JPH06102597A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06102597A
JPH06102597A JP4249731A JP24973192A JPH06102597A JP H06102597 A JPH06102597 A JP H06102597A JP 4249731 A JP4249731 A JP 4249731A JP 24973192 A JP24973192 A JP 24973192A JP H06102597 A JPH06102597 A JP H06102597A
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image receiving
color
photosensitive material
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JP4249731A
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Atsushi Takagi
木 厚 高
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】感光材料に原稿画像をスリット走査露光して、
感光材料と受像材料とを重ねて熱現像転写することによ
り受像材料に原稿画像を形成する画像形成装置であっ
て、受像材料の種類によらず、同じ原稿からは色や濃度
等が同一の画像形成を安定して行うことができる画像形
成装置を提供する。 【構成】少なくとも1種の感光材料に対して複数の受像
材料が用意され、感光材料と受像材料の組み合わせに対
して、標準となる受像材料を基準としてあらかじめ設定
された、スリット走査露光における色および/または濃
度調整、および熱現像転写条件に従って画像形成を行う
ことにより前記目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料に画像を形成
し、この画像を受像材料に転写する画像形成装置であっ
て、受像材料によらず、常に色および濃度が均一な画像
を得ることができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー原稿の画像を感光材料にスリット
走査露光して、この感光材料と受像材料とを張り合せて
熱源像転写することによって露光画像を受像材料に画像
を転写した後、感光材料と受像材料とを剥すことにより
ハードコピーを得る画像形成装置が知られている。
【0003】このような画像形成装置において、例えば
印刷物、写真等の通常の反射原稿の複写画像を形成する
際には、まず、一次元方向に延在する光を射出する走査
子、複数のミラー、調光用の色フィルタや絞り、結像レ
ンズ等が組み合わされて構成される露光装置によって、
カラー原稿の画像が感光材料に走査露光される。
【0004】具体的には、走査子を前記一次元方向と略
直交する方向に移動することによって、原稿台上に載置
された反射原稿をスリット状の光によって2次元的に走
査する。反射原稿からのスリット状の反射光は、複数の
ミラーによって所定の光路を進行し、色フィルタや絞り
によって色や光量、結像レンズによって結像位置や倍率
等が調整され、走査子の移動方向に対応する方向に所定
速度で移動する感光材料上の画像露光位置に入射・結像
して、感光材料を露光する。
【0005】スリット露光された感光材料は、次いで、
水、アルコール等の画像形成溶媒を塗布された後、受像
材料と重ね合わされて、熱現像転写装置に搬送される。
熱現像転写装置は、加熱ドラムとこの加熱ドラムの外周
に押圧して巻き付けられる無端ベルトとより構成され、
重ね合わされた感光材料と受像材料は、加熱ドラムと無
端ベルトとの間で挟持搬送されつつ、また必要に応じて
搬送を停止して感光材料が熱現像され、感光材料の画像
が受像材料に転写される。熱現像および転写を終了した
感光材料および受像材料は、剥離され、感光材料は廃棄
トレイに排出され、一方、受像材料は取出トレイに搬送
され、ハードコピーとして使用される。
【0006】このような熱現像転写による画像形成にお
いて、ハードコピーの多様化に応じて、近年では1つの
感光材料に対して用途に応じた各種の受像材料が使用さ
れるようになっており、例えば、厚手紙、薄手紙、さら
にはオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)の原稿とし
て使用されるOHP紙等が使用され、また、厚手紙や薄
手紙等には光沢のあるものやないもの等の選択も可能と
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
感光材料と受像材料とを用いた熱現像転写による画像形
成装置において、1種の感光材料に対して複数の異なる
受像材料を選択して画像形成を行う場合には、同じ原稿
を用いた場合に受像材料の種類によって画像の形成状態
が異なってしまう。
【0008】熱現像転写を用いる画像形成装置では、感
光材料と受像材料とが貼り合わされた状態で熱現像およ
び転写が行われる。ところが、受像材料毎に厚さ(熱伝
導度)、表面性状等の特性等が異なるため、同じ原稿画
像の画像形成を同じ現像条件で行なっても、熱現像や画
像転写の効率が異なってしまい、色や濃度の異なる画像
が形成されてしまう。
【0009】そのため、従来の装置では、画像形成溶媒
の温度や塗布量、熱現像時間(具体的には、熱現像にお
ける搬送停止時間)や温度等の現像条件を受像材料の厚
さや特性に応じて変更することにより、受像材料によら
ず均一な画像形成を行うことが試みられている。しかし
ながら、このような熱現像条件の調整を行って受像材料
ごとに最適な条件で熱現像を行っても、受像材料の厚さ
や特性等の違いによる形成画像の色や濃度の違いを高い
水準で解消することはできず、同じ原稿の画像を形成し
ても、やはり受像材料によって色味や濃度の異なる画像
となってしまう。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決することにあり、感光材料に原稿画像をスリット走
査露光して、感光材料と受像材料とを重ねて熱現像転写
することにより受像材料に原稿画像を形成する画像形成
装置であって、受像材料の種類によらず、同じ原稿から
は色や濃度等が同一の画像形成を安定して行うことがで
きる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、感光材料をスリット走査露光した後、こ
の感光材料と受像材料とを重ね合わせて熱現像転写を行
い、受像材料に画像を形成する画像形成装置であって、
少なくとも1種の感光材料に対して複数の受像材料が用
意され、感光材料と受像材料の組み合わせに対して、あ
らかじめ設定された前記スリット走査露光における色お
よび/または濃度調整、および熱現像転写条件に従って
画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置を提供す
る。
【0012】
【発明の作用】本発明の画像形成装置は、感光材料に反
射原稿あるいは透過原稿の原稿画像ををスリット走査露
光した後、露光済の感光材料に水等の画像形成溶媒を塗
布して感光材料と受像材料とを重ね合わせ、感光材料を
熱現像して受像材料に画像を転写する画像形成装置であ
って、1種の感光材料に対して厚手紙、薄手紙、OHP
用紙等の複数の受像材料が用意されており、感光材料と
受像材料との組み合わせに応じて、標準となる受像材料
を基準として設定されたスリット走査露光における色お
よび/または濃度調整、および熱現像転写条件に応じて
画像形成を行う。
【0013】感光材料と受像材料とを用いて熱現像転写
によってハードコピーを作製する画像形成装置では、同
じ原稿の画像でも受像材料の種類、特に受像材料の厚さ
(熱伝導度)や表面の状態等によって、形成画像の色や
濃度が異なってしまうという問題点がある。そのため、
従来の装置では受像材料に応じて熱現像条件、特に熱現
像転写部における感光材料搬送の停止時間を調整するこ
とにより、熱現像時間を調整して色/濃度再現性の安定
した画像形成を行うように構成されているが、この方法
ではある程度の上記問題点の補正は可能であるが、やは
り受像材料によって形成画像の色味や濃度が異なってし
まい、受像材料によらず色/濃度再現性の良好な安定し
た画像形成を高い水準で実現することはできてはいな
い。
【0014】これに対し、本発明の画像形成装置では、
従来行われている熱現像条件の調整に加え、さらに感光
材料と受像材料との組み合わせに応じて、標準となる受
像材料に対するスリット走査露光における色および/ま
たは濃度の調整量を設定しておき、これに応じて色/濃
度調整を施したスリット走査露光を行う。そのため、本
発明の画像形成装置によれば、1種の感光材料に対して
複数の受像材料が使用可能な画像形成装置において、受
像材料の種類によらず、色/濃度再現性の優れた高画質
な画像形成を形成安定して行うことができる。
【0015】
【実施例】図1に、本発明に係る画像形成装置を複写装
置に用いた際の一例を示す。複写装置10は、感光材料
Aに対して厚手の受像材料C1 および薄手の受像材料C
2 を選択して原稿OPの画像を複写する装置で、基本的
にハウジング12の上部に配置される露光装置14と、
ハウジング12の側部に配置される感光材料・受像材料
供給部16(以下、供給部16とする)と、ハウジング
12の供給部16の逆側の側部に配置される熱現像転写
部18と、供給部16と熱現像転写部18との間に配置
される水塗布部20と、受像材料の取出トレイ26と、
熱現像転写部18の感光材料搬送下流側に配置される廃
棄トレイ28と、ハウジング12の上面に配置される受
像材料の選択、画像形成倍率、色/濃度調整の操作を行
う操作パネル22とから構成される。
【0016】このような複写装置10は、原稿OPの画
像を感光材料Aにスリット走査露光した後、水塗布部2
0において感光材料Aに画像形成溶媒である水を所定温
度(約40℃)で所定量(14cc/m2 )塗布した
後、熱現像転写部18において感光材料Aと選択された
受像材料とを重ね合わせて、受像材料に応じた所定時間
熱現像、および転写を行い、感光材料Aと受像材料とを
剥離して受像材料に原稿OPの複写画像を得る。
【0017】供給部16は、感光材料Aを巻回して収納
する感光材料マガジン32と、厚さ140μmの薄手の
受像材料C1 を巻回して収納する受像材料マガジン3
4、および厚さ240μmの厚手の受像材料C2 を巻回
して収納する受像材料マガジン35とが配置・装填され
るもので、感光材料マガジン32、受像材料マガジン3
4および35共にハウジング12の前側面(感光材料A
搬送方向に対し垂直方向図中手前側)に引出し可能に構
成される。
【0018】感光材料マガジン32は、ハウジング12
内に収納された状態においては、完全に遮光された状態
となるように構成されており、感光材料Aが不用意に露
光されることがないようになっている。また、供給部1
6には、受像材料マガジン34あるいは35に変えて、
オーバーヘッドプロジェクタ用のOHP紙(厚さ110
μm)を巻回して収納する受像材料マガジンも装填可能
である。
【0019】図示例において、感光材料Aは前述のよう
に熱現像工程を必要とし、水等の画像形成溶媒の存在下
で、受像層を有する受像材料C(C1 およびC2 )に画
像を転写形成するもので、支持体上に感光性ハロゲン化
銀、バインダー、色素供与性物質、還元剤等を有するも
のである。なお、図示例の複写装置10においては、感
光材料Aはその感光面が下面になるように巻回され、感
光材料マガジン32に収納される。受像材料Cは、支持
体上に媒染剤を有する色素固定材料が塗布されてなるも
のである。受像材料Cは、その巾が感光材料Aよりも狭
いもので、また、画像形成面が上側になるように巻回さ
れ、各受像材料マガジンに収納されている。
【0020】感光材料マガジン32の前方には出口に対
応して引出しローラ対36が、受像材料マガジン34お
よび35の前方にはそれぞれその出口に対応して引出し
ローラ対38および39が配置され、また、その前方に
はそれぞれ感光材料Aおよび受像材料Cを所定の長さに
切断するカッタ40、42および43が配置される。こ
こで、後の熱現像転写後の剥離を容易にするために、受
像材料Cは感光材料Aよりも多少短く切断される。
【0021】感光材料Aに対応する引出しローラ対36
は、カッタ40作動後に感光材料Aの先端部を僅かに挟
持する位置まで逆転し、感光材料Aの先端部が不要に露
光され、かつ劣化することを防止する。また、受像材料
1 およびC2 対応する引出しローラ対38および39
は、それぞれに対応するカッタ42および43の作動後
に受像材料Cの挟持を開放し、受像材料C先端部の損傷
を防止する。
【0022】カッタ40の後方(以下、後方とは感光材
料Aおよび受像材料Cの搬送方向の下流側とする)に
は、露光部44が、その後方には反転部46が配置され
る。引出しローラ対36に引出され、カッタ40によっ
て所定の長さに切断された感光材料Aは、一旦露光部4
4を通過して反転部46で上下反転された後、再び露光
部44に搬送されて後述の露光装置14よってスリット
走査露光される。
【0023】露光部44は、搬送ローラ対48および4
9と、この搬送ローラ対48および49間に配置される
感光材料Aの搬送経路および露光位置を規定する露光面
ガラス50と、この露光面ガラス50に感光材料Aを押
圧する押圧板51とから構成される。つまり、感光材料
Aは搬送ローラ対48および49によって搬送されて一
旦露光部44を通過して反転部46に搬送され、また、
反転部46で感光面が上方になるように反転されて再び
露光部44に搬送され、露光面ガラス50および押圧板
51によって挟持されて所定の露光位置に規定されつつ
搬送され、露光装置14によってスリット走査露光され
る。
【0024】反転部46は、感光材料Aの搬送経路を上
下に分岐する分岐ガイド52と、分岐ガイド52におけ
る感光材料Aの搬送経路を規定するフラッパー54と、
搬送ローラ対55および56と、感光材料Aの反転搬送
経路を構成する案内ガイド58とから構成される。感光
材料Aが露光部44を通過して搬送されると、最初フラ
ッパー54は分岐ガイド52の下方の経路に作用して、
感光材料Aを分岐ガイド52の上方の経路に案内する。
【0025】分岐ガイド52の上方に搬送された感光材
料Aは、案内ガイド58に案内され、搬送ローラ55お
よび56によって上下反転されつつ搬送され、感光面を
上方に向けて再び露光部44に搬送される。この際には
フラッパー54は分岐ガイド52の上方の経路に作用
し、分岐ガイド52の下方の経路を開放している。
【0026】このような露光部44の上方、すなわちハ
ウジング12の上部には、原稿画像を50〜200%の
変倍率で感光材料Aにスリット走査露光する露光装置1
4が配置される。複写装置10のハウジング12の上面
には、原稿OPを載置するための透明なガラス等の原稿
台60および原稿OPを原稿台60に固定するための着
脱自在な原稿圧板62が配置される。また、4×5サイ
ズのスライド、スリーブ等の比較的大型の透過原稿の画
像を複写するために、原稿圧板62が取り外され、原稿
台60に載置された透過原稿を照射するための透過原稿
光源ユニットが所定の位置に載置されてもよい。
【0027】原稿台60の下方には、原稿OPの画像を
複写する際の露光用の光源64と、リフレクタ64a
と、ミラー65と、光源64によって射出された原稿O
Pからの反射光の走査方向の幅を規制するスリット63
とが一体的に構成された光源ユニットが配置される。こ
の光源ユニットは、原稿台60の下面を矢印aで示され
る走査方向に移動して、光源64によって原稿OPを照
射する。
【0028】光源64より照射され、原稿OP(原稿圧
板)に反射された反射光は、次いで2枚のミラー66a
および66bが一体的に構成されてなるミラーユニット
に入射し、光路Lを所定の方向に反射される。このミラ
ーユニットは前述の光源ユニットと同方向に、1/2の
速度で移動するように構成される。
【0029】光路Lのミラーユニット後方には、露光
量、光質および焦点調整用の可変絞り67およびレンズ
ユニット68が配置される。図2に可変絞り67および
レンズユニット68の一例を示す。可変絞り67は、基
本的に、開口部200を有する板カム194と、一対の
絞り板196,198とから構成され、板カム194に
よって絞り板196と198とを接離して開口部200
の開口量を調整することにより、光路Lを進行してきた
反射光の通過光量を調整する。
【0030】板カム194にはラック206が形成さ
れ、このラック206にはギヤ208,210を介して
ステッピングモータ212が噛合される。そのため、板
カム194はステッピングモータ212が時計方向に回
転することにより図中右方向に移動し、ステッピングモ
ータ212が反時計方向に回転することにより図中左方
向に移動するように構成される。また、板カム194に
は、傾斜溝202a,202bおよび204a,204
bが形成され、この各傾斜溝には、それぞれ、絞り板1
96のピン196a,196bおよび絞り板198のピ
ン198aおよび198bが挿入される。
【0031】絞り板196および198は、図示しない
手段で左右方向には固定され、ステッピングモータ21
2の回転により、板カム194が図中左右方向に移動す
ることにより、絞り板196および198は傾斜溝20
2a,202b,204aおよび204bに沿って上下
方向に移動し、光路Lへの挿入量が変化して絞り量が決
まる。
【0032】可変絞り67によって通過光量が調整さ
れ、光路Lを進行する反射光は、次いでレンズユニット
68に入射する。レンズユニット68は、原稿OPの反
射光を感光材料A上に結像するための結像レンズと、調
光用の色フィルタとを組合せたもので、光路L前方より
結像レンズとしてのレンズ前群220、第1色フィルタ
板222、固定絞り224、第2色フィルタ226、レ
ンズ後群228が配置されて構成される。
【0033】第1および第2色フィルタ板222,22
6は、例えば透明なガラス板からなり、中央部は透明で
両側にそれぞれ異なる色の色フィルタ膜を蒸着させたも
のであり、図2に示される例においては第1色フィルタ
板222はC(シアン)とY(イエロー)、第2色フィ
ルタ板226はC(シアン)とM(マゼンタ)の色フィ
ルタをそれぞれ有している。このような第1および第2
色フィルタ板222および226は、光路Lへの各色フ
ィルタ挿入量を調整することにより光路Lを進行してき
た反射光を調光するものである。
【0034】第1および第2色フィルタ板222および
226における各色フィルタの光路Lへの挿入量の調整
は、それぞれ、駆動源となるステッピングモータ222
aおよび226aの軸端に設けられた歯車222bおよ
び226bと、この歯車222bおよび226bに噛合
する減速歯車222cおよび226cと、この減速歯車
222cおよび226cとに噛合する、第1および第2
色フィルタ板222および226に設けられたラック2
22dおよび226dにより行なわれる。
【0035】このような可変絞り67およびレンズユニ
ット68には、画像形成条件設定時や色/濃度調整(マ
ニュアルでの色および/または濃度調整)、後述するイ
メージセンサ72の測定結果に基づいて、可変絞り67
による通過光量の調整および各色フィルタ板Y,M,C
による光質(各色フィルタの通過光量)の調整を行うた
め絞りD、色フィルタY,M,Cの挿入量(Y,M,
C)の調整を行う調整装置76が接続される。この調整
装置76は操作パネル22に接続され、可変絞り67や
レンズユニット68を用いた画像形成条件設定や色/濃
度調整は、この操作パネル22によって行われる。
【0036】また、本発明の画像形成装置にかかる複写
装置10においては、通常の画像形成条件設定や色/濃
度調整に加え、さらに、感光材料Aと、(薄手)受像材
料C 1 、(厚手)受像材料C2 あるいはOHP紙との組
み合わせに応じて、標準の受像材料(以下の説明では受
像材料C1 )を基準とした色/濃度調整を行う。これに
加え、後述する熱現像転写部18における熱現像時間
(具体的には停止時間)を調整する。このような構成を
有することにより、従来の画像形成装置では実現できな
かった、受像材料の種類によらない、高水準での色およ
び濃度再現性を有する高画質画像形成を安定して行うこ
とができる。
【0037】図3に、1種の感光材料Aに対して、受像
材料として(薄手)受像材料C1 、(厚手)受像材料C
2 およびOHP紙を用いた際に、(薄手)受像材料C1
において適正な画像が形成できるように調整された複写
装置10において、受像材料に形成される画像形成濃度
Dpと、logEとの関係の一例を示す。なお、図3に
おいては、実線が(薄手)受像材料C1 、点線が(厚
手)受像材料C2 、一点鎖線がOHP紙であり、Yはイ
エロー、Mはマゼンタ、Cはシアンをそれぞれ示す。
【0038】また、図3に示される例では、水塗布部2
0における水の温度は約40℃、塗布量14cc/m2
で一定であるが、熱現像転写装置18における停止時間
を調節することにより、熱現像時間を調整している。熱
現像条件は下記のとおりである。 熱現像温度 80℃一定 熱現像時間 (薄手)受像材料C1 15秒(停止時間6秒) (厚手)受像材料C2 17秒(停止時間8秒) OHP紙 30秒(停止時間21秒)
【0039】図3に示されるように、(薄手)受像材料
1 において適正な画像が形成できるように調整された
複写装置10においては、上記のように現像条件を受像
材料の種類に応じて調整しても、(厚手)受像材料C2
およびOHP紙に形成される画像はグリーン味の画像と
なってしまう。そのため、これを補正するように、(薄
手)受像材料C1 を基準として補正パラメータを決定し
て設定し、調整装置76はこの補正パラメータに応じて
可変絞り67の絞り量、およびレンズユニット68の各
色フィルタの光路Lへの挿入量を調節する。下記表1に
補正パラメータの一例を示す。
【0040】 表 1 Y M C D ───── ───── ───── ───── (薄手)受像材料C1 0cc 0cc 0cc 0cc (厚手)受像材料C2 −3cc 0cc −5cc 0cc OHP紙 −5cc 0cc −8cc 0cc なお、上記表1において、1ccはlogEで0.01
に相当する。
【0041】上述のように、(薄手)受像材料C1 にお
いて適正な画像が形成できるように調整された際に、
(薄手)受像材料C1 を用いた画像形成の色/濃度条件
が Y/M/C/D=+6/0/+10/+42(cc) であった場合には、(厚手)受像材料C2 の場合には色
/濃度調整を、 Y/M/C/D=+3/0/+5/+42(cc) として画像形成を行えば、標準である(薄手)受像材料
1 を用いた画像形成と豪用の画像を得ることができ
る。
【0042】熱現像条件を調整することによって、感光
材料Aのγ特性が変化してしまった場合には、これを加
味して全体的にバランスが取れるように色/濃度調整を
行ってもよい。さらに、熱現像条件を変更することによ
って画像形成に要する時間が長くなってしまう場合に
は、熱現像条件を若干短くして、色/濃度調整によって
その不足分を補うように調整パラメータを設定してもよ
い。
【0043】光路Lのレンズユニット68の後方には、
反射光を所定の方向に反射するミラー70a,70bお
よび70cが配置される。光路Lを進行してきた反射光
は、これらの各ミラーに所定の方向に反射されて光路L
を進行し、露光部44の所定位置において走査搬送され
る感光材料A上に結像し、感光材料Aを露光する。
【0044】ミラー70cの後方には、反射光の光路
を、露光部44側とイメージセンサ72側とに切り替え
る移動ミラー74が配置される。移動ミラー74は、通
常の露光時には公知の手段にて移動され、光路Lから退
避した状態となっているが、ホワイトバランスの調整
や、プレスキャンの際には、図示位置に移動して光路L
に挿入され、反射光をイメージセンサ72に反射する。
イメージセンサ72は、ホワイトバランスの調整、プレ
スキャン時に反射光の光量および光質を測定するもの
で、赤色(R)センサ、緑色(G)センサ、青色(B)
センサを内蔵している。ここで、センサは各色1個でも
よいが、各色につきそれぞれ2種の波長の光強度を測定
する計6個の光センサを用いてもよい。
【0045】露光部44において露光装置14による露
光を終了した感光材料Aは、反転部80にて感光面を下
方に向けるように反転され、搬送ローラ対82および案
内ローラ84にて水塗布部20に搬送される。水塗布部
20は、露光を終了した感光材料Aに画像形成溶媒とし
ての水を塗布するものであり、図示例においては前述の
用に約40℃の水を約14cc/m2 塗布する。
【0046】図3に水塗布部20の一例を示す。図3に
示す水塗布部20は塗布タンク86と、塗布タンク86
の前に配置される搬送ローラ対88と、後に配置される
スクイズローラ対90と、水の補充タンク92とを有す
るものである。
【0047】また、図示例においては塗布タンク86に
対向して感光材料Aの搬送ガイド94が配置される。反
転部80から搬送された感光材料Aは、搬送ローラ対8
8にて塗布タンク86に搬入され、塗布タンク86と搬
送ガイド94との間を搬送されつつ画像形成溶媒である
水を塗布され、スクイズローラ対90によって余分な水
を除去されつつ次工程に搬送される。
【0048】塗布タンク86には、ポンプ96およびフ
ィルタ98を有する供給ライン100が接続され、補充
タンク92から水が供給される。また、塗布タンク86
の底部には電磁弁102を有する排出ライン104が接
続され、通常は閉じている電磁弁102を開放すること
により、塗布タンク86に充填された水を補充タンク9
2に排出する。さらに塗布タンク86にはオーバーフロ
ーライン106が接続され、塗布タンク86内の余分な
水を補充タンク92に排出する。なお、排出ライン10
4、オーバーフローライン106共に、補充タンク92
側の端部は水槽部108に連通され、フィルタ110を
介して補充タンク92に水を排出するように構成され
る。
【0049】なお、本発明における画像形成溶媒は水に
限定されるものではなく、水と、メタノール、DMF、
アセトン、イソブチルケトン等の低沸点溶媒との混合物
であってもよい。また、補充タンク92には、画像形成
溶媒のみならず、消泡剤が配されるのが好ましい。ま
た、熱現像条件として、塗布する水の温度や塗布量を変
更してもよい。
【0050】水塗布部20の後方には、熱現像転写部1
8が配置される。一方、供給部の受像材料マガジン34
から引出され、カッタ42によって所定長に切断された
受像材料Cは、搬送ローラ対112によって搬送され
て、熱現像転写部18に搬送される。
【0051】熱現像転写部18の入口には、貼り合せロ
ーラ114が配置され、水塗布された感光材料Aと搬送
されてきた受像材料Cとを貼り合せる。ここで、感光材
料Aと受像材料Cとは感光材料Aが5mm程度前方にな
るように貼り合せられる。なお、受像材料Cの搬送経路
の貼り合せローラ114の前方にはレジストローラ対1
16が配置され、図示しないセンサにて受像材料Cの位
置を検出し、感光材料Aと受像材料Cとを所定の位置に
貼り合せるように構成される。
【0052】熱現像転写部18は、加熱源であるハロゲ
ンランプ118aおよび118bを内包する加熱ドラム
118と、この加熱ドラム118の外周面に巻き付けら
れ、4つのベルト支持ローラ120a,120b,12
0cおよび120dに張架される無端ベルト122とで
構成され、加熱ドラム118と無端ベルト122との間
に感光材料Aと受像材料Cとを貼り合せた状態で搬入
し、所定時間停止した後排出することにより加熱する。
この加熱により、前述の露光部44で露光されて形成さ
れた感光材料Aの潜像が現像されると共に、受像材料C
に転写され、発色する。
【0053】なお、加熱用のハロゲンランプ118aお
よび118bは、一方は400W程度の出力、もう一方
は800W程度の出力とされ、加熱ドラム118を所定
の温度(80℃)に昇温する際には両方のランプによっ
て加熱ドラム118を加熱し、通常の運転時には800
Wのハロゲンランプ1個で加熱ドラム118を加熱する
ように構成される。
【0054】前述のように、このような熱現像転写部1
8は、停止時間を調整することにより受像材料に応じて
異なる時間熱現像を行うものであり、図示例において
は、前述のように、熱現像温度は80℃一定で、熱現像
時間は(薄手)受像材料C1 は15秒(停止時間6
秒)、(厚手)受像材料C2 17秒(停止時間8秒)、
さらにOHP紙は30秒(停止時間21秒)である(搬
送速度は一定)。なお、熱現像条件の調整は、このよう
な熱現像転写部18における停止時間によって調整を行
うのには限定はされず、搬送速度を変更することにより
熱現像時間を調整するものであってもよく、あるいは、
受像材料の種類に応じて、熱現像温度を調整してもよ
い。
【0055】このような熱現像転写部18には、感光材
料Aを受像材料Cより剥離して、廃棄トレイ28に搬送
する第1剥離爪124および案内ローラ126と、加熱
ドラム118から受像材料Cを剥離し、取出トレイ26
に搬送する第2剥離爪128および案内ローラ130が
配置される。
【0056】加熱ドラム118と無端ベルト122とに
よって加熱転写された感光材料Aと受像材料Cは、最初
に第1剥離爪124によって感光材料Aが剥離され、こ
の感光材料Aは案内ローラ126によって廃棄トレイ2
8方向に搬送され、搬送ローラ対132によって廃棄ト
レイ28に搬送される。一方、加熱ドラム118に残っ
た受像材料Cは、加熱ドラム118がさらに回転するこ
とにより第2剥離爪128によって加熱ドラム118か
ら剥離され、案内ローラ130によって取出トレイ26
方面に搬送され、搬送ガイド151および152とによ
って案内されつつ、搬送ローラ対134、135および
136によって取出トレイ26に搬送される。
【0057】以上の実施例では、感光材料Aは1種類で
あったが、本発明はこれには限定はされず、γ(階調)
が異なる感光材料や、高濃度感光材料等、複数の感光材
料が使用される場合にも利用可能であり、同様に感光材
料と受像材料との組み合わせごとに、受像材料に応じて
色および/または濃度の補正パラメータを持たせればよ
い。また、新規な感光材料マガジンの装填等によって感
光材料Aの製造ロットが変更となった場合にも、標準と
なる受像材料について条件設定を行えば、他の受像材料
については際設定の必要はない。
【0058】さらに、以上の説明は反射原稿の画像形成
(複写)を例に行ったが、本発明は透過原稿の画像形成
にも各種利用可能である。例えば、4×5サイズのスラ
イドやプルーフ等の比較的大きな透過原稿を用いて画像
形成を行う、原稿台上に載置(あるいは近傍に保持)さ
れた透過原稿を上方より照射する透過原稿用の光源ユニ
ット、135スライド等の小型の透過原稿を用いた画像
形成を行うための、投影光源より射出され、色フィルタ
およびNDフィルタ等によって色および光量を調整され
た投影光を原稿ホルダに保持された透過原稿に入射し、
透過原稿を透過した投影光をスリットによって長尺なス
リット光として、原稿ホルダを移動することにより原稿
を走査し、スリット光(投影光)をズームレンズで設定
倍率に拡大して、ミラーによって前述の反射原稿の反射
光と光路を一致させて、感光材料を露光するフィルム走
査ユニット、等を用いた画像形成が例示される。
【0059】本発明の画像形成装置は複写装置ではなく
カラープリンタであってもよい。露光方式も、図示例の
光源移動型走査露光に限定されるものではなく、原稿台
移動型走査露光にも適用可能である。
【0060】また、本発明の画像形成装置は以上の例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範
囲において、各種の変更および改良を行なってもよいの
は勿論のことである。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の画
像形成装置によれば、従来行われている熱現像条件の調
整に加え、さらに感光材料と受像材料との組み合わせに
応じて、標準となる受像材料を基準としたスリット走査
露光における色および/または濃度の調整量を設定して
おき、これに応じて色/濃度調整を施したスリット走査
露光を行うので、1種の感光材料に対して複数の受像材
料が容易されている画像形成装置において、受像材料の
種類によらず、色/濃度再現性の優れた高画質な画像形
成を形成安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置にかかる複写装置の一
実施例を示す模式断面図である。
【図2】 図1に示される複写装置の可変絞りおよびレ
ンズユニットの一施例の斜視図である。
【図3】 図1に示される複写装置において反射原稿を
複写する際の画像濃度とlogEとの関係の一例を示す
グラフである。
【図4】 図1に示される複写装置の水塗布部の一例の
概略図である。
【符号の説明】
10 複写装置 12 ハウジング 14 露光装置 16 感光材料・受像材料供給部 18 熱現像転写部 20 水塗布部 22 操作パネル 24 搬送経路切換部 26 取出トレイ 28 廃棄トレイ 32 感光材料マガジン 34,35 受像材料マガジン 44 露光部 63 スリット 64 光源 67 可変絞り 68 レンズユニット 76 調整装置 118 加熱ドラム 122 無端ベルト 124 第1剥離爪 128 第2剥離爪 152 分岐ガイド 154 フラッパ 156,158 搬送ローラ対 A 感光材料 C1 (薄手)受像材料 C2 (厚手)受像材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料をスリット走査露光した後、この
    感光材料と受像材料とを重ね合わせて熱現像転写を行
    い、受像材料に画像を形成する画像形成装置であって、 少なくとも1種の感光材料に対して複数の受像材料が用
    意され、感光材料と受像材料の組み合わせに対してあら
    かじめ設定された、前記スリット走査露光における色お
    よび/または濃度調整、および熱現像転写条件に従って
    画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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