JPH07205042A - 角度検知付きトルクレンチ - Google Patents

角度検知付きトルクレンチ

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JPH07205042A
JPH07205042A JP531694A JP531694A JPH07205042A JP H07205042 A JPH07205042 A JP H07205042A JP 531694 A JP531694 A JP 531694A JP 531694 A JP531694 A JP 531694A JP H07205042 A JPH07205042 A JP H07205042A
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JP
Japan
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hammer
tightening
angle
torque wrench
hammer case
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JP531694A
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Toshito Tsuchida
土田敏人
Yoshitsugu Okayasu
岡安禧次
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Honda Motor Co Ltd
Tohnichi Mfg Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Tohnichi Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角度法採用に適した角度検知付きトルクレン
チの開発。 【構成】 スナッグトルク後、さらにトルクレンチをね
じ締め方向へ回動すると、その回動に連動するハンマー
を具備せしめ、このハンマーが所定角度回動することで
ベルを叩いて発音させる構造。 【効果】 ねじ締付け回転角度が設定値に達すると発音
するので、ねじが所定の締付け角度で締付けられたこと
が、きわめて容易かつ正確認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルト・ナット等のね
じの締付け時において、スナッグトルクに到達した時点
から、さらにそのねじを所定の角度だけ締付ける角度法
採用に適した角度検知付きトルクレンチに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在において、ボルト・ナット等(以下
これを単にねじと称す)の締付け通則(JIS.B10
83)には、そのねじの締付け管理として、トルク法締
付け、回転角度法締付け、トルク勾配法締付け等が定義
されているが、本発明は、その回転角度法締付けに適し
たトルクレンチの開発である。
【0003】従来の一般的なねじ締付け管理は、主とし
てトルク法締付けが採用されているために、回転角度法
締付けに適するトルクレンチの開発が少なく、その回転
角度法締付に適したトルクレンチの開発が要求されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、この角度
法に対応できるトルクレンチとして例えば特公平5−7
149号で示される発明を既になしとげているが、ねじ
締めの量産ラインで、上記発明によるトルクレンチを用
いてねじの締付けを行なうには、不便があった。つまり
上記トルクレンチによりねじ締付けを行なうには、スナ
ッグトルク後、指針と角度目盛りを目視によってスター
ト点に合せ、次いでねじの締付け操作中には、常に、そ
の指針と角度目盛りの変換位置を目視しながら、回転角
度を認識しなければならないことから、そのねじ締付け
作業者にあっては、多大なる疲労が生じるという不具合
があった。
【0005】また各ねじのねじ締めを開始する毎に、指
針と角度目盛りをスタート位置にセット(位置決め)し
なければならないことから、ねじ締めの作業性が悪いと
いった不具合もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる不具合
に着目してなされたもので、ラチエットプレセット型又
は単能型トルクレンチによるねじ締付け時において、ス
ナッグトルクに到達後、さらに所定の角度だけねじ締め
を継続して、そのねじの増し締め角度が、所定の角度に
到達すると警報音を発生して、そのねじ締め作業者に、
ねじ締付け回転角度が設定値に達したことを容易かつ正
確に報知せしめることができ、また指針と角度目盛りを
スタート位置に合せることがきわめて容易である構造と
なして量産ラインでの使い勝手(作業性)を向上せしめ
ることができる角度検知付きトルクレンチを提供するこ
とにある。
【0007】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0008】図1、図2において、1は、ラチエットプ
レセット型トルクレンチ本体、2はそのヘッド部であ
り、このヘッド部2の内部にはラチエット機構3が設け
られている。このラチエット機構3には、ソケット4を
係合保持する角ドライブ5が一体に形成されている。
【0009】6は上記ヘッド部2上に、取付ねじ7を介
して固定されているステイタであって、このステイタ6
の中心部には、起立する中心軸8が一体に形成されてい
る。ステイタ6の内部には、上記中心軸8を軸として回
動するハンマーケース9が設けられており、さらにこの
ハンマーケース9の内部には、ハンマーピン10が植設
されており、このハンマーピン10には、図3に示すよ
うに、平面略L字状をしたハンマー11の中央部が軸支
されている。
【0010】このハンマー11の一端部には、リング状
のドッグ12がピン27により揺動可能に保持され、ま
たそのハンマー11の他端と、ハンマーケース9内に植
設されている支持ピン13に係止されるスプリング14
が連結されている。
【0011】15は、上記ハンマー11上に被さるよう
にして前記ハンマーケース9内に位置されるベルであ
り、16は前記中心軸8に軸支されている角度設定部材
であって、この角度設定部材16は、被締付体17と一
体のアーム等18と係合し、トルクレンチの回動操作時
に回動することがないように位置決めされるものであ
る。19は角度設定部材16と一体であり、しかもベル
15の内部に突設されている固定ピン、20は前記角度
設定部材16とブッシュ21との間に介在されて、ベル
15、ハンマー11およびハンマーケース9をステイタ
6方向へ押圧して、それらの浮上りを防止している皿ば
ねである。
【0012】22は、トルクレンチ本体1、柄部23の
ヘッド部近傍に一端が固定されているネイルであって、
このネイル22の先端部には、鋸歯形状の摩擦面24が
形成されており、この摩擦面は、前記ハンマーケース9
の外周面に形成されている摩擦面25と当接し得るよう
に位置されている。なお26は被締付体17に螺着すべ
きねじ(ボルト)を示す。なお上記ハンマーケース9の
外周面に角度法に対応する目盛(図示せず)を施して目
視による角度認識を行なうことができるようにしてもよ
い。
【0013】以上が本実施例の構造であるが、次にその
作用について述べると、先ず角度設定部材16に被締付
体に固定されているアーム等18を係合させて、その角
度設定部材16の回動を阻止せしめた後にトルクレンチ
本体1の柄部23を円弧状に往復動作して、ねじ26を
被締付体17にねじ込み、そしてスナッグトルクまでね
じ26が締付けられるとトルクレンチ本体1内のトグル
リンクが作動し、これによって柄部23がθ度振れるた
め、この柄部23に取付けられているネイル22の先端
摩擦面24が、ハンマーケース9の外周面に施されてい
る摩擦面25と摩擦結合する。
【0014】このねじ締付け時点から、そのねじ26
を、さらに必要とする締付角度(図3〜図5では120
度)だけ増し締めするため、そのトルクレンチ本体1の
柄部23を図1において時計方向に回動すると、この柄
部23の回動に伴なって、ネイル22と摩擦結合するハ
ンマーケース9は回動を開始し、このハンマーケース9
の回動に伴なってハンマー9も回動する(図3から図4
に示す状態)。そしてそのハンマーケースの回動角度が
120度に近くなると、ハンマー9のドッグ支持端部が
回転角設定部材16と一体に取付けられている固定ピン
19に接触し(図4参照)、さらにそのハンマーケース
9を回動すると、ハンマー9のドッグ支持端部は、スプ
リング14の弾圧力に抗して、ハンマーピン8を軸とし
て、図4において反時計方向に回動し、その固定ピン1
9Aを乗り越える。この乗り越えた反動によってドッグ
12によってベル15の内側を叩き、これによって発音
し、スナッグトルク到達以後120度の増し締めがなさ
れたことが報知される(図5参照)。
【0015】次いで、次のねじ26を同様の増し締めを
行なうとき、その次のねじ26を上記トルクレンチ本体
1によってスナッグトルクまで締付けた後、そのトルク
レンチ本体1を、ねじ26の戻し方向(緩め方向)へ回
動すれば、ラチエット機構3によりねじ26を緩めるこ
となく、ステイタ6を図1において反時計方向に回動す
ることができ、このとき、ステイタ6に摩擦接触するハ
ンマーケース9も反時計方向に回動し、図3で示すよう
に、ハンマー11のドッグ支持側端が固定ピン19に衝
突してハンマーケース9の回動が停止する。
【0016】そこで再度トルクレンチ1の柄部23を、
上記動作の繰返して増し締め方向へ、120度回動すれ
ば前記同様にして所定の回転角度だけ増し締めされたと
き発音が生じる。
【0017】なお上記実施例では、スナッグトルク値に
達してから120度の増し締めを行なうことについて述
べたが、例えば100度の増し締めを行なうときは、図
6、図7に示すように、ハンマー9のドッグ支持側端
が、固定ピン19を乗越えるタイミングを早くするため
に、そのハンマー9のドッグ支持側端に切欠き28を設
ければよい。
【0018】またその増し締め角度を90度とする場合
は、固定ピン19の本数を4本にすればよい。
【0019】
【発明の効果】このように本発明は、締め付けトルクが
設定値に達すると、柄部がヘッド部に対して任意角度傾
動するラチエットプレセット型又は単能型トルクレンチ
において、上記ヘッド部2上に固定されると共に、その
ヘッド部に設けられている角ドライブ5の中心軸と一致
する軸線上に設けられている中心軸8を有するステイタ
6と、このステイタ6上面に、上記中心軸8を軸として
回動可能に支持されているハンマーケース9と、このハ
ンマーケース9内に揺動可能に支持されかつその一端に
は、揺動を規制するスプリング14を連結し、その他端
にドッグ12を保持するハンマー11と、そのハンマー
11上に被せられかつハンマーケース9と同芯的に位置
されるベル15と、該ベル15内に突設される複数本の
固定ピン19を備え、しかも被締付体17に係合して回
動が阻止される角度設定部材16と、前記トルクレンチ
1の柄部23のヘッド部2近傍に一端が固定され、その
他端が前記ハンマーケース9の外周面と接触結合し得る
ネイル22とを有している角度検知付きトルクレンチで
あるから、トルクレンチによるねじ締め時において、ス
ナッグトルク値に達してから、所定の角度だけ増し締め
されたとき発音が生じるため、そのねじ締め作業者は、
その発音を感知することで角度法に適した正確なねじ締
めを行なうことができ、しかもねじ締め作業性に優れた
トルクレンチが提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のトルクレンチを示した平面説明
【図2】本発明実施例のトルクレンチを示した要部断面
【図3】本発明実施例の動作説明図
【図4】本発明実施例の動作説明図
【図5】本発明実施例の動作説明図
【図6】本発明他の実施例の動作説明図
【図7】本発明他の実施例の動作説明図
【符号の説明】
1…プレセットトルクレンチ本体 2…ヘッド部 3…ラチエット機構 4…ソケット 5…角ドライブ 6…ステイタ 7…取付ねじ 8…中心軸 9…ハンマーケース 10…ハンマー
ピン 11…ハンマー 12…ドッグ 13…支持ピン 14…スプリン
グ 15…ベル 16…角度設定
部材 17…被締付体 18…アーム等 19…固定ピン 20…皿ばね 21…ブッシュ 22…ネイル 23…柄部 24…摩擦面 25…摩擦面 26…ねじ 27…ピン 28…切欠き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締め付けトルクが設定値に達すると、柄
    部がヘッド部に対して任意角度傾動するラチエットプレ
    セット型又は単能型トルクレンチにおいて、上記ヘッド
    部(2)上に固定されると共に、そのヘッド部に設けら
    れている角ドライブ(5)の中心軸と一致する軸線上に
    設けられている中心軸(8)を有するステイタ(6)
    と、このステイタ(6)上面に、上記中心軸(8)を軸
    として回動可能に支持されているハンマーケース(9)
    と、このハンマーケース(9)内に揺動可能に支持され
    かつその一端には、揺動を規制するスプリング(14)
    を連結し、その他端にドッグ(12)を保持するハンマ
    ー(11)と、そのハンマー(11)上に被せられかつ
    ハンマーケース(9)と同芯的に位置されるベル(1
    5)と、該ベル(15)内に突設される複数本の固定ピ
    ン(19)を備え、しかも被締付体(17)に係合して
    回動が阻止される角度設定部材(16)と、前記トルク
    レンチ(1)の柄部(23)のヘッド部(2)近傍に一
    端が固定され、その他端が前記ハンマーケース(9)の
    外周面と接触結合し得るネイル(22)とを有している
    ことを特徴とする角度検知付きトルクレンチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965835B2 (en) * 2001-09-28 2005-11-15 Spx Corporation Torque angle sensing system and method with angle indication
CN105307819A (zh) * 2014-05-27 2016-02-03 株式会社永木精机 标记扭力扳手
CN113997250A (zh) * 2021-10-26 2022-02-01 铁道第三勘察设计院有限公司 一种带有静态力缓释装置的二维旋转调整台及其使用方法

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CN113997250B (zh) * 2021-10-26 2023-12-12 铁道第三勘察设计院有限公司 一种带有静态力缓释装置的二维旋转调整台及其使用方法

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