JP2770003B2 - スパナ付ラチェットレンチ - Google Patents

スパナ付ラチェットレンチ

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JP2770003B2
JP2770003B2 JP7330966A JP33096695A JP2770003B2 JP 2770003 B2 JP2770003 B2 JP 2770003B2 JP 7330966 A JP7330966 A JP 7330966A JP 33096695 A JP33096695 A JP 33096695A JP 2770003 B2 JP2770003 B2 JP 2770003B2
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JP
Japan
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wrench
ratchet
spanner
ratchet ring
bolt
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP7330966A
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JPH09136265A (ja
Inventor
勉 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bizen Hatsujoh Co Ltd
Original Assignee
Bizen Hatsujoh Co Ltd
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Publication date
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルト・ナットの
締結や弛緩操作に便利に使用されるスパナ付ラチェット
レンチに関する。
【0002】
【従来の技術】耕耘装置として使用されるロータリで
は、トラクタに装着された状態で耕耘カバー内の耕耘爪
を脱着することが行われる。
【0003】図1及び図2に示すように耕耘爪eは、耕
耘軸sに固着されたフランジfにボルトb1及びナット
n1で締結されたものが、特に大型のものにおいて、多
く存在している。
【0004】斯かる場合に、耕耘爪eを脱着するにはボ
ルトb1・ナットn1を弛緩又は締結することが必要で
あり、このため作業者は迅速な作業が行えるように一方
の手にラチェットレンチを、そして他方の手にスパナを
持ち、これら用具を奥まった狭隘な場所へ挿入してナッ
トn1とボルトb1にそれぞれ同時に嵌合又は係合させ
るように行っている。
【0005】斯かる作業は場所が狭隘であることに加え
て無理な姿勢を維持して行わなければならないため、極
めて煩わしく効率的に処理することができないのであ
り、特に耕耘形態を変更するような場合は、数十本にも
達する耕耘爪の全てを脱着しなければならず、多大な労
力を要するものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した実情
に鑑みて、奥まった狭隘な場所に存在するボルト・ナッ
トでも労力少なく効率的に締結又は弛緩操作することの
できるスパナ付ラチェットレンチを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、ラチェットレンチの頭部の側面に嵌合
口付ラチェットリングの回転中心廻りの揺動変位自在に
支持アームを装着し、支持アームの適当半径位置にこれ
の回転面に概ね沿わせた支軸を設け、この支軸を介して
スパナを揺動変位可能に装着し、このさいスパナの係合
口はラチェットリングと対応させて配置し、且つスパナ
をスプリングによりラチェットリング側へ付勢する構成
となす。
【0008】さらに具体的には、スパナとラチェットリ
ングとの最小間隔を規制するためのストッパを設け、こ
のさいストッパの規制位置を変更調整自在となす。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の使用状態を示す説
明図、図2は本発明に係るレンチの側面図でAはボルト
・ナットに嵌合される直前の状態を示し、Bは嵌合され
た後の状態を示す。
【0010】図において、1はラチェットレンチで、頭
部には嵌合口付ラチェットリング2を設けてなる。
【0011】ラチェットリング2は図示しないラチェッ
ト爪を介して一方向へのみ小刻み回転操作可能となして
あって、操作摘み3の切換により回転作動方向を逆向き
へ切り換えることのできるものとなされている。また、
本実施例のものではロータリに対応させて、対辺距離が
22mm又は24mmのボルト・ナットに対応するもの
となされている。
【0012】4は細長状の板部材からなる支持アーム
で、ラチェットレンチ1の頭部の側面にラチェットリン
グ2の回転中心g廻りへ揺動変位自在となるように装着
することが必要であり、図示例ではラチェットリング2
の端面近傍の外周部に嵌着してある。
【0013】このさい、外面の適当半径位置には支持片
5を介して同アーム4の回転方向に沿った特定方向へ向
かう支軸6を設け、また支軸6よりも外方側にはスプリ
ング7を案内するための案内棒8を立設する。
【0014】9はスパナであって、長さ途中には支軸6
に揺動自在に支持された支持片10が固着してある。
【0015】このさい、頭部の係合部9aはラチェット
リング2と対向するように位置させることが重要であ
る。また支持片10よりも係合部9a側にはスパナ9と
ラチェットリング2との最小間隔kを規制するためのス
トッパ11を設けるのであって、図示例ではボルト12
とナット13からなり、ボルト12の回転操作により前
記最小間隔kを変更調整できるようになされている。ま
た、ラチッェトリング2と同様に対辺距離が22mm又
は24mmのボルト・ナットに対応するものとなされて
いる。9bは透孔で、前記案内棒8の先端部が挿入され
るものとなす。
【0016】しかしてスパナ9の装着状態ではスプリン
グ7を支持アーム4とスパナ9とで圧縮した状態に保持
するのであって、係合部9aがラチェットリング2側へ
近接されるように付勢した状態となす。
【0017】次に上記の如く構成した本発明品の使用例
を説明する。使用者は予め操作摘み3を締結又は弛緩の
何れかに設定すると共に、一方の手にラチェットレンチ
1の把握部aを持ち、他方の手にスパナ9の把握部bを
持った状態で、全体の先部をロータリの耕耘軸sの近傍
まで挿入する。
【0018】そして、先ず双方の把握部a、bを近接さ
せるように引き寄せて係合部9aとラチェットリング2
との間隔を拡げておき、図2Aに示すようにラチェット
リング2をナットn1の頭部に嵌合させる。続いて把握
部a、bに付与した引き寄せ力を解放し、スパナ9を持
った手を上下操作することによりスパナ9を回転中心g
廻りへ適当に揺動させ、同図Bに示すように係合部9a
をボルトb1に係合させる。
【0019】このさい、スパナ9はボルトb1の頭部が
六角形であることから、最大でも上下何れかの方向へ3
0度揺動させれば、係合部9aはボルトb1に係合す
る。また揺動操作中にもスプリング7の付勢力が作用し
ているため、係合部9aとボルトb1とが正対したとき
は、格別な操作力なくして、スパナ9はカチッという音
を発してラチェットリング側へ瞬時に揺動変位され、ス
トッパ11に支持された状態となる。
【0020】この「カチッ」音と、スパナ9の支軸6廻
りの動作により、使用者は係合部9aがボルトb1に係
合したことを察知できるのであり、この後、必要に応じ
操作摘み3を所要の側へ操作する等して、ボルトb1・
ナットn1の締結又は弛緩操作を行う。
【0021】この操作にさいしては、一方の手でスパナ
9を一定位置に保持したまま、他方の手でラチェットレ
ンチ1を上下へ揺動させるようにする。これによりナッ
トn1はラチェットレンチ1により締結側又は弛緩側へ
小刻み送りされ、素早く処理される。
【0022】このさい、スプリング7はラチェットリン
グ2のナットn1への嵌合及び、係合部9aのボルトb
1への係合を保持し続けるのであり、双方の把握部a、
bを引き寄せない限り、それらの嵌合及び係合は外れる
ことはない。またスパナ9がストッパ11にその揺動を
規制されることは、スパナ9と耕耘爪eとの過大な接触
力による大きな接触抵抗を阻止し、円滑な操作を可能と
なす。
【0023】ロータリの機種が変更されると、耕耘軸s
に固定されたフランジfや耕耘爪eの厚さが変化する
が、このようなときはボルト12を回転してストッパ1
1の全長を適当に変化させるようにする。
【0024】本実施例において支軸6は支持アーム4の
回転方向に沿わせたが、これに限るものではなく、同ア
ーム4の回転面に概ね沿った範囲内で適当に変化させる
ことができる。但し、この場合はスパナ9の形状をその
回転面上で適宜に屈曲させることが必要となる。
【0025】
【発明の効果】上記の如く構成した本発明によれば、何
等の気遣いを要することなく係合部がラチェットリング
の回転中心位置に保持されるため、ラチェットリングを
ナット(又はボルト)に嵌合させることにより、係合部
は目視等しなくても手元での定まった機械的操作を行う
のみでボルト(又はナット)に係合するものとなり、た
とえロータリ等におけるような奥まった狭隘な場所のボ
ルト・ナットであっても比較的楽に、しかも能率的に締
結又は弛緩操作することができるのである。
【0026】また係合部がスプリングの付勢力で自動的
にボルトに係合し、一旦係合した後は、格別な操作なく
して外れるようなことのないものとなる。
【0027】請求項2に記載のものによれば、スパナの
支軸廻りの揺動が規制されるため、ラチェットリングや
スパナがボルト・ナットの装着された対象と過度に強く
接触して大きな接触抵抗を生ずることを回避できるほ
か、ボルト・ナットの装着された対象の厚さが変化した
場合にもストッパの全長の変更調整によりストッパによ
る斯かる作用を維持し得るものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用状態を示す説明図である。
【図2】本発明に係るレンチの側面図で、Aはボルト・
ナットに嵌合される直前の状態を示し、Bは嵌合された
後の状態を示す。
【符号の説明】
1 ラチェットレンチ 2 ラチェットリング 4 支持アーム 6 支軸 7 スプリング 9 スパナ 9a 係合口 11 ストッパ g 回転中心 k 最小間隔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラチェットレンチの頭部の側面に嵌合口
    付ラチェットリングの回転中心廻りの揺動変位自在に支
    持アームを装着し、支持アームの適当半径位置にこれの
    回転面に概ね沿わせた支軸を設け、この支軸を介してス
    パナを揺動変位可能に装着し、このさいスパナの係合口
    はラチェットリングと対応させて配置し、且つスパナを
    スプリングによりラチェットリング側へ付勢したことを
    特徴とするスパナ付ラチェットレンチ。
  2. 【請求項2】 スパナとラチェットリングとの最小間隔
    を規制するためのストッパを設け、このさいストッパの
    規制位置を変更調整自在としたことを特徴とする請求項
    1記載のスパナ付ラチェットレンチ。
JP7330966A 1995-11-13 1995-11-13 スパナ付ラチェットレンチ Expired - Lifetime JP2770003B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7330966A JP2770003B2 (ja) 1995-11-13 1995-11-13 スパナ付ラチェットレンチ

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JP7330966A JP2770003B2 (ja) 1995-11-13 1995-11-13 スパナ付ラチェットレンチ

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JPH09136265A JPH09136265A (ja) 1997-05-27
JP2770003B2 true JP2770003B2 (ja) 1998-06-25

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ID=18238370

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JP7330966A Expired - Lifetime JP2770003B2 (ja) 1995-11-13 1995-11-13 スパナ付ラチェットレンチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5545583B1 (ja) * 2013-04-18 2014-07-09 茂久 鈴木 ラチェット機構付締付装置
JP7337365B2 (ja) * 2019-04-09 2023-09-04 株式会社Tok レンチ

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JPS6327263U (ja) * 1986-07-30 1988-02-23
JP3126563U (ja) * 2006-08-03 2006-11-02 奇▲こう▼科技股▲ふん▼有限公司 溝付き軸受用溝形成工具

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JPH09136265A (ja) 1997-05-27

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