JP2526100Y2 - 銀ペーストキュア装置 - Google Patents
銀ペーストキュア装置Info
- Publication number
- JP2526100Y2 JP2526100Y2 JP5828991U JP5828991U JP2526100Y2 JP 2526100 Y2 JP2526100 Y2 JP 2526100Y2 JP 5828991 U JP5828991 U JP 5828991U JP 5828991 U JP5828991 U JP 5828991U JP 2526100 Y2 JP2526100 Y2 JP 2526100Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silver paste
- lead frame
- curing device
- heater block
- curing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Die Bonding (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は半導体素子とリードフレ
ームを接合する為の銀ペーストを熱硬化するキュア装置
に関する。
ームを接合する為の銀ペーストを熱硬化するキュア装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のキュア装置は、銀ペースト
によるダイボンディング後のリードフレームを高温槽に
入れ 150℃,1時間程で熱硬化していた。近年半導体装
置の製造における自動化に伴い速硬化性の銀ペーストが
開発され、タイボンディング,銀ペーストキュア装置,
ワイヤボンディングとを連結した一環ラインが構築でき
る様になった。図4は一環ラインで使用する銀ペースト
キュア装置の平面図である。ダイボンダ1で半導体素子
がマウントされたリードフレームLは銀ペーストキュア
装置2′に送られヒータブロック4で加熱されながらリ
ードフレームLの幅方向に順次移送される。キュア装置
2′での加熱終了後はワイヤボンダ3に送られ、ワイヤ
ボンディング工程が行われる。尚、銀ペーストキュア装
置2′における加熱温度は 150℃〜 300℃であり、合計
加熱時間は約1分でその間に銀ペーストの硬化は完了す
る。
によるダイボンディング後のリードフレームを高温槽に
入れ 150℃,1時間程で熱硬化していた。近年半導体装
置の製造における自動化に伴い速硬化性の銀ペーストが
開発され、タイボンディング,銀ペーストキュア装置,
ワイヤボンディングとを連結した一環ラインが構築でき
る様になった。図4は一環ラインで使用する銀ペースト
キュア装置の平面図である。ダイボンダ1で半導体素子
がマウントされたリードフレームLは銀ペーストキュア
装置2′に送られヒータブロック4で加熱されながらリ
ードフレームLの幅方向に順次移送される。キュア装置
2′での加熱終了後はワイヤボンダ3に送られ、ワイヤ
ボンディング工程が行われる。尚、銀ペーストキュア装
置2′における加熱温度は 150℃〜 300℃であり、合計
加熱時間は約1分でその間に銀ペーストの硬化は完了す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来のキュア装置
2′は、ダイボンダ1とワイヤボンダ3を結ぶ方向と直
角な方向にリードフレームLを移動させる構成であるた
め、全体をその移動方向に沿って長く構成する必要があ
り、装置全体の設置面積が例えば約 1.5m2 と大きな面
積が必要となる。又、ダンボンダ1とワイヤボンダ3と
は独立した移送機構をキュア装置2′に設ける必要があ
るため、機構的に複雑となり、高価になるという問題も
ある。更に、従来の装置ではフープ状リードフレームを
適用することができない。本考案の目的は、構造を簡略
化するとともに設置面積を低減し、かつフープ状リード
フレームを適用することができる銀ペーストキュア装置
を提供することにある。
2′は、ダイボンダ1とワイヤボンダ3を結ぶ方向と直
角な方向にリードフレームLを移動させる構成であるた
め、全体をその移動方向に沿って長く構成する必要があ
り、装置全体の設置面積が例えば約 1.5m2 と大きな面
積が必要となる。又、ダンボンダ1とワイヤボンダ3と
は独立した移送機構をキュア装置2′に設ける必要があ
るため、機構的に複雑となり、高価になるという問題も
ある。更に、従来の装置ではフープ状リードフレームを
適用することができない。本考案の目的は、構造を簡略
化するとともに設置面積を低減し、かつフープ状リード
フレームを適用することができる銀ペーストキュア装置
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の銀ペーストキュ
ア装置は、前工程から移送されるリードフレームを同一
方向に送る移送機構と、移送されるリードフレームを加
熱するヒータブロックと、このヒータブロックをリード
フレームに接触させ或いは離反させるように駆動するヒ
ータブロック上下機構とを備えている。又、ヒータブロ
ックは移送機構による移送方向に沿って複数個設けら
れ、各ヒータブロックの温度を同一或いは異なる温度に
設定可能に構成する。
ア装置は、前工程から移送されるリードフレームを同一
方向に送る移送機構と、移送されるリードフレームを加
熱するヒータブロックと、このヒータブロックをリード
フレームに接触させ或いは離反させるように駆動するヒ
ータブロック上下機構とを備えている。又、ヒータブロ
ックは移送機構による移送方向に沿って複数個設けら
れ、各ヒータブロックの温度を同一或いは異なる温度に
設定可能に構成する。
【0005】
【作用】本考案によれば、リードフレームを前工程から
移送される方向と同一方向に移送させるため、移送機構
を前工程のものと一体的に構成して構造の簡略化を可能
とする。又、前工程からの移送方向と直角な方向に長く
構成する必要がないために、設置面積を低減する。
移送される方向と同一方向に移送させるため、移送機構
を前工程のものと一体的に構成して構造の簡略化を可能
とする。又、前工程からの移送方向と直角な方向に長く
構成する必要がないために、設置面積を低減する。
【0006】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の第1実施例の概略平面図であり、図
2はその正面図である。これらの図において、1はリー
ドフレームLに半導体素子をダイボンディングするダイ
ボンダ、2はダイボンダに使用した銀ペーストを熱硬化
させる銀ペーストキュア装置、3はダイボンディングさ
れた半導体素子とリードフレームとを金属細線で接続す
るワイヤボンダである。前記銀ペーストキュア装置2
は、複数個のヒータブロック4をダイボンダ1とワイヤ
ボンダ3とを結ぶ方向に配列し、各ヒータブロック4は
夫々独立して温度設定できるように構成するとともに、
各ヒータブロック4をヒータブロック上下機構5によっ
て夫々独立して上下移動できるように構成している。
又、前記ダイボンダ1、銀ペーストキュア装置2、及び
ワイヤボンダ3にわたって往復移動動作されるフレーム
送り爪6を設けており、リードフレームLをピッチ動作
で移送するようになっている。
る。図1は本考案の第1実施例の概略平面図であり、図
2はその正面図である。これらの図において、1はリー
ドフレームLに半導体素子をダイボンディングするダイ
ボンダ、2はダイボンダに使用した銀ペーストを熱硬化
させる銀ペーストキュア装置、3はダイボンディングさ
れた半導体素子とリードフレームとを金属細線で接続す
るワイヤボンダである。前記銀ペーストキュア装置2
は、複数個のヒータブロック4をダイボンダ1とワイヤ
ボンダ3とを結ぶ方向に配列し、各ヒータブロック4は
夫々独立して温度設定できるように構成するとともに、
各ヒータブロック4をヒータブロック上下機構5によっ
て夫々独立して上下移動できるように構成している。
又、前記ダイボンダ1、銀ペーストキュア装置2、及び
ワイヤボンダ3にわたって往復移動動作されるフレーム
送り爪6を設けており、リードフレームLをピッチ動作
で移送するようになっている。
【0007】この構成によれば、ダイボンダ1により半
導体素子がマウントされたリードフレームLはフレーム
送り爪6によって銀ペーストキュア装置2に送られる。
銀ペーストキュア装置2に送られたリードフレームLは
ヒータブロック4により加熱される。リードフレームL
はフレーム送り爪6により1ピッチづつ順次送られ熱硬
化を促進する。このとき、各ヒータブロック4を同一温
度に固定し、或いは異なる温度で温度勾配をつけること
で、好適な熱硬化が実現できる。硬化の終了したリード
フレームLはワイヤボンダ3に送られる。尚、何らかの
要因で銀ペーストキュア装置2内でリードフレームLが
停滞した場合に、ヒータによる過度の熱影響を避けるた
めに、ヒータブロック上下機構5によってヒータブロッ
ク4を下降させ、リードフレーム1から離反させる。
導体素子がマウントされたリードフレームLはフレーム
送り爪6によって銀ペーストキュア装置2に送られる。
銀ペーストキュア装置2に送られたリードフレームLは
ヒータブロック4により加熱される。リードフレームL
はフレーム送り爪6により1ピッチづつ順次送られ熱硬
化を促進する。このとき、各ヒータブロック4を同一温
度に固定し、或いは異なる温度で温度勾配をつけること
で、好適な熱硬化が実現できる。硬化の終了したリード
フレームLはワイヤボンダ3に送られる。尚、何らかの
要因で銀ペーストキュア装置2内でリードフレームLが
停滞した場合に、ヒータによる過度の熱影響を避けるた
めに、ヒータブロック上下機構5によってヒータブロッ
ク4を下降させ、リードフレーム1から離反させる。
【0008】この銀ペーストキュア装置を採用すること
により、ダイボンダ1、銀ペーストキュア装置2、及び
ワイヤボンダ3の各移送方向が同一直線上に設定するこ
とが可能となり、各装置における移送機構をフレーム送
り爪6として一体化させ、構造の簡略化を図ることが可
能となる。又、キュア装置を移送方向と直角な方向に大
きくする必要がないため、設置面積の低減を図ることも
可能となる。例えば、リードフレーム1列に半導体素子
を8個マウントし、1送りピッチを15mmとし、約1分間
熱硬化した場合を想定すると、キュア装置におけるヒー
タブロック長が300mm弱となりキュア装置が小型化さ
れ、装置全体の床面積も0.25m2 と従来装置に比較し改
善される。
により、ダイボンダ1、銀ペーストキュア装置2、及び
ワイヤボンダ3の各移送方向が同一直線上に設定するこ
とが可能となり、各装置における移送機構をフレーム送
り爪6として一体化させ、構造の簡略化を図ることが可
能となる。又、キュア装置を移送方向と直角な方向に大
きくする必要がないため、設置面積の低減を図ることも
可能となる。例えば、リードフレーム1列に半導体素子
を8個マウントし、1送りピッチを15mmとし、約1分間
熱硬化した場合を想定すると、キュア装置におけるヒー
タブロック長が300mm弱となりキュア装置が小型化さ
れ、装置全体の床面積も0.25m2 と従来装置に比較し改
善される。
【0009】図3は本考案の第2実施例の正面図であ
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例ではダイボンダ1と銀ペーストキュア装置2
の間、及び銀ペーストキュア装置2とワイヤボンダ3の
間に夫々余裕を設け、かつフープ状リードフレームL′
をフープ送り爪7によって移送させるようにしている。
このため、フープ状リードフレームL′にはバッファL
a′が設けられることになり、ダイボンダ1、銀ペース
トキュア装置2、ワイヤボンダ3の夫々に移送の同期を
とる必要が無くなる。又、フープ送り爪7はダイボンダ
1やワイヤボンダ3の動作にかかわらず単独で動作させ
ることができる。
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例ではダイボンダ1と銀ペーストキュア装置2
の間、及び銀ペーストキュア装置2とワイヤボンダ3の
間に夫々余裕を設け、かつフープ状リードフレームL′
をフープ送り爪7によって移送させるようにしている。
このため、フープ状リードフレームL′にはバッファL
a′が設けられることになり、ダイボンダ1、銀ペース
トキュア装置2、ワイヤボンダ3の夫々に移送の同期を
とる必要が無くなる。又、フープ送り爪7はダイボンダ
1やワイヤボンダ3の動作にかかわらず単独で動作させ
ることができる。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、前工程か
ら移送されてくるリードフレームの移送方向と同一方向
に移送する構成であるため、キュア装置の移送機構を他
の装置の移送機構と一体化させ、キュア装置の構成を簡
略化することができる。又、前工程からの移送方向と直
角な方向に長く構成する必要がないために、設置面積を
低減することができる。更に、従来では不可能であった
フープ状リードフレームでの銀ペーストマウント技術が
可能となる。
ら移送されてくるリードフレームの移送方向と同一方向
に移送する構成であるため、キュア装置の移送機構を他
の装置の移送機構と一体化させ、キュア装置の構成を簡
略化することができる。又、前工程からの移送方向と直
角な方向に長く構成する必要がないために、設置面積を
低減することができる。更に、従来では不可能であった
フープ状リードフレームでの銀ペーストマウント技術が
可能となる。
【図1】本考案の第1実施例の概略平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本考案の第2実施例の概略正面図である。
【図4】従来の銀ペーストキュア装置を含む半導体製造
装置の概略平面図である。
装置の概略平面図である。
【符号の説明】 1 ダイボンダ 2 銀ペーストキュア装置 3 ワイヤボンダ 4 ヒータブロック 5 ヒータブロック上下機構 6 フレーム送り爪 7 フープ送り爪 L,L′ リードフレーム
Claims (2)
- 【請求項1】 リードフレームに半導体素子を接着する
銀ペーストを熱硬化するキュア装置において、前記銀ペ
ーストキュア装置は、前工程から移送されるリードフレ
ームをその移送方向と同一方向に送る移送機構と、移送
されるリードフレームを加熱するヒータブロックと、こ
のヒータブロックをリードフレームに接触させ或いは離
反させるように駆動するヒータブロック上下機構とを備
えることを特徴とする銀ペーストキュア装置。 - 【請求項2】 ヒータブロックは移送機構による移送方
向に沿って複数個設けられ、各ヒータブロックの温度を
同一或いは異なる温度に設定可能に構成してなる請求項
1の銀ペーストキュア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5828991U JP2526100Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 銀ペーストキュア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5828991U JP2526100Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 銀ペーストキュア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH054469U JPH054469U (ja) | 1993-01-22 |
JP2526100Y2 true JP2526100Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=13080046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5828991U Expired - Lifetime JP2526100Y2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 銀ペーストキュア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526100Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59126836U (ja) * | 1983-02-09 | 1984-08-27 | 森田 義雄 | 18l缶取付用提手 |
KR101440345B1 (ko) * | 2013-05-06 | 2014-09-15 | 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 | 반도체 패키지 제조용 스테이지 블럭 및 이를 이용한 반도체 칩 부착 방법 |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP5828991U patent/JP2526100Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH054469U (ja) | 1993-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323111 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |