に配置されるスクイズローラ対112と
、図示しない水の補充タンクとを有するものである。
【0052】また、図示例においては塗布タンク108
に対向して感光材料Aの搬送ガイド114が配置される
。反転部104から搬送された感光材料Aは、搬送ロー
ラ対110にて塗布タンク108に搬入され、塗布タン
ク108と搬送ガイド114との間を搬送されつつ画像
形成溶媒である水を塗布され、スクイズローラ対112
にて余分な水を除去されつつ次工程に搬送される。
【0053】塗布タンク108と前記補充タンクとの間
には、ポンプおよびフィルタを有する供給ライン(図示
せず)と、水槽部およびフィルタからなるオーバーフロ
ーライン(図示せず)とが接続され、塗布タンク108
には前記補充タンクから水が供給される一方塗布タンク
108内の余分な水が前記補充タンクに排出される。な
お、本発明における画像形成溶媒は水に限定されるもの
ではなく、水と、メタノール、DMF、アセトン、イソ
ブチルケトン等の低沸点溶媒との混合物であってもよい
。また、前記補充タンクには、画像形成溶媒のみならず
、消泡剤が配されるのが好ましい。
【0054】水塗布部24の後方には、熱現像転写部2
2が配置される。一方、供給部の受像材料マガジン84
から引出され、カッタ92にて所定長に切断された受像
材料Cは、搬送ローラ対および搬送ガイドからなる搬送
経路116を搬送されて、熱現像転写部22に搬送され
る。
【0055】熱現像転写部22の入口には、貼り合せロ
ーラ118が配置され、水塗布された感光材料Aと搬送
されてきた受像材料Cとを貼り合せる。ここで、感光材
料Aと受像材料Cとは感光材料Aが5mm程度前方にな
るように貼り合せられる。
【0056】なお、受像材料Cの搬送経路の貼り合せロ
ーラ118の前方にはレジストローラ対120が配置さ
れ、図示しないセンサにて受像材料Cの位置を検出し、
感光材料Aと受像材料Cとを所定の位置に貼り合せるよ
うに構成される。
【0057】熱現像転写部22は、加熱源としてのハロ
ゲンランプ122を内包する加熱ドラム124と、この
加熱ドラム124の外周面に約270°の角度で巻き付
けられ、4つのベルト支持ローラ126,126,12
6および126にて張架される無端ベルト128とで構
成され、感光材料Aと受像材料Cとを貼り合せた状態に
て加熱する。この加熱により、前述の露光部80にて露
光されて形成された感光材料Aの潜像が現像されると共
に、受像材料Cに転写され、発色する。
【0058】このような熱現像転写部22には、感光材
料Aを受像材料Cより剥離して、廃棄トレイ130に搬
送する第1剥離爪132および案内ローラ134と、加
熱ドラム124から受像材料Cを剥離し、取出トレイ1
36に搬送する第2剥離爪138および案内ローラ14
0が配置される。
【0059】加熱ドラム124および無端ベルト128
にて加熱転写された感光材料Aと受像材料Cは、最初に
第1剥離爪132にて感光材料Aが剥離され、この感光
材料Aは案内ローラ134にて廃棄トレイ130方向に
搬送され、搬送ローラ対142にて搬送され、カッタ1
44で寸断された後、廃棄トレイ130に廃棄される。 一方、加熱ドラム124に残った受像材料Cは、加熱ド
ラム124がさらに回転することにより第2剥離爪13
8にて加熱ドラム124から剥離され、案内ローラ14
0にて取出トレイ136方面に搬送され、搬送ローラ対
146にて取出トレイ136に排出される。
【0060】操作部26は、第4図に示すように主電源
のオン−オフを行うメインスイッチ148と、透過原稿
32を投影複写する透過原稿投影モードと透過原稿をそ
のまま複写するプルーフモードなどの透過原稿モードと
反射原稿54を複写する反射原稿モードとを切り換える
モード切換キー150と、感光材料Aの種類およびサイ
ズを選択する感光材料選択キー152、選択(使用)さ
れている感光材料Aに対して効率的に複写可能な倍率と
して定められた倍率を選択するための定型倍率モードキ
ー154、複写倍率を選択する倍率選択キー156、原
稿サイズを選択する原稿サイズ選択キー158、ユーザ
が各モードにおいて複写を行うための複写キー160と
、複写倍数などを始めとする複写に必要な各種の公知の
スイッチおよび操作キー162とを有する。また、操作
部26は、各スイッチのオン−オフ状態の表示、各キー
によって選択された種のモードの表示、また、各キーに
よって選択された感光材料表示、原稿の種類やサイズの
表示、定型倍率表示、倍率表示、画像形成サイズ表示な
ど、さらに複写状態および操作状態などの表示ならびに
複写装置10に必要な各種の表示を行う表示部164を
も有する。
【0061】制御部28は、CPU166,ROM16
8およびRAM170からなり、反射原稿モードまたは
透過原稿モードにおいて、各種の選択キーや操作キーに
よって選択されたモード、複写条件等の制御信号を受け
て、露光装置18のレンズユニット70、必要に応じ可
能であればプロジェクタ12の投影レンズ44を光軸方
向に移動して選択された複写倍率(定型倍率もしくは任
意倍率)となるように設定するとともに、表示部164
に必要な表示を行って、露光装置18の走査系、すなわ
ち第1ミラー64を有する光源ユニットおよび第2、第
3ミラー66a,66bを有するミラーユニットならび
に感光材料Aの搬送を行う搬送ローラ対96,98等ド
ライバを制御してこれらの作動を制御するのに加え、複
写装置10に必要な制御を行い、表示部156に表示し
、プレスキャンによるイメージセンサ74からのY、M
およびCの色濃度信号を受けて、最適な複写条件(画像
形成条件)を演算し、この演算結果に基づいて、Y,M
およびCフィルタの調整量(第1および第2色フィルタ
板72b,72dの挿入量)および絞りDの調整量(可
変絞り68(絞り板68aと68b)の開度)を制御す
るとともに、この他、複写装置10に必要な各部、例え
ば露光系、搬送系、感材供給部、熱現像転写部などの作
動を制御するものである。従って、制御部28は、図示
されてはいないが、プロジクタ12の各部分および複写
装置本体14の各部分に電気的に接続されているのはも
ちろん、各部分に配置される各種のセンサ類と電気的に
接続されている。
【0062】本発明においては、反射原稿54の場合の
みならず、透過原稿32においても定型倍率モードを有
している点に特徴を有する。反射原稿54の場合の定型
倍率は、公知の定型倍率、例えば前述した71%、82
%、87%、100%(等倍)、115%、122%、
141%などが代表的に挙げられるが、これに限定され
ない。
【0063】本発明における透過原稿の場合の定型倍率
は、標準原稿と標準感光材料との組み合わせを標準倍率
とした場合、現在選択されている感光材料に対して、標
準原稿と同様な配置、例えば、長方形の原稿に対して横
置きまたは縦置きなどの原稿の向きなどの置き方である
時に欠けることなく画像形成が可能な画像形成サイズの
倍率である。
【0064】ここで、定型倍率としては、例えば、13
5スリーブ(24×36mm)を標準原稿とし、横幅(
ロール幅)165mmのロール状感光材料を標準感光材
料とし、原稿を感光材料の進行方向に対して垂直方向を
長手方向とするように配置する横置きを標準原稿の置き
方とする場合、標準倍率が480%(画像形成サイズは
キャビネサイズ:120×165mm)である時、定型
倍率としては、425%(4Rサイズ:102×152
mm)、362%(Lサイズ:89×127mm)およ
び334%(Eサイズ:82.5×117mm)を設定
することができる。すなわち、横幅165mmではカッ
ト長120mm(120カット)で可能なものが定型倍
率となる。原稿の置き方を縦置きとすれば画像形成が可
能である530%(2Lサイズ:127×190mm)
および635%(6RWサイズ:152×229mm)
などの複写(引伸)倍率は複写が可能であっても定型倍
率とはしない。すなわち、横幅165mmではカット長
240mm(240カット)は定型倍率としない。 ここで、原稿の置き方を変えても画像が欠けてしまう倍
率、例えば772%(8×10サイズ:203×254
mm)が定型倍率としないのはもちろんである。
【0065】本発明においては、透過原稿投影モードで
定型倍率モードを選択した時、ある特定の1つ、例えば
最大倍率が選択され、必要に応じて表示部164に表示
されるように設定してもよいし、可能な複数の倍率を定
型倍率として表示部164に表示し、さらに表示部16
4の定型倍率表示の中から1つの特定な定型倍率を選択
するように設定してもよい。また、本発明においては、
透過原稿モードで定型倍率モードを選択した時、選択さ
れた定型倍率あるいは選択すべき複数の定型倍率にそれ
ぞれ対応する画像形成サイズを表示部(図4では参照符
号164)に表示するように構成してもよい。
【0066】また、本発明においては、上記定型倍率モ
ードを選択した際に、透過原稿投影装置12にセットす
る透過原稿の配置すなわち向き(置き方)を複写装置本
体14の表示部164(図4)に表示するように構成し
てもよい。この透過原稿の配置の表示は、使用感光材料
に対して定型倍率を選択した時、所定の倍率に対して複
数、例えば2つの原稿の配置がある場合最も効率的な感
光材料の使用が可能な配置の表示であるのが好ましい。
【0067】さらに、本発明においては、定型倍率に含
まれない倍率あるいは画像形成サイズであっても、透過
原稿の配置によっては画像形成が可能である場合、その
配置を表示部に表示するように構成してもよい。以上の
ような表示は、操作部26における選択に基づいて制御
部28によって制御するように構成すればよい。
【0068】上述した画像形成装置においては、感光材
料Aとしてロール状感光材料を感光材料マガジンに巻回
収納して用いているけれども、感光材料としてカットシ
ート状感光材料を感光材料カセットに複数枚収納し、こ
のカセットを感光材料供給部に充填するようにしてもよ
い。また、受像材料も同様にカットシート状のものを用
いることができる。
【0069】さらに、上述した画像形成装置においては
、1種の感光材料のみを充填し、異なる感光材料を用い
る場合は交換するように構成されているが、同一の装置
内に同時にサイズの異なる複数の感光材料を充填するよ
うに構成してもよい。この時受像材料も複数のサイズを
同時に同一装置内に充填してもよい。
【0070】以上の実施例においては、感光材料と受像
材料とを用いる画像形成装置を代表例として説明したが
、本発明はこれに限定されるわけではなく、原稿画像を
感光材料に露光後、この感光材料を現像、定着して、こ
の感光材料自身に可視再生画像を担持させる、いわゆる
モノシート系の画像形成装置にも適用可能であることは
もちろんである。
【0071】また、上記実施例においては、モード切換
キー150によって、透過原稿投影モード、プルーフモ
ードおよび反射原稿モードのいずれかを選択するように
構成されているが、透過原稿投影装置12または透過原
稿光源装置(プルーフ)が原稿台30上に載置された時
は自動的にそれぞれ透過原稿投影モードまたはプルーフ
モードに設定され、いずれも載置されていない場合は常
時反射原稿モードとなるように構成してもよい。また、
充填されている感光材料の種類やサイズを充填時に自動
的に読み取るようにしてもよいし、セットされている原
稿の種類やサイズを自動的にセットするようにしてもよ
い。
【0072】本発明に係る画像形成装置は、基本的には
以上のように構成されるものであり、以下にその作用を
図1、図2および図4に示す複写装置10を参照して詳
細に説明する。ここでは、透過原稿として135スリー
ブネガフィルムを用い、これを幅210mmのロール状
感光材料に投影複写する場合を代表例として説明する。 ここでは、横置き135スリーブネガフィルム原稿を標
準原稿とし、標準倍率を480%、すなわち標準画像形
成サイズをキャビネサイズとする。
【0073】図1および図2に示す複写装置10のよう
に、透過原稿投影装置12が複写装置本体14の原稿台
30上に載置されているものとする。まず、ユーザはメ
インスイッチ148を投入し、プロジェクタ12の原稿
保持手段42に透過原稿をセットする。次いで、ユーザ
はモード切換キー150によって、透過原稿投影モード
を選択する。なお、この時、原稿サイズ選択キー158
によって原稿サイズが、また感光材料選択キーによって
用いられる感光材料の種類とサイズが入力されているも
のとする。
【0074】ここで、ユーザが定型倍率モードキー15
4を選択すると、定型倍率として、530%(2L)、
480%(キャビネ)、425%(4R)、362%(
L)、および334%(E)が表示部164に表示され
る。ここでは、ユーザは定型倍率530%(2L:12
7×190mm)を選択したものとし、標準がキャビネ
サイズの480%が反射原稿時の等倍相当とすると、露
光装置18のレンズユニット70は光路Lに沿って上流
側(ミラー66b側)に移動し、所定の倍率(530%
)の位置で停止する。ここで感光材料Aのサイズは紙幅
が210mmであるので、A5カット148×210m
mのサイズに十分に納まり、効率的に感光材料Aを使用
することができる。
【0075】以上の準備が終了した後、ユーザが複写キ
ー152を押すと、複写装置本体14の光源58は点灯
されず、プロジェクタ12の光源36が点灯され、透過
原稿32を照射し、投影レンズ44にてフレネルレンズ
48およびピントガラス50からなる結像部材上に透過
原稿画像を結像する。同時に装置本体14側では、露光
装置18はプルーフ12の光源36によって投影され、
原稿台30上に結像された透過原稿32の画像の走査を
開始し、感光材料Aへの露光を開始する。この時露光装
置18の移動ミラー76は光路Lから退避しているし、
感光材料Aはマガジン82から引き出され、カッタ90
により所定長に切断され、露光部80に搬送されている
【0076】ここで、光源36によって放射され、原稿
台30上に結像した後、原稿台30を透過した透過原稿
画像を担持する透過光は、走査速度で移動する光源ユニ
ットの第1ミラー64、走査速度の1/2の速度で移動
するミラーユニットの第2、第3ミラー66a,66b
によって反射され、可変絞り68によって光量調整され
、レンズユニット70により色調整された後、光路Lを
進行して、ミラー72a,72b,72cによって反射
され、前記光源ユニットの移動走査速度に同期して搬送
ローラ96,98によって挟持される感光材料Aを露光
する。こうして露光装置18による複写動作が行われる
【0077】露光装置18の露光走査が終了すると、装
置本体14側では、露光装置18の光源ユニットおよび
ミラーユニットなどの走査系はホームポジションに復帰
し、制御部28による露光動作制御が終了し、プロジェ
クタ12側では光源36が消灯される。
【0078】露光が終了すると、感光材料Aは反転部1
04にて反転搬送され、感光面を下方にして水塗布部2
4に搬送され、搬送ローラ対110およびスクイズロー
ラ対112にて搬送されつつ、塗布タンク108を通過
して画像形成溶媒である水を塗布される。なお、塗布タ
ンク108にて塗布された余分な水は、スクイズローラ
対112にて除去される。
【0079】一方、受像材料Cは受像材料マガジン84
から引出しローラ対88にて引き出され、カッタ92に
て所定長に切断され、複数の搬送ローラ対に搬送されて
レジストローラ対118にて所定の位置に待機させられ
る。
【0080】感光材料Aが所定位置まで搬送されると、
レジストローラ対118が受像材料Cの搬送を開始し、
貼り合せローラ120にて感光材料Aと受像材料Cとが
貼り合せられる。
【0081】貼り合せローラ120にて貼り合せられた
感光材料Aと受像材料Cは、熱現像転写部22にて加熱
ドラム124と無端ベルト128にて挟持搬送されて、
感光材料Aが担持する潜像が熱現像されると共に、受像
材料Cに転写されて発色する。
【0082】次いで、第1剥離爪132にて感光材料A
が受像材料Cから剥離されて案内ローラ134にて案内
され、搬送ローラ対142にて搬送され、カッタ144
にて寸断され、廃棄トレイ130に廃棄される。一方、
透過原稿画像が形成された受像材料Cは第2剥離爪13
8にて加熱ドラム124から剥離され、案内ローラ14
0にて案内されて搬送ローラ対146によって搬送され
、取出トレイ136に排出される。
【0083】上記実施例においては、反射原稿複写用の
複写装置本体14の原稿台30上に透過原稿投影装置1
2を載置する複写装置10を好適実施例として説明した
が、本発明はこれに限定されず、透過原稿投影装置が複
写装置本体に一体として組み込まれた複写装置(本出願
人の出願による特開平1−242246号および同1−
242247号公報参照)であってもよいし、透過原稿
専用の画像形成装置であってもよい。このような装置で
は、投影レンズを光軸方向に移動することにより倍率を
調節することができる。
【0084】以上、本発明に係る画像形成装置について
、添付の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、銀塩写
真式感光材料を用いた湿式現像による画像形成装置、感
熱感圧式感光材料を用いた画像形成装置や、電子写真式
画像形成装置等、各種の画像形成装置に適用可能であり
、銀塩写真感光材料、感圧性樹脂感光材料、熱現像感光
材料、感熱性感光材料などの感光材料あるいは受像材料
に応じて、露光装置、現像、定着、水洗槽などからなる
処理槽、加圧転写装置、熱現像装置、感熱現像装置、電
子写真式感光材料または感光体に応じて帯電装置、露光
装置および現像装置など画像形成に必要ないかなる処理
装置を備えたものであってもよい。電子写真式画像形成
装置の場合は帯電条件、露光条件および現像条件を画像
形成条件として設定することができる。また、本発明の
画像形成装置は、複写装置であっても、カラープリンタ
であってもよい。また、露光方式も、図示例の光源移動
型走査露光に限定されるものではなく、原稿台移動型走
査露光や、面露光にも適用可能である。
【0085】また、本発明は以上の例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において、各
種の変更および改良を行なってもよいのは勿論のことで
ある。
【0086】
【発明の効果】本発明の画像形成装置によれば、標準透
過原稿と標準画像形成サイズとの組み合わせが使用感光
材料に対して標準倍率として設定されている時、所定サ
イズの透過原稿および使用感光材料に対して標準原稿と
同様にセットした場合に画像が欠けることなく透過原稿
画像全体が画像形成(複写)される画像形成サイズの透
過原稿に対する倍率を定型倍率モードとして設定してい
るので、ユーザが定型倍率モードを選択した場合、自動
的に使用感光材料に対して効率的な所定の複写倍率が設
定されるので、もしくはユーザはフルサイズの画像形成
可能なサイズに対応する所定の倍率のみを必ず選択する
ことができ、後は単にスタートキーを押すだけで極めて
簡単に所定の画像形成サイズのプリント画像を形成する
ことができる。従って、ユーザは簡単な操作を行うのみ
であるにもかかわらず、画像が欠けるなどの失敗をする
ことがない。
【0087】また、本発明において、定型倍率モードに
おいて画像形成サイズを表示する画像形成装置では、ユ
ーザは自動設定される画像形成サイズを視認でき、もし
くはフルサイズの画像形成可能な画像形成サイズのみを
容易に視認することができるので、不所望の画像形成サ
イズへのプリント画像形成を行うことがない。
【0088】また、本発明の画像形成装置において、透
過原稿の配置(セットの方向)を表示するものでは、ユ
ーザが必要な配置を容易に視認できるので、誤って、画
像が欠けた画像形成を行うことがないし、この表示が、
所定の定型倍率に対して、使用感光材料の最も効率的な
配置である場合は、感光材料の無駄を省き、効率よく使
用できる。
【0089】さらに、本発明の画像形成装置において、
定型倍率モードに含まれていない複写(引伸)倍率もし
くは画像形成サイズに対応して使用感光材料に対してフ
ルサイズの画像形成が可能な原稿配置を表示するもので
は、所望の倍率もしくは画像形成サイズが定型倍率モー
ドにない場合にも原稿の配置(セットの方向)を変える
ことにより、画像形成が可能となり、感光材料の効率的
な使用を行うことができる。また、本発明の画像形成装
置において、反射原稿を露光するための露光ユニットを
有するものでは、透過原稿投影装置が反射原稿画像形成
用画像形成装置本体と一体もしくは別体であっても、ユ
ーザは反射原稿と同様な操作で透過原稿から所望のサイ
ズの画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例である複
写装置の模式的断面図である。
【図2】図1に示す複写装置の透過原稿投影装置および
複写装置本体の露光装置の部分拡大模式的断面図である
【図3】図1に示す複写装置の透過原稿光源装置の部分
切断上面図である。
【図4】図1に示す複写装置の制御系の一実施例のブロ
ック図である。
【符号の説明】
10  複写装置              16 
 ハウジング18  露光装置           
   20  感光材料・受像材料供給部 22  熱現像転写部          24  水
塗布部26  操作部               
 28  制御部30  原稿台          
      32  透過原稿34  遮光性筐体  
          36  透過原稿投影用光源 38  周辺光量補正フィルタ  40  色補正フィ
ルタ42  透過原稿支持手段      44  投
影レンズ46  反射ミラー            
48  フレネルレンズ50  ピントガラス    
      50a  ピント面52  リフレクタ 
           54  反射原稿56  原稿
圧板              58  反射原稿露
光用光源 60  リフレクタ            64,6
6a,66b  ミラー 68  可変絞り              70 
 レンズユニット80  露光部          
      148  メインスイッチ150  モー
ド切換キー      152  感光材料選択キー 154  定型倍率モードキー  156  倍率選択
キー158  原稿サイズ選択キー  160  複写
キー162  操作キー            16
4  表示部166  CPU           
   168  ROM170  RAM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも2種類のサイズの異なる感
    光材料を装填可能な感光材料供給部と、透過原稿を前記
    感光材料に所定の画像形成サイズで投影露光するための
    透過原稿投影装置と、露光済感光材料を処理して可視像
    を得る感光材料処理装置とを備える画像形成装置におい
    て、前記透過原稿のうちの1つを標準透過原稿とし、前
    記画像形成サイズのうちの1つを標準画像形成サイズと
    し、前記標準透過原稿サイズに対する前記標準画像形成
    サイズの倍率を標準倍率として定め、前記標準透過原稿
    と同サイズの透過原稿を透過原稿投影装置にセットした
    時、選択された感光材料に対して露光可能な画像形成サ
    イズとなる倍率を定型倍率として選択する定型倍率モー
    ドを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】  請求項1に記載の画像形成装置であっ
    て、前記定型倍率モードにおいて、さらに前記透過原稿
    の画像形成サイズを表示する手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】  請求項1または2に記載の画像形成装
    置であって、前記定型倍率モードにおいて、さらに前記
    透過原稿の配置を表示する手段を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】  前記透過原稿の配置の表示は、所定の
    定型倍率に対して、使用感光材料の最も効率的な配置で
    ある請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】  請求項1〜4に記載の画像形成装置で
    あって、前記透過原稿の配置の表示は、さらに前記定型
    倍率モードに含まれていない倍率あるいは画像形成サイ
    ズに対応してなされるよう構成してなることを特徴とす
    る画像形成装置。
  6. 【請求項6】  請求項1〜5のいずれかに記載の画像
    形成装置であって、さらに、反射原稿を前記感光材料に
    露光するための露光光学系を含む露光ユニットを有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】  請求項6に記載の画像形成装置であっ
    て、前記感光材料供給部、前記露光ユニットおよび前記
    感光材料処理部は一体化された画像形成装置本体を構成
    し、前記透過原稿投影装置は前記画像形成装置本体の反
    射原稿載置用原稿台上に載置して用いられることを特徴
    とする画像形成装置。
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