JPH072144A - 車両の可動フロア装置 - Google Patents

車両の可動フロア装置

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JPH072144A
JPH072144A JP34373292A JP34373292A JPH072144A JP H072144 A JPH072144 A JP H072144A JP 34373292 A JP34373292 A JP 34373292A JP 34373292 A JP34373292 A JP 34373292A JP H072144 A JPH072144 A JP H072144A
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Masaya Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のシートを車体のフロア上に備えた車両
において、必要に応じて荷室空間を拡大させることがで
きる車両の可動フロア装置を提供する。 【構成】 シート5を設けたフロアの一部分7を、上昇
時に該フロア部分7の下方に荷室12を形成しうるよう
に、フロア昇降機構8によって昇降自在に車体1に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のシートを備えた
車両における可動フロア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にワンボックスカーと呼ばれ
るワゴンタイプの自動車においては、運転席と助手席と
からなる第1列目のシートの後方に、第2列目および第
3列目のシートを備えているが、荷室は、主として第3
列目のシートとリヤゲートとの間のスペースに設けられ
る。そして第3列目のシートを折畳むことによって、荷
室のスペースを拡大することが可能となっている。
【0003】ところが、上述のような多人数が乗車可能
な乗用自動車において、全てのシートに乗員が着座した
場合には、荷室のスペースが不足するという事態が発生
する。そのため、例えば実開昭62−120033号公
報に開示されたワンボックスカーでは、第3列目のシー
トをフロアに対して昇降可能に構成することにより、上
昇時の該シートの下方に荷室が形成されるようにして、
荷室スペースの拡大を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に第
3列目のシートを昇降可能に構成したのみでは、荷室ス
ペースは僅かしか拡大されないため、大きな効果を期待
することができなかった。
【0005】上述の事情に鑑み、本発明は、大きな荷室
スペース拡大効果を期待しうる車両の可動フロア装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による車両の可動
フロア装置は、複数のシートを車体のフロア上に備えた
車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フロ
ア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数のシ
ートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設けら
れてなることを特徴とするものである。
【0007】上記フロア上には3列のシートが設けられ
るが、2列目のシートを取付けたフロア部分のみが昇降
自在に設けられる場合と、2列目および3列目のシート
を取付けた1つのフロア部分が昇降自在に設けられる場
合と、複数のフロア部分、例えば2列目のシートを取付
けた第1フロア部分と、3列目のシートを取付けた第2
フロア部分とが独立的に昇降自在に設けられる場合とが
ある。
【0008】また、本発明による車両の可動フロア装置
は、車両走行時、乗員乗降時ならびに荷物の積み降ろし
時には上記フロア部分の昇降を禁止する手段を備えてい
る。さらに、本発明による車両の可動フロア装置は、荷
室内に収容される荷物の量に応じてフロア部分の高さを
調節する手段を備えている。
【0009】さらに、本発明による車両の可動フロア装
置は、フロア部分上のシートに付随するシートベルト
が、該フロア部分を車体に支持する支柱に係止される。
【0010】さらに、本発明による車両の可動フロア装
置は、フロア部分の昇降速度を、下降速度が上昇速度よ
りも緩やかになるように制御する手段を備えている。
【0011】さらに、本発明による車両の可動フロア装
置は、上昇位置にあるフロア部分上のシートに着座した
乗員の膝を保護するためのプロテクタが前席のシートバ
ックに設けられることを特徴とするものである。
【0012】
【作用および効果】本発明によれば、フロア部分が昇降
可能に設けられているから、該フロア部分を上昇させる
ことにより、荷室を大幅に拡大することができる。した
がって、乗員の数および積載する荷物の量に応じて車室
内の限られた空間を有効に利用することができ、ユーテ
ィリティ性が向上する。
【0013】また、車両走行時、乗員昇降時ならびに荷
物の積み降ろし時にフロア部分の昇降を禁止する手段を
設けることによって、またフロア部分の下降速度を上昇
速度よりも緩やかにする手段を設けることによって、安
全性を向上させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1〜図4は本発明の一実施例の概略的構
成を示すもので、図1は車両全体の側面図、図2は平面
図、図3および図4は可動フロア部分を昇降させる機構
を示す正面図である。
【0016】エンジン2(図2参照)を車体の前部に横
置きに搭載して前輪3を駆動するように構成されたFF
車の車体1には、3列のシート4,5,6が設けられて
いる。そして、2列目のシート5を取付けたフロア部分
7が、車体1のフロア1aの上方に昇降自在に設けられ
ている。
【0017】本実施例においては、上記可動フロア部分
7を昇降させる機構として、リンク式の昇降機構8が用
いられている。このフロア昇降機構8は、車体1のフロ
ア1a上に、可動フロア部分7の前縁および後縁に沿っ
て車幅方向に延長して2本ずつ並設された4本の油圧シ
リンダ9と、各油圧シリンダ9のピストンロッド10
(図4参照)の先端に一端が連結され、他端が可動フロ
ア部分7の四隅部の下面に連結された4本のリンク部材
11とによって構成されている。そして、2本で1組と
なった油圧シリンダ9のピストンロッド10が、図4に
示すように、各油圧シリンダ9から車幅方向に、かつ互
いに反対方向に突出することによって、リンク部材11
が起立し、これによって可動フロア部分7が、図1に1
点鎖線で示す下降位置から、実線で示す上昇位置まで上
昇し、この上昇によって、可動フロア部分7の下方に大
容量の荷室12が構成される。
【0018】したがって、車体1の側面に設けられた、
乗降用のドア開口1bを通じて、上記荷室12に対して
荷物の積み降ろしがなされるようになっている。
【0019】本実施例の場合、後輪13の車軸上に配置
される3列目のシート6は、それ自体公知の手動による
シート昇降機構によって昇降しうるように構成され、か
つシート6は前後方向にスライド可能になっている。ま
たこの3列目のシート6に着座した乗員の足先を置くス
ペースが上記可動フロア部分7の後部に設けられている
ため、上記可動フロア部分7が上昇した場合、必要に応
じて3列目のシート6がスライドされ、かつ昇降される
ようになっている。
【0020】なお、図1において、3列目のシート6の
下方にスペアタイヤ14が収納され、また1列目のシー
ト4の下方に燃料タンク15が設けられている。
【0021】また、本実施例の場合、可動フロア部分7
を昇降させるフロア昇降機構8として、4本の油圧シリ
ンダ9によって駆動される4本のリンク部材11を用い
ているが、これに代って他の形式のフロア昇降機構を用
いることができる。
【0022】例えば図5に示すフロア昇降機構8は、車
体1のフロア1a上に、可動フロア部分7の四隅部に対
応させて4本の回動可能なねじ杆16を立設するととも
に、内周面に雌ねじを備えた円筒状部材17を各ねじ杆
16に螺装し、これら円筒状部材17によって可動フロ
ア部分7の四隅部を支持したものである。
【0023】上記4本のねじ杆16の下端にはスプロケ
ット18がそれぞれ固設され、4個のスプロケット18
を繞って懸装されたチェーン19に、駆動用モータ20
の回転軸20aに固設されたスプロケット21が係合し
ている。したがって、可動フロア部分7はモータ20の
回転軸20aの正転または逆転に伴って昇降するように
構成されている。
【0024】また、図6に示すフロア昇降機構8は、車
体1のフロア1a上に、可動フロア部分7の四隅部に対
応させて4本の油圧シリンダ22を立設するとともに、
各油圧シリンダ22のピストンロッド23の上端に、可
動フロア部分7の四隅部を連結したものである。また、
可動フロア部分7上に取付けられた2列目のシート5に
付随するシートベルト24のアンカ24aを上記ピスト
ンロッド23の上端に係着することによって、シートベ
ルト24の荷重が可動フロア部分7に加わらないように
なっている。
【0025】また、車両衝突時に上昇位置にある可動フ
ロア部分7の落下を防止するために、ピストンロッド2
3を固定するロック機構が設けられる。
【0026】さらに、図示は省略するが、他のフロア昇
降機構8として、可動フロア部分7の四隅部をケーブル
によって吊下げ、かつこのケーブルを電動ウインチによ
って巻上げることによって可動フロア部分7を上昇させ
る構成としてもよい。
【0027】前述の実施例では、2列目のシート5を取
付けたフロア部分7のみが昇降可能に構成されている
が、例えば図7に示すように、2列目および3列目のシ
ート5,6を取付けたフロア部分25を昇降可能に構成
してもよい。この場合は、3列目のシート6が後輪13
の車軸上にあるため、可動フロア部分25の最低位置は
前述した可動フロア部分7の最低位置よりも高い位置に
なるが、可動フロア部分25を上昇させることによっ
て、前後方向に長い荷室12を可動フロア部分25の下
方に形成することができる。
【0028】また、図8に示すように、2列目のシート
5を取付けた可動フロア部分7と、3列目のシート6を
取付けた可動フロア部分27とが独立的に昇降しうるよ
うに車体1に設けてもよい。
【0029】この場合は、3列目のシート6に着座した
乗員の足先を可動フロア部分27上に置くためのスペー
ス27aが、可動フロア部分27の前部に設けられてい
る。そして3列目のシート6の乗員に対する安全確保の
ために、可動フロア部分7,27を上昇させるときに
は、前方の可動フロア部分7を後方の可動フロア部分2
7に優先して上昇させ、また可動フロア部分7,27を
下降させるときには、上昇時とは反対に、後方のフロア
部分27を前方のフロア部分7に優先して下降させるよ
うに、フロア昇降機構8の駆動手段が制御されるように
なっている。
【0030】しかしながら、図示は省略するが、可動フ
ロア部分27に取付けられた3列目のシート6に着座し
た乗員の足先を置くスペースが、2列目のシート5を取
付けた可動フロア部分7の後部に設けられる場合には、
可動フロア部分7,27を上昇させるのに先立って、可
動フロア部分7上の2列目のシート5を前方へスライド
させた後に、後方の可動フロア部分27を前方の可動フ
ロア部分7に優先して上昇させ、また可動フロア部分
7,27を下降させるときには、2列目のシート5を前
方へスライドさせた後に、前方の可動フロア部分7を後
方の可動フロア部分27に優先して下降させるようにフ
ロア昇降機構8の駆動手段が制御される。なお、3列目
のシート6に乗員が着座している場合には、可動フロア
部分7,27の昇降を禁止するようにしてもよい。
【0031】図9〜図11は、可動フロア部分7が上昇
位置にあるとき、車両が正面衝突事故を起した場合の、
可動フロア部分7上のシート5に着座している乗員28
の膝28aを保護するための保護構造を示したものであ
る。
【0032】すなわち、正面衝突時に乗員28の膝28
aが衝接したときの衝撃吸収機能を有するニープロテク
タ29が1列目のシート4のシートバック4aの上部に
設けられているとともに、シートバック4aのナックル
部30には、シートバック4aの前倒を防止するための
ストッパ機構31が設けられている。
【0033】ニープロテクタ29は、弾性金属板をV字
状に折曲げて形成したものであり、その2つの板部29
a,29bの上方へ開口する端部間の距離を増減しうる
方向に弾性が付与されている。ニープロテクタ29は、
その一方の板部29aの両側縁がシートバック4aのフ
レーム40の背面に溶接された態様で該フレーム40に
固定されている。なお、41はフレーム40に張られた
スプリング、42はシートバック4aの表皮、43はウ
レタンフォーム等よりなるクッション材である。
【0034】次に図12は、フロア昇降機構8の制御系
を示すブロック図である。
【0035】制御回路32には、イグニッションスイッ
チ33と、可動フロア部分7の上昇または下降を選択す
るための手動の昇降スイッチ34と、ドアの開閉状態を
検出するドアスイッチ35と、車速センサ36と、可動
フロア部分7の下降時に荷室12内の荷物に接触してこ
の荷物の存在を検出するタッチセンサ37等が接続され
ており、制御回路32はこれらスイッチおよびセンサ3
3〜37の出力に基づいて、フロア昇降機構8の駆動回
路38を制御するように構成されている。
【0036】図13は、上記制御回路32が実行する制
御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【0037】まず、図13のステップS1において、イ
グニッションスイッチ33の出力から、エンジンのON
・OFF状態を検出し、ONであれば、ステップS2で
昇降スイッチ34の接点位置を調べる。そして、昇降ス
イッチ34がUP位置にあれば、ステップS3へ進ん
で、ドアスイッチ35の出力から、ドアの開閉状態を調
べ、ドアが開いているときには、フロア昇降機構8の作
動を禁止する。一方、ドアが閉じていると判定されたと
きには、ステップS4へ進み、可動フロア部分7を下降
時の2倍の速度をもって可動フロア部分を上昇させる。
【0038】次に、ステップS2の判定で、昇降スイッ
チ34がDOWN位置にあれば、ステップS5へ進ん
で、ステップS3と同様に、ドアの開閉状態を調べ、ド
アが開いているときには、フロア昇降機構8の作動を禁
止し、ドアが閉じているときには、ステップS6で、車
速センサ36の出力から車両が停車中であるか走行中で
あるかを調べ、走行中はフロア昇降機構8の作動を禁止
する。
【0039】車両が停車中であれば、次のステップS7
で、タッチセンサ37の出力を調べ、タッチセンサ37
が荷室12内の荷物の存在を検出しないときには、ステ
ップS8へ進んで、可動フロア部分7を下降させるとと
もに、ステップS7へ戻り、タッチセンサ37が荷室1
2内の荷物の存在を検出しない間はステップS7→S8
のフローを反復する。そして、タッチセンサ37が荷物
の存在を検出すると、ステップS9へ進んで可動フロア
部分7の下降が停止される。
【0040】このような制御を行なうことにより、可動
フロア部分7の高さを、荷室12内の荷物の量(高さ)
に応じて調節することができる。
【0041】一方、ステップS1において、エンジンが
停止していると判定されたときは、ステップS10へ進
み、エンジンが停止してから所定時間T0 が経過したか
否かを調べ、所定時間T0 が経過していると判定された
ときにはステップS7へ進み、可動フロア部分7が上昇
位置にあれば、ステップS7,S8のフローを反復する
ことによって可動フロア部分7を下降させる。
【0042】以上のような制御ルーチンを実行すること
により、乗員および荷室12内の荷物の安全を確保しつ
つ、車両のユーティリティ性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による可動フロア装置を備え
た車両の概略的側面図
【図2】同、平面図
【図3】同、可動フロア部分が下降位置にある状態を示
す正面図
【図4】同、可動フロア部分が上昇位置にある状態を示
す正面図
【図5】フロア昇降機構の他の例を示す斜視図
【図6】フロア昇降機構のさらに他の例を示す斜視図
【図7】本発明の他の実施例による可動フロア装置を備
えた車両の概略的側面図
【図8】本発明のさらに他の実施例による可動フロア装
置を備えた車両の概略的側面図
【図9】ニープロテクタの構成を示す概略的側面図
【図10】ニープロテクタを備えたシートの構成を一部
を破断して示す斜視図
【図11】図10のXI-XI 線に沿った断面図
【図12】フロア昇降機構の制御系を示すブロック図
【図13】制御系における制御ルーチンを示すフローチ
ャート
【符号の説明】
1 車体 4,5,6 シート 7,25,27 可動フロア部分 8 フロア昇降機構 9,22 油圧シリンダ 11 リンク部材 12 荷室 16 ねじ杆 29 ニープロテクタ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシートを車体のフロア上に備えた
    車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フロ
    ア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数のシ
    ートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設けら
    れてなることを特徴とする車両の可動フロア装置。
  2. 【請求項2】 上記フロア上に3列のシートが設けら
    れ、2列目のシートを取付けたフロア部分のみが昇降自
    在に上記車体に設けられてなることを特徴とする請求項
    1記載の車両の可動フロア装置。
  3. 【請求項3】 上記フロア上に3列のシートが設けら
    れ、2列目および3列目のシートを取付けた1つのフロ
    ア部分が昇降自在に上記車体に設けられてなることを特
    徴とする請求項1記載の車両の可動フロア装置。
  4. 【請求項4】 複数のフロア部分が独立的に昇降しうる
    ように分割して上記車体に設けられ、かつ該複数のフロ
    ア部分を独立的に昇降制御する駆動手段が設けられてな
    ることを特徴とする請求項1記載の車体の可動フロア装
    置。
  5. 【請求項5】 上記フロア上に3列のシートが設けら
    れ、2列目のシートを取付けた第1フロア部分と、3列
    目のシートを取付けた第2フロア部分とが独立的に昇降
    しうるように上記車体に設けられてなることを特徴とす
    る請求項4記載の車両の可動フロア装置。
  6. 【請求項6】 上記3列目のシートに着座した乗員の足
    先を置くスペースが、該3列目のシートを取付けた上記
    第2フロア部分の前端に設けられる場合には、上記駆動
    手段が、上記2列目のシートを取付けた上記第1フロア
    部分を上記第2フロア部分に優先して上昇させ、かつ上
    記第2フロア部分を上記第1フロア部分に優先して下降
    させるように制御されることを特徴とする請求項5記載
    の車両の可動フロア装置。
  7. 【請求項7】 上記3列目のシートに着座した乗員の足
    先を置くスペースが上記2列目のシートを取付けた上記
    第1フロア部分の後端に設けられる場合には、上記2列
    目のシートを前方へスライドさせた後に、上記駆動手段
    が、上記第2フロア部分を上記第1フロア部分に優先し
    て上昇させ、かつ上記2列目のシートを前方へスライド
    させた後に、上記第1フロア部分を上記第2フロア部分
    に優先して下降させるように制御されることを特徴とす
    る請求項5記載の車両の可動フロア装置。
  8. 【請求項8】 上記3列目のシートに乗員が着座してい
    る場合、上記第1および第2フロア部分の昇降を禁止す
    る手段を備えてなることを特徴とする請求項5記載の車
    両の可動フロア装置。
  9. 【請求項9】 複数のシートを車体のフロア上に備えた
    車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フロ
    ア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数のシ
    ートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設けら
    れ、かつ車両走行時には上記フロア部分の昇降を禁止す
    る手段を備えてなることを特徴とする車両の可動フロア
    装置。
  10. 【請求項10】 上記禁止手段は、車速センサによる車
    速検出に基づいて制御されてなることを特徴とする請求
    項9記載の車両の可動フロア装置。
  11. 【請求項11】 上記禁止手段は、上記フロア部分の下
    降のみを禁止する手段よりなることを特徴とする請求項
    9記載の車両の可動フロア装置。
  12. 【請求項12】 上記禁止手段は、車両走行中に上記フ
    ロア部分を上記車体に強制的にロックする手段よりなる
    ことを特徴とする請求項9記載の車両の可動フロア装
    置。
  13. 【請求項13】 複数のシートを車体のフロア上に備え
    た車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フ
    ロア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数の
    シートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設け
    られ、かつ乗員昇降時および荷物の積み降ろし時には上
    記フロア部分の昇降を禁止する手段を備えてなることを
    特徴とする車両の可動フロア装置。
  14. 【請求項14】 上記禁止手段は、ドア開放時に上記フ
    ロア部分の昇降を禁止する手段よりなることを特徴とす
    る請求項13記載の車両の可動フロア装置。
  15. 【請求項15】 複数のシートを車体のフロア上に備え
    た車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フ
    ロア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数の
    シートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設け
    られ、かつ上記荷室内に収容される荷物の量に応じて上
    記フロア部分の高さを調節する手段を備えてなることを
    特徴とする車両の可動フロア装置。
  16. 【請求項16】 上記フロアの高さを調節する手段は、
    ドアの開閉タイミング毎に作動されてなることを特徴と
    する請求項15記載の車両の可動フロア装置。
  17. 【請求項17】 上記フロアの高さを調節する手段は、
    エンジンの始動タイミング毎に作動されてなることを特
    徴とする請求項15記載の車両の可動フロア装置。
  18. 【請求項18】 複数のシートを車体のフロア上に備え
    た車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フ
    ロア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数の
    シートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設け
    られ、かつ上記フロア部分上のシートに付随するシート
    ベルトが、該フロア部分を上記車体に支持する支柱に係
    止されてなることを特徴とする車両の可動フロア装置。
  19. 【請求項19】 複数のシートを車体のフロア上に備え
    た車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フ
    ロア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数の
    シートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設け
    られ、かつ上記フロア部分の昇降速度を、下降速度が上
    昇速度よりも緩やかになるように制御する手段を備えて
    なることを特徴とする車両の可動フロア装置。
  20. 【請求項20】 複数のシートを車体のフロア上に備え
    た車両において、上記フロアの一部分が、上昇時に該フ
    ロア部分の下方に荷室を形成しうるように、上記複数の
    シートのうちの一部とともに昇降自在に上記車体に設け
    られ、かつ上昇位置にある該フロア部分上のシートに着
    座した乗員の膝を保護するためのプロテクタが前席のシ
    ートバックに設けられてなることを特徴とする車両の可
    動フロア装置。
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