JPH07213711A - パチンコ機の画像表示装置 - Google Patents

パチンコ機の画像表示装置

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JPH07213711A
JPH07213711A JP6028859A JP2885994A JPH07213711A JP H07213711 A JPH07213711 A JP H07213711A JP 6028859 A JP6028859 A JP 6028859A JP 2885994 A JP2885994 A JP 2885994A JP H07213711 A JPH07213711 A JP H07213711A
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JP
Japan
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display
special
columns
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Application number
JP6028859A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Nakajima
健吉 中島
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 識別情報の表示態様を変動表示させることに
より、視覚的な遊技変化に富んだパチンコ機を提供す
る。 【構成】 所定の行・列数からなる通常表示態様と、こ
の通常表示態様を構成するとは異なる行・列数からなる
特別表示態様とを表示可能な可変表示装置1を設け、パ
チンコ遊技の進行に伴って所定条件が満足されたとき、
ビデオ制御回路6が識別情報の表示態様を、通常表示態
様および特別表示態様ののいずれか一方から他方に移行
させることにより、識別情報の停止表示によって成立す
る特別組合せの少なくとも表面上の表示確率を変動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は始動入賞領域へのパチン
コ球の通過に応じて所定の識別情報を表示するパチンコ
機の画像表示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機には、遊技の進行状況に応じ
て所定条件が満足されたときに遊技盤に向かって発射さ
れるパチンコ球(以下、発射球)の入賞確率を一定時間
拡大し、遊技者にとって有利な権利(以下、「権利」)
を発生させる機種がある。
【0003】この種のパチンコ機には、当業者間で第1
種パチンコ機または第3種パチンコ機と呼ばれ、パチン
コ機の画像表示装置を備えたものがある。このパチンコ
機の画像表示装置は、たとえば複数種の識別情報を表示
する可変表示装置を遊技盤に配置し、この可変表示装置
に表示される識別情報の種別に応じて、「権利」を所定
の大役時間だけ発生させるのである。
【0004】識別情報は、複数種類の記号、数字および
アルファベットなどが予め所定順序に配列されており、
可変表示装置に複数列で、少なくとも1行に表示され
る。また機種によっては、行および列の配置を異なら
せ、複数行・1列で識別情報を可変表示装置に表示する
パチンコ機の画像表示装置もある。
【0005】可変表示装置は、遊技盤面に設けられた始
動入賞領域、たとえば始動入賞口にパチンコ球が通過す
なわち入賞した場合に起動され、ゲームを開始させる。
このゲームの開始に伴い、識別情報は予め定められた変
動表示時間だけ変動表示されたのち、所定の停止表示時
間だけ識別情報が停止表示される。
【0006】まず変動表示にあっては、予め定められた
識別情報の配列にしたがい、可変表示装置に識別情報
を、各列単位または各行単位に所定周期で順次変化させ
たり、遊技盤の上方から下方にかけてスクロールする動
画によって表現される。
【0007】上述した識別情報の変動表示時間は、各列
毎または各行毎に定められており、変動表示から変動表
示時間が経過すると、識別情報は変動表示から停止表示
に移行されるのである。変動表示時間はそれぞれ各列毎
または各行毎に定められており、それぞれの列間または
行間で時間差をおいて設定するのが一般的である。
【0008】すなわち変動表示開始から変動表示時間が
経過すると、可変表示装置は全ての識別情報を同時に停
止表示させるのではなく、各列間または各行間で順次時
間差をおいて停止表示に移行させ、この識別情報の停止
表示状態を所定の停止表示時間だけ継続させるのであ
る。
【0009】たとえば可変表示装置が識別情報を3行3
列で表示し、変動表示を上方から下方にスクロールする
動画で構成する場合、識別情報は変動表示および停止表
示ともに左、中および右の各列単位で制御される。
【0010】そして可変表示装置に停止表示された全て
の列(場合によっては全ての行)における停止識別情報
の組合せが、予め定められた特別組合せである場合に
「権利」が発生する。
【0011】このため「権利」の発生は、特別組合せが
表示されるか否かに依存し、特別組合せの発生確率は、
予め定められた変動表示確率に基づいて、所定値を越え
ないように定められ、その確率値は1種類である機種が
主流を占めている。
【0012】「権利」が発生すると、可変入賞球装置は
通常遊技時に発射球を受け入れない大入賞口を上記大役
時間だけ開放するため、発射球は通常遊技時よりも大入
賞口に入賞し易くなる。
【0013】大入賞口への入賞球に対しては所定数の賞
品球が払い出され、「権利」が行使される。そして「権
利」は大入賞口の開放から、上記大役時間の経過によっ
て消滅する。
【0014】このように構成された従来のパチンコ機の
画像表示装置は、通常遊技時、可変表示装置には所定の
メッセージあるいはデモンストレーション、初期設定さ
れた停止識別情報、または前回ゲームで表示された停止
識別情報されている。
【0015】そして発射球の始動入賞口への入賞に伴っ
てゲームが開始され、可変表示装置は識別情報を変動表
示させる。変動表示時間が経過すると、可変表示装置は
いずれかの識別情報を所定の順序にしたがって、各列毎
または各行毎に順次識別情報を停止表示させる。
【0016】ここで可変表示装置の各列または各行に表
示された停止識別情報の組合せが、特定組合せを構成し
ている場合、上述したように「権利」が発生し、「権
利」の更新を可能にせしめる。
【0017】他方、可変表示装置に特定組合せが表示さ
れない場合、ゲームを再開させるために始動入賞口への
入賞待ちの状態になるか、あるいはゲーム中にすでに始
動入賞口に入賞があれば、その入賞に対するゲームを新
たに開始させる。
【0018】ところで識別情報は、通常遊技時、ゲーム
時および「権利」発生時を通し、常時、同一の表示仕様
で可変表示装置に表示、いいかえれば識別情報が表示さ
れる行数および列数は同一であり、その表示仕様は変動
しない。
【0019】また「権利」発生に係る仕様、すなわち停
止識別情報の組合せに係る仕様も常時同一で、不変であ
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このため可変表示装置
による識別情報の表示態様は、通常遊技時、ゲーム状態
および「権利」発生時において、わずかな表示変化を工
夫してはいるものの、基本的には各々1種類で、特別組
合せの発生確率も1種類に定められている。
【0021】このことから比較的長期にわたり継続的に
パチンコ遊技した場合、視覚的な変化に乏しく、また
「権利」も所定の確率を越えて発生しないことから、遊
技変化を遊技者に対して付与し続けることが困難になる
ので、遊技が単調になる傾向があり、遊技意欲を低減さ
せ易い。
【0022】そこで本発明は、遊技者に対する遊技変化
を可変表示装置により、継続して付与するパチンコ機の
画像表示装置の提供を目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するための手段として、識別情報を複数行1列または1
行複数列と、複数行複数列とで表示可能な表示部材と、
予め定められた行数・列数からなる通常行列組合せで識
別情報を前記表示部材に表示する通常表示態様、または
前記通常行列組合せの行数および列数の少なくともいず
れか一方の数値を異ならせた行数および列数からなる特
別表示態様によって識別情報を表示する画像制御回路と
を可変表示装置に設け、前記画像制御回路は予め定めら
れた態様変動条件が満足されたときに前記通常表示態様
および特別表示態様のいずれか一方から他方に移行する
構成を備えている。
【0024】態様変動条件が少なくとも特別組合せであ
る構成を備える。
【0025】態様変動条件は、特別組合せを構成する識
別情報の種別に応じて成立する構成を備えている。
【0026】始動入賞領域に入賞する始動入賞球を検出
し該始動入賞球数を計数し該計数値が所定の始動入賞球
数を越えた場合に始動球数信号を発生させる始動カウン
タを設け、態様変動条件が少なくとも前記始動球数信号
の発生の有無に基づいて成立する構成を備えている。
【0027】態様変動条件が少なくとも、識別情報の変
動表示から停止表示への移行中に複数列または複数行で
停止済の識別情報が特別組合せの一部を形成するリーチ
状態である構成を備えている。
【0028】始動入賞領域に入賞する始動入賞球を検出
し該始動入賞球数を計数するとともに、該計数値が所定
の変動開始球数を越えた場合に変動開始信号を発生させ
る始動カウンタを設け、態様変動条件が少なくとも前記
変動開始信号の発生の有無に基づいて成立する構成を備
えている。
【0029】画像制御回路が、互いに異なる複数種類の
確率値からなる変動表示確率のいずれか一つの確率値に
基づいて特別組合せの識別情報を表示部材に停止表示
し、態様変動条件が満足されたときに前記変動表示確率
の確率値を複数種類の中から当該確率値とは異なる確率
値に変更する構成を備えている。
【0030】可変表示装置が複数色を表示可能な表示部
材を有するとともに画像制御回路が前記表示部材のドラ
イバ機能を有する構成を備えている。
【0031】可変表示装置にドットマトリクス形式の表
示部材からなる表示部材を設けるとともに画像制御回路
が前記表示部材のドライバ機能を有する構成を備える。
【0032】可変表示装置に発光ダイオードからなる表
示部材を設けるとともに画像制御回路が前記表示部材の
ドライバ機能を有する構成を備えている。
【0033】可変表示装置に液晶表示素子からなる表示
部材を設けるとともに画像制御回路が前記表示部材のド
ライバ機能を有する構成を備えている。
【0034】少なくともリーチ状態の成立時に画像制御
回路が、特別組合せを構成する識別情報の組合せを通常
表示態様および特別表示態様の種別に応じて各列毎に表
示するための有効ラインを表示部材に表示する構成を備
えている。
【0035】
【作用】このような構成としたことにより、可変表示装
置は、態様変動条件が満足されたときに通常表示態様お
よび特別表示態様のいずれか一方から他方に移行するの
で、遊技の進行に応じて行数および列数の少なくともい
ずれか一方の数値を変動させることができる。
【0036】態様変動条件が少なくとも特別組合せであ
る場合、特別組合せの成立後に識別情報の現表示態様が
他の表示態様に変移する。
【0037】態様変動条件が、特別組合せを構成する識
別情報の種別に応じて成立する場合、特別組合せの成立
後、その識別情報の種別が予め定められたものである場
合に識別情報の現表示態様が他の表示態様に変移する。
【0038】始動入賞領域に入賞する始動入賞球を検出
し、始動入賞球数を計数し計数値が所定の始動入賞球数
を越えた場合に始動球数信号を発生させる始動カウンタ
を設け、態様変動条件が少なくとも始動球数信号の発生
の有無に基づいて成立する場合、始動カウンタによって
計数される始動入賞球数に応じ、識別情報の現表示態様
が他の表示態様に変移する。
【0039】態様変動条件が少なくとも、識別情報の変
動表示から停止表示への移行中に複数列または複数行で
停止済の識別情報が特別組合せの一部を形成するリーチ
状態である場合、リーチ状態の成立時に識別情報の現表
示態様が他の表示態様に変移する。
【0040】始動入賞領域に入賞する始動入賞球を検出
し始動入賞球数を計数するとともに、計数値が所定の変
動開始球数を越えた場合に変動開始信号を発生させる始
動カウンタを設け、態様変動条件が少なくとも変動開始
信号の発生の有無に基づいて成立する場合、変動開始信
号の発生時または変動開始信号の発生停止時に識別情報
の現表示態様が他の表示態様に変移する。
【0041】画像制御回路が、互いに異なる複数種類の
確率値からなる変動表示確率のいずれか一つの確率値に
基づいて特別組合せの識別情報を表示部材に停止表示
し、態様変動条件が満足されたときに変動表示確率の確
率値を複数種類の中から当該確率値とは異なる確率値に
変更する場合、態様変動条件が満足されたときに特別組
合せの停止識別情報の表示確率が変動するので、「権
利」の発生確率を変動させられる。
【0042】少なくともリーチ状態の成立時に画像制御
回路が、特別組合せを構成する識別情報の組合せを通常
表示態様および特別表示態様の種別に応じて各列毎に表
示するための有効ラインを表示部材に表示する構成で
は、有効ラインを表示するための手段を省略できる。
【0043】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係るパチンコ機の画像
表示装置の要部構成を表わしており、可変表示装置1は
図2に示すようにパチンコ機2の遊技盤3面のほぼ中央
に配置されている。
【0044】本実施例において可変表示装置1は表示素
子として、複数色たとえば4色で発光表示可能な発光ダ
イオード(以下、LED)4を、図3および図4に示す
ように配列したドットマトリクス形式のLEDカラーパ
ネル(表示部材)5を備えている。
【0045】LEDカラーパネル5は画像制御回路とし
てのビデオ制御回路6に接続され、ビデオ制御回路6は
インタフェイス回路7を介してMPU8に接続されてい
る。MPU8はビデオ制御回路6を初め、パチンコ機2
の全体を制御するためのものであり、後述する普通識別
情報を選択するための無限カウンタを備えている。
【0046】ビデオ制御回路6はLEDカラーパネル5
を4色で発光表示させるドライバ機能を備えており、こ
のためブラウン管で構成した場合と比較して、消費電力
および外形が小さく、消費電力および設置空間の省力化
が容易に図られる。
【0047】またLEDカラーパネル5およびビデオ制
御回路6は、4色よりも多くの色数または少ない色数で
発光表示するように構成してもよい。
【0048】なお表示素子をLEDカラーパネル5で構
成する代りに、複数色たとえば8色または16色で表示
可能な液晶表示素子(以下、LCD)からなるドットマ
トリクス形式のLCDカラーパネル(図示省略)で構成
してもよい。
【0049】この場合、ビデオ制御回路6にドットマト
リクス形式のLCDカラーパネルを8色または16色で
ドライブ可能な機能を備えさせることはもちろんで、現
時点において、LEDカラーパネル5で構成した場合と
比較して良好な解像度の表示品質が得られる。
【0050】また表示素子をLCDカラーパネルで構成
した場合、外形はブラウン管およびLED表示素子で構
成した場合と比較して小さく、しかも消費電力もブラウ
ン管およびLED表示素子と比較して小さく、可変表示
装置1の外形および消費電力の省力化が容易に図られ
る。
【0051】ビデオ制御回路6にはキャラクタジェネレ
ータ(以下、C-G.)ROM9と、ビデオ(以下、V.)R
AM10とが接続されている。
【0052】C-G.ROM9には識別情報を初めとして、
エラー、「権利」の発生、「権利」の更新回数、「権
利」行使中の入賞球数およびデモンストレーションなど
からなる各種キャラクタのデータと、識別情報の変動表
示、リーチ表示(後述)および停止いいかえればゲーム
の進行に係る表示プログラムとを格納している。
【0053】上述したようにLEDカラーパネル5はド
ットマトリクス形式の表示素子からなるものなので、各
種キャラクタを任意の寸法で表示、いいかえれば識別情
報の単体での表示態様のほか、図5ないし図9に示すよ
うに複数列(縦方向)複数行(横方向)の表示態様がL
EDカラーパネル5上で可能である。
【0054】本実施例では遊技の進行に応じて、識別情
報を図3に示すように1行3列の表示態様、または識別
情報を図4に示すように2行3列の表示態様で表示さ
れ、後者では中列の識別情報だけ上下の各行にわたって
表示される。
【0055】なお特別表示態様において、特別行列組合
せを3行3列に定め、図6に示すように中列の識別情報
を上行、中行および下行にわたって表示するように構成
してもよい。この場合、特別組合せを構成する識別情報
の組合せを示す有効ラインLの組合せ本数は合計で3本
になる。
【0056】この有効ラインLは通常表示態様および特
別表示態様の種別に応じて各列毎にその組合せを表示す
るためのもので、ビデオ制御回路6は、少なくともリー
チ状態の成立時、特別組合せを構成する識別情報の組合
せを通常表示態様および特別表示態様の種別に応じて各
列毎に表示する。
【0057】これにより有効ラインLを表示する手段の
機能をLEDカラーパネル5が兼用しているので、部品
点数の増大を抑止している。
【0058】また本実施例では識別情報を1行3列また
は2行3列でLEDカラーパネル5に表示する場合を説
明したが、これに限定されるものではなく、任意の行列
組合せが可能であり、たとえば3行1列と3行2列とで
表示してもよい。
【0059】この場合、本実施例でLEDカラーパネル
5が横長な方形に形成されているが、LEDカラーパネ
ル5を縦長な方形になるように配置し、かつ、ソフトウ
エアの仕様を変更すれば、識別情報を3行1列と3行2
列とで容易に表示できる。
【0060】さらに識別情報の変動表示は図2中、1行
単位で上下方向にスクロールさせてもよいし、また左右
方向にスクロールさせてもよく、特別行列組合せを3行
2列に定めるとともに、中行の識別情報を左列および右
列間ににわたって表示したり、あるいは中行における左
列および右列に同一の識別情報を表示してもよい。
【0061】識別情報をLEDカラーパネル5に2行3
列で表示する場合、LEDカラーパネル5上で左列およ
び右列における識別情報の表示寸法は、図2からわかる
ように、1行3列で表示する場合の識別情報の表示寸法
に比較して小さく、また相似形状でもない。
【0062】そこで識別情報を各々上述した2通りでL
EDカラーパネル5に表示するため、識別情報のキャラ
クタデータは1種類につき、図3に示す相対的に大きな
表示寸法のためのものと、図4左右列に示す相対的に小
さな表示寸法のためのものと、合計で2種類づつがC-G.
ROM9にそれぞれ格納されている。
【0063】もちろんC-G.ROM9のメモリ容量を節約
するために、1種類のキャラクタデータを両寸法に共通
に使用し、ソフトウェアによって表示寸法を変更するよ
うに構成しても差し支えない。
【0064】以下、本実施例では識別情報を1行3列の
表示態様でLEDカラーパネル5に表示する場合を通常
表示態様といい、また通常表示態様において表示される
識別情報の行列組合せの組合せを通常行列組合せという
ことにする。
【0065】他方、識別情報をLEDカラーパネル5に
2行3列で表示する場合を特別表示態様といい、特別表
示態様において表示される識別情報の行列組合せの組合
せを特別行列組合せということにする。
【0066】詳細は後述するが、ビデオ制御回路6は識
別情報を特別表示態様または通常表示態様で識別情報を
LEDカラーパネル5に表示し、予め定められた条件が
満足された場合、両表示態様のいずれか一方から他方に
移行する。
【0067】このLEDカラーパネル5への識別情報の
表示に際して、ビデオ制御回路6はC-G.ROM9から各
種キャラクタデータを読み出し、V.RAM10に一旦書き
込んだのち、このデータに基づいて所定の表示処理を実
行する。
【0068】そして後述する態様変動条件が満足された
場合、ビデオ制御回路6は識別情報の表示態様を通常表
示態様から特別表示態様に移行させ、または特別表示態
様から通常表示態様に移行させる。
【0069】図2に戻り、遊技盤3には始動入賞領域と
しての始動入賞口11,11,11が、可変表示装置1の直下
に1箇所、その下方両側に2箇所の合計3箇所に設けら
れており、各始動入賞口11,11,11の開口内方には、図
1に示す始動入賞球スイッチ12,12,12がそれぞれ設け
られている。
【0070】始動入賞球スイッチ12は周知の近接センサ
からなり、発射球が始動入賞口11に入賞して、始動入賞
球スイッチ12のセンサ部(図示省略)を通過すると、入
賞球の検出信号が図1に示す始動入賞球検出回路13に入
力される。
【0071】始動入賞球検出回路13はMPU8に対して
インタフェイス回路14を介して接続されており、始動入
賞球スイッチ12から入力される入賞球の検出信号を適宜
増幅してMPU8に入力する。
【0072】これによりMPU8は始動入賞口11を通過
した発射球すなわち始動入賞口11への入賞球を検出し、
可変表示装置1の起動信号をインタフェイス回路7を介
してビデオ制御回路6に入力する。
【0073】つづいてビデオ制御回路6は可変表示装置
1によってゲームを開始するため、図2ないし図5中、
上方から下方に向かうスクロールの動画により、LED
カラーパネル5上に複数種の識別情報を所定の変動表示
時間だけ変動表示させる。
【0074】変動表示時間は、左列、右列、中列の順序
で各列間に時間差をおいて、停止表示に移行するように
設定され、この変動表示時間は各列毎に設けられた図柄
停止タイマ(図示省略)によって計測される。
【0075】識別情報は、本実施例において各列ともに
「0」ないし「15」の数字から構成されており、変動
表示に伴って上方から下方にかけて漸次、数字を増大さ
せる配列になっている。
【0076】そして変動表示中に識別情報「15」が表
示されると、つづいて識別情報「0」が表示されるよう
に配列されている。ただし左列および中列の配列と、右
列の配列とは、図4からわかるように一部異なってい
る。
【0077】これは変動表示から停止表示への移行時で
いずれかの列が変動表示中、他の列に停止済の識別情報
が特別組合せの一部を形成、具体的にいえば中列の変動
表示中、左右列に停止表示中の識別情報が同一であるリ
ーチ状態に「権利」の発生確率が増大するように見せる
ことで、遊技変化を遊技者に付与するためである。
【0078】なお識別情報の配列は、3列とも異なるよ
うに定めても、同一に定めても差し支えない。変動表示
中の識別情報が全列ともに停止表示に移行され、通常表
示態様の場合は3列とも、また特別表示態様の場合はL
EDカラーパネル5の所定の有効ライン(図5参照)L
1〜L4上に3列とも、同一停止識別情報が表示された
場合を特別組合せに定め、特別組合せが表示されたとき
に「権利」を発生させる。
【0079】また通常表示態様の場合、通常行列組合せ
が1行3列なので、全ての停止識別情報の組合せは40
96(=16×16×16)通りになる。
【0080】そして上述した特別組合せが停止識別情報
「0」ないし「15」の合計16通りあることから、通
常表示態様において識別情報が特別組合せで停止表示さ
れる確率(以下、変動表示確率という)すなわち「権
利」の発生確率は、見かけ上、256分の1(=16通
り/4096通り)になる。
【0081】他方、特別表示態様の場合、特別行列組合
せが2行3列で中列に識別情報が上下行にわたって表示
され、通常表示態様における特別組合せの数の2倍で3
2通りになることから、変動表示確率は128分の1
(=32通り/4096通り)=2/256)になる。
【0082】また図4には特別表示態様において、左列
および中列が停止表示し、同時に中列が変動表示中の状
態で、停止識別情報「2」および「3」によるリーチ状
態が、LEDカラーパネル5上で形成されている。
【0083】この場合、中列が「2」および「3」のい
ずれでも「権利」が発生することになり、図3の通常表
示態様におけるリーチ状態と比較して変動表示確率が増
大するように見えるので、「権利」の発生に対する期待
感を遊技者に付与することができる。
【0084】また始動入賞口11への入賞球は、パチンコ
機2内に取り込まれるように構成されており、この入賞
球に対して所定数の賞品球が払い出される構成になって
いるが、パチンコ球を取り込む構成に限定されるもので
はない。
【0085】たとえば始動入賞球スイッチ12を始動入賞
領域に定め、発射球が始動入賞球スイッチ12を通過した
のち、その発射球をパチンコ機2内に取り込む代りに、
周知のように遊技盤3面にふたたび戻すように構成して
もよい。この始動入賞球スイッチ12の通過球に対して賞
品球は払い出されない。
【0086】MPU8は図1に示すROM15に格納され
た制御プログラム(図示省略)を1ステップづつ実行す
ることにより、パチンコ機1全体を制御している。この
制御プログラムの実行時、MPU8はその演算のために
上記プログラム、演算結果、各種データなどをRAM16
に一時的に格納する。
【0087】上記制御プログラムは、スタートからエン
ドまでの1サイクル実行に要する処理時間が、4msecを
越えないように構成され、MPU8はリセット回路17か
ら入力される図示を省略したリセットパルス信号で、4
msec毎にリセットされる。
【0088】またビデオ制御回路6は停止識別情報、詳
しくいえば特別組合せの停止識別情報と、非特別組合せ
の停止識別情報とを選択するため、無限カウンタからな
る第1ないし第3カウンタ(図示省略)を備えている。
【0089】その第1カウンタは上記制御プログラムの
1サイクル実行終了後、上記リセットパルス信号がMP
U8に入力されるまでの間、停止識別情報に対応する停
止表示データを所定周期でカウントアップすなわち更新
させる。
【0090】また上記第2および第3カウンタは、常
時、停止表示データを所定周期でカウントアップさせて
いる。なお第1ないし第3カウンタの各カウンタは、カ
ウントアップの周期が同一ではなく、互いに異なるよう
に設定されている。
【0091】そしてMPU8が始動入賞球スイッチ12、
始動入賞球検出回路13、MPU8およびインタフェイス
回路7,14を介して始動入賞口11,11,11への入賞を検
出した時点で、ビデオ制御回路6は変動表示を開始する
と同時に、上記第1カウンタからいずれかの停止表示デ
ータを取り込む。
【0092】つづいてビデオ制御回路6は停止表示デー
タの種別を識別したのち、その種別に応じて上記第2お
よび第3カウンタのいずれか一方から停止表示データを
取り込み、これによりLEDカラーパネル5に表示され
る停止識別情報の種別が選択されるのである。
【0093】上記第1カウンタは「権利」の発生有無を
選択するもので、識別情報が通常表示態様で表示される
場合、4msec毎に停止表示データを「0」ないし「25
5」の範囲でループ状にカウントアップさせ、これによ
り合計で256種類の停止表示データを発生させる。
【0094】そしてビデオ制御回路6は、始動入賞口11
への入賞時点で上記第1カウンタから予め定められた特
別な停止表示データ、たとえば「7」を取り込んだ場
合、「権利」を発生させるための大役信号をMPU8に
入力するようにしている。
【0095】これによりMPU8は図2の下方位置の両
始動入賞口11,11間に配置されている可変入賞球装置18
を駆動制御することによって大役処理を施し、「権利」
が発生される(後述)。
【0096】このため通常表示態様における実質的な
「権利」の発生確率は256分の1で、この値は通常行
列組合せにおける特別組合せの表面上の表示確率、すな
わち変動表示確率と同一値になる。
【0097】他方、上記態様変動条件が満足された結
果、識別情報が特別表示態様で表示される場合、ビデオ
制御回路6は上記第1カウンタの停止表示データを
「0」ないし「127」の範囲でループ状にカウントア
ップさせる。
【0098】そしてビデオ制御回路6が特別な停止表示
データ「7」を上記第1カウンタから取り込んだ場合、
上記同様に「権利」を発生させるため、特別表示態様に
おける実質的な「権利」の発生確率は128分の1で、
特別行列組合せにおける変動表示確率と同一値になる。
【0099】上記第2カウンタは特別組合せを構成する
停止識別情報の種別を選択するためのものであり、停止
表示データを「0」ないし「15」の範囲で、ループ状
にカウントアップする。
【0100】そしてビデオ制御回路6が上記第1カウン
タから停止表示データ「7」を取り込んだ場合、さらに
ビデオ制御回路6は上記第2カウンタから停止表示デー
タを取り込み、該データの種別に対応させて停止識別情
報の種別が選択されるのである。このときビデオ制御回
路6は上記第3カウンタから停止表示データを取り込ま
ない。
【0101】本実施例では上記第2カウンタから停止表
示データが、停止識別情報の種別に1対1で対応するよ
うに構成されている。
【0102】また特別組合せは、同一の停止識別情報が
有効ライン上に表示されることから、1列分の有効ライ
ンにつき、停止識別情報の種別を上記第2カウンタから
の停止表示データの取り込みにより、1種類だけ選択す
ればよい。
【0103】かりにビデオ制御回路6が上記第2カウン
タから停止表示データ「0」を取り込んだ場合、LED
カラーパネル5の有効ライン上には、特別組合せの停止
識別情報として「0」が各列に表示される。
【0104】なお本実施例において、上記態様変動条件
は、ビデオ制御回路6が上記第1および第2カウンタの
両方から、停止表示データ「7」をともに取り込んだ場
合に定める。
【0105】この態様変動条件が満足されると、本実施
例では停止識別情報「7」,「7」,「7」からなる特
別組合せの停止表示に基づく、当該「権利」の行使終了
後のみ、新たなゲーム開始から、ビデオ制御回路6は、
上記第1カウンタに停止表示データを「0」ないし「1
27」の範囲でループ状にカウントアップさせ、かつ、
識別情報をLEDカラーパネル5に特別表示態様で表示
させる。
【0106】このため「権利」の発生確率(128分の
1)は、通常表示態様における同発生確率(256分の
1)と比較して2倍に増大し、このような「権利」の発
生確率が増大した状態を、以下、確率変動の状態という
ことにする。
【0107】この確率変動の状態は次回の「権利」発生
まで継続され、この「権利」発生時にビデオ制御回路6
が上記第2カウンタから停止表示データ「7」を取り込
んでいれば、態様変動条件は満足されることになるの
で、確率変動の状態が次回のゲームにおいても継続され
る。
【0108】これに対してビデオ制御回路6が上記第1
カウンタから停止表示データ「7」を取り込み、かつ、
第2カウンタから停止表示データ「7」と異なる停止表
示データを取り込んだ場合、態様変動条件を満足できな
いので、確率変動の状態を形成しない。すなわち確率変
動の状態が形成されている場合、その確率変動の状態は
解除されることになる。
【0109】このことからビデオ制御回路6が識別情報
を通常表示態様で表示するため、「権利」の発生確率は
256分の1になり、特別表示態様における「権利」の
発生確率(128分の1)と比較して半分になる。
【0110】また態様変動条件は上述したように上記第
1および第2カウンタの両方から、停止表示データ
「7」をともに取り込んだ場合に確率変動の状態にせし
め、上記第1カウンタから停止表示データ「7」を取り
込み、かつ、第2カウンタから停止表示データ「7」と
異なる停止表示データを取り込んだ場合に確率変動の状
態を解除することのみに限定されるものではない。
【0111】たとえばビデオ制御回路6が上記第1カウ
ンタのみから停止表示データ「7」を取り込んだ場合を
態様変動条件に定め、態様変動条件が満足される度に確
率変動の状態と、その解除とを交互に繰り返すように構
成してもよい。
【0112】つぎに第3カウンタは非特別組合せを構成
する停止識別情報の種別を選択するものである。第3カ
ウンタは停止表示データを「0」ないし「4079」の
範囲でループ状にカウントアップして作成し、合計40
80(=4096−16)種類の非特別組合せを、停止
識別情報の組合せに1対1で対応させている。
【0113】そして上記第1カウンタから取り込まれた
停止表示データが「7」ではない場合、ビデオ制御回路
6はさらに停止表示データを上記第3カウンタからのみ
取り込み、上記第2カウンタからは停止表示データを取
り込まない。
【0114】上記第2または第3カウンタからの停止表
示データは、上記第1カウンタからの停止表示データの
取り込み直後、瞬時に取り込まれるので、遊技者にとっ
ては始動入賞口11への入賞とほぼ同時に停止識別情報の
組合せが決定される。
【0115】なお「権利」の発生有無、いいかえれば特
別組合せの停止識別情報が表示されているか否かの判定
は、停止表示の終了時点でなされ、「権利」の発生有無
は、上記第2および第3カウンタの停止表示データに依
存しない。
【0116】「権利」は、停止識別情報が特別組合せで
LEDカラーパネル5の所定の有効ライン上に表示され
る場合に発生するが、図3のように識別情報が通常表示
態様で表示される場合、ビデオ制御回路6は特別組合せ
を1通りの有効ラインについて判定することになる。
【0117】他方、識別情報が図4および図5のように
特別表示態様で表示される場合、ビデオ制御回路6は特
別組合せを図5に示すように、上列および下列の各有効
ラインL1,L2と、対角線に沿った右上りおよび右下
がりの各有効ラインL3,L4との合計4通りで判定す
る。
【0118】この判定によってゲームは終了し、MPU
8は新たなゲームの再開のために始動入賞口11への入賞
を待つ。
【0119】上述した各有効ラインL1〜L4は、ビデ
オ制御回路6によってLEDカラーパネル5の各有効ラ
インL1〜L4に対応する発光ダイオード4を点灯また
は点滅させたり、または識別情報および地とは互い異な
る色で発光ダイオード4を点灯または点滅させること、
さらには識別情報同士を各列(または各行)間で連結す
る形態で発光ダイオード4を点灯または点滅させてもよ
い。
【0120】なお上記発光ダイオード4の点滅に基づく
消灯時点において、各有効ラインL1〜L4および識別
情報(あるいは地)の重複箇所に対応する発光ダイオー
ド4を識別情報(あるいは地)の色で発光させる。これ
により各有効ラインL1〜L4のみが明滅する動画が形
成される。
【0121】図1に戻り、ゲーム中に発射球が始動入賞
口11に入賞すると、MPU8はその旨を上述したように
始動入賞球検出回路13およびインタフェイス回路14を介
して検出し、1ゲーム中に始動入賞口11に入賞した発射
球数を計数する。
【0122】そしてMPU8は、1ゲーム中に1球ない
し4球の発射球があった場合、その計数値に相当する始
動入賞球信号をインタフェイス回路14を介して表示器駆
動回路19に入力する。
【0123】表示器駆動回路19はLEDおよびランプの
ドライバ回路であり、LEDまたはランプからなる始動
記憶表示器20、入賞球数表示器21、大当たり表示器22お
よび始動表示器23をドライブする。
【0124】始動記憶表示器20は4個のLEDからな
り、LEDカラーパネル5の直上位置に配置されてい
る。表示器駆動回路19は始動入賞球スイッチ12によって
始動入賞球数を計数し、その始動入賞球数を始動記憶表
示器20によって点灯させることにより、1ゲーム中にお
ける始動入賞口11への入賞球数を表示する。
【0125】始動記憶表示器20によって点灯表示される
始動入賞球数データは、最大値が4球に定められ、表示
器駆動回路19は1ゲーム中における5球目以降の始動入
賞球に対する表示を行わない。
【0126】ここでゲーム中に始動入賞球が5球以上あ
った場合、ビデオ制御回路6は4球目までの各始動入賞
球についてはゲーム開始に係る権利を保持し、この権利
が保持されている各始動入賞球に対応した停止表示デー
タをビデオ制御回路6で選択し、5球目以降の始動入賞
球に対応する停止表示データの選択は行わない。
【0127】すなわちビデオ制御回路6は5球目以降の
始動入賞球をゲームの始動について無視することにな
り、この始動入賞球に対しては通常の入賞処理のみが施
されることになる。
【0128】また表示器駆動回路19は、可変表示装置1
を起動させた始動入賞球、いいかえれば識別情報の停止
表示状態から変動表示状態に移行させ、ゲームを最初に
開始させた始動入賞球を始動記憶表示器20によって表示
しない。
【0129】さらに詳しくいえば表示器駆動回路19は、
LEDカラーパネル5が識別情報を変動表示させてか
ら、停止表示するまでの始動入賞球数データを始動記憶
表示器20によって1ゲーム毎に点灯表示するものであ
る。
【0130】そしてLEDカラーパネル5が変動表示中
の識別情報を停止表示させた時点で、始動記憶表示器20
が始動入賞球数データを点灯表示している場合、表示器
駆動回路19は始動入賞球数データを始動記憶表示器20か
ら1球分減じるのである。
【0131】図1に戻り、入賞球数表示器21は「権利」
の発生時、可変入賞球装置18に形成された大入賞口(後
述〜図2参照)24への入賞球数を表示するものである。
このために大入賞口24に入賞球数検出スイッチ25を設け
ており、入賞球数検出スイッチ25は大入賞口24への全て
の入賞球を検出する。
【0132】入賞球数検出スイッチ25は近接センサから
なり、発射球が大入賞口24に入賞して、入賞球数検出ス
イッチ25のセンサ部(図示省略)を通過すると、入賞球
の検出信号が入賞球数検出回路26に入力される。
【0133】入賞球数検出回路26はMPU8に対してイ
ンタフェイス回路14を介して接続されており、入賞球数
検出スイッチ25から入力される入賞球の検出信号を適宜
増幅してMPU8に入力する。
【0134】これによりMPU8は大入賞口24への入賞
球数を計数でき、計数された入賞球数に相当する球数信
号をインタフェイス回路14を介して表示器駆動回路19に
入力することで、表示器駆動回路19は入賞球数表示器21
に入賞球数を表示させる。
【0135】入賞球数表示器21は10個のLED素子か
らなり、図2に示すように可変入賞球装置18の下方両側
に5個づつ横方向に配置されている。そして入賞球数表
示器21は「権利」発生時、MPU8が可変入賞球装置18
に大入賞口24から入賞した発射球を検出する度に、表示
器駆動回路19によって1個づつ点灯される。
【0136】可変入賞球装置18は大入賞口24を開閉する
ために開閉板27を設けており、開閉板27は図示を省略し
たリンク機構を介して大入賞口ソレノイド28のロッド
(図示省略)に連結されている。
【0137】大入賞口ソレノイド28には、大入賞口ソレ
ノイド28を励解磁するためのソレノイド駆動回路29が接
続されており、ソレノイド駆動回路29はMPU8に対し
てインタフェイス回路14を介して接続されている。
【0138】そして「権利」が発生すると、MPU8は
大役処理として、開閉板27を開放させるための信号をソ
レノイド駆動回路29に入力する。
【0139】これにより大入賞口ソレノイド28が励磁さ
れて、開閉板27は開放されるので、発射球を大入賞口24
から入賞させることができる。
【0140】他方、MPU8は、「権利」が消滅した時
点で開閉板27を閉鎖させるための信号をソレノイド駆動
回路29に入力する。
【0141】これにより大入賞口ソレノイド28は解磁さ
れて、開閉板27が大入賞口24を閉鎖するので、発射球を
大入賞口24から入賞させることはない。
【0142】なお「権利」は、入賞球数検出スイッチ25
によって検出された入賞球数データが所定数(本実施例
においては10球)に達したときに消滅するものする。
【0143】またMPU8は、入賞球数検出スイッチ25
が10球の入賞球をカウントしない場合、大入賞口24の
開放から大役時間であるおよそ30sec が経過するま
で、大入賞口24の開放を継続させる。
【0144】大入賞口24内には図示を省略した上記継続
入賞口が設けられており、この継続入賞口には継続入賞
球検出スイッチ30が設けられている。この継続入賞球検
出スイッチ30には継続入賞球検出回路31が接続され、継
続入賞球検出回路31にはインタフェイス回路14を介して
MPU8が接続されている。
【0145】そして継続入賞球検出スイッチ30が上記継
続入賞口への入賞球を検出すると、その検出信号は継続
入賞球検出回路31で適宜増幅され、インタフェイス回路
14を介してMPU8に入力されるので、MPU8は継続
入賞球を検出できる。
【0146】MPU8が継続入賞球を検出すると、継続
モードがセットされ、大役処理開始から大役時間経過後
または大入賞口24への10球入賞後、大入賞口ソレノイ
ド28を解磁して開閉板27を一旦閉鎖させる。
【0147】つづいてMPU8は大入賞口ソレノイド28
を励磁して大役処理をふたたび1回のみ継続(再開)さ
せ、かつ、上述したようにセット済の継続モードを解除
して初期状態にせしめる。
【0148】この継続モードは、継続入賞球検出スイッ
チ30が入賞球を検出しないときにはセットされず、大役
処理が予め定められた回数(本実施例では最多で15
回)まで継続したときにおいても、ふたたびセットされ
ることはない。
【0149】また「権利」の発生中には、MPU8がイ
ンタフェイス回路14および表示期駆動回路19を介して大
当たり表示器22を動作させる。大当たり表示器22はラン
プおよびカバーを主構成とし、パチンコ機2の上部位置
に設けられているので、「権利」の発生が視覚によって
認識される。
【0150】図1に戻り、インタフェイス回路14には電
子音発生回路32および始動球検出回路(後述)32が接続
されている。電子音発生回路32は大当たり表示器22とと
もに「権利」の発生をスピーカ34によって効果音で報知
するものである。
【0151】MPU8は大当たり表示器22を点滅表示ま
たは点灯表示させる場合、電子音発生回路32も同時に動
作させ、スピーカ34から「権利」の発生を示す効果音を
発生させることで、「権利」の発生を遊技者に対して聴
覚を通して認識させる。
【0152】なお電子音発生回路32およびスピーカ34は
「権利」の発生のみでなく、パチンコ遊技の進行に応じ
た各種効果音をMPU8の制御によって発生させる。こ
れらは32,34は、たとえば上述した変動表示態様条件が
満足され、通常表示態様から特別表示態様に移行した場
合、通常表示態様に発生される効果音とは異なる効果音
をスピーカ34から発生させたり、識別情報の変動表示時
またはリーチ状態の形成時のみ、通常表示態様に発生さ
れる効果音とは異なる効果音をスピーカ34から発生させ
てもよい。
【0153】また始動球検出回路33は近接センサからな
る一対の普通図柄始動球検出スイッチ35を備え、普通図
柄始動球検出スイッチ35は図2に示すようにLEDカラ
ーパネル5の両側に設けられている。
【0154】そして遊技盤3上の発射球が普通図柄始動
球検出スイッチ35のいずれかを通過すると、その通過球
の検出信号が始動球検出回路33およびインタフェイス回
路14を介してMPU8に入力され、同時にMPU8は上
記無限カウンタから普通図柄データを取り込む。
【0155】この無限カウンタは、MPU8が普通図柄
データを「0」ないし「49」の範囲でループ状に常時
カウントアップさせており、取り込まれた普通図柄デー
タはMPU8からインタフェイス回路14を経て始動球検
出回路33に入力される。
【0156】そして始動球検出回路33は普通図柄始動球
検出スイッチ35による通過球の検出から、所定の普通変
動時間 (たとえば10sec)が経過した後、MPU8から
入力された普通図柄データに対応する普通識別情報を、
図2に示す普通図柄表示装置(図1においては省略)36
に停止表示させる。5 普通図柄表示装置36はいわゆる7セグメントLED素子
からなり、通常時には消灯し、普通図柄始動球検出スイ
ッチ35への通過球の検出と同時に点灯状態に移行させ、
かつ、普通識別情報の目視による認識が不能な変動速度
で普通識別情報を変動表示させたのち、上記停止表示に
移行させる。
【0157】取り込んだ普通図柄データが特別の普通図
柄データ、たとえば「0」である場合、MPU8は、電
動チューリップからなる普通電動役物37を、発射球が同
時に1球のみ入賞可能な状態から、図2に示すように所
定時間たとえば2sec だけ開放状態にせしめる。
【0158】これにより普通電動役物37は複数の発射球
を受入れ易くせしめられ、これにより入賞確率が増大
し、こののちMPU8は普通電動役物37を原位置に復帰
させる。なお普通図柄始動球検出スイッチ35によって検
出された発射球は、普通図柄始動球検出スイッチ35を通
過後、遊技盤3に再び戻されて流下する。
【0159】またパチンコ機2の各部には、図1に示す
電源回路38から電力が供給され、電源投入時にあって
は、電源リセット回路39からリセット回路17を通してM
PU8にリセットパルス信号が入力され、MPU8が初
期化される。
【0160】そしてMPU8の初期化と同時に、基本ク
ロックがクロック回路40から直接、MPU8に設けられ
たクロック端子(図示省略)に、または分周回路40で分
周されたのちに上記クロック端子に入力される。
【0161】本実施例におけるパチンコ機の画像表示装
置は、LEDカラーパネル5に識別情報を、特別表示態
様において特別行列組合せを2行3列の1種類に定め、
中列の識別情報を上下行にわたって表示する場合を説明
した。
【0162】しかしながら上述した仕様のみに限定され
るものではなく、特別行列組合せを3行2列に定めると
ともに、中行の識別情報を左右列にわたって表示した
り、特別行列組合せを上述した1種類のみでない。
【0163】たとえば図7ないし図9に示すように複数
種類に定め、態様変動条件に応じたいずれかの特別行列
組合せに基づいて、識別情報を特別表示態様でLEDカ
ラーパネル5に表示してもよい。
【0164】つぎに特別表示態様の特別行列組合せを複
数種類で構成した実施例を以下に説明する。
【0165】本実施例では、通常表示態様が1種類、特
別表示態様が3種類で構成され、通常行列組合せを1行
3列、特別行列組合せを図7ないし図9に示すように2
行3列および3行3列で構成している。
【0166】さらに3行3列で構成された特別行列組合
せにあっては特別表示態様における有効ラインLの本数
を、互いに異なるようにそれぞれ3本(図8参照)およ
び5本(図9参照)定めている。
【0167】まず図10のS1において電源回路38から電
力が供給されると、S2においてリセット回路17がMP
U8を初期化し、その直後にMPU8はパチンコ機2の
各部に初期設定の処理を施したのち、各スイッチ12,3
0,35に異状が発生しているか否かを判定する。
【0168】このときビデオ制御回路6は始動入賞球の
検出待ち状態であり、C-G.ROM9から初期設定時にお
けるデモ用画面素材データを読み出してV.RAM10に書
き込み、可変表示装置1がLEDカラーパネル5にその
デモ用画面を表示する。
【0169】つぎにS4において上記S2およびS3に
おける異状発生の有無が判定され、異状が発生している
場合には、S5でエラーモードをセットしたのち、S9
にジャンプする。
【0170】他方、S4において上記S2およびS3に
おける異状が発生していないと判定された場合には、S
6で始動入賞球の有無およびゲーム終了の有無が判定さ
れ、これに応じて始動記憶数表示器20への点灯処理また
は消灯処理が実行される。
【0171】つぎに上記S6で始動入賞球を検出した場
合、S7で左列、中列、右列の各識別情報を変動表示さ
せると同時に、新たなゲームの開始を始動表示器23およ
びスピーカ34を介して音と光とによって遊技者に報知す
る。
【0172】このS6の時点では、ビデオ制御回路6
は、LEDカラーパネル5に識別情報を通常表示態様で
表示し、また始動入賞球スイッチ12が発射球の入賞を検
出した時点で、上記第1カウンタから「0」ないし「2
55」のいずれかの停止表示データを取り込む。
【0173】そして上記第1カウンタから取り込まれた
停止表示データが「7」であるか否かに応じて、上記S
7において上記第2カウンタまたは第3カウンタから停
止表示データがビデオ制御回路6によって取り込まれ
る。これにより左列、中列、右列の各停止識別情報が更
新される。
【0174】つぎのS8では、変動表示時間を計測する
ために上記図柄停止タイマに各列の変動表示時間をセッ
トしたのち、その変動表示時間の計測をスタートさせ、
かつ、上記S7において更新された各列の停止識別情報
に基づいて変動表示されている識別情報の自動停止処理
に係るデータをセットする。
【0175】そしてS9においてパチンコ機2の各部に
おけるエラーの有無が判定され、エラーが判定された場
合には、図12のS43において適宜、エラー処理が実行さ
れる一方、上記S9においてエラーが判定されない場
合、S10では大役モードであるか否かが判定される。
【0176】上記S10で大役モードが判定された場合に
は、S14において適宜、大役処理が実行されたのち、図
11に示すS15にジャンプする。
【0177】他方、上記S10において大役モードが判定
されない場合、S11でゲーム中か否かが判定され、ゲー
ム中でないと判定された場合には、S12でゲームの始動
モードがセット中であるか否かが判定される。
【0178】そしてS11でゲーム中であると判定された
場合、およびS12において始動モードがセットされてい
ないと判定された場合、上記S15にジャンプする。
【0179】他方、S12では始動モードがセット中であ
れば、S13においてゲームがスタートされたのち、上記
S15で大役の終了モードがセットされているか否かが判
定される。
【0180】図11のS15で大役の終了モードがセットさ
れていれば、S16において大役継続フラグのセット有
無、すなわち大役処理中に大入賞口24への入賞球が継続
入賞球検出スイッチ30によって検出済であるか否かが判
定される。
【0181】このS16で大役継続フラグがセットされて
いると判定された場合、S17で当該大役処理の終了後、
大役処理を1回のみ再開させる。
【0182】他方、S16で大役継続フラグがセットされ
ていないと判定された場合、S18において有効ラインL
の本数が「1」にセット、すなわち通常行列組合せがセ
ットされる。これによりビデオ制御回路6は識別情報を
LEDカラーパネル5に1行3列で表示制御することに
なる。
【0183】こののちS19において大役処理の終了モー
ドがクリアされたのち、S20では始動記憶表示器20に表
示されている始動入賞球数(図11中、始動球)が「1」
以上であるか否かが判定される。
【0184】そして上記S20で、始動入賞球数が「1」
以上でないと判定された場合に、S23にジャンプする。
【0185】他方、上記S20で、始動入賞球数が「1」
以上であると判定された場合、始動記憶表示器20に現時
点で表示されている始動入賞球数から「1」を減じ、そ
の差が新たな始動入賞球数として始動記憶表示器20に点
灯表示される(S21)。
【0186】ついでS22では始動モードがセットされた
のち、S23では図柄停止モードがセットされているか否
かが判定され、そして図柄停止モードがセットされてい
れば、上記図柄停止タイマのタイムアップを待って左列
および右列の変動表示を停止表示に移行させる一方、上
記S23で図柄停止モードがセットされていなければ図12
のS39にジャンプする。
【0187】つぎにS24およびS25においては左列およ
び右列の停止表示が検出されたのち、S26において左列
および右列の両停止識別情報により、いずれかの有効ラ
インL上に特別組合せの一部が形成されているか否か、
すなわちリーチ状態であるか否かが判定され、リーチ状
態である場合にはS27ないしS29において停止識別情報
の種別が判定される。
【0188】他方、S24において左列の停止表示が検出
されない場合、S25において右列の停止表示が検出され
ない場合、さらにS26において左列および右列の両停止
識別情報によってリーチ状態が形成されない場合、図12
のS39にジャンプする。
【0189】上記S27では左列および右列の両停止識別
情報が「7」であるか否かが判定され、「7」でないと
判定された場合、上記S28で左列および右列の両停止識
別情報が「3」であるか否かが判定され、「3」でない
と判定された場合、上記S29で左列および右列の両停止
識別情報が「2」であるか否かが判定され、「2」でな
いと判定された場合、上記S30で有効ラインLの本数が
上記S18同様、「1」にセットされたのち、図12に示す
S34にジャンプする。
【0190】これに対して、上記S29においては左列お
よび右列の両停止識別情報が「2」であると判定された
場合、S31で有効ラインLの本数が図7に示すように
「2」本にセットされたのち、上記S34にジャンプす
る。
【0191】上記S31において、ビデオ制御回路6は識
別情報を2行2列の特別行列組合せで表示するので、停
止識別情報が特別組合せを構成する確率は、識別情報が
通常行列組合せで表示されるよりも増大する。
【0192】また上記S28においては左列および右列の
両停止識別情報が「3」であると判定された場合、S32
で有効ラインLの本数が図8に示すように「3」本にセ
ットされ、こののち上記S34にジャンプする。
【0193】上記S32において、ビデオ制御回路6は識
別情報を3行3列の特別行列組合せで表示し、停止識別
情報が特別組合せを構成する確率を、識別情報が通常行
列組合せで表示される場合、および有効ラインLの本数
が「2」本である場合よりも増大させる。
【0194】さらに上記S27においては左列および右列
の両停止識別情報が「7」であると判定された場合、S
33で有効ラインLの本数が図9に示すように「5」本に
セットされ、これによりビデオ制御回路6は識別情報を
3行3列の特別行列組合せで表示したのち、上記S34に
ジャンプする。
【0195】このように可変表示装置1は識別情報を通
常表示態様で表示しているとき、本実施例における態様
変動条件が満足される場合、いいかえれば識別情報が特
別組合せでLEDカラーパネル5に停止表示され、さら
に特別組合せを構成する停止識別情報の種別が「2」,
「3」,「7」である場合、特別組合せの成立に基いて
発生される「権利」の行使後、ビデオ制御回路6は識別
情報の表示態様を通常表示態様から特別表示態様に移行
させる。
【0196】他方、可変表示装置1が識別情報を特別表
示態様で表示しているとき、識別情報が特別組合せでL
EDカラーパネル5に停止表示され、その停止識別情報
の種別が「2」,「3」,「7」でない場合、ビデオ制
御回路6は「権利」の行使後に特別表示態様から通常表
示態様に移行させる。
【0197】これによりパチンコ遊技の進行に応じてゲ
ーム中における識別情報の表示列数が変動するので、ビ
デオ制御回路6はLEDカラーパネル5により、遊技者
の視覚を通して遊技変化を付与することができる。
【0198】しかも有効ラインLの本数は、特別表示態
様を構成する停止識別情報「2」,「3」,「7」の種
別に応じて変移するので、通常表示態様から特別表示態
様に移行した場合、有効ラインLの本数が増大するほ
ど、変動表示確率が増大することになる。
【0199】また本実施例では、その表面上の確率の増
大に伴って「権利」の発生確率が通常表示態様時と比較
して増大することから、新たな「権利」発生に対する期
待感を遊技者に対して付与することができる。
【0200】さらに特別表示態様による識別情報の表示
中、特別組合せが停止識別情報「2」,「3」,「7」
のいずれかで成立し、かつ、当該停止識別情報が、前回
の「権利」を発生させた特別組合せを構成する停止識別
情報と異なる場合、ビデオ制御回路6は識別情報を再
度、特別表示態様でLEDカラーパネル5に表示するの
で、通常表示態様である場合よりも「権利」の発生確率
が増大する。
【0201】このことから新たな「権利」の発生に対す
る期待感を遊技者に対して付与することはもちろん、前
回ゲーム時にとは異なる本数の有効ラインLの本数に基
づいて表示制御するので、有効ラインLの本数の変動に
よって遊技変化を視覚的に付与する。
【0202】このようにビデオ制御回路6は、有効ライ
ンLの本数をLEDカラーパネル5上で変動させること
によって、視覚的な遊技変化を遊技者に付与するととも
に、次回の特別組合せの表示確率を通常表示態様よりも
増大させることにより、新たな「権利」の発生に対する
期待感を遊技者に付与する。
【0203】上記S33で、ビデオ制御回路6は識別情報
を3行3列の特別行列組合せでLEDカラーパネル5に
表示するが、有効ラインLの本数が「5」本にセットさ
れている。
【0204】このため停止識別情報が特別組合せを構成
する確率を、識別情報が通常行列組合せで表示される場
合、および有効ラインLの本数が「3」本である場合よ
りも増大させられる。
【0205】上述したように有効ラインLの本数がセッ
トされると、上記図12に示すS34において中列の変動表
示時間の経過、すなわち上記図柄停止タイマのタイムア
ップを確認して中列の変動表示を停止表示に移行させる
が、この時点でタイムアップしていなければS39にジャ
ンプする。
【0206】ついでS35においては大役モードが成立す
るか否か、いいかえれば上記S30ないしS33においてセ
ット済の有効ラインL上に同一な停止識別情報が表示さ
れているか否かが判定される。
【0207】そして大役モードが成立しないと判定され
た場合、S36では大役の終了のための役終了モードがセ
ットされのち、S37で、上記S31ないしS33においてセ
ット済の有効ラインLの本数がクリアされた直後に、有
効ラインLの本数が「1」本にセットされ、S38では識
別情報の停止表示モード(図12中、図柄停止モード)が
クリアされる。こののちS38が実行される。
【0208】これに対し、S35において大役モードが成
立すると判定された場合、S40において大役モードがセ
ットされるとともに、S41で識別情報の停止表示モード
がクリアされたのちにS39にジャンプする。
【0209】S39ではパチンコ遊技の進行に応じて所定
の表示灯処理が実行され、つぎのS42ではパチンコ機2
の各部にエラーを発生させているか否かが判定される。
そしてエラーが発生しているときには、S43で所定のエ
ラー処理が施される。
【0210】他方、S42においてパチンコ機2の各部に
エラーを発生させていないと判定された場合、パチンコ
遊技の進行に応じた所定の効果音を選択したのち(S4
4)、S45では上記S44で選択済の効果音をセットす
る。
【0211】なお態様変動条件を満足させるための停止
識別情報「2」,「3」,「7」および他の停止識別情
報の種別に応じ、電子音発生回路32が互いに異なる効果
音をスピーカ34から発生させれば、遊技変化を視覚およ
び聴覚を通して付与することができる。
【0212】つぎのS46ではビデオ制御回路6およびM
PU8に内蔵された無限カウンタにより、リセットパル
ス信号がリセット回路17からMPU8の上記リセット端
子に入力されるまで、各停止表示データ(図12では、乱
数)を更新し、リセットパルス信号の入力によって図10
のS1にリターンする。
【0213】なお本実施例では特別表示態様が有効ライ
ンLの本数に基づいて3種類形成され、特別組合せを構
成する停止識別情報の種別に応じ、そのいずれかの有効
ラインLによる特別表示態様で識別情報が表示制御され
るが、図13に示す実施例は特別表示態様を有効ラインL
の本数に基づいて2種類形成した場合を示す。
【0214】なお図13においては、図10ないし図12と同
じ命令には同符号を付し、その説明は省略することにす
る。
【0215】また本実施例では特別表示態様による識別
情報の表示中、特別組合せが停止識別情報「3」および
「7」のいずれかで成立し、停止識別情報「3」の場合
には組合せラインLは「3本」に、他方、停止識別情報
「7」の場合には組合せラインLは「5本」に設定され
るものとする。
【0216】識別情報の停止処理が実行されると(S24
〜S29)、当該「権利」を発生させた特別組合せを構成
する停止識別情報が、態様変動条件を満足しているか否
か、いいかえれば確率変動の状態を形成させているか否
かが判定される(S47)。
【0217】そして態様変動条件が満足されていない場
合には組合せラインLは「1本」に設定される一方(S
18)、停止識別情報が「7」の場合には組合せラインL
は「5本」に設定され(S27,S33)、さらに停止識別
情報「3」の場合には組合せラインLは「3本」に設定
される(S28,S32)。
【0218】上述した各実施例では態様変動条件の成否
を、LEDカラーパネル5に表示される特別組合せを構
成する停止識別情報の種別に依存させた場合、いいかえ
れば停止識別情報の種別決定と、確率変動条件の成否と
を上記第1および第2カウンタから取り込まれる両停止
表示データに兼用させた場合を説明したが、態様変動条
件の成否を決定するための手段を上記第1および第2カ
ウンタとは別個に設けるように構成してもよい。
【0219】つぎに態様変動条件の成否を決定するため
の手段として、始動入賞口11への始動入賞球数を計数す
るための始動カウンタ(図示省略)をビデオ制御回路6
またはMPU8に設けた場合を以下に説明する。
【0220】本実施例では上記始動カウンタが通常表示
態様において、たとえば「0」ないし「199」の範囲
でループ状に始動入賞球をカウントアップする無限カウ
ンタで構成する。
【0221】この状態「199」から、さらに加算さ
れ、上記始動カウンタの計数値が帰零したとき、すなわ
ち「200」球までカウントされて、始動入賞球数が
「201」球に達した時点で「権利」を発生させなかっ
た場合に態様変動条件が満足され、その旨を示すために
上記始動カウンタから変動開始信号が発生される。
【0222】この変動開始信号の発生に基づいて、ビデ
オ制御回路6は通常表示態様から特別表示態様に移行さ
せるので、201回目のゲーム開始からは、識別情報が
特別表示態様で表示制御される。
【0223】このため特別表示態様において特別組合せ
からなる停止識別情報の表示確率値は、通常表示態様に
おける同確率値よりも増大されるので、201回目のゲ
ーム開始からは「権利」の発生に対する期待感を遊技者
に抱かせる。
【0224】他方、始動カウンタには特別表示態様から
通常表示態様に移行するための態様変動条件として、特
別表示態様に基づく識別情報の表示制御に係るゲーム回
数を所定回数に設定しておき、その回数に達したときに
「権利」発生如何にかかわらず、識別情報を通常表示態
様に基づいて表示制御する。
【0225】また特別表示態様から通常表示態様に移行
するための他の態様変動条件として、ビデオ制御回路6
はゲームの回数にかかわらず、「権利」が発生するま
で、特別表示態様に基づいて識別情報を表示制御すなわ
ち特別表示態様から通常表示態様に移行するための態様
変動条件を次回「権利」の発生に定めてもよい。
【0226】この場合には、始動カウンタには特別表示
態様から通常表示態様に移行するための態様変動条件が
設定されず、通常表示態様から特別表示態様に移行する
ための態様変動条件すなわち通常表示態様の下でのゲー
ム回数のみが設定される。
【0227】また態様変動条件の成否を決定するための
始動カウンタを上記第1および第2カウンタとは別個に
設けた他の実施例としては、まず始動入賞球数を「0」
球ないし「15」球の範囲でループ状にカウントアップ
するように構成する。
【0228】そして上記始動カウンタが所定の変動開始
数である場合、たとえば「13」球ないし「15」球で
あるとき、その旨を示すためのに変動開始信号を発生さ
せるようにしている。ただし上記始動カウンタによって
計数される計数値は、パチンコ遊技に無関係であり、始
動記憶表示器20の表示にも依存しない。
【0229】そしてビデオ制御回路6が上記第1カウン
タから停止表示データ「7」を取り込んだ時点で、変動
開始信号が発生している場合、ビデオ制御回路6は識別
情報を特別表示態様で表示する。
【0230】他方、上記第1カウンタから停止識別情報
「7」を取り込んだ時点で、変動開始信号が発生してい
ない場合、ビデオ制御回路6は識別情報を通常表示態様
で表示する。
【0231】このように特別表示態様による識別情報の
表示は、上記第1カウンタから停止数値データ「7」を
取り込み、かつ、上記始動カウンタから変動開始信号を
発生させていることで成立し、その成立如何は始動入賞
口11への入賞タイミングすなわち偶然性に依存するた
め、識別情報が特別表示態様で表示される確率は不定
で、特別表示態様による識別情報の表示を狙うことも困
難になる。
【0232】これにより識別情報の表示態様の違いに基
づく上述した視覚的な遊技性はもちろん、態様変動条件
が上記実施例のように特別組合せを構成する停止識別情
報の種別とは無関係に決定されるため、遊技者に意外性
をも付与できる。
【0233】さらには始動入賞球の検出に基づいてカウ
ントアップさせる上記始動カウンタの代りに、所定周期
(たとえば8msec)でカウントアップする無限カウンタ
を設けるようにしてもよい。
【0234】また上記各実施例では、識別情報の表示態
様が「権利」の発生毎に1回づつ決定される構成になっ
ているが、これに限定されるものではない。
【0235】たとえば予め定められた回数を1組とし
て、「権利」の発生回数、または「権利」の行使回数
が、上記回数に達するまで、識別情報を特別表示態様
(または通常表示態様)でLEDカラーパネル5に継続
して表示される構成でもよい。
【0236】つぎに上記実施例を特別表示態様が、初回
を含めて3回を1組として「権利」を継続して発生また
は行使させる実施例を以下に説明する。
【0237】そのための構成として、ビデオ制御回路6
は、特別表示態様すなわち確率変動の状態中に「権利」
発生(行使)回数をカウントする確率変動用カウンタ
(図示省略)を内蔵し、この確率変動用カウンタは確率
変動の状態中に「権利」発生(行使)回数を3回を1組
としてカウントする。
【0238】またビデオ制御回路6は、特別組合せを構
成する停止識別情報が「3」および「7」である場合に
確率変動の状態を形成、すなわち特別表示態様で識別情
報を形成し、このとき識別情報は3行3列で表示制御さ
れる。
【0239】そして特別組合せを構成する停止識別情報
が「7」であるとき、有効ラインLの本数は図9に示す
ように「5本」に定められており、同停止識別情報が
「3」であるときに図8に示すように「3本」に定めら
れる。
【0240】つぎに上記構成の実施例の制御についてを
図14および図15に基づいて、図10ないし図13と同じの手
順には同符号を付して以下に説明する。
【0241】図10および図11のS1ないしS29に示すよ
うに、停止識別情報が変動表示から停止表示に移行され
ると、図14に示すS47で現時点における遊技状態は、確
率変動の状態すなわち前回の停止表示された特別組合せ
を構成する停止識別情報が「3」および「7」のいずれ
かであるか否かが判定される。
【0242】そして上記S47において確率変動の状態で
ある旨が判定されると、つぎのS48では上記確率変動用
カウンタの計数値が「3」、いいかえれば特別表示態様
の状態で特別組合せが表示された回数、すなわち「権
利」の発生回数が「3回」に達しているか否かが判定さ
れる。
【0243】これに対して上記S47において、現時点に
おける遊技状態が確率変動の状態でない旨が判定される
と、S18にジャンプして、有効ラインLの本数は図3に
示すように「1本」に定められたのち、図12のS35にジ
ャンプして大役モードが成立するか否かが判定される。
【0244】また上記S48で上記確率変動用カウンタの
計数値が「3」に達していると判定された場合、S49に
おいて上記確率変動用カウンタをクリアすることによ
り、計数値を「0」にせしめたのち、S18において有効
ラインLの本数が「1本」に定められる。
【0245】他方、上記S48で上記確率変動用カウンタ
の計数値が「3」に達していないと判定された場合、S
27において特別組合せを構成する停止識別情報が「7」
であるか否かが判定される。
【0246】そして、「7」である場合にはS33におい
て有効ラインLの本数が「5本」に定められる一方、
「7」でないと判定された場合、S28において同停止識
別情報が「3」であるか否かが判定され、「3」である
場合にはS32において有効ラインLの本数が「3本」に
定められたのちS35にジャンプする。
【0247】他方、上記S28において同停止識別情報が
「3」でないと判定された場合、S47にジャンプする。
【0248】また上記S16で大役の終了モードがセッ
ト、すなわち大役の継続フラグがセットされていないと
判定された場合には図15に示すS50にジャンプして、現
時点での遊技状態が確率変動の状態であるか否かが判定
され、確率変動の状態でない場合にはS19にジャンプす
る。
【0249】他方、上記S50において確率変動の状態で
あると判定された場合、S51において上記確率変動用カ
ウンタの現時点における計数値に「1」を加算して、そ
の和が「3」に達しているか否かがS52において判定さ
れる。
【0250】そしてS52で、上記確率変動用カウンタの
上記S51における加算演算の和が「3」でないと判定さ
れた場合には、上述したS33、S32およびS18に基づい
て、S53において有効ラインLの本数が変更される。
【0251】もちろん前回のゲーム時における有効ライ
ンLの本数と、当該命令の実行に基づく現時点における
有効ラインLの本数とが一致することもあり得る。この
のちS19において大役処理の終了モードがクリアされ、
上記実施例と同様に命令が順次実行される。
【0252】また他の実施例としては、上述したリーチ
状態の発生の有無を態様変動条件に定め、たとえばゲー
ム中、ビデオ制御回路6は、非リーチ状態に識別情報を
通常表示態様によって表示制御する一方、リーチ状態に
のみ、識別情報を特別表示態様によって表示制御するよ
うに構成してもよい。
【0253】このように構成された本実施例では、リー
チ状態が形成されたときに、特別表示態様によって識別
情報が変動表示されることから、図3に示す通常表示態
様における有効ラインLの本数が「1」本から、図5な
いし図9のいずれかに示す複数本に増大する。
【0254】これにより特別表示態様における特定組合
せの成立の可能性は、通常表示態様における表示状態よ
りも、少なくとも表面上は増大するので、遊技者に「権
利」発生に対する期待感を抱かせることができる。
【0255】上記リーチ状態から、すべての列(または
行)が停止表示に移行し、新たなゲームが開始されたと
き、ビデオ制御回路6は再度、識別情報の表示制御をL
EDカラーパネル5に通常表示態様で開始する。
【0256】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したものなの
で、可変表示装置は、態様変動条件が満足されたときに
通常表示態様および特別表示態様のいずれか一方から他
方に移行させ、遊技の進行に応じて行数および列数の少
なくともいずれか一方の数値を変動させることにより、
遊技変化を遊技者の視覚を通して付与できるため、遊技
性が良好なパチンコ機遊技を提供できる。
【0257】また特別表示態様における「権利」の発生
確率を通常表示態様における同確率よりも、見かけ上ま
たは実質的に大きく定めれば、より「権利」獲得に対す
る期待感を遊技者に抱かせ、遊技意欲を向上させる。
【0258】態様変動条件が少なくとも特別組合せであ
る場合、特別組合せの成立後に識別情報の現表示態様が
他の表示態様に変移するので、次回のゲーム開始に伴っ
て「権利」獲得に対する期待感を遊技者に抱かせる。
【0259】態様変動条件が、特別組合せを構成する識
別情報の種別に応じて成立する場合、特別組合せの成立
後、その識別情報の種別が予め定められたものである場
合に識別情報の現表示態様が他の表示態様に変移するの
で、次回のゲーム開始に伴い、識別情報の種別に応じて
「権利」獲得に対する期待感を遊技者に抱かせる。
【0260】始動入賞領域に入賞する始動入賞球を検出
し、始動入賞球数を計数し計数値が所定の始動入賞球数
を越えた場合に始動球数信号を発生させる始動カウンタ
を設け、態様変動条件が少なくとも始動球数信号の発生
の有無に基づいて成立する場合、始動カウンタによって
計数される始動入賞球数に応じ、識別情報の現表示態様
が他の表示態様に変移するので、態様変動条件の成立有
無を困難にせしめることから、遊技者に意外性を付与で
き、良好な遊技性を形成する。
【0261】態様変動条件が少なくとも、識別情報の変
動表示から停止表示への移行中に複数列または複数行で
停止済の識別情報が特別組合せの一部を形成するリーチ
状態である場合、リーチ状態の成立時に識別情報の現表
示態様が他の表示態様に変移するので、リーチ状態の成
立時において「権利」獲得に対する期待感を遊技者に抱
かせる。
【0262】画像制御回路が、互いに異なる複数種類の
確率値からなる変動表示確率のいずれか一つの確率値に
基づいて特別組合せの識別情報を表示部材に停止表示
し、態様変動条件が満足されたときに変動表示確率の確
率値を複数種類の中から当該確率値とは異なる確率値に
変更する場合、態様変動条件が満足されたときに特別組
合せの停止識別情報の表示確率が変動するので、「権
利」の発生確率を変動させることによって、より変化に
富んだパチンコ遊技を提供でき、遊技意欲の低減を抑止
する。
【0263】少なくともリーチ状態の成立時に画像制御
回路が、特別組合せを構成する識別情報の組合せを通常
表示態様および特別表示態様の種別に応じて各列毎に表
示するための有効ラインを表示部材に表示する場合、少
なくともリーチ状態の成立時、特別組合せを構成する識
別情報の組合せを通常表示態様および特別表示態様の種
別に応じて各列毎に表示するので、有効ラインLを表示
する手段の機能をLEDカラーパネル5が兼用している
ので、部品点数の増大を抑止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示したブロック図で
ある。
【図2】図1の装置を設けたパチンコ機の遊技盤の正面
図である。
【図3】図2の遊技盤に設けられた可変表示装置の正面
図である。
【図4】図3と異なる状態を示す可変表示装置の正面図
である。
【図5】図4の可変表示装置に設けられたLEDカラー
パネルの表示状態を示す正面図である。
【図6】図5と異なる状態を示すLEDカラーパネルの
正面図である。
【図7】図6と異なる状態を示すLEDカラーパネルの
正面図である。
【図8】図7と異なる状態を示すLEDカラーパネルの
正面図である。
【図9】図8と異なる状態を示すLEDカラーパネルの
正面図である。
【図10】図1のパチンコ機の画像表示装置の制御手順の
一部を示す流れ図である。
【図11】図10の他部を示す流れ図である。
【図12】図11の他部を示す流れ図である。
【図13】図10ないし図12の手順と異なる実施例の一部を
示す流れ図である。
【図14】図13と異なる実施例の一部を示す流れ図であ
る。
【図15】図14の他部を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 可変表示装置 3 遊技盤 4 発光ダイオード 5 LEDカラーパネル 6 ビデオ制御回路 11 始動入賞口 18 可変入賞球装置

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に設けられた始動入賞領域と、 該始動入賞領域へのパチンコ球の通過に基づいて予め所
    定順序に配列されている複数種の識別情報を前記配列に
    したがって複数列または複数行で互いに異なる所定の変
    動時間づつ各列単位または各行単位で変動表示させ、該
    変動表示の終了に基づいて識別情報のいずれかを順次時
    間差をおいて各列毎または各行毎に停止表示する可変表
    示装置と、 該可変表示装置に停止表示された全列または全行の停止
    識別情報の組合せが予め定められた変動表示確率に基づ
    いて定められた特別組合せである場合に遊技者に有利な
    権利を所定の大役時間だけ発生させる可変入賞球装置を
    備えたパチンコ機の画像表示装置において、 識別情報を複数行1列または1行複数列と、複数行複数
    列とで表示可能な表示部材と、 予め定められた行数・列数からなる通常行列組合せで識
    別情報を表示する通常表示態様、または前記通常行列組
    合せの行数および列数の少なくともいずれか一方の数値
    を異ならせた行数および列数からなる特別行列組合せで
    識別情報を表示する特別表示態様によって表示部材を制
    御する画像制御回路とを前記可変表示装置に設け、 前記画像制御回路は予め定められた態様変動条件が満足
    されたときに前記通常表示態様および特別表示態様のい
    ずれか一方から他方に移行することを特徴とするパチン
    コ機の画像表示装置。
  2. 【請求項2】 通常行列組合せが1行複数列または複数
    行1列からなり、特別行列組合せが複数行複数列からな
    ることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の画像
    表示装置。
  3. 【請求項3】 通常行列組合せが1行3列または3行1
    列からなることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ
    機の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 通常行列組合せが1行3列または3行1
    列からなり、特別行列組合せが2行3列または3行2列
    からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載のパチンコ機の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 特別行列組合せが2行3列または3行2
    列からなり、中行または中列には1種類のみまたは1つ
    のみの識別情報を表示することを特徴とする請求項4に
    記載のパチンコ機の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 通常行列組合せが1行3列または3行1
    列からなり、特別行列組合せが3行3列からなることを
    特徴とする請求項2または請求項3に記載のパチンコ機
    の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 画像制御回路が3行3列の特別行列組合
    せの中行または中列には1種類のみまたは1つのみの識
    別情報を表示することを特徴とする請求項6に記載のパ
    チンコ機の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 態様変動条件が少なくとも特別組合せで
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれ
    かに記載のパチンコ機の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 態様変動条件が、特別組合せを構成する
    識別情報の種別に応じて成立することを特徴とする請求
    項8に記載のパチンコ機の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 始動入賞領域に入賞する始動入賞球を
    検出し該始動入賞球数を計数するとともに、該計数値が
    所定の変動開始球数を越えた場合に変動開始信号を発生
    させる始動カウンタを設け、態様変動条件が少なくとも
    前記変動開始信号の発生の有無に基づいて成立すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載
    のパチンコ機の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 態様変動条件が少なくとも、識別情報
    の変動表示から停止表示への移行中に複数列または複数
    行で停止済の識別情報が特別組合せの一部を形成するリ
    ーチ状態であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    10のいずれかに記載のパチンコ機の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 画像制御回路が、互いに異なる複数種
    類の確率値からなる変動表示確率のいずれか一つの確率
    値に基づいて特別組合せの識別情報を表示部材に停止表
    示し、態様変動条件が満足されたときに前記変動表示確
    率の確率値を複数種類の中から当該確率値とは異なる確
    率値に変更することを特徴とする請求項1ないし請求項
    11のいずれかに記載のパチンコ機の画像表示装置。
  13. 【請求項13】 可変入賞球装置が複数色を表示可能な
    表示部材を有するとともに画像制御回路が前記表示部材
    のドライバ機能を有することを特徴とする請求項1ない
    し請求項12のいずれかに記載のパチンコ機の画像表示
    装置。
  14. 【請求項14】 可変表示装置にドットマトリクス形式
    の表示部材からなる表示部材を設けるとともに画像制御
    回路が前記表示部材のドライバ機能を有することを特徴
    とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のパ
    チンコ機の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 可変表示装置に発光ダイオードからな
    る表示部材を設けるとともに画像制御回路が前記表示部
    材のドライバ機能を有することを特徴とする請求項1な
    いし請求項14に記載のパチンコ機の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 可変表示装置に液晶表示素子からなる
    表示部材を設けるとともに画像制御回路が前記表示部材
    のドライバ機能を有することを特徴とする請求項1ない
    し請求項15のいずれかに記載のパチンコ機の画像表示
    装置。
  17. 【請求項17】 少なくともリーチ状態の成立時に画像
    制御回路が、特別組合せを構成する識別情報の組合せを
    通常表示態様および特別表示態様の種別に応じて各列毎
    に表示するための有効ラインを表示部材に表示すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項16のいずれかに記
    載のパチンコ機の画像表示装置。
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