JPH07212855A - 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ装置 - Google Patents

遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ装置

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JPH07212855A
JPH07212855A JP684794A JP684794A JPH07212855A JP H07212855 A JPH07212855 A JP H07212855A JP 684794 A JP684794 A JP 684794A JP 684794 A JP684794 A JP 684794A JP H07212855 A JPH07212855 A JP H07212855A
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JP
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monitoring
data
load
terminal
transmission unit
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Application number
JP684794A
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English (en)
Inventor
Koji Yokota
浩二 横田
Takeshi Koura
健 小浦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】施工配線を少なくしてシステム構築が可能な遠
隔監視制御システムのセレクタスイッチ装置を提供する
にある。 【構成】セレクタスイッチ装置1は伝送ユニット10
と、監視用端末部13と、電源部12とからなる。監視
用端末部13は個別に照明負荷を操作するための操作ス
イッチ、所定の複数の照明負荷を一括操作するためのグ
ループ操作スイッチ、所定の動作パターンで複数の照明
負荷を操作するパターン操作スイッチを備えるととも
に、これらの操作スイッチに対応して設けられ対応する
負荷状態を点/滅により発光表示する発光素子を備えて
いる集中操作監視部5と、操作データを監視データとし
て伝送ユニット10へ送出するとともに、伝送ユニット
10からの制御データを取り込み発光素子の点/滅を制
御する機能を持つCPUユニット11とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重伝送信号を用いた
遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の遠隔監視制御システムで
は、伝送ユニットから多重伝送信号を信号線を介して伝
送して信号線に接続されている各端末器をアクセスし負
荷制御用端末器には対応する監視用端末器に備わった操
作スイッチの操作に対応する監視データに基づく負荷の
制御データを与え、監視用端末器に対しては負荷操作用
の監視データを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に
伝送ユニットへ返信させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の遠隔監視
制御システムでは監視用端末器と、伝送ユニットと、負
荷制御用端末器とは夫々独立して設けられ信号線を介し
て接続することにより構築されるようになっていた。ま
た監視用端末器としては、多数の操作スイッチを備え、
これらの操作スイッチの操作データを取り込み、操作デ
ータに対応した監視データを伝送ユニットに伝送するこ
とができるようにしたセレクタスイッチ装置と称せられ
るものがある。
【0004】上記のようなセレクタスイッチ装置は多数
の操作スイッチを備えるため器体が大きく、器体内部に
はスペース的に余裕があるが、有効には使用されていな
かった。本発明は上記点に鑑みて為されたもので、請求
項1の発明の目的とするところは装置の器体のスペース
を有効利用して伝送ユニットの施工配線を省略し、施行
性の向上と無駄を省き、その上負荷制御用端末器を接続
するだけでシステム構築が可能な遠隔監視制御システム
のセレクタスイッチ装置を提供するにある。
【0005】請求項2の発明の目的とするところは、請
求項1の発明の目的に加えて、複数の負荷を一括操作し
たり或いは所定の負荷を組み合わせたパターン動作に対
応する操作が可能な遠隔監視制御システムのセレクタス
イッチ装置を提供するにある。請求項3の発明の目的と
するところは、請求項1又は2の発明の目的に加えて、
負荷の集中操作に加えて各操作スイッチに対応する負荷
の状態を集中管理できる遠隔監視制御システムのセレク
タスイッチ装置を提供するにある。
【0006】請求項4の発明の目的とするところは、請
求項1又は2の発明の目的に加えて、外部の操作スイッ
チやセンサを直接接続でき、これらの操作スイッチやセ
ンサによる負荷操作も可能な遠隔監視制御システムのセ
レクタスイッチ装置を提供するにある。請求項5の発明
の目的とするところは、請求項1又は2の発明の目的に
加えて、負荷を接続するだけで、システムが構築できる
遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ装置を提供す
るにある。
【0007】請求項6の発明の目的とするところは、器
体内部のスペースを有効に利用して多重伝送信号及び返
信信号を増幅中継する手段を内蔵して、施行性の向上と
無駄を省いた遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ
装置を提供するにある。請求項7の発明の目的とすると
ころは、埋め込み型の一般配線器具と同様にスイッチボ
ックス等を利用した埋め込み施工ができる遠隔監視制御
システムのセレクタスイッチ装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、伝送ユニットから多重伝送信号を
信号線を介して伝送して信号線に接続されている各端末
器をアクセスし負荷制御用端末器には対応する監視用端
末器の監視データに基づく負荷の制御データを与え、監
視用端末器に対しては負荷操作用の監視データを多重伝
送信号に設けた返信待機期間中に伝送ユニットへ返信さ
せる遠隔監視制御システムにおいて、伝送ユニットと、
少なくとも負荷を個別に操作するための複数の操作スイ
ッチと、これら操作スイッチの操作データを伝送ユニッ
トに負荷操作用の監視データとして与える監視用端末部
とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数の負荷を一括操作するためのグループ操作スイ
ッチ及び所定の動作パターンで複数の負荷を操作するた
めのパターン操作スイッチを備え、監視用端末部はこれ
らの操作スイッチの操作データを負荷操作用の監視デー
タとして伝送ユニットに与えるものである。請求項3の
発明は、請求項1又は2の発明において、各操作スイッ
チに対応するようにネーム表示素子を設けるとともに、
これらネーム表示素子を夫々の操作スイッチに対応する
負荷の動作状態に応じて伝送ユニットから送られてくる
制御データに基づいて点/滅させる制御機能を監視用端
末部に備えたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、外部の操作スイッチやセンサの接点出力が接
続される外部接点接続端子を備え、監視用端末部はこの
外部接点接続端子の状態データを負荷操作用の監視デー
タとして伝送ユニットに与えるものである。請求項5の
発明は、請求項1又は2の発明において、伝送ユニット
からの制御データを受けてリレーを駆動し、リレー接点
に接続された負荷をオン/オフさせる制御用端末部を備
えたものである。
【0011】請求項6の発明は、伝送ユニットから多重
伝送信号を信号線を介して伝送して信号線に接続されて
いる各端末器をアクセスし負荷制御用端末器には対応す
る監視用端末器の監視データに基づく負荷の制御データ
を与え、監視用端末器に対しては負荷操作用の監視デー
タを多重伝送信号に設けた返信待機期間中に伝送ユニッ
トへ返信させる遠隔監視制御システムにおいて、伝送ユ
ニットから第1の信号線を通じて伝送されてくる多重伝
送信号を増幅して第2の信号線へ送るとともに、第2の
信号線に接続された端末器から伝送ユニットへ送る返信
信号を増幅して第1の信号線に送る増幅中継手段と、少
なくとも負荷を個別に操作するための複数の操作スイッ
チと、これら操作スイッチの操作データを伝送ユニット
に負荷操作用の監視データとして返信させる監視用端末
部とを備えたものである。
【0012】請求項7の発明は、請求項1又は2又は請
求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6の発明に
おいて、装置の器体の大きさを埋め込み型の配線器具の
寸法モジュールに合わせて形成するとともに、スイッチ
ボックス用取付枠に装着するための係止手段を器体に備
えたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、伝送ユニットと、少
なくとも負荷を個別に操作するための複数の操作スイッ
チと、これら操作スイッチの操作データを伝送ユニット
に負荷操作用の監視データとして与える監視用端末部と
を備えたので、セレクタスイッチ装置の器体内部のスペ
ースを伝送ユニットの収納スペースとして有効に利用す
ることができ、しかもセレクタスイッチ装置を施工配置
することにより、伝送ユニットの施工配線を省略するこ
とができるものであって、施行性の向上と無駄を省くこ
とができる上に負荷制御用端末器を信号線を介して本装
置に接続するだけでシステム構築が可能となる。
【0014】請求項2の発明によれば、複数の負荷を一
括操作するためのグループ操作スイッチ及び所定の動作
パターンで複数の負荷を操作するためのパターン操作ス
イッチを備え、監視用端末部はこれらの操作スイッチの
操作データを負荷操作用の監視データとして伝送ユニッ
トに与えるので、複数の負荷を一括操作したり或いは所
定の負荷を組み合わせたパターン動作に対応する操作が
可能となる。
【0015】請求項3の発明によれば、各操作スイッチ
に対応するようにネーム表示素子を設けるとともに、こ
れらネーム表示素子を夫々の操作スイッチに対応する負
荷の動作状態に応じて伝送ユニットから送られてくる制
御データに基づいて点/滅させる制御機能を監視用端末
部に備えたので、操作スイッチによる集中操作に加えて
負荷の状態を集中監視することができる。
【0016】請求項4の発明によれば、外部の操作スイ
ッチやセンサの接点出力が接続される外部接点接続端子
を備え、監視用端末部はこの外部接点接続端子の状態デ
ータを負荷操作用の監視データとして伝送ユニットに与
えるので、外部の操作スイッチやセンサを直接接続でき
てこれらの操作スイッチやセンサによる負荷操作も可能
となる。
【0017】請求項5の発明によれば、本装置に負荷を
接続するだけで、別に制御用端末器を設けることなくシ
ステムを構築することも可能となる。請求項6の発明に
よれば、伝送ユニットからの制御データを受けてリレー
を駆動し、リレー接点に接続された負荷をオン/オフさ
せる制御用端末部を備えたので、別体の増幅中継手段を
設けることなく多重伝送信号及び返信信号を増幅中継す
ることができ、しかも装置内のスペースを有効に利用し
て増幅中継手段を内蔵するため増幅中継手段を別置する
場合に比べて施行性の向上と無駄を省くことができる。
【0018】請求項7の発明によれば、装置の器体の大
きさを埋め込み型の配線器具の寸法モジュールに合わせ
て形成するとともに、スイッチボックス用取付枠に装着
するための係止手段を器体に備えたので、埋め込み型の
配線器具と同様にスイッチボックス等を利用した埋め込
み施工ができ、そのため配線も外部に露出せず、室内の
美観を損なわない先行配線によって行うことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図5は本実施例を用いる遠隔監視制御シス
テムの基本構成を示しており、この図示するシステム
は、固有アドレスが設定された操作スイッチS1 〜S4
を監視する複数の監視用端末器2、照明負荷L1 〜L4
を制御する制御用端末器3、ワイヤレス中継器用端末器
7、外部インターフェース端末器8及びパターン設定用
端末器9とが一対の線からなる信号線4を介して本実施
例のセレクタスイッチ装置1に対して接続されている。
【0020】セレクタスイッチ装置1は、図4乃至図4
に示すように伝送ユニット10と、個別に照明負荷を操
作するための操作スイッチS0 …と、所定の複数の照明
負荷を一括操作するためのグループ操作スイッチSa…
と、所定の動作パターンで複数の照明負荷を操作するパ
ターン操作スイッチSb…とを備えるとともに、これら
の操作スイッチS0 …、Sa…、スイッチSb…に対応
して設けられ対応する負荷状態を点/滅により発光表示
する発光ダイオードからなる対の発光素子LEDa、L
EDb、…を備え夫々をマトリクス回路により接続した
集中操作表示部11と、各操作スイッチS0 …、Sa
…、Sb…の操作状態を監視してその操作データを監視
データとして伝送ユニット10へ送出するとともに、伝
送ユニット10からの操作データを取り込み上記発光素
子LEDa,LEDbの点/滅を制御する機能を持つC
PUユニット11と、電源部12とを備えており、集中
操作表示部11とCPUユニット11とで監視用端末部
13を構成し、他の端末器と同様に伝送ユニット10と
の間でデータの授受ができるように個別のアドレスが設
定されている。このアドレス設定方法としては、例えば
CPUユニット11の内蔵メモリ或いは外部のEEPR
OMに書き込んだり、ディップスイッチ等で構成される
アドレス設定部を用いる。
【0021】伝送ユニット10は信号線4を介して後述
する形式の多重伝送信号を送信させるための送信ドライ
バと、電流モードで返信されくる返信信号を受信して返
信データを復調する受信ドライバとを備えた信号送受信
部14と、信号送受信部14に対して多重伝送信号を構
成するアドレスデータ、制御データ、返送待機期間設定
のデータを作成するとともに、返信データを読み取っ
て、制御データの作成等の遠隔監視制御に必要な処理を
行うCPUユニット15と、各監視用端末器2に設けら
れた操作スイッチS1 〜S3 や、監視用端末器13の集
中操作表示部11の各操作スイッチS0 …、Sa…、S
b…と、対応する各制御用端末器3の照明負荷L1 〜L
4 との関係テーブルを書込み記憶するEEPROMから
なるメモリ部16と、負荷の動作状態を記憶する外部拡
張RAM17とで構成されている。
【0022】電源部12は伝送ユニット10と監視用端
末器13に動作用の直流電源を与えるとともに信号線4
を介して各端末器2、3、7の回路動作用の電源を供給
するとともに、多重伝送信号の信号電圧を与えるように
なっている。次にセレクタスイッチ装置1は、構造的に
は図2乃至図5に示すように一般の埋め込み型の配線器
具の5連モジュールの寸法に対応した器体20内に図1
に示す回路構成の要素を内蔵し、器体20前面に操作ス
イッチS0 …、Sa…、Sb…の操作釦21…を露出さ
せるともに、各発光素子LEDa、LEDb、…の発光
を視認できるようにしてある。
【0023】更に詳説すると、器体20は合成樹脂成形
品からなるカバー22と、ボディ23とで構成され、ボ
ディ23の開口面にカバー22を被着して、カバー22
の両端に設けてある係止爪25を、ボディ23の両端に
設けてある係止孔27に挿入係止して両者を結合の上、
ボディ23、カバー22の両側に設けてある挿通孔26
を貫通させた固定用ねじ24を、カバー22を開口窓2
8aに嵌合する取付枠28のねじ孔32に螺入締結させ
ることにより取付枠28共々ボディ23、カバー24を
固定するようになっている。
【0024】取付枠28はJISで規格化された大角形
の一般の埋め込み配線器具の5連モジュールに対応する
スイッチボックスに取付けるための合成樹脂製のもの
で、開口窓28aにカバー24を嵌合するとともに、カ
バー24の両端に夫々設けた係止爪29…を両端枠辺に
設けてある係止孔30に内側から挿入係止することによ
りカバー24と結合されるようになっている。尚40は
スイッチボックスへの取付け用のねじ挿通孔である。ま
たカバー24の両端には金属製取付枠に対応する係止凹
部31も設けてある。
【0025】さてボディ23は内部に電源部12を実装
したプリント基板33を固定用ねじ34により取付け固
定し、一端側にはプリント基板33の裏面に取付けてあ
る速結端子内蔵の電源端子台36を露出させるための窓
孔35を設け、他端側の裏面には壁内等に先行配線され
た信号線4を接続するための信号線接続端子金具37、
37を配設した端子部が設けられ、電源端子台36に対
応するように一端側裏面には電源部端子カバー38を着
脱自在に被着し、他端側裏面には信号端子カバー39を
着脱自在に被着している。また上記端子部には端子表示
ラベル41が貼着される。
【0026】一方カバー24は裏面側凹所内に伝送ユニ
ット10及び監視用端末部13の回路要素を実装したプ
リント基板42と、操作スイッチS0 …、Sa…、Sb
…及び各発光素子LEDa、LEDb、…を実装するプ
リント基板43とを内蔵しており、プリント基板43は
プリント基板42が固定用ビス18でカバー24に固定
されることにより、プリント基板42とカバー24との
間で挟着され、プリント基板43上のパターン上に配設
するラバースイッチからなる操作スイッチS0…、Sa
…、Sb…はカバー24とプリント基板43との間に挟
持され、その操作釦21…をカバー24に設けてある露
出窓441 …より露出させるようになっている。またプ
リント基板43に実装されている各発光素子LEDa、
LEDb、…は照光窓45…より露出される。
【0027】カバー24の前面側には各露出窓44…に
対応するようにネーム記入部46が設けられ、それぞれ
の操作スイッチの対応負荷等の名称が記入できるように
なっている。またカバー24の前面側には樹脂製のネー
ムカバー47が着脱自在に被着できるようになってい
る。ネームカバー47にはネーム記入部46の記入内容
が見える透光部47aと、操作釦21…を露出させるた
めの窓孔48…とを設けてあり、また両側にはカバー2
4への係止のための爪47bを突設してある。またカバ
ー24の前面の一端部には開閉自在に枢支された扉49
により被蔽される凹部50が設けられ、この凹部50内
には通常使用しない操作スイッチや表示素子等が設けら
れ、それらを示す表示ラベル51が貼着されるようにな
っている。
【0028】プリント基板33と42とはフラットケー
ブル52により接続され、またプリント基板42と43
とも同様にケーブル等により接続される。而して本実施
例のセレクタスイッチ装置1の動作を図5のシステム図
及び図6の信号フォーマットにより説明する。まず伝送
ユニット10から信号線4に送出される多重伝送信号V
sのデータは図6(a)に示すように信号送出開始を示
すスタートパルスST、信号モードを示すモードデータ
MD、端末器2,3,7乃至9及び監視用端末部13を
呼び出す8ビットのアドレスデータADと、照明負荷L
1 〜L4 を制御する制御データCDと、チャックサムデ
ータSCと、返信期間を設定する返信待機期間データW
Tよりなり、これらデータはCPUユニット15より信
号送受信部14に送られ、信号送受信部14により複極
(±24V)のベースバンドの時分割多重伝送信号に変
換される。このとき返信待機期間データWT以外はパル
ス幅変調された信号となり、また返信待機期間データW
Tは一定時間幅の長パルス信号となって伝送される。
【0029】監視用端末部13以外の信号線4に接続さ
れている端末器2,3,7〜9では信号線4を介して受
信された多重伝送信号Vsのアドレスデータと、自己の
固有アドレスデータとが一致した時その多重伝送信号V
sの制御データCDを取り込むとともに、多重伝送信号
Vsの返送待機信号に同期して監視データを、信号線4
間に適当な低抵抗を接続して得られる電流モードの返送
信号にて伝送ユニット10に返信するようになってい
る。
【0030】監視用端末部13はCPUユニット15か
ら信号処理部14へ送られるデータを直接取り込み上記
の各端末器と同様な処理を行う。伝送ユニット10のC
PUユニット15は、何れかの監視用端末器2、監視用
端末部13、ワイヤレス中継端末器7、外部インターフ
ェース端末器8、パターン設定用端末器9から返信され
た割り込み信号Viが受信されたとき、割り込み発生端
末器2,7〜9、監視用端末部13を検出して、当該端
末器2,7〜9又は監視用端末部13をアクセスして監
視データを返信させる割り込み処理機能が設けられてい
る。またCPUユニット15では上述のようにして割り
込みをかけた端末器2,7〜9又は監視用端末部13を
アクセスし、返信された監視データに基づいて照明負荷
1 〜L4 を制御する制御用端末器3に伝送する制御デ
ータCDを作成するとともに、その制御データCDを持
つ多重伝送信号Vsを信号線4を介して当該制御用端末
器3に時分割多重伝送して、照明負荷L1 〜L4 を制御
するようになっている。
【0031】ここでワイヤレス中継端末器7は光ワイヤ
レス発振器Y、光ワイヤレス受信機X及びワイヤレス用
信号線4aよりなる光ワイヤレスシステムのデータ中継
を行う端末器であり、光ワイヤレス発信器Yから発信さ
れた光信号を光ワイヤレス受信器Xにて受信し、受信さ
れたデータをワイヤレス用信号線4aを介して受信する
とともに、このデータを伝送ユニット10に転送するよ
うになっている。
【0032】外部インターフェース端末器8は、外部制
御装置8aとの間でデータ伝送を行う端末器であり、パ
ターン設定端末器9はデータ入力部9aから入力される
パターン設定データを伝送ユニット10に転送する端末
器であり、このパターン設定データにより監視用端末部
13のパターン操作スイッチSb…の対応負荷を設定で
きるようになっており、この設定データはメモリ部16
に格納される。分電盤6或いは制御盤6a内に配設され
る制御用端末器3は、分電盤協約寸法となっており、そ
の制御出力によて負荷制御用のリモコンリレー(手元ス
イッチによってもオンオフできるようにしたラッチング
リレー)5が制御されるようになっている。
【0033】ところで本発明のセレクタスイッチ装置1
の監視用端末部13で、操作スイッチS0 …、Sa…、
Sb…が操作され、その操作データが監視データとして
伝送ユニット10に取り込まれ、多重伝送信号Vsによ
り対応する制御用端末器3の照明負荷L1 〜L4 が点灯
/消灯される場合、伝送ユニット10からは監視用端末
部13に対して操作スイッチS0 …、Sa…、Sb…に
対応する発光素子LEDa、LEDb、…の点/滅を制
御する制御データCDが送られてくる。ここで各操作ス
イッチS0 …、Sa…、Sb…に対応して対の発光素子
LEDa、LEDb、…が設けられており、操作スイッ
チS0 …、Sa…に対応する照明負荷が点灯時には一方
を点灯させ、消灯時には他方を点灯させて示すか、パタ
ーン操作スイッチSb…のときはそのパターンが操作さ
れているか否かを一方を点灯させるか他方を点灯させる
かで表示するようになっており、集中操作と、監視とが
同時にセレクタスイッチ装置1によって行えるのであ
る。
【0034】尚信号線4の短絡検出機能を信号送受信部
14に設け、信号線4が短絡したときに表示するように
しても良い。この場合上記凹部50内に表示素子を配置
する。 (実施例2)本実施例は図7に示すように外部接点を接
続するための接点入力部60を設けたもので、図8,図
9に示すようにボディ23の底部にプリント基板33側
に設けた外部接点接続端子611 …を露出させるための
窓孔62…を設けてあり、この外部接点接続端子611
…にセンサの接点出力や、外部の操作スイッチを接続
し、操作スイッチS0 …、Sa…、Sb…と同様に監視
用端末部13のCPUユニット15がそれらの操作デー
タを取り込み、監視データとして伝送ユニット10へ返
信できるようにしたものであり、この監視データに基づ
いて伝送ユニット10より制御データCDが多重伝送信
号Vsにより対応する制御用端末器3へ送られ照明負荷
1 〜L4 が制御されるのである。尚実施例1と基本的
に同じ構成と動作を為すものには同一番号を付し、また
実施例1の図面で同じ構成が示される場合にはその説明
及び図面を実施例1の説明と図面を参照することにより
省略する。
【0035】(実施例3)上記実施例1では負荷状態を
各操作スイッチS0 …、Sa…、Sb…に対応して対の
発光素子LEDa、LEDb、…を点滅させることによ
り表示するようにしてあるが、本実施例では図10、図
11に示すようにこれらの発光素子LEDa、LED
b、…の制御に同期して、対応する照明負荷L1 〜L4
が点灯のときには点灯し、消灯の時は消灯するか或いは
パータン操作が為されているときには点灯し、そうで無
い場合には消灯するネーム表示素子LE…からなるネー
ム表示部63を設けたものであり、ネーム表示素子LE
…の点灯は発光素子LEDa、LEDb、…と同様にC
PUユニット15により制御される。
【0036】ネーム記入部46は透光性を持たせて、ネ
ーム表示素子LE…の点灯で照光され、外部からネーム
カバー47を介して負荷の動作状態が視認できるように
なっている。尚実施例1と基本的に同じ構成と動作を為
すものには同一番号を付し、また実施例1の図面で同じ
構成が示される場合にはその説明及び図面を実施例1の
説明と図面を参照することにより省略する。
【0037】(実施例4)上記実施例1乃至3の操作対
象の照明負荷L1 〜L4 は信号線4に接続サレた制御用
端末器3に接続されたものであったが、本実施例は、図
12に示すように伝送ユニット10のCPUユニット1
5と、リレー駆動回路70と、状態監視回路71とで構
成される制御用端末部を設け、この制御用端末部を監視
用端末部13と同様に装置に一体化したものである。従
ってこの場合にプリント基板33にリレー駆動回路70
と、状態監視回路71と、リレー駆動回路70で動作さ
れるラッチングリレー(図示せず)と、ラッチングリレ
ーのリレー接点rに照明負荷L1 …を接続するための接
続端子部72…を実装し、図13〜図14に示すように
ボディ23の底部に設けた窓孔73…より露出させ、こ
の接続端子部721…に照明負荷L1 …を接続すること
により、セレクタスイッチ装置1で最小限のシステムを
構築できるようにしたものである。勿論外部の監視用端
末器2に接続される操作スイッチS1 …により上記制御
用端末部に接続される照明負荷L1 …を制御することも
できる。また制御用端末部に他の端末器と同様個別アド
レスを設定してある。
【0038】尚実施例1と基本的に同じ構成と動作を為
すものには同一番号を付し、その説明は実施例1の説明
を参照することにより省略する。 (実施例5)上記各実施例では伝送ユニット10をセレ
クタスイッチ装置1内に内蔵したものであるが、本実施
例は請求項6の発明に対応するもので、図14に示す外
部に設けられた伝送ユニット10’から信号線4を通じ
て伝送されたきた多重伝送信号Vsを入力し増幅処理を
行い、信号線4’へ中継する機能を備えたものである。
更に詳述すると図15に示すように多重伝送信号処理部
80により伝送ユニット10’からの多重伝送信号Vs
を受信し、また監視用端末部13からの監視データの返
信や割り込み信号Viの送信を該多重伝送信号処理部8
0から電流モードで返信させる端末器としての機能の他
に、多重伝送信号処理部80で受信した多重伝送信号V
sを増幅処理部81で増幅して、信号線4’に送出する
とともに、信号線4’に接続されている端末器からの電
流モードによる返信信号や割り込み信号Viを受信して
多重伝送信号処理部80を通じて信号線4へ電流モード
で増幅中継する中継機能を持たせたものである。
【0039】構造的には図16、図17に示すように基
本的には実施例1と同様な構造となっているが、プリン
ト基板33には電源部12を実装し、プリント基板42
には監視用端末部13及び多重伝送信号処理部80、増
幅処理部81を実装し、ボディ23の裏面には信号線4
を接続する信号線接続端子82と、信号線4’を接続す
る信号線接続端子83が配設され、内部の多重伝送信号
処理部80、増幅処理部81に接続されるようになって
いる。尚多重伝送信号処理部80、増幅処理部81への
信号入力はフォトカプラを通じて行い信号線4,4’と
は絶縁している。
【0040】尚実施例1と基本的に同じ構成と動作を為
すものには同一番号を付し、その説明は実施例1の説明
を参照することにより省略する。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、伝送ユニットと、少
なくとも負荷を個別に操作するための複数の操作スイッ
チと、これら操作スイッチの操作データを伝送ユニット
に負荷操作用の監視データとして与える監視用端末部と
を備えたので、セレクタスイッチ装置の器体内部のスペ
ースを有効に利用することができ、しかもセレクタスイ
ッチ装置の施工配置することにより、伝送ユニットの施
工配線を省略することができるものであって、施行性の
向上と無駄を省くことができ上に負荷制御用端末器を信
号線を介して接続するだけでシステム構築が可能となる
という効果がある。
【0042】請求項2の発明は、複数の負荷を一括操作
するためのグループ操作スイッチ及び所定の動作パター
ンで複数の負荷を操作するためのパターン操作スイッチ
を備え、監視用端末部はこれらの操作スイッチの操作デ
ータを負荷操作用の監視データとして伝送ユニットに与
えるので、複数の負荷を一括操作したり或いは所定の負
荷を組み合わせたパターン動作に対応する操作が可能と
なるという効果がある。
【0043】請求項3の発明は、各操作スイッチに対応
するようにネーム表示素子を設けるとともに、これらネ
ーム表示素子を夫々の操作スイッチに対応する負荷の動
作状態に応じて伝送ユニットから送られてくる制御デー
タに基づいて点/滅させる制御機能を監視用端末部に備
えたので、操作スイッチによる集中操作に加えて負荷の
状態を集中監視することができるという効果がある。
【0044】請求項4の発明は、外部の操作スイッチや
センサの接点出力が接続される外部接点接続端子を備
え、監視用端末部はこの外部接点接続端子の状態データ
を負荷操作用の監視データとして伝送ユニットに与える
ので、外部の操作スイッチやセンサを直接接続できてこ
れらの操作スイッチやセンサによる負荷操作も可能とな
るという効果がある。
【0045】請求項5の発明は、負荷を接続するだけ
で、システムを構築できるという効果がある。請求項6
の発明は、伝送ユニットからの制御データを受けてリレ
ーを駆動し、リレー接点に接続された負荷をオン/オフ
させる制御用端末部を備えたので、器体内部のスペース
を有効に利用して多重伝送信号及び返信信号を増幅中継
することができ、増幅中継手段を別置する場合に比べて
施行性の向上と無駄を省くことができるという効果があ
る。
【0046】請求項7の発明は、装置の器体の大きさを
埋め込み型の配線器具の寸法モジュールに合わせて形成
するとともに、スイッチボックスに埋め込み型の配線器
具を取り付けるための取付枠に装着するための係止手段
を器体に備えたので、埋め込み型の配線器具と同様にス
イッチボックス等を利用した埋め込み施工ができ、その
ため配線も外部に露出せず、室内の美観を損なわない先
行配線によって行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路構成図である。
【図2】(a)は同上の正面図である。(b)は同上の
側面図である。(c)は一部省略せる同上の背面図であ
る。
【図3】同上のカバー部位の分解斜視図である。
【図4】同上のボディ部位の分解斜視図である。
【図5】同上を用いたシステム構成図である。
【図6】同上の信号説明図である。
【図7】本発明の実施例2の回路構成図である。
【図8】(a)は同上の正面図である。(b)は同上の
側面図である。(c)は一部省略せる同上の背面図であ
る。
【図9】同上のボディ部位の分解斜視図である。
【図10】本発明の実施例3の回路構成図である。
【図11】同上のカバー部位の分解斜視図である。
【図12】本発明の実施例4の回路構成図である。
【図13】(a)は同上の正面図である。(b)は同上
の側面図である。(c)は一部省略せる同上の背面図で
ある。
【図14】同上のボディ部位の分解斜視図である。
【図15】本発明の実施例1の回路構成図である。
【図16】(a)は同上の正面図である。(b)は同上
の側面図である。(c)は一部省略せる同上の背面図で
ある。
【図17】同上のボディ部位の分解斜視図である。
【図18】同上を用いたシステム構成図である。
【符号の説明】 1 セレクタスイッチ装置 4 信号線 5 集中操作表示部 10 伝送ユニット 11 CPUユニット 13 監視用端末部 14 信号送受信部 15 CPUユニット 16 メモリ部 17 外部拡張RAM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送ユニットから多重伝送信号を信号線を
    介して伝送して信号線に接続されている各端末器をアク
    セスし負荷制御用端末器には対応する監視用端末器の監
    視データに基づく負荷の制御データを与え、監視用端末
    器に対しては負荷操作用の監視データを多重伝送信号に
    設けた返信待機期間中に伝送ユニットへ返信させる遠隔
    監視制御システムにおいて、伝送ユニットと、少なくと
    も負荷を個別に操作するための複数の操作スイッチと、
    これら操作スイッチの操作データを伝送ユニットに負荷
    操作用の監視データとして与える監視用端末部とを備え
    たことを特徴とする遠隔監視制御システムのセレクタス
    イッチ装置。
  2. 【請求項2】複数の負荷を一括操作するためのグループ
    操作スイッチ及び所定の動作パターンで複数の負荷を操
    作するためのパターン操作スイッチを備え、監視用端末
    部はこれらの操作スイッチの操作データを負荷操作用の
    監視データとして伝送ユニットに与えることを特徴とす
    る請求項1記載の遠隔監視制御システムのセレクタスイ
    ッチ装置。
  3. 【請求項3】各操作スイッチに対応するようにネーム表
    示素子を設けるとともに、これらネーム表示素子を夫々
    の操作スイッチに対応する負荷の動作状態に応じて伝送
    ユニットから送られてくる制御データに基づいて点/滅
    させる制御機能を監視用端末部に備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の遠隔監視制御システムのセレク
    タスイッチ装置。
  4. 【請求項4】外部の操作スイッチやセンサの接点出力が
    接続される外部接点接続端子を備え、監視用端末部はこ
    の外部接点接続端子の状態データを負荷操作用の監視デ
    ータとして伝送ユニットに与えることを特徴とする請求
    項1又は2記載の遠隔監視制御システムのセレクタスイ
    ッチ装置。
  5. 【請求項5】伝送ユニットからの制御データを受けてリ
    レーを駆動し、リレー接点に接続された負荷をオン/オ
    フさせる制御用端末部を備えたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の遠隔監視制御システムのセレクタスイッ
    チ装置。
  6. 【請求項6】伝送ユニットから多重伝送信号を信号線を
    介して伝送して信号線に接続されている各端末器をアク
    セスし負荷制御用端末器には対応する監視用端末器の監
    視データに基づく負荷の制御データを与え、監視用端末
    器に対しては負荷操作用の監視データを多重伝送信号に
    設けた返信待機期間中に伝送ユニットへ返信させる遠隔
    監視制御システムにおいて、伝送ユニットから第1の信
    号線を通じて伝送されてくる多重伝送信号を増幅して第
    2の信号線へ送るとともに、第2の信号線に接続された
    端末器から伝送ユニットへ送る返信信号を増幅して第1
    の信号線に送る増幅中継手段と、少なくとも負荷を個別
    に操作するための複数の操作スイッチと、これら操作ス
    イッチの操作データを伝送ユニットに負荷操作用の監視
    データとして返信させる監視用端末部とを備えたことを
    特徴とする遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ装
    置。
  7. 【請求項7】装置の器体の大きさを埋め込み型の配線器
    具の寸法モジュールに合わせて形成するとともに、スイ
    ッチボックス用取付枠に装着するための係止手段を器体
    に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
    求項3又は請求項4又は請求項5又は請求項6記載の遠
    隔監視制御システムのセレクタスイッチ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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