JPH0720703A - トナー補給装置 - Google Patents

トナー補給装置

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JPH0720703A
JPH0720703A JP5161501A JP16150193A JPH0720703A JP H0720703 A JPH0720703 A JP H0720703A JP 5161501 A JP5161501 A JP 5161501A JP 16150193 A JP16150193 A JP 16150193A JP H0720703 A JPH0720703 A JP H0720703A
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toner
discharge port
storage container
cap
toner discharge
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JP5161501A
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Hideo Ichikawa
秀男 市川
Sunao Ikeda
須那夫 池田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー吐出口からのトナー吐出量を安定させ
る。 【構成】 トナー吐出口15に嵌合される寸法の大径部
22とトナー収納容器3側へ向けて突出した小径部23
とを略階段状に形成したキャップ内栓21をトナー吐出
口15に着脱自在に取付ける。保持手段4により略水平
状態に保持されたトナー収納容器3のトナー吐出口15
からキャップ内栓21を脱着し、取外したキャップ内栓
21をトナー吐出口15から所定寸法離反した位置で保
持するキャップ内栓脱着手段27を設ける。そして、小
径部23の外周部とトナー吐出口15の内周部との間に
は所定寸法の隙間があるため、取外したキャップ内栓2
1とトナー吐出口15との間隔が予め設定した寸法に対
して誤差を生じても、トナーの吐出が行なわれる面積の
変化率が小さく、トナー吐出口15からのトナー吐出量
が安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー収納容器を画像
形成装置内に略水平向きに取付けると共に軸方向へ回転
駆動させることにより内部のトナーをトナー吐出口から
吐出させ、現像部へのトナーの補給を行なうようにした
トナー補給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボトル状のトナー収納容器を用い
たトナー補給装置には様々な形式のものがあり、例え
ば、筒状の容器本体の内周面に螺旋状突起を形成すると
共にこの容器本体の一端側にトナー吐出口を形成したト
ナー収納容器を略水平向きに画像形成装置内へ取付け、
ついで、トナー収納容器をその軸方向へ回転させること
により内部のトナーを螺旋状突起によってトナー吐出口
側へ案内すると共にトナー吐出口から吐出させ、吐出し
たトナーを現像部へ供給するようにしたものがある。
【0003】ここで、トナー吐出口にはキャップが着脱
自在に取付けられており、キャップを外してトナー吐出
口を開放状態としたトナー収納容器を画像形成装置内へ
取付けている。このため、トナー収納容器を画像形成装
置内へ取付ける際に、開放状態となっているトナー吐出
口からトナーがこぼれ出すという危険性がある。
【0004】そこで、キャップを取付けた状態のトナー
収納容器を画像形成装置内に取付け、この取付け後に画
像形成装置内に設けたキャップを取外す手段によってキ
ャップを取外すことが考えられ、例えば、本出願人が特
願平4−361012号において出願したものがある。
【0005】なお、画像形成装置内に設けたキャップを
取外す手段によってキャップを取外した場合には、トナ
ー収納容器内に多量のトナーが存在する段階において、
トナー吐出口から必要量以上のトナーが一度に吐出され
ることを規制するためにキャップをトナー吐出口から所
定寸法離反した位置で保持することが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トナー収納容
器やキャップの寸法のバラツキ、トナー収納容器の取付
位置のバラツキ等により、トナー吐出口から取外したキ
ャップとトナー吐出口との間隔を常に所定寸法に維持す
ることは困難である。
【0007】このため、取外したキャップとトナー吐出
口との間隔が予め設定した所定寸法より小さくなった場
合には、トナー吐出口からのトナーの吐出量が少なくな
り、トナーの供給不良によって形成される画像が薄れた
ものとなったり、また、必要量のトナーを吐出させるた
めにトナー収納容器を繰返し回転させなければならない
という欠点がある。
【0008】なお、取外したキャップとトナー吐出口と
の間隔を予め大きく設定することも考えられるが、その
場合にはトナー吐出口から必要量以上のトナーが一気に
吐出する危険性がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筒状の容器本体の一端側中央部にトナー吐出口を形成し
たトナー収納容器と、このトナー収納容器を現像部への
トナー導入部に連通させた状態で略水平向きに保持する
保持手段と、この保持手段に保持された前記トナー収納
容器をその軸方向へ回転させる回転駆動手段とを有する
トナー補給装置において、前記トナー吐出口に嵌合され
る寸法の大径部と前記トナー収納容器側へ向けて突出し
た小径部とを略階段状に形成したキャップ内栓を前記ト
ナー吐出口に着脱自在に取付け、前記保持手段により保
持された前記トナー収納容器の前記トナー吐出口に対し
て前記キャップ内栓を脱着すると共に取外した前記キャ
ップ内栓を前記トナー吐出口から所定寸法離反した位置
で保持するキャップ内栓脱着手段を設けた。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、容器本体の一端側に螺旋状に渦巻くと共に
内周部にトナー収納容器の軸方向と略平行な案内面を有
して次第に縮径する渦巻状円筒部を形成し、この渦巻状
円筒部の縮径方向の先端部にトナー吐出口を形成し、前
記案内面の縁部に前記渦巻状円筒部の内方へ向けて突出
した螺旋状の突起部を形成した。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、案内面と突起部とをそれぞれ複数条形成し
た。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、保持手段により略水
平向きに保持されたトナー収納容器のトナー吐出口に対
して、キャップ内栓がキャップ内栓脱着手段により脱着
される。このため、トナー収納容器を保持手段へ保持さ
せたり保持手段から取外す場合には、トナー吐出口には
キャップ内栓が取付けられ、トナー吐出口からトナーが
こぼれ出すということが防止される。そして、キャップ
内栓が取外された後に回転駆動手段によりトナー収納容
器が回転駆動されることにより、トナー収納容器内のト
ナーがトナー吐出口から吐出されて現像部へ供給され
る。また、キャップ内栓脱着手段によりトナー吐出口か
ら取外されたキャップ内栓はトナー吐出口から所定寸法
離反した位置で保持され、このとき、キャップ内栓にお
ける小径部の外周部とトナー吐出口の内周部との間には
所定寸法の隙間が有るため、トナー吐出口から取外され
たキャップ内栓とトナー吐出口との間隔が予め設定され
た寸法に対して誤差を生じてもトナーの吐出が行なわれ
る面積については変化率が小さくなり、トナー吐出口か
らのトナーの吐出量が安定する。
【0013】請求項2記載の発明では、トナー収納容器
が回転駆動されることによってトナー収納容器内のトナ
ーが渦巻状円筒部側へ案内され、このトナーが渦巻状円
筒部の案内面上へ乗り上げ、さらに、案内面上をトナー
吐出口へ向けて移動し、トナー吐出口から吐出される。
ここで、案内面がトナー収納容器の軸方向に略平行であ
ると共に、案内面の縁部には内方へ向けて突出した突起
部が形成されているため、案内面上へ乗り上げたトナー
のトナー吐出口側への案内が円滑に行なわれ、トナー容
器内のトナーの残量が少なくなった段階でもトナー吐出
口からのトナーの吐出が良好に行なわれる。
【0014】請求項3記載の発明では、トナー吐出口へ
のトナーの案内が複数条の案内面によって行なわれるた
め、トナー収納容器の一回転当りのトナー吐出量がアッ
プする。
【0015】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1乃至図5に基づ
いて説明する。まず、図2は普通紙複写機1の全体構造
を簡略化して示した平面図であり、図1はその普通紙複
写機1におけるトナー補給ユニットの構造を示したもの
である。前記普通紙複写機1には固定ブラケット2が固
定されており、この固定ブラケット2にはトナーを収納
したトナー収納容器3を略水平向きに保持するための保
持手段である可動ブラケット4が上下一対のピン5,6
を支点として水平面内で回動自在に取付けられている。
また、前記可動ブラケット4には略水平向きに保持され
た前記トナー収納容器3をその軸方向に回転させる回転
駆動手段7が取付けられており、この回転駆動手段7
は、モータ8、モータ8により回転駆動されるギヤ群
9、ギヤ群9の最終ギヤと噛み合うギヤ10が形成され
ると共に前記トナー収納容器3の先端側が挿入される筒
状回転伝達部材11によって形成されている。なお、前
記筒状回転伝達部材11は前記可動ブラケット4に固定
的に保持されたトナー収納容器ストッパ12内に回転自
在に保持されている。
【0016】前記トナー収納容器3における円筒状の容
器本体13の内周面には螺旋状に巻回された螺旋状突起
14が形成され、容器本体13の先端側中央部にはトナ
ーが吐出されるトナー吐出口15が形成されている。な
お、前記螺旋状突起14は、前記トナー収納容器3がそ
の軸方向へ回転することに伴って内部のトナーをトナー
吐出口15側へ向けて搬送する向きに形成されている。
また、前記容器本体13における前記トナー吐出口15
が形成された側の外周部にはリング状の係合突起16が
形成され、この係合突起16に係合することにより前記
可動ブラケット4に保持された前記トナー収納容器3の
取外しを規制する係合爪17が前記トナー収納容器スト
ッパ12に取付けられている。また、前記可動ブラケッ
ト4には、前記トナー吐出口15から吐出されたトナー
を現像部(図示せず)へ供給するためのトナー導入部1
8が設けられている。
【0017】前記容器本体13における前記トナー吐出
口15が形成された先端側には係合凸部19が形成さ
れ、前記筒状回転伝達部材11の内周面には前記係合凸
部19と係合することによりこの筒状回転伝達部材11
からトナー収納容器3へ回転伝達する係合凹部20が形
成されており、トナー収納容器3を可動ブラケット4に
保持させると共にトナー収納容器3の先端側を筒状回転
伝達部材11に挿入した際に係合凸部19と係合凹部2
0とが係合される。
【0018】つぎに、前記トナー吐出口15にはキャッ
プ内栓21が着脱自在に取付けられている。このキャッ
プ内栓21は図3(a)に示したように、トナー吐出口
15の内径寸法“d1 ”と略等しい外径寸法を有してト
ナー吐出口15に嵌合される大径部22と、この大径部
22より小径の外径寸法“d2 ”を有すると共にトナー
収納容器3側へ向けて突出した小径部23とにより略階
段状に形成されている。また、前記キャップ内栓21の
略中央部には、軸部24と頭部25とからなる突起部2
6が外方へ向けて突出形成されている。
【0019】つぎに、前記可動ブラケット4には、前記
キャップ内栓21を前記トナー吐出口15に対して脱着
すると共に、トナー吐出口15から取外したキャップ内
栓21をトナー吐出口15から所定寸法離反した位置で
保持することによりトナー吐出口15からのトナー吐出
量を規制するキャップ内栓脱着手段27が設けられてい
る。なお、このキャップ内栓脱着手段27は、前記突起
部26を掴んだり離したりするコレットチャック28
と、コレットチャック28により突起部26を摘まれた
キャップ内栓21をコレットチャック28と共に開栓位
置と閉栓位置とへ移動させてトナー吐出口15を開閉さ
せるカム機構29とにより形成されている。
【0020】ここで、前記コレットチャック28は、前
記トナー収納容器ストッパ12のボス部12aにスライ
ド自在に保持された筒状の中子30と、中子30内にス
ライド自在に嵌合されたシャフト31と、シャフト31
の先端側に固定された可撓性を有する摘み部32とによ
って形成されている。また、前記カム機構29は、前記
トナー収納容器ストッパ12の段部12bと前記中子3
0のフランジ部30aとの間に介装されて中子30をト
ナー収納容器3側へ付勢する円錐コイルバネ33と、前
記シャフト31の後端側に取付けられたコロ34と、前
記可動ブラケット4を前記ピン5,6を支点として回動
させた際に前記コロ34をガイドするガイドカム部35
が形成されると共に前記固定ブラケット2に固定された
ブラケットヒンジ36とによって形成されている。
【0021】このような構成において、まず、トナー収
納容器3を普通紙複写機1内に取付ける手順について説
明する。可動ブラケット4をピン5,6を支点として図
2において二点鎖線で示した位置(トナー収納容器3の
着脱位置)に回動させ、トナー収納容器3におけるトナ
ー吐出口15が形成されている先端側をトナー収納容器
ストッパ12内に挿入すると共にトナー収納容器3を可
動ブラケット4により保持し、係合爪17を係合突起1
6に係合させる。ここで、トナー収納容器ストッパ12
内には筒状回転伝達部材11が回転自在に保持されてお
り、トナー収納容器3の先端側をトナー収納容器ストッ
パ12内に挿入することによりトナー収納容器3の係合
凸部19が筒状回転伝達部材11の係合凹部20に係合
される。なお、トナー収納容器3を可動ブラケット4に
より保持する際にはキャップ内栓21を取付けた状態で
行ない、キャップ内栓21の突起部26が図3(a)に
示したようにコレットチャック28の摘み部32の間に
入り込むと共にキャップ内栓21は閉栓状態に維持され
る。
【0022】ついで、可動ブラケット4をピン5,6を
支点として図2において破線で示した位置(トナー補給
位置)へ回動させる。すると、この回動操作に伴ってコ
ロ34がガイドカム部35に沿って図3(b)に示した
位置から図4(b)に示した位置へ移動し、同時にコレ
ットチャック28が図3(a)に示した位置から図4
(a)に示した位置へスライドする。ここで、コレット
チャック28の一部であるシャフト31と摘み部32と
が図4(a)の位置へ向けて僅かにスライドしたときに
摘み部32の外周部が中子30に当接して内側に撓み、
摘み部32がキャップ内栓21の突起部26を摘む。そ
して、引き続きシャフト31と摘み部32とが図4
(a)の位置へ向けてスライドすることにより、中子3
0と摘み部32に摘まれたキャップ内栓21も一体的に
スライドして円錐コイルバネ33を圧縮し、やがて、図
4(a)に示したようにキャップ内栓21が開栓位置へ
移動すると共にトナー吐出口15が開放され、トナー収
納容器3がトナー吐出口15を介してトナー導入部18
に連通され、トナー収納容器3の取付けが終了する。従
って、普通紙複写機1内へトナー収納容器3を取付ける
際には、予めキャップ内栓21を開栓する必要がなく、
トナー吐出口15からのトナーのこぼれ出しが防止され
ると共に、こぼれ出したトナーによって作業者の手や衣
類及び可動ブラケット4を汚すということが防止され
る。なお、トナー吐出口15から取外されたキャップ内
栓21は図4(a)に示したように、トナー吐出口15
から所定寸法“S”離反した位置で保持されている。
【0023】つぎに、トナー収納容器3の取付けが終了
した後に複写を行なうことになるが、トナー導入部18
内のトナーが所定量以下であることをセンサ(図示せ
ず)が検出すると、その検出結果に基づいてモータ8が
駆動される。そして、モータ8の駆動によりギヤ群9と
ギヤ10とを介して筒状回転伝達部材11が回転駆動さ
れ、係合凸部19と係合凹部20との係合によりトナー
収納容器3がその軸方向に筒状回転伝達部材11と一体
的に回転駆動される。トナー収納容器3がその軸方向へ
回転すると、トナー収納容器3内のトナーが螺旋状突起
14により案内されてトナー吐出口15側へ次第に搬送
され、やがて、トナー吐出口15から吐出される。トナ
ー吐出口15から吐出されたトナーはトナー収納容器ス
トッパ12に形成されたトナー落下用開口37を通過し
てトナー導入部18へ供給され、さらに、現像部へ供給
される。
【0024】ここで、トナー吐出口15から取外したキ
ャップ内栓21をトナー吐出口15から所定寸法“S”
離反させて保持することにより、トナー吐出口15から
吐出されるトナーがこのキャップ内栓21により規制さ
れ、トナー収納容器3内に多量のトナーが存在する段階
でも必要量以上のトナーがトナー吐出口15から吐出す
るということが防止される。また、キャップ内栓21に
おける小径部23とトナー吐出口15の内周部との間に
は所定寸法“d1 −d2 ”の隙間が有るため、キャップ
内栓21とトナー吐出口15との間の所定寸法“S”が
誤差を生じても、トナーの吐出が行なわれる面積につい
ては変化率が小さく、所定寸法“S”の誤差によってト
ナー吐出量が大幅に変動するということが防止される。
従って、キャップ内栓脱着手段27の寸法精度やトナー
収納容器3の取付位置精度等を著しく向上させる必要が
なく、また、所定寸法“S”を調節するためにキャップ
内栓脱着手段27を組立調整することも不要となる。な
お、図5は所定寸法“S”に対する誤差とトナー吐出量
との関係を調べたもので、トナー収納容器3の一回転当
りのトナー吐出量の適正範囲は0.5g/回転〜10g
/回転であるが、所定寸法“S”が−2mm〜+1mm
の広い範囲で誤差を生じても、トナー吐出量は適正範囲
内となる。
【0025】つぎに、トナー収納容器3内にトナーがな
くなった場合には、可動ブラケット4をピン5,6を支
点として図2において二点鎖線で示したトナー収納容器
3の着脱位置へ回動させる。すると、この回動操作に伴
ってコロ34が図4(b)に示した位置からガイドカム
部35にそって図3(b)に示した位置へ移動し、同時
に、コレットチャック28がキャップ内栓21と共に図
4(a)に示した位置から図3(a)に示した位置へ向
けてスライドする。このとき、円錐コイルバネ33によ
り付勢された中子30も一体的にスライドし、やがて、
図3(a)に示したようにキャップ内栓21の大径部2
2がトナー吐出口15に嵌合されることによりトナー吐
出口15が閉止される。また、中子30のフランジ部3
0aがトナー吐出口15の先端部に当接してスライドが
規制された後にもシャフト31と摘み部32とが僅かに
スライドするように寸法が設定されているため、フラン
ジ部30aがトナー吐出口15の先端部へ当接した直後
に摘み部32が外方へ撓むことによって摘み部32によ
る突起部26の摘み状態が解除される。従って、トナー
がなくなったトナー収納容器3を可動ブラケット4から
取外す際には、トナー吐出口15がキャップ内栓21に
より閉止されているため、トナー収納容器3を取外す際
にトナー収納容器3内に僅かに残留しているトナーが外
部にこぼれ出すことがなくなり、こぼれ出したトナーに
よって作業者の手や衣類及び可動ブラケット4を汚すと
いうことが防止される。
【0026】なお、本実施例においては、容器本体13
の内周面に螺旋状突起14を形成したトナー収納容器3
を例に挙げて説明したが、この螺旋状突起14は必ずし
も必要なものではなく、容器本体の内周面を平滑面とし
てもよい。そして、容器本体の内周面を平滑面とした場
合には、容器本体をトナー吐出口15側に向けて次第に
拡開する形状の円筒体とし、又は、容器本体をトナー吐
出口15が下側となるように僅かに傾斜させて取付ける
ことにより、回転に伴うトナーの搬送は螺旋状突起14
を形成した場合と略同様に行なわれる。
【0027】ついで、本発明の第二の実施例を図6乃至
図8に基づいて説明する。なお、図1乃至図5において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する。本実施例は、トナーを収納するトナー収納容器3
aにおける容器本体13の内周面に二条の螺旋状突起1
4を形成し、さらに、容器本体13の一端側にこの螺旋
状突起14の螺旋方向と同一方向に螺旋状に渦巻くと共
に内周部にトナー収納容器3aの軸方向と略平行な案内
面38を有して次第に縮径する渦巻状円筒部39を形成
し、渦巻状円筒部39の縮径方向の先端部にトナー吐出
口15を形成したものである。なお、渦巻状円筒部39
には二条の案内面38が形成されている。また、前記案
内面38の縁部には渦巻状円筒部39の内方へ向けて突
出した螺旋状の突起部40が形成され、これらの突起部
40は前記螺旋状突起14に連続して形成されている。
【0028】なお、前記トナー吐出口15には、キャッ
プ内栓脱着手段27により脱着されるキャップ内栓21
が取付けられている。
【0029】このような構成において、トナー収納容器
3aを普通紙複写機1内へ取付けると共にキャップ内栓
脱着手段27によってトナー吐出口15からキャップ内
栓21を取外した後、このトナー収納容器3aを回転駆
動手段7によって回転駆動させる。すると、容器本体1
3内のトナーが螺旋状突起14により案内されて渦巻状
円筒部39側へ移動し、やがて、渦巻状円筒部39内へ
入り込む。そして、渦巻状円筒部39内へ入り込んだト
ナーは案内面38上へ乗り上げ、案内面38上へ乗り上
げたトナーはトナー収納容器3aの回転に伴って案内面
38上をトナー吐出口15へ向けて移動する。ここで、
案内面38がトナー収納容器3aの軸方向と略平行であ
ると共に案内面38の縁部に突起部40が形成されてい
るため、案内面38上を移動するトナーがその案内面3
8上から側方へこぼれ落ちることが防止され、トナー吐
出口15からのトナーの吐出が良好に行なわれる。特
に、トナー残量が少なくなった状態においても容器本体
13内から案内面38上へのトナーの乗り上げがスムー
ズに行なわれるため、トナー収納容器3a内のトナーを
最後まで無駄なく使用することができる。
【0030】また、案内面38と突起部40とが二条形
成されているため、これらの案内面や突起部40を一条
形成した場合に比べてトナーの搬送力がアップし、トナ
ー収納容器3aの一回転当りのトナー吐出量がアップす
る。
【0031】なお、図8は本実施例のトナー収納容器3
aと、図10に示したように容器本体13からトナー吐
出口15に向けて円錐台状の筒部41を形成すると共に
その筒部41の内周面に螺旋状突起42を形成した従来
例のトナー収納容器43とを用いてトナー収納容器内の
トナー残量とトナー吐出量との関係を調べたグラフであ
る。従来例のトナー収納容器43においては、トナー残
量が少なくなると、筒部41内に入り込んだトナーが筒
部41の斜面にそって下方へ滑り落ちる状態になるた
め、図8のグラフにおいて破線で示したようにトナー収
納容器43内のトナー残量が少なくなるにつれてトナー
吐出量が低下すると共にトナー残量が多い段階でトナー
吐出量の適正範囲(0.5g/回転〜10g/回転)以
下となり、トナー収納容器43内のトナーを最後まで無
駄なく使用することができず、トナーが残留している状
態のトナー収納容器43を新たなものに交換しなければ
ならない。一方、本実施例のトナー収納容器3aにおい
ては、図8のグラフにおいて実線で示したようにトナー
収納容器3a内のトナー残量が少なくなってもトナーの
吐出が良好に行なわれ、トナーを最後まで無駄なく使用
することができる。
【0032】ついで、本発明の第三の実施例を図9に基
づいて説明する。なお、図1乃至図8において説明した
部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。本
実施例は、トナーを収納するトナー収納容器3bにおけ
る容器本体13の内周面に一条の螺旋状突起14を形成
し、さらに、容器本体13の一端側に案内面38を有す
る渦巻状円筒部39を形成したものである。なお、渦巻
状円筒部39にはそれぞれ一条の案内面38と突起部4
0とが形成されているが、突起部40の高さ寸法“k”
を高く形成している。
【0033】このような構成において、トナー収納容器
3bを回転駆動手段7によって回転駆動させると、容器
本体14内のトナーが螺旋状突起14により案内されて
渦巻状円筒部39側へ移動し、やがて、渦巻状円筒部3
9内へ入り込む。そして、渦巻状円筒部39内へ入り込
んだトナーは案内面38上へ乗り上げ、案内面38上へ
乗り上げたトナーはトナー収納容器3bの回転に伴って
案内面38上をトナー吐出口15へ向けて移動し、トナ
ー吐出口15から吐出される。ここで、突起部40の高
さ寸法を高く形成しているため、案内面38上を移動す
るトナーの量を増大させることができる。従って、トナ
ー収納容器3bの一回転当りのトナー吐出量を増加さ
せ、トナーの供給性能を高めることができる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、筒
状の容器本体の一端側中央部にトナー吐出口を形成した
トナー収納容器と、このトナー収納容器を現像部へのト
ナー導入部に連通させた状態で略水平向きに保持する保
持手段と、この保持手段に保持された前記トナー収納容
器をその軸方向へ回転させる回転駆動手段とを有するト
ナー補給装置において、前記トナー吐出口に嵌合される
寸法の大径部と前記トナー収納容器側へ向けて突出した
小径部とを略階段状に形成したキャップ内栓を前記トナ
ー吐出口に着脱自在に取付け、前記保持手段により保持
された前記トナー収納容器の前記トナー吐出口に対して
前記キャップ内栓を脱着すると共に取外した前記キャッ
プ内栓を前記トナー吐出口から所定寸法離反した位置で
保持するキャップ内栓脱着手段を設けたので、保持手段
により保持されたトナー収納容器のトナー吐出口に対し
てキャップ内栓をキャップ内栓脱着手段によって脱着す
るため、トナー収納容器を保持手段から着脱する際には
キャップ内栓でトナー吐出口を閉止した状態で行なうこ
とができ、従って、トナー収納容器の着脱時にトナー吐
出口からトナーがこぼれ出すことを防止することがで
き、このため、こぼれ出したトナーによって作業者の手
や衣類及び保持手段を汚すということを防止することが
でき、また、キャップ内栓脱着手段によりトナー吐出口
から取外されたキャップ内栓はトナー吐出口から所定寸
法離反した位置で保持され、このとき、キャップ内栓に
おける小径部の外周部とトナー吐出口の内周部との間に
は所定寸法の隙間が有るため、トナー吐出口から取外さ
れたキャップ内栓とトナー吐出口との間隔が予め設定さ
れた寸法に対して誤差を生じてもトナーの吐出が行なわ
れる面積については変化率が小さくなり、従って、キャ
ップ内栓の保持位置に関する管理等を高精度で行なわな
くともトナー吐出口からのトナー吐出量を安定させるこ
とができる等の効果を有する。
【0035】請求項2記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、容器本体の一端側に螺旋状に
渦巻くと共に内周部にトナー収納容器の軸方向と略平行
な案内面を有して次第に縮径する渦巻状円筒部を形成
し、この渦巻状円筒部の縮径方向の先端部にトナー吐出
口を形成し、前記案内面の縁部に前記渦巻状円筒部の内
方へ向けて突出した螺旋状の突起部を形成したので、ト
ナー収納容器の回転駆動に伴って容器本体内のトナーが
渦巻状円筒部側へ移動すると共にこのトナーが渦巻状円
筒部の案内面上へ乗り上げ、さらに、案内面上をトナー
吐出口へ向けて移動すると共にトナー吐出口から吐出さ
れるが、案内面がトナー収納容器の軸方向に略平行であ
ると共に案内面の縁部には内方へ向けて突出した突起部
が形成されているため、案内面上へ乗り上げたトナーの
トナー吐出口側への移動を円滑に行なわせることがで
き、従って、トナー収納容器内のトナー残量が少なくな
った場合でもトナー吐出口からのトナーの吐出を良好に
行なわせることができる等の効果を有する。
【0036】請求項3記載の発明は上述のように、請求
項2記載の発明において、案内面と突起部とをそれぞれ
複数条形成したので、トナー収納容器の一回転当りのト
ナー吐出量をアップさせることができ、トナー吐出口か
らのトナーの吐出をより一層良好に行なわせることがで
きる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるトナー補給ユニ
ットの構造を示した縦断正面図である。
【図2】普通紙複写機を簡略化して示した平面図であ
る。
【図3】可動ブラケットをトナー収納容器の着脱位置へ
回動させた状態におけるキャップ内栓取外し手段を示し
たもので、(a)は縦断正面図、(b)は平面図であ
る。
【図4】可動ブラケットをトナー補給位置へ回動させた
状態におけるキャップ内栓取外し手段を示したもので、
(a)は縦断正面図、(b)は平面図である。
【図5】トナー吐出口とキャップ内栓との間の予め設定
した離反寸法に対する誤差とトナー吐出量との関係を示
したグラフである。
【図6】本発明の第二の実施例におけるトナー収納容器
の一部を示した正面図である。
【図7】その側面図である。
【図8】トナー収納容器内のトナー残量とトナー吐出量
との関係を、本実施例のトナー収納容器と従来例のトナ
ー収納容器とを比較して示したグラフである。
【図9】本発明の第三の実施例におけるトナー容器の一
部を示した縦断正面図である。
【図10】従来例のトナー収納容器の一部を示した正面
図である。
【符号の説明】
3,3a,3b トナー収納容器 4 保持手段 7 回転駆動手段 13 容器本体 15 トナー吐出口 18 トナー導入部 21 キャップ内栓 22 大径部 23 小径部 27 キャップ内栓脱着手段 38 案内面 39 渦巻状円筒部 40 突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器本体の一端側中央部にトナー
    吐出口を形成したトナー収納容器と、このトナー収納容
    器を現像部へのトナー導入部に連通させた状態で略水平
    向きに保持する保持手段と、この保持手段に保持された
    前記トナー収納容器をその軸方向へ回転させる回転駆動
    手段とを有するトナー補給装置において、前記トナー吐
    出口に嵌合される寸法の大径部と前記トナー収納容器側
    へ向けて突出した小径部とを略階段状に形成したキャッ
    プ内栓を前記トナー吐出口に着脱自在に取付け、前記保
    持手段により保持された前記トナー収納容器の前記トナ
    ー吐出口に対して前記キャップ内栓を脱着すると共に取
    外した前記キャップ内栓を前記トナー吐出口から所定寸
    法離反した位置で保持するキャップ内栓脱着手段を設け
    たことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 【請求項2】 容器本体の一端側に螺旋状に渦巻くと共
    に内周部にトナー収納容器の軸方向と略平行な案内面を
    有して次第に縮径する渦巻状円筒部を形成し、この渦巻
    状円筒部の縮径方向の先端部にトナー吐出口を形成し、
    前記案内面の縁部に前記渦巻状円筒部の内方へ向けて突
    出した螺旋状の突起部を形成したことを特徴とする請求
    項1記載のトナー補給装置。
  3. 【請求項3】 案内面と突起部とをそれぞれ複数条形成
    したことを特徴とする請求項2記載のトナー補給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091912A (en) * 1998-01-26 2000-07-18 Ricoh Company, Ltd. Tower supplying device and image forming apparatus using same toner supplying device
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JP2003177598A (ja) * 1997-06-19 2003-06-27 Canon Inc トナー補給容器
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