JPH0720915Y2 - 銀ペーストキュア炉 - Google Patents

銀ペーストキュア炉

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JPH0720915Y2
JPH0720915Y2 JP1988082961U JP8296188U JPH0720915Y2 JP H0720915 Y2 JPH0720915 Y2 JP H0720915Y2 JP 1988082961 U JP1988082961 U JP 1988082961U JP 8296188 U JP8296188 U JP 8296188U JP H0720915 Y2 JPH0720915 Y2 JP H0720915Y2
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JP
Japan
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silver paste
lead frame
heat block
furnace
heated
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JP1988082961U
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JPH028033U (ja
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良介 佐藤
幸一 上栗
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、半導体製造装置の銀ペーストキュア炉に関す
る。
〔考案の概要〕 本考案は、半導体集積回路チップを銀ペーストでダイボ
ンディングしたリードフレームを、ヒートブロック上を
搬送しながら加熱して銀ペーストを硬化させる銀ペース
トキュア炉の、ヒートブロックの上面にリードフレーム
の搬送方向に連続する微小突起と、ヒートブロックに上
方にトーチ、下方に排気パイプと、タクト送りのリード
フレーム搬送手段とを設けた銀ペーストキュア炉であ
る。
〔従来の技術〕
半導体集積回路(以降ICと略称する)の製造工程は大き
く分けるとウェハープロービング、ペレタイズ、組立、
モールドの4工程に分けられ、(Semiconductor World
1985年5月号による)さらに、組立工程は第3図の工程
フローチャートで示すように細分される。
第3図の工程フローチャートに示すようにペレタイズ工
程を経たICチップは、ダイボンディング工程でリードフ
レームに銀ペーストをダイボンディングされる。ICチッ
プをダイボンディングされたリードフレームは、第3図
に二重線で囲んだ銀ペーストキュア工程に送られ、加熱
されて銀ペーストが硬化され、次のワイヤボンディング
工程で配線が行われ、次のモールド工程に送られる。
従来の銀ペーストは150℃で長時間キュアが行われてい
たが、キュア作業のインライン化のために350℃でキュ
アできる高速キュアペーストが開発され、ダイボンダと
ワイヤボンダの間にキュア炉をはさんで組立工程をイン
ライン化したシステムが構成されるようになった。(Se
miconductor World 1985年5月号による) 従来の銀ペーストキュア炉は、第4図に示すように、IC
チップ8を銀ペーストによりダイボンディングされたリ
ードフレーム9は、ダイボンダ(図示せず)よりリード
フレーム9の長手方向に搬出され、銀ペーストキュア炉
1の、金属(例えばステンレススチール)細線を束ねた
ワイヤを用いたワイヤコンベア4上に移載して、搬送方
向を90度変更してリードフレーム9の短辺方向に低温ヒ
ートブロック2a、高温ヒートブロック2b上を移動しなが
ら加熱し、銀ペーストを硬化させる方法が採用されてい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、銀ペーストキュア炉のヒートブロックは
入口側でのリードフレーム上のICチップのヒートショッ
クによるクラックを避けるために入口側の低温ヒートブ
ロックの温度を銀ペーストの硬化温度(約350℃、Semic
onductor World 1985年5月号による)より低く(約150
℃)に設定し、ICチップが充分温められてから次の高温
ヒートブロック(約350℃)にて加熱し、硬化させる方
法が採用されており、硬化時間が長くなり、その結果銀
ペーストキュア炉が大型化するという欠点がある。
また、銀ペーストは加熱により蒸発し、一旦蒸発した銀
ペーストが冷却されてICチップ上およびヒートブロック
上に降り注ぎ、ICチップ上の銀ペーストは、次のワイヤ
ボンディング工程でワイヤボンディング時に悪影響を与
え、ヒートブロック上の銀ペーストは、リードフレーム
をヒートブロック上に固着するという問題をおこていし
た。
前記問題を解決するために銀ペーストキュア炉の上部よ
り窒素ガスをリードフレーム上に吹きつけ、銀ペースト
蒸気を下部へ移送する方法が取られているが、リードフ
レーム上の温度が下がる、リードフレーム上の温度分布
が悪くなる等の欠点がある。また、銀ペースト蒸気を上
部に排気する方法もあるが、銀ペースト蒸気のうち粒径
の大きなものが排気されずICチップ上に降り注ぐ欠点が
ある。
〔課題を解決しようとする手段〕
そこで前記課題を解決するために本考案は、例えば第1
図に示す如く、半導体集積回路チップ8を銀ペーストで
ダイボンディングしたリードフレーム9を、ヒートブロ
ック2a,2b上を搬送しながら加熱してこの銀ペーストを
硬化させる銀ペーストキュア炉において、このヒートブ
ロック2a,2bの上面にこのリードフレーム9の搬送方向
に連続する微小突起3を設けると共にこのリードフレー
ム9をこのヒートブロック2a,2bに対してタクト送りす
るようにし、このリードフレーム9をこの微小突起3上
に間欠的に移載し、一時静止して加熱するようにしたも
のである。
〔作用〕
本考案によれば銀ペーストキュア炉のヒートブロック2
a,2b上面にリードフレーム搬送方向に連続する微小突起
3を設けることにより、リードフレーム9をヒートブロ
ック2a,2bのヒート面上に常に一定間隔を保って保持で
き、このリードフレーム9を直接ヒートブロック2a,2b
のヒート面上に載置することなく良好に加熱できると共
にタクト送りの搬送手段を設け、ダイボンドから送られ
てきたリードフレーム9をこの微小突起3上に間欠的に
移載し、一時静止して加熱するので、この銀ペーストキ
ュア炉を小型化できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例の銀ペーストキュア炉について
図面を参照しながら説明する。
第1図は本考案の一実施例の銀ペーストキュア炉1の斜
視図、第2図イ〜ニはリードフレーム9をタクト送りす
る動作を説明する側面図である。第1図において銀ペー
ストキュア炉1の上部カバーは説明の都合上図示してい
ないが、銀ペーストキュア炉1は上部カバーと下部カバ
ー6にて覆われ、熱が外部に逃げないように構成されて
いる。第1図においてICチップ8を銀ペーストによりダ
イボンディングされたリードフレーム9は、ダイボンダ
(図示せず)よりリードフレーム9の長手方向に搬出さ
れ、ワイヤコンベア4により90度方向を変更してタクト
送りにて搬送され、低温側ヒートブロック2aの上面に設
けられた微小突起3上に移載され、一時静止して加熱さ
れた後、タクト送りにて次の加熱位置に搬送される。低
温側ヒートブロック2aは、従来技術のところでも説明し
たが約150℃に加熱されており、ICチップ8のヒートシ
ョックによるクラックを防止する。リードフレーム9は
低温側ヒートブロック2a上面の微小突起3により低温側
ヒートブロック2aとの間に微小間隔を保って保持され
る。リードフレーム9は、さらにワイヤコンベア4によ
りタクト送りされ、高温側リードフレーム2b上面の微小
突起3上で約350℃で加熱され銀ペーストが硬化する。
なお、ヒートブロック2a、2bの上方にはトーチ5が設け
られており、低温側ヒートブロック2aの入口の部分を除
いて上方より熱ガスを吹き出し、ヒートブロック2a、2b
の熱とあわせてリードフレーム9を上下から加熱し、銀
ペーストの硬化時間を短縮すると同時に、加熱により蒸
発した銀ペースト蒸気をトーチ5から吹き出した熱ガス
により下方に移送し、ヒートブロック2a、2bの下方に設
けられた排気パイプ7により下部カバー6外部に排気
し、銀ペースト蒸気がICチップ8上に付着するのを防止
する。
タクト送りの動作は、第2図イ〜ニ示すように行われ
る。第2図イに示すように、ワイヤコンベア4は下降し
た位置にあり、ICチップ8を銀ペーストによりダイボン
ディングされたリードフレーム9がダイボンダ(図示せ
ず)から搬出され、ワイヤコンベア4上に送られてく
る。ワイヤコンベア4は第2図ロの位置に上昇し、1ピ
ッチ分タクト送りされ第2図ハの位置に来て下降し、第
2図ニの位置でリードフレーム9は低温側ヒートブロッ
ク2a上の微小突起3上に移載されて一時静止し加熱さ
れ、次のリードフレーム9がダイボンダからワイヤコン
ベア4上に搬出されてくる。リードフレーム9はタクト
送りにより、ヒートブロック2a、2b上の微小突起3上に
一時静止状態で置かれる時間が比較的長く、加熱時間を
長く取ることができ、上方からのトーチ5から吹き出さ
れる熱ガスの加熱とあいまって効率良く加熱できると共
にこの銀ペーストキュア炉を小型化できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、銀ペーストキュア炉のヒートブロック
の上面にリードフレーム搬送方向に連続する微小突起を
設け、リードフレームをヒートブロック上に常に一定間
隔を保って保持することにより、リードフレームがヒー
トブロック上に固着されることがない。次に、ヒートブ
ロックの上方にトーチを、下方に排気パイプを設け、リ
ードフレームをトーチから吹き出す熱ガスとヒートブロ
ックの熱により上下から加熱することにより加熱時間を
短縮し銀ペーストキュア炉が小型化されると同時に、加
熱により蒸発した銀ペースト蒸気をトーチから吹き出し
た熱ガスにより下方に移送し、排気パイプにより外部に
排出することにより、ICチップ上への銀ペースト蒸気の
付着がなくワイヤボンディング時の悪影響がない。そし
て、タクト送りのリードフレーム搬送手段を設けること
により、リードフレームを微小突起上で一時静止させて
効率よく加熱することができるので、銀ペーストキュア
炉の加熱時間を短縮でき、銀ペーストキュア炉が小型化
できる。
以上のように、本考案により銀ペーストキュア炉は小型
化され、コストダウンが計れると同時にダイボンダと接
続してインラインで自動化を計ることができる。また、
銀ペースト蒸気の悪影響を排除できるので、ICの品質を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の銀ペーストキュア炉の斜視
図、第2図イ〜ニは本考案のワイヤコンベアのタクト送
り動作を説明する側面図、第3図はIC組立工程フローチ
ャート、第4図は従来例の銀ペーストキュア炉の斜視図
である。 1……銀ペーストキュア炉 2a、2b……ヒートブロック 3……微小突起 4……ワイヤコンベア 5……トーチ 6……下部カバー 7……排気パイプ 8……ICチップ 9……リードフレーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体集積回路チップを銀ペーストでダイ
    ボンディングしたリードフレームを、ヒートブロック上
    を搬送しながら加熱して前記銀ペーストを硬化させる銀
    ペーストキュア炉において、前記ヒートブロックの上面
    に前記リードフレームの搬送方向に連続する微小突起を
    設けると共に前記リードフレームを前記ヒートブロック
    に対してタクト送りするようにし、前記リードフレーム
    を前記微小突起上に間欠的に移載し、一時静止して加熱
    するようにしたことを特徴とする銀ペーストキュア炉。
JP1988082961U 1988-06-24 1988-06-24 銀ペーストキュア炉 Expired - Lifetime JPH0720915Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988082961U JPH0720915Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 銀ペーストキュア炉

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JP1988082961U JPH0720915Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 銀ペーストキュア炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH028033U JPH028033U (ja) 1990-01-18
JPH0720915Y2 true JPH0720915Y2 (ja) 1995-05-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0723104Y2 (ja) * 1990-09-11 1995-05-31 株式会社弘輝 リフロー炉

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5925233A (ja) * 1982-08-02 1984-02-09 Hitachi Ltd ペレツトボンダ
JPS59131154U (ja) * 1983-02-22 1984-09-03 株式会社東芝 マウントキユア装置
JPS605125U (ja) * 1983-05-31 1985-01-14 ロ−ム株式会社 半導体装置組み立て用ヒ−タブロツク
JPS63144528A (ja) * 1986-12-09 1988-06-16 Nec Corp 半導体装置の製造装置

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JPH028033U (ja) 1990-01-18

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