JP2008080999A - サイドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 側突発生前状態にサイドエアバッグが膨張可能な状態となり、衝突がなかった場合には、サイドエアバッグを膨張させない反復使用な乗員拘束装置を実現する。
【解決手段】 ドア構造体内2に収容され、昇降機構20により昇降可能なフレーム11に保持されたサイドエアバッグ12と、サイドエアバッグ12を膨張させるインフレータ15と、昇降機構20の動作とインフレータ15の動作とを制御する制御部5とを備え、フレーム11は、制御部5が衝突前状態情報を受けた場合に、昇降機構20の動作によってドア窓開口位置まで上昇する。さらに衝突前状態情報を受け、所定時間内に衝突検知情報を受けた場合に、インフレータ15がサイドエアバッグ12を膨張させる。一方、衝突前状態情報を受け、所定時間内に衝突検知情報を受けない場合に、フレーム11は昇降機構20の動作によってドア構造体内2に降下する。
【選択図】 図4

Description

本発明はサイドエアバッグ装置に係り、特に自動車の側面衝突等の発生前に、衝突時等のサイドエアバッグによる乗員拘束のための予備動作をとる機構が組み込まれたサイドエアバッグ装置に関する。
従来、車両が側面衝突を受けた場合や、衝突予知センサの作動により事故発生を予知した場合(以下、予知時と記す。)などに、乗員を有効に拘束するため、カーテンサイドエアバッグ装置が開発されている。この種のカーテンサイドエアバッグ装置は、車室側面上部のカバーモール等の内部に、車両長手方向に沿って折り畳んで収納されており、ガス源からのガス供給により、車両室内のドア窓等に沿って下方に向ってカーテン状に展開し、側面方向へ移動する乗員を拘束できる。
ところで、出願人は、通常の安全走行時には通常収容状態にあり、レーダーセンサを用いて側方衝突を予知した際に、衝突準備状態としてエアバッグをあらかじめ膨張展開させる乗員保護装置を提案している(特許文献1参照)。この乗員保護装置では、車両シートに装着されたエアバッグを通常収容状態と、予知時の衝突準備状態との間で可逆的に動作可能とした。すなわち、レーダーセンサによって車両の側突を予知した場合には、エアバッグを予め衝突準備状態となるように展開膨張させ、その後に発生する衝突に備える。一方、衝突が予知された後に実際に衝突が発生しなかった場合には、エアバッグを通常収容状態へと復帰させて次回の衝突予知に備えることができる。
特開2006−176074号公報
ところで、特許文献1において、開示されたエアバッグは、シートバックの側部内に装備されたもので、予知時に、空圧膨張する所定容量のエアバッグがシートバックの開裂部分から前方へ突出する。側突や横転時における乗員拘束の性能を高めるためには、この種のエアバッグ装置より、車室側面全面を覆うカーテンサイドエアバッグ装置が有効である。
ところが、通常の公知のカーテンサイドエアバッグ装置は、インフレータから発生したガスによりエアバッグが膨張展開して車室側面を覆う、1回のみの使用を想定した装置である。このため、特許文献1で開示されたようなエアバッグの膨張、シートバック内への収容という可逆的な機能は考慮していない。
またカーテンサイドエアバッグ装置は、車室側面上部のカバーモール等の内部から窓ガラスに沿って下方に垂下するように膨張展開する際に、ピラー内装カバー等の内装品の干渉を受けずに展開させる必要がある。そこで、本発明の目的は、相手車両等が側方の直近距離まで接近した場合や、横転の可能性を検知した場合に、衝突側側面のドア構造体内部からドア窓等に沿って未膨張のサイドエアバッグが装着されたフレームを上昇させ、その直後に衝突(側突)を検知したら、窓開口を覆うように、そのサイドエアバッグを膨張展開して乗員を拘束する。一方、衝突等の事故回避が検知されたら、前記フレームをドア構造体内に、再収容させるようにしたサイドエアバッグ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は側方対象物との接近状態を検知し、衝突前状態情報を出力する測距検知手段と、側方衝突を検知し、衝突検知情報を出力する衝突検知手段と、ドア構造体内に収容され、昇降機構により昇降可能なフレームと、該フレームに保持されたサイドエアバッグと、前記ドア構造体内に収容され、ガス発生により前記サイドエアバッグを膨張させるインフレータと、前記フレームの昇降機構の動作と前記インフレータの動作とを制御する制御部とを備えたサイドエアバッグ装置であって、前記フレームは、前記制御部が前記衝突前状態情報を受けた場合に、前記制御部から動作指令を受けた前記昇降機構の動作によってドア窓開口位置まで上昇し、前記制御部が、前記衝突前状態情報を受け、所定時間内に前記衝突検知情報を受けた場合に、前記インフレータは、前記制御部から動作指令を受けてガス発生させて前記サイドエアバッグを膨張させ、前記制御部が、前記衝突前状態情報を受け、所定時間内に前記衝突検知情報を受けない場合に、前記フレームは、前記制御部から動作指令を受けた前記昇降機構の動作によって前記ドア構造体内に降下することを特徴とする。
このとき、前記サイドエアバッグは、未膨張時にバッグ保持シートを介して前記フレームに保持されるようにすることが好ましい。これにより、サイドエアバッグを所定形状に迅速に膨張させることができる。
前記昇降機構は、リンク脚を伸縮させるシリンダ機構とし、前記リンク脚の変形により、前記フレームを昇降させるようにすることが好ましい。この機構によれば、シンプルな部材構成で前記フレームの確実な昇降動作を確保することができる。
また、前記昇降機構は、前記フレームを支持するフレーム支持部材に接続されたフレキシブルラックと、駆動モータで回転するピニオンとを噛合させたギア駆動機構からなり、前記フレキシブルラックの鉛直方向の直動により、前記フレームを昇降させるようにすることも好ましい。この機構によれば、動作信号に応動して前記フレームの迅速な昇降動作を確保することができる。
本発明によれば、側突時や横転時の予知段階で、あらかじめフレームを上昇させて窓開口を覆うことができ、その後の衝突時に迅速にカーテン状のサイドエアバッグを膨張させることができ、衝突が生じなかった場合には、前記フレームを降下させて、通常走行状態に容易に戻せるので、乗員拘束装置の効率的な反復使用が可能となるという効果を奏する。またサイドエアバッグが内装品の干渉を受けないため、スムースな展開が図れ、効果的な乗員拘束性能が発揮できるという効果を奏する。
以下、本発明のサイドエアバッグ装置の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
以下、サイドエアバッグ装置10の構成について、図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明のサイドエアバッグ装置が、ワゴンタイプの乗用車の車室1内の右側面のドア構造体2内に収納された状態を示した車両の左ドア全部と右ドアの内装板を取り除いて示した車両の全体概略図である。図2は、図1の収納状態から、衝突が予知され、サイドエアバッグ装置のエアバッグを保持するフレーム11が、フレーム昇降機構20を介してドア構造体2内から上昇し、窓開口を覆った状態を示した車両の概略図である。
図1に示したサイドエアバッグ装置は、前席、後席ともほぼ同一の構成からなり、それぞれ前席ドア、後席ドアのドア構造体2内に収容されている。サイドエアバッグ装置10は、図3(a)に拡大して示したように、フレーム昇降機構20(以下、単に昇降機構20と記す。)と、この昇降機構20の上端に取り付けられ、ほぼ鉛直面を構成するように保持されたフレーム11と、このフレーム11で囲まれた部分をほぼ占有する程度の側面積を有する未膨張状態のサイドエアバッグ12と、フレーム11の縁部に沿って基布の端部が定着されて、フレーム11で囲まれた部分に配置されたサイドエアバッグ12との間を繋ぐように、フレーム11とサイドエアバッグ12の間に張り渡された基布を加工してなるバッグ保持シート13と、ガス供給源としてのインフレータ15とから構成されている。
このサイドエアバッグ装置10は、上述の構成が、以下の検知手段、制御部により動作する。すなわち、自車走行中に測距検知手段3により、側方から接近する対象物の接近状態が測距され、対象物が側方許容接近距離(図5参照)内に進入した接近した状態(以下、衝突前状態と呼ぶ。)を測距検知手段3が検知すると、その衝突前状態状態信号が制御部5に出力され、まず昇降機構20によるフレーム11の上昇指令が出力される。さらに側突時には、制御部5が衝突検知手段4からの状態信号を受け、インフレータ15の点火動作部(図示せず)に動作信号を出力し、サイドエアバッグ12が膨張する。
サイドエアバッグ装置10の構成について、図1〜図3を参照して説明する。図3(a)は、図1に示した前席のサイドエアバッグ装置10を拡大して示した図である。
[フレーム、昇降機構の構成]
フレーム11は、図3(a)に示したように、前席では、側面視して、窓開口長さにほぼ等しい下側フレーム11Lと、Aピラーの傾きに合わせて傾斜した前側フレーム11Aと、Bピラーにほぼ沿った後側フレーム11Bの3本からなる上端が開放した台形状をなしている。フレーム11は本実施例では、アルミニウム型材が使用されている。フレーム11は、昇降機構20によって昇降可能に保持されている。
昇降機構20は、下側フレーム11Lに上端がピン結合で連結された2本の直型材22を交点ピン23で連結させたX字形をなすリンク脚21と、このリンク脚21を駆動させる駆動源としての伸縮ジャッキ30とで構成されている。リンク脚21は、伸縮ジャッキ30のシリンダロッド31の伸長、縮退動作により、前側脚下端が図示しないスライドレールに沿って前後し、X字形のリンク脚21の全高を変更させ、フレーム11を昇降させることができる。
本実施例では、駆動源の伸縮ジャッキ30として高圧の空圧ポンプ32で作動する空圧シリンダが使用されている。したがって、測距検知手段3が衝突前状態を検知した際に、空圧ポンプ32が作動すると、伸縮ジャッキ30のシリンダ31の伸長によりリンク脚21のX字形を縦長方向に変形させる。この結果、図3(a)の収納位置にあるフレーム11を、ほとんど瞬時に図3(b)の位置まで上昇させることができる。なお、空圧の解放時にはシリンダ31の縮退に追従してリンク脚21が扁平なX字形となるので、フレーム11を再度、ドア構造体2内に収納させることができる。駆動源としては各種の流体ジャッキがあり、その他、直動動作を示すコンパクトな駆動源の使用が可能である。
[サイドエアバッグの構成]
サイドエアバッグ12は、図3(a)に示したように、側面視して台形状のフレーム11で囲まれた部分をほぼ占有する程度の投影面積を有する未膨張の袋状基布からなるサイドエアバッグ12が、フレーム11の縁部に沿って保持されている。このサイドエアバッグ12は、フレーム11との間を覆うように張り渡されたバッグ保持シート13を介してフレーム11に定着されている。サイドエアバッグ12は公知の基布材料を図3に示したような横長の略長円形に縫製したもので、下端中央にインフレータ15からのガス導入口(図示せず)が形成されている。
図3(c)は、上述したサイドエアバッグ12の膨張状態を示している。図3(c)に示したように、サイドエアバッグ12は、縦方向に数本の縫着ライン12aが形成され、バッグ全体が複数個の平行セル12bに区画されている。これにより、サイドエアバッグ膨張時には、所定の厚みを保持した複数個の平行セル12bが同時膨張できる。このとき、サイドエアバッグ12の外周縁の縫着部12cは縫製加工のみが施されている。この結果、乗員Pの拘束時(図6(d)参照)に縫い目から内部ガスが漏気してバッグ変形性が大きくなり、乗員拘束時のEA(Energy Absorption)効果を期待できる。
当初、平板状であるサイドエアバッグ12が膨張すると、幅方向に厚みを有する立体形状になるため、サイドエアバッグ12をフレーム11に保持しているバッグ保持シート13に張力が生じる。その際、バッグ保持シート13を保持するフレーム11の定着部に過度の張力が生じないように、バッグ保持シート13のフレーム11の定着部の近傍に適量の折り返し部等13aを設けておくことが好ましい。
インフレータ15は、図3(a)に示したように、フレーム11の下端に取り付けられ、フレーム11の昇降に伴って上下する。また、インフレータ15のガス噴出口(図示せず)とサイドエアバッグ12のガス導入口(図示せず)とはフレーム11の一部に保持された状態で連通されている。
[フレーム昇降、エアバッグ膨張展開の動作]
以下、サイドエアバッグ装置10の昇降動作、サイドエアバッグ12の膨張動作を指令制御する構成について、説明する。
本実施例では、図1、図3各図に示したように、衝突前の対象物の接近状態を検知する非接触の測距検知手段3としてミリ波レーダーが車両側部の下部に、車両側方の所定角度が測距検知範囲となるように取り付けられている。さらにその近くに衝突検知手段4としての加速度センサが取り付けられている。検知手段3,4からの状態信号は車両運転席前に配置された制御部5としてのECU(電子制御ユニット)に出力される。一般に、ECUでは、入力された他の衝突検知手段からの状態信号も並行して判断し、起こりうる事故の発生を予知し、また事故形態を特定し、乗員拘束のために最適なエアバッグ装置を膨張展開させることができる。これら各種の検知手段、ECUでの一連の動作は、運転前にイグニションキー6(図1、図3(a)参照)がONにされた状態から作動する。
ここで、上述したサイドエアバッグ装置10の運転時における動作について、図4〜図6を参照して説明する。図4は、車両走行中における、衝突前状態、衝突時におけるサイドエアバッグ装置10のフレーム昇降、サイドエアバッグ12の膨張展開の一連の動作フローを示したフローチャートを示している。図5は自車V1(図右側車両)に右側方から車両V2(2点鎖線表示)が側面衝突することを想定した側突事故の想定図である。図6は、通常運転時から側突発生時までの各状態でのサイドエアバッグ装置10の動作状態を、車両正面側からドア構造体2を断面で表示した状態説明図である。
まず、自車を運転する際に、イグニションキー6(図3(a))をON状態にする(初期状態:図3(a)、図6(a)参照)。この状態で、車両の各部に装備されたエアバッグ等の動作を制御する制御部5としてのECU、および各部の検知センサ3,4…がON状態となる。ここで、図5に示したように、走行中に側突事故の発生のおそれが生じた場合(衝突前状態)、側突事故が生じた場合(側突時)を想定して説明する。まず、走行中には車両側部に取り付けられたミリ波レーダーにより、自車に接近する対象物(走行車両、構造物等)の接近情報としての測距情報を検知、収集する。そして対象物(図5では車両V2)が側方許容接近距離(図5参照)内に達したことを確認したら、さらに接近加速度の検知をすることで、車両V2が自車V1にさらに接近し、測距検知手段3は、衝突前状態となっているかを確認し、衝突方向に接近し、衝突前状態であれば、制御部5に同情報を出力する。なお、測距検知手段3では、接近加速度を求めず、側方許容接近距離内に対象物が進入した段階で、衝突前状態と認識するようにしてもよい。
制御部5は衝突前状態情報を受けて昇降機構20にフレーム11の上昇指令信号を出力する。この信号により空圧ポンプ制御回路(図示せず)は伸縮ジャッキ30のシリンダ31を伸長し、フレーム11を、サイドエアバッグ12が窓開口を覆う位置まで上昇させる(図3(b),図6(b)→(c))。フレームが上昇した後に所定の計測時間の間に衝突検知手段4が車両V2による側面衝突を検知したら、インフレータ15内の薬剤点火指令信号が出力され、インフレータ15で発生した噴出ガスがサイドエアバッグ12内に導入され、サイドエアバッグ12が膨張する。これにより、乗員Pの側頭部が拘束される(図3(c),図6(d))。
一方、衝突前状態になってから所定計測時間経過の間に、衝突が回避された場合は、空圧ポンプ32が除圧され、シリンダ31が縮退し、フレーム11が降下し、エアバッグ12は膨張することなく、フレーム11ごとドア構造体2内に再度、収容される(図3(a),図6(c)→(b))。これにより車両は再度、通常走行することができる。なお、本実施例では、衝突前状態情報は、測距検知手段3で判断し、制御部5に衝突前状態情報が出力されるが、測距検知手段3からの測距情報を受けて制御部5で衝突前状態の判断を行うようにしてもよい。
図7各図は、フレーム昇降機構20の他の実施例を示している。本実施例でも、フレーム11、サイドエアバッグ12及びバッグ保持シート13の構造は、図3(a)に示したものと同様である。本実施例の特徴は、フレーム11に取り付けられた支持脚40を昇降させる昇降機構にある。
本実施例の構成について図7(a)を参照して説明する。フレーム11は、サイドエアバッグ12を保持するフレーム11がほぼ水平状態を保持して昇降できるように案内する2本のガイド柱41と、フレーム11の中央下端に取り付けられたフレーム支持脚40を上下に移動させる昇降機構42が備えられている。昇降機構42は、ドア構造体2内の底部に設置された駆動モータ43と、駆動モータ43に図示しないギア列を介して連係されたピニオン44と、このピニオン44と噛合し上端にフレーム支持脚40が取り付けられた合成樹脂製のフレキシブルラック45とから構成されている。図7(a)は、フレーム昇降機構20のフレーム11の収納状態を示している。このときフレーム支持脚40は駆動モータ43直上に位置し、フレーム支持脚40の下端にはフレキシブルラック45の上端が取り付けられている。そして駆動モータ43のギア列に連係するピニオン44と噛合している。上昇時にフレーム支持脚40を持ち上げるためにピニオン44と噛合して繰り出されるフレキシブルラック45の大部分は底部に延在している。そして衝突前状態の検知信号を受けると、駆動モータ43が回転し、ピニオン44がフレキシブルラック45に噛合することで、フレキシブルラック45が上方に直動し、フレーム支持脚40とフレーム11とを上方に押し上げることができる(図7(b))。
図8は、インフレータ15をドア構造体2の底部に設置し、インフレータ15のガス噴出口(図示せず)とフレーム11に取り付けられたサイドエアバッグ12のガス導入口(図示せず)とをフレキシブルホース46で連結した変形例を示している。この変形例では、フレーム11の昇降に応じてフレキシブルホース46も伸縮する。このような構成にすることにより、フレーム11の重量を軽減することができ、フレーム昇降機構20の小型化を図ることができる。
本発明のサイドエアバッグ装置の一実施例の構成(フレーム収納時)を搭載した車両の概略全体図。 図1に示したサイドエアバッグ装置の他の態様(フレーム上昇時)を示した車両の概略全体図。 図1に示したサイドエアバッグ装置の各状態における動作状態を示した状態説明図。 サイドエアバッグ装置の動作態様の一例を示したフローチャート。 側面衝突状態の状態説明のための概略説明図。 側面衝突状態に至るまでのサイドエアバッグ装置の動作状態を説明した概略説明図。 サイドエアバッグ装置のフレーム昇降機構の変形例を示した概略説明図。 インフレータの取付状態の変形例を示した概略説明図。
符号の説明
1 車室
2 ドア構造体
3 測距検知手段
4 衝突検知手段
5 制御部
10 サイドエアバッグ装置
11 エアバッグ保持フレーム
12 サイドエアバッグ
20 フレーム昇降機構
21 リンク脚
30 伸縮ジャッキ
40 フレーム支持脚
43 駆動モータ
44 ピニオン
45 フレキシブルラック
W 窓開口

Claims (4)

  1. 側方対象物との接近状態を検知し、衝突前状態情報を出力する測距検知手段と、
    側方衝突を検知し、衝突検知情報を出力する衝突検知手段と、
    ドア構造体内に収容され、昇降機構により昇降可能なフレームと、
    該フレームに保持されたサイドエアバッグと、
    前記ドア構造体内に収容され、ガス発生により前記サイドエアバッグを膨張させるインフレータと、
    前記フレームの昇降機構の動作と前記インフレータの動作とを制御する制御部と、
    を備えたサイドエアバッグ装置であって、
    前記フレームは、前記制御部が前記衝突前状態情報を受けた場合に、前記制御部から動作指令を受けた前記昇降機構の動作によってドア窓開口位置まで上昇し、
    前記制御部が、前記衝突前状態情報を受け、所定時間内に前記衝突検知情報を受けた場合に、前記インフレータは、前記制御部から動作指令を受けてガス発生させて前記サイドエアバッグを膨張させ、
    前記制御部が、前記衝突前状態情報を受け、所定時間内に前記衝突検知情報を受けない場合に、前記フレームは、前記制御部から動作指令を受けた前記昇降機構の動作によって前記ドア構造体内に降下することを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. 前記サイドエアバッグは、未膨張時にバッグ保持シートを介して前記フレームに保持されたことを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  3. 前記昇降機構は、リンク脚を伸縮させるシリンダ機構からなり、前記リンク脚の変形により、前記フレームを昇降させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
  4. 前記昇降機構は、前記フレームを支持するフレーム支持部材に接続されたフレキシブルラックと、駆動モータで回転するピニオンとを噛合させたギア駆動機構からなり、前記フレキシブルラックの鉛直方向の直動により、前記フレームを昇降させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011051369A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toyoda Gosei Co Ltd 移動体の受止装置
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