JPH07205867A - 自動二輪車のフロントフォーク - Google Patents

自動二輪車のフロントフォーク

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JPH07205867A
JPH07205867A JP433494A JP433494A JPH07205867A JP H07205867 A JPH07205867 A JP H07205867A JP 433494 A JP433494 A JP 433494A JP 433494 A JP433494 A JP 433494A JP H07205867 A JPH07205867 A JP H07205867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front fork
cover
bottom case
fork
motorcycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP433494A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Kasuya
泰治 粕谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH07205867A publication Critical patent/JPH07205867A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動二輪車のフロントフォークにおいて、フ
ロントフォークの性能を確保しつつ、外観を向上させる
と共に確実にインナーチューブを保護する。 【構成】 フロントフォーク2は、左右一組のボトムケ
ース4と、このボトムケース4に一部が嵌合する左右一
組のインナーチューブ6とを有して、前輪7を支持する
ものであって、インナーチューブ6におけるボトムケー
ス4から露出している部分のうち、少なくとも一部分を
覆うほぼ円筒形状のカバー12が、ボトムケース4の上
端部に取り付けられると共に、カバー12には、左右一
組のインナーチューブ6を連結するロアブラケット8の
フォーク伸縮工程における逃げ18が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のフロント
フォークに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図5に示すように、例えばオフ
ロード車のフロントフォークaにおいて、フロントフォ
ークaを太く見せてその外観を向上させるために、ある
いは、石や泥等による破損や汚損などから保護するため
に、伸縮自在のゴムブーツcがインナーチューブbに装
着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このゴ
ムブーツcを例えば図6に示すタイプの自動二輪車に取
り付けようとした場合、この自動二輪車のフロントフォ
ークaの機能上の制約により装着できないことや装着が
困難になることがある。
【0004】すなわち、図6または図7に示すフロント
フォークaにおいては、図8に示すように、フルストロ
ーク時におけるボトムケースdとロアブラケットjの隙
間eが狭いので、図9に示すように、ゴムブーツcをイ
ンナーチューブbに装着した場合、ゴムブーツcを破損
させないためにボトムケースdとロアブラケットjとの
間の距離fを例えば40mm〜50mm以上に設定する
必要がある。したがって、ゴムブーツcを装着すると、
この距離f分だけストローク長が短くなってしまう恐れ
がある。さらに、ゴムブーツcを取り付ける際には、そ
の上下両端部をクランプgで締め付ける必要があり、こ
のクランプgの締め付け部分によってもストローク長が
短くされる恐れがある。
【0005】なお、一般に自動二輪車のフロントフォー
クにおいては、図10に示すように、インナーチューブ
bとボトムケースdとの嵌合長kを大きくするほど、フ
ロントフォークの剛性や作動性を向上させることができ
る。したがって、フロントフォークの性能を確保するこ
とによって、フルストローク時におけるボトムケースd
とロアブラケットjの隙間が狭くなり、前述したような
問題が生じてしまう場合が多い。
【0006】一方、図11に示すように、車両側面視で
フェンダーh近傍のフロントフォークaに取り付けられ
かつ斜め下方に向けて形成されたカバーiも利用されて
いる。しかしながら、このカバーiにあっても、その取
り付けに際して、ボトムケースdを連結するスタビライ
ザーやフェンダーh等が邪魔になり、十分にインナーチ
ューブbを覆うことができない。
【0007】本発明は、前記従来のフロントフォークの
問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、フ
ロントフォークの性能を確保しつつ、外観を向上させる
と共に確実にインナーチューブを保護する自動二輪車の
フロントフォークを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、本発
明は、左右一組のボトムケースと、該ボトムケースに一
部が嵌合する左右一組のインナーチューブとを有して前
輪を支持する自動二輪車のフロントフォークにおいて、
前記インナーチューブにおける前記ボトムケースから露
出している部分のうち少なくとも一部分を覆うほぼ筒形
状のカバーが、前記ボトムケースの上部に取り付けられ
ると共に、該カバーには、前記左右一組のインナーチュ
ーブを連結するロアブラケットのフォーク伸縮工程にお
ける逃げが形成されることを特徴とする自動二輪車のフ
ロントフォークである。
【0009】
【作用】本発明の自動二輪車のフロントフォークによれ
ば、インナーチューブにおけるボトムケースから露出し
ている部分のうち少なくとも一部分をカバーが覆うこと
によって、フロントフォークを太く見せることができ
る。また、このカバーによって、インナーチューブを石
や泥等から保護することができる。さらに、カバーに
は、フォーク伸縮工程における前記ロアブラケットの逃
げが設けられているので、フォーク伸縮工程においてロ
アブラケットがカバーに当たることがない。したがっ
て、十分なストローク長を確保することができる。ま
た、インナーチューブとボトムケースとの嵌合長も確保
できるのでフロントフォークの剛性や作動性も確保する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の自動二輪車の
フロントフォークの一実施例を説明する。図1は、本実
施例に係るフロントフォークの要部斜視図である。ま
た、図2は、本実施例に係る、フルストローク時のフロ
ントフォークの要部斜視図である。図3(a)は、図1
における平面Aで切断した端面図、同(b)は図2にお
ける平面Bで切断した端面図である。また、図4は、本
実施例に係るフロントフォークを有する自動二輪車の前
部を示す斜視図である。
【0011】本実施例に係るフロントフォーク2は、図
1または図4に示すように、左右一組のボトムケース4
と、このボトムケース4に一部が嵌合する左右一組のイ
ンナーチューブ6とを有して前輪7を支持する、いわゆ
る正立型フロントフォークである。
【0012】また、このフロントフォーク2は左右一組
のインナーチューブ6を連結するロアブラケット8を有
する。このロアブラケット8は、ボトムケース4の上方
に位置するインナーチューブ6の露出部分に、ビス10
によって固定されるものである。
【0013】そして、本実施例に係るフロントフォーク
2においては、図1または図3(a)に示すように、イ
ンナーチューブ6におけるボトムケース4から露出して
いる部分のうち、ボトムケース4上端部からロアブラケ
ット8下端部のやや下方までの部分を覆うほぼ円筒形状
のカバー12が、ボトムケース4の上端部に取り付けら
ている。
【0014】このカバー12は、左右一組のボトムケー
ス4を連結するスタビライザー14と共にボトムケース
4の上端部にビス16によってネジ留めされている。さ
らに、カバー12の下端部外側面とボトムケース4の上
端部外側面とを補強片20を介してビス22でネジ留め
することにより、ボトムケース4に対するカバー12の
組み付けを強化している。なお、このカバー12の内径
12aは、図3(b)に示すように、ロアブラケット8
端部に形成された筒状の取り付け部8aやネジ留め部8
b等がカバー12内に、フォーク伸縮工程において挿通
できる大きさに設定されている。
【0015】さらに、カバー12には、図1〜図3に示
すように、フォーク伸縮工程におけるロアブラケット8
の逃げ18が形成されている。この逃げ18は、カバー
12の上端から下端近傍までほぼ長方形形状に形成され
たものであって、少なくとも、フォーク伸縮工程におい
てロアブラケット8がカバー12に当たらない形状を呈
している。したがって、逃げ18の下側縁部は、フルス
トローク時のロアブラケット8の下端部よりも下方に位
置している。また、この逃げ18は、図4に示すよう
に、自動二輪車の前端部に配設されたカウル24によっ
て隠蔽されている。
【0016】以上のような構成を有する本実施例の自動
二輪車のフロントフォーク2によれば、インナーチュー
ブ6におけるボトムケース4上端部からロアブラケット
8下端部のやや下方までの部分を、カバー12が覆うこ
とによって、フロントフォーク2を太く見せることがで
きる。この場合、逃げ18は、カウル24によって隠蔽
されているため、外側からは見えないあるいは見えにく
いので、フロントフォーク2の外観に影響を与えること
はない。
【0017】また、従来のゴムブーツがその装着に際し
てクランプを上下に必要とするものであるのに対し、本
実施例のカバー12は、その上部を固定する必要がな
い。よって、従来のフロントフォークに比べて、本実施
例のフロントフォーク2は、取り付けが簡単な分だけ、
カバー12の脱着を容易に行える。また、カバー12に
よって、インナーチューブ6を石や泥等による損傷や汚
損から保護することができる。
【0018】さらに、カバー12に設けられた逃げ18
によって、図2で示すように、フォーク伸縮工程でロア
ブラケット8がカバー12に当たることがない。したが
って、従来のゴムブーツを装着するときのように、フル
ストローク時におけるボトムケース4とロアブラケット
8との間の距離を大きくとる必要がなく、十分なストロ
ーク長を確保することができる。また、インナーチュー
ブ6とボトムケース4との嵌合長も十分にとれるのでフ
ロントフォーク2の剛性や作動性も確保することができ
る。
【0019】したがって、本実施例によれば、フロント
フォーク2の性能を確保しつつ、外観を向上させると共
に確実にインナーチューブ6を保護することができる。
これにより、外観に優れたフロントフォークが装着可能
な自動二輪車の車種の範囲を広げることができる。
【0020】なお、本実施例は、本発明の自動二輪車の
フロントフォークの好適な実施の態様であり、本発明の
技術的範囲はこれに限定されない。例えば、本実施例で
は、カバー12と別体のスタビライザー14とをボトム
ケース4に共締めしているが、本発明はこれに限定され
ず、カバー12とスタビライザー14またはボトムケー
ス4とを一体形成してもよい。この場合は、部品点数を
減らすことができるので、フロントフォーク2の構造を
簡略化できる。
【0021】また、カバー12の形状は、本実施例に示
したほぼ円筒形状であることに限定されず、ほぼ楕円筒
形状や外周多角形の筒形状等他の筒形状であってもよ
い。また、カバー12がインナーチューブ6を覆う範囲
は、本実施例に示した範囲(ボトムケース4上端部から
ロアブラケット8下端部のやや下方まで)に限定される
ことなく、自動二輪車の車種等に応じてカバー12の大
きさを任意に設定することにより、本実施例に示した範
囲よりも、大きくあるいは小さくしたりすることもでき
る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の自動二輪
車のフロントフォークによれば、フロントフォークを太
く見せることができるので、その外観を向上させること
ができる。また、インナーチューブを石や泥等による損
傷や汚損から保護することができる。また、十分なスト
ローク長を確保することができると共に、インナーチュ
ーブとボトムケースとの嵌合長も十分にとれるのでフロ
ントフォークの剛性や作動性等も確保することができ
る。したがって、フロントフォークの性能を確保しつ
つ、外観を向上させると共に確実にインナーチューブを
保護することができる。これにより、外観に優れたフロ
ントフォークが装着可能な自動二輪車の車種の範囲を広
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るフロントフォークの要部斜視図
である。
【図2】本実施例に係る、フルストローク時のフロント
フォークの要部斜視図である。
【図3】(a)は、図1における平面Aで切断した端面
図、(b)は図2における平面Bで切断した端面図であ
る。
【図4】本実施例に係るフロントフォークを有する自動
二輪車の前部を示す斜視図である。
【図5】従来のフロントフォークを有する自動二輪車の
前部を示す斜視図である。
【図6】他の従来のフロントフォークを有する自動二輪
車の前部を示す斜視図である。
【図7】他の従来のフロントフォークの要部拡大正面図
である。
【図8】他の従来のフロントフォークのフルストローク
時における要部拡大正面図である。
【図9】他の従来のフロントフォークにおいてゴムブー
ツを装着した状態を示す要部拡大正面図である。
【図10】インナーチューブとボトムケースとの嵌合部
分を示す断面図である。
【図11】さらに別の従来のフロントフォークを有する
自動二輪車の前部を示す側面図である。
【符号の説明】
2 フロントフォーク 4 ボトムケース 6 インナーチューブ 7 前輪 8 ロアブラケット 12 カバー 18 逃げ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一組のボトムケースと、該ボトムケ
    ースに一部が嵌合する左右一組のインナーチューブとを
    有して前輪を支持する自動二輪車のフロントフォークに
    おいて、 前記インナーチューブにおける前記ボトムケースから露
    出している部分のうち少なくとも一部分を覆うほぼ筒形
    状のカバーが、前記ボトムケースの上部に取り付けられ
    ると共に、 該カバーには、前記左右一組のインナーチューブを連結
    するロアブラケットのフォーク伸縮工程における逃げが
    形成されることを特徴とする自動二輪車のフロントフォ
    ーク。
JP433494A 1994-01-20 1994-01-20 自動二輪車のフロントフォーク Pending JPH07205867A (ja)

Priority Applications (1)

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JP433494A JPH07205867A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 自動二輪車のフロントフォーク

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JP433494A JPH07205867A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 自動二輪車のフロントフォーク

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JPH07205867A true JPH07205867A (ja) 1995-08-08

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ID=11581558

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JP433494A Pending JPH07205867A (ja) 1994-01-20 1994-01-20 自動二輪車のフロントフォーク

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JP (1) JPH07205867A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004958A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両
CN109850046A (zh) * 2019-04-02 2019-06-07 瑞安市飞帆机械有限公司 一种摩托车上的下联板组件
CN110001849A (zh) * 2019-04-09 2019-07-12 天津市金镁轮科技有限公司 一种镁铝合金自行车龙骨

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004958A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Honda Motor Co Ltd 鞍乗り型車両
CN109850046A (zh) * 2019-04-02 2019-06-07 瑞安市飞帆机械有限公司 一种摩托车上的下联板组件
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