JPH0720701A - トナー収納容器 - Google Patents

トナー収納容器

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JPH0720701A
JPH0720701A JP5161499A JP16149993A JPH0720701A JP H0720701 A JPH0720701 A JP H0720701A JP 5161499 A JP5161499 A JP 5161499A JP 16149993 A JP16149993 A JP 16149993A JP H0720701 A JPH0720701 A JP H0720701A
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cap
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toner storage
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Hideo Ichikawa
秀男 市川
Sunao Ikeda
須那夫 池田
Nobuhiro Makita
信広 巻田
Seiji Oka
誠二 岡
Junichi Murano
順一 村野
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー収納容器を画像形成装置内に取付ける
際に、トナー吐出口に取付たキャップ内栓を誤って取外
してしまうことを防止する。 【構成】 筒状の容器本体13の一端側略中央部にトナ
ー吐出口15を形成し、トナー吐出口15にキャップ内
栓24を着脱自在に取付ける。キャップ内栓24の蓋面
部26から外方へ向けて突出すると共に画像形成装置内
に設けたキャップ内栓脱着手段32により係合保持され
て取外し方向に引っ張られる突起部27を設け、この突
起部27を目隠しする目隠し体29をキャップ内栓24
に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置内に略水
平向きに取付けられると共に軸方向へ回転駆動されるこ
とによりトナーの補給を行なうトナー収納容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー収納容器には様々な形式の
ものがあり、例えば、筒状の容器本体の内周面に螺旋状
突起を形成すると共にこの容器本体の一端側にトナー吐
出口を形成し、トナー吐出口にキャップを着脱自在に取
付けたものがある。そして、この形式のトナー収納容器
を画像形成装置内に取付ける場合には、キャップを取外
してトナー吐出口を開放し、開放されたトナー吐出口を
上向きの状態で画像形成装置への取付けを行ない、つい
で、トナー収納容器を略水平状態となる向きに回動させ
ることによりトナー収納容器の取付けを終了する。
【0003】ここで、キャップを取外してトナー吐出口
を開放した状態でトナー収納容器を画像形成装置へ取付
けているため、この取付けを行なう際にトナーがこぼれ
出すという危険性がある。
【0004】そこで、キャップを取付けた状態のトナー
収納容器を画像形成装置内に取付け、この取付け後に画
像形成装置に設けたキャップを取外す手段によってキャ
ップを取外すことが考えられ、例えば、本出願人が特願
平4−361012号において出願したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、キャップを取
付けた状態のトナー収納容器を画像形成装置内に取付け
るということは作業者にとってなじみが薄いため、トナ
ー収納容器を画像形成装置内に取付ける前に誤ってキャ
ップを取外してしまうということが考えられる。そし
て、キャップを取外してトナー吐出口を開放させたトナ
ー収納容器を画像形成装置内に取付けると、トナー吐出
口からこぼれ出したトナーによって画像形成装置内が著
しく汚れるという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像形成装置内に略水平向きに取付けられると共に軸方
向に回転駆動されるトナー収納容器において、筒状の容
器本体の一端側略中央部にトナー吐出口を形成し、蓋面
部から外方へ向けて突出すると共に前記画像形成装置内
に設けたキャップ内栓脱着手段により係合保持されて取
外し方向に引っ張られる突起部を有するキャップ内栓を
前記トナー吐出口に着脱自在に取付け、前記突起部を目
隠しする目隠し体を前記キャップ内栓に設けた。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、薄葉状の目隠し体を蓋面部との間に所定寸
法の隙間をもってキャップ内栓に取付けた。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、突起部に対向した穴を目隠し体に形成する
と共に前記突起部の先端に平面部を形成した。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、目隠し体をキャップ内栓に一体形成した。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、弾性を有する目隠し体とした。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、キャップ内栓をトナ
ー吐出口に取付けた状態のトナー収納容器を画像形成装
置内に取付けると、キャップ内栓の突起部がキャップ内
栓脱着手段に係合保持されて取外し方向に引っ張られ、
キャップ内栓がトナー吐出口から取外される。なお、キ
ャップ内栓の突起部が目隠し体により目隠しされている
ため、トナー収納容器を画像形成装置内に取付ける作業
者がこの突起部を引っ張るものであると誤認することが
防止され、トナー収納容器を画像形成装置内に取付ける
前に作業者が突起部を引っ張ることによってキャップ内
栓をトナー吐出口から取外してしまうという誤操作が防
止される。
【0012】請求項2記載の発明では、薄葉状の目隠し
体はキャップ内栓脱着手段によって外力を受けた際の変
形が容易であり、目隠し体による突起部の係合保持が支
障なく行なわれる。
【0013】請求項3記載の発明では、突起部の先端に
平面部を形成することによりこの突起部がキャップ内栓
を取外すために手で引っ張る部材であると誤認すること
がより一層防止され、さらに、キャップ内栓の取外しを
禁止する旨のラベルを平面部に貼付けることにより、ト
ナー収納容器を画像形成装置内に取付ける前にキャップ
内栓を取外してしまうという誤操作がより一層確実に防
止される。
【0014】請求項4記載の発明では、目隠し体がキャ
ップ内栓に一体形成されているため、部品点数が少なく
なって安価な構造となる。
【0015】請求項5記載の発明では、キャップ内栓脱
着手段による突起部の係合保持状態が終了したときに、
目隠し体が弾性によりもとの状態に復元し、キャップ内
栓のリサイクルが可能となる。
【0016】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1乃至図7に基づ
いて説明する。まず、図2は画像形成装置である普通紙
複写機1の全体構造を簡略化して示した平面図であり、
図1はその普通紙複写機1におけるトナー補給ユニット
の構造を示したものである。前記普通紙複写機1には固
定ブラケット2が固定されており、この固定ブラケット
2にはトナーを収納したトナー収納容器3を略水平向き
に保持する可動ブラケット4が上下一対のピン5,6を
支点として水平面内で回動自在に取付けられている。ま
た、前記可動ブラケット4には略水平向きに保持された
前記トナー収納容器3をその軸方向に回転させる回転駆
動手段7が取付けられており、この回転駆動手段7は、
モータ8、モータ8により回転駆動されるギヤ群9、ギ
ヤ群9の最終ギヤと噛み合うギヤ10が形成されると共
に前記トナー収納容器3の先端側が挿入される筒状回転
伝達部材11によって形成されている。なお、前記筒状
回転伝達部材11は前記可動ブラケット4に固定的に保
持されたトナー収納容器ストッパ12内に回転自在に保
持されている。
【0017】前記トナー収納容器3における円筒状の容
器本体13の内周面には螺旋状に巻回された螺旋状突起
14が形成され、容器本体13の先端側中央部にはトナ
ーが吐出されるトナー吐出口15が形成されている。な
お、前記螺旋状突起14は、前記トナー収納容器3がそ
の軸方向へ回転することに伴って内部のトナーをトナー
吐出口15側へ向けて搬送する向きに形成されている。
また、前記容器本体13における前記トナー吐出口15
が形成された側の外周部にはリング状の係合突起16が
形成され、この係合突起16に係合することにより前記
可動ブラケット4に保持された前記トナー収納容器3の
取外しを規制する係合爪17が前記トナー収納容器スト
ッパ12に取付けられている。また、前記可動ブラケッ
ト4には、前記トナー吐出口15から吐出されたトナー
を現像部(図示せず)へ供給するためのトナー導入部1
8が設けられている。
【0018】前記容器本体13における前記トナー吐出
口15が形成された先端側には、トナー吐出口15の外
周部から容器本体13の略外周部に至る径方向寸法を有
する迫り出し部19が形成され、この迫り出し部19の
内部には前記容器本体13の内部に連通した空間部20
が形成されている。また、前記迫り出し部19の外周部
には、容器本体13の周方向、即ち、トナー収納容器3
の回転方向と略直交する係合面21が形成されている。
さらに、前記迫り出し部19の内周には、トナー収納容
器3の回転方向と略直交すると共にトナー収納容器3の
回転に伴って迫り出し部19が最下位置から上方へ回動
するにつれて前記空間部20内に入り込んだトナーをこ
の空間部20の外周部側から前記トナー吐出口15側へ
案内する案内面22が形成されている。
【0019】なお、前記筒状回転伝達部材11には前記
係合面21に係合することによりこの筒状回転伝達部材
11からトナー収納容器3へ回転伝達する係合部23が
形成されており、トナー収納容器3の先端側を筒状回転
伝達部材11内に挿入した際に係合部23が係合面21
に係合される。また、前記係合面21と案内面22と
は、前記迫り出し部19における前記トナー収納容器3
の回転方向後方側に位置して形成されている。さらに、
前記案内面22は、迫り出し部19の外周部側における
トナー収納容器3の軸方向の幅寸法が最も大きく形成さ
れると共にその幅寸法がトナー吐出口15に向かうにつ
れて次第に狭く形成され、しかも、案内面22の縁部は
この案内面22上を案内されるトナーをトナー吐出口1
5側へ寄せるための湾曲した形状に形成されている。
【0020】つぎに、前記トナー吐出口15にはキャッ
プ内栓24が着脱自在に取付けられており、このキャッ
プ内栓24は、図6及び図7に示したように、筒状部2
5と、筒状部25の一端に形成された円形の蓋面部26
と、蓋面部26の中央部から外方へ向けて突出した突起
部27とにより形成されている。なお、前記突起部27
は軸部27aとその先端部の頭部27bとにより形成さ
れると共に軸部27aと頭部27bとの間には後述する
コレットチャックが係合される係合段部27cが形成さ
れ、頭部27bの先端には平面部28が形成されてい
る。
【0021】また、前記突起部27を目隠しするための
目隠し体である薄葉状の薄葉片29が設けられており、
この薄葉片29は略円形に形成されると共にその略中央
部に穴30が形成され、この穴30に前記突起部27の
頭部27bを挿通させると共に前記蓋面部26との間に
所定寸法の隙間をもって前記筒状部25に嵌合されてい
る。なお、前記薄葉片29は容易に変形し易い部材によ
り形成されている。また、前記薄葉片29には前記穴3
0の周縁部から放射状に延出した多数の切込31が形成
されている。さらに、前記穴30の直径“d1 ”は前記
頭部27bの直径“d2 ”より僅かに小さく形成されて
いる。
【0022】つぎに、前記可動ブラケット4には、可動
ブラケット4の回動操作に伴って前記キャップ内栓24
を前記トナー吐出口15に対して脱着するキャップ内栓
脱着手段32が設けられており、このキャップ内栓脱着
手段32は、前記キャップ内栓24の中央部に外方向き
に突出形成された突起部26を摘んだり離したりするコ
レットチャック33と、コレットチャック33により突
起部26を摘まれたキャップ内栓24をコレットチャッ
ク33と共に開栓位置と閉栓位置とへ移動させてトナー
吐出口15を開閉させるカム機構34とにより形成され
ている。
【0023】ここで、前記コレットチャック33は、前
記トナー収納容器ストッパ12のボス部12aにスライ
ド自在に保持された筒状の中子35と、中子35内にス
ライド自在に嵌合されたシャフト36と、シャフト36
の先端側に固定された可撓性を有する摘み部37とによ
って形成されている。また、前記カム機構34は、前記
トナー収納容器ストッパ12の段部12bと前記中子3
5のフランジ部35aとの間に介装されて中子35をト
ナー収納容器3側へ付勢する円錐コイルバネ38と、前
記シャフト36の後端側に取付けられたコロ39と、前
記コロ39をガイドするガイドカム部40が形成される
と共に前記固定ブラケット2に固定されたブラケットヒ
ンジ41とによって形成されている。
【0024】このような構成において、まず、トナー収
納容器3を普通紙複写機1内に取付ける手順について説
明する。可動ブラケット4をピン5,6を支点として図
2において二点鎖線で示した位置(トナー収納容器3の
着脱位置)に回動させ、トナー収納容器3におけるトナ
ー吐出口15が形成されている先端側をトナー収納容器
ストッパ12内に挿入すると共にトナー収納容器3を可
動ブラケット4により保持し、係合爪17を係合突起1
6に係合させる。ここで、トナー収納容器ストッパ12
内には筒状回転伝達部材11が回転自在に保持されてお
り、トナー収納容器3の先端側をトナー収納容器ストッ
パ12内に挿入することにより迫り出し部19の係合面
21に筒状回転伝達部材11の係合部23が係合され
る。なお、トナー収納容器3を可動ブラケット4により
保持させる際にはキャップ内栓24をトナー吐出口15
に取付けた状態で行ない、キャップ内栓24の突起部2
7が図3(a)に示したようにコレットチャック33の
摘み部37の間に入り込むと共にキャップ内栓24は閉
栓状態に維持される。
【0025】ついで、可動ブラケット4をピン5,6を
支点として図2において破線で示した位置(トナー補給
位置)へ回動させる。すると、この回動操作に伴ってコ
ロ39がガイドカム部40に沿って図3(b)に示した
位置から図4(b)に示した位置へ移動し、同時にコレ
ットチャック33が図3(a)に示した位置から図4
(a)に示した位置へスライドする。ここで、コレット
チャック33の一部であるシャフト36と摘み部37と
が図4(a)の位置へ向けて僅かにスライドしたときに
摘み部37の外周部が中子35に当接して内側に撓み、
摘み部37が係合段部27cに係合することにより突起
部27を摘む。そして、引き続きシャフト36と摘み部
37とが図4(a)の位置へ向けてスライドすることに
より、中子35や摘み部37に摘まれたキャップ内栓2
4も一体的にスライドして円錐コイルバネ38を圧縮
し、やがて、図4(a)に示したようにキャップ内栓2
4が開栓位置へ移動すると共にトナー吐出口15が開放
され、トナー収納容器3がトナー吐出口15を介してト
ナー導入部18に連通され、トナー収納容器3の取付け
が終了する。従って、普通紙複写機1へトナー収納容器
3を取付ける際には、予めキャップ内栓24を開栓する
必要がなく、この取付時におけるトナー吐出口15から
のトナーのこぼれ出しが防止されると共に、こぼれ出し
たトナーによって作業者の手や衣類及び可動ブラケット
4を汚すということが防止される。
【0026】ここで、トナー収納容器3を普通紙複写機
1内に取付ける際には、キャップ内栓24を取外さずに
行なうが、キャップ内栓24に薄葉片29を取付けるこ
とによってキャップ内栓24の突起部27は頭部27b
のみが見える状態となっている。従って、突起部27
を、キャップ内栓24を開栓させるために引っ張る部材
であると誤認することが防止され、トナー収納容器3の
取付けに不慣れな作業者であっても突起部27を引っ張
ってキャップ内栓24を取外してしまうということが防
止される。このため、キャップ内栓24を取外した状態
のトナー収納容器3を普通紙複写機1内に取付けたため
に、トナー吐出口15からこぼれ出したトナーによって
普通紙複写機1の内部が汚れるということが防止され
る。
【0027】さらに、頭部27bの先端に形成した平面
部28にキャップ内栓24の取外しを禁止する旨のラベ
ルを貼付けることができ、このようなラベルを貼付ける
ことによって、トナー収納容器3を普通紙複写機1内に
取付ける前にキャップ内栓24を取外してしまうという
誤操作がより一層確実に防止される。
【0028】つぎに、トナー収納容器3の取付けが終了
した後に複写を行なうことになるが、トナー導入部18
内のトナーが所定量以下であることをセンサ(図示せ
ず)が検出すると、その検出結果に基づいてモータ8が
駆動される。そして、モータ8の駆動によりギヤ群9と
ギヤ10とを介して筒状回転伝達部材11が回転駆動さ
れ、迫り出し部19の係合面21と筒状回転伝達部材1
1の係合部23とが係合しているためにトナー収納容器
3がその軸方向に筒状回転伝達部材11と一体的に回転
駆動される。トナー収納容器3がその軸方向に回転する
と、トナー収納容器3内のトナーが螺旋状突起14によ
りトナー吐出口15側へ次第に搬送されると共に迫り出
し部19の空間部20内に入り込み、やがて、トナー吐
出口15から吐出される。トナー吐出口15から吐出さ
れたトナーはトナー収納容器ストッパ12に形成された
トナー落下用開口42を通過してトナー導入部18へ供
給され、さらに、現像部へ供給される。
【0029】ここで、トナー収納容器3内に多量のトナ
ーが存在する場合には、トナー吐出口15からのトナー
の吐出は、迫り出し部19内に形成した案内面22の作
用を受けなくとも良好に行なわれる。しかし、トナー収
納容器3内のトナー残量が少なくなった段階では、空間
部20内へ入り込んだトナーは、迫り出し部19が最下
位置から上方へ回動するにつれて案内面22にそってト
ナー吐出口15側へ移動し、やがてトナー吐出口15か
ら吐出される。従って、迫り出し部19や案内面22を
形成することにより、トナー収納容器3内のトナー残量
が少なくなった段階においてもトナー吐出口15からの
トナーの吐出が良好に行なわれ、トナー収納容器3内の
トナーを無駄なく使用することができる。なお、案内面
22は迫り出し部19におけるトナー収納容器3の回転
方向後方側に位置するため、空間部20内に入り込んだ
トナーはトナー収納容器3が回転しても回転方向後方側
へは移動せず、案内面22に沿ってトナー吐出口15側
へ移動する。
【0030】また、迫り出し部19に形成した係合面2
1を利用して筒状回転伝達部材11からトナー収納容器
3への回転伝達を行なっているため、トナー収納容器3
への回転伝達を行なうための突起等を別個に形成するこ
とが不要となり、しかも、係合部23を係合面21に係
合させることによる回転伝達は確実に行なわれる。
【0031】つぎに、トナー収納容器3内にトナーが無
くなった場合には、可動ブラケット4をピン5,6を支
点として図2において二点鎖線で示したトナー収納容器
3の着脱位置へ回動させる。すると、この回動操作に伴
って図4(b)に示した位置に位置するコロ39がガイ
ドカム部40にそって図3(b)に示した位置へ向けて
移動し、同時にシャフト36と摘み部37とがキャップ
内栓24と共に図4(a)に示した位置から図3(a)
に示した位置へ向けてスライドする。このとき、円錐コ
イルバネ38により付勢された中子35も一体的にスラ
イドし、やがて、図3(a)に示したようにキャップ内
栓24が閉栓位置までスライドすることによりトナー吐
出口15が閉止される。また、中子35のフランジ部3
5aがトナー吐出口15の先端部に当接してスライドが
規制された後にもシャフト36と摘み部37とが僅かに
スライドするように寸法が設定されているため、フラン
ジ部35aがトナー吐出口15の先端部へ当接した直後
に摘み部37が外方へ撓むことによって摘み部37によ
る突起部25の摘み状態が解除される。従って、使用済
みのトナー収納容器3を可動ブラケット4から取外す際
には、トナー吐出口15がキャップ内栓24により閉止
されているため、トナー収納容器3を取外す際にトナー
収納容器3内に僅かに残留しているトナーが外部にこぼ
れ出すことがなくなり、こぼれ出したトナーで作業者の
手や衣類及び可動ブラケット4を汚すということが防止
される。
【0032】なお、本実施例においては、容器本体13
の内周面に螺旋状突起14を形成したトナー収納容器3
を例に挙げて説明したが、この螺旋状突起14は必ずし
も必要なものではなく、容器本体の内周面を平滑面とし
てもよい。そして、容器本体の内周面を平滑面とした場
合には、容器本体をトナー吐出口15側に向けて次第に
拡開する形状の円筒体とし、又は、容器本体をトナー吐
出口15が下側となるように僅かに傾斜させて取付ける
ことにより、回転に伴うトナーの搬送は螺旋状突起14
を形成した場合と略同様に行なわれる。
【0033】ついで、本発明の第二の実施例を図8及び
図9に基づいて説明する。なお、図1乃至図7において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する(以下、同様)。本実施例は、目隠し体である薄葉
片43の形状を変えたもので、蓋面部26の中央には突
起部27の頭部27bの直径より僅かに大きな直径の穴
30aが形成され、また、薄葉片43の外周部には前記
筒状部25に嵌合される筒部44が形成されている。そ
して、この筒部44を筒状部25に嵌合させることによ
り薄葉片43がキャップ内栓24に取付けられている。
なお、この薄葉片43も容易に変形し易い部材により形
成され、また、薄葉片43には前記穴30aの周縁から
放射状に延出すると共に切込深さが大きい多数の切込4
5が形成されている。
【0034】このような構成において、キャップ内栓2
4に薄葉片43を取付けることにより、上述した実施例
の場合と同様に突起部27がその頭部27bしか見えな
くなる。従って、突起部27を、キャップ内栓24を開
栓させるために引っ張る部材であると誤認することが防
止され、トナー収納容器3の取付けに不慣れな作業者で
あっても突起部27を引っ張ってキャップ内栓24を取
外してしまうという誤操作が防止される。このため、キ
ャップ内栓24を取外した状態のトナー収納容器3を普
通紙複写機1内に取付けたために、トナー吐出口15か
らこぼれ出したトナーによって作業者の手や衣類及び普
通紙複写機1の内部が汚れるということが防止される。
【0035】ついで、本発明の第三の実施例を図10及
び図11に基づいて説明する。本実施例は、目隠し体で
ある多数の花弁状突起46をキャップ内栓47に一体形
成したものである。なお、前記花弁状突起46のそれぞ
れは略二等辺三角形状に形成され、キャップ内栓47の
筒状部25から中央部に向けて延出し、突起部27を目
隠ししている。また、各花弁状突起46は弾性を有して
おり、外力の作用によって撓むと共にその外力を取り去
ることによってもとの状態に復元する。
【0036】このような構成において、突起部27は花
弁状突起46により目隠しされているために、この突起
部27を、キャップ内栓24を開栓させるために引っ張
る部材であると誤認することが防止され、トナー収納容
器3を画像形成装置1内に取付ける際に突起部27を引
っ張ってキャップ内栓47を取外してしまうという誤操
作が防止される。
【0037】そして、花弁状突起46がキャップ内栓4
7に一体に形成されているため、部品点数が減少して安
価な構造となる。さらに、キャップ内栓脱着手段32に
よってキャップ内栓47をトナー吐出口15から取外す
際には、コレットチャック33の先端部が花弁状突起4
6に当接することにより花弁状突起46は内方へ撓む
が、トナー収納容器3を普通紙複写機1から取外すため
にキャップ内栓47をトナー吐出口15に取付けた際に
は、コレットチャック33による外力の作用がなくなっ
た花弁状突起46は自らの弾性によって元の状態に復元
する。従って、トナー収納容器3と共にキャップ内栓4
7のリサイクルを図ることができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、ト
ナー収納容器のトナー吐出口に着脱自在に取付けられる
キャップ内栓に画像形成装置内に設けたキャップ内栓脱
着手段により係合保持されて取外し方向に引っ張られる
突起部を設け、この突起部を目隠しする目隠し体をキャ
ップ内栓に設けたので、トナー収納容器を画像形成装置
内に取付ける作業者がキャップ内栓の突起部を手で引っ
張る部材であると誤認することを防止することができ、
従って、この作業者が突起部を手で引っ張ることにより
キャップ内栓をトナー吐出口から取外してしまうという
誤操作を防止することができる等の効果を有する。
【0039】請求項2記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、薄葉状の目隠し体を蓋面部と
の間に所定寸法の隙間をもってキャップ内栓に取付けた
ので、薄葉状の目隠し体はキャップ内栓脱着手段によっ
て外力を受けた際の変形が容易であり、キャップ内栓脱
着手段による突起部の係合保持を支障なく行なうことが
できる等の効果を有する。
【0040】請求項3記載の発明は上述のように、請求
項2記載の発明において、突起部に対向した穴を目隠し
体に形成すると共に前記突起部の先端に平面部を形成し
たので、突起部の先端に平面部を形成することによりこ
の突起部がキャップ内栓を取外すために手で引っ張る部
材であると誤認することをより一層防止することがで
き、さらに、キャップ内栓の取外しを禁止する旨のラベ
ルを平面部に貼付けることにより、トナー収納容器を画
像形成装置内に取付ける前にキャップ内栓を取外してし
まうという誤操作をより一層確実に防止することができ
る等の効果を有する。
【0041】請求項4記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、目隠し体をキャップ内栓に一
体形成したので、部品点数を少なくして安価な構造とす
ることができる等の効果を有する。
【0042】請求項5記載の発明は上述のように、請求
項4記載の発明において、弾性を有する目隠し体とした
ので、キャップ内栓脱着手段による突起部の係合保持状
態が終了したときに目隠し体が弾性によりもとの状態に
復元するため、キャップ内栓をリサイクルすることがで
きる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるトナー補給ユニ
ットの構造を示した縦断正面図である。
【図2】普通紙複写機を簡略化して示した平面図であ
る。
【図3】可動ブラケットをトナー収納容器の着脱位置へ
回動させた状態におけるコレットチャックと開閉手段と
を示したもので、(a)は縦断正面図、(b)は平面図
である。
【図4】可動ブラケットをトナー補給位置へ回動させた
状態におけるコレットチャックと開閉手段とを示したも
ので、(a)は縦断正面図、(b)は平面図である。
【図5】トナー収納容器へのキャップ内栓の取付状態を
示した分解斜視図である。
【図6】キャップ内栓への薄葉片の取付状態を示した分
解斜視図である。
【図7】薄葉片をキャップ内栓に取付けた状態を示した
縦断正面図である。
【図8】本発明の第二の実施例における薄葉片を示した
斜視図である。
【図9】薄葉片をキャップ内栓に取付けた状態を示した
縦断正面図である。
【図10】本発明の第三の実施例におけるキャップ内栓
を示した縦断正面図である。
【図11】その平面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 トナー収納容器 13 容器本体 15 トナー吐出口 24,47 キャップ内栓 26 蓋面部 27 突起部 28 平面部 29,43,46 目隠し体 30 穴 32 キャップ内栓脱着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 誠二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村野 順一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 須藤 和久 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置内に略水平向きに取付けら
    れると共に軸方向に回転駆動されるトナー収納容器にお
    いて、筒状の容器本体の一端側略中央部にトナー吐出口
    を形成し、蓋面部から外方へ向けて突出すると共に前記
    画像形成装置内に設けたキャップ内栓脱着手段により係
    合保持されて取外し方向に引っ張られる突起部を有する
    キャップ内栓を前記トナー吐出口に着脱自在に取付け、
    前記突起部を目隠しする目隠し体を前記キャップ内栓に
    設けたことを特徴とするトナー収納容器。
  2. 【請求項2】 薄葉状の目隠し体を蓋面部との間に所定
    寸法の隙間をもってキャップ内栓に取付けたことを特徴
    とする請求項1記載のトナー収納容器。
  3. 【請求項3】 突起部に対向した穴を目隠し体に形成す
    ると共に前記突起部の先端に平面部を形成したことを特
    徴とする請求項2記載のトナー収納容器。
  4. 【請求項4】 目隠し体をキャップ内栓に一体形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のトナー収納容器。
  5. 【請求項5】 目隠し体が弾性を有することを特徴とす
    る請求項4記載のトナー収納容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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