JPH07236743A - パチンコ機の画像表示装置 - Google Patents

パチンコ機の画像表示装置

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JPH07236743A
JPH07236743A JP6054589A JP5458994A JPH07236743A JP H07236743 A JPH07236743 A JP H07236743A JP 6054589 A JP6054589 A JP 6054589A JP 5458994 A JP5458994 A JP 5458994A JP H07236743 A JPH07236743 A JP H07236743A
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JP6054589A
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Kenkichi Nakajima
健吉 中島
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者によるパチンコ機の直接操作、およ
び、パチンコ遊技そのものへの直接介入を可能にせしめ
る。 【構成】 可変表示装置3の表示部材4に変動停止領域
5と停止領域6とを設け、変動停止領域5には始動SW13
による始動入賞球の検出に基いて複数種の識別情報のい
ずれかを停止表示する一方、停止領域6には遊技者によ
る選択部材22の直接操作に基いて複数種の識別情報のい
ずれかを停止表示し、変動停止領域5および停止領域6
に表示された停止識別情報の組合せに応じ、可変入賞球
装置21を動作させることで「権利」が発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遊技の進行に応じ可変表
示装置に表示される識別情報の種別に基いて遊技者にと
って有利な「権利」を発生させるパチンコ機の画像表示
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機はマイクロコンピュータの採
用によってきわめて変化に富んだ内容の遊技を容易に提
供できるようになっており、多種多彩な機種が多数提案
され、たとえば所定条件が満足されたときに入賞確率が
一定時間だけ拡大され、上記条件をパチンコ機に設けた
画像表示装置の表示内容に依存させる機種がある。
【0003】この種のパチンコ機はいわゆる第1種およ
び第3種と呼ばれる様式の一部を占め、パチンコ機の画
像表示装置は複数種の識別情報を表示する可変表示装置
を備えている。
【0004】この可変表示装置は、発射装置によって遊
技盤に発射されたパチンコ球(以下、発射球)が遊技盤
面に設けられた始動入賞領域を通過すると、ゲームを開
始させるために複数種の識別情報を所定の変動表示時間
だけ変動表示させる。
【0005】この変動表示の開始から所定時間が経過す
ると、変動表示中の識別情報が停止表示に移行され、可
変表示装置はいずれかの識別情報を所定の停止表示時間
だけ停止表示して、1回分のゲームを終了させる。以
下、このゲーム終了時における停止表示された識別情報
は停止識別情報ということにする。
【0006】停止識別情報が予め定められた特別のもの
である場合、可変入賞球装置は通常遊技時にパチンコ球
を入賞させない閉鎖状態にある大入賞口を、入賞し易い
開放状態に所定時間だけ移行させ、遊技者にとって有利
な「権利」を発生させる。
【0007】上述した可変表示装置は、始動入賞領域へ
のパチンコ球の通過に基づいて予め所定順序に配列され
た複数種の識別情報をこの配列にしたがって、複数列で
互いに異なる所定時間づつ変動表示し各列の変動表示の
終了に基づいていずれかの識別情報を各列毎に順次に停
止表示する。
【0008】そして、すべての列の識別情報を変動表示
状態から停止表示に移行させたとき、停止識別情報の組
合せが予め定められた特別組合せを成立させる場合、
「権利」を発生させるのである。
【0009】ところで可変表示装置は識別情報の表示態
様に差異を備えてはいるものの、特別組合せの成立は、
発射球が始動入賞領域を通過するタイミング、いいかえ
れば偶然性に依存する。
【0010】そして遊技者がパチンコ機を直接操作した
り、またパチンコ遊技そのものに直接介入することによ
り、特別組合せが成立する確率、すなわち「権利」が発
生する確率を変動させることはきわめて困難である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このことからパチンコ
遊技は、実質的にはパチンコ球を所定箇所に狙いを定め
て打ち出すだけの行為であって、パチンコ遊技中におい
て可変表示装置を注視しながら所定確率に基づく「権
利」の発生を待っているに過ぎない。
【0012】また可変表示装置は識別情報の変動表示お
よび停止表示のみの組合せであって、可変表示装置の表
示内容は視覚的な遊技変化に乏しいという先入観を遊技
者に抱かせ易い。
【0013】さらにまた上述したように遊技者によるパ
チンコ機の直接操作、および、パチンコ遊技そのものへ
の直接介入の余地がきわめて少ないので、パチンコ遊技
に参加しているという充実感を遊技者に付与することは
困難である。
【0014】したがって、この種のパチンコ遊技を比較
的長期にわたって継続させた場合、遊技は単調になり易
くなるので、遊技意欲をパチンコ遊技中に継続して抱か
せられず、遊技意欲を減退させ易いという問題があっ
た。
【0015】そこで本発明は、パチンコ機の直接操作、
および、パチンコ遊技そのものへの直接介入を実現する
とともに、視覚的変化に富んだパチンコ機の画像表示装
置の提供を目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、識別情報を変動表示させ、かつ、停止表示
させるための変動停止領域および識別情報を停止表示さ
せるための停止領域を備える表示部材と、前記変動停止
領域における識別情報の表示制御のための変動停止回
路、および前記停止領域における識別情報の停止表示の
ための停止回路を有する表示制御回路と、パチンコ機の
前面側に配置され前記停止領域に表示されるいずれかの
停止識別情報を選択するための選択部材とを可変表示装
置に設け、前記変動停止領域および停止領域に表示され
る停止識別情報の組合せが予め定められた特別組合せで
ある場合に前記大入賞口を所定時間だけ開放させるため
の開放部材を可変入賞球装置に設けている。
【0017】表示制御回路は、変動停止領域および停止
領域に識別情報とは異なる通常情報を表示する構成にな
っている。
【0018】
【作用】本発明は上記のように構成したので、停止領域
に停止表示される停止識別情報を複数種のうちから、人
手による選択部材の操作によって停止回路で任意に選択
でき、この状態から始動入賞領域にパチンコ球が通過す
ると、変動停止回路は識別情報を変動停止領域に変動表
示させたのち、いずれかの識別情報を変動停止領域に停
止表示させたとき、変動停止領域および停止領域に表示
される停止識別情報の組合せが特別組合せであれば、開
放部材は大入賞口を所定時間だけ開放するので、人手を
介在させて「権利」を発生させることができる。
【0019】表示制御回路は、変動停止領域および停止
領域に識別情報とは異なる通常情報を表示する構成であ
る場合、表示部材に通常情報および識別情報を表示する
ことができる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基いて詳
細に説明する。図1はパチンコ機の画像表示装置の構成
を示し、この画像表示装置は図2に示すパチンコ機1に
設けられている。
【0021】パチンコ機1の正面には遊技盤2が設けら
れ、遊技盤2のほぼ中央には可変表示装置3が設けられ
ている。可変表示装置3は「0」ないし「15」の数字
からなる16種類の識別情報と、識別情報とは異なる通
常情報(後述)とを表示するための表示部材4を備えて
いる。
【0022】表示部材4は、一度に8色が表示可能なド
ットマトリクス形式の液晶素子からなり、その表示面は
便宜上、図2および図3では破線で、また図4ないし図
8では実線で示すように9(=3行×3列)分割されて
いる。
【0023】そして表示部材4の上行中列および下行中
列を除く領域が変動停止領域5に定められ、上行中列お
よび下行中列が停止領域6に定められている。表示部材
4は図1に示す表示制御回路7によって表示制御され、
遊技盤2面に設けられた始動入賞領域としての始動入賞
口8に発射球が通過することに基づいてゲームが開始さ
れる。
【0024】このゲームの開始に伴って、表示制御回路
7は、変動停止回路9によって識別情報を変動停止領域
5に変動表示させ、かつ、停止表示させる一方、停止領
域6には識別情報を停止回路10によって停止表示させる
(後述)。
【0025】これに対し、非ゲーム時にあっては通常情
報が表示制御回路7によって変動停止領域5および停止
領域6の両方にわたり表示される。通常情報は詳細を後
述するが、各種メッセージ、商標、デモンストレーショ
ン画面、パチンコ遊技の説明(図3参照)などからな
り、表示部材4の特別箇所における焼付きを防止する機
能をも兼ねている。
【0026】図1に戻り、パチンコ機1全体の制御手順
は、このようなゲーム手順を包含するプログラムとして
メモリ11に格納され、このプログラムはマイクロプロセ
ッサからなる判定回路12により1ステップづつ実行さ
れ、これによりパチンコ機1の全体が制御される。
【0027】メモリ11は、図示を省略した電源を落とし
ても格納内容が揮発されない不揮発エリアと、格納内容
が揮発される揮発エリアとから構成されている。
【0028】この不揮発エリアには上述したプログラム
と、識別情報のキャラクタデータを初めとする各種デー
タとが格納されている。
【0029】上記制御プログラムはスタートからエンド
までの1サイクル実行に要する処理時間が、4msecを越
えないように構成され、判定回路12は図示を省略したリ
セット回路から入力されるリセットパルス信号で、4ms
ec毎にリセットされる。
【0030】他方、メモリ11の揮発エリアには、判定回
路12による上記プログラムの実行のための各種データ、
演算値などが一時的に格納される。
【0031】なお始動入賞球は、1球当りの入賞に対し
て所定数(たとえば7球あるいは15球)の賞品球が図示
を省略した賞品球払出装置によって払出される。
【0032】始動入賞口8には近接スイッチからなる始
動スイッチ13が設けられ、始動入賞口8への入賞を発射
球の近接によって検出し、その検出信号はアップダウン
カウンタ(以下、カウンタ)14のUP端子と、タイマ回路
15と、識別情報回路16とに入力される。
【0033】カウンタ14はゲーム中に次回ゲームの始動
のために始動入賞口8に入賞した発射球数をカウント
し、カウンタ14のDN端子にはゲーム終了の度に、いかえ
れば識別情報の組合せの判定を終了する度に判定終了信
号をカウンタ14のDN端子に入力する。
【0034】これによりカウンタ14は始動入賞口8に入
賞する度に始動入賞球を1球分づつ加算する一方、ゲー
ム終了毎に1球分づつ減算する。
【0035】そしてカウンタ14は最高で4球分までカウ
ントし、始動入賞口8に入賞する発射球(以下、始動入
賞球)が4球に達した場合、5球目以降の始動入賞球は
無視され、ゲームを始動させない。なお始動入賞口8へ
の入賞球に対しては、所定数(たとえば15球および7
球)の賞品球が払出される。
【0036】なお始動スイッチ13を始動入賞領域に定
め、発射球が始動スイッチ13を通過したのち、その発射
球をパチンコ機1内に取り込む代りに、周知のように遊
技盤2面にふたたび戻すように構成してもよい。この始
動スイッチ13の通過球に対して賞品球は払い出されな
い。
【0037】カウンタ14は、そのカウント値を常時、始
動球数回路17に入力しており、始動球数回路17はその値
を4個のLED素子からなる始動表示器(図2参照)18
をドライブする機能を備えている。
【0038】始動表示器18は、始動入賞口8への入賞毎
にいずれかの上記LED素子を1球分づつ点灯させる一
方、ゲーム終了毎に1回分づついずれかの上記LED素
子を消灯させることで、現ゲームの他にさらにゲームが
可能であることを最大で4回分まで点灯表示する。
【0039】なお本実施例では、始動入賞球がパチンコ
機1に取り込まれる場合についてを説明しているが、こ
れに限定されるものではなく、始動入賞口8をいわゆる
通過チャッカ(図示省略)で構成し、始動入賞口(また
は始動通過領域)8を通過した通過球が再度、遊技盤2
上に戻るように構成してもよい。この通過球に対しては
賞品球は払出されない。
【0040】またカウンタ14による始動入賞球のカウン
ト値は、表示制御回路7およびタイマ回路15に入力され
ている。タイマ回路15はパチンコ遊技の制御に要する時
間を計測するために複数組のタイマ(図示省略)を内蔵
している。
【0041】たとえば識別情報の変動表示から停止表示
への移行にあっては、左列、中列および右列間で、互い
に異なる所定の変動時間づつ各列単位または各行単位で
変動表示させたのち、順次時間差をおいて、左列、右列
および中列の順序で各列毎に停止表示するため、各列に
対応し、かつ、互いに同期するタイマを要する。
【0042】そこでタイマ回路15にはパルス回路19が接
続され、10MHzの基本クロックパルスがパルス回路19
から常時、入力されている。そしてタイマ回路15は、こ
の基本クロックパルスに基いて経時計測を実施し、その
計測用途に応じた信号を後述する選択制御回路20、判定
回路12および識別情報回路16に入力する。
【0043】なお本実施例では変動表示状態を各列単位
で時間差をおいて停止表示に移行させる場合を説明する
が、これに限定されるものではなく、各行単位で時間差
をおいて変動表示から停止表示に移行させてもよい。
【0044】本実施例において識別情報は、各列ともに
「0」ないし「15」の数字からなり、そのキャラクタ
データは識別情報を漸次増大させる配列で、メモリ11の
所定アドレスから順次格納されている。
【0045】始動入賞口8に発射球が入賞すると、表示
制御回路7には、始動スイッチ13による始動入賞球の検
出信号が識別情報回路16を介して入力され、これと同時
に表示制御回路7はゲームを開始するために識別情報を
変動表示させる。
【0046】このとき表示制御回路7は識別情報「0」
ないし「15」の数字を表示部材4の図5中、上方から
下方にかけて漸次、増大するように移動いわゆる下方へ
のスクロール動画によって識別情報を変動表示させる。
【0047】そして識別情報は、表示制御回路7による
識別情報の変動表示状態において識別情報「15」が表
示されると、識別情報「15」につづいて識別情報
「0」が表示されるように配列されている。
【0048】識別情報が全列ともに変動表示から停止表
示に移行され、表示部材4の所定の有効ライン(図4参
照)L1〜L5上に3列とも、同一停止識別情報が表示
された場合を特別組合せに定め、特別組合せが表示され
たときに図1に示す可変入賞球装置21を所定時間動作さ
せることにより、遊技者にとって有利な「権利」(以
下、「権利」〜後述)を発生させる。
【0049】また識別情報回路16は、特別組合せの停止
識別情報と、非特別組合せの停止識別情報とを始動入賞
口8への入賞タイミングに基いて選択するために、第1
無限ないし第3無限カウンタ(図示省略)を備えてい
る。
【0050】その第1無限カウンタは上記プログラムの
1サイクル実行終了後、上記リセットパルス信号が判定
回路12に入力されるまでの間、停止識別情報に対応する
停止表示データを所定周期で、「0」ないし「255」
の範囲でループ状にカウントアップすなわち更新させ
る。
【0051】また上記第2および第3無限カウンタは、
常時、停止表示データを所定周期でカウントアップさせ
ている。なお第1ないし第3無限カウンタの各々は、カ
ウントアップの周期が同一ではなく、互いに異なるよう
に設定されている。
【0052】そして始動スイッチ13が始動入賞口8への
入賞を検出したとき、検出時点におけるいずれかの停止
表示データは識別情報回路16によって上記第1無限カウ
ンタから読み込まれて表示制御回路7に入力され、表示
制御回路7は停止表示データの取り込みと同時に変動停
止回路9を介して識別情報の変動表示を開始する。
【0053】つづいて表示制御回路7は識別情報回路16
の上記第1無限カウンタから取り込んだ停止表示データ
の種別を識別したのち、その種別に応じて上記第2およ
び第3無限カウンタのいずれか一方から停止表示データ
を取り込み、これにより表示部材4に表示される停止識
別情報の種別が選択される。
【0054】ここで表示制御回路7は始動入賞口8への
入賞時点で、上記第1無限カウンタから予め定められた
特別な停止表示データたとえば「7」を取り込んだ場
合、「権利」を発生させるための大役信号を判定回路12
に入力するようにしている。
【0055】これにより判定回路12は図2の下方位置の
両始動入賞口8間に配置されている可変入賞球装置21を
駆動制御することによって大役処理を施し、通常遊技時
における「権利」の発生確率は256分の1になる。
【0056】上記第2無限カウンタは特別組合せを構成
する停止識別情報の種別を選択するためのものであり、
停止表示データを「0」ないし「15」の範囲で、ルー
プ状にカウントアップする。
【0057】そして表示制御回路7が上記第1無限カウ
ンタから停止表示データ「7」を取り込むと、さらに表
示制御回路7は上記第2無限カウンタから停止表示デー
タを取り込み、該データの種別に対応させて停止識別情
報の種別が選択されるのである。このとき表示制御回路
7は上記第3無限カウンタから停止表示データを取り込
まない。
【0058】本実施例では上記第2無限カウンタから読
み込まれる停止表示データは、停止識別情報の種別に1
対1で対応するように構成されている。
【0059】また特別組合せは、同一の停止識別情報が
有効ライン上に表示されることから、1列分の有効ライ
ンにつき、停止識別情報の種別を上記第2無限カウンタ
からの停止表示データの取り込みにより、1種類だけ選
択すればよい。
【0060】かりに表示制御回路7が上記第2無限カウ
ンタから停止表示データ「0」を取り込んだ場合、表示
部材4の有効ライン上には、特別組合せの停止識別情報
として「0」が各列に表示される。
【0061】つぎに第3無限カウンタは非特別組合せを
構成する停止識別情報の種別を選択するものである。第
3無限カウンタは停止表示データを「0」ないし「64
255」の範囲でループ状にカウントアップして作成
し、合計64256(=16×16×16×16−16
×16×5=65536−1280)種類の非特別組合
せを、停止識別情報の組合せに1対1で対応させてい
る。
【0062】そして上記第1無限カウンタから取り込ま
れた停止表示データが「7」ではない場合、表示制御回
路7はさらに停止表示データを上記第3無限カウンタか
らのみ取り込み、上記第2無限カウンタからは停止表示
データを取り込まない。
【0063】上記第2または第3無限カウンタからの停
止表示データは、上記第1無限カウンタからの停止表示
データの取り込み直後、瞬時に取り込まれるので、遊技
者にとっては始動入賞口8への入賞とほぼ同時に、停止
識別情報の組合せが決定されることになる。
【0064】さらに本実施例では、通常遊技時において
表示制御回路7が上記第1無限カウンタから停止表示デ
ータ「7」を取り込み、かつ、上記第2無限カウンタか
ら停止表示データ「7」を取り込ん取り込んで「権利」
が発生した場合と、表示制御回路7が上記第1無限カウ
ンタから停止表示データ「7」を取り込み、かつ、上記
第2無限カウンタから停止表示データ「3」を取り込ん
で「権利」が発生した場合とにおいては、その「権利」
の行使終了から次回の「権利」発生まで、上述した第1
無限カウンタのループ範囲が「0」ないし「50」に縮
小され、これにより次回ゲーム中における「権利」の発
生確率は、256分の1から51分の1になる。
【0065】このような「権利」の発生確率が増大した
状態(以下、「確率増大状態」)において、表示制御回
路7は中行中列の変動停止領域5に、第2無限カウンタ
から取り込んだ停止表示データ「3」または「7」、す
なわち現「確率増大状態」を成立させた停止識別情報
「3」または「7」を、現「権利」の行使終了から次回
の「権利」発生まで変動停止回路9によって停止表示さ
せる。
【0066】また「確率増大状態」は、次回の「権利」
発生まで継続され、この「権利」発生時に表示制御回路
7が上記第2カウンタから停止表示データ「7」または
「3」を取り込んでいれば、「確率増大状態」が次回の
ゲームにおいても継続されることになる。
【0067】なお、それぞれのゲームの終了時おける
「権利」の発生有無、いいかえれば特別組合せの停止識
別情報が表示されているか否かは、変動表示している識
別情報がすべての列について停止表示に移行された時点
で、判定回路12によって判定される。
【0068】また「権利」の発生有無は、表示制御回路
7が識別情報回路16の上記第1無限カウンタから取り込
む停止表示データの種別には依存するが、上記第2およ
び第3無限カウンタの停止表示データには無関係であ
る。
【0069】各有効ラインL1〜L5は、各有効ライン
L1〜L5のいずれかに沿って配置された変動停止領域
5および停止領域6の背景(または地)および識別情報
とは異なる色で表示したり、各有効ラインL1〜L5を
比較的短い周期(たとえば0.5sec)で溶明および溶暗を
繰り返したり、さらには識別情報の背景同士を各列(ま
たは各行)間で連結する形態で表示するように構成して
もよい。
【0070】上記複数種の識別情報のうち、遊技者が所
望する識別情報(以下、所望識別情報)を選択するた
め、可変表示装置3には選択部材22が接続されている。
選択部材22は、図2に示す上皿23の左端に隣接して設け
られた選択スイッチ24と選択回路25とからなり、いわゆ
るタッチスイッチを包含する。
【0071】選択スイッチ24は電気的良導体からなる板
体で、遊技者が選択スイッチ24を押圧すると、選択回路
25は押圧に起因する静電容量の変動に基いて選択スイッ
チ24の操作を検出し、その検出信号を停止回路10に入力
する。
【0072】そして停止回路10は非ゲーム時において、
図3に示す下行の変動停止領域5および停止領域6に停
止表示されている選択識別情報26のいずれかをカーソル
27によって選択する。
【0073】選択回路25は選択スイッチ24の押圧操作の
度に、その検出を示す選択識別信号を識別情報回路16と
表示制御回路7とに入力し、表示制御回路7は選択識別
信号と、識別情報回路16から入力される選択識別情報に
相当する停止表示データとに基いて変動停止回路9およ
び停止回路10に通常情報を表示するための制御信号を入
力する。
【0074】これにより変動停止回路9および停止回路
10は、図3に示す通常情報を表示するとともに、カーソ
ル27を選択識別情報26の上に図3中、右方に1コマづつ
移動させる。
【0075】さらに選択スイッチ24の押圧操作を継続さ
せると、やがてカーソル27は図3中、選択識別情報26の
最右位置に到達し、この状態からさらに選択スイッチ24
をさらに押圧した場合、上記最右位置の選択識別情報26
の右隣に配置されている選択識別情報26が最右位置に停
止表示され、かつ、その選択識別情報26上にカーソル27
を表示すると同時に、選択識別情報26の全体が図3中、
左方向に1コマ分シフトされる一方、図3中、最左位置
の選択識別情報26は消去される。
【0076】図3においては、選択識別情報26が「1」
ないし「6」のみが下行の変動停止領域5および停止領
域6に停止表示されているが、カーソル27の図3中、最
右位置の状態から、選択スイッチ24がさらに押圧される
と、カーソル27は最右位置に表示されたまま、選択識別
情報26の「7」が表示され、かつ、「1」が消去され
る。
【0077】また選択識別情報26が「15」まで表示さ
れた状態で、選択スイッチ24をさらに押圧すると、カー
ソル27は最右位置に表示されたまま、選択識別情報26の
「0」が表示され、かつ、「10」が消去される。
【0078】このように表示部材4が、たとえば図3に
示すような通常情報を表示している状態から、始動入賞
口8に発射球が入賞すると、カーソル27によって指示さ
れた選択識別情報26のいずれかが所望識別情報として定
められ、所望識別情報は図5に示すように停止回路10に
より停止領域6に停止表示される。
【0079】これと同時に、左列および右列の全ての変
動停止領域5と、中行中列の変動停止領域5とは、識別
情報の変動表示が図5の矢印の方向に開始され、表示制
御回路7が停止表示状態にある識別情報を変動表示状態
に移行させる。
【0080】またゲーム中において、選択制御回路20は
上述したカーソル27の移動動作を無効にせしめるための
禁止信号を選択回路25に入力する一方、非ゲーム中には
禁止信号を発生させない。
【0081】また選択制御回路20は禁止信号を発生させ
ると同時に、選択部材22の操作が無効状態である旨を表
示するために無効信号を発生させて選択表示器28に入力
する。選択表示器28はLED素子からなり、図2に示す
ように表示部材4の直下で、始動表示器18の直上に配置
されている。
【0082】そして禁止信号の発生中は、選択スイッチ
24の押圧操作如何にかかわらず選択識別信号が発生され
ることはなく、また選択表示器28は無効信号の発生に基
いて、選択部材22の選択操作が無効な状態であることを
光によって表示する。いいかえれば選択表示器28が作動
していないとき、選択部材22の選択操作が有効な状態で
あることを示す。なおゲーム中にのみ、無効信号を発生
させる代りに、非ゲーム中にのみ、選択部材22の操作が
有効状態である旨を示す有効信号を選択制御回路20から
発生させて選択表示器28に入力してもよい。
【0083】これにより選択制御回路20は非ゲーム中に
のみ、選択表示器28を発光表示させることで、選択部材
22の操作が有効状態である旨を報知する。
【0084】なお上述したように選択部材22の操作が有
効または無効状態である旨は、互いに異なる表示態様で
あれば遊技者に対して報知可能なことから、選択表示器
28を選択制御回路によって互いに異なる発光態様(たと
えば点滅発光の組合せ)に基いて選択部材22の操作が有
効または無効状態である旨を報知してもよい。
【0085】所望識別情報が選択スイッチ24の操作によ
って選択されると、その種別は識別情報回路16に入力さ
れており、上記第1ないし第3無限カウンタから取り込
まれる停止表示データとともに表示制御回路7に取り込
まれる。
【0086】そして表示制御回路7が識別情報を変動表
示から停止表示に移行させる際、いわゆるリーチ状態が
形成された場合、その旨は判定回路12によって判定され
る一方、識別情報回路16はリーチ状態を形成している各
有効ラインL1〜L5を表示部材4に表示する。
【0087】本実施例におけるリーチ状態は、中列中行
の変動停止領域5に識別情報が変動表示中であり、有効
ラインL1〜L5のいずれかに沿う左列および右列の変
動停止領域5および停止領域6に同一停止識別情報が表
示され、特別組合せの一部を成立させる場合に定める。
【0088】このリーチ状態ののち、中列中行の変動停
止領域5に識別情報が停止表示されると、判定回路12
は、停止表示された識別情報が有効ラインL1〜L5の
いずれかに沿って特別組合せを成立させているか否かを
判定する。
【0089】タイマ回路15は始動スイッチ13による始動
入賞球の検出時点で識別情報の変動表示のための変動表
示時間の計測を開始すると同時に、その旨を示す計測信
号を表示制御回路7、判定回路12および選択制御回路20
に入力する。
【0090】この変動表示のためには図2中、各表示部
材4の左列、中列、右列の各々に対応させて、合計で3
系統の同期タイマ(図示省略)がタイマ回路15に内蔵さ
れている。
【0091】可変入賞球装置21は遊技盤2に形成された
アウト口29の直上位置に設けられ(図2参照)、「権
利」を発生させるための大入賞口30、大入賞口30を開閉
するための開閉板31を設けており、開閉板31は図示を省
略したリンク機構を介して図1に示すソレノイド32のロ
ッド(図示省略)に連結されている。
【0092】ソレノイド32にはソレノイド32を励解磁す
るための開閉回路33が接続されており、開閉回路33は判
定回路12に接続されている。そして「権利」が発生する
と、判定回路12は開閉板31を開放させるための開放信号
を開閉回路33に入力する。
【0093】このためソレノイド32が励磁されて開閉板
31は大入賞口30を開放するので、発射球を大入賞口30か
ら入賞させ易くなり、「権利」を発生させることができ
るのである。
【0094】他方、判定回路12は、「権利」が消滅した
時点で開閉板31を閉鎖させるための閉鎖信号を開閉回路
33に入力し、これによりソレノイド32が解磁されて開閉
板31が大入賞口30を閉鎖するので、発射球を大入賞口30
から入賞させない。
【0095】なお「権利」は、本実施例においては大入
賞口30への入賞球数が10球に達した時点、または入賞球
数が10球に達しない場合には大入賞口30の開放から大役
時間として、およそ30sec が経過した時点で消滅するも
のとする。
【0096】そこで大入賞口30への入賞球をすべて検出
するため、開閉回路33にはカウンタ機能が備えられ、入
賞スイッチ34が大入賞口30内に設けられている。
【0097】また大入賞口30内には図示を省略した上記
継続入賞口が設けられており、この継続入賞口には継続
入賞球検出スイッチ35が設けられ、この継続スイッチ35
および入賞スイッチ34は開閉回路33に接続されている。
【0098】そして継続スイッチ35が上記継続入賞口へ
の入賞球を検出すると、その検出信号は開閉回路33に入
力され、継続入賞球を検出し、同時に開閉回路33は継続
モードをセットせしめる。
【0099】やがて大役処理開始から大役時間経過後、
または開閉回路33が大入賞口30への入賞球を10球カウン
トしたのち、開閉回路33はソレノイド32を解磁して開閉
板31を一旦閉鎖させる。
【0100】つづいて開閉回路33はソレノイド32を励磁
して大役処理をふたたび1回のみ継続(再開)させ、か
つ、上述したようにセット済の継続モードを解除して初
期状態にせしめる。
【0101】この継続モードは、継続スイッチ35が入賞
球を検出しないときにはセットされず、大役処理が予め
定められた回数(本実施例では最多で15回)まで継続し
たときにおいても、ふたたびセットされることはない。
【0102】また「権利」発生中、開閉回路33は大役表
示器36を駆動する。大役表示器36はランプおよびカバー
(ともに図示省略)を主構成とし、図2に示すようにパ
チンコ機1の上部位置に設けられているので、「権利」
の発生が容易に視覚で認識される。
【0103】なお上記大役時間は図1の開放タイマ37に
よって計測され、「権利」の発生中、大入賞口30に入賞
した発射球数は、球数表示器38によって発光表示され
る。球数表示器38はいわゆる7seg LEDからなり、可
変入賞球装置21の直下に配置されているが、ドライバの
図示は省略されている。
【0104】開閉回路33は大役表示器36を点滅表示また
は点灯表示させる場合、図示を省略した電子音発生回路
によって上記スピーカ(図示省略)34から「権利」の発
生を示す効果音を発生させることで、「権利」の発生を
遊技者に対して聴覚を通して認識させる。
【0105】また上記電子音発生回路およびスピーカは
「権利」の発生のみでなく、パチンコ遊技の進行に応じ
た各種効果音を判定回路12の制御によって発生させる。
またパチンコ機1の各部には、図示を省略した電源回路
から電力が供給され、電源投入時にあっては、電源リセ
ット回路(図示省略)から判定回路12にリセットパルス
信号が入力され、判定回路12が初期化される。
【0106】そして判定回路12の初期化と同時に、基本
クロックがパルス回路19から直接、判定回路12に設けら
れたクロック端子(図示省略)に入力される。この基本
クロックパルスはタイマ回路15のほか、判定回路12およ
び識別情報回路16にも入力されている。
【0107】つぎに上記構成に係るパチンコ機の入賞装
置の動作を以下に説明する。はじめにパチンコ機1の電
源(図示省略)が投入されると、パチンコ機1全体が初
期化され、これに伴ってメモリ11の揮発エリアがすべて
クリアされたのち、メモリ11の揮発エリアにおける所定
アドレスには初期値が設定・格納される。
【0108】このとき本実施例において、開放タイマ37
の図示を省略したメモリには、開閉板31の開放時間が30
sec に、そして大役処理の大役継続回数は15回に、大入
賞口30への入賞球数が10球に設定される。
【0109】つぎに各スイッチ13,24,34,35を含むハ
ード系のセルフチェックが開始され、異常がある場合に
はエラー処理が施される一方、セルフチェックが正常で
ある場合、始動入賞口8への入賞を待つ。
【0110】この状態において、選択制御回路20は禁止
信号および無効信号のいずれも発生させていない。
【0111】ここで始動スイッチ13が始動入賞球を検出
した場合、可変表示装置3は識別情報を変動停止回路9
によって表示部材4の変動停止領域5に変動表示させ、
同時に選択制御回路20は、禁止信号を選択部材22の選択
回路25に入力し、かつ、無効信号を選択表示器28に入力
する。
【0112】これにより選択部材22による所望識別情報
の選択操作が無効になり、同時に選択制御回路20は選択
表示器28を発光させることにより、所望識別情報の選択
操作が無効状態である旨を遊技者に報知遊技者に報知す
る。
【0113】これに対し、始動スイッチ13による始動入
賞球の検出以前に選択スイッチ20が操作されると、選択
回路25は選択スイッチ24の押圧回数に応じた選択識別信
号を表示制御回路7と識別情報回路16とに入力する。
【0114】このため停止領域6に停止表示される所望
識別情報を、複数種の停止識別情報のうちから、選択部
材22の直接操作を介して停止回路10により、任意に選択
できる。
【0115】この状態から始動入賞球が始動スイッチ13
によって検出されると、表示制御回路7は所望識別情報
を停止回路10により表示部材4の停止領域6に停止表示
する(図6参照)。
【0116】しかるのち発射球が始動入賞口8のいずれ
かに入賞したとき、始動スイッチ13は始動入賞球の検出
信号を発生させるため、タイマ回路15は上記同期タイマ
をスタートさせ、上記計測信号を選択制御回路20と表示
制御回路7とに入力する。
【0117】同時に、停止表示データが識別情報回路16
の上記第1および第2無限カウンタ、または第1および
第3無限カウンタから表示制御回路7によって取り込ま
れ、取り込まれた停止表示データはメモリ11に格納され
る。
【0118】つぎに現時点でゲームがすでに進行中、す
なわち前回の始動入賞によって識別情報がすでに変動表
示しているか否かが判定される。
【0119】そして変動表示中であれば、選択制御回路
20から禁止信号および無効信号が発生されていることが
確認され、かつ、上記同期タイマがタイムアップしたか
否かが判定される。
【0120】そしてタイムアップしている場合、停止モ
ードがセットされる一方、タイムアップしていなけれ
ば、上記同期タイマのタイムアップを待って停止モード
がセットされ、メモリ11に格納済の停止表示データに基
いて、識別情報回路16は変動表示中の識別信号を停止表
示させる。
【0121】つづいて判定回路12は、上述したメモリ11
に格納済の停止表示データに基いて、表示部材4に表示
されている停止識別情報が特別組合せであるか否かを、
有効ラインにL1〜L5について判定する。
【0122】そして有効ラインL1〜L5のいずれかに
沿って特別組合せが成立していると判定された場合(図
8参照)、開閉回路33は上記大役処理としてソレノイド
32を所定時間だけ励磁するので、大入賞口30は開閉板31
によって所定時間だけ開放され、「権利」は発生する。
【0123】他方、特別組合せが成立していない場合
(図7参照)には次回のゲームが実施されるか、始動表
示器18に始動入賞球数が表示されていないときには、つ
ぎの始動入賞球の待機状態になり、禁止信号および無効
信号は出力停止されることから、選択部材22による所望
識別情報の選択操作は有効である。
【0124】また上記「権利」発生時に、特別組合せを
構成する停止識別情報が「3」または「7」である場
合、「権利」の発生確率は現「権利」の行使終了から次
回の「権利」発生までの間、51分の1になるので、同
確率は通常遊技時の256分の1に比し、およそ5倍に
せしめられる。
【0125】また「確率増大状態」にあっても、ゲーム
状態を除き、選択制御回路20は禁止信号を選択回路25に
入力せず、これにより非ゲーム時にカーソル27の移動動
作が可能であるため、選択部材22の操作によって所望識
別情報を選択でき、同時に表示制御回路7は、中行中列
の変動停止領域5に停止識別情報「3」または「7」を
次回の「権利」発生まで停止表示させているので、所望
識別情報を停止識別情報「3」または「7」に定めれ
ば、「権利」発生確率が表面上増大するように思われる
ことから、遊技者に「権利」発生に対する期待感を視覚
を通して抱かせることができる。
【0126】さらにまた上述した「確率増大状態」にお
いて、中行中列の変動停止領域5に表示される停止識別
情報は、「3」または「7」のみに限定されるものでは
なく、特別組合せを成立させ時点で特定の行列に停止表
示された識別情報に定めたり、または特定期間、たとえ
ば「権利」行使終了後から次回ゲーム開始直前までの
間、選択部材22の操作によって任意の所望識別情報を中
行中列の変動停止領域5に表示できるように構成しても
よい。
【0127】なお図1において、各「SW」は、それぞれ
「スイッチ」を示している。
【0128】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、表示部材における識別情報の非変動表示状態におい
て、人手による選択部材の操作によって停止領域に停止
表示される停止識別情報を複数種のうちから任意に選択
したのち、停止領域に停止表示される停止識別情報と、
変動停止領域に表示される停止識別情報との組合せに基
いて「権利」を発生させることができる。
【0129】これにより遊技者によるパチンコ遊技への
に直接介入を可能にせしめるとともに、停止領域に表示
される停止識別情報を変動表示させることにより、変動
停止領域および停止領域に表示される停止識別情報の組
合せで視覚的変化に富んだパチンコ遊技を実現できるた
め、パチンコ遊技に参加しているという充実感を遊技者
に付与でき、遊技意欲の減退を継続的に抑止する。
【0130】表示制御回路が、変動停止領域および停止
領域に識別情報とは異なる通常情報を表示する構成であ
る場合、互いに異なる複数種の情報として、通常情報お
よび識別情報を単体の表示部材に表示できるので、視覚
的な遊技変化を遊技者に付与できるだけでなく、表示手
段の部品点数の増大を抑止することでコストダウンを図
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示したブロック図で
ある。
【図2】図1に示すパチンコ機の画像表示装置を備える
パチンコ機の正面図である。
【図3】図2の表示部材に通常情報が表示された状態を
示す正面図である。
【図4】図3の表示部材に表示される有効ラインの配列
を示す正面図である。
【図5】図4の表示部材に識別情報が変動表示された状
態を示す正面図である。
【図6】図5の停止領域に所望識別情報が停止表示され
た状態を示す正面図である。
【図7】図2の表示部材に識別情報が停止表示された状
態を示す正面図である。
【図8】図7と異なる状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 3 可変表示装置 4 表示部材 5 変動停止領域 6 停止領域 7 表示制御回路 8 始動入賞口 9 変動停止回路 10 停止回路 21 可変入賞球装置 22 選択部材 30 大入賞口 32 ソレノイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤面に設けられた始動入賞領域と、
    該始動入賞領域へのパチンコ球の通過に基づいて予め所
    定順序に配列されている複数種の識別情報を前記配列に
    したがって複数列・複数行単位で互いに異なる所定の変
    動時間づつ各列単位または各行単位で変動表示させ、該
    変動表示の終了に基づいて識別情報のいずれかを順次時
    間差をおいて各列毎または各行毎に停止表示する可変表
    示装置と、通常遊技時に閉鎖されている大入賞口を備え
    前記可変表示装置に停止表示される停止識別情報の組合
    せに応じて前記大入賞口を開放させる可変入賞球装置と
    からなるパチンコ機の画像表示装置において、 識別情報を変動表示させ、かつ、停止表示させるための
    変動停止領域および識別情報を停止表示させるための停
    止領域を備える表示部材と、 前記変動停止領域における識別情報の表示制御のための
    変動停止回路、および前記停止領域における識別情報の
    停止表示のための停止回路を有する表示制御回路と、 パチンコ機の前面側に配置され前記停止領域に表示され
    るいずれかの停止識別情報を選択するための選択部材と
    を前記可変表示装置に設け、 前記変動停止領域および停止領域に表示される停止識別
    情報の組合せが予め定められた特別組合せである場合に
    前記大入賞口を所定時間だけ開放させるための開放部材
    を前記可変入賞球装置に設けたことを特徴とするパチン
    コ機の画像表示装置。
  2. 【請求項2】 表示制御回路が、少なくとも変動停止領
    域および停止領域のいずれか一方に識別情報とは異なる
    通常情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の
    パチンコ機の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 通常情報がパチンコ遊技の進行に係る情
    報であることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機
    の画像表示装置。
JP6054589A 1994-02-28 1994-02-28 パチンコ機の画像表示装置 Pending JPH07236743A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1119302A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Konami Co Ltd 遊技機及びコンピュータ可読媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1119302A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Konami Co Ltd 遊技機及びコンピュータ可読媒体

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