JPH07210742A - 自動販売機、両替機等における施錠金庫 - Google Patents

自動販売機、両替機等における施錠金庫

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JPH07210742A
JPH07210742A JP1581094A JP1581094A JPH07210742A JP H07210742 A JPH07210742 A JP H07210742A JP 1581094 A JP1581094 A JP 1581094A JP 1581094 A JP1581094 A JP 1581094A JP H07210742 A JPH07210742 A JP H07210742A
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Miwa Lock Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金庫本体を機体側に差し込んだ際にシャッタ
ーが自動的に開き、一方、機体側から金庫本体を抜き取
った時にはスライド板が自動的に閉じるという利点を生
かすこと。また機体側から金庫本体を抜き取った時に、
シャッターは自動的にロック状態となり、シャッターを
指や工具で開く方向に押しても、シャッターは移動しな
いこと。 【構成】 斜め方向に案内被係合部を有する機体側の上
板体と、この上板体に対向する上蓋にコイン用窓孔を有
する金庫本体とから成る自動販売機、両替機等における
施錠金庫に於いて、前記金庫本体には、上蓋に形成され
た案内水平長孔を介して前記案内被係合部と係合する係
合ピンを有するシャッターを摺動可能に内装し、また前
記案内水平長孔とは交差方向に形成されたシャッターの
案内係合部と係合する回転板を介して連動回転する内筒
並びに後退動するタンブラーを有するシリンダー錠を設
けたことを特徴とする自動販売機、両替機等における施
錠金庫。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機、両替機等に
おける施錠金庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の一実施例としては、実公
昭55ー50785号公報に記載された自動施錠金庫が
ある。
【0003】しかして、この自動施錠金庫は、自動販売
機、両替機等の機体側に水平状態の鍵棒が設けられ、一
方、金庫本体には、金庫本体を機体側に差し込んだ際
に、前記鍵棒の先端部と当接し、かつ、第1のバネ部材
のバネ力に抗して開く方向に摺動するスライド板と、ま
た機体側から金庫本体を抜き取った時には、前記鍵棒か
らの規制を開放されて第2のバネ部材により水平方向に
回転し、かつ、コイン用窓孔を遮蔽するスライド板の係
止柱と係合する平面が全体として略コ字型状の錠板とが
設けられている。
【0004】しかしながら、上記構成に於いては、金庫
本体を機体側に差し込んだ際にスライド板が自動的に開
き、一方、機体側から金庫本体を抜き取った時にはスラ
イド板が自動的に閉じるというものの、スライド板が閉
じた時、スライド板を指あるいは工具を用いて強制的に
開く方向へ押し込むと、錠板が第1のバネ部材のバネ力
に抗して回転し、その結果、錠板と係止柱との係合が解
かれるので、スライド板の不正な開口を十分に防止する
ことができないという欠点があった。そこで、この実施
例にあっては、突出幅の異なる錠板を複数枚重ねるなど
工夫をしているが、錠板を複数枚設けると、その分構成
が複雑となり、組み立てが容易でないという問題点を有
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、まず金庫本体を機体側に差し込んだ
際にシャッターが自動的に開き、一方、機体側から金庫
本体を抜き取った時にはスライド板が自動的に閉じると
いう利点を生かし、機体側から金庫本体を抜き取った時
に、シャッターが自動的にロックされ、その結果、シリ
ンダー錠を操作しない限り、金庫本体のシャッターを不
正に開口することができず、さらに、組み立てが容易で
あり、耐久性に優れた自動販売機、両替機等における施
錠金庫を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動販売機、両
替機等における施錠金庫は、斜め方向に案内被係合部を
有する機体側の上板体と、この上板体と対向する上蓋に
コイン用窓孔を有する金庫本体とから成る自動販売機、
両替機等における施錠金庫に於いて、前記金庫本体に
は、上蓋に形成された案内水平長孔を介して前記案内被
係合部と係合する係合ピンを有するシャッターを摺動可
能に内装し、また前記案内水平長孔とは交差方向に形成
されたシャッターの案内係合部と係合する回転板を介し
て連動回転する内筒並びに後退動するタンブラーを有す
るシリンダー錠を設けたことを特徴とする。
【0007】また本発明の自動販売機、両替機等におけ
る施錠金庫は、当り片を有する機体側の上板体と、この
上板体に対向する上蓋にコイン用窓孔を有する金庫本体
とから成る自動販売機、両替機等における施錠金庫に於
いて、前記金庫本体の上蓋には、金庫本体を機体側に差
し込むと、前記当り片に押されて水平移動し、前記コイ
ン用窓孔を開口するシャッターと、一方、機体側から金
庫本体を抜き取ると、シャッターと交差する方向に移動
し、シャッターのロックピンを案内する案内被係合部を
介し、シャッターを閉じる方向へ誘導するスライダーロ
ック板と、このスライダーロック板の前記案内被係合部
と連通し、シャッターの開く方向と交差する方向に形成
されたロックピン用ロック部と、前記スライダーロック
板を常時シャッターと交差する方向へ付勢するバネ部材
と、前記スライダーロック板に設けられ、かつ、上蓋に
形成されたガイド用水平長孔から突出する操作ピンとを
設け、金庫本体の適宜箇所には一側壁を開閉するための
シリンダー錠を設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】まず本発明の第1実施例は、金庫本体を機体側
のケースに差し込んだ際にシャッターが自動的に水平移
動して開き、かつ、シャッターと連動する回転板並びに
回転板と一体のシリンダー錠の内筒が回転する。内筒が
回転する時、シリンダー錠の外筒に形成された弧状押圧
面により、タンブラーが内筒内に後退動しながら、外筒
のタンブラー用第1収納部(Gの位置)から第2収納部
(Hの位置)へと移行する。
【0009】一方、機体側のケースから金庫本体を抜き
取った時には、シャッターは自動的に閉じる。この場合
回転板及び内筒は、金庫本体を機体側のケースに差し込
んだ場合と同様に一方向へさらに略90度回転し、タン
ブラーは外筒の第2収納部(Hの位置)から第3収納部
(Iの位置)へと移行する。
【0010】しかして、タンブラーが第3収納部に収納
されると、上蓋から突出する係合ピンを利用して指、工
具等でシャッターを開けようとしても、タンブラーは第
3収納部のストッパー面に規制され、シャッター側から
はシリンダー錠の内筒は回転しない。
【0011】しかしながら、合鍵をシリンダー錠のキー
穴に差し込み、内筒を図面上時計方向へ略90度回転
し、タンブラーを第3収納部(Iの位置)から第2収納
部(Hの位置)へと逆移行させと、シャッターは内筒に
連動して開き、したがって、コイン用窓孔からコインを
抜き出すことができる。
【0012】次に本発明の第2実施例に於いては、ケー
スに金庫本体を差込むと、シャッターはスライダーロッ
ク板の案内被係合部に案内されながら開く方向に移動す
る。
【0013】一方、ケースから金庫本体を引抜くと、シ
ャッターは、バネ部材のバネ力によりシャッターと直交
する方向へ移動するスライダーロック板に誘導されて閉
じる。
【0014】シャッターが閉じた時、シャッターのロッ
クピンはスライダーロック板のロック部に案内される。
その結果、シャッターは自動的にロック状態となる。
【0015】金庫本体からコインを取出す時は、シリン
ダー錠を解錠状態にして上蓋を開く。
【0016】上蓋を開いてコインを取出した後は、スラ
イダーロック板の操作ピンを指で操作してスライダーロ
ック板をバネ部材のバネ力に抗して初期位置に戻し、こ
れによりシャッターを初期位置に戻す。
【0017】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を詳細
に説明する。
【0018】図1ないし図10に示す第1実施例に於い
て、1は斜め方向にガイド長溝、ガイド長孔等の案内被
係合部2を有する機体3側のケースである。案内被係合
部2は、本実施例では前面開口のケース1の上板体4
(上壁)の内壁面に固定されたガイド板5のガイド長溝
状切欠部である。このガイド長溝2の入口は、後述する
金庫本体の係合ピンが係合し易いように幅広に形成され
ている。なお、ガイド長溝2を上板体4に直接形成して
も良い。またガイド長溝に代え、ガイド長孔を上板体4
に形成しても良い。
【0019】機体3は自動販売機、両替機等を意味し、
内部には施錠金庫を差込むことができる収納部を有して
いる。収納部を収納する部分は、必ずしもケース状であ
る必要はなく、例えばガイドレールを有する下板体と、
この下板体に所要の収納空間を有して対向し、かつ、少
なくとも案内被係合部2を有する上板体4とから構成さ
れていても良い。
【0020】6は上蓋7にケース1の上板体4と対向
し、コイン用窓孔8を有する箱型の金庫本体である。コ
イン用窓孔8は、上蓋7の一端部寄りの位置にやや大き
めに形成されている。このコイン用窓孔8は、ケース1
の上板体4にシュート9用コイン取入れ口10が形成さ
れている場合は、このコイン取入れ口10と対向して連
通する。コイン用窓孔8は、本実施例では単にコイン取
入れ口としてだけではなく、金庫本体6をケース1から
抜取った場合にはコイン抜出し口として使用される。し
たがって、コイン用窓孔8はある程度幅広に形成するの
が望ましい。
【0021】11は金庫本体6の上蓋7の適宜部位に形
成された案内水平長孔である。この案内水平長孔11
は、本実施例では上蓋7の中央部に上蓋の長手方向に形
成されている。
【0022】12は上板体4(上壁)の案内水平長孔1
1と係合する係合ピン13を有する段差状のシャッター
である。このシャッター12は金庫本体6の内壁に適宜
に設けられた複数個の対設レール14に摺動可能に設け
られている。
【0023】しかして、前記係合ピン13は、図6で示
すようにシャッター12の幅の狭い上段部15に突出形
成され、一方、シャッターの幅広下段部16の先端部に
は、前記上蓋7の案内水平長孔11とは交差する方向に
ガイド長溝、ガイド長孔等の案内係合部17が形成され
ている。案内係合部17は、本実施例ではガイド長孔で
ある。
【0024】20はシャッターの案内係合部17と係合
する係合突起21を備えた回転板22を介して一方向へ
連動回転する内筒23並びに後退動するタンブラー24
を有するシリンダー錠である。前記回転板22は内筒2
3の前面に一体に設けられている。このシリンダー錠2
0は金庫本体6の上蓋7の他端部に固定的に垂設され、
その外筒25には、図10で示すようにタンブラー用収
納部26が複数個、本実施例では3個形成されている。
【0025】しかして、タンブラー用収納部26の第1
収納部26a及びこの第1収納部26aに対して直交方
向に設けられた第2収納部26bには、シャッター12
と連動して内筒23が回転する際に、タンブラー24が
図示しないバネ部材のバネ力に抗して内筒23内に後退
動しながら一方向に回転することができるように、スト
ッパー面27に対する弧状押圧面28が形成されてい
る。また第2収納部26bに対して直交方向に設けられ
た第3収納部26cには、タンブラー24の回転方向の
左右にストッパー面27がそれぞれ設けられている。
【0026】したがって、この第3収納部26cにタン
ブラーが収納された時は、内筒23はタンブラー26に
規制されるので、シャッター12と連動していずれの方
向にも回転しない反面、図示しない合鍵の回転操作によ
ってのみタンブラー24を後退動させ、内筒23を反対
方向へ回転(IからHまで)させ、これによりシッャタ
ー12を開く方向に水平移動させることができる。
【0027】上記構成に於いては、ケース1に金庫本体
6を差し込む前、合鍵をキー穴29に挿入して内筒23
を図面上時計方向に90度回転し、図4及び図10で示
すようにタンブラー24をHからGの位置にセットす
る。この時タンブラー24は外筒25の第1収納部26
aに収納され、またシャッター12はコイン用窓孔8を
閉じている。
【0028】そこで、機体3側のケース1に金庫本体6
を差し込むと、シャッター12の係合ピン13がケース
1の案内被係合部2に誘導され、その結果、シャッター
12はレール14に案内されながら開放方向へ水平移動
し、図7で示すようにコイン用窓孔8を開口する。この
時係合ピン13は上蓋7の案内水平長孔11に案内さ
れ、また回転板22の係合突起21はシャッター12の
ガイド長孔17に案内される。
【0029】しかして、係合突起21がガイド長孔17
に案内されると、回転板22及び内筒23は図8で示す
ように反時計方向へ略90度回転し、タンブラー24は
弧状押圧面28に押されながら第1収納部26a(Gの
位置)から第2収納部26b(Hの位置)へと移行す
る。
【0030】一方、金庫本体6をケース1から引き抜く
と、係合ピン13は同じくケース1の案内被係合部2に
誘導され、その結果、シャッター12は閉じる方向へ水
平移動し、コイン用窓孔8はシャッターの上段部15で
遮蔽される。この時シャッター12の係合ピン13は案
内水平長孔11に案内され、また回転板22の係合突起
21はさらにガイド長孔17の残りの部分に案内され
る。その結果、回転板22及び内筒23は図9で示すよ
うに図面上反時計方向へ略90度回転し、タンブラー2
4は第2収納部26b(Hの位置)から第3収納部26
c(Iの位置)へと移行する。
【0031】しかして、タンブラー24が第3収納部2
6cに収納されると、係合ピン13を利用して指、工具
等でシャッター12を開けようとしても、タンブラー2
4は第3収納部26cのストッハー面27に規制され、
したがって、シャッター12側からはシリンダー錠20
の内筒23は回転しない。
【0032】この場合金庫本体6からコインを取り出す
時は、合鍵をシリンダー錠20のキー穴29に差し込ん
でタンブラー24を後退動させ、かつ、内筒23を時計
方向へ略90度回転し、タンブラー24を第3収納部2
6c(Iの位置)から第2収納部26b(Hの位置)へ
と逆移行させる。そうすると、シャッター12は内筒2
3並びに回転板22に連動して開き、コイン用窓孔8か
らコインを抜き出すことができる。
【0033】次に図11ないし図18に示す第2実施例
について説明する。なお、この実施例の説明において、
本発明の第1実施例と同一の部分には同様の符号を付
し、簡単に説明して重複する説明を省略する。
【0034】1Aは機体側のケース、3Aは機体、4A
はケースの上板体、9Aはシュート、10Aはコイン取
入れ口、30は上板体に垂設された当り片で、この当り
片30は図11で示すようにコイン取入れ口10Aのす
ぐ前方に設けられている。
【0035】6Aはケース1Aの上板体4Aに対向する
上蓋(一側壁)7Aにコイン用窓孔8Aを有する金庫本
体である。上蓋7Aは金庫本体6Aに開閉可能に枢支さ
れている。
【0036】この金庫本体6Aの上蓋7Aには、金庫本
体6Aを機体3A側に差し込むとシャッターが自動的に
開き、一方、機体3A側から金庫本体6Aを抜き取った
場合に於いて、シャッターがロック状態と成る構成部材
が組み込まれている。
【0037】しかして、12Aは図16で示すように金
庫本体6Aを機体3A側に差し込むと、当り片30に押
され、かつ、後述する案内被係合部を介して金庫本体の
前後方向、本実施例では前方方向に水平移動し、コイン
用窓孔8Aを開口するシャッターである。
【0038】このシャッター12Aはコイン用窓孔8A
よりも幅並びに奥行きがある矩形状の板体であり、その
一側端部は上蓋7A内に設けられたシャッター収納部3
1を形成するレール状の内壁段部32に支持されてい
る。またこのシャッター12Aの他側端部の隅角部の下
面には、ロックピン33が垂設されている。
【0039】34は機体3A側から金庫本体6Aを抜き
取ると、金庫本体の左右方向、本実施例では図面上右方
向に移動し、シャッター12Aのロックピン33を案内
する孔あるいは溝状の案内被係合部35を介し、シャッ
ター12Aを閉じる方向へ誘導するスライダーロック板
である。このスライダーロック板34は、上蓋7A内の
中央部寄りの前方部に設けられ、かつ、前述したシャッ
ター収納部31と連通するスライダーロック板収納部3
6に内装されいる。
【0040】前記案内被係合部35は、本実施例では金
庫本体の差し込み方向に形成された直線状の第1ガイド
孔(ガイド溝も含む。)35aと、この第1ガイド孔3
5aの先端部と斜め方向、本実施例では35度〜45度
の角度方向に連設する第2ガイド孔35bとから成る。
【0041】37はスライダーロック板34の前記案内
被係合部35と連通し、シャッター31の開く方向と交
差する方向に形成されたロックピン用孔あるいは溝状の
ロック部である。
【0042】38はスライダーロック板を常時シャッタ
ーと交差する方向に付勢するスプリング、板バネ等のバ
ネ部材で、このバネ部材38はスライダーロック板収納
部36と連通するバネ収納部39に収納されている。
【0043】40は上蓋7Aの底板で、この底板40は
上蓋7Aの天板41に固着具42を介して取付けられて
いる。43は底板40の適宜箇所に設けられたガイド用
水平長孔で、このガイド用水平長孔43にはスライダー
ロック板34の下面隅角部に垂設された操作ピン44が
突出状態に係合している。
【0044】45は上蓋7A自体を開閉するためのシリ
ンダー錠である。このシリンダー錠45は、本発明の第
1実施例とは相違し、シャッターと関係なく上蓋7Aの
開閉端部に設けられている。なお、金庫本体6Aの他の
側壁がコイン取出し用に開閉可能である場合には、その
側壁にシリンダー錠45を設けても良い。
【0045】上記構成に於いては、ケース1Aに金庫本
体6Aを差込むと、シャッター12Aはロックピン33
を介し、スライダーロック板34の案内被係合部35の
第1ガイド孔35aに案内されながら、金庫本体6Aの
前方方向に水平移動する。これにより、上蓋7Aのコイ
ン用窓孔8Aは開口する。
【0046】一方、ケース1Aから金庫本体6Aを引抜
くと、シャッター12Aは、バネ部材38のバネ力によ
り図面上右方向へ移動するスライダーロック板34の第
2ガイド孔35bに誘導され、コイン用窓孔8Aを閉じ
る。
【0047】しかして,シャッター12Aが閉じた時、
シャッターのロックピン33はスライダーロック板34
のロック部37に案内され、その結果、シャッター12
Aはロック状態となる。
【0048】金庫本体6Aからコインを取出す時は、合
鍵をシリンダー錠45のキー穴に差込み、シリンダー錠
45を解錠状態にし、上蓋7Aを開く。
【0049】上蓋7Aを開いてコインを取出した後は、
スライダーロック板34の操作ピン44を指で操作し、
シャッター12Aのロックピン33の位置を、図14で
示すようにスライダーロック板34のロック部37から
案内被係合部35の第1ガイド孔35aの初期位置へと
戻す。この時、シャッター6Aはコイン用窓孔8Aを閉
じている。そして、金庫本体6Aをケース1Aに差込む
時は上蓋7Aを閉じ、シリンダー錠45を合鍵で施錠状
態とする。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、次に列
挙するような効果がある。 (1)金庫本体を機体側に差し込んだ際にシャッターが
自動的に開き、一方、機体側から金庫本体を抜き取った
時にはスライド板が自動的に閉じる。 (2)機体側から金庫本体を抜き取った時に、シャッタ
ーは自動的にロック状態となり、シャッターを指や工具
で開く方向に押しても、シャッターは移動しない。した
がって、シャッターの不正な開口を十分に防止すること
ができる。 (3)第1実施例の発明は金庫本体の上蓋を開かなくと
も、シャッターと連動するシリンダー錠を操作するだけ
でコイン用窓孔を開閉することができる。したがって、
コインを金庫本体から取出した後に於いて、シャッター
を元の位置に簡単にセットすることができる。 (4)組み合わせが容易である。 (5)耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図10は本発明の第1実施例を示す
各概略説明図である。そこで、図1は金庫本体をケース
に差込む前の説明図である。
【図2】本発明のケースの平面図である。
【図3】本発明のケースの正面図である。
【図4】本発明の金庫本体の平面から見た一部切欠の説
明図である。
【図5】本発明の金庫本体の正面から見た一部切欠の説
明図である。
【図6】本発明の金庫本体の要部の説明図である。
【図7】本発明の金庫本体を機体側のケースに差込んだ
状態の説明図である。
【図8】本発明の金庫本体をケースに差込んだ場合に於
いて、金庫本体の平面側から見た説明図である。
【図9】本発明の金庫本体をケースから引抜いた場合に
於いて、金庫本体の平面側から見た説明図である。
【図10】本発明のタンブラーの位置関係を示す概略説
明図である。
【図11】図11ないし図18は本発明の第2実施例を
示す各概略説明図である。そこで、図11は金庫本体を
ケースに差込む前の説明図である。
【図12】本発明のケースの平面図である。
【図13】本発明のケースの正面図である。
【図14】本発明の金庫本体の平面から見た一部切欠の
説明図である。
【図15】本発明の金庫本体の正面から見た一部切欠の
説明図である。
【図16】本発明の金庫本体の要部の説明図である。
【図17】本発明の金庫本体を機体側のケースに差込ん
だ状態の説明図である。
【図18】本発明の金庫本体をケースから引抜いた場合
に於いて、金庫本体の平面側から見た説明図である。
【符号の説明】
1、1A…ケース、 2…案内被係合部、 3、3A…機体、 4、4A…上板体、 6、6A…金庫本体、 7、7A…上蓋、 8、8A…コイン用窓孔、 10、10A…コイン取入れ口、 11…案内水平長孔、 12、12A…シャッター、 13…係合ピン、 17…案内係合部、 20、45…シリンダー錠、 21…係合突起、 22…回転板、 24…タンブラー、 25…外筒、 26…収納部、 30…当り片、 33…ロックピン、 34…スライダーロック板、 35…案内被係合部、 37…ロック部、 38…バネ部材、 44…操作ピン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜め方向に案内被係合部を有する機体側
    の上板体と、この上板体に対向する上蓋にコイン用窓孔
    を有する金庫本体とから成る自動販売機、両替機等にお
    ける施錠金庫に於いて、前記金庫本体には、上蓋に形成
    された案内水平長孔を介して前記案内被係合部と係合す
    る係合ピンを有するシャッターを摺動可能に内装し、ま
    た前記案内水平長孔とは交差方向に形成されたシャッタ
    ーの案内係合部と係合する回転板を介して連動回転する
    内筒並びに後退動するタンブラーを有するシリンダー錠
    を設けたことを特徴とする自動販売機、両替機等におけ
    る施錠金庫。
  2. 【請求項2】 斜め方向に案内被係合部を有する機体側
    のケースと、このケースの上板体と対向する上蓋にコイ
    ン用窓孔を有する金庫本体とから成る自動販売機、両替
    機等における施錠金庫に於いて、前記金庫本体には、上
    蓋に形成された案内水平長孔を介して前記案内被係合部
    と係合する係合ピンを有する段差状のシャッターを摺動
    可能に内装し、また前記案内水平長孔とは交差方向に形
    成されたシャッターの案内係合部と係合する係合突起を
    備えた回転板を介し、前記シャッターの開閉に対応して
    一方向へ連動回転する内筒並びに後退動するタンブラー
    を有するシリンダー錠を設けたことを特徴とする自動販
    売機、両替機等における施錠金庫。
  3. 【請求項3】 請求項2に於いて、シリンダー錠の外筒
    には、シャッターの遮蔽時に合鍵の回転操作のみによっ
    て内筒が回転することができるように、タンブラーの回
    転方向にストッパー面を有するタンブラー用収納部が形
    成されていることを特徴とする自動販売機、両替機等に
    おける施錠金庫。
  4. 【請求項4】 当り片を有する機体側の上板体と、この
    上板体に対向する上蓋にコイン用窓孔を有する金庫本体
    とから成る自動販売機、両替機等における施錠金庫に於
    いて、前記金庫本体の上蓋には、金庫本体を機体側に差
    し込むと、前記当り片に押されて水平移動し、前記コイ
    ン用窓孔を開口するシャッターと、一方、機体側から金
    庫本体を抜き取ると、シャッターと交差する方向に移動
    し、シャッターのロックピンを案内する案内被係合部を
    介し、シャッターを閉じる方向へ誘導するスライダーロ
    ック板と、このスライダーロック板の前記案内被係合部
    と連通し、シャッターの開く方向と交差する方向に形成
    されたロックピン用ロック部と、前記スライダーロック
    板を常時シャッターと交差する方向へ付勢するバネ部材
    と、前記スライダーロック板に設けられ、かつ、上蓋に
    形成されたガイド用水平長孔から突出する操作ピンとを
    設け、金庫本体の適宜箇所には一側壁を開閉するための
    シリンダー錠を設けたことを特徴とする自動販売機、両
    替機等における施錠金庫。
  5. 【請求項5】 当り片を有する機体側のケースと、この
    ケースの上板体に対向する上蓋にコイン用窓孔を有する
    金庫本体とから成る自動販売機、両替機等における施錠
    金庫に於いて、前記金庫本体の上蓋には、金庫本体を機
    体側に差し込むと、前記当り片に押されて金庫本体の前
    方方向に水平移動し、前記コイン用窓孔を開口するシャ
    ッターと、一方、機体側から金庫本体を抜き取ると、シ
    ャッターと交差する方向に移動し、シャッターのロック
    ピンを案内する孔あるいは溝状の案内被係合部を介して
    シャッターを閉じる方向へ誘導するスライダーロック板
    と、このスライダーロック板の前記案内被係合部と連通
    し、シャッターの開く方向と交差する方向に形成された
    ロックピン用孔あるいは溝状のロック部と、前記スライ
    ダーロック板を常時シャッターと交差する方向に付勢す
    るバネ部材と、前記スライダーロック板に設けられ、か
    つ、上蓋に形成されたガイド用水平長孔から突出する操
    作ピンと、上蓋自体を開閉するためのシリンダー錠とを
    設けたことを特徴とする自動販売機、両替機等における
    施錠金庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100479800B1 (ko) * 2002-05-15 2005-03-30 삼성에스디에스 주식회사 자동판매기용 코인박스 및 코인박스 장착구

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