JPH07212096A - 実装機の部品認識装置 - Google Patents

実装機の部品認識装置

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JPH07212096A
JPH07212096A JP6005436A JP543694A JPH07212096A JP H07212096 A JPH07212096 A JP H07212096A JP 6005436 A JP6005436 A JP 6005436A JP 543694 A JP543694 A JP 543694A JP H07212096 A JPH07212096 A JP H07212096A
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JP
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component
suction
suction nozzle
recognition
nozzle
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JP6005436A
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Hiroyuki Ota
裕之 太田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/04Mounting of components, e.g. of leadless components
    • H05K13/0404Pick-and-place heads or apparatus, e.g. with jaws
    • H05K13/0408Incorporating a pick-up tool
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/081Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines
    • H05K13/0812Integration of optical monitoring devices in assembly lines; Processes using optical monitoring devices specially adapted for controlling devices or machines in assembly lines the monitoring devices being integrated in the mounting machine, e.g. for monitoring components, leads, component placement

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドユニットに複数の吸着ノズルを設ける
とともに、光学的検出手段を用いて部品認識を行なうよ
うにした実装機において、各吸着部品に対する部品認識
処理の時間的ずれを小さくし、実装動作時間の短縮を図
る。 【構成】 ヘッドユニット5に複数の吸着ノズルを具備
しするとともに、吸着ノズルに吸着されたチップ部品の
投影を検出するレーザーユニット31と、その出力に基
づいてチップ部品の投影幅の演算を行なうレーザーユニ
ット演算部35と、チップ部品を吸着した吸着ノズルを
回転させつつ上記レーザーユニット演算部からの情報に
基づいてチップ部品吸着状態を認識する処理を各吸着ノ
ズルの吸着部品に対してそれぞれ行なう部品認識用制御
手段45と、各吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識
用処理を少なくとも一部において時間的にラップさせる
ように調整するタイミング調整手段46とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸着ノズルを備えたヘ
ッドユニットによりIC等の小片状のチップ部品を吸着
してプリント基板上の所定位置に装着するようにした実
装機における部品認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、吸着ノズルを有する部品装着
用のヘッドユニットにより、IC等の電子部品のような
小片状のチップ部品を部品供給部から吸着して、位置決
めされているプリント基板上に移送し、プリント基板の
所定位置に装着するようにした実装機は一般に知られて
いる。この実装機は、通常、上記ヘッドユニットがX軸
方向およびY軸方向に移動可能とされるとともに、吸着
ノズルがZ軸方向に移動可能かつ回転可能とされて、各
方向の移動および回転のための駆動手段が設けられ、こ
れらの駆動手段および吸着ノズルに対する負圧供給手段
が制御部によって制御されることにより、チップ部品の
吸,装着動作が自動的に行なわれるようになっている。
【0003】このような実装機においては、上記吸着ノ
ズルでチップ部品を吸着したときの部品の位置にはある
程度のばらつきがあって、部品の位置ずれに応じて装着
位置を補正することが要求される。
【0004】このため、例えば特開平4−322924
号公報に示されるように、ヘッドユニットに、吸着ノズ
ルが上下動する領域を挾んで平行光線の照射部と受光部
とを有する光学的検出手段を設け、この光学的検出検出
手段により、吸着ノズルに吸着されたチップ部品の投影
の検出を行ない、これに基づいてチップ部品吸着状態の
認識を行なうようにした装置が知られている。
【0005】すなわち、この装置は、部品認識用処理と
して、吸着ノズルに吸着されたチップ部品を上記光学的
検出手段の照射部と受光部との間に位置させた状態で、
吸着ノズルを回転させつつ、チップ部品の投影(チップ
部品によって平行光線が遮断される範囲)を検出し、そ
の検出データに基づき、投影幅の極小となる回転位置を
調べてその極小値を演算することにより、チップ部品の
短辺および長辺の幅に相当する値を求める。そして、こ
の値と実際のチップ部品の寸法との比較に基づいてチッ
プ部品吸着状態が正常か否かを判定し、正常であれば、
さらに上記検出データからチップ部品中心位置のずれ量
を演算し、装着位置の補正量を求めるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
示された装置では、ヘッドユニットに吸着ノズルが1つ
だけ設けられているが、実装効率を高めるため、ヘッド
ユニットに複数の吸着ノズルを備え、各吸着ノズルでそ
れぞれチップ部品の吸着、装着を行なうことができるよ
うにしたものも提案されている。
【0007】このように複数の吸着ノズルを備えるとと
もに、上記光学的検出手段を用いた部品認識により各吸
着ノズルの部品吸着状態を調べる場合に、従来では、上
記投影幅等の演算処理を容易に行なうことができるよう
に、各吸着部品に対する部品認識用処理を時間的にずら
せて行なっていた。
【0008】この処理を、吸着ノズルが2つの場合につ
いてタイムチャートで示すと図12のようになる。すな
わち、第1吸着ノズル側の処理としては、この吸着ノズ
ルによるチップ部品の吸着動作と、上記光学的検出手段
を用いた部品認識用処理と、部品装着動作とが順次行な
われる。一方、第1吸着ノズルの吸着動作後終了時等に
第2吸着ノズルによる吸着動作が開始されて、第2吸着
ノズル側でも吸着動作、部品認識用処理および装着動作
が順次行なわれる。ただし、第2吸着ノズル側の部品認
識用処理は、第1吸着ノズル側の部品認識用処理とは時
間的にずらされ、つまり、第2吸着ノズル側の吸着動作
終了時点で第1吸着ノズル側が部品認識用処理中である
場合には、第2吸着ノズル側の部品認識用処理の開始が
第1吸着ノズル側が部品認識用処理の終了後まで遅らさ
れる。
【0009】従って、第2吸着ノズル側の吸着動作と部
品認識用処理との間に時間調整のための待機時間が生
じ、第1吸着ノズル側が部品認識用処理が長くなるとそ
れにつれて上記時間調整のための待機時間も長くなる。
このため、吸着から装着までの実装動作の途中での時間
的ロスが生じ、実装時間の短縮を妨げる要因となってい
た。
【0010】本発明は上記の事情に鑑み、ヘッドユニッ
トに複数の吸着ノズルを設けるとともに、光学的検出手
段を用いて部品認識を行なうようにした実装機におい
て、各吸着部品に対する部品認識用処理の時間的ずれを
小さくすることにより、実装時間を短縮することができ
る部品認識装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、部品供給側と
装着側とにわたって移動可能なヘッドユニットに、チッ
プ部品を吸着するための複数の吸着ノズルと、該各吸着
ノズルを回転させる駆動手段とを設けた実装機におい
て、平行光線の照射部および受光部を有して、上記吸着
ノズルに吸着されたチップ部品に平行光線を照射してそ
の投影を検出する光学的検出手段と、上記光学的検出手
段の出力に基づいて投影幅の演算を行なう演算処理手段
と、上記駆動手段を制御してチップ部品を吸着した吸着
ノズルを回転させる処理と吸着ノズル回転中の上記演算
処理手段からの情報に基づいてチップ部品吸着状態を認
識する処理とを含む部品認識用処理を、各吸着ノズルの
吸着部品に対してそれぞれ行なう認識用制御手段と、一
の吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理と他の
吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理とが少な
くとも一部において時間的に重なり合うように部品認識
用処理のタイミングを調整するタイミング調整手段とを
備えたものである(請求項1)。
【0012】また、請求項1記載の部品認識装置におい
て、上記認識用制御手段は、上記部品認識用処理とし
て、上記吸着ノズルを所定の認識時回転方向とは逆方向
に所定角度だけ回転させる予備回転処理を行なってか
ら、上記吸着ノズルを上記認識時回転方向に回転させつ
つ上記演算処理手段からの情報に基づいてチップ部品吸
着状態を認識する処理を行なうようにし、上記タイミン
グ調整手段は、一の吸着ノズルの吸着部品に対する部品
認識用処理中に、他の吸着ノズルの吸着部品に対する部
品認識用処理のうちの予備回転処理を行なわせるように
調整するようにしたものである(請求項2)。
【0013】また、請求項1または2記載の部品認識装
置において、上記各吸着ノズルによる部品の吸着を順次
行なわせる手段を有するものである(請求項3)。
【0014】また、請求項1または2記載の部品認識装
置において、上記各吸着ノズルによる部品の吸着を同時
に行なわせる手段を有するものである(請求項4)。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によると、各吸着ノズルの
吸着部品に対する部品認識用処理の時間的ずれが小さく
なり、時間調整のための待機時間が短くなる。
【0016】請求項2記載の発明によると、部品認識用
処理において、上記吸着ノズルを上記認識時回転方向に
回転させつつ上記演算処理手段からの情報に基づいてチ
ップ部品吸着状態を認識する主認識処理に先だって、上
記予備回転動作が行なわれることにより、主認識処理の
開始時には、確実にチップ部品が上記平行光線に対して
一定の側に傾いた状態となるため、主認識処理では吸着
ノズルが一定角度だけ回転される間に投影幅の最小値等
の検出が確実に行なわれ、チップ部品吸着状態の認識が
迅速かつ正確に行われる。
【0017】しかも、上記他の吸着ノズルの吸着部品に
対する部品認識用処理のうちで、上記演算処理手段によ
る投影幅の演算を要しない予備回転動作は、上記一の吸
着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理とラップし
て行なわれることにより、上記演算処理手段の処理能力
などの事情で投影幅演算等の処理を複数のチップ部品に
ついて同時進行的に行なうことが困難な場合であって
も、可能な限り、各吸着ノズルの吸着部品に対する部品
認識用処理の時間的ずれが小さくされる。
【0018】請求項3記載の発明によると、一の吸着ノ
ズルによるチップ部品吸着動作に続き、この吸着ノズル
の吸着部品に対する部品認識用処理が行なわれている間
に、他の吸着ノズルによるチップ部品吸着動作とこれに
続く部品認識用処理の一部が行なわれる。
【0019】請求項4記載の発明によると、上記各吸着
ノズルによる部品の吸着動作が同時に行なわれ、かつ、
各吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理がラッ
プして行なわれることとなる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は本発明の一実施例による実装機全体の
構造を示している。これらの図において、基台1上に
は、プリント基板搬送用のコンベア2が配置され、プリ
ント基板3が上記コンベア2上を搬送され、所定の装着
作業用位置で停止されるようになっている。
【0021】上記コンベア2の側方には、部品供給部4
が配置されている。この部品供給部4は多数列のテープ
フィーダー4aを備えており、各テープフィーダー4a
はそれぞれ、IC、トランジスタ、コンデンサ等の小片
状のチップ部品を所定間隔おきに収納、保持したテープ
がリールから導出されるようにするとともに、テープ繰
り出し端にはラチェット式の送り機構を具備し、後記ヘ
ッドユニット5によりチップ部品がピックアップされる
につれてテープが間欠的に繰り出されるようになってい
る。
【0022】また、上記基台1の上方には、部品装着用
のヘッドユニット5が装備され、このヘッドユニット5
はX軸方向(コンベア2の方向)およびY軸方向(水平
面上でX軸と直交する方向)に移動することができるよ
うになっている。
【0023】すなわち、上記基台1上には、Y軸方向に
延びる一対の固定レール7と、Y軸サーボモータ9によ
り回転駆動されるボールねじ軸8とが配設され、上記固
定レール7上にヘッドユニット支持部材11が配置され
て、この支持部材11に設けられたナット部分12が上
記ボールねじ軸8に螺合している。また、上記支持部材
11には、X軸方向に延びるガイド部材13と、X軸サ
ーボモータ15により駆動されるボールねじ軸14とが
配設され、上記ガイド部材13にヘッドユニット5が移
動可能に保持され、このヘッドユニット5に設けられた
ナット部分(図示せず)が上記ボールねじ軸14に螺合
している。そして、Y軸サーボモータ9の作動によりボ
ールねじ軸8が回転して上記支持部材11がY軸方向に
移動するとともに、X軸サーボモータ15の作動により
ボールねじ軸14が回転して、ヘッドユニット5が支持
部材11に対してX軸方向に移動するようになってい
る。
【0024】上記Y軸サーボモータ9およびX軸サーボ
モータ15にはそれぞれエンコーダからなる位置検出手
段10,16が設けられている。
【0025】上記ヘッドユニット5には、複数の吸着ノ
ズルと、各吸着ノズルの上下方向移動および回転を行な
わせるための駆動手段とが具備されている。当実施例で
は、図3にも示すように、第1および第2の吸着ノズル
21,22と、各吸着ノズル21,22を上下方向に移
動させる駆動手段としての2つのZ軸サーボモータと、
各吸着ノズル21,22を回転させる駆動手段としての
2つのR軸サーボモータとがヘッドユニット5に具備さ
れている。
【0026】上記各吸着ノズル21,22はそれぞれ中
空状のノズルシャフト21a,22aの下端に設けられ
ており、上記各ノズルシャフト21a,22aがそれぞ
れハウジング(図示せず)に上下方向摺動可能かつ相対
回転不能に取付けられるとともに、各ハウジングがヘッ
ドユニット5のフレームに回転可能に保持されることに
より、各吸着ノズル21,22のZ軸方向(上下方向)
の移動およびR軸(ノズル中心軸)回りの回転が可能と
されている。そして、上記各Z軸サーボモータ23,2
4により伝動手段(図示せず)を介して上記各ノズルシ
ャフト21a,22aがZ軸方向に駆動されるととも
に、上記各R軸サーボモータにより伝動手段(図示せ
ず)を介して上記ハウジングが回転駆動されるようにな
っている。
【0027】上記各サーボモータ23〜26にはそれぞ
れ位置検出手段27〜30が設けられている。また、上
記各ノズルシャフト21a,22aは図外の負圧供給手
段にバルブ等を介して接続され、部品吸着用の負圧が必
要時に吸着ノズル21,22に供給されるようになって
いる。
【0028】また、上記ヘッドユニット5の下端部に
は、吸着ノズル21,22に吸着されたチップ部品K
1,K2の投影を検出する光学的検出手段としてのレー
ザーユニット31が設けられている。このレーザーユニ
ット31は、レーザー発生部(平行光線の照射部)31
aとディテクタ(受光部)31bとを有し、このレーザ
ー発生部31aとディテクタ31bとが、吸着ノズル2
1,22に吸着されたチップ部品K1,K2が認識時に
位置する空間32の両側に、相対向するように配置され
ている。上記ディテクタ31bはCCDからなってい
る。
【0029】なお、図4に示すように、上記吸着ノズル
21,22は、レーザーユニット31のレーザー照射方
向に対して斜め方向に所定間隔をおいて配置されること
により、各吸着ノズル21,22に吸着されたチップ部
品K1,K2の投影が重ならないようになっている。
【0030】図5は制御系統の一実施例を示している。
この図において、実装機には主制御器40が設けられ、
この主制御器40は軸制御器(ドライバ)41、入出力
手段42および主演算部43を備えている。
【0031】上記Y軸サーボモータ9、X軸サーボモー
タ15、ヘッドユニット5の各吸着ノズル21,22に
対するZ軸サーボモータ23,24、R軸サーボモータ
25,26、およびこれらのサーボモータに設けられた
位置検出手段10,16,27〜30は、上記主制御器
40の軸制御器41に電気的に接続されている。この軸
制御器41により、各サーボモータ9,15,23〜2
6の駆動制御が行なわれるようになっている。
【0032】上記レーザーユニット31は、ヘッドユニ
ット5に設けられたレーザーユニット演算部(演算処理
手段)35に電気的に接続され、このレーザーユニット
演算部35により、レーザーユニット31の出力および
位置検出手段29,30の出力に基づき、部品投影幅や
ノズル回転角度等の部品認識用情報の演算処理が行なわ
れるようになっている。このレーザーユニット演算部3
5は、上記主制御器40の入出力手段42を経て主演算
部43に接続されている。なお、当実施例において上記
レーザーユニット演算部35は、1つのチップ部品につ
いての投影幅等の演算処理中に別のチップ部品について
の投影幅等の演算処理を開始する(つまりそれぞれの演
算処理を一部重複して行なう)ことは能力的に困難でも
のであり、各チップ部品についての投影幅等の演算処理
を時間的に完全にずらせて行うことを要するものであ
る。このようなレーザーユニット演算部35は、この種
の認識装置において一般的なものである。
【0033】また、上記主演算部43は、チップ部品の
吸着、認識、装着の各動作を自動的に行なわせるよう
に、軸制御器41を介して各サーボモータ9,15,2
3〜26の作動をコントロールするとともに、上記レー
ザーユニット演算部35からの情報を入出力手段42を
介して読み込む等の処理を行なう。とくにこの主演算部
43は、後述のフローチャートに示すようなプログラム
に従った制御を行なうことにより、次のような吸着制御
手段44、認識用制御手段45、タイミング調整手段4
6および装着制御手段47を機能的に含んでいる。
【0034】すなわち、上記吸着制御手段44は、部品
供給部4のテープフィーダー4aからチップ部品を吸着
するようにヘッドユニット5および各吸着ノズル21,
22の作動を制御し、当実施例では、上記各吸着ノズル
21,22によるチップ部品の吸着を順次行なわせるよ
うになっている。
【0035】上記認識用制御手段45は、部品吸着後に
R軸サーボモータ25,26を制御して吸着ノズル2
1,22を回転させる処理と吸着ノズル回転中の上記レ
ーザーユニット演算部35からの情報に基づいてチップ
部品吸着状態を認識する処理とを含む部品認識用処理
を、各吸着ノズル21,22の吸着部品K1,K2に対
してそれぞれ行なう。当実施例では、上記部品認識用処
理として、吸着ノズルを所定の認識時回転方向とは逆方
向に所定角度だけ回転させる予備回転処理を行なってか
ら、吸着ノズルを上記認識時回転方向に回転させつつ上
記レーザーユニット演算部35からの情報に基づいてチ
ップ部品吸着状態を認識する処理を行なうようになって
いる。
【0036】上記タイミング調整手段46は、一の吸着
ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理と他の吸着ノ
ズルの吸着部品に対する部品認識用処理とが少なくとも
一部において時間的に重なり合うように部品認識用処理
のタイミングを調整し、当実施例では、第1の吸着ノズ
ル21の吸着部品に対する部品認識用処理中に、部品吸
着が終了した第2の吸着ノズル22の吸着部品に対する
部品認識用処理のうちの予備回転動作を行なわせるよう
になっている。
【0037】また、上記装着制御手段47は、認識後の
チップ部品をプリント基板上の所定位置に装着するよう
に、ヘッドユニット5および吸着ノズル21,22の作
動を制御する。
【0038】上記主制御器40による制御の一例を、図
6および図7のフローチャートによって具体的に説明す
る。なお、以下のフローチャートの説明の中では、チッ
プ部品が長方形状で、かつ、吸着時のチップ部品とレー
ザーユニットとの位置関係としてはチップ部品の長辺が
一定の回転角誤差内でレーザービーム方向と略同方向と
なるものとして予備回転動作や主認識動作を説明してい
るが、チップ部品の短辺、長辺は以下の説明と逆であっ
てもよく、また、正方形状のチップ部品の2辺であって
もよい。
【0039】図6において、実装動作が開始されると、
ステップS1で各吸着ノズル21,22に吸着用負圧が
供給され、ステップS2で第1吸着ノズル21によるチ
ップ部品K1の吸着動作が行なわれる。この吸着動作
は、具体的には、ヘッドユニット5が部品供給部4上に
移動され、吸着すべきチップ部品を有するテープフィー
ダー4aと吸着ノズル21とが対応する位置にヘッドユ
ニット5が達すると、吸着ノズル21が下降されてチッ
プ部品K1の吸着を行なうものである。
【0040】上記第1吸着ノズル21による吸着動作が
終了すると、ステップS3で、第1吸着ノズル21がレ
ーザユニット31に対応した所定の認識高さまで上昇さ
れるとともに、第1吸着ノズル21の予備回転動作が開
始される。この予備回転動作は、具体的には、図8に示
すように、チップ部品K1を吸着した吸着ノズル21が
所定の認識時回転方向とは逆方向(図8では時計方向)
に一定角度θsだけ回転される(一点鎖線で示す)。こ
れにより、チップ部品K1の長辺がレーザービーム方向
に対して一定の側に傾いた状態が確実に得られ、これが
主認識処理を行なう際の初期位置となる。
【0041】続いてステップS4で第1吸着ノズル21
の予備回転動作終了か否かが判定され、予備回転動作が
終了するとステップS5に移行し、第1吸着ノズル21
に吸着されたチップ部品K1について後に詳述する主認
識処理が行なわれる。
【0042】一方、上記第1吸着ノズル21による吸着
動作の終了後に、ステップS7で第2吸着ノズル22に
よる吸着動作(第1吸着ノズル21による吸着動作と同
様)が行なわれ、この吸着動作が終了すると、ステップ
S8で、第2吸着ノズル22がレーザユニット31に対
応した所定の認識高さまで上昇されるとともに、第2吸
着ノズル22の予備回転動作(第1吸着ノズル21の予
備回転動作と同様)が開始される。この第2吸着ノズル
22の吸着動作および予備回転動作は、第1吸着ノズル
21側のステップS3〜S5の処理と並行して行なわれ
る。
【0043】そして、ステップS9で第2吸着ノズル2
2の予備回転動作終了か否かが判定され、予備回転動作
が終了すると、ステップS10で、第1ノズル21に吸
着されたチップ部品K1の認識(上記ステップS4の処
理)が終了したか否かが判定される。チップ部品K1の
認識が終了したことが判定されたときは、ステップS1
1に移行し、第2吸着ノズル22に吸着されたチップ部
品K2について後に詳述する主認識処理が行なわれる。
【0044】また、第1吸着ノズル21側の主認識処理
(ステップS5)の後の処理としては、ステップS6で
チップ部品K1の装着動作が行なわれ、具体的には、上
記ヘッドユニット5がプリント基板3上の目標位置へ移
動され、さらに第1吸着ノズル21が下降されるととも
に負圧の供給が遮断されることにより、チップ部品K1
がプリント基板3に装着される。一方、第2吸着ノズル
22側の主認識処理(ステップS11)の後の処理とし
ては、ステップS12で第2吸着ノズル22によるチッ
プ部品K1の装着動作が終了したか否かが判定され、終
了していれば、ステップS13に移行し、第2吸着ノズ
ル22によるチップ部品K2の装着動作(第1吸着ノズ
ル21による装着動作と同様)が行なわれる。
【0045】図7は、上記ステップS5、ステップS1
1のそれぞれにおいて行なわれる主認識処理のルーチン
を示す。このルーチンにおいては、ステップS21で、
前述の予備回転動作が終了した時点でのチップ部品の投
影幅Wsと、その中心位置Csと、回転角θsとが検出
される。続いて、図8に一点鎖線で示す初期位置から吸
着ノズルが所定の認識時回転方向(図8では反時計方
向)に一定角度θeだけ回転され(図8に二点鎖線で示
す)、この回転動作が行なわれている間に、チップ部品
の投影幅Wの検出が繰返し行なわれる(ステップS2
2,S23)。このチップ部品の投影幅Wは、上記レー
ザーユニット31の出力に基づいた上記レーザーユニッ
ト演算部35の演算処理によって与えられる。
【0046】そして、ステップS24で、上記の投影幅
Wのデータから最小投影幅Wmin が求められるととも
に、そのときの中心位置Cmと、回転角θm(予備回転
動作前を基準とした回転角)とが検出される。つまり、
吸着ノズルに吸着されたチップ部品の回転中にチップ部
品の長辺がレーザービームと同方向に向いた状態のとき
に投影幅が最小となり、このときの投影幅Wmin (チッ
プ部品の短辺の長さに相当)、中心位置Cm、回転角θ
mが検出される。
【0047】続いてステップS25で、上記データ等に
基づいて部品吸着が正常か否かが判定される。この判定
は、例えば、上記投影幅Wmin による部品短辺長さ相当
値と、、上記データおよびその他のデータから演算によ
り求められた部品長辺長さ相当値とが、実際の部品の短
辺および長辺の長さに充分に近似し、かつ上記回転角θ
mが所定範囲内にあるという条件が成立すれば正常とさ
れ、そうでなければ吸着不良とされる。そして、正常で
ない場合(吸着不良の場合)はステップS26に移行し
て当該チップ部品が廃却され、部品吸着が正常であれ
ば、ステップS27に移行する。ステップS27では、
上記投影幅Wmin 、中心位置Cm、回転角θmから、チ
ップ部品の短辺の長さと、ノズル中心に対する部品中心
の短辺方向のずれと、回転角のずれとが求められ、さら
にこれらと他のデータとから、部品の長辺の長さと、ノ
ズル中心に対する部品中心の長辺方向のずれが演算によ
り求められ、これらから装着位置補正量Xc,Yc,θ
cが算出される。そして、前記の図6におけるステップ
S6またはステップS13の装着動作の際に、これらの
補正量Xc,Yc,θcによって目標装着位置が補正さ
れる。
【0048】なお、上記の図7に示す主認識処理の一例
では、上記最小投影幅Wmin によって吸着部品の一辺
(短辺)を求める一方、吸着部品の他辺(長辺)は演算
によって求めるようにしているが、主認識処理の他の例
として、図9に示すように、吸着部品の両辺をともに投
影幅検出によって求めるようにしてもよい。
【0049】この図9の例を説明すると、予備回転動作
後に、ステップS31で吸着ノズルが部品認識時回転方
向に回転されつつ、チップ部品の投影幅Wの検出が行な
われる。そして、投影幅最小となる回転位置が調べられ
て、そのときの投影幅Wmin、部品中心位置Cmおよび
回転角θm(予備回転動作前の位置を基準とした回転
角)が検出され(ステップS32)、上記投影幅Wmin
と、上記部品中心位置Cmとノズル中心位置Cnとの差
(Cm−Cn)と、上記回転角θmとが、それぞれ部品
短辺長さ相当投影幅Wy、Y軸方向位置ずれ量Yc、回
転角ずれ量θcとされる(ステップS33)。
【0050】次に、(θc+90°)の回転角まで吸着
ノズルが回転した時点の投影幅および部品中心位置が検
出され、その上記投影幅と、部品中心位置とノズル中心
位置との差とが、それぞれ部品長辺長さ相当投影幅W
x、X軸方向位置ずれ量Xcとされる(ステップS3
4)。そして、このような検出を可能にする設定回転角
θfまで吸着ノズルが回転された後(ステップS3
5)、前記の図7中のステップS25と同様にして吸着
正常か否かが判定され(ステップS36)、正常でない
場合は、チップ部品が廃却される(ステップS37)。
また、吸着正常の場合は、上記Y軸方向位置ずれ量Y
c、回転角ずれ量θcおよびX軸方向位置ずれ量Xcを
もって、補正量が求められる(ステップS38)。
【0051】図7の例による場合と図9の例による場合
とを比較すると、チップ部品が小さければ、図7のよう
にチップ部品の長辺の長さを演算によって求める場合は
その演算のためのデータに含まれる誤差によって演算値
の誤差が大きくなる懸念があるために、図9のように両
辺とも投影幅検出により求める方が精度が高い。一方、
チップ部品が大きければ、吸着ノズルを大きな回転角に
わたって急速に回転させるとその回転の間に吸着部品の
位置ずれが生じるおそれがあるので、図7のように投影
幅検出のための吸着ノズル回転量を比較的小さくしてチ
ップ部品の長辺の長さを演算で求める方が精度的に有利
となる。従って、チップ部品の種類に応じて図7のよう
な処理と図9のような処理とを選択的に行なうようにす
るのも効果的である。
【0052】以上のような装置による場合、各吸着ノズ
ル21,22を用いた吸着動作、部品認識用処理および
装着動作をタイムチャートで示すと、図10のようにな
る。この図の中で、Aは吸着動作を、Bは部品認識用処
理を、B1は部品認識用処理のうちの予備回転動作を、
B2は部品認識用処理のうちの主認識処理を、Cは装着
動作を、それぞれ期間的に表している。また、Wは待機
の期間を表している。
【0053】このタイムチャートに示すように、第1ノ
ズル側の動作、処理としては、チップ部品K1の吸着動
作と、予備回転動作B1および主認識処理B2を含むチ
ップ部品K1の認識用処理Bと、チップ部品の装着動作
Cとが順次行われる。
【0054】また、第1ノズル側の吸着動作の終了後に
第2ノズル側の吸着動作Aが開始される。この第2ノズ
ル側でも、チップ部品K2の吸着動作A、予備回転動作
B1、主認識処理B2および装着動作Cが順次行われる
が、そのうちの吸着動作Aおよび予備回転動作B1は、
第1ノズル側の認識用処理Bと時間的にラップして行わ
れる。そして、第2ノズル側の予備回転動作B1の終了
時点で第1ノズル側の認識用処理Bが終了していなけれ
ば、第1ノズル側の認識用処理Bが終了するまでの待機
Wの期間を経て、第2ノズル側の主認識処理B2および
装着動作Cが行われる。
【0055】ところで、チップ部品K1,K2の認識用
処理においては、上記主認識処理B2の前に上記予備回
転動作B1が行われることにより、主認識処理の開始時
には確実にチップ部品K1がレーザービーム方向に対し
て一定の側に傾いた状態となるため、主認識処理では吸
着ノズルが一定角度θeだけ回転される間に確実に最小
投影幅Wmin が検出され、チップ部品吸着状態の認識が
迅速かつ正確に行われる。
【0056】また、前述のようにレーザーユニット演算
部35は、複数のチップ部品についての投影幅等の演算
処理を一部重複して行うことはできないが、上記予備回
転動作中は投影幅等の演算処理を要しないため、第2吸
着ノズル側の予備回転動作が第1吸着ノズル側の認識用
処理と時間的にラップしても、主認識用処理がラップし
なければ、レーザーユニット演算部35の演算処理に支
障はない。そして、このように第2吸着ノズル側の認識
用処理のうちの予備回転動作が第1吸着ノズル側の認識
用処理中に行われることにより、第2ノズル側の待機W
の時間が従来の場合(図12参照)と比べて短くなり、
つまり吸着から装着までの実装動作の途中における時間
的ロスが減少することとなり、実装時間が短縮される。
【0057】なお、上記各吸着ノズル21,22による
吸着動作の制御は、上記実施例では同時吸着が困難な場
合の例として第1吸着ノズル21による吸着後に第2吸
着ノズル22による吸着を行うようになっているが、各
吸着ノズル21,22と部品供給部4のテープフィーダ
ー4aとの位置関係によっては同時吸着が可能な場合も
あり、この場合は図11のフローチャートに示すように
制御すればよい。
【0058】すなわち、図11に示す例では、ステップ
S101で各吸着ノズル21,22に吸着用負圧が供給
された後、第1吸着ノズル21によるチップ部品K1の
吸着動作(ステップS102)と第2吸着ノズル22に
よるチップ部品K2の吸着動作(ステップS107)と
が同時的に並行して行われ、さらに各吸着ノズルの上昇
および予備回転動作(ステップS103,ステップS1
08)も並行して行われる。その後の第1ノズル側の予
備回転終了の判定(ステップS104)、チップ部品K
1の主認識処理(ステップS105)および装着動作
(ステップS106)と、第2ノズル側の予備回転終了
の判定(ステップS109)、チップ部品K1の認識処
理終了の判定(ステップS110)、チップ部品K2の
主認識処理(ステップS111)、チップ部品K1の装
着終了の判定(ステップS112)およびチップ部品K
2の装着動作(ステップS113)は、図6のフローチ
ャートにおけるステップS4〜S6,ステップS9〜S
13と同様である。
【0059】この実施例によっても、第2吸着ノズル側
の認識用処理のうちの予備回転動作が第1吸着ノズル側
の認識用処理中に行われることにより、時間的ロスが減
少する。さらに、各吸着ノズルによる吸着動作が同時に
行われることで実装時間短縮により一層有利となる。
【0060】本発明は、上記各実施例以外にも変更可能
である。
【0061】例えば、上記各実施例ではレーザーユニッ
ト演算部35が複数のチップ部品についての投影幅等の
演算処理を一部重複して行うことができない場合に適合
するようにしているが、レーザーユニット演算部35が
複数のチップ部品についての投影幅等の演算処理を重複
して行うことが可能である場合は、上記第1ノズル側の
部品認識用処理と第2ノズル側の部品認識用処理とを、
主認識処理も含めてラップさせるようにしてもよい。
【0062】また、ヘッドユニット5に設けられる吸着
ノズルは3個以上であってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ヘッドユニッ
トに複数の吸着ノズルを具備した実装機において、吸着
ノズルに吸着されたチップ部品の投影を検出する光学的
検出手段と、その出力に基づいてチップ部品の投影幅の
演算を行なう演算処理手段と、チップ部品を吸着した吸
着ノズルを回転させて吸着ノズル回転中の上記演算手段
からの情報に基づいてチップ部品吸着状態を認識する処
理を各吸着ノズルの吸着部品に対してそれぞれ行なう認
識用制御手段と、各吸着ノズルの吸着部品に対する部品
認識用処理を少なくとも一部において時間的にラップさ
せるタイミング調整手段とを備えている(請求項1)た
め、各吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理の
時間的ずれが小さくなる。このため、実装動作途中にお
ける時間的ロスを減少させ、実装時間を短縮することが
できる。
【0064】とくにこの装置において、上記認識用制御
手段による部品認識用処理として、上記吸着ノズルを所
定の認識時回転方向とは逆方向に所定角度だけ回転させ
る予備回転処理を行なってから、上記吸着ノズルを上記
認識時回転方向に回転させつつチップ部品吸着状態を認
識する主認識処理を行なうようにし、また、上記タイミ
ング調整手段による調整として、一の吸着ノズルに対す
る部品認識用処理中に、他の吸着ノズルの吸着部品に対
する部品認識用処理のうちの予備回転動作を行なわせる
ようしておくと(請求項2)、上記予備回転動作によ
り、主認識処理を迅速かつ正確に行わせることができ
る。しかも、上記演算処理手段の処理能力などの事情で
投影幅演算等の処理を複数のチップ部品について同時進
行的に行なうことが困難な場合であっても、投影幅演算
等の処理に支障のない範囲で各吸着ノズルの吸着部品に
対する部品認識用処理の時間的ずれを小さくし、実装時
間を短縮することができる。
【0065】また、上記各吸着ノズルによる部品の吸着
を順次行なわせるようにした場合(請求項3)、一の吸
着ノズルによるチップ部品吸着動作に続き、この吸着ノ
ズルの吸着部品に対する部品認識用処理が行なわれてい
る間に、他の吸着ノズルによるチップ部品吸着動作とこ
れに続く部品認識用処理の一部を行なわせることができ
て、時間的ロスを少なくすることができる。
【0066】また、上記各吸着ノズルによる部品の吸着
を同時に行なわせるようにすると(請求項4)、実装時
間の短縮により一層有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品認識装置が適用された実装機の一
例を示す概略平面図である。
【図2】同実装機の概略正面図である。
【図3】ヘッドユニットの主要部を示す正面図である。
【図4】ヘッドユニットに設けられたレーザーユニット
の概略平面図である。
【図5】制御系統を示すブロック図である。
【図6】実装動作の制御の一例を示すフローチャートで
ある。
【図7】実装動作の制御の中の主認識処理のルーチンを
示すフローチャートである。
【図8】部品認識用処理時のチップ部品の回転動作を示
す説明図である。
【図9】実装動作の制御の中の主認識処理のルーチンの
別の例を示すフローチャートである。
【図10】第1,第2吸着ノズルの吸着動作、部品認識
用処理および装着動作を時間的に示すタイムチャートで
ある。
【図11】実装動作の制御の一例を示すフローチャート
である。
【図12】従来の技術に基づいた吸着動作、部品認識用
処理および装着動作を時間的に示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
5 ヘッドユニット 21,22 吸着ノズル 31 レーザーユニット 35 レーザーユニット演算部 40 主制御器 43 主演算部 44 吸着制御手段 45 認識用制御手段 46 タイミング調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 7/00 H05K 13/08 B 8315−4E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品供給側と装着側とにわたって移動可
    能なヘッドユニットに、チップ部品を吸着するための複
    数の吸着ノズルと、該各吸着ノズルを回転させる駆動手
    段とを設けた実装機において、 平行光線の照射部および受光部を有して、上記吸着ノズ
    ルに吸着されたチップ部品に平行光線を照射してその投
    影を検出する光学的検出手段と、 上記光学的検出手段の出力に基づいて投影幅の演算を行
    なう演算処理手段と、 上記駆動手段を制御してチップ部品を吸着した吸着ノズ
    ルを回転させる処理と吸着ノズル回転中の上記演算処理
    手段からの情報に基づいてチップ部品吸着状態を認識す
    る処理とを含む部品認識用処理を、各吸着ノズルの吸着
    部品に対してそれぞれ行なう認識用制御手段と、 一の吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理と他
    の吸着ノズルの吸着部品に対する部品認識用処理とが少
    なくとも一部において時間的に重なり合うように部品認
    識用処理のタイミングを調整するタイミング調整手段と
    を備えたことを特徴とする実装機の部品認識装置。
  2. 【請求項2】 上記認識用制御手段は、上記部品認識用
    処理として、上記吸着ノズルを所定の認識時回転方向と
    は逆方向に所定角度だけ回転させる予備回転処理を行な
    ってから、上記吸着ノズルを上記認識時回転方向に回転
    させつつ上記演算処理手段からの情報に基づいてチップ
    部品吸着状態を認識する処理を行なうものであり、 上記タイミング調整手段は、一の吸着ノズルの吸着部品
    に対する部品認識用処理中に、他の吸着ノズルの吸着部
    品に対する部品認識用処理のうちの予備回転処理を行な
    わせるように調整するものであることを特徴とする請求
    項1記載の実装機の部品認識装置。
  3. 【請求項3】上記各吸着ノズルによる部品の吸着を順次
    行なわせる手段を有する請求項1または2記載の実装機
    の部品認識装置。
  4. 【請求項4】上記各吸着ノズルによる部品の吸着を同時
    に行なわせる手段を有する請求項1または2記載の実装
    機の部品認識装置。
JP6005436A 1994-01-21 1994-01-21 実装機の部品認識装置 Pending JPH07212096A (ja)

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