JPS6347987Y2 - - Google Patents
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- JPS6347987Y2 JPS6347987Y2 JP1983074908U JP7490883U JPS6347987Y2 JP S6347987 Y2 JPS6347987 Y2 JP S6347987Y2 JP 1983074908 U JP1983074908 U JP 1983074908U JP 7490883 U JP7490883 U JP 7490883U JP S6347987 Y2 JPS6347987 Y2 JP S6347987Y2
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- frame
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 42
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
イ 産業上の利用分野
本考案は所定のコインを投入することにより施
錠される傘立て用錠前装置に関し、特に傘立て使
用後開錠と同時に使用者にコインを返却させるよ
うにした方式の錠前装置に係わるものである。
錠される傘立て用錠前装置に関し、特に傘立て使
用後開錠と同時に使用者にコインを返却させるよ
うにした方式の錠前装置に係わるものである。
ロ 従来の技術
従来、この種の錠前装置としては実公昭48−
30240号公報に開示されたものがある。
30240号公報に開示されたものがある。
この公知の錠前装置は、
フレーム4の内側よりビス止されるように構成
されたシリンダー錠19と、硬貨投入口3a幅と
硬貨通路幅とを指定硬貨に合せ任意に変更できる
コインセレクター9と、箱体1の内側面とコイン
ウオール5とによつて形成した硬貨通路と、コイ
ンウオール5の外側方に跳爪ピン17によつて回
動自在に軸着され、使用者用キーの回動と共に作
動するラツチレバー8の回動抑止のための側方に
ユ字状に折曲形成した爪部10bと、指定硬貨に
よつて押圧されて上記10bを外すようにした爪
部10aとを一体形成した跳爪10と、この跳爪
10の下方の位置にコインストッパーバネ14と
共にコインストッパーピン18にて枢着されコイ
ンストッパーバネ14によつてコインウオール5
の切欠部5aに圧着せしめて、硬貨通路に臨まし
めるようにした上方掛爪11aと、ラツチレバー
8の回動により、上記バネ14に逆らつて、該レ
バーの摺動路に突設した突起部11cを押し下げ
ることにより、通貨回路に臨ましめるようにした
下方掛爪11bとを一体形成したコインストツパ
ー11と、このコインストッパーの下方で掛爪1
1bのもどりにより落下する硬貨を戻し口3bへ
送り出す円弧状内曲面を有するリターンプレート
12とよりなるものである。
されたシリンダー錠19と、硬貨投入口3a幅と
硬貨通路幅とを指定硬貨に合せ任意に変更できる
コインセレクター9と、箱体1の内側面とコイン
ウオール5とによつて形成した硬貨通路と、コイ
ンウオール5の外側方に跳爪ピン17によつて回
動自在に軸着され、使用者用キーの回動と共に作
動するラツチレバー8の回動抑止のための側方に
ユ字状に折曲形成した爪部10bと、指定硬貨に
よつて押圧されて上記10bを外すようにした爪
部10aとを一体形成した跳爪10と、この跳爪
10の下方の位置にコインストッパーバネ14と
共にコインストッパーピン18にて枢着されコイ
ンストッパーバネ14によつてコインウオール5
の切欠部5aに圧着せしめて、硬貨通路に臨まし
めるようにした上方掛爪11aと、ラツチレバー
8の回動により、上記バネ14に逆らつて、該レ
バーの摺動路に突設した突起部11cを押し下げ
ることにより、通貨回路に臨ましめるようにした
下方掛爪11bとを一体形成したコインストツパ
ー11と、このコインストッパーの下方で掛爪1
1bのもどりにより落下する硬貨を戻し口3bへ
送り出す円弧状内曲面を有するリターンプレート
12とよりなるものである。
ハ 考案が解決しようとする問題点
従来の傘立て用錠前装置は前記の通り構成され
るものであるから、以下に述べる問題点も含むも
のであつた。
るものであるから、以下に述べる問題点も含むも
のであつた。
すなわち、第1番目の問題点としては、シリン
ダー錠19とコインセレクター9の硬貨通路(コ
インウオール5)とラツチ6とラツチレバー8と
が従来公知のコインロツカー用の錠前装置と同様
に各分離独立しているため、部品点数が多く、構
成が複雑であり、従つて各部品間の連係動作がス
ムーズに働かず故障のおそれがあつた。
ダー錠19とコインセレクター9の硬貨通路(コ
インウオール5)とラツチ6とラツチレバー8と
が従来公知のコインロツカー用の錠前装置と同様
に各分離独立しているため、部品点数が多く、構
成が複雑であり、従つて各部品間の連係動作がス
ムーズに働かず故障のおそれがあつた。
次に、第2番目の問題点としては、前記の構成
部品の外に上方から下方にかけて、跳爪10、コ
インストッパー11およびリターンプレート12
等や順次並べられているため、箱体1の縦幅は少
なくともコインの3枚〜4枚位必要であり、従つ
てその分だけ全体が大型化され、かつ重量も増大
するものであつた。
部品の外に上方から下方にかけて、跳爪10、コ
インストッパー11およびリターンプレート12
等や順次並べられているため、箱体1の縦幅は少
なくともコインの3枚〜4枚位必要であり、従つ
てその分だけ全体が大型化され、かつ重量も増大
するものであつた。
本考案は以上の問題点に鑑み、コイン導路枠と
ラツチとを一体に形成してシリンダー錠に連結す
ると共に、コインストッパーや掛止爪等も小型化
して前記コイン導路枠の切欠き窓部に集中配置す
ることにより、全体の構成部品を減少させて故障
のおそれを少なくし、かつ全体を軽量コンパクト
となした傘立用錠前装置を提供するものである。
ラツチとを一体に形成してシリンダー錠に連結す
ると共に、コインストッパーや掛止爪等も小型化
して前記コイン導路枠の切欠き窓部に集中配置す
ることにより、全体の構成部品を減少させて故障
のおそれを少なくし、かつ全体を軽量コンパクト
となした傘立用錠前装置を提供するものである。
ニ 問題点を解決するための手段
本考案は上記目的を達成するために下記の通り
構成される。
構成される。
(1) 上面にシリンダー錠8が挿着されコイン投入
口10が開設されると共に正面下方にコイン返
却口11が開設されたボツクス1に傘差孔2を
形成し、該傘差孔2の開口端に扉体を開閉自在
に軸支下傘立て用錠前装置である。
口10が開設されると共に正面下方にコイン返
却口11が開設されたボツクス1に傘差孔2を
形成し、該傘差孔2の開口端に扉体を開閉自在
に軸支下傘立て用錠前装置である。
(2) ボツクス1内の内フレーム12に外筒14を
固定したシリンダー錠8の内筒15にコ字状回
動枠20を内筒とともに回動するよう連結し、
該回動枠20の背面に上部をコイン投入口21
として開口する一方、下部を前方へ傾斜して閉
鎖すると共に前部下側を前記コイン投入口21
と連通するようコイン返却口22として開口し
た一対の枠板23a,23bから成るコイン導
路枠23の後端を固着したものである。
固定したシリンダー錠8の内筒15にコ字状回
動枠20を内筒とともに回動するよう連結し、
該回動枠20の背面に上部をコイン投入口21
として開口する一方、下部を前方へ傾斜して閉
鎖すると共に前部下側を前記コイン投入口21
と連通するようコイン返却口22として開口し
た一対の枠板23a,23bから成るコイン導
路枠23の後端を固着したものである。
(3) コイン導路枠23はシリンダー錠8の開錠時
に前記コイン投入口21とコイン返却口22が
ボツクス1のコイン投入口10とコイン返却口
11に各連通し、施錠時にボツクス1のコイン
投入口10とコイン返却口11が閉鎖されるよ
うシヤツター板28,29と前記枠板23a,
23bの前端中央よりやゝ上方に開口切設した
切欠き窓部24およびその上方の枠板23a,
23bの前端を手前へ直角に重合折曲すること
により一体に形成されかつ下方に係合突片30
を突設したラツチ体25とを各々備えている。
に前記コイン投入口21とコイン返却口22が
ボツクス1のコイン投入口10とコイン返却口
11に各連通し、施錠時にボツクス1のコイン
投入口10とコイン返却口11が閉鎖されるよ
うシヤツター板28,29と前記枠板23a,
23bの前端中央よりやゝ上方に開口切設した
切欠き窓部24およびその上方の枠板23a,
23bの前端を手前へ直角に重合折曲すること
により一体に形成されかつ下方に係合突片30
を突設したラツチ体25とを各々備えている。
(4) 内フレーム12に垂直に立てた支軸33に上
爪32aと略中央に切欠き35が形成された下
爪32bとを有する掛止爪32を回動自在に軸
支し、該掛止爪32はコイルバネ34によりコ
イン導路枠23の切欠き窓部24側へ押圧付勢
されておりシリンダー錠8の開錠時には上爪3
2aがラツチ体25の係合突片30に係止され
ると共に、下爪32bの切欠き35がコイン導
路枠23内と対向合致するよう配置され、更
に、掛止爪23の下方においてコイン導路枠2
3内に挿入されたコインを係止するコインスト
ツパ31を内フレーム12に突設したものであ
る。
爪32aと略中央に切欠き35が形成された下
爪32bとを有する掛止爪32を回動自在に軸
支し、該掛止爪32はコイルバネ34によりコ
イン導路枠23の切欠き窓部24側へ押圧付勢
されておりシリンダー錠8の開錠時には上爪3
2aがラツチ体25の係合突片30に係止され
ると共に、下爪32bの切欠き35がコイン導
路枠23内と対向合致するよう配置され、更
に、掛止爪23の下方においてコイン導路枠2
3内に挿入されたコインを係止するコインスト
ツパ31を内フレーム12に突設したものであ
る。
ホ 作用
まず第3図、第7図および第8図の状態におい
て、指定コインAの投入がないにも拘らず鍵9を
回動してもラツチ体25下方の係合突片30が掛
止爪32の上爪32aに係止されているためコイ
ン導路枠23は回動することができず施錠は不可
能である。
て、指定コインAの投入がないにも拘らず鍵9を
回動してもラツチ体25下方の係合突片30が掛
止爪32の上爪32aに係止されているためコイ
ン導路枠23は回動することができず施錠は不可
能である。
上記の状態において指定コインAを第6図で示
すようにコイン投入口10,26,21よりコイ
ン導路枠23内に投入すると、そのコインAは下
爪32bの切欠き35内においてコインストツパ
31によりA1の位置で係止される。
すようにコイン投入口10,26,21よりコイ
ン導路枠23内に投入すると、そのコインAは下
爪32bの切欠き35内においてコインストツパ
31によりA1の位置で係止される。
そこで、鍵9を回動操作することによりコ字型
回動枠20を介してコイン導路枠23を手前方向
へ回動させると、まず前記コインAにより下爪3
2bの切欠き35の縁部が摺動押圧されて掛止爪
32がコイルバネ34のバネ力に抗して第9図の
位置まで開き、次いでラツチ体25下方の係合突
片30により上爪32aの端部が押圧されて掛止
爪32が第10図の位置までさらに開く。こうし
てコイン導路枠23に対する掛止爪32の係止状
態を完全に開放したのち、コイン導路枠23をさ
らに手前へ回動させるとコインストツパ31に係
止されたいたコインAはコインストツパ31を摺
動しつゝその先端から外れるためコイン導路枠2
3内をA2の位置まで落下する。この状態でシリ
ンダー錠8は施錠されラツチ体25が閉じてある
扉体4の係合孔7に嵌入されるが、このときコイ
ン導路枠23のコイン返却口22は内フレーム1
2によつて閉鎖されているためコインAは前記位
置でコイン導路枠23内に保管される。尚、この
ときコイン投入口21も内フレーム12によつて
閉鎖されると同時にボツクス1のコイン投入口1
0、内フレーム12のコイン投入口26およびコ
イン返却口11,27も各々シヤツター板28,
29により閉鎖してあり施錠時のコインAの抜き
取り等のいたずらを防止している。
回動枠20を介してコイン導路枠23を手前方向
へ回動させると、まず前記コインAにより下爪3
2bの切欠き35の縁部が摺動押圧されて掛止爪
32がコイルバネ34のバネ力に抗して第9図の
位置まで開き、次いでラツチ体25下方の係合突
片30により上爪32aの端部が押圧されて掛止
爪32が第10図の位置までさらに開く。こうし
てコイン導路枠23に対する掛止爪32の係止状
態を完全に開放したのち、コイン導路枠23をさ
らに手前へ回動させるとコインストツパ31に係
止されたいたコインAはコインストツパ31を摺
動しつゝその先端から外れるためコイン導路枠2
3内をA2の位置まで落下する。この状態でシリ
ンダー錠8は施錠されラツチ体25が閉じてある
扉体4の係合孔7に嵌入されるが、このときコイ
ン導路枠23のコイン返却口22は内フレーム1
2によつて閉鎖されているためコインAは前記位
置でコイン導路枠23内に保管される。尚、この
ときコイン投入口21も内フレーム12によつて
閉鎖されると同時にボツクス1のコイン投入口1
0、内フレーム12のコイン投入口26およびコ
イン返却口11,27も各々シヤツター板28,
29により閉鎖してあり施錠時のコインAの抜き
取り等のいたずらを防止している。
以上のようにしてシリンダー錠8は施錠され
る。
る。
しかして、傘立て使用後シリンダー錠8を開錠
させるときは鍵9を前記とは逆方向へ回動操作す
ることによりコ字型回動枠20を介してコイン導
路枠23を後方へ回動させ元の位置に戻す。これ
により掛止爪32もコイルバネ34の復元力によ
り自動的に元の位置まで回動復帰しコイン導路枠
23の回動を阻止する一方そのコイン返却口22
が内フレーム12とボツクス1のコイン返却口2
7,11に合致しコイン導路枠23に保管されて
いるコインA2を使用者に返却する。
させるときは鍵9を前記とは逆方向へ回動操作す
ることによりコ字型回動枠20を介してコイン導
路枠23を後方へ回動させ元の位置に戻す。これ
により掛止爪32もコイルバネ34の復元力によ
り自動的に元の位置まで回動復帰しコイン導路枠
23の回動を阻止する一方そのコイン返却口22
が内フレーム12とボツクス1のコイン返却口2
7,11に合致しコイン導路枠23に保管されて
いるコインA2を使用者に返却する。
尚、使用者が鍵9を紛失したときはシヤフト1
7を回動してシリンダー錠8から外し内フレーム
12にねじ止めされているシリンダー錠8をボツ
クス1から引き抜いたのち、新しいシリンダー錠
と交換すれば良い。
7を回動してシリンダー錠8から外し内フレーム
12にねじ止めされているシリンダー錠8をボツ
クス1から引き抜いたのち、新しいシリンダー錠
と交換すれば良い。
ヘ 実施例
以下、図面に基づき本考案実施の1例を詳細に
説明する。
説明する。
1は正面側に傘を受けるU字状の傘差孔2が形
成されたボツクスで、傘差孔2の開口部にピン3
で開閉自在に扉体4が軸支されている。この扉体
4はピン3に巻装されたコイルバネ5で常時開放
されるよう付勢保持され、先端にボツクス1のラ
ツチ孔6に対向する係合孔7が穿設されている。
成されたボツクスで、傘差孔2の開口部にピン3
で開閉自在に扉体4が軸支されている。この扉体
4はピン3に巻装されたコイルバネ5で常時開放
されるよう付勢保持され、先端にボツクス1のラ
ツチ孔6に対向する係合孔7が穿設されている。
また、ボツクス1には、上方からシリンダー錠
8が挿着され、その側方にコイン投入口10が、
側面下方にコイン返却口11が各開設されてい
る。
8が挿着され、その側方にコイン投入口10が、
側面下方にコイン返却口11が各開設されてい
る。
シリンダー錠8は、ボツクス1内で内フレーム
12と一体的な底板13にねじ止めされた外筒1
4と、外筒14に回動自在に嵌挿された鍵孔付の
内筒15とから構成されている。
12と一体的な底板13にねじ止めされた外筒1
4と、外筒14に回動自在に嵌挿された鍵孔付の
内筒15とから構成されている。
9は内筒15に差込む鍵である。
内筒15は、下端に突設したねじ孔付の突軸1
6を底板13の孔から突出させ、ボツクス1の下
面より直立させたシヤフト17の雄ねじ18と螺
合させることで位置を保持させる。
6を底板13の孔から突出させ、ボツクス1の下
面より直立させたシヤフト17の雄ねじ18と螺
合させることで位置を保持させる。
内筒15の突軸16は、コ字型回動枠20の下
板に開口した長孔20aに嵌挿固定し、内筒15
の回転に伴いコ字型回動枠20を回転させる。
板に開口した長孔20aに嵌挿固定し、内筒15
の回転に伴いコ字型回動枠20を回転させる。
シヤフト17は、下端に回転操作用の溝付き鍔
部19を膨出形成されている。
部19を膨出形成されている。
23はコ字型回動枠20の背面に固着したコイ
ン導路枠で、上面にコイン投入口21が開口され
た状態で二枚の枠板23a,23bから構成さ
れ、下端にコイン返却口22が開口されている。
ン導路枠で、上面にコイン投入口21が開口され
た状態で二枚の枠板23a,23bから構成さ
れ、下端にコイン返却口22が開口されている。
このコイン導路枠23の前端中央よりやゝ上方
には切欠き窓部24が開口切設され、該切欠き窓
部24の上部に前記枠板23a,23bの前端を
手前へ直角に重合折曲することによりラツチ体2
5が一体に形成されている。コイン導路枠23の
コイン投入口21とコイン返却口22は、第6図
で示すようにボツクス1のコイン投入口10と対
設された内フレーム12のコイン投入口26およ
びボツクス1のコイン返却口11と対設された内
フレーム12のコイン返却口27とシリンダー錠
8の施錠時には合致することなく開錠時のみ合致
するようになつている。そして、コイン投入口2
1およびコイン返却口22を構成する片側の枠板
23b上端にはシリンダー錠8の施錠中にコイン
投入口10,26およびコイン返却口11,27
を閉鎖するシヤツター板28,29が各々折曲形
成されている。
には切欠き窓部24が開口切設され、該切欠き窓
部24の上部に前記枠板23a,23bの前端を
手前へ直角に重合折曲することによりラツチ体2
5が一体に形成されている。コイン導路枠23の
コイン投入口21とコイン返却口22は、第6図
で示すようにボツクス1のコイン投入口10と対
設された内フレーム12のコイン投入口26およ
びボツクス1のコイン返却口11と対設された内
フレーム12のコイン返却口27とシリンダー錠
8の施錠時には合致することなく開錠時のみ合致
するようになつている。そして、コイン投入口2
1およびコイン返却口22を構成する片側の枠板
23b上端にはシリンダー錠8の施錠中にコイン
投入口10,26およびコイン返却口11,27
を閉鎖するシヤツター板28,29が各々折曲形
成されている。
30はラツチ体25の後部下方に突設した係合
突片、31は前記係合突片30の下方において切
欠き窓部24に位置するよう内フレーム12に突
設したコインストツパ、32は内フレーム12に
垂直に立てた支軸33に回動自在に軸支された掛
止爪で、上爪32aと中央に切欠き35を形成し
た下爪32bとを備えている。
突片、31は前記係合突片30の下方において切
欠き窓部24に位置するよう内フレーム12に突
設したコインストツパ、32は内フレーム12に
垂直に立てた支軸33に回動自在に軸支された掛
止爪で、上爪32aと中央に切欠き35を形成し
た下爪32bとを備えている。
しかして、前記の掛止爪32は支軸33に巻装
したコイルバネ34でコイン導路枠23の切欠き
窓部24側へ押圧付勢されており、第3,8図に
示すようにシリンダー錠8の開錠時には上爪32
aがラツチ体25の前記係合突片30に係止され
ると共に、下爪32bの切欠き35がコイン導路
枠23内に対向合致するよう配置され、施錠に際
してコイン導路枠23内に投入されコインストツ
パ31に係止されているコインA1がコイン導路
枠23とともに回動するに伴い下爪32bの切欠
き35の内縁を押圧摺動し、掛止爪32をコイル
バネ34のバネ力に抗して開く方向へ回動させラ
ツチ体25の係合突片30に対する上爪32aの
係止状態を解除するようになつている。
したコイルバネ34でコイン導路枠23の切欠き
窓部24側へ押圧付勢されており、第3,8図に
示すようにシリンダー錠8の開錠時には上爪32
aがラツチ体25の前記係合突片30に係止され
ると共に、下爪32bの切欠き35がコイン導路
枠23内に対向合致するよう配置され、施錠に際
してコイン導路枠23内に投入されコインストツ
パ31に係止されているコインA1がコイン導路
枠23とともに回動するに伴い下爪32bの切欠
き35の内縁を押圧摺動し、掛止爪32をコイル
バネ34のバネ力に抗して開く方向へ回動させラ
ツチ体25の係合突片30に対する上爪32aの
係止状態を解除するようになつている。
なお、前記のコインストツパ31は、棒材で形
成され、施錠の際コインAが端縁を摺動しつゝ施
錠が完了すると同時にその先端から外れる長さに
設定されている。
成され、施錠の際コインAが端縁を摺動しつゝ施
錠が完了すると同時にその先端から外れる長さに
設定されている。
ト 考案の効果
以上のように本考案に係る傘立て用錠前装置
は、シリンダー錠8と連動するコイン導路枠23
にラツチ体25を一体に形成すると共に、コイン
導路枠23の切欠き窓部24に臨むよう押圧付勢
された掛止爪32を設け、該掛止爪32の上爪3
2aにてラツチ体25下端の係合突片30を係止
させる一方、コイン導路枠23内でコインストツ
パ31に係止されたコインAを下爪32bの切欠
き35の内側に位置させ、シリンダー錠8の施錠
に際してコイン導路枠23の回動に伴い前記コイ
ンAが切欠き35の内縁を摺動しつゝ掛止爪32
を切欠き窓部24から排除される方向へ回動させ
ラツチ体25に対する掛止爪32の上爪32aの
係止状態を解除し、同時にコインストツパ31に
係止されているコインAをその先端から外してコ
イン導路枠23の下方に落下され、そしてコイン
導路枠23と一体のシヤツター板28,29で施
錠中の新たなコインAの投入と貯留中のコインA
の排出を防止し、シリンダー錠8の開錠によりコ
インAの投入および貯留中のコインAの返却を許
容するようにしたもので、コイン導路枠23は約
コイン2個分が縦列格納できる収納スペースがあ
れば充分であると共に、コイン導路枠23を折曲
げることによりラツチ体25、シヤツター板2
8,29を一体に形成し、加えてラツチ体25の
係合突片30、コインストツパ31、掛止爪32
などもコイン導路枠23の切欠き窓部24内に集
中配置してあるため、従来の傘立用錠前装置と比
べて全体の構成部品、故障が少なく、全体を軽量
コンパクトに構成することが可能である。
は、シリンダー錠8と連動するコイン導路枠23
にラツチ体25を一体に形成すると共に、コイン
導路枠23の切欠き窓部24に臨むよう押圧付勢
された掛止爪32を設け、該掛止爪32の上爪3
2aにてラツチ体25下端の係合突片30を係止
させる一方、コイン導路枠23内でコインストツ
パ31に係止されたコインAを下爪32bの切欠
き35の内側に位置させ、シリンダー錠8の施錠
に際してコイン導路枠23の回動に伴い前記コイ
ンAが切欠き35の内縁を摺動しつゝ掛止爪32
を切欠き窓部24から排除される方向へ回動させ
ラツチ体25に対する掛止爪32の上爪32aの
係止状態を解除し、同時にコインストツパ31に
係止されているコインAをその先端から外してコ
イン導路枠23の下方に落下され、そしてコイン
導路枠23と一体のシヤツター板28,29で施
錠中の新たなコインAの投入と貯留中のコインA
の排出を防止し、シリンダー錠8の開錠によりコ
インAの投入および貯留中のコインAの返却を許
容するようにしたもので、コイン導路枠23は約
コイン2個分が縦列格納できる収納スペースがあ
れば充分であると共に、コイン導路枠23を折曲
げることによりラツチ体25、シヤツター板2
8,29を一体に形成し、加えてラツチ体25の
係合突片30、コインストツパ31、掛止爪32
などもコイン導路枠23の切欠き窓部24内に集
中配置してあるため、従来の傘立用錠前装置と比
べて全体の構成部品、故障が少なく、全体を軽量
コンパクトに構成することが可能である。
また、上記の通り施錠と同時にコイン導路枠2
3と一体のシヤツター板29によりコインAは貯
留されるため別個にリターンプレートその他の貯
留機構を付設しなくともいたずら等によるコイン
の抜き取りを簡単確実に防止できるものである。
3と一体のシヤツター板29によりコインAは貯
留されるため別個にリターンプレートその他の貯
留機構を付設しなくともいたずら等によるコイン
の抜き取りを簡単確実に防止できるものである。
したがつて、本考案は使用後に投入されたコイ
ンを使用者に返却する方式専用の傘立て用錠前装
置として好適なものであり、使用者キーの持ち帰
りや紛失を防止する効果を有するものである。
ンを使用者に返却する方式専用の傘立て用錠前装
置として好適なものであり、使用者キーの持ち帰
りや紛失を防止する効果を有するものである。
第1図は本考案に係る錠前装置を挿入したボツ
クスの斜視図、第2図は同上の側断面図、第3図
はコイン導路枠、ラツチ体、掛止爪の開錠時の斜
視図、第4図は掛止爪の正面図、第5図は同上の
背面図、第6図はコイン導路枠内を指定コインが
通過する状態を説明する側断面図、第7図はコ字
型回動枠の底板部とコイン導路枠の平面図、第8
図ないし第10図はコイン導路枠と掛止爪の作用
説明図である。 図中主要符号、1……ボツクス、2……内フレ
ーム、8……シリンダー錠、12……内フレー
ム、14……外筒、15……内筒、20……コ字
型回動枠、21……コイン投入口、22……コイ
ン返却口、23……コイン導路枠、23a,23
b……枠板、24……切欠き窓部、25……ラツ
チ体、30……係合突片、31……コインストツ
パ、32……掛止爪、32a……上爪、32b…
…下爪、34……コイルバネ、35……切欠き。
クスの斜視図、第2図は同上の側断面図、第3図
はコイン導路枠、ラツチ体、掛止爪の開錠時の斜
視図、第4図は掛止爪の正面図、第5図は同上の
背面図、第6図はコイン導路枠内を指定コインが
通過する状態を説明する側断面図、第7図はコ字
型回動枠の底板部とコイン導路枠の平面図、第8
図ないし第10図はコイン導路枠と掛止爪の作用
説明図である。 図中主要符号、1……ボツクス、2……内フレ
ーム、8……シリンダー錠、12……内フレー
ム、14……外筒、15……内筒、20……コ字
型回動枠、21……コイン投入口、22……コイ
ン返却口、23……コイン導路枠、23a,23
b……枠板、24……切欠き窓部、25……ラツ
チ体、30……係合突片、31……コインストツ
パ、32……掛止爪、32a……上爪、32b…
…下爪、34……コイルバネ、35……切欠き。
Claims (1)
- 上面にシリンダー錠8が挿着されコイン投入口
10が開設されると共に正面下方にコイン返却口
11が開設されたボツクス1に傘差孔2を形成
し、該傘差孔2の開口端に扉体を開閉自在に軸支
した傘立て用錠前装置において、ボツクス1内の
内フレーム12に外筒14を固定したシリンダー
錠8の内筒15にコ字状回動枠20を内筒ととも
に回動するよう連結し、該回動枠20の背面に上
部をコイン投入口21として開口する一方、下部
を前方へ傾斜して閉鎖すると共に前部下側を前記
コイン投入口21と連通するようコイン返却口2
2として開口した一対の枠板23a,23bから
成るコイン導路枠23の後端を固着し、該コイン
導路枠23はシリンダー錠8の開錠時に前記コイ
ン投入口21とコイン返却口22がボツクス1の
コイン投入口10とコイン返却口11に各連通
し、施錠時にボツクス1のコイン投入口10とコ
イン返却口11が閉鎖されるようシヤツター板2
8,29と前記枠板23a,23bの前端中央よ
りやゝ上方に開口切設した切欠き窓部24および
その上方の枠板23a,23bの前端を手前へ直
角に重合折曲することにより一体に形成されかつ
下方に係合突片30を突設したラツチ体25とを
各々備え、また、内フレーム12に垂直に立てた
支軸33に上爪32aと略中央に切欠き35が形
成された下爪32bとを有する掛止爪32を回動
自在に軸支し、該掛止爪32はコイルバネ34に
よりコイン導路枠23の切欠き窓部24側へ押圧
付勢されておりシリンダー錠8の開錠時には上爪
32aがラツチ体25の係合突片30に係止され
ると共に、下爪32bの切欠き35がコイン導路
枠23内と対向合致するよう配置され、更に、掛
止爪23の下方においてコイン導路枠23内に挿
入されたコインを係止するコインストツパ31を
内フレーム12に突設し、コイン投入後シリンダ
ー錠8を操作してコイン導路枠23を手前方向へ
回動させるとコインストツパ31に係止されたコ
インが掛止爪32の下爪32bの切欠き35の内
縁を押圧摺動して掛止爪32をコイルバネ34の
バネ力に抗して徐々に開きラツチ体25の係合突
片30に対する上爪32aの係止状態を解除する
ようにしたことを特徴とする傘立て用錠前装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490883U JPS59182784U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | 傘立て用錠前装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7490883U JPS59182784U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | 傘立て用錠前装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59182784U JPS59182784U (ja) | 1984-12-05 |
JPS6347987Y2 true JPS6347987Y2 (ja) | 1988-12-09 |
Family
ID=30204991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7490883U Granted JPS59182784U (ja) | 1983-05-18 | 1983-05-18 | 傘立て用錠前装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59182784U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830240U (ja) * | 1971-08-17 | 1973-04-13 |
-
1983
- 1983-05-18 JP JP7490883U patent/JPS59182784U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830240U (ja) * | 1971-08-17 | 1973-04-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59182784U (ja) | 1984-12-05 |
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