JPH0720658A - 電子写真現像用キャリヤの静抵抗値調節法 - Google Patents
電子写真現像用キャリヤの静抵抗値調節法Info
- Publication number
- JPH0720658A JPH0720658A JP5182270A JP18227093A JPH0720658A JP H0720658 A JPH0720658 A JP H0720658A JP 5182270 A JP5182270 A JP 5182270A JP 18227093 A JP18227093 A JP 18227093A JP H0720658 A JPH0720658 A JP H0720658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier
- ferrite
- static resistance
- resistance value
- adjusting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子写真現像用キャリヤの静抵抗値を任意に
調節する。 【構成】 一般式 (ＭＯ)100-X(Fe2Ｏ3)X で示されるソ
フトフェライト粒子（式中のＭはソフトフェライトを構
成し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１００未満の任
意数を表す）からなる電子写真現像用キャリヤの静抵抗
値を１００Ｖ印加時で１０6 Ω・ｃｍから１０12Ω・ｃ
ｍまでの任意の値に調節する手段として，該フエライト
中の燐または酸化燐の含有量を調節する。
調節する。 【構成】 一般式 (ＭＯ)100-X(Fe2Ｏ3)X で示されるソ
フトフェライト粒子（式中のＭはソフトフェライトを構
成し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１００未満の任
意数を表す）からなる電子写真現像用キャリヤの静抵抗
値を１００Ｖ印加時で１０6 Ω・ｃｍから１０12Ω・ｃ
ｍまでの任意の値に調節する手段として，該フエライト
中の燐または酸化燐の含有量を調節する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真現像用キャリ
ヤ，特に２成分現像剤におけるフェライトキャリヤの静
抵抗値を任意に調節する方法に関する。
ヤ，特に２成分現像剤におけるフェライトキャリヤの静
抵抗値を任意に調節する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】光導電性材料の表面上に静電気的手段に
より像を形成して現像する電子写真像形成法のうち，い
わゆる磁気ブラシ現像法は，米国特許第２８７４０６３
号に記載されているように，トナーと磁性キャリヤ粒子
からなる現像剤をあたかもブラシ様に配列させ，この磁
気ブラシを静電像支持表面と接触させてトナー粒子をブ
ラシから潜像に静電気力により引き付けることにより可
視像を形成し，この可視像を紙あるいはその他の支持体
に転写せしめた後，熱等により定着することによって完
了する。
より像を形成して現像する電子写真像形成法のうち，い
わゆる磁気ブラシ現像法は，米国特許第２８７４０６３
号に記載されているように，トナーと磁性キャリヤ粒子
からなる現像剤をあたかもブラシ様に配列させ，この磁
気ブラシを静電像支持表面と接触させてトナー粒子をブ
ラシから潜像に静電気力により引き付けることにより可
視像を形成し，この可視像を紙あるいはその他の支持体
に転写せしめた後，熱等により定着することによって完
了する。
【０００３】この磁気ブラシ法に用いられるキャリヤ物
質としては強磁性を示す物質，例えば，マグネタイト，
鉄粉，Ｃｏ，Ｎｉ元素を含む合金，フェライト等の各種
のものが提案されているが，現在ではフェライトが主流
を占めるようになっている。
質としては強磁性を示す物質，例えば，マグネタイト，
鉄粉，Ｃｏ，Ｎｉ元素を含む合金，フェライト等の各種
のものが提案されているが，現在ではフェライトが主流
を占めるようになっている。
【０００４】なかでも米国特許第３９２９６５７号に提
案されたものは，表面に樹脂等の被覆層を設けて湿度に
対して安定化をはかる必要のない重要なフェライトキャ
リヤの一つである。
案されたものは，表面に樹脂等の被覆層を設けて湿度に
対して安定化をはかる必要のない重要なフェライトキャ
リヤの一つである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】該米国特許のフェライ
トキャリヤは（ＭＯ）と（Ｆｅ２Ｏ３）を理論的化学量
論近傍に設定するものである。このためそれ自体抵抗値
が高く，得られる画像濃度が低いことに加え階調性の変
化率も小さいことは判明している。
トキャリヤは（ＭＯ）と（Ｆｅ２Ｏ３）を理論的化学量
論近傍に設定するものである。このためそれ自体抵抗値
が高く，得られる画像濃度が低いことに加え階調性の変
化率も小さいことは判明している。
【０００６】この問題を改良すべく特公昭６２−３７７
８２号公報は，（Ｆｅ２Ｏ３）を５４モル％以上に設定
したうえ，更に焼成時の雰囲気を調整することによって
抵抗値を連続的に低く変化させる処法を開示しており，
これによって任意の画像が得られると教示している。し
かし（Ｆｅ２Ｏ３）を５４モル％以上に設定すると，湿
度に対してキャリヤ物性が不安定になり，結果として樹
脂被覆なしでは安定な画像が得られないことが判明して
いる。また，焼成雰囲気の調整のために製造コストが高
くつくことはさけられない。
８２号公報は，（Ｆｅ２Ｏ３）を５４モル％以上に設定
したうえ，更に焼成時の雰囲気を調整することによって
抵抗値を連続的に低く変化させる処法を開示しており，
これによって任意の画像が得られると教示している。し
かし（Ｆｅ２Ｏ３）を５４モル％以上に設定すると，湿
度に対してキャリヤ物性が不安定になり，結果として樹
脂被覆なしでは安定な画像が得られないことが判明して
いる。また，焼成雰囲気の調整のために製造コストが高
くつくことはさけられない。
【０００７】本発明の目的は，かような従来技術の問題
の解決を図り，電子写真現像用キャリヤの抵抗値を任意
に調節できる新たな処法を提供せんとするものである。
の解決を図り，電子写真現像用キャリヤの抵抗値を任意
に調節できる新たな処法を提供せんとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば，一般式
（ＭＯ）１００−ｘ（Ｆｅ２Ｏ３）Ｘで示されるソフト
フェライト（ただし式中のＭはソフトフェライトを構成
し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１００未満の任意
数，好ましくは４５〜７０の範囲の任意数を表す）を電
子写真現像用キャリヤとして使用するさいに，該キャリ
ヤの静抵抗値を１００Ｖ印加時で１０６Ω・ｃｍから１
０１２Ω・ｃｍまでの任意の値に調節する手段として，
燐または酸化燐を該ソフトフェライト中に含有させるこ
とを特徴とする電子写真現像用フェライトキャリヤの静
抵抗調節法を提供する。
（ＭＯ）１００−ｘ（Ｆｅ２Ｏ３）Ｘで示されるソフト
フェライト（ただし式中のＭはソフトフェライトを構成
し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１００未満の任意
数，好ましくは４５〜７０の範囲の任意数を表す）を電
子写真現像用キャリヤとして使用するさいに，該キャリ
ヤの静抵抗値を１００Ｖ印加時で１０６Ω・ｃｍから１
０１２Ω・ｃｍまでの任意の値に調節する手段として，
燐または酸化燐を該ソフトフェライト中に含有させるこ
とを特徴とする電子写真現像用フェライトキャリヤの静
抵抗調節法を提供する。
【０００９】また別法として，前記の燐または酸化燐に
代えてまたはこれに加えてＡｓ２Ｏ３またはＳｂ２Ｏ３
を静抵抗調節手段に用いる電子写真現像用フェライトキ
ャリヤの静抵抗調節法を提供する。
代えてまたはこれに加えてＡｓ２Ｏ３またはＳｂ２Ｏ３
を静抵抗調節手段に用いる電子写真現像用フェライトキ
ャリヤの静抵抗調節法を提供する。
【００１０】
【作用】前記の一般式で示されるソフトフェライトにＰ
を添加すると，Ｐ添加量に応じて該フエライトの静抵抗
値が低くなる作用があることがわかった。つまり，意図
する静抵抗値を得るにはそれに対応する量のＰを添加す
ればよい。同様の作用はＰ２Ｏ５にも見られ，またＡｓ
２Ｏ３やＳｂ２Ｏ３にも見られることがわかった。
を添加すると，Ｐ添加量に応じて該フエライトの静抵抗
値が低くなる作用があることがわかった。つまり，意図
する静抵抗値を得るにはそれに対応する量のＰを添加す
ればよい。同様の作用はＰ２Ｏ５にも見られ，またＡｓ
２Ｏ３やＳｂ２Ｏ３にも見られることがわかった。
【００１１】したがって，本発明によれば例えば（Ｆｅ
２Ｏ３）が５４モル％未満の湿度に対して安定なソフト
フェライトであっても（該式中のＸが５４未満のもので
あっても）意図する静抵抗値に自在に調節できる。この
ため樹脂被覆で湿度に対する安定性を確保する必要がな
くなり，樹脂被覆なしで静抵抗値の低いソフトフェライ
トが提供できる。したがって，式中のＸの値が４０以上
５４未満，さらに好ましくは４５以上５４未満のソフト
フェライトにおいて本発明は特に有益である。
２Ｏ３）が５４モル％未満の湿度に対して安定なソフト
フェライトであっても（該式中のＸが５４未満のもので
あっても）意図する静抵抗値に自在に調節できる。この
ため樹脂被覆で湿度に対する安定性を確保する必要がな
くなり，樹脂被覆なしで静抵抗値の低いソフトフェライ
トが提供できる。したがって，式中のＸの値が４０以上
５４未満，さらに好ましくは４５以上５４未満のソフト
フェライトにおいて本発明は特に有益である。
【００１２】また．これらＰ，Ｐ２Ｏ５，Ａｓ２Ｏ３，
Ｓｂ２Ｏ３をフエライト中に適量添加すればフエライト
粒子の衝撃に対する強度が大きくなるという作用効果も
奏される。
Ｓｂ２Ｏ３をフエライト中に適量添加すればフエライト
粒子の衝撃に対する強度が大きくなるという作用効果も
奏される。
【００１３】なお，特開昭６０−２２７２６５号公報に
は特定組成のフエライトキャリヤ材において周期率表の
第Ｖ族の元素の酸化物，例えば酸化燐，酸化砒素，酸化
アンチモン，酸化ビスマスまたは酸化バナジウム等を添
加すると表面が滑らかな球状粒子とすることができると
記載されている。そして該公報にはこれらの酸化物を添
加した場合の電気抵抗率も示されている。だが，このデ
ータを見ると無添加の場合に比べて殆んど変化が見られ
ないと言って過言ではない。本発明者は，後記の実施例
に示すように，この公報の内容からは全く予期しえない
ような，或いは予期に反するような静抵抗値のドラスチ
ックな低下がＰの含有量の調節（更にはＰ２Ｏ５，Ａｓ
２Ｏ３，Ｓｂ２Ｏ３の含有量の調節）によって具現でき
ることを知った。
は特定組成のフエライトキャリヤ材において周期率表の
第Ｖ族の元素の酸化物，例えば酸化燐，酸化砒素，酸化
アンチモン，酸化ビスマスまたは酸化バナジウム等を添
加すると表面が滑らかな球状粒子とすることができると
記載されている。そして該公報にはこれらの酸化物を添
加した場合の電気抵抗率も示されている。だが，このデ
ータを見ると無添加の場合に比べて殆んど変化が見られ
ないと言って過言ではない。本発明者は，後記の実施例
に示すように，この公報の内容からは全く予期しえない
ような，或いは予期に反するような静抵抗値のドラスチ
ックな低下がＰの含有量の調節（更にはＰ２Ｏ５，Ａｓ
２Ｏ３，Ｓｂ２Ｏ３の含有量の調節）によって具現でき
ることを知った。
【００１４】本発明によればフエライトキャリヤの静抵
抗値を自由且つ任意に所望の値に調節できるのであり，
このことは，電子写真現像用機械（コピー機械）の特性
に応じて最も適正な静抵抗値をもつキャリヤ材が得られ
ることを意味する。すなわち良好な画像を得るには機種
にマッチした静抵抗値のキャリヤが要求されるのである
が，本発明によればこの機種に応じた要求を樹脂被覆な
しに満たすことができる。
抗値を自由且つ任意に所望の値に調節できるのであり，
このことは，電子写真現像用機械（コピー機械）の特性
に応じて最も適正な静抵抗値をもつキャリヤ材が得られ
ることを意味する。すなわち良好な画像を得るには機種
にマッチした静抵抗値のキャリヤが要求されるのである
が，本発明によればこの機種に応じた要求を樹脂被覆な
しに満たすことができる。
【００１５】本発明法が適用できる電子写真キャリヤは
一般式（ＭＯ）１００−ｘ（Ｆｅ２Ｏ３）Ｘで示される
ソフトフェライト粒子（式中のＭはソフトフェライトを
構成し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１００未満の
任意数を表す）である。２価の金属元素としてはＣｕ，
Ｚｎ，Ｆｅ，Ｃｏ，Ｎｉ，Ｍｎ，Ｃｄ，Ｍｇ等が挙げら
れる。これらの元素は複合して存在してもよい。Ｘの値
すなわち（Ｆｅ２Ｏ３）のモル％は４０以上１００未満
であるのが好ましく，より好ましくは４５以上７０未満
である。Ｘが４０未満では飽和磁化が減少しキャリヤ飛
散が多くなるし，原料費も高くなる。
一般式（ＭＯ）１００−ｘ（Ｆｅ２Ｏ３）Ｘで示される
ソフトフェライト粒子（式中のＭはソフトフェライトを
構成し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１００未満の
任意数を表す）である。２価の金属元素としてはＣｕ，
Ｚｎ，Ｆｅ，Ｃｏ，Ｎｉ，Ｍｎ，Ｃｄ，Ｍｇ等が挙げら
れる。これらの元素は複合して存在してもよい。Ｘの値
すなわち（Ｆｅ２Ｏ３）のモル％は４０以上１００未満
であるのが好ましく，より好ましくは４５以上７０未満
である。Ｘが４０未満では飽和磁化が減少しキャリヤ飛
散が多くなるし，原料費も高くなる。
【００１６】静抵抗値の調節のために添加するＰ量（更
にはＰ２Ｏ５，Ａｓ２Ｏ３，Ｓｂ２Ｏ３量）は合計で
０．０５〜５．００重量％，より好ましくは０．１〜
２．０重量％の範囲であり，この範囲において添加量を
増量すればその増量に応じて静抵抗値は連続的に低下す
る。０．０５重量％未満では静抵抗値の低下作用が少な
く，５．００重量％を超えると飽和磁化が減少しキャリ
ヤ飛散が多くなる。静抵抗値の調節範囲は対象とするフ
エライトの組成によっても相違するが１００Ｖ印加値で
１０６〜１０１２Ω・ｃｍに及ぶことができる。
にはＰ２Ｏ５，Ａｓ２Ｏ３，Ｓｂ２Ｏ３量）は合計で
０．０５〜５．００重量％，より好ましくは０．１〜
２．０重量％の範囲であり，この範囲において添加量を
増量すればその増量に応じて静抵抗値は連続的に低下す
る。０．０５重量％未満では静抵抗値の低下作用が少な
く，５．００重量％を超えると飽和磁化が減少しキャリ
ヤ飛散が多くなる。静抵抗値の調節範囲は対象とするフ
エライトの組成によっても相違するが１００Ｖ印加値で
１０６〜１０１２Ω・ｃｍに及ぶことができる。
【００１７】本発明のキャリヤ粒子は通常２０〜２００
μｍの平均粒径を有し，前記の静抵抗値の範囲において
樹脂被覆しないで用いられる。静抵抗値が１０６Ω・ｃ
ｍ未満になると解像度が低下し，１０１２Ω・ｃｍを超
えると画像濃度が低下する。更に本発明のキャリヤ粒子
の飽和磁化σｓは４５ｅｍｕ／ｇ以上であることが好ま
しく，これ未満になるとキャリヤが感光体に付着するキ
ャリヤ引きの現象が現れる。もちろん本発明キャリヤに
帯電制御等の必要から樹脂被覆をして使用してもかまわ
ない。
μｍの平均粒径を有し，前記の静抵抗値の範囲において
樹脂被覆しないで用いられる。静抵抗値が１０６Ω・ｃ
ｍ未満になると解像度が低下し，１０１２Ω・ｃｍを超
えると画像濃度が低下する。更に本発明のキャリヤ粒子
の飽和磁化σｓは４５ｅｍｕ／ｇ以上であることが好ま
しく，これ未満になるとキャリヤが感光体に付着するキ
ャリヤ引きの現象が現れる。もちろん本発明キャリヤに
帯電制御等の必要から樹脂被覆をして使用してもかまわ
ない。
【００１８】なお 本発明キャリヤは前述の米国特許第
３９２９６５７号に記載されているような一般的な工程
で製造することができる。すなわちフェライト構成成分
と水を混合し，必要に応じ結合剤，分散剤を添加する。
ついでスプレードライヤーにより造粒乾燥し必要な粒度
に分級する。更に所定の焼成温度にて焼成を行う。この
時炉内の酸素濃度は大気と同じでよい。焼成後のケーキ
はハンマーミル等で解砕され希望の粒度に分級されてキ
ャリヤとなる。
３９２９６５７号に記載されているような一般的な工程
で製造することができる。すなわちフェライト構成成分
と水を混合し，必要に応じ結合剤，分散剤を添加する。
ついでスプレードライヤーにより造粒乾燥し必要な粒度
に分級する。更に所定の焼成温度にて焼成を行う。この
時炉内の酸素濃度は大気と同じでよい。焼成後のケーキ
はハンマーミル等で解砕され希望の粒度に分級されてキ
ャリヤとなる。
【００１９】
［実施例１］配合割合がＦｅ２Ｏ３＝５３モル％，Ｃｕ
Ｏ＝２３．５モル％，ＺｎＯ＝２３．５モル％となるも
のにＰを各々０，０．２，２．０，５．０重量％添加し
て４種の組成物を準備した。それぞれに１％の結合剤と
水を加えて６０％濃度のスラリーとした後，湿式ボール
ミルで粉砕しスプレードライヤーにより平均粒径８０μ
ｍの乾燥粒子を得た。ついで焼成炉にて大気雰囲気のも
と１１５０℃で焼成を行った後，解粒篩分けして平均粒
径７０μｍのフェライト粒子を得た。
Ｏ＝２３．５モル％，ＺｎＯ＝２３．５モル％となるも
のにＰを各々０，０．２，２．０，５．０重量％添加し
て４種の組成物を準備した。それぞれに１％の結合剤と
水を加えて６０％濃度のスラリーとした後，湿式ボール
ミルで粉砕しスプレードライヤーにより平均粒径８０μ
ｍの乾燥粒子を得た。ついで焼成炉にて大気雰囲気のも
と１１５０℃で焼成を行った後，解粒篩分けして平均粒
径７０μｍのフェライト粒子を得た。
【００２０】表１に各フエライト粒子の物性値を示し
た。飽和磁化は直流磁化特性測定装置（横河電気製）に
より測定した。静抵抗値は試料５ｇに１００Ｖ印加した
時の抵抗を絶縁抵抗計により測定した。破砕率は破砕試
験機（協立理工製）に予め４５μｍ以下を除去した試料
を入れ，１５秒間運転後，４５μｍ以下の発生率を測定
した。破砕率が低いほど粒子強度が高いことを意味す
る。
た。飽和磁化は直流磁化特性測定装置（横河電気製）に
より測定した。静抵抗値は試料５ｇに１００Ｖ印加した
時の抵抗を絶縁抵抗計により測定した。破砕率は破砕試
験機（協立理工製）に予め４５μｍ以下を除去した試料
を入れ，１５秒間運転後，４５μｍ以下の発生率を測定
した。破砕率が低いほど粒子強度が高いことを意味す
る。
【００２１】
【表１】
【００２２】表１の結果から，Ｐの添加量が増加するに
つれて飽和磁化には大きな変化はなくても静抵抗値が急
激に低くなることがわかる。また破砕率も低くなり強度
の向上も顕著である。したがって，このフエライト粒子
のＰ添加量と静抵抗値の関係を予め把握しておけば，こ
の相関を利用することにより，意図する静抵抗値をもつ
フエライト粒子が当該Ｐ含有量の調節によって得ること
ができる。
つれて飽和磁化には大きな変化はなくても静抵抗値が急
激に低くなることがわかる。また破砕率も低くなり強度
の向上も顕著である。したがって，このフエライト粒子
のＰ添加量と静抵抗値の関係を予め把握しておけば，こ
の相関を利用することにより，意図する静抵抗値をもつ
フエライト粒子が当該Ｐ含有量の調節によって得ること
ができる。
【００２３】各フェライト粒子をＡ社製の汎用複写機の
現像用キャリヤとして２０℃，６０ＲＨ％の条件下で実
写テストを実施した結果，Ｐ含有量０．２，２．０，
５．０％のキャリヤは濃度の高い画像が得られたが，Ｐ
含有量０％のキャリヤは濃度の低い画像となった。また
同様の実写テストを１０℃で３０ＲＨ％と３０℃で８５
ＲＨ％の条件を変えて実施したところ，Ｐ含有量０．
２，２．０，５．０％のものは同様の画像が得られた。
これは本発明キャリヤ材が温度，湿度の変化に対して安
定であることを示している。
現像用キャリヤとして２０℃，６０ＲＨ％の条件下で実
写テストを実施した結果，Ｐ含有量０．２，２．０，
５．０％のキャリヤは濃度の高い画像が得られたが，Ｐ
含有量０％のキャリヤは濃度の低い画像となった。また
同様の実写テストを１０℃で３０ＲＨ％と３０℃で８５
ＲＨ％の条件を変えて実施したところ，Ｐ含有量０．
２，２．０，５．０％のものは同様の画像が得られた。
これは本発明キャリヤ材が温度，湿度の変化に対して安
定であることを示している。
【００２４】［実施例２］配合割合がＦｅ２Ｏ３＝５０
モル％，ＣｕＯ＝２５モル％，ＺｎＯ＝２５モル％とな
るものに，Ｐ２Ｏ５を各々０，０．２，２．０，５．０
重量％添加して４種の組成物を準備した。それぞれに１
％の結合剤と水を加えて約６０％濃度のスラリーとした
後，スプレードライヤーにより平均粒径８０μｍの乾燥
粒子を得た。ついで焼成炉にて大気雰囲気のもと１１１
５℃で焼成を行った後，解粒篩分けして平均粒径７０μ
ｍのフェライト粒子を得た。
モル％，ＣｕＯ＝２５モル％，ＺｎＯ＝２５モル％とな
るものに，Ｐ２Ｏ５を各々０，０．２，２．０，５．０
重量％添加して４種の組成物を準備した。それぞれに１
％の結合剤と水を加えて約６０％濃度のスラリーとした
後，スプレードライヤーにより平均粒径８０μｍの乾燥
粒子を得た。ついで焼成炉にて大気雰囲気のもと１１１
５℃で焼成を行った後，解粒篩分けして平均粒径７０μ
ｍのフェライト粒子を得た。
【００２５】各フエライト粒子の物性値を実施例１と同
様に測定して表２の結果を得た。
様に測定して表２の結果を得た。
【００２６】
【表２】
【００２７】表２の結果から，Ｐ２Ｏ５含有量の調節に
よってもフエライト粒子の静抵抗値が任意に調節できる
ことがわかる。また，実施例１と同様の温湿度条件で同
一複写機を用いて実写テストを行ったが，温湿度条件の
変動に拘わらずＰ２Ｏ５含有量０．２，２．０，５．０
％のキャリヤは濃度の高い画像が得られたが，Ｐ２Ｏ５
含有量０％のキャリヤは濃度の低い画像となった。
よってもフエライト粒子の静抵抗値が任意に調節できる
ことがわかる。また，実施例１と同様の温湿度条件で同
一複写機を用いて実写テストを行ったが，温湿度条件の
変動に拘わらずＰ２Ｏ５含有量０．２，２．０，５．０
％のキャリヤは濃度の高い画像が得られたが，Ｐ２Ｏ５
含有量０％のキャリヤは濃度の低い画像となった。
【００２８】［実施例３］配合割合がＦｅ２Ｏ３＝６３
モル％，ＭｎＯ＝２０．０モル％，ＺｎＯ＝１７．０モ
ル％のものに，Ａｓ２Ｏ３を各々０，０．２，２．０，
５．０重量％添加して４種の組成物を準備した。それぞ
れに１％の結合剤と水を加えて６０％濃度のスラリーと
した後，湿式ボールミルで粉砕しスプレードライヤーに
より平均粒径８０μｍの乾燥粒子を得た。ついで，焼成
炉にて大気雰囲気のもと１２００℃で焼成を行った後，
解粒篩分けして平均粒径７０μｍのフェライト粒子を得
た。
モル％，ＭｎＯ＝２０．０モル％，ＺｎＯ＝１７．０モ
ル％のものに，Ａｓ２Ｏ３を各々０，０．２，２．０，
５．０重量％添加して４種の組成物を準備した。それぞ
れに１％の結合剤と水を加えて６０％濃度のスラリーと
した後，湿式ボールミルで粉砕しスプレードライヤーに
より平均粒径８０μｍの乾燥粒子を得た。ついで，焼成
炉にて大気雰囲気のもと１２００℃で焼成を行った後，
解粒篩分けして平均粒径７０μｍのフェライト粒子を得
た。
【００２９】各フエライト粒子の物性値を実施例１と同
様に測定して表３の結果を得た。
様に測定して表３の結果を得た。
【００３０】
【表３】
【００３１】表３の結果から，Ａｓ２Ｏ３含有量の調節
によってもフエライト粒子の静抵抗値が任意に調節でき
ることがわかる。また，実施例１と同様に温湿度条件を
変えて同一複写機を用いて実写テストを行ったが，温湿
度条件の変動に拘わらず，Ａｓ２Ｏ３含有量０．２，
２．０，５．０％のキャリヤは濃度の高い画像が得られ
たがＡｓ２Ｏ３含有量０％のキャリヤは濃度の低い画像
となった。
によってもフエライト粒子の静抵抗値が任意に調節でき
ることがわかる。また，実施例１と同様に温湿度条件を
変えて同一複写機を用いて実写テストを行ったが，温湿
度条件の変動に拘わらず，Ａｓ２Ｏ３含有量０．２，
２．０，５．０％のキャリヤは濃度の高い画像が得られ
たがＡｓ２Ｏ３含有量０％のキャリヤは濃度の低い画像
となった。
【００３２】［実施例４］配合割合がＦｅ２Ｏ３＝７０
モル％，ＭｇＯ＝２０．０モル％，ＺｎＯ＝１０．０モ
ル％のものにＳｂ２Ｏ３を各々０，０．２，２．０，
５．０重量％添加して４種の組成物を準備した。それぞ
れに１％の結合剤と水を加え６０％濃度のスラリーとし
た後，湿式ボールミルで粉砕しスプレードライヤーによ
り平均粒径８０μｍの乾燥粒子を得た。ついで焼成炉に
て大気雰囲気のもと１２５０℃で焼成を行った後，解粒
篩分けして平均粒径７０μｍのフェライト粒子を得た。
モル％，ＭｇＯ＝２０．０モル％，ＺｎＯ＝１０．０モ
ル％のものにＳｂ２Ｏ３を各々０，０．２，２．０，
５．０重量％添加して４種の組成物を準備した。それぞ
れに１％の結合剤と水を加え６０％濃度のスラリーとし
た後，湿式ボールミルで粉砕しスプレードライヤーによ
り平均粒径８０μｍの乾燥粒子を得た。ついで焼成炉に
て大気雰囲気のもと１２５０℃で焼成を行った後，解粒
篩分けして平均粒径７０μｍのフェライト粒子を得た。
【００３３】各フエライト粒子の物性値を実施例１と同
様に測定して表４の結果を得た。
様に測定して表４の結果を得た。
【００３４】
【表４】
【００３５】表３の結果から，Ｓｂ２Ｏ３含有量の調節
によってもフエライト粒子の静抵抗値が任意に調節でき
ることがわかる。また，実施例１と同様に温湿度条件を
変えて同一複写機を用いて実写テストを行ったが，温湿
度条件の変動に拘わらず，Ｓｂ２Ｏ３含有量０．２，
２．０，５．０％のキャリヤは濃度の高い画像が得られ
たが，ＡＳ２Ｏ３含有量０％のキャリヤは濃度の低い画
像となった。
によってもフエライト粒子の静抵抗値が任意に調節でき
ることがわかる。また，実施例１と同様に温湿度条件を
変えて同一複写機を用いて実写テストを行ったが，温湿
度条件の変動に拘わらず，Ｓｂ２Ｏ３含有量０．２，
２．０，５．０％のキャリヤは濃度の高い画像が得られ
たが，ＡＳ２Ｏ３含有量０％のキャリヤは濃度の低い画
像となった。
【００３６】
【発明の効果】以上のように本発明によれば，ソフトフ
ェライト粒子からなる電子写真現像用キャリヤの静抵抗
値を任意の値に簡単に調節できるようになった。しか
も，本発明法による静抵抗値の調節はソフトフェライト
の組成特にＦｅ２Ｏ３のモル％に関係なく行える点で，
従来の組成を変えたり焼成条件を変える処法に比べると
極めて実用的で且つ融通性がある。このため，例えば最
も温湿度に対する安定性が高い組成のもの（このものは
一般に静抵抗値が高い）に対しても静抵抗値を自由に調
節できる（低下できる）という従来法ではなし得なかっ
た効果が奏される。
ェライト粒子からなる電子写真現像用キャリヤの静抵抗
値を任意の値に簡単に調節できるようになった。しか
も，本発明法による静抵抗値の調節はソフトフェライト
の組成特にＦｅ２Ｏ３のモル％に関係なく行える点で，
従来の組成を変えたり焼成条件を変える処法に比べると
極めて実用的で且つ融通性がある。このため，例えば最
も温湿度に対する安定性が高い組成のもの（このものは
一般に静抵抗値が高い）に対しても静抵抗値を自由に調
節できる（低下できる）という従来法ではなし得なかっ
た効果が奏される。
【００３７】また本発明法に従って静抵抗値を低下させ
るとキャリヤ粒子の破砕率が低下して強度が向上する点
でも，さらには静抵抗値を低下させても飽和磁化などの
磁気特性に大きな影響を及ぼさない点でも有利である。
るとキャリヤ粒子の破砕率が低下して強度が向上する点
でも，さらには静抵抗値を低下させても飽和磁化などの
磁気特性に大きな影響を及ぼさない点でも有利である。
Claims (5)
- 【請求項１】 一般式 (ＭＯ)100-X(Fe2Ｏ3)X で示され
るソフトフェライト粒子（ただし，式中のＭはソフトフ
ェライトを構成し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１
００未満の任意数を表す）からなる電子写真現像用キャ
リヤの静抵抗値を１００Ｖ印加時で１０6 Ω・ｃｍから
１０12Ω・ｃｍまでの任意の値に調節する手段として，
該フエライト中の燐または酸化燐の含有量を調節するこ
とからなる電子写真現像用フェライトキャリヤの静抵抗
調節法。 - 【請求項２】 燐または酸化燐の含有量は0.05〜5.00重
量％の範囲で調節される請求項１に記載の静抵抗値調節
法。 - 【請求項３】 一般式 (ＭＯ)100-X(Fe2Ｏ3)X で示され
るソフトフェライト粒子（ただし，式中のＭはソフトフ
ェライトを構成し得る２価の金属元素，Ｘは４０以上１
００未満の任意数を表す）からなる電子写真現像用キャ
リヤの静抵抗値を１００Ｖ印加時で１０6 Ω・ｃｍから
１０12Ω・ｃｍまでの任意の値に調節する手段として，
該フエライト中のＡs2Ｏ3 またはＳb2Ｏ3 の含有量を調
節することからなる電子写真現像用フェライトキャリヤ
の静抵抗調節法。 - 【請求項４】 Ａs2Ｏ3 またはＳb2Ｏ3 の含有量は0.05
〜5.00重量％の範囲で調節される請求項３に記載の静抵
抗値調節法。 - 【請求項５】 一般式中のＸは４５以上５４未満の範囲
の任意数であり，キャリヤ粒子は樹脂被覆無しの平均粒
径２０〜２００μｍのものである請求項１，２，３また
は４に記載の静抵抗値調節法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18227093A JP3157066B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 電子写真現像用キャリヤの静抵抗値調節法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18227093A JP3157066B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 電子写真現像用キャリヤの静抵抗値調節法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0720658A true JPH0720658A (ja) | 1995-01-24 |
| JP3157066B2 JP3157066B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=16115330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18227093A Expired - Fee Related JP3157066B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 電子写真現像用キャリヤの静抵抗値調節法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3157066B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5976747A (en) * | 1998-01-08 | 1999-11-02 | Powdertech Co., Ltd. | Ferrite carrier for electrophotographic developer and electrophotographic developer containing the same |
| US6026260A (en) * | 1997-10-21 | 2000-02-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic apparatus, image forming method and process cartridge |
| JP2001093720A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-06 | Dowa Mining Co Ltd | ソフトフェライトの製造法 |
| JP2007163673A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Dowa Holdings Co Ltd | 電子写真現像用キャリア芯材および製造法並びに電子写真現像剤 |
| WO2011001940A1 (ja) | 2009-06-29 | 2011-01-06 | Ｄｏｗａエレクトロニクス株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2011075594A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法 |
| JP2012144401A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
-
1993
- 1993-06-29 JP JP18227093A patent/JP3157066B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6026260A (en) * | 1997-10-21 | 2000-02-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic apparatus, image forming method and process cartridge |
| US5976747A (en) * | 1998-01-08 | 1999-11-02 | Powdertech Co., Ltd. | Ferrite carrier for electrophotographic developer and electrophotographic developer containing the same |
| JP2001093720A (ja) * | 1999-09-21 | 2001-04-06 | Dowa Mining Co Ltd | ソフトフェライトの製造法 |
| JP2007163673A (ja) * | 2005-12-12 | 2007-06-28 | Dowa Holdings Co Ltd | 電子写真現像用キャリア芯材および製造法並びに電子写真現像剤 |
| WO2011001940A1 (ja) | 2009-06-29 | 2011-01-06 | Ｄｏｗａエレクトロニクス株式会社 | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2011008192A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| CN102472989A (zh) * | 2009-06-29 | 2012-05-23 | 同和电子科技有限公司 | 电子照相显影剂用载体芯材及其制造方法、电子照相显影剂用载体、以及电子照相显影剂 |
| KR101327000B1 (ko) * | 2009-06-29 | 2013-11-13 | 도와 아이피 크리에이션 가부시키가이샤 | 전자 사진 현상제용 캐리어 심재 및 이의 제조 방법, 전자 사진 현상제용 캐리어 및 전자 사진 현상제 |
| US9164411B2 (en) | 2009-06-29 | 2015-10-20 | Dowa Electronics Materials Co., Ltd. | Carrier core material for electrophotographic developer, method for manufacturing the same, carrier for electrophotographic developer and electrophotographic developer |
| JP2011075594A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法 |
| JP2012144401A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3157066B2 (ja) | 2001-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4485162A (en) | Magnetic carrier powder having a wide chargeable range of electric resistance useful for magnetic brush development | |
| JP4668574B2 (ja) | Ｍｇ系フェライト並びに該フェライトを用いた電子写真現像用キャリア及び現像剤 | |
| US4623603A (en) | Spherical electrophotographic magnetoplumbite-type hexagonal ferrite carrier powder | |
| US3929657A (en) | Stoichiometric ferrite carriers | |
| JP2006259294A (ja) | 電子写真現像剤用キャリア芯材および電子写真現像剤用キャリア粉並びにそれらの製造方法 | |
| JP4540668B2 (ja) | Ｍｇ系フェライト材料、該フェライト材料を含む電子写真現像用キャリア、及び該キャリアを含む現像剤 | |
| EP0928998B1 (en) | Ferrite carrier for electrophotographic developer and electrophotographic developer containing the same | |
| US9164411B2 (en) | Carrier core material for electrophotographic developer, method for manufacturing the same, carrier for electrophotographic developer and electrophotographic developer | |
| JP3157066B2 (ja) | 電子写真現像用キャリヤの静抵抗値調節法 | |
| JPS6237782B2 (ja) | ||
| JPS62297857A (ja) | 電子写真現像用フエライトキヤリア | |
| JPS62267766A (ja) | 静電荷像現像用キヤリア | |
| JPS6148430A (ja) | 静電複写用フエライトキヤリアの製造方法 | |
| JP2003034533A (ja) | 強磁性材料粉及び該磁性材料粉を用いた電子写真現像剤用キャリア | |
| JPH0715598B2 (ja) | 電子写真現像用フェライトキャリア | |
| JPS62242961A (ja) | 静電荷像現像用キャリア | |
| WO2017175647A1 (ja) | 電子写真現像剤用フェライトキャリア芯材、電子写真現像剤用フェライトキャリア、電子写真現像剤及び電子写真現像剤用フェライトキャリア芯材の製造方法 | |
| JPS6231864A (ja) | 電子写真現像用フエライトキヤリア | |
| JP2019120797A (ja) | 電子写真用キャリア及び静電潜像現像剤 | |
| JP2015093817A (ja) | Ｍｎフェライト粒子及びそれを用いた電子写真現像剤用キャリア、電子写真用現像剤 | |
| JPS6237783B2 (ja) | ||
| JP5748258B2 (ja) | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法 | |
| JPS60147749A (ja) | 電子写真用フエライトキヤリア | |
| US20030073022A1 (en) | Electrophotographic carrier core magnetite powder | |
| JPH10125524A (ja) | 酸化物磁性材料およびそれを用いたキャリア |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010130 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |