JP4072037B2 - カード発行機のカセットセット機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード発行機のカセットセット機構に関する。さらに詳述すると、本発明は、カード発行機のセキュリティロック付きホッパーカセットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカード発行機には、多数のカードを積み重ねてストックするとともに、下端部にカード供給部を有するホッパーカセットをそれぞれ収納可能な複数のホッパーカセット収納部が直列状態で配置されたホッパーカセット部と、2本のカードホッピング爪を有し、各ホッパーカセットのカード供給部の間を移動可能な移動体を有したカード取り出し移動機構とが配備されている(特開2000−67278号)。駆動源により移動体を所定のホッパーカセットまで移動し、カードホッピング爪によりカード供給部からカードを抜き出し、その後、移動体をカード発行機内に設けられたインデント/エンボス機構まで移動させ、ここでカードに所定の文字および記号などが刻まれる。
【0003】
各ホッパーカセットの底部には、両カードホッピング爪が出入りする2つの平行な爪出し入れ孔が配設されている。しかも、各ホッパーカセットの底部には、各出し入れ孔からのカードの抜き取りを防止するシャッタが配されたシャッタ機構がそれぞれ設けられている。
【0004】
また、ホッパーカセット部には、各ホッパーカセットを一括してホッパーカセット収納部に固定または固定解除するカセットロック機構が搭載されている。
【0005】
従来のカセットロック機構は、垂直面内で回動することで、各ホッパーカセットを、対応するホッパーカセット収納部に同時に固定または固定解除する複数のロック操作レバー(カセット固定部材)と、前記各ホッパーカセットのシャッタを同時に開閉する複数のシャッタ操作ピンとが、それぞれ所定ピッチで連結された一括操作軸体と、一括操作軸体をその軸線を中心にして回動させるキーロック機構とを備えている。キーロック機構のキー操作により一括操作軸体を回動させると、各ロック操作レバーおよび各シャッタ操作ピンが垂直面内で回動し、これにより全てのホッパーカセットがホッパーカセット収納部に同時に固定または固定解除されるとともに、前記各シャッタが同時に開閉される。このとき、各ロック操作レバーは、上方から下方に向かって回動することで、各ホッパーカセットをホッパーカセット収納部に固定する。固定解除時には、この反対方向への回動となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−67278
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカード発行機のカセットセット機構にあっては、このようにホッパーカセットのロック方法として、垂直面内で上方向からロック操作レバーにより押さえ込むキーロック機構を採用していた。そのため、キーロック機構のキー操作に大きな力を要していた。その結果、例えば女性などの非力な作業者では、ホッパーカセット収納部へのホッパーカセットの固定または固定解除操作が困難であった。
【0008】
また、このように一括操作軸体を回動するようにしたので、キーロック機構の設置位置が、カード発行機の筐体の側板に限定されていた。
【0009】
本発明は、構造が簡単で、小さな操作力で複数のホッパーカセットをホッパーカセット収納部に固定または固定解除することができ、これにより女性などの非力な作業者でも、ホッパーカセット収納部に対するホッパーカセットの入れ換え作業を容易に行うことができるカード発行機のカセットセット機構を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、カムまたはギヤなどを介在させることで、キーロック機構の設置位置をカード発行機の任意の位置に設定することができるカード発行機のカセットセット機構を提供することを目的とする。
【0011】
さらにまた、本発明は、キーロック機構の操作キーの取り忘れを防止することができるカード発行機のカセットセット機構を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明にかかるカード発行機のカセットセット機構は、カードを発行するカード発行機能を備えたカード発行機の筐体内に配備され、発行前の多数のカードをそれぞれ収納する複数のホッパーカセットと、各ホッパーカセットを収納可能な複数のホッパーカセット収納部とを備えたカード発行機のカセットセット機構において、各ホッパーカセット収納部に配置され、水平方向に移動することで、各ホッパーカセットを、対応するホッパーカセット収納部に固定または固定解除する複数のカセット固定部材と、各カセット固定部材が連結され、水平方向に移動可能な一括操作部材とを有するようにしている。
【0013】
したがって、一括操作部材を水平方向に移動することで、複数のカセット固定部材が水平方向に移動する。これにより、各ホッパーカセットを、対応するホッパーカセット収納部に固定または固定解除する。このように、一括操作部材およびカセット固定部材を水平方向に移動させて各ホッパーカセットを対応するホッパーカセット収納部に固定および固定解除するようにしたので、従来の垂直面内で上方向からロック操作レバーによって押さえ込むキーロック機構に比べ、小さな操作力で複数のホッパーカセットを同時に固定または固定解除することができる。
【0014】
その結果、簡単な構造でありながら、女性などの力の弱い作業者でも、ホッパーカセットの入れ換え作業を容易に行うことができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のカード発行機のカセットセット機構において、キーロック機構のキー操作に連動して一括操作部材を水平方向に移動する操作を行うようにしている。
【0016】
したがって、カード発行機の所定位置に設けられたキーロック機構のキー操作をすると、例えばカムまたはギヤなどを介して、キーの回転操作力が一括操作部材の水平操作力に変換される。したがって、カムまたはギヤなどを介在させることで、キーロック機構の設置位置をカード発行機の任意の位置に設定することができる。
【0017】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のカード発行機のカセットセット機構において、筐体には筐体蓋が設けられ、この筐体蓋は、操作キーをキーロック機構から取り外した場合にだけ、筐体蓋が閉蓋可能な構造としている。
【0018】
したがって、操作キーをキーロック機構から取り外さなければ、筐体蓋を閉蓋できない。そのため、操作キーの取り忘れを防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。
【0020】
図1から図7に、本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態を示す。このカード発行機のカセットセット機構(以下、カセットセット機構)10は、例えば、カード11を発行するカード発行機12の筐体12Aの内部に配備され、発行前の多数のカード11を収納する同一形状の複数のホッパーカセット13と、各ホッパーカセット13を収納可能な複数のホッパーカセット収納部14とを備えて構成されている。
【0021】
カード発行機12の内部には、例えばホッパーカセット13を配設したホッパーカセット部17と、各ホッパーカセット13のカード供給部からカード11を取り出すカード取り出し移動機構18と、カード11に所定の文字および記号などを刻むインデント/エンボス機構19と、刻まれた文字および記号などに色付けするトッパー機構20と、カード11に所定の記録を行ってカード発行口21aよりカード11を発行するカードリーダ部21と、カード発行機12の全体を制御する制御部22とが、それぞれ所定位置に配設されている。
【0022】
次に、ホッパーカセット部17を詳細に説明する。
【0023】
ホッパーカセット部17は、多数のカード11を積み重ねてストックするとともに、下端部にカード供給部(図示せず)が形成された複数のホッパーカセット13と、筐体12Aのインデント/エンボス機構19とは反対側の壁板12aの上部に配された複数のホッパーカセット収納部14とから構成されている。本実施形態では、例えばそれぞれ4個のホッパーカセット13A〜13Dおよびホッパーカセット収納部14A〜14Dを備えている。各ホッパーカセット13A〜13Dは、それぞれの下端部のカード取り出し移動機構18側の面に形成されたカード供給部からカード11を取り出せるように、直列状態で配置されている。各ホッパーカセット13A〜13Dには、異なる種類のカード11を収納しても良く、また全てのホッパーカセット13A〜13Dに同じ種類のカード11を収納しても良い。各カード供給部には、カード1枚分の厚さよりも大きくかつカード2枚分の厚さよりも小さい隙間が形成されている。したがって、カード11は2枚以上を同時に取り出せない。
【0024】
各ホッパーカセット13A〜13Dは、縦長な平面視して矩形状のボックスで、上蓋23を開いて上方からカード11を補充するように構成されている。各ホッパーカセット13A〜13Dの背板13xの外面の一側部には、逆L字形の長尺なシャッタ開閉操作ボックス24が固着されている。各シャッタ開閉操作ボックス24の内部には、対応するホッパーカセット13A〜13Dの下端部の内部に設けられたシャッタを開閉操作する図示しないシャッタ機構がそれぞれ収納されている。各シャッタ開閉操作ボックス24の外板24aの一側板24b側の端には、略カセット全長にわたる長尺片24cが突設されている。また、各シャッタ開閉操作ボックス24の下端部には、3本の溝a,b,cが刻設されている。
【0025】
このうち、溝aは縦溝で、シャッタ開閉操作ボックス24の外板24aの幅方向の中間部に、シャッタ開閉操作ボックス24の下板を貫通して形成されている。溝bは比較的長尺な横溝で、外板24aの下端部に、シャッタ開閉操作ボックス24の一側板24bおよび長尺片24cの下端部を貫通して形成されている。2本の溝a,bは、略T字形に連通されている。溝bの一側板24bとは反対側の端部の下壁からは、第1のスイッチS1が垂直面内で回動可能に突設されている。第1のスイッチS1は、各ホッパーカセット13A〜13Dの下端部に配設され、カード供給部からのカード11の取り出しを規制または規制解除する図示しない揺動爪の揺動を阻止する揺動ストッパ29を垂直面内で所定角度だけ回動させてその揺動を許容させるスイッチである。そして、残りの溝cは比較的短尺な横溝で、溝bとシャッタ開閉操作ボックス24の下板との中間位置に、一側板24bを貫通して形成されている。この溝cは、溝aと連通していない。溝cの下壁からは、前記シャッタを開閉操作する図示しないシャッタ操作レバーの先端部である第2のスイッチS2が、溝cの長さ方向に向かって移動可能に突出している。
【0026】
第1のスイッチS1は、ピン形状のシャッタロック解除突起P1により操作される。また、第2のスイッチS2は短尺なレバー形状のシャッタ開閉突起P2により操作される。両突起P1,P2は、カセット固定突起P3(カセット固定部材)とともに壁板12aの内部に収納され、水平方向に移動可能な長尺な一括操作レバー(一括操作部材)30のホッパーカセット部17側の面の所定位置に例えば4組だけ突設されている。カセット固定突起P3は、各ホッパーカセット13A〜13Dをホッパーカセット収納部14A〜14Dに固定および固定解除する突起である。このカセット固定突起P3は、他の2本の突起P1,P2とともに、ホッパーカセット13A〜13Dがホッパーカセット収納部14A〜14Dから引き抜かれるのを防止する。一括操作レバー30は、例えば横L字形を有する金属板である。各組内の突起P1〜P3のうち、シャッタ開閉突起P2とカセット固定突起P3とは、所定間隔をあけて垂直配置されている。また、シャッタロック解除突起P1とカセット固定突起P3との間隔は、一側板24b近傍から溝a,bの交差部分までと略同じ間隔である。
【0027】
一括操作レバー30は、そのL字形の長尺部分の先端部と、そのL字形の短尺部分の中間部と、これらの長尺部分と短尺部分との連結部分とに、それぞれ水平方向に長い長孔30aが形成されている。各長孔30aには、それぞれガイドローラ31が回転自在に遊挿されている。これらのガイドローラ31は、各ローラ軸の元部が、壁板12aに固定された正面視して矩形状の取り付け板32の所定位置にそれぞれ取り付けられている。また、この取り付け板32の長さ方向の中間部付近と一括操作レバー30の短尺部の元部との間には、常時、この一括操作レバー30を筐体12Aのカードリーダ部21側の壁板方向に付勢するコイルばね33が掛け渡されている。このコイルばね33のばね力により一括操作レバー30が水平方向に移動した位置が、前記カセット固定突起P3によるホッパーカセット13A〜13Dの固定解除位置となる。また、一括操作レバー30の短尺部の上端には、水平に屈曲された上端片30bが一体形成されている。この上端片30bには、略その全長にわたって長孔30cが形成されている。
【0028】
また、取り付け板32の上端片30b側の端部には、垂直な立ち上げ部32aの元部が連結されている。この立ち上げ部32aの上端には、上端片30bより上方位置で、水平に屈曲された上端片32bが一体形成されている。この上端片32bの先部には、キー操作に伴って一括操作レバー30をその長さ方向に水平に移動させるキーロック機構33が取り付けられている。このキーロック機構33は、上端片32bに固定されたシリンダ錠34と、シリンダ錠34のシリンダ軸に固定された回動片35と、この回動片35の先端部に垂下され、下端部が前記長孔30cに遊挿された操作ピン36とから構成されている。シリンダ錠34に挿着されたキー37の回動操作により回動片35を介して操作ピン36が回動し、これに伴って長孔30cを介して一括操作レバー30が壁板12aに沿って所定距離だけ水平方向に移動する。その結果、各突起P1〜P3が同じ方向に同じ距離だけ移動する。キーロック機構33の筐体12Aの高さ位置は、キー37をシリンダ錠34から抜いた場合にだけ、筐体12Aの上部の開口部に取り付けられた筐体蓋12Bを閉蓋できる位置としている。
【0029】
次に、図2に示すように、一実施形態のカセットセット機構10を有するカード発行機12の作動を説明する。
【0030】
カード発行時には、まず指定されたホッパーカセット13A〜13Dのいずれかのカード供給部から、図示しないカード取り出し移動機構18により1枚のカード11を取り出す。その後、これをインデント/エンボス機構19まで移動し、カード11に所定の文字および記号などを刻む。続いて、カード11はカード移動機構によりトッパー機構20まで移動され、刻まれた文字および記号などの表面に、例えば銀色のフィルムが融着されて色が付けられる。その後、カード11はカード移動機構によりカードリーダ部21へ移動される。ここでは、カード11に所定の記録がなされる。その後、カード発行口21aよりカード11が発行される。
【0031】
ところで、このようなカード発行に先駆け、ホッパーカセット部17では、各ホッパーカセット13A〜13Dのホッパーカセット収納部14A〜14Dに対する収納作業が行われる。以下、この作業を詳述する。
【0032】
前述したように、各突起P1〜P3は、あらかじめ一括操作レバー30を介して、コイルばね33のばね力によりホッパーカセット13A〜13Dの固定解除位置に配置されている。したがって、作業者が各ホッパーカセット13A〜13Dをホッパーカセット収納部14A〜14Dに収納すると、カセット固定突起P3が溝bの一側板24b側の端付近に配置される。シャッタロック解除突起P1は、溝aの下端から溝内に入り溝bとの交差部分に配置される。そして、シャッタ開閉突起P2は溝cの一側板24b側の端付近に配置される(図6)。
【0033】
次に、作業者がキー37を固定側に90度回動させる。すると、シリンダ軸および回動片35を介して操作ピン36が固定側に回動し、上端片30bの長孔30cの形成部を介して、一括操作レバー30が、コイルばね33のばね力に抗して壁板12aに沿って所定距離だけ水平移動する。よって、各突起P1〜P3が一括操作レバー30と同じ方向に同じ距離だけ移動する。これにより、カセット固定突起P3を介して、ホッパーカセット13A〜13Dがそれぞれ対応するホッパーカセット収納部14A〜14Dに固定される。これと同時に、第1のスイッチS1はシャッタロック解除突起P1により操作され、前記揺動ストッパ29の揺動を許容する。これにより、各カード供給部からのカード11の取り出しを規制または規制解除する揺動爪の揺動を許容する。さらに、シャッタ操作レバーの先端部である第2のスイッチS2がシャッタ開閉突起P2により操作され、シャッタが開く(図7)。
【0034】
ホッパーカセット13A〜13Dをホッパーカセット収納部14A〜14Dから取り出す場合には、上述したキー操作を反対に行えばよい。
【0035】
このように、一括操作レバー30を水平方向に移動し、カセット固定突起P3を介して、各ホッパーカセット13A〜13Dをそれぞれ対応するホッパーカセット収納部14A〜14Dに固定または固定解除するようにしたので、従来の垂直面内で上方向からロック操作レバーによって押さえ込むキーロック機構に比べて、小さな操作力で複数のホッパーカセット13A〜13Dを同時に固定または固定解除することができる。このように簡単な構造でありながら、女性などの力が弱い作業者でも、ホッパーカセット13A〜13Dの入れ換え作業を容易に行うことができる。
【0036】
また、キーロック機構33のキー操作に連動して一括操作レバー30を操作するようにしたので、カム構造を介することで、キーロック機構33の設置位置をカード発行機12の任意の位置に設定することができる。
【0037】
さらに、キー37をキーロック機構33から抜き取らなければ、筐体蓋12Bを閉蓋できない構成としたので、キー37の取り忘れを防ぐことができる。
【0038】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。一括操作部材は板材に限らず、例えば棒材などでもよい。また、カセット固定部材の個数、形状なども限定されない。筐体上でのキーロック機構の位置は限定されない。例えば側板でもよい。さらに、筐体蓋は、操作キーをキーロック機構から取り外した場合にだけ、筐体蓋が閉蓋可能な構造にしなくてもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1記載の発明にかかるカード発行機のカセットセット機構によると、一括操作部材を水平方向に移動することで、カセット固定部材を介して、対応するホッパーカセット収納部に各ホッパーカセットを固定または固定解除するので、従来の垂直面内で上方向からロック操作レバーによって押さえ込むキーロック機構に比べ、小さな操作力でも複数のホッパーカセットを同時に固定または固定解除することができる。その結果、簡単な構造により、女性などの力の弱い作業者でも、ホッパーカセットの入れ換え作業を容易に行うことができる。
【0040】
また、請求項2記載の発明にかかるカード発行機のカセットセット機構によると、カード発行機に設けられたキーロック機構のキー操作に連動して一括操作部材を操作するようにしたので、カムまたはギヤなどを介することで、キーロック機構の設置位置をカード発行機の任意の位置に設定することができる。
【0041】
さらに、請求項3記載の発明にかかるカード発行機のカセットセット機構によると、操作キーをキーロック機構から取り外さなければ、筐体蓋を閉蓋できないように構成したので、操作キーの取り忘れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態を示す要部拡大正面図である。
【図2】本発明のカード発行機のカセットセット機構が適用されたカード発行機の概略構成を示す平面図である。
【図3】本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態を示す要部拡大平面図である。
【図4】本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態を示す要部拡大側面図である。
【図5】本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態に組み込まれたキーロック機構による一括操作部材の水平方向への移動状態を示す斜視図である。
【図6】本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態において、ホッパーカセットのホッパーカセット収納部への収納完了直前の状態を示す斜視図である。
【図7】本発明のカード発行機のカセットセット機構の一実施形態において、ホッパーカセットのホッパーカセット収納部への固定状態を示す斜視図である。
【図8】カセットセット機構の要部を拡大して示す一部断面側面図である。
【符号の説明】
10 カード発行機のカセットセット機構
11 カード
12 カード発行機
12A 筐体
12B 筐体蓋
13A〜13D ホッパーカセット
14A〜14D ホッパーカセット収納部
30 一括操作レバー(一括操作部材)
33 キーロック機構
37 キー
P3 カセット固定突起(カセット固定部材)

Claims (3)

  1. カードを発行するカード発行機能を備えたカード発行機の筐体内に配備され、発行前の多数の前記カードをそれぞれ収納する複数のホッパーカセットと、該各ホッパーカセットを収納可能な複数のホッパーカセット収納部とを備えたカード発行機のカセットセット機構において、
    前記各ホッパーカセット収納部に配置され、水平方向に移動することで、前記各ホッパーカセットを、対応するホッパーカセット収納部に固定または固定解除する複数のカセット固定部材と、
    該各カセット固定部材が連結され、水平方向に移動可能な一括操作部材とを有していることを特徴とするカード発行機のカセットセット機構。
  2. 前記一括操作部材は、前記カード発行機に設けられたキーロック機構のキー操作に連動して操作されることを特徴とする請求項1記載のカード発行機のカセットセット機構。
  3. 前記筐体には筐体蓋が設けられ、
    該筐体蓋は、前記操作キーをキーロック機構から取り外した場合にだけ、前記筐体蓋が閉蓋可能な構造としたことを特徴とする請求項1または2記載のカード発行機のカセットセット機構。
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