JP3261238B2 - トナー収納容器 - Google Patents

トナー収納容器

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JP3261238B2
JP3261238B2 JP29017493A JP29017493A JP3261238B2 JP 3261238 B2 JP3261238 B2 JP 3261238B2 JP 29017493 A JP29017493 A JP 29017493A JP 29017493 A JP29017493 A JP 29017493A JP 3261238 B2 JP3261238 B2 JP 3261238B2
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toner discharge
container
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秀男 市川
須那夫 池田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置内へ略水平向きに取付けられると共に内部
に収納したトナーを現像部へ補給するトナー収納容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナー収納容器には様々な形式の
ものがあり、例えば、筒状の容器本体の一端側にトナー
吐出口を形成し、トナー吐出口にキャップを着脱自在に
取付けたものがある。そして、この形式のトナー収納容
器を画像形成装置へ取付ける場合には、キャップを取外
してトナー吐出口を開放し、開放されたトナー吐出口を
上向きの状態で画像形成装置内へ取付け、ついで、トナ
ー収納容器を略水平向きとなるように回動させることに
よりトナー収納容器の取付けを終了する。
【0003】ここで、トナー収納容器の画像形成装置へ
の取付け及び取外しをトナー吐出口からキャップを取外
した状態で行なっているため、これらの取付けや取外し
の際にトナーがこぼれ出す虞れがある。
【0004】そこで、画像形成装置にキャップを脱着す
るキャップ脱着手段を設け、トナー吐出口へキャップを
取付けた状態で画像形成装置へのトナー収納容器の取付
けを行なうと共にこの取付後にキャップ脱着手段によっ
てキャップを取外し、トナー収納容器を取外す場合には
キャップ脱着手段によってトナー吐出口へキャップを取
付けた後に取外すようにすることが考えられ、例えば、
本出願人が特願平4−361012号として出願したも
のがある。
【0005】つぎに、近年ではトナー収納容器の小型化
や画像形成装置の小型化等の要請が大きく、トナー収納
容器のトナー充填率(トナー充填量/トナー収納容器の
容積)を高くすることが行なわれている。そして、この
ようにトナー充填率を高めたり、或いは、画像形成装置
を長期間に亘って使用しなかったり使用頻度が低い場合
等において、トナー収納容器内のトナーがトナー収納容
器の内周面に付着したり半固形化したりする。
【0006】そこで、トナー収納容器の内周面に付着し
たトナーを剥離させたり半固形化して塊となったトナー
を崩したりするため、たたき手段によってトナー収納容
器に振動を加えるようにしたトナー補給装置が実開昭6
1−24756号公報において開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、たたき手段に
より加える振動によって半固形化したトナーの塊を確実
に崩すことは困難であり、半固形化したトナーの塊がそ
のまま現像部へ供給されてしまい、現像部へ供給された
トナーの塊によって形成された画像の品質が著しく低下
するという欠点がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
筒状の容器本体の一端側略中央部にトナー吐出口が形成
されると共に画像形成装置内に略水平向きに取付けられ
て前記容器本体の中心線方向回りに回転駆動されるトナ
ー収納容器において、前記トナー吐出口に着脱自在に取
付けられると共に前記画像形成装置内に設けたキャップ
内栓脱着手段により脱着されるキャップ内栓を設け、前
記キャップ内栓脱着手段により前記キャップ内栓を前記
トナー吐出口から所定寸法離間させた位置へ取外した状
態のときに前記トナー吐出口側へ延出すると共に前記ト
ナー吐出口の内周面に対して僅かな隙間をもって対向す
る少なくとも一個の突起部を前記キャップ内栓に設け
た。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、キャップ内栓脱着手段によりキャップ内栓
をトナー吐出口から取外した状態のときに前記キャップ
内栓に設けた突起部に対して僅かな隙間をもって対向す
ると共に前記突起部に対して略平行向きに延出した少な
くとも一個の凸部を前記トナー吐出口の内周面に設け
た。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、キャップ内栓に複数個の突起部を設け、こ
れらの突起部をトナー吐出口の内周面との隙間寸法とト
ナー吐出口側への延出寸法とがそれぞれ異なる形状に形
成した。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、トナー吐出口の内周面に複数個の凸部を設
け、これらの凸部を前記トナー吐出口の中心方向への高
さ寸法と前記トナー吐出口の開口端側への長さ寸法とが
それぞれ異なる形状に形成した。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、キャップ内栓脱着手
段によってキャップ内栓をトナー吐出口から取外した場
合、キャップ内栓はトナー吐出口から所定寸法離間して
位置すると共にキャップ内栓の突起部がトナー吐出口の
内周面に対して僅かな隙間をもって対向し、トナー吐出
口は容器本体と一体に突起部の回りに回転駆動されると
共にこの回転駆動に伴ってトナー吐出口からトナーが吐
出される。ここで、容器本体内で生じた半固形化したト
ナーの塊がトナー吐出口内へ入り込んだ場合、この塊
は、突起部に当たったり、突起部とトナー吐出口の内周
面との間の隙間部分を通過する際に擦られたりすること
によって小さく崩され、粒状化する。このため、トナー
の塊がそのままトナー吐出口から吐出されて現像部へ入
り込むということが防止され、トナーの塊が現像部に入
り込むことによる画像品質の低下が起こらない。
【0013】請求項2記載の発明では、容器本体内で生
じた半固形化したトナーの塊がトナー吐出口内へ入り込
んだ場合、この塊は、凸部に当たったり、凸部と突起部
との間で擦られることによっても崩され、粒状化が促進
される。
【0014】請求項3記載の発明では、大きなトナーの
塊はトナー吐出口側への延出寸法が大きいと共にトナー
吐出口の内周面との隙間寸法が大きい突起部に当たった
り、この突起部とトナー吐出口の内周面との隙間部分を
通過する際に擦られることによって小さく崩される。ま
た、小さなトナーの塊や崩されて小さくなったトナーの
塊は、トナー吐出口側への延出寸法が小さいと共にトナ
ー吐出口の内周面との隙間寸法が小さい突起部に当たっ
たり、この突起部とトナー吐出口の内周面との隙間部分
を通過する際に擦られたりすることによってさらに小さ
く崩される。
【0015】請求項4記載の発明では、トナー吐出口内
へ入り込んだトナーの塊のうちトナー吐出口の中央寄り
に位置するものはトナー吐出口の中心方向への高さ寸法
が大きい凸部に当たって崩される。また、トナーの塊
は、凸部と突起部との間で擦られることによって崩され
るが、トナー吐出口の開口端側への長さ寸法が大きいと
凸部と突起部との間隔は小さくなっており、この凸部と
突起部との間ではトナーの塊がより小さく崩される。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図2は画像形成装置である普通紙複写機1の
全体構造を簡略化して示した平面図であり、図1はその
普通紙複写機1におけるトナー補給ユニットの構造を示
したものである。前記普通紙複写機1には固定ブラケッ
ト2が固定されており、この固定ブラケット2にはトナ
ーを収納したトナー収納容器3を略水平向きに保持する
可動ブラケット4が上下一対のピン5,6を支点として
水平面内で回動自在に取付けられている。また、前記可
動ブラケット4には略水平向きに保持された前記トナー
収納容器3を後述する容器本体の中心線方向回りに回転
させる回転駆動手段7が取付けられており、この回転駆
動手段7は、モータ8、モータ8により回転駆動される
ギヤ群9、ギヤ群9の最終ギヤと噛み合うギヤ10が形
成されると共に前記トナー収納容器3の先端側が挿入さ
れる筒状回転伝達部材11によって形成されている。な
お、前記筒状回転伝達部材11は前記可動ブラケット4
に固定的に保持されたトナー収納容器ストッパ12内に
回転自在に保持されている。
【0017】前記トナー収納容器3は、円筒状の容器本
体13の先端側中央部にトナー吐出口14が形成されて
おり、容器本体13の内周面には螺旋状に巻回された螺
旋状突起15が形成されている。なお、この螺旋状突起
15は、前記トナー収納容器3がその中心線方向回りに
回転することに伴ってトナーをトナー吐出口14側へ向
けて搬送する向きに形成されている。また、前記容器本
体13における前記トナー吐出口14が形成された側の
外周部にはリング状の係合突起16が形成され、この係
合突起16に係合することにより前記可動ブラケット4
に保持された前記トナー収納容器3の取外しを規制する
係合爪17が前記トナー収納容器ストッパ12に取付け
られている。また、前記可動ブラケット4には、前記ト
ナー吐出口14から吐出されたトナーを現像部(図示せ
ず)へ供給するためのトナー導入部18が設けられてい
る。なお、前記トナー吐出口14にはキャップ内栓19
が着脱自在に取付けられており、このキャップ内栓19
には蓋面部20から外方へ向けて突出した突起部21が
形成されている。
【0018】前記容器本体13における前記トナー吐出
口14が形成された先端側には係合凸部22が形成さ
れ、前記筒状回転伝達部材11の内周面には前記係合凸
部22と係合することによりこの筒状回転伝達部材11
からトナー収納容器3へ回転伝達する係合凹部23が形
成されており、トナー収納容器3を可動ブラケット4に
保持させると共にトナー収納容器3の先端側を筒状回転
伝達部材11内へ挿入した際に係合凸部22と係合凹部
23とが係合される。
【0019】つぎに、前記可動ブラケット4には、前記
可動ブラケット4の回動操作に伴ってこの可動ブラケッ
ト4に保持された前記トナー収納容器3の前記トナー吐
出口14に対して前記キャップ内栓19を脱着すると共
にトナー吐出口14から取外したキャップ内栓19をト
ナー吐出口14から所定寸法離間した近接位置で保持す
るキャップ内栓脱着手段24が設けられている。なお、
このキャップ内栓脱着手段24は、前記突起部21を摘
んだり離したりするコレットチャック25と、コレット
チャック25により突起部21を摘まれたキャップ内栓
19をコレットチャック25と共に開栓位置と閉栓位置
とへ移動させることにより前記トナー吐出口14を開閉
させるカム機構26とにより形成されている。
【0020】ここで、前記コレットチャック25は、前
記トナー収納容器ストッパ12のボス部12aにスライ
ド自在に保持された筒状の中子27と、中子27内にス
ライド自在に嵌合されたシャフト28と、シャフト28
の先端側に固定された可撓性を有する摘み部29とによ
って形成されている。また、前記カム機構26は、前記
トナー収納容器ストッパ12の段部12bと前記中子2
7のフランジ部27aとの間に介装されて中子27をト
ナー収納容器3側へ付勢する円錐コイルバネ30と、前
記シャフト28の後端側に取付けられたコロ31と、前
記可動ブラケット4を前記ピン5,6を支点として回動
させた際に前記コロ31をガイドするガイドカム部32
と、このガイドカム部32が形成されると共に前記固定
ブラケット2に固定されたブラケットヒンジ33とによ
って形成されている。
【0021】つぎに、前記キャップ内栓19にはこのキ
ャップ内栓19を前記キャップ内栓脱着手段24により
前記トナー吐出口14から取外したときに、トナー吐出
口14側へ延出すると共にトナー吐出口14の内周面に
対して僅かな隙間をもって対向する突起部であるリブ3
4が複数個形成されている。なお、これらのリブ34は
トナー吐出口14の内周面との隙間寸法及びトナー吐出
口14側への延出寸法とがそれぞれ異なる形状に形成さ
れている。また、前記トナー吐出口14の内周面には、
前記キャップ内栓19を前記キャップ内栓脱着手段24
により前記トナー吐出口14から取外したときに前記リ
ブ34に対して僅かな隙間をもって対向すると共にリブ
34に対して略平行に延出した凸部35が複数個形成さ
れている。なお、これらの凸部35は、トナー吐出口1
4の中心方向への高さ寸法とトナー吐出口14の開口端
側への長さ寸法とがそれぞれ異なる形状に形成されてい
る。
【0022】このような構成において、まず、トナー収
納容器3を普通紙複写機1内に取付ける手順について説
明する。可動ブラケット4をピン5,6を支点として図
2において二点鎖線で示した位置(トナー収納容器3の
着脱位置)に回動させ、トナー収納容器3におけるトナ
ー吐出口14が形成されている先端側をトナー収納容器
ストッパ12内に挿入すると共にトナー収納容器3を可
動ブラケット4により保持し、係合爪17を係合突起1
6に係合させる。ここで、トナー収納容器ストッパ12
内には筒状回転伝達部材11が回転自在に保持されてお
り、トナー収納容器3の先端側をトナー収納容器ストッ
パ12内に挿入することによりトナー収納容器3の係合
凸部22が筒状回転伝達部材11の係合凹部23に係合
される。なお、トナー収納容器3を可動ブラケット4に
より保持する際にはキャップ内栓19を取付けた状態で
行ない、キャップ内栓19の突起部21が図3(a)に
示したようにコレットチャック25の摘み部29の間に
入り込むと共にキャップ内栓19は閉栓状態に維持され
る。
【0023】ついで、可動ブラケット4をピン5,6を
支点として図2において破線で示した位置(トナー補給
位置)へ回動させる。すると、この回動操作に伴ってコ
ロ31がガイドカム部32に沿って図3(b)に示した
位置から図4(b)に示した位置へ移動し、同時にコレ
ットチャック25が図3(a)に示した位置から図4
(a)に示した位置へスライドする。ここで、コレット
チャック25の一部であるシャフト28と摘み部29と
が図4(a)の位置へ向けて僅かにスライドしたときに
摘み部29の外周部が中子27に当接して内側に撓み、
摘み部29がキャップ内栓19の突起部21を摘む。そ
して、引き続きシャフト28と摘み部29とが図4
(a)の位置へ向けてスライドすることにより、中子2
7と摘み部29に摘まれたキャップ内栓19も一体的に
スライドして円錐コイルバネ30を圧縮し、やがて、図
4(a)に示したようにキャップ内栓19が開栓位置へ
移動してトナー吐出口14が開放され、トナー収納容器
3がトナー吐出口14を介してトナー導入部18に連通
され、トナー収納容器3の取付けが終了する。従って、
普通紙複写機1内へトナー収納容器3を取付ける際に
は、予めキャップ内栓19を開栓する必要がなく、トナ
ー吐出口14からのトナーのこぼれ出しが防止されると
共に、こぼれ出したトナーによって作業者の手や衣類及
び可動ブラケット4を汚すということが防止される。な
お、トナー吐出口14から取外されたキャップ内栓19
は図4(a)に示したように、トナー吐出口14に近接
した位置で保持されている。
【0024】トナー収納容器3の取付けが終了した後に
複写を行なうことになるが、トナー導入部18内のトナ
ーが所定量以下であることをセンサ(図示せず)が検出
すると、その検出結果に基づいてモータ8が駆動され
る。そして、モータ8の駆動によりギヤ群9とギヤ10
とを介して筒状回転伝達部材11が回転駆動され、係合
凸部22と係合凹部23との係合によりトナー収納容器
3が容器本体13の中心線方向回りに筒状回転伝達部材
11と一体的に回転駆動される。トナー収納容器3が容
器本体13の中心線方向回りに回転すると、トナー収納
容器3内のトナーが螺旋状突起15により案内されてト
ナー吐出口14側へ次第に搬送され、やがて、トナー吐
出口14から吐出される。トナー吐出口14から吐出さ
れたトナーはトナー収納容器ストッパ12に形成された
トナー落下用開口36を通過してトナー導入部18へ供
給され、さらに、現像部へ供給される。
【0025】キャップ内栓19をキャップ内栓脱着手段
24によってトナー吐出口14から取外した状態におい
ては、図1,図4(a)に示したようにリブ34がトナ
ー吐出口14の内周面に対して僅かな隙間をもって対向
し、また、トナー吐出口14の内周面に形成された凸部
35がリブ34に対して僅かな隙間をもって対向してい
る。そして、容器本体13内において生じた半固形化し
たトナーの塊が、トナー収納容器3の回転に伴って搬送
されると共にトナー吐出口14内へ入り込むと、このト
ナーの塊はリブ34や凸部35に当たったり、リブ34
とトナー吐出口14との隙間部分を通過する際に擦られ
たりすることにより崩されて粒状化し、トナーの塊がそ
のまま現像部へ入り込むということが防止される。従っ
て、トナーの塊が現像部へ入り込んだために形成された
画像の品質が低下するということが防止される。
【0026】ここで、凸部35によりトナーの塊が崩さ
れる状態について説明すると、トナー吐出口14内に入
り込んだトナーの塊がトナー吐出口14の内周面に近接
した位置を移動する場合には、そのトナーの塊はいずれ
かの凸部35が当たることにより崩される。また、トナ
ー吐出口14内に入り込んだトナーの塊がトナー吐出口
14の中央寄りの位置を移動する場合には、そのトナー
の塊は高さ寸法の大きい凸部35が当たることにより崩
される。さらに、トナーの塊は、凸部35におけるトナ
ー吐出口14の開口端側先端部とリブ34におけるトナ
ー吐出口14側の先端部との間で挾まれた状態となって
擦られることによっても崩され、特に、トナー吐出口1
4の開口端側への長さ寸法が大きい凸部35とリブ34
との間隔は小さいため、この凸部35とリブ34との間
ではトナーの塊がより小さく崩される。
【0027】つぎに、リブ34によりトナーの塊が崩さ
れる状態について説明すると、大きなトナーの塊はトナ
ー吐出口14側への延出寸法が大きいと共にトナー吐出
口14の内周面との隙間寸法が大きいリブ34に当たっ
たり、このリブ34とトナー吐出口14の内周面との隙
間部分を通過する際に擦られたりすることによって小さ
く崩される。さらに、小さいトナーの塊や崩されて小さ
くなったトナーの塊は、トナー吐出口14側への延出寸
法が小さいと共にトナー吐出口14の内周面との隙間寸
法が小さいリブ34に当たったり、このリブ34とトナ
ー吐出口14の内周面との隙間部分を通過する際に擦ら
れたりすることによってさらに小さく崩される。
【0028】トナー収納容器3内にトナーが無くなった
場合には、可動ブラケット4をピン5,6を支点として
図2において二点鎖線で示したトナー収納容器3の着脱
位置へ回動させる。すると、この回動操作に伴ってコロ
31が図4(b)に示した位置からガイドカム部32に
そって図3(b)に示した位置へ移動し、同時に、シャ
フト28と摘み部29とがキャップ内栓19と共に図4
(a)に示した位置から図3(a)に示した位置へ向け
てスライドする。このとき、円錐コイルバネ30により
付勢された中子27も一体的にスライドし、やがて、図
3(a)に示したようにキャップ内栓19が閉栓位置ま
でスライドすることによりトナー吐出口14が閉止され
る。また、中子27のフランジ部27aがトナー吐出口
14の先端部に当接してスライドが規制された後にもシ
ャフト28と摘み部29とが僅かにスライドするように
寸法が設定されているため、フランジ部27aがトナー
吐出口14の先端部へ当接した直後に摘み部29が外方
へ撓むことによって摘み部29による突起部21の摘み
状態が解除される。従って、トナーが無くなったトナー
収納容器3を可動ブラケット4から取外す際においては
トナー吐出口14がキャップ内栓19により閉止され
る。このため、トナー収納容器3を取外す際にトナー収
納容器3内に僅かに残留しているトナーが外部にこぼれ
出すということがなくなり、こぼれ出したトナーによっ
て作業者の手や衣類及び可動ブラケット4を汚すという
ことが防止される。
【0029】なお、本実施例においては、容器本体13
の内周面に螺旋状突起15を形成したトナー収納容器3
を例に挙げて説明したが、この螺旋状突起15は必ずし
も必要なものではなく、容器本体の内周面を平滑面とし
てもよい。そして、容器本体の内周面を平滑面とした場
合には、その容器本体をトナー吐出口14側に向けて次
第に拡開する形状の円筒体とし、又は、その容器本体を
トナー吐出口14が下側となるように僅かに傾斜させて
取付けることにより、回転に伴うトナーの搬送は螺旋状
突起15を形成した場合と略同様に行なわれる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、筒
状の容器本体の一端側略中央部にトナー吐出口が形成さ
れると共に画像形成装置内に略水平向きに取付けられて
前記容器本体の中心線方向回りに回転駆動されるトナー
収納容器において、前記トナー吐出口に着脱自在に取付
けられると共に前記画像形成装置内に設けたキャップ内
栓脱着手段により脱着されるキャップ内栓を設け、前記
キャップ内栓脱着手段により前記キャップ内栓を前記ト
ナー吐出口から所定寸法離間させた位置へ取外した状態
のときに前記トナー吐出口側へ延出すると共に前記トナ
ー吐出口の内周面に対して僅かな隙間をもって対向する
少なくとも一個の突起部を前記キャップ内栓に設けたの
で、キャップ内栓脱着手段によってキャップ内栓をトナ
ー吐出口から取外した場合、キャップ内栓がトナー吐出
口から所定寸法離間して位置すると共にキャップ内栓の
突起部がトナー吐出口の内周面に対して僅かな隙間をも
って対向するため、容器本体内で生じた半固形化したト
ナーの塊がトナー吐出口内へ入り込んだ場合に、この塊
は、突起部に当たったり、突起部とトナー吐出口の内周
面との間の隙間部分を通過する際に擦られたりすること
により小さく崩されて粒状化し、従って、トナーの塊が
そのままトナー吐出口から吐出されて現像部へ入り込む
ということを防止することができ、トナーの塊が現像部
に入り込んだために形成された画像品質が低下するとい
うことを防止することができる等の効果を有する。
【0031】請求項2記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、キャップ内栓脱着手段により
キャップ内栓をトナー吐出口から取外した状態のときに
前記キャップ内栓に設けた突起部に対して僅かな隙間を
もって対向すると共に前記突起部に対して略平行向きに
延出した少なくとも一個の凸部を前記トナー吐出口の内
周面に設けたので、容器本体内で生じた半固形化したト
ナーの塊がトナー吐出口内に入り込んだ場合、この塊
は、凸部に当たったり、凸部と突起部との間で擦られる
ことによっても小さく崩され、従って、トナーの塊の粒
状化を促進することができる等の効果を有する。
【0032】請求項3記載の発明は上述のように、請求
項1記載の発明において、キャップ内栓に複数個の突起
部を設け、これらの突起部をトナー吐出口の内周面との
隙間寸法とトナー吐出口側への延出寸法とがそれぞれ異
なる形状に形成したので、大きなトナーの塊は、トナー
吐出口側への延出寸法が大きいと共にトナー吐出口の内
周面との隙間寸法が大きい突起部に当たったり、この突
起部とトナー吐出口の内周面との隙間部分を通過する際
に擦られたりすることによって小さく崩され、さらに、
小さなトナーの塊や一度崩されて小さくなったトナーの
塊は、トナー吐出口側への延出寸法が小さいと共にトナ
ー吐出口の内周面との隙間寸法が小さい突起部に当たっ
たりこの突起部とトナー吐出口の内周面との隙間部分を
通過する際に擦られたりすることによってさらに小さく
崩され、従って、トナーの塊を効果的に崩すことができ
る等の効果を有する。
【0033】請求項4記載の発明は上述のように、請求
項2記載の発明において、トナー吐出口の内周面に複数
個の凸部を設け、これらの凸部を前記トナー吐出口の中
心方向への高さ寸法と前記トナー吐出口の開口端側への
長さ寸法とがそれぞれ異なる形状に形成したので、トナ
ー吐出口内に入り込んだトナーの塊のうちトナー吐出口
の中央寄りに位置するものをトナー吐出口の中心方向へ
の高さ寸法が大きい凸部に当てることによって崩すこと
ができ、また、トナーの塊は凸部と突起部との間で擦ら
れることによって崩されるが、特に、トナー吐出口の開
口端側への長さ寸法が大きいと凸部と突起部との間隔は
小さくなっているためにこの凸部と突起部との間ではト
ナーの塊をより小さく崩すことができる等の効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるトナー補給ユニット
の構造を示した縦断正面図である。
【図2】普通紙複写機を簡略化して示した平面図であ
る。
【図3】可動ブラケットをトナー収納容器の着脱位置へ
回動させた状態におけるキャップ内栓脱着手段を示した
もので、(a)は縦断正面図、(b)は一部を断面にし
た平面図である。
【図4】可動ブラケットをトナー補給位置へ回動させた
状態におけるキャップ内栓脱着手段を示したもので、
(a)は縦断正面図、(b)は一部を断面にした平面図
である。
【図5】キャップ内栓に形成したリブとトナー吐出口に
形成した凸部とを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 3 トナー収納容器 13 容器本体 14 トナー吐出口 19 キャップ内栓 24 キャップ内栓脱着手段 34 突起部 35 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の容器本体の一端側略中央部にトナ
    ー吐出口が形成されると共に画像形成装置内に略水平向
    きに取付けられて前記容器本体の中心線方向回りに回転
    駆動されるトナー収納容器において、前記トナー吐出口
    に着脱自在に取付けられると共に前記画像形成装置内に
    設けたキャップ内栓脱着手段により脱着されるキャップ
    内栓を設け、前記キャップ内栓脱着手段により前記キャ
    ップ内栓を前記トナー吐出口から所定寸法離間させた位
    置へ取外した状態のときに前記トナー吐出口側へ延出す
    ると共に前記トナー吐出口の内周面に対して僅かな隙間
    をもって対向する少なくとも一個の突起部を前記キャッ
    プ内栓に設けたことを特徴とするトナー収納容器。
  2. 【請求項2】 キャップ内栓脱着手段によりキャップ内
    栓をトナー吐出口から取外した状態のときに前記キャッ
    プ内栓に設けた突起部に対して僅かな隙間をもって対向
    すると共に前記突起部に対して略平行向きに延出した少
    なくとも一個の凸部を前記トナー吐出口の内周面に設け
    たことを特徴とする請求項1記載のトナー収納容器。
  3. 【請求項3】 キャップ内栓に複数個の突起部を設け、
    これらの突起部をトナー吐出口の内周面との隙間寸法と
    前記トナー吐出口側への延出寸法とがそれぞれ異なる形
    状に形成したことを特徴とする請求項1記載のトナー収
    納容器。
  4. 【請求項4】 トナー吐出口の内周面に複数個の凸部を
    設け、これらの凸部を前記トナー吐出口の中心方向への
    高さ寸法と前記トナー吐出口の開口端側への長さ寸法と
    がそれぞれ異なる形状に形成したことを特徴とする請求
    項2記載のトナー収納容器。
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