JPH0721104U - 圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾過板 - Google Patents

圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾過板

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JPH0721104U
JPH0721104U JP3351292U JP3351292U JPH0721104U JP H0721104 U JPH0721104 U JP H0721104U JP 3351292 U JP3351292 U JP 3351292U JP 3351292 U JP3351292 U JP 3351292U JP H0721104 U JPH0721104 U JP H0721104U
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株式会社栗田機械製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濾過面に突子を有する圧搾膜3を芯板2に重
ね合わせて成る圧搾式フイルタプレスの圧搾濾過板1に
おいて、芯板2と圧搾膜3間に圧搾流体を供給し濾過圧
搾を行う際、芯板2が、濾過圧搾圧力により変形したり
また割れたりすることを防止し、圧搾圧力を安全にかけ
ることができるようにする。 【構成】 上記圧搾濾過板1の濾過面の突子4を、圧搾
膜3を貫通する貫通孔周縁の裏面側に成形した筒部10
と、この筒部10を差し込む芯板2の貫通孔11と、芯
板2の貫通孔11に差し込んだ上記筒部10内にはめ込
む柱体12と、から構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧搾膜の濾過面に突子を備える圧搾式フイルタプレスにおける圧搾 濾過板に関する。
【0002】
【従来の技術】
芯板の濾過床を貫通する貫通孔内周に凸状段部を形成し、一方圧搾濾過板の突 起形成用の小片の一端に上記凸状段部にはまり込む係合段部を形成して両段部を はめ合い、小片の他端側を芯板上に突出させて芯板の突起を形成し、また圧搾膜 の濾過面に上記芯板の突起の高さを越える高さの隆起部を形成し、隆起部の頂面 から裏面に貫通する貫通孔をあけ、この貫通孔を上記芯板の突起にはめ込んで芯 板に圧搾膜を重ね合わせることにより、圧搾濾過板の濾過面に突子を形成したも のが公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記圧搾濾過板に設けた突子に、隣接する濾過板を介して濾過板の締 め付け圧あるいは濾過圧搾圧がかかると、これらの圧力が芯板に直接作用するこ ととなるので、これに対抗して芯板の厚さを必要以上に厚くして濾過板の強度を 高めるかあるいは突子の数を多く配置する必要がある。突子の数が多くなると濾 過面積はその分少なくなり、また芯板の厚さが厚くなると圧搾濾過板の重量が増 すことになる。 本考案は、上記従来の突子を有する圧搾濾過板における問題点を解消すること を目的とし、濾過圧搾圧力を安全にかけることができる圧搾式フイルタプレスに おける濾過板を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、芯板に圧搾膜を重ね合わせて成り濾過面に突子を有する圧搾式フイ ルタプレスにおける圧搾濾過において、圧搾膜3を貫通する貫通孔9の該膜裏面 側周縁に形成された筒部10と、芯板2の両側の圧搾膜3の上記筒部10どうし が差し込まれる芯板2の貫通孔11と、上記筒部10内にはめ込まれて筒部10 を芯板2の貫通孔11に押圧固定して濾過板締付時上記筒部10の圧搾膜表面側 周縁14とともに隣接する濾過板と突き合わされる柱体12と、から成る突子4 を備えるものである。 また、上記圧搾膜3の筒部10外周にその肉厚内に切り込まれだ切込みポケッ ト20を設けてもよい。 また、上記圧搾濾過板1の突子4は圧搾膜3の濾過面8から濾過室18内方へ 突出させてもよい。
【0005】
【作用効果】
圧搾濾過板1の芯板2と圧搾膜3間に圧搾流体が供給され、圧搾膜3は突子4 部を除いて濾過布7を介して膨張し、濾過室18内に供給されたスラリーが圧搾 脱水される。圧搾膜3の筒部10の圧搾膜表面側周縁14は、柱体12と略同一 面に圧縮され、また芯板2の貫通孔11内の筒部10は、貫通孔11と柱体12 との間で圧縮される。芯板2は上記圧縮圧力を筒部10を介して受けるので、芯 板2に衝撃的な圧力がかからない。このため濾過圧搾工程において圧搾濾過板1 に濾過圧搾圧力を安全に掛けることができる。また圧搾濾過板1と隣接する濾過 板5との間隔は柱体12により全体として所定の間隔に維持され、各濾過室18 内で含水分の等しいケークが得られる。したがって、芯板2が上記圧力で割れる ようなことがない。また、圧搾流体が芯板2の貫通孔11と筒部10との間に侵 入したとしても、圧搾流体は筒部10の切込みポケット20で受け止められ、外 部へ流出することがない。
【0006】
【実施例】
本考案を図を用いて説明する。図1は、本考案の実施例を示す圧搾濾過板1の 正面図である。符号2は芯板、3は圧搾膜、4は圧搾膜の濾過面に形成した突子 を示す。図2は、図1A−A線断面において突子4とこれに隣合う普通濾過板5 との位置関係を示す。圧搾濾過板1の突子4に対抗して普通濾過板5の濾過面に 普通濾過板の突子6がある。圧搾濾過板1と普通濾過板5とにはそれぞれ濾過布 7が掛けられ、その上端は図示しない濾過布7の吊り装置に連結されている。
【0007】 図3は、上記圧搾濾過板1の突子4を詳細に説明するもので、圧搾膜3は、そ の濾過面8を貫通する貫通孔9の裏面側周縁に筒部10が成形されている。また 芯板2の両側に重ね合わせた圧搾膜3の両筒部10は芯板2を貫通する貫通孔1 1内に両側からはめ込まれ、その先端どうしを突き合わせている。
【0008】 12は柱体であって、上記圧搾膜3の筒部10を芯板2の貫通孔11内壁に押 圧固定するように打ち込まれている。また、柱体12両端の頂面13は、圧搾膜 3の貫通孔9の表面近くに位置し、濾過板締付時筒部10の圧搾膜表面側周縁1 4面とともに隣側の普通濾過板5の突子6と突き合い略同一面となる。また筒部 10は芯板2の貫通孔11と柱体12の外周との間で圧縮される。また上記筒部 10と柱体12とからなる突子4は、濾過面8から濾過室18内方へ突出させあ るいは圧搾濾過板1の額縁部の高さまで隆起させてもよい。また、芯板2の貫通 孔11の大きさは、隣接する濾過板の対抗する突子の大きさと略同程度であるこ とが好ましい。
【0009】 図3において、普通濾過板5の突子6は、普通濾過板5の濾過面15から突出 した突部16と、突部16上にはめ込まれる山形17とで構成されている。突部 16の高さは、圧搾濾過板1と普通濾過板5とで形成される濾過室18のほぼ中 間にまた額縁部の高さに位置し、突部16に上記山形17をきつくはめ込んで固 定する。しかし上記突子16と山形17とは一体ものにしてこれを普通濾過板5 の濾過面15にボルト止めしてもよい。また圧搾濾過板1の額縁の厚さが濾過床 の厚さと略同じであるかまた筒部の圧搾膜表面側周縁14の高さが額縁部の高さ と同じであれば、上記山形17は突部16にはめる必要がない。
【0010】 また、圧搾膜3の筒部10には、筒部外周面から肉厚内に切り込んだ数個の切 込みポケット20がある。この切込みポケット20は、筒部10が普通濾過板5 の突子6と突き合って圧縮される際に筒部10の肉厚の逃げを許すとともにまた 芯板2と圧搾膜3間に圧入された圧搾流体が筒部10に入り込んでもこれを受け 止めて外部へ流出するのを防止する。また上記切込みポケット20に圧搾流体が 入り込むと、筒部10と柱体12間の押圧密着が増す。
【0011】 圧搾濾過板1と普通濾過板5とは交互に配列されて図示しない各濾過板の締付 装置により締め付けられ、スラリー供給孔34を通して濾過室18内へスラリー が供給されて濾過され、濾過圧搾時芯板2と圧搾膜3との間に圧搾流体が通路3 0(図1)を通して供給されると、圧搾膜3は波線で示すとおり突子4部を除い て濾過室18内方へ膨張し、濾過室18内のスラリーは圧搾される。また濾過液 は圧搾膜3にある排出孔31から芯板2の通孔32を経て排出路33に集められ 機外へ排出される。上記説明において圧搾濾過板1に隣合う普通濾過板5はこれ を上記圧搾濾過板1と置き換えられ、上記圧搾濾過板1を複数枚配列して濾過圧 搾を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す圧搾濾過板の正面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1における圧搾濾過板の突子部の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1・・圧搾濾過板、2・・芯板、3・・圧搾膜、4・・
突子、9圧搾膜の貫通孔、10・・筒部、11・・芯板
の貫通孔、12・・柱体、14・・筒部の圧搾膜表面側
周縁、20・・切込みポケット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 圧搾式フイルタプレスにおける圧
搾濾過板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯板に圧搾膜を重ね合わせて芯板と圧
    搾膜間に圧搾流体が供給され圧搾膜の膨張により圧搾膜
    とこれに隣接する濾過板との間に形成される濾過室内の
    スラリーが圧搾脱水される圧搾式フイルタプレスにおけ
    る圧搾濾過板において、上記圧搾膜3の濾過面を貫通す
    る貫通孔9の該膜裏面側周縁に成形された筒部10と、
    上記芯板2の両側に重ね合わされた圧搾膜3の上記筒部
    10どうしが差し込まれる芯板2の貫通孔11と、上記
    筒部10内にはめ込まれて筒部10を芯板2の貫通孔1
    1との間に押圧固定して濾過板締付時筒部10の圧搾膜
    表面側周縁14とともに隣接する濾過板と突き合わされ
    る柱体12と、から成る突子4を備えることを特徴とす
    る圧搾式フイルタプレスにおける圧搾濾過板。
  2. 【請求項2】上記圧搾膜3の筒部10外周から肉厚内に
    切り込まれた切込みポケット20を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の圧搾式フイルタプレスにおける圧
    搾濾過板。
  3. 【請求項3】上記圧搾濾過板1の突子4が圧搾膜3の濾
    過面8から濾過室内方へ突出されたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の圧搾式フイルタプレスにおくる圧
    搾濾過板。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0931615A (ja) * 1995-07-14 1997-02-04 Kobe Steel Ltd 耐SCC性及び耳率に優れたAl−Mg系合金の製造方法
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JP2016520421A (ja) * 2013-05-28 2016-07-14 佛山市金凱地過濾設備有限公司 プレッシャーフィルター

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