JPH0721176A - 文字訂正方法および文字訂正装置 - Google Patents

文字訂正方法および文字訂正装置

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JPH0721176A
JPH0721176A JP5147789A JP14778993A JPH0721176A JP H0721176 A JPH0721176 A JP H0721176A JP 5147789 A JP5147789 A JP 5147789A JP 14778993 A JP14778993 A JP 14778993A JP H0721176 A JPH0721176 A JP H0721176A
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character
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JP5147789A
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Inventor
Masaki Mukai
雅樹 向井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濁点、半濁点等の入力忘れの訂正を少ないキ
ー操作によって行うことを可能とする。 【構成】 文字入力部101が文字を入力し、判定部1
04が文字が濁点または半濁点であるか否かを判定し、
判定が肯定的であれば検索訂正部105が文書記憶部1
02の記憶する文書を入力位置記憶手段103の記憶す
る位置から先頭に向かって濁点または半濁点をつけるこ
とのできる文字を検索し最初に見つけられた文字を濁点
または半濁点をつけた文字に訂正し、判定が否定的であ
れば文字出力部106が文書記憶部102の記憶する文
書の入力位置記憶手段103の記憶する位置に文字を挿
入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ等に
よる文書作成の作業において、清音の仮名から濁音の仮
名への訂正等を行う文字訂正方法および文字訂正装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】日本語ワードプロセッサ装置等を用いて
日本語の入力を行う場合の方式としては、一般に、仮名
入力方式およびローマ字入力方式等がある。これらのう
ち仮名入力方式とは、日本語ワードプロセッサ装置のキ
ーボードから入力すべき文章の読みを仮名で入力するも
のであり、その後仮名漢字変換手段等を用いて必要とす
る漢字仮名交じり等の文章にする。仮名入力方式で仮名
の入力を行う際に、例えば「きーぼーど」と入力すべき
ところを、「きーほーど」のように濁点を入力し忘れ、
「きーほーど」まで入力を完了した時点で濁点の忘れに
気づくことがたびたび発生する。この時点で日本語ワー
ドプロセッサ装置等のディスプレイ上には図13(a)
のような出力が行われている。この図において、下線
(_)は、次にキーボードから入力される文字が出力さ
れる位置を示すカーソルである。ここで、濁点をつけ忘
れた「ほ」から「ぼ」への訂正は、例えば、キーボード
上に備えられた矢印キー等を用いてカーソルを左方向に
3文字移動し(図13(b))、その後削除キー等を用
いて「ほ」を削除し(図13(c))、「ほ」、「゛
(濁点)」に順にキーボードから入力する(図13
(d))ことによって行われ、さらに「きーぼーど」に
続けて文章を入力するためには、再び矢印キー等を用い
てカーソルを右方向に2文字移動する(図13(e))
必要がある。以上の手順を実行するためには、合計8回
のキー入力が必要である。
【0003】このような手順を簡略化するための方法と
して、「ほ」を削除することなしに、「ほ」の直後にカ
ーソルを置き、ここで「゛(濁点)」を入力することに
より、「ほ」を「ぼ」に訂正できる方法があり、この場
合には合計5回のキー入力で文字の訂正が行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法では1文字の訂正のために数回ものキー入力
が必要であり、さらに訂正すべき文字の位置にカーソル
を正確に移動するためにはある程度の注意を払う必要が
あるという問題点を有していた。本発明は、かかる従来
の問題点に鑑み、濁点あるいは半濁点のように他の文字
に付加的につけられる符号の入力忘れの訂正を少ないキ
ー操作によって行うことを可能とする文字訂正方法およ
び文字訂正装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、入力文字が他の文字に
付加的に付けられる符号である場合に、入力文字が入力
された位置の前方でかつ最も近くかつ入力文字を付ける
ことのできる文字を、入力文字を付けた文字に訂正する
ことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、文字入力
部から文字を入力する文字入力ステップと、文書記憶部
が記憶する文書中で入力された文字を挿入する位置を入
力位置記憶手段に記憶するステップと、入力された文字
が他の文字に付加的につけられる符号であるか否かを判
定する判定ステップと、判定ステップの判定が否定的で
あるときに入力文字を文書記憶部の文字挿入位置に記憶
するステップと、判定ステップの判定が肯定的であると
きに文書記憶部が記憶している文書を入力位置記憶手段
が記憶する位置から文書の先頭に向かって符号をつける
ことのできる文字を検索し最初に見つけられた文字を符
号をつけた文字に訂正する文字検索訂正ステップとを有
することを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、文字入力
部から文字を入力する文字入力ステップと、文書記憶部
が記憶する文書中で入力された文字を挿入する位置を入
力位置記憶手段に記憶するステップと、入力された文字
が他の文字に付加的に付けられる符号であるか否かを判
定する判定ステップと、判定ステップの判定が否定的で
あるときに入力文字を文書記憶部の文字挿入位置に記憶
するステップと、判定ステップの判定が肯定的であると
きに入力位置記憶手段が記憶する位置を符号位置記憶手
段に記憶させる検索準備ステップと、文書記憶部が記憶
する文書を符号位置記憶手段が記憶する位置から文書の
先頭に向かって入力された符号を付けることのできる文
字を検索し、最初に見つけられた文字の位置を符号位置
記憶手段に記憶させる文字候補検索ステップと、符号位
置記憶手段が記憶する位置の文字が入力された符号をつ
けるべき文字であるか否かを確認し、そうであるときに
は次の文字訂正ステップの実行を指示し、そうでないと
きには文字候補検索ステップの再実行を指示する確認ス
テップと、符号位置記憶手段が記憶する位置の文字を入
力された符号をつけた文字に訂正する文字訂正ステップ
とを有することを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、文書の入
力および編集を行う文書作成装置における文字訂正装置
であって、入力文字が他の文字に付加的につけられる符
号である場合に入力文字が入力された位置の前方でかつ
最も近くかつ入力文字をつけることのできる文字を入力
文字をつけた文字に訂正する手段を備えたことを特徴と
する。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、文字を入
力する文字入力部と、文書を記憶する文書記憶部と、文
書記憶部が記憶する文書中で入力された文字を挿入する
位置を記憶する入力位置記憶手段と、文字入力部が入力
した文字が他の文字に付加的につけられる符号であるか
否かを判定する判定部と、判定部の判定が肯定的である
ときに文書記憶部が記憶する文書を入力位置記憶手段が
記憶する位置から文書の先頭に向かって入力した文字を
付加的に付けることのできる文字を検索し最初に見つけ
られた文字を入力文字を付けた文字に訂正する検索訂正
部とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項6に記載の発明は、文字を入
力する文字入力部と、文書を記憶する文書記憶部と、文
書記憶部が記憶する文書中で入力された文字を挿入する
位置を記憶する入力位置記憶手段と、文書記憶部が記憶
する文書中で符号付加候補位置を記憶する符号位置記憶
手段と、文字入力部が入力した文字が他の文字に付加的
に付けられる符号であるか否かを判定し、その判定が肯
定的であるときには符号位置記憶手段に入力位置記憶手
段が記憶する位置を記憶させた後次の検索部を起動する
判定部と、文書記憶部が記憶する文書を符号位置記憶手
段が記憶する位置から文書の先頭に向かって入力した符
号を付加的に付けることのできる文字を検索し最初に見
つけられた文字の位置を符号位置記憶手段に記憶させる
検索部と、符号位置記憶手段が記憶する位置の文字が入
力された符号を付加的につけるべき文字であるかどうか
を確認し、そうであるときには訂正部を起動し、そうで
ないときには検索部を再起動する確認部と、符号位置記
憶手段が記憶する位置の文字を入力された符号を付加的
につけた文字に訂正する訂正部とを備えたことを特徴と
する。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、入力文字が他
の文字に付加的につけられる符号である場合、入力文字
が入力された位置の前方でかつ最も近くかつその入力文
字をつけることのできる文字をそれに入力文字をつけた
文字に訂正する。請求項2に記載の発明によれば、文字
入力ステップで文字を入力し、判定ステップで入力され
た文字が他の文字に付加的につけられる符号であるかど
うかを判定し、そうであると判定されたときには文字検
索訂正ステップで文書記憶部が記憶する文書を入力位置
記憶手段が記憶する位置から先頭に向かって符号をつけ
ることのできる文字を検索し最初に見つけられた文字を
符号をつけた文字に訂正する。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、文字入力
ステップで文字を入力し、判定ステップで入力された文
字が他の文字に付加的につけられる符号であるかどうか
を判定し、そうであるときには検索準備ステップの実行
を指示し、検索準備ステップで符号位置記憶手段に入力
位置記憶手段が記憶する位置を記憶させ、文字候補検索
ステップで文書記憶部が記憶する文書を符号位置記憶手
段が記憶する位置から先頭に向かって符号をつけること
のできる文字を検索し最初に見つけられた文字の位置を
符号位置記憶手段に記憶させ、確認ステップで符号位置
記憶手段が記憶する位置の文字が符号をつけるべき文字
であるか否かを確認し、そうであるときには文字訂正ス
テップの実行を指示し、そうでないときには文字候補検
索ステップの再実行を指示し、訂正ステップで符号位置
記憶手段が記憶する位置の文字を符号をつけた文字に訂
正する。
【0013】請求項4〜請求項6の発明においても、請
求項1〜請求項3のそれぞれの発明と同様に作用する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら説明する。図1は本発明の第1の実施例における文
字訂正装置のブロック図を示すものである。図1におい
て、101は文字入力部、102は文書記憶部、103
は入力位置記憶手段、104は判定部、105は検索訂
正部、106は文字入力部101から入力された文字を
文書記憶部102に出力し記憶させる文字出力部、10
7は文書記憶部102の内容を出力する文書出力部であ
る。
【0015】文字入力部101および文書出力部107
としては、例えば、それぞれワードプロセッサやパーソ
ナルコンピュータ、ワークステーションにおけるキーボ
ードおよびCRT、液晶等によるディスプレイが用いら
れる。入力位置記憶手段103は、文書記憶部102が
記憶している文書において文字出力部106が次に出力
する文字を挿入すべき位置を文書の先頭からの文字数を
表す自然数によって記憶している。
【0016】判定部104は、文字入力部101が入力
した文字が濁点あるいは半濁点である場合には、検索訂
正部105を起動し、そうでない場合には、入力された
文字をそのまま入力位置記憶手段103の内容にしたが
って文書記憶部102に出力するよう文字出力部106
に対して指示する。以上のように構成された文字訂正装
置の動作について、以下、図2に示す文字訂正方法のフ
ローチャートを用いて各ステップごとに説明する。
【0017】 ステップ201(文字入力ステップ) 文字入力部101が文字、例えばC1を入力し、ステッ
プ202に進む。 ステップ202(判定ステップ) 判定部104が、文字C1が濁点あるいは半濁点である
か否かを判定する。文字C1が濁点あるいは半濁点であ
る場合にはステップ204に進む。そうでない場合に
は、ステップ203に進む。
【0018】 ステップ203(文字追加ステップ) 文字出力部106が、文字C1を文書記憶部102中の
入力位置記憶手段103が記憶する位置に出力し、ステ
ップ205に進む。 ステップ204(文字検索訂正ステップ) 検索訂正部105が、文書記憶部102が記憶する文書
を入力位置記憶手段103が記憶する位置から先頭に向
かって文字C1(濁点あるいは半濁点)をつけることの
できる文字を検索し、最初に見つけられた文字を文字C
1をつけた文字(濁音文字あるいは半濁音文字)に置換
し、ステップ205に進む。
【0019】 ステップ205(文書出力ステップ) 文書出力部107が、文書記憶部102の内容を表示
し、処理を終了する。 以上のように動作する本実施例の文字訂正装置の具体的
な動作の一部を以下に説明する。動作は(1)から
(8)の順に進むものとする。また、以下の動作の開始
前には、文書記憶部102は図3の概念図に示す文書を
記憶し、入力位置記憶手段103は自然数6を記憶して
いるものとする。図3は、文書記憶部102が現在「き
ーほーど」の5つの文字を記憶していることを示してい
る。入力位置記憶手段103が記憶する自然数6は、文
字出力部106が次に出力する文字は文書記憶部102
が記憶する文書の6文字目に挿入されることを意味して
おり、図3に示す状態で文字出力部106が文字を出力
した場合、「きーほーど」の次に挿入される。
【0020】このような状態で、文字入力部101が文
字「の」を入力し、文字「の」を入力した直後、「きー
ほーど」の文字「ほ」が「ぼ」を入力すべきところ誤っ
て入力されたものであることに気づき、続いて「゛」
(濁点)を入力した場合の一連の動作について説明す
る。 (1) 文字入力部101が、文字「の」を入力する。
【0021】(2) 判定部104が、文字「の」が濁
点あるいは半濁点であるか否かを判定する。この場合、
そうではないので判定部104は文字出力部106に対
して文字「の」を出力するよう指示する。 (3) 文字出力部106が、文字「の」を入力位置記
憶手段103が記憶する自然数6にしたがって、文書記
憶部102の6文字目に出力する。この時点での文書記
憶部102の記憶内容の概念図が図4である。また、こ
の時点で入力位置記憶手段103が記憶する自然数は7
となる。
【0022】(4) 文書出力部107が、文書記憶部
102の内容にしたがって文書を表示する。 (5) 文字入力部101が、文字「゛」(濁点)を入
力する。 (6) 判定部104が、文字「゛」が濁点あるいは半
濁点であるか否かを判定する。この場合、濁点であるの
で、判定部104は訂正検索部105に対して文字の訂
正を指示する。
【0023】(7) 検索訂正部105が、文書記憶部
102が記憶する文書を入力位置記憶手段103が記憶
する位置、つまり7文字目から先頭に向かって濁点をつ
けることのできる文字を検索し、最初に見つけられた文
字「ほ」を文字「ぼ」に置換する。この時点での文書記
憶部102の記憶内容の概念図が図5である。 (8) 文書出力部107が、文書記憶部102の内容
にしたがって文書を表示する。
【0024】以上のように本実施例によれば、判定部1
04が文字入力部101から入力された文字が濁点ある
いは半濁点であるか否かを判定し、そうであれば検索訂
正部105が文書記憶部102に記憶されている文書の
入力位置記憶手段103によって示される位置から先頭
に向かって濁点あるいは半濁点を付加的につけることの
できる文字を検索し、検索された文字を濁点あるいは半
濁点を付加したものに置換することにより、濁点あるい
は半濁点をつけ忘れた文字を濁点あるいは半濁点をつけ
た文字に訂正する作業を少ないキー入力で容易に行うこ
とができる。
【0025】なお、本実施例では日本語の仮名における
濁点あるいは半濁点をつけるべき文字を訂正する場合を
示したが、他の言語例えばドイツ語におけるウムラウト
をつけるべき文字を訂正する場合等にも利用できること
は明らかである。また、「せいきゅう」と入力すべきと
ころを誤って「せいきう」と入力した後、拗音文字
「ゅ」を入力することにより、これが挿入できる位置を
検索し、「せいきゅう」と訂正するように構成すること
もできる。
【0026】また、本実施例では「きーほーど」から
「きーぼーど」への訂正のように平仮名の例を示した
が、実際に日本語ワードプロセッサ等に利用される場合
には、これを、広く知られた従来技術で実現可能な仮名
漢字変換手段によって「キーボード」等の漢字仮名交じ
り、片仮名等による単語に変換する必要がある。さら
に、本実施例における文字訂正方法の処理の流れにおけ
るステップ204では、文字C1(濁点あるいは半濁
点)をつけることのできる文字が必ず存在するものとし
て処理の説明を行ったが、そのような文字が文書中に存
在しない場合も当然考えられ、そのときには、適切な警
告等を発した後、処理を終了する等の流れとすべきこと
は言うまでもない。
【0027】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図6にこの実施例における文字訂正装置のブロッ
ク図を示す。図6において、101は文字入力部、10
2は文書記憶部、103は入力位置記憶手段、604は
符号位置記憶手段、605は判定部、606は検索部、
607は確認部、608は訂正部である。文字入力部1
01、入力位置記憶手段103は、第1の実施例の説明
で示したとおりである。また、106および107はそ
れぞれ文字出力部および文書出力部であり、これらも第
1の実施例で示したとおりである。
【0028】判定部605は、文字入力部101が入力
した文字が濁点あるいは半濁点である場合には、符号位
置記憶手段604に入力位置記憶手段103が記憶する
自然数を記憶させた後、検索部606を起動し、そうで
ない場合には、入力された文字をそのまま入力位置記憶
手段103の内容にしたがって文書記憶部102に出力
するよう文字出力部106に対して指示する。
【0029】符号位置記憶手段604は、文書記憶部1
02が記憶している文書において訂正部608による訂
正の候補となる文字の位置を文書の先頭からの文字数を
表す自然数によって記憶している。確認部607は、キ
ーボード等の入力装置に接続されており、訂正すべき文
字か否かを確認するための入力を行うよう構成されてい
る。
【0030】以上のように構成された文字訂正装置の動
作について、以下、図7に示す文字訂正方法のフローチ
ャートを用いて各ステップごとに説明する。 ステップ701(文字入力ステップ) 文字入力部101が文字、例えばC2を入力し、ステッ
プ702に進む。 ステップ702(判定ステップ) 判定部605が、文字C2が濁点あるいは半濁点である
か否かを判定する。文字C2が濁点あるいは半濁点であ
る場合には、ステップ704に進む。そうでない場合に
は、ステップ703に進む。
【0031】 ステップ703(文字追加ステップ) 文字出力部106が、文字C2を文書記憶部102中の
入力位置記憶手段103が記憶する位置に出力し、ステ
ップ708に進む。 ステップ704(検索準備ステップ) 判定部605が、符号位置記憶手段604に入力位置記
憶手段103が記憶する位置を記憶させ、ステップ70
5に進む。
【0032】 ステップ705(文字候補検索ステッ
プ) 検索部606が、文書記憶部102が記憶する文書を符
号位置記憶手段604が記憶する位置から先頭に向かっ
て文字C2(濁点あるいは半濁点)をつけることのでき
る文字を検索し、最初に見つけられた文字の位置を符号
位置記憶手段604に記憶させ、ステップ706に進
む。
【0033】 ステップ706(確認ステップ) 確認部607が、符号位置記憶手段604が記憶する位
置の文字が文字C2(濁点あるいは半濁点)をつけるべ
き文字であるか否かを確認し、そうであるときにはステ
ップ707に進み、そうでないときにはステップ705
に戻る。 ステップ707(文字訂正ステップ) 訂正部608が、符号位置記憶手段604が記憶する位
置の文字を文字C2(濁点あるいは半濁点)をつけた文
字(濁音文字あるいは半濁音文字)に置換し、ステップ
708に進む。
【0034】 ステップ708(文書出力ステップ) 文書出力部107が、文書記憶部102の内容を表示
し、処理を終了する。 以上のように動作する本実施例の文字訂正装置の具体的
な動作の一例を以下に説明する。動作は(1)から
(8)の順に進むものとする。以下の動作の開始前、文
書記憶部102は図8の概念図に示す文書を記憶し、入
力位置記憶手段103は自然数8を記憶しているものと
する。図8は、文書記憶部102が現在「こくごしてん
を」の7つの文字を記憶していることを示している。入
力位置記憶手段103が記憶する自然数8は、文字出力
部106が次に出力する文字は文書記憶部102が記憶
する文書の8文字目に挿入されることを意味しており、
図8に示す状態で文字出力部106が文字を出力した場
合、「こくごしてんを」の次に挿入される。
【0035】このような状態で、「こくごしてんを」の
文字「し」が「じ」を入力すべきところ誤って入力され
たものであることに気づき、文字入力部101が「゛」
(濁点)を入力した時点から始まる一連の動作について
説明する。 (1) 文字入力部101が、文字「゛」(濁点)を入
力する。 (2) 判定部605が、文字「゛」が濁点あるいは半
濁点であるか否かを判定する。この場合、濁点であるの
で、判定部605は符号位置記憶手段604に対して入
力位置記憶手段103が記憶する自然数8を記憶させ
る。
【0036】(3) 検索部606が、文書記憶部10
2が記憶する文書を符号位置記憶手段604が記憶する
位置、つまり8文字目から先頭に向かって濁点をつける
ことのできる文字を検索し、最初に見つけられた文字の
位置を符号位置記憶手段604に記憶させる。この場
合、「こくごしてんを」の5番目の文字「て」が最初に
見つけられるので、符号位置記憶手段604には自然数
5が記憶される。この時点での文書出力部107の出力
の様子の概念図を図9に示す。図9は、ディスプレイ装
置に「こくごしてんを」の文字が表示されており、さら
に文字「て」が濁点をつける候補であることを示すため
強調して表示されている(図面上ではハッチング)こと
を示している。
【0037】(4) 確認部607が、符号位置記憶手
段604が記憶する位置、つまり5番目の文字「て」が
濁点をつけるべき文字であるか否かを確認する。確認部
607は、文字「て」が濁点をつけるべき文字ではない
と確認する。 (5) 検索部606が、文書記憶部102が記憶する
文書を符号位置記憶手段604が記憶する位置、つまり
5文字目から先頭に向かって濁点をつけることのできる
文字を検索し、最初に見つけられた文字の位置を符号位
置記憶手段604に記憶させる。この場合、「こくごし
てんを」の4番目の文字「し」が最初に見つけられるの
で、符号位置記憶手段604には自然数4が記憶され
る。
【0038】(6) 確認部607が、符号位置記憶手
段604が記憶する位置、つまり4番目の文字「し」が
濁点をつけるべき文字であるか否かを確認する。この時
点での文書出力部107の出力の様子の概念図を図10
に示す。図10は、ディスプレイ装置に「こくごしてん
を」の文字が表示されており、さらに文字「し」が濁点
をつける候補であることを示すため強調して表示されて
いる(図面上ではハッチング)ことを示している。確認
部607は、文字「し」が濁点をつけるべき文字である
と確認する。
【0039】(7) 訂正部608が、符号位置記憶手
段604が記憶する位置、つまり4番目の文字「し」を
濁点をつけた文字「じ」に置換する。この時点での文書
記憶部102の記憶内容の概念図が図11である。 (8) 文書出力部107が、文書記憶部102の内容
にしたがって文書を表示する。この時点での文書出力部
107の出力の様子の概念図を図12に示す。図12
は、ディスプレイ装置に「こくごじてんを」の文字が表
示されていることを示している。
【0040】以上のように本実施例によれば、第1の実
施例における効果に加えて、濁点あるいは半濁点をつけ
訂正すべき文字が入力位置記憶手段によって示される位
置に最も近い位置にある場合以外にも、訂正作業を少な
いキー入力で容易に行うことができる。なお、本実施例
では、文字入力部101と確認部607とを全く関連の
ないものとして構成したが、これらにはともにキーボー
ドに接続されており、ユーザによる文字入力と確認のた
めの指示をともに同一のキーボードから行うよう構成し
てもよいのは明らかである。この場合、例えば、文字入
力部101が濁点(半濁点)を入力した場合には、キー
ボードからさらに濁点(半濁点)を入力することにより
次の訂正すべき文字の候補の検索を、改行キーを入力す
ることにより訂正の実行をそれぞれ指示するように構成
することにより、さらに効率的な文字の訂正の機構を提
供することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、入力文字が他の文字に付加的につけられ
る符号である場合、入力文字が入力された位置の前方で
かつ最も近くかつその入力文字をつけることのできる文
字をそれに入力文字をつけた文字に訂正するので、濁点
あるいは半濁点等の符号をつけ忘れた場合にその訂正を
少ないキー操作によって行うことができる。
【0042】また、請求項2に記載の発明によれば、文
字入力ステップで文字を入力し、判定ステップで入力さ
れた文字が他の文字に付加的につけられる符号であるか
どうかを判定し、そうであると判定されたときには文字
検索訂正ステップで文書記憶部が記憶する文書を入力位
置記憶手段が記憶する位置から先頭に向かって符号をつ
けることのできる文字を検索し最初に見つけられた文字
を符号をつけた文字に訂正するので、簡単に請求項1の
訂正方法を実現できる。
【0043】また、請求項3に記載の発明によれば、判
定ステップで入力された文字が他の文字に付加的につけ
られる符号であるときには検索準備ステップの実行を指
示し、検索準備ステップで符号位置記憶手段に入力位置
記憶手段が記憶する位置を記憶させ、文字候補検索ステ
ップで文書記憶部が記憶する文書を符号位置記憶手段が
記憶する位置から先頭に向かって符号をつけることので
きる文字を検索し最初に見つけられた文字の位置を符号
位置記憶手段に記憶させ、確認ステップで符号位置記憶
手段が記憶する位置の文字が符号をつけるべき文字であ
るか否かを確認し、そうであるときには文字訂正ステッ
プの実行を指示し、そうでないときには文字候補検索ス
テップの再実行を指示し、訂正ステップで符号位置記憶
手段が記憶する位置の文字を符号をつけた文字に訂正す
るので、検索された文字が実際に訂正すべき文字である
か否かを確認し、訂正すべきであると確認されたときに
は訂正し、そうでないときにはさらに前方の文字を検索
し同様のことを繰り返すため、請求項1の発明の効果に
加えて符号を付けて訂正すべき文字が入力位置記憶手段
が記憶している位置に最も近い位置にない場合でも少な
いキー操作によって訂正を行うことができ、その実用的
効果は大きい。
【0044】また、請求項4〜請求項6の発明において
も、請求項1〜請求項3のそれぞれの発明と同様の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における文字訂正装置の
ブロック図である。
【図2】同実施例における文字訂正方法のフローチャー
トである。
【図3】同実施例における文字訂正装置の文書記憶部の
内容を示す概念図である。
【図4】同実施例における文字訂正装置の文書記憶部の
内容を示す概念図である。
【図5】同実施例における文字訂正装置の文書記憶部の
内容を示す概念図である。
【図6】本発明の第2の実施例における文字訂正装置の
ブロック図である。
【図7】同実施例における文字訂正方法のフローチャー
トである。
【図8】同実施例における文字訂正装置の文書記憶部の
内容を示す概念図である。
【図9】同実施例における文書出力部の文書出力の様子
を示す概念図である。
【図10】同実施例における文書出力部の文書出力の様
子を示す概念図である。
【図11】同実施例における文字訂正装置の文書記憶部
の内容を示す概念図である。
【図12】同実施例における文書出力部の文書出力の様
子を示す概念図である。
【図13】従来例における文字訂正の過程を示す説明図
である。
【符号の説明】
101 文字入力部 102 文書記憶部 103 入力位置記憶手段 104 判定部 105 検索訂正部 106 文字出力部 604 符号位置記憶手段 605 判定部 606 検索部 607 確認部 608 訂正部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の入力および編集を行う際に、入力
    文字が他の文字に付加的に付けられる符号である場合
    に、入力文字が入力された位置の前方でかつ最も近くか
    つ入力文字を付けることのできる文字を、入力文字を付
    けた文字に訂正することを特徴とする文字訂正方法。
  2. 【請求項2】 文字入力部から文字を入力する文字入力
    ステップと、文書記憶部が記憶する文書中で入力された
    文字を挿入する位置を入力位置記憶手段に記憶するステ
    ップと、入力された文字が他の文字に付加的につけられ
    る符号であるか否かを判定する判定ステップと、判定ス
    テップの判定が否定的であるときに入力文字を文書記憶
    部の文字挿入位置に記憶するステップと、判定ステップ
    の判定が肯定的であるときに文書記憶部が記憶している
    文書を入力位置記憶手段が記憶する位置から文書の先頭
    に向かって符号をつけることのできる文字を検索し最初
    に見つけられた文字を符号をつけた文字に訂正する文字
    検索訂正ステップとを有することを特徴とする文字訂正
    方法。
  3. 【請求項3】 文字入力部から文字を入力する文字入力
    ステップと、文書記憶部が記憶する文書中で入力された
    文字を挿入する位置を入力位置記憶手段に記憶するステ
    ップと、入力された文字が他の文字に付加的に付けられ
    る符号であるか否かを判定する判定ステップと、判定ス
    テップの判定が否定的であるときに入力文字を文書記憶
    部の文字挿入位置に記憶するステップと、判定ステップ
    の判定が肯定的であるときに入力位置記憶手段が記憶す
    る位置を符号位置記憶手段に記憶させる検索準備ステッ
    プと、文書記憶部が記憶する文書を符号位置記憶手段が
    記憶する位置から文書の先頭に向かって入力された符号
    を付けることのできる文字を検索し、最初に見つけられ
    た文字の位置を符号位置記憶手段に記憶させる文字候補
    検索ステップと、符号位置記憶手段が記憶する位置の文
    字が入力された符号をつけるべき文字であるか否かを確
    認し、そうであるときには次の文字訂正ステップの実行
    を指示し、そうでないときには文字候補検索ステップの
    再実行を指示する確認ステップと、符号位置記憶手段が
    記憶する位置の文字を入力された符号をつけた文字に訂
    正する文字訂正ステップとを有することを特徴とする文
    字訂正方法。
  4. 【請求項4】 文書の入力および編集を行う文書作成装
    置における文字訂正装置であって、入力文字が他の文字
    に付加的につけられる符号である場合に入力文字が入力
    された位置の前方でかつ最も近くかつ入力文字をつける
    ことのできる文字を入力文字をつけた文字に訂正する手
    段を備えたことを特徴とする文字訂正装置。
  5. 【請求項5】 文字を入力する文字入力部と、文書を記
    憶する文書記憶部と、文書記憶部が記憶する文書中で入
    力された文字を挿入する位置を記憶する入力位置記憶手
    段と、文字入力部が入力した文字が他の文字に付加的に
    つけられる符号であるか否かを判定する判定部と、判定
    部の判定が肯定的であるときに文書記憶部が記憶する文
    書を入力位置記憶手段が記憶する位置から文書の先頭に
    向かって入力した文字を付加的に付けることのできる文
    字を検索し最初に見つけられた文字を入力文字を付けた
    文字に訂正する検索訂正部とを備えたことを特徴とする
    文字訂正装置。
  6. 【請求項6】 文字を入力する文字入力部と、文書を記
    憶する文書記憶部と、文書記憶部が記憶する文書中で入
    力された文字を挿入する位置を記憶する入力位置記憶手
    段と、文書記憶部が記憶する文書中で符号付加候補位置
    を記憶する符号位置記憶手段と、文字入力部が入力した
    文字が他の文字に付加的に付けられる符号であるか否か
    を判定し、その判定が肯定的であるときには符号位置記
    憶手段に入力位置記憶手段が記憶する位置を記憶させた
    後次の検索部を起動する判定部と、文書記憶部が記憶す
    る文書を符号位置記憶手段が記憶する位置から文書の先
    頭に向かって入力した符号を付加的に付けることのでき
    る文字を検索し最初に見つけられた文字の位置を符号位
    置記憶手段に記憶させる検索部と、符号位置記憶手段が
    記憶する位置の文字が入力された符号を付加的につける
    べき文字であるかどうかを確認し、そうであるときには
    訂正部を起動し、そうでないときには検索部を再起動す
    る確認部と、符号位置記憶手段が記憶する位置の文字を
    入力された符号を付加的につけた文字に訂正する訂正部
    とを備えたことを特徴とする文字訂正装置。
JP5147789A 1993-06-18 1993-06-18 文字訂正方法および文字訂正装置 Pending JPH0721176A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015523657A (ja) * 2013-05-16 2015-08-13 ケウキー インコーポレイテッド 単語又は文字列を修正する方法とこの方法を具現した入力装置

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