JP2007015623A - 車両用シート制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 乗車人数と積載する積載物の形状とに基づいてシートの可動を制御することにより、シートの調整に係る利用者の負担を減少させた車両用シート制御装置を提供する。
【解決手段】 車両1に乗車する乗車人数を入力する(S12)とともに積載する荷物の形状を後方カメラ6、7で撮像した画像に基づいて検出し(S14)、その検出結果に基づいて予め記憶された複数種類のシートパターンから最適なシートパターンを選択し(S1)、選択されたシートパターンに基づいてアクチュエータ21〜25の駆動を制御してシート11〜15を移動及び回動させる(S42)ように構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両内に配設された可動式のシートの可動を制御する車両用シート制御装置に関し、特に、乗車人数と積載する積載物の形状とに基づいてシートの可動を制御することにより、シートの調整に係る利用者の負担を減少させた車両用シート制御装置に関するものである。
従来、車両内に配設されるシートは、着座者の体形や着座者の好みに合わせて、シートのシート位置を前後方向にスライドできると共に、着座面となるシートクッションに対してシートバックを回動させることによって、シートバックの前倒しや後倒しを行うリクライニング動作ができる様になっている。また、本来このようなシートの移動や回動は利用者自らの手によって手動で行われるのが一般であるが、利用者の利便性を向上させるために、シートの移動及び回動を行うための駆動源を備え、自動的に所定の位置や角度にシートを移動させたり、リクライニングさせることについて行われている。例えば、特開2005−75284号公報には、乗車人数と空きシート数等に基づいてリアシートに人を招き入れる必要があると判断した場合に、車両内のリアシートを自動的に移動させることにより、利用者の負担を軽減したシート制御装置について記載されている。
特開2005−75284号公報(第4頁〜第6頁、図1〜図4)
前記した特許文献1に記載されたシート制御装置は、乗車する人間が乗りやすいように乗車人数に基づいてシートを自動的に移動及び回動させるものであるが、車には通常、人間とともに目的地等で購入した荷物を積載するのが一般的である。ここで、小型の荷物などであれば、トランクの中に収納したり人の膝の上に乗せた状態で積載することも可能であるが、大型の荷物はシートを倒したり、移動させることによって車内にスペースを作成して積載する必要がある。
しかしながら、前記した特許文献1に記載されたシート制御装置では、このような積載物に関しては何らの考慮もされなかったので、乗車人数に基づいてシートを移動及び回動させたとしても、利用者が希望する適当なシート状態とすることができなかった。従って、利用者は一旦シートが移動された後に改めて積載物を考慮したシート位置に手動でシートを移動させ、またシートバックの前倒しや後倒しを行う必要があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、乗車人数に加えて積載物の形状を考慮した最適なシート状態を車両内に自動的に作成することが可能となり、シート移動に関する利用者の負担を軽減した車両シート制御装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る車両用シート制御装置は、車両内に可動可能に配設されたシートを可動させるシート可動手段と、前記シート可動手段を制御するシート可動制御手段と、を有する車両用シート制御装置において、前記車両に乗車する人数を特定する乗車人数特定手段と、前記車両に積載する積載物の形状を特定する積載物形状特定手段と、を備え、前記シート可動制御手段は、前記乗車人数特定手段及び前記積載物形状特定手段の検出結果に基づいて前記シート可動手段を制御することを特徴とする。
尚、「乗車人数特定手段」及び「積載物形状特定手段」は、キーボートやタッチパネル等の入力手段を用いた入力操作に基づいて人数や形状を特定することとしても良いし、カメラで撮像した画像や赤外線センサ等による検出結果に基づいて人数や形状を特定することとしても良い。
また、請求項2に係る車両用シート制御装置は、請求項1に記載の車両用シート制御装置において、前記シートが所定の状態で車両内に配置されたパターンを一のシートパターンとして複数パターン記憶するパターン記憶手段を有し、前記シート可動制御手段は、前記乗車人数特定手段及び前記積載物形状特定手段の検出結果に基づいて前記パターン記憶手段に記憶された複数のシートパターンから一のシートパターンを選択するパターン選択手段を備え、前記パターン選択手段によって選択されたシートパターンに従って前記シートが車両内に配置されるように前記シート可動手段を制御することを特徴とする。
また、請求項3に係る車両用シート制御装置は、請求項2に記載の車両用シート制御装置において、前記パターン選択手段によって選択されたシートパターンを表示するシートパターン表示手段を有することを特徴とする。
また、請求項4に係る車両用シート制御装置は、請求項2又は請求項3に記載の車両用シート制御装置において、前記シートの状態を検出するシート状態検出手段と、前記シート状態検出手段の検出結果に基づいて前記シートが前記パターン選択手段によって選択されたシートパターンに変更可能か否か判定する変更判定手段と、前記変更判定手段によって変更できないと判定された場合に警告を行う警告手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項5に係る車両用シート制御装置は、請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の車両用シート制御装置において、前記パターン選択手段は、現在の車両内のシートの配置状態に基づいて前記パターン記憶手段に記憶された複数のシートパターンからシートの可動量が少ないシートパターンを優先的に選択することを特徴とする。
更に、請求項6に係る車両用シート制御装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両用シート制御装置において、前記車両に積載する積載物の材質を特定する荷物材質特定手段を有し、シート可動制御手段は、前記荷物材質特定手段の検出結果に基づいて前記シート可動手段を制御することを特徴とする。
前記構成を有する請求項1の車両用シート制御装置では、車両に乗車する人数と、車両に積載する積載物の形状とに基づいてシートの可動を制御するので、乗車人数に加えて荷物の形状を考慮した最適なシート状態を車両内に自動的に作成することが可能となる。従って、車両に積載する積載物がある場合であっても、再度利用者の手によってシートを移動させる必要が無くなり、シート移動に関する利用者の負担を軽減することができる。
また、請求項2の車両用シート制御装置では、記憶された複数のシートパターンから一のシートパターンを選択し、選択されたシートパターンに従ってシートを可動させるので、多数の積載物や複雑な形状をした積載物を積載する場合であっても、積載物の複数の積載パターンを想定したシートパターンから最適なシート状態を有するシートパターンを車両内に自動的に再現することが可能となる。従って、利用者は煩雑なシート移動に関する作業を必要とせず、容易にシート移動を行うことができる。
また、請求項3の車両用シート制御装置では、パターン選択手段によって選択されたシートパターンを表示するシートパターン表示手段を有するので、シートを移動させることにより再現するシートパターンを予め利用者に対して報知することが可能となる。従って、利用者はシート移動後の車内のシート配置を予めイメージすることが可能であり、積載物の積載を容易に行うことができる。
また、請求項4の車両用シート制御装置では、シートの状態に基づいてシートが選択されたシートパターンに変更可能か否かを判定し、変更できないと判定された場合に警告を行うので、移動する必要のあるシートに既に積載物が積載されていたり、人が座っていたりした場合等のシートの移動に支障が生じる事態が発生したとしても、安全にシート移動することが可能となる。
また、請求項5の車両用シート制御装置では、現在の車両内のシートの配置状態に基づいて複数のシートパターンからシートの可動量が少ないシートパターンを優先的に選択するので、短時間でのシートの配置の変更が可能となるとともにシートを可動することにより発生する虞のある駆動系のトラブル等を最小限に抑えることが可能となる。
更に、請求項6の車両用シート制御装置では、車両に積載する積載物の材質に基づいてシートの可動を制御するので、積載物の材質に基づいて積載物の上に他の積載物を載せることや、積載物の形状を変化させて積載するような特殊な積載方法を考慮して、より最適なシート状態を車両内に作成することが可能となる。
以下、本発明に係る車両用シート制御装置について、ワンボックスカーである車両1に配設されたシート11〜15を可動する為のアクチュエータ21〜25を制御するシート制御装置2に具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係る車両1に配設された可動式のシート11〜15と、シート11〜15を可動させるアクチュエータ21〜25を制御するシート制御装置2の概略構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は本実施形態に係る車両1の内部に配設されたシートを示した模式図である。図2は本実施形態に係るシート制御装置2の概略構成を示した模式図である。
図1に示すようにワンボックスカーである車両1には、運転席用のシート10以外に、フロントシート11、リアシート12、13、サードシート14、15の5つの可動式のシートが配設されている。また各シート11〜15は、着座面となるシートクッション11A〜15Aと、背もたれであるシートバック11B〜15Bとから基本的に構成されている。
ここで、シート11〜15は可動式のシートであり、後述のアクチュエータ21〜25によって各シート11〜15を車両の床面に対して前後方向にスライドさせることが可能である。また、シートバック11B〜15Bをシートクッション11A〜15Aに対して回動させたり、逆にシートクッション11A〜15Aをシートバック11B〜15Bに対して回動させることによって、シート11〜15をベッド状にして配置することや、折り畳んで配置することが可能となる。また、特にサードシート14、15に関しては、車両1の床下に収納したり、収納したシートを取り出したりすることも可能となっている。
更に、本実施形態に係るシート制御装置2では、シート11〜15の前後方向の配置と、シートクッション11A〜15A及びシートバック11B〜15Bの回転位置がそれぞれ所定の位置にある状態を一のシートパターンとして計7パターン記憶しており、後述のように乗車人数と積載する荷物(積載物)の形状によって最適なシートパターンが選択され、選択されたシートパターンと同じ配置になるように自動的にアクチュエータ21〜25がシート11〜15を移動及び回動させる。
また、図2に示すように、本実施形態に係るシート制御装置2は、シート可動ECU(乗車人数特定手段、積載物形状特定手段、シート可動制御手段、パターン選択手段、変更判定手段)5と、車両1の後方に対して設置された後方カメラ6、7と、液晶ディスプレイ(シートパターン表示手段、警告手段)8と、操作部9と、スピーカ(警告手段)16と、アクチュエータ(シート可動手段)21〜25と、重量センサ(シート状態検出手段)31〜35等で構成されている。
シート可動ECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)5は、左右一対に設けられたステレオ式の後方カメラ6、7で撮像した画像に基づいて、撮像された荷物の3次元スキャンを行うことにより荷物の形状を検出するとともに、操作部9により入力された乗車人数から最適なシートパターンを選択し、更に、シート11〜15が選択されたシートパターンの配置となるようにアクチュエータ21〜25を制御する処理を行う電子制御ユニットである。尚、シート可動ECU5の詳細な構成については後述する。
また、後方カメラ6、7は、車両1の後方に装着されたナンバープレートの上中央付近に所定間隔で左右一対に取り付けられたステレオ式のカメラであり、例えばCCD等の固体撮像素子を用いたものが用いられる。そして、後方カメラ6、7により撮像された画像中に車両1に積載する荷物が含まれている場合には、シート可動ECU5によってその形状が検出される。
液晶ディスプレイ8は、車両1の室内のセンターコンソール又はパネル面に備え付けられ、シート可動ECU5によって最適なシートパターンが選択された後に選択されたシートパターンとともに、シートパターンに対する荷物の置き方や、積載する順序などを表示する(図17のS41)。尚、液晶ディスプレイ8は、ナビゲーション装置に使用するものと兼用してもよい。また、液晶ディスプレイ8の代わりに、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ等を使用したり、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することも可能である。
スピーカ16は、後述のように選択されたシートパターンにシート11〜15を移動できない場合等に使用者に対して警告を行う警告音や警告音声等を出力する出力手段である。尚、車両1に設置されたオーディオ装置やナビゲーション装置によって出力される音楽や音声案内を出力する際にも使用することができる。
また、操作部9は液晶ディスプレイ8の側部に配置され、乗車人数の入力及び積載する荷物の個数等を入力する為の入力手段である。尚、操作部9は、ナビゲーション装置に使用するものと兼用してもよい。更に、赤外線で操作結果を送信するワイヤレス型のコントローラや液晶ディスプレイ8の前面に設けられたタッチパネルであっても良い。
アクチュエータ21〜25は、車両内に配設された各シート11〜15に対応して計5個が設けられ、シート11〜15を前後方向に移動させるとともに、シートバック11B〜15Bをシートクッション11A〜15Aに対して回動させたり、逆にシートクッション11A〜15Aをシートバック11B〜15Bに対して回動させる駆動モータ等の駆動装置である。そして、アクチュエータ21〜25はシート可動ECU5に接続され、シート可動ECU5によって後述のように駆動が制御される。
また、重量センサ31〜35は、車両内に配設された各シート11〜15に対応して計5個が設けられ、シート11〜15のシートクッション11A〜15Aに対して荷重が生じた場合に、シートクッション11A〜15Aに生じた荷重の大きさを検出するセンサである。そして、シート可動ECU5は、いずれかの重量センサ31〜35において荷重が生じたと検出された場合に、検出された重量センサ31〜35に対応するシート11〜15に対して人が座っているか、又はシート11〜15の上に荷物が積載されていると判定する。
次に、本実施形態に係るシート制御装置2の制御系に係る構成について図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係るシート制御装置2の制御系を模式的に示すブロック図である。
図3において、シート制御装置2の制御系は、シート可動ECU5を基本にして構成され、シート可動ECU5に対して所定の周辺機器が接続されている。
また、シート可動ECU5は、CPU41を核として構成されており、CPU41には記憶手段であるROM(パターン記憶手段)42及びRAM43が接続されている。そして、ROM42には後述する各シート11〜15の配置を設定した7種類のシートパターン、スペース設定テーブル50(図11参照)、シートパターン抽出テーブル51(図12参照)、シートパターン候補順序テーブル52(図13参照)、シート可動制御処理プログラム、その他、液晶ディスプレイ8及びスピーカ16等の制御上必要な各種のプログラム等が格納されている。また、RAM43はCPU41で演算された各種データを一時的に記憶しておくメモリであり、後述の荷物リスト53(図18参照)、シートパターン候補リスト54(図19参照)、スペース候補リスト55(図20参照)等が作成されて記憶される。尚、前記ROM42、RAM43等としては半導体メモリ、磁気コア等が使用される。そして、演算装置及び制御装置としては、CPU41に代えてMPU等を使用することも可能である。
また、シート可動ECU5には前記した後方カメラ6、7、液晶ディスプレイ8、操作部9、スピーカ16、アクチュエータ21〜25、重量センサ31〜35がそれぞれ接続されている。そして、シート可動ECU5は、先ず後方カメラ6、7により撮像した画像に基づいて積載する荷物の形状を検出するとともに操作部9からの操作情報に基づいて乗車人数を特定する。その後、荷物の形状と乗車人数に基づいてROM42に記憶された7種のシートパターンから最適と思われる一のシートパターンを選択し、アクチュエータ21〜25を制御してシート11〜15を選択されたシートパターンの配置となるように移動又は回動させる。更に、シート11〜15を移動又は回動させる前には、液晶ディスプレイ8に選択されたシートパターンを表示し、一方、重量センサ31〜35によって移動又は回動させる対象のシートの上に人が座っていたり、荷物が置かれていることを検出した場合には、スピーカ16により警告を行う。
次に、図4乃至図10に基づいてROM42に記憶され、荷物の形状及び乗車人数に基づいてシート11〜15を移動及び回動する際の基準となるシートパターンについて説明する。図4乃至図10は本実施形態に係るシートパターンを示した図である。
ここで、シートパターンは計7パターンからなり、パターン毎にシート11〜15の配置状態が設定されている。
例えば、図4で示す「パターン1」では、フロントシート11、リアシート12、13、サードシート14、15はいずれも等間隔で前後方向に配設されており、且つ全てのシート11〜15のシートクッション11A〜15Aに対してシートバック11B〜15Bが直立した状態となる。そして、パターン1では底面積の大きいスペースの順に、荷室内のSP11、シート12の座席上のSP12、シート14の座席上のSP13、シート15の座席上のSP14、シート13の座席上のSP15、シート11の座席上のSP16の計6つのスペースが形成される。
また、図5で示す「パターン2」では、フロントシート11、リアシート12、13が所定間隔で前後方向に配設され、シート11〜13のシートクッション11A〜13Aに対してシートバック11B〜13Bが直立し、サードシート14、15が床下に収納された状態となる。そして、パターン2では底面積の大きいスペースの順に、荷室及びサードシート14、15上のSP21、シート12の座席上のSP22、シート13の座席上のSP23、シート11の座席上のSP24の計4つのスペースが形成される。
また、図6で示す「パターン3」では、リアシート12、13が折り畳まれた状態でフロントシート側に移動して配設され、シート11のシートクッション11Aに対してシートバック11Bが直立し、サードシート14、15が床下に収納された状態となる。そして、パターン3では底面積の大きいスペースの順に、荷室からリアシート12、13の範囲までを使用したSP31、シート11の座席上のSP32の計2つのスペースが形成される。
また、図7で示す「パターン4」では、リアシート12、13及びサードシート14、15のシートクッション12A〜15Aに対してシートバック12B〜15Bが同一平面となるようにリクライニングされ、シート11のシートクッション11Aに対してシートバック11Bが直立した状態となる。そして、パターン4では底面積の大きいスペースの順に、荷室からリアシート12、13の範囲までを使用したSP41、シート11の座席上のSP42の計2つのスペースが形成される。
また、図8で示す「パターン5」では、フロントシート11、リアシート13及びサードシート15のシートクッション11A、13A、15Aに対してシートバック11B、13B、15Bが同一平面となるようにリクライニングされ、リアシート12及びサードシート14のシートクッション12A、14Aに対してシートバック12B、14Bが直立した状態となる。そして、パターン5では底面積の大きいスペースの順に、荷室からフロントシート11の範囲までを使用したSP51、荷室内のSP52、シート12の座席上のSP53、シート14の座席上のSP54の計4つのスペースが形成される。
また、図9で示す「パターン6」では、フロントシート11、リアシート12、13及びサードシート14、15の全シートクッション11A〜15Aに対してシートバック11B〜15Bが同一平面となるようにリクライニングされた状態となる。そして、パターン6では底面積の大きいスペースの順に、荷室からリアシート12、13の範囲までを使用したSP61、シート11の上のSP62の計2つのスペースが形成される。
また、図10で示す「パターン7」では、フロントシート11が折り畳まれた状態で前方に移動して配設され、リアシート12が折り畳まれた状態でフロントシート側に移動して配設され、リアシート13のシートクッション13Aに対してシートバック13Bが同一平面となるようにリクライニングされ、サードシート14、15が床下に収納された状態となる。そして、パターン7では底面積の大きいスペースの順に、荷室からリアシート12、13の範囲までを使用したSP71、リアシート13からフロントシート11の範囲までを使用したSP72の計2つのスペースが形成される。
次に、図11に基づいてROM42に記憶され、前記各シートパターンにシート11〜15が配置された際に形成される各スペース(SP11〜SP72)の形状を定義したスペース設定テーブル50について説明する。このスペース設定テーブル50は後述のように一旦選択されたシートパターン上に荷物が積載可能か否かを確認する積載確認処理(図15のS19)において用いられる。図11は本実施形態に係るスペース設定テーブル50を示した図である。
図11に示すように、スペース設定テーブル50はシートパターンと、シートパターン毎に対応付けられたスペース種類と、スペースの縦・横・高さの各寸法と、同一シートパターン内で底面積の大きさが大きいスペースの順に順位を設定した底面積順序と、から構成されている。
例えば、図4に示したパターン1では、前記したようにSP11〜SP16の6つのスペースが対応付けられており、SP11は縦寸法がL11x、横寸法がL11y、高さ寸法がL11zで、更に底面積が(L11x×L11y)となり、SP11〜SP16の内で最も高い底面積順序である「1」が設定されている。同様に、SP12は縦寸法がL12x、横寸法がL12y、高さ寸法がL12zで、更に底面積が(L12x×L12y)となり、底面積順序として「2」が設定されている。また、SP13は縦寸法がL13x、横寸法がL13y、高さ寸法がL13zで、更に底面積が(L13x×L13y)となり、底面積順序として「3」が設定されている。また、SP14は縦寸法がL14x、横寸法がL14y、高さ寸法がL14zで、更に底面積が(L14x×L14y)となり、底面積順序として「4」が設定されている。また、SP15は縦寸法がL15x、横寸法がL15y、高さ寸法がL15zで、更に底面積が(L15x×L15y)となり、底面積順序として「5」が設定されている。また、SP16は縦寸法がL16x、横寸法がL16y、高さ寸法がL16zで、更に底面積が(L16x×L16y)となり、底面積順序として「6」が設定されている。
また、説明は省略するが、他のパターン2〜パターン7に関しても、パターン1と同様に各スペースSP21〜SP72に対して、縦・横・高さの各寸法と底面積順序が設定されている。
次に、図12に基づいてROM42に記憶され、操作部9により入力された乗車人数に基づいて選択候補となるシートパターンを抽出するシートパターン抽出テーブル51について説明する。このシートパターン抽出テーブル51は、後述のようにシートパターン選択処理(図14のS1)において、入力された乗車人数から乗車人数分が乗車可能な座席スペースを確保できないシートパターンを予め選択候補から除外する際に用いられる。図12は本実施形態に係るシートパターン抽出テーブル51を示した図である。
図12に示すように、シートパターン抽出テーブル51は、乗車人数と、各乗車人数に対応付けられた選択可能なシートパターンの種類と、から構成されている。
例えば、乗車人数が「1人」に設定された場合には、運転席のシート10以外には人が座らないのでパターン1〜パターン7の全てのシートパターンが選択候補となる。また、乗車人数が「2人」に設定された場合には、少なくとも2人分のシートが確保可能なパターン1〜パターン5のシートパターンが選択候補となる。また、乗車人数が「3人」に設定された場合には、少なくとも3人分のシートが確保可能なパターン1、2、5のシートパターンが選択候補となる。また、乗車人数が「4人」に設定された場合には、少なくとも4人分のシートが確保可能なパターン1、2のシートパターンが選択候補となる。また、乗車人数が「5人」に設定された場合には、少なくとも5人分のシートが確保可能なパターン1、2のシートパターンが選択候補となる。また、乗車人数が「6人」に設定された場合には、少なくとも6人分のシートが確保可能なパターン1のシートパターンのみが選択候補となる。更に、乗車人数が「7人」に設定された場合には、少なくとも7人分のシートが確保可能なパターン1のシートパターンのみが選択候補となる。
次に、図13に基づいてROM42に記憶され、前記シートパターン抽出テーブル51で抽出されたシートパターンの選択における候補順序を設定したシートパターン候補順序テーブル52について説明する。このシートパターン候補順序テーブル52は現在のシートパターンから他のシートパターンにシート11〜15を移動及び回動させる際に、その可動量が少ない順に「1」〜「7」の順序が設定されており、後述のように候補順序の最も高いシートパターンテーブルから順にそのシートパターンで荷物が積載可能か否かの積載確認処理(図15のS19)が行われる。それによって、短時間でのシートの配置の変更が可能となるシートパターンを優先的に選択でき、シートを可動することにより発生する虞のある駆動系のトラブル等を最小限に抑えることが可能となる。図13は本実施形態に係るシートパターン候補順序テーブル52を示した図である。
図13に示すように、シートパターン候補順序テーブル52は、移動前のシートパターンから移動後へのシートパターンへの候補順序が「1」〜「7」の範囲で設定されている。
例えば、移動前(現在)のシートパターンが「パターン3」である場合には、各パターンへ移動する際に、「パターン3」の候補順序が1、「パターン2」の候補順序が2、「パターン4」の候補順序が3、「パターン1」の候補順序が4、「パターン5」の候補順序が5、「パターン6」の候補順序が6、「パターン7」の候補順序が7に設定されている。従って、後述の積載確認処理では「パターン3」→「パターン2」→「パターン4」→「パターン1」→「パターン5」→「パターン6」→「パターン7」の順で、且つ前記シートパターン抽出テーブル51により選択可能なシートパターンの範囲で荷物が積載可能か否か判定される。
続いて、前記構成を有する本実施形態に係るシート制御装置2のシート可動ECU5が実行するシート可動処理プログラムについて図14に基づき説明する。図14は本実施形態に係るシート制御装置2におけるシート可動処理プログラムのフローチャートである。ここで、シート可動処理プログラムは、ワンボックスカーである車両1に乗車する乗車人数と車両1に積載する荷物の形状とを特定するとともに、特定した情報に基づいてシートパターンを選択し、選択されたシートパターンに従ってシート11〜15を移動及び回動する処理を行うものである。尚、以下の図14乃至図17にフローチャートで示されるプログラムはシート可動ECU5が備えているROM42やRAM43に記憶されており、CPU41により実行される。
シート可動処理では、先ずステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は操作部9から入力された乗車人数及び後方カメラ6、7によって撮像された画像から検出された荷物の形状に基づいてシートパターンを選択する図15のシートパターン選択処理を行う。
次に、S2においてCPU41は前記S1のシートパターン選択処理により適当なシートパターンが選択されたか否か、即ち、入力された乗車人数の全員が着座しつつ、検出した荷物を全て積載可能なシートパターンが存在するか否か判定される。そして、前記S1のシートパターン選択処理により適当なシートパターンが選択されたと判定された場合(S2:YES)には、S3でアクチュエータ21〜25の駆動を制御して、シート11〜15を選択されたシートパターンに移動及び回動させるシート移動処理が行われる。
一方、前記S1のシートパターン選択処理により適当なシートパターンが選択されなかったと判定された場合(S2:NO)、即ち、パターン1〜パターン7の内、入力された乗車人数の全員が着座しつつ、検出した荷物を全て積載可能なパターンが存在しないと判定された場合には、S4で入力条件のエラー表示を行う。
入力条件のエラー表示では、例えば「ピッピー、設定できません。再度入力し直してください。」等の警告音声をスピーカ16から出力するとともに、液晶ディスプレイ8には同様の内容のメッセージを表示する。また、液晶ディスプレイ8にはエラー表示とともに乗車人数や積載する荷物の内容を変更して再度シートパターンの選択を行うか否かの選択肢を表示させ、利用者に操作部9を用いて選択させる。
そして、S5では条件の再設定を行うか否か、即ち乗車人数や積載する荷物の内容を変更して再度シートパターンの選択を行うか否かを、操作部9からの操作情報に基づいて判定する。その結果、条件の再設定を行うと判定された場合(S5:YES)には、S1へと戻り、再度条件を変えてシートパターン選択処理を行う。それに対して、条件の再設定を行わないと判定された場合(S5:NO)には、当該シート可動処理を終了する。
次に、前記S1のシートパターン選択処理プログラムについて図15に基づき説明する。図15は本実施形態に係るシート制御装置2におけるシートパターン選択処理プログラムのフローチャートである。
シートパターン選択処理では、先ずS11において、CPU41は重量センサ31〜35の検出結果に基づいて車両1内に配設されたシート11〜15の内、移動可能なシート、即ち人が座ったり荷物が置かれること等により荷重が生じていないシートを検出し、更に、現在の車両1内のシート11〜15がパターン1〜パターン7(図4〜図10)のいずれのシートパターンに配置されているかを各種位置検出センサ(図示せず)の検出結果に基づいて検出する。
次に、S12では液晶ディスプレイ8に乗車人数の入力を促す乗車人数入力画面を表示させ、操作部9からの操作情報に基づいて車両1にこれから乗車する乗車人数を「1人〜7人」の間で特定する。尚、このS12が乗車人数特定手段の処理に相当する。
更に、S13では液晶ディスプレイ8に積載する荷物の個数の入力を促す荷物個数入力画面を表示させ、同じく操作部9からの操作情報に基づいて車両1にこれから積載する荷物の個数を「0個〜99個」の間で特定する。尚、ここで荷物の個数が「0個」と特定された場合には、後述のS14乃至S16、及びS19の積載確認処理は行われず、S18で最も高い候補順序が設定されたシートパターンが自動的に最適なシートパターンとして選択される。
続いて、S14では後方カメラ6、7によって撮像された画像から検出された荷物の形状に基づいて、積載する荷物の形状を検出する荷物形状の検出処理が行われる。具体的には、先ず車両1の後方に置かれた荷物を後方カメラ6、7で撮像し、撮像した画像に基づいて3次元スキャンを行うことにより、荷物の縦・横・高さの各寸法をそれぞれ検出する。尚、荷物形状の検出においては、最も面積が広い面を底面と規定し、その底面に対して垂直な辺を高さとし、次に面積が広い面を正面と規定することにより各寸法を検出する。
また、S15においては、前記S13で入力した個数分の荷物が前記S14の検出処理によってその形状が検出されたか否かが判定される。そして、入力した個数分に対応する全荷物の検出が完了したと判定された場合(S15:YES)にはS16へと移行するとともに、入力した個数分に対応する荷物の検出がまだ完了していないと判定された場合(S15:NO)には、残りの荷物の検出処理を引き続き行う。尚、このS15が積載物形状特定手段の処理に相当する。
S16では、前記S14の検出結果に基づいて、積載する予定の各荷物の情報を一覧に示した荷物リスト53をRAM43に作成する。ここで、図18は本実施形態に係るシート制御装置2において作成される荷物リストの一例を示した図である。
図18に示す荷物リスト53は、前記S13で積載する荷物の個数を4個と入力し、その後、各荷物1〜荷物4に対して前記S14の形状の検出処理を行った場合に作成される荷物リスト53であり、検出された各荷物に対して縦・横・高さの各寸法が記録される。更に、荷物リスト53には各荷物の底面積の面積順序が記録され、縦の寸法と横の寸法を乗じた値が大きい順に「1」、「2」、「3」、・・・の数字が記録される。また、荷物の積載場所は、後述のS25で荷物の積載されるスペースが決定した際に、そのスペースを特定する識別情報(例えば、「SP21」や「SP42」等)が記録されるものであり、S16の荷物リスト53作成時点では識別情報は記憶されていない。
次にS17では、前記S12で入力された乗車人数とシートパターン抽出テーブル51(図12参照)から、選択対象となるシートパターンを抽出する。例えば、乗車人数が「3人」と入力された場合には、少なくとも3人分のシートが確保可能なパターン1、2、5(図4、図5、図8参照)のシートパターンが選択対象のシートパターンとして抽出される。
また、S17では、前記S11で検出された現在のシートパターンと、移動可能なシート11〜15から、現在のシートパターンから移行不可能なシートパターンがあった場合には、当該シートパターンを選択対象から除く。例えば、現在のシートパターンがパターン1(図4参照)であって、且つシート12の上に荷物が載っておりシートの移動ができないと検出された場合には、パターン3、パターン4、パターン6、パターン7の4つのシートパターンに関してはシート12を移動又は回動させる必要があるので、移行不可能なシートパターンであると判定される。
その後、S18では、前記S17で選択対象とされたシートパターンの種類と、シートパターン候補順序テーブル52に基づいてシートパターンを選択する為のシートパターン候補を優先順位を関連付けて定義したシートパターン候補リスト54をRAM43に作成する。ここで、図19は本実施形態に係るシート制御装置2において作成されるシートパターン候補リストの一例を示した図である。
図19に示すシートパターン候補リスト54は、前記S17選択対象とされたシートパターンをシートパターン候補順序テーブル52による候補順序に基づいて並べ替えたものであり、選択対象となるシートパターンには候補順序が関連付けられる。
例えば、図19では現在のシートパターンがパターン2である場合のシートパターン候補リスト54であり、シートパターン候補順序テーブル52に従って「パターン2」に候補順序1、「パターン3」に候補順序2、「パターン1」に候補順序3、「パターン4」に候補順序4がそれぞれ関連付けられ、更に、選択対象とならないシートパターンである「パターン5」〜「パターン7」には選択対象外であることを示す「NG」が関連付けられる。尚、シートパターン候補順序テーブル52は、前記したように現在のシートパターンから他のシートパターンにシート11〜15を移動及び回動させる際に、その可動量が少ない順に候補順序が設定されているので、短時間でのシートの配置の変更が可能となるシートパターンを優先的に選択することが可能となる。
そして、S19では前記S18で作成されたシートパターン候補リスト54に従って候補順序が高いシートパターンから順に実際に検出された全ての荷物が積載可能か否か判定する図16の積載確認処理が行われる。そして、その後のS3のシート移動処理では積載確認処理において積載可能と判定されたシートパターンの配置となるように車両内のシート11〜15が移動及び回動される。
次に、前記S19の積載確認処理プログラムについて図16に基づき説明する。図16は本実施形態に係るシート制御装置2における積載確認処理プログラムのフローチャートである。
積載確認処理では、S21において、CPU41は前記S18で作成したシートパターン候補リスト54から先ず最も候補順序の高いパターンに関する情報を読み出す。例えば、図19に示すシートパターン候補リスト54が作成されていた場合には、パターン2のシートパターンに関する情報が先ず読み出される。
その後、S22ではスペース設定テーブル50(図11参照)に基づいて、前記S21で読み出されたシートパターンに対応するスペース候補リスト55をRAM43に作成する。図20は本実施形態に係るシート制御装置2において作成されるスペース候補リスト55の一例を示した図である。
ここで、スペース候補リスト55は、図20に示すように前記S21で読み出されたシートパターンに対応付けられたスペース種類と、スペースの縦・横・高さの各寸法と、底面積順序と、から構成されており、更に後述のS26によって新たなスペースが作成された場合にはその都度内容が更新される。尚、図20はパターン1のシートパターンが読み出された場合に作成されるスペース候補リスト55を示したものである。
そして、S23では作成されたスペース候補リスト55から最も底面積順序が高いスペース(即ち、最も広い空きスペース)に関する情報(スペースの縦・横・高さの各寸法)を読み出す。例えば、図20に示すスペース候補リスト55が作成された場合には、先ずSP11に関する情報が読み出される。
また、S24では前記S16で作成した荷物リスト53(図18参照)から先ず最も荷物底面の面積順序の高い荷物(即ち、最も空きスペースを必要とする荷物)に関する情報(荷物の縦・横・高さの各寸法)を読み出す。例えば、図18に示す荷物リスト53が作成された場合には、先ず荷物1に関する情報が読み出される。
そして、S25では、前記S24で読み出された荷物を積載するスペースが前記S21で読み出されたシートパターンで存在するか否かが判定される。具体的には、前記S22で読み出されたスペースの縦・横・高さの各寸法と前記S24で読み出された荷物の縦・横・高さの各寸法をそれぞれ比較し、荷物側の各寸法がスペースの各寸法より小さいと判定された場合に荷物を積載するスペースがあると判定される。
そして、荷物を積載するスペースがあると判定された場合(S25:YES)には、S26で荷物リスト53の内、前記S24で読み出された荷物に対応付けられた「荷物の積載場所」に前記S23で読み出されたスペースを特定する識別情報(例えば、「SP21」や「SP42」等)を記録する(図18参照)。例えば、図18では検出された4種の荷物の内、荷物1がSP11に積載され、荷物2がSP11に積載され、荷物3がSP12に積載され、荷物4がSP13に積載されるように設定されたことを示す。
その後、S27では、前記S26で記録されたスペースに前記S24で読み出された荷物を積載した場合を仮定し、荷物が積載されたスペースの残りスペースを新たに定義してスペース候補リスト55を更新する。以下に、図20及び図21を用いてスペース候補リストの更新の一例について説明する。図20は本実施形態に係るシート制御装置2において使用されるスペース候補リストの更新手順を示した模式図、図21はスペースに対して荷物を積載した場合の残りスペースの定義方法について示した模式図である。
ここで、図20及び図21はパターン1のシートパターンに対して荷物1(縦寸法:N1x、横寸法:N1y)及び荷物2(縦寸法:N2x、横寸法:N2y)を積載した場合を示す。図21に示すように、先ずパターン1のシートパターンで形成される最も底面積が広いスペースであるSP11に対して荷物1を積載すると、SP11の残りスペースからSP11AとSP11Bが新たな空きスペースとして定義される。そして、スペース候補リスト55は、新たに定義されたスペースであるSP11AとSP11Bを含めたリストに更新される。この際、新たに定義されたSP11Bの底面積((L11x−N1x)×L11y)は、SP12の底面積より大きいので底面積順序「1」が設定される。一方、SP11Aの底面積(N1x×(L11y−N1y))は、SP16の底面積より小さいので底面積順序「7」が設定される。
その後、パターン1のシートパターンで更新後に最も底面積が広いスペースであるSP11Bに対して荷物2を積載すると、SP11Bの残りスペースからSP11CとSP11Dが新たな空きスペースとして定義される。そして、スペース候補リスト55は、新たに定義されたスペースであるSP11CとSP11Dを含めたリストに再度更新される。この際、新たに定義されたSP11Dの底面積((L11x−N1x−N2x)×L11y)は、SP12の底面積より小さくSP13の底面積より大きいので底面積順序「2」が設定される。一方、SP11Cの底面積(N1x×(L11y−N2y))は、SP11Aの底面積より小さいので底面積順序「8」が設定される。尚、この後に更に荷物を積載する場合には、最も底面積が広いスペースであるSP12に対して積載されることとなる。
また、S28では、前記S13で入力された個数に相当する全ての荷物について積載場所が記録されたか否かが判定される。そして、全ての荷物に対して積載場所が記録されたと判定された場合(S28:YES)には、前記S21で抽出されたシートパターンに全ての荷物を積載可能であると判定される。その結果、抽出されたシートパターンを適当なシートパターンとして最終的に選択し、RAM43に積載OKの結果をセットする(S29)。そして、積載OKの結果がセットされた場合には、後のS2の判定処理において、適当なシートパターンが選択された(S2:YES)と判定される。
一方、全ての荷物に対して積載場所が記録されていないと判定された場合(S28:NO)には、S23へと移行し、更新されたスペース候補リスト55の内、スペース底面積順序が最も高いスペースに対して残りの荷物の内、最も荷物底面の面積順序が高い荷物が積載可能か否かを判定する。
また、前記S25の判定処理において荷物を積載するスペースがないと判定された場合(S25:NO)には、更に、抽出されたシートパターンに前記S23で情報を読み出されていない他のスペースがあるか否かが判定される(S30)。その結果、他のスペースがあると判定された場合(S30:YES)には、S23へと移行し、残りのスペースの内、スペース底面積順序が最も高いスペースに対して荷物が積載可能か否かを判定する。
それに対して、他のスペースがないと判定された場合(S30:NO)、即ち当該スペースパターンの全てのスペースに対して積載できないと判定された場合には、前記S21で情報が読み出されていない他のシートパターンがあるか否かが判定される(S31)。そして、他のシートパターンがあると判定された場合(S31:YES)には、S32へと移行し、前記S25で記録された荷物リスト53の「荷物の積載場所」、及び前記S27で更新されたスペース候補リスト55をそれぞれ記録前、更新前の状態に戻し、S21へと戻る。S21でCPU41は、前記S18で作成したシートパターン候補リスト54において、まだ読み出されていないシートパターンの内、最も候補順序の高いパターンに関する情報を読み出して、S22以下で同様の積載確認処理を行う。
一方、他のシートパターンがないと判定された場合(S31:NO)、即ちシートパターン候補リスト54(図10参照)で候補順序が関連付けられた全てのパターンに対して荷物が積載できないと判定された場合には、適当なシートパターンが無いとして、RAM43に積載NGの結果をセットする(S33)。尚、上記のS21〜S33がパターン選択手段の処理に相当する。そして、積載NGの結果がセットされた場合には、後のS2の判定処理において、適当なシートパターンが選択されなかった(S2:NO)と判定される。
次に、前記S3のシート移動処理プログラムについて図17に基づき説明する。図17は本実施形態に係るシート制御装置2におけるシート移動処理プログラムのフローチャートである。
シート移動処理では、先ずS41において、CPU41は液晶ディスプレイ8に対して前記S1で選択されたシートパターンと、選択されたシートパターンに対して前記S14で検出された荷物を荷物リスト53の「荷物の積載場所」に記録されたスペースに実際に積載したイメージと、積み込みやすい荷物の積載順序とをそれぞれ表示する。
その後、S42ではアクチュエータ21〜25を制御して、前記S1で選択されたシートパターンの配置に沿って車両内のシート11〜15が配置されるようにシート11〜15の移動及び回動を行う。具体的には、該当するシートを前後方向にスライドさせ、また、該当するシートのシートクッション11A〜15Aをシートバック11B〜15Bに対して回動させ、逆にシートバック11B〜15Bに対してシートクッション11A〜15Aを回動させ、更にサードシート15、16の床下への収納や床下からの取り出しを行う。
そして、S43ではシート11〜15の移動及び回動が完了したか否かが判定され、全てのシート11〜15の移動及び回動が完了したと判定された場合(S43:YES)には、液晶ディスプレイ8に対して移動が完了した旨のメッセージを表示し、スピーカ16から「移動が完了しました。」との音声案内を出力する(S44)。
一方、全てのシート11〜15の移動及び回動が完了していないと判定された場合(S43:NO)には、更に、シートとシートの間に荷物が置かれていたり、座席の上に人が座っていたり、荷物が積載されていたりすること等によって、移動する必要のあるシート11〜15が移動できない状態にあるか否かが判定される(S45)。尚、具体的には重量センサ31〜35の検出結果に基づいて車両1内に配設されたシート11〜15の内、人が座ったり荷物が置かれているシートを検出することが可能となる。尚、このS45が変更判定手段の処理に相当する。
そして、シート11〜15が移動できない状態ではないと判定された場合(S45:NO)には、継続してシート11〜15の移動及び回動が行われる。それに対して、シート11〜15が移動できない状態にあると判定された場合(S45:YES)には、シートが移動できない旨を表示した警告画面が液晶ディスプレイ8に表示される(S46)。
警告画面では移動できないシート11〜15を特定する表示を行い、同時に、スピーカ16からは「ピッピー、リアシートの右側に荷物が載っています。シートアレンジを中断します。」や「ピッピー、フロントシートの助手席側の移動が完了できませんでした。シートアレンジを中断します。」等の警告メッセージを出力する。更に、再度シートの移動及び回動を行うか否かの選択肢が液晶ディスプレイ8に表示される。
その後、S47では警告画面において再度移動を行うことが選択されたか否かが判定され、再度移動を行うことが選択された場合(S47:YES)には、S42へと移行し、再びシート11〜15の移動及び回動を行う。
一方、再度移動を行わないことが選択された場合(S47:NO)には、シート11〜15の移動及び回動を行うことなく当該シート移動処理を終了する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るシート制御装置2では、車両1に乗車する乗車人数を入力する(S12)とともに積載する荷物の形状を後方カメラ6、7で撮像した画像に基づいて検出し(S14)、その検出結果に基づいて予め記憶された複数種類のシートパターンから最適なシートパターンを選択し(S1)、選択されたシートパターンに基づいてアクチュエータ21〜25の駆動を制御してシート11〜15を移動及び回動させる(S42)ので、乗車人数に加えて荷物の形状を考慮した最適なシート状態を車両内に自動的に作成することが可能となる。従って、車両に積載する積載物がある場合であっても、再度利用者の手によってシートを移動させる必要が無くなり、シート移動に関する利用者の負担を軽減することができる。
また、予め所定のシート状態に基づいた複数のシートパターンから最適なシートパターンを選択するので、多数の荷物や複雑な形状をした荷物を積載する場合であっても、積載物の複数の積載パターンを想定したシートパターンから最適なシート状態を有するシートパターンを車両内に自動的に再現することが可能となる。従って、利用者は煩雑なシート移動に関する作業を必要とせず、容易にシート移動を行うことができる。
また、シートを移動させる前に選択されたシートパターンを液晶ディスプレイ8に表示する(S41)ので、シートを移動させることにより再現するシートパターンを予め利用者に対して報知することが可能となる。従って、利用者はシート移動後の車内のシート配置を予めイメージすることが可能であり、荷物の積載を容易に行うことができる。
また、座席の間に荷物が置かれていたり、座席の上に人が座っていたり、荷物が積載されていたりすること等によって、移動する必要のあるシート11〜15が移動できない状態にあるか否かが判定され(S45)、移動できないと判定された場合に液晶ディスプレイ8及びスピーカ16を用いて移動できないシートを特定する警告を行うので、移動する必要のあるシートに既に荷物が積載されていたり、人が座っていたりした場合等のシートの移動に支障が生じる事態が発生したとしても、安全にシート移動することが可能となる。
また、現在の車両内のシートの配置状態に基づいて複数のシートパターンからシートの可動量が少ないシートパターンを優先的に選択する(S18、S21)ので、短時間でのシートの配置の変更が可能となるとともにシートを可動することにより発生する虞のある駆動系のトラブル等を最小限に抑えることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では積載する荷物の形状に基づいてシートパターンを選択することとしているが、形状以外にも荷物の材質を考慮してシートパターンを選択することとしても良い。例えば、荷物がダンボール箱などの堅い材質であった場合には、積載した荷物の上に更に別の荷物を積載することが可能となる。従って、前記S14の処理において荷物の材質を特定する情報(例えば、「上積み可」又は「上積み不可」)を操作部9により入力可能とすることにより、前記S27の残りスペースで「上積み可」に設定された荷物の上のスペースを追加して定義することが可能となる。また、折り畳み可能な材質であるか否かを考慮して、シートパターンの選択を行うこととしても良い。それにより、シートパターンの選択において、荷物の状態に合わせたより的確な選択が可能となる。
また、本実施形態では、乗車人数の特定を操作部9からの操作情報に基づいて特定することとしているが、荷物の形状の特定と同様に後方カメラ6、7で撮像した画像に基づいて特定することとしても良い。また、荷物の形状を後方カメラ6、7で撮像した画像に基づいて特定するのではなく、操作部9からの操作情報に基づいて利用者が入力した具体的数値により特定することとしても良い。
また、本実施形態では、積載する荷物の形状に基づいてシートパターンを選択することとしているが、液晶ディスプレイ8上にパターン1〜パターン7の全シートパターンのイメージを一覧に表示させて利用者に希望するシートパターンを選択させ、選択されたシートパターンのシート配置となるように各シート11〜15を移動及び回動させるように制御しても良い。
更に、手動で移動させた後の各シート11〜15の状態を新たなシートパターンとして登録し、次回以降において新たに登録されたシートパターンを選択可能なようにしても良い。
本実施形態に係る車両の内部に配設されたシートを示した模式図である。 本実施形態に係るシート制御装置の概略構成を示した模式図である。 本実施形態に係るシート制御装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 パターン1のシートパターンを示した模式図である。 パターン2のシートパターンを示した模式図である。 パターン3のシートパターンを示した模式図である。 パターン4のシートパターンを示した模式図である。 パターン5のシートパターンを示した模式図である。 パターン6のシートパターンを示した模式図である。 パターン7のシートパターンを示した模式図である。 本実施形態に係るスペース設定テーブルを示した図である。 本実施形態に係るシートパターン抽出テーブルを示した図である。 本実施形態に係るシートパターン候補順序テーブルを示した図である。 本実施形態に係るシート制御装置におけるシート可動処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るシートパターン選択処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係る積載確認処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るシート移動処理プログラムのフローチャートである。 本実施形態に係るシート制御装置において作成される荷物リストの一例を示した図である。 本実施形態に係るシート制御装置において作成されるシートパターン候補リストの一例を示した図である。 本実施形態に係るシート制御装置において使用されるスペース候補リストの更新手順を示した模式図である。 スペースに対して荷物を積載した場合の残りスペースの定義方法について示した模式図である。
符号の説明
1 車両
2 シート制御装置
5 シート可動ECU
6、7 後方カメラ
8 液晶ディスプレイ
9 操作部
11〜15 シート
16 スピーカ
21〜25 アクチュエータ
31〜35 重量センサ
41 CPU
42 ROM
43 RAM

Claims (6)

  1. 車両内に可動可能に配設されたシートを可動させるシート可動手段と、
    前記シート可動手段を制御するシート可動制御手段と、を有する車両用シート制御装置において、
    前記車両に乗車する人数を特定する乗車人数特定手段と、
    前記車両に積載する積載物の形状を特定する積載物形状特定手段と、を備え、
    前記シート可動制御手段は、前記乗車人数特定手段及び前記積載物形状特定手段の検出結果に基づいて前記シート可動手段を制御することを特徴とする車両用シート制御装置。
  2. 前記シートが所定の状態で車両内に配置されたパターンを一のシートパターンとして複数パターン記憶するパターン記憶手段を有し、
    前記シート可動制御手段は、
    前記乗車人数特定手段及び前記積載物形状特定手段の検出結果に基づいて前記パターン記憶手段に記憶された複数のシートパターンから一のシートパターンを選択するパターン選択手段を備え、
    前記パターン選択手段によって選択されたシートパターンに従って前記シートが車両内に配置されるように前記シート可動手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート制御装置。
  3. 前記パターン選択手段によって選択されたシートパターンを表示するシートパターン表示手段を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用シート制御装置。
  4. 前記シートの状態を検出するシート状態検出手段と、
    前記シート状態検出手段の検出結果に基づいて前記シートが前記パターン選択手段によって選択されたシートパターンに変更可能か否か判定する変更判定手段と、
    前記変更判定手段によって変更できないと判定された場合に警告を行う警告手段と、を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用シート制御装置。
  5. 前記パターン選択手段は、現在の車両内のシートの配置状態に基づいて前記パターン記憶手段に記憶された複数のシートパターンからシートの可動量が少ないシートパターンを優先的に選択することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の車両用シート制御装置。
  6. 前記車両に積載する積載物の材質を特定する荷物材質特定手段を有し、
    シート可動制御手段は、前記荷物材質特定手段の検出結果に基づいて前記シート可動手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車両用シート制御装置。
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