JPS61288977A - 端部開口レンチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、一般的には手持ち工具、とりわけ取り外し可
能な開口ソケットとヘッドをレンチハンドルに固定しま
た固定解除する手段とを持つ２方向の端部開口レンチに
係る。

（従来の技術） 機械式、油圧式、空気圧式等の方式による装置の分野で
は、ねじ締め固定具を用いて構成部品を組み立てるのが
一般的な方法である。最も慣用されている方法はナツト
とボルトである。当初の組み立てに際しこれらの固定具
は締め付けなくてはならない。また後日、時には修理し
たりおよび／または新しい部品に取り換えるために緩め
たり取り外す必要があったりする。ねじ締め固定具のス
ピーディな回転は、時間をそして経費を節約できるため
望ましい。このため、固定具の連続的または段階的ステ
ップ回転を行なう動力式または手動式のパ高速レンチ”
が開発され、しかも広く販売されている。手動式のカテ
ゴリには、ラチェットボックスレンチ並びにソケットラ
チェットレンチに代表される２種類の基本的なタイプが
ある。これら両者のレンチは、ナツトや・ボルトヘッド
といった撞く一般的には六角形の固定具の周縁を完全に
取り囲む連続した円形すなわち閉じたソケット掴み部材
を用いている。

スペースに制限があったり、ナツトの中央から突き出た
チューブ状ホース、パイプあるいはケーブルが存在して
端部開口のないソケット工具を利用することができず、
端部開口レンチを使わざるを得ないことが頻繁に起こる
。単純な単一体の工具では、使用者は回転を完了するま
でに多くの回数にわたり工具を取り外し且つ再装着しな
ければならない。またハンドルを動かすためのスペース
が充分でなければ、繰り返して装着する間にレンチを裏
返すことがしばしば必要となる。こうした作業は時間を
浪費し、歓迎されない不経済な仕事である。

従って、従来のラチェットボックスレンチやソケットラ
チェットレンチに相当する、ラチェット動作または連続
回転のできる端部の開口したレンチを必要としてきたこ
とが明らかである。極力利用度を高めるために、レンチ
はできるだけコンパクトに、好ましくは端部開口のない
ソケット工具より小さくする必要がある。販売で成功す
るにはレンチを比較的低コストで製造できるようにし、
耐久性はもとより操作に信頼おけるものではならない。

レンチをフレアナツト等に使おうとする場合、回転動作
の完了時にソケット部材を簡単に開口位置まで回して工
具をワークピースから取り除けるようにする一部の手段
が必要とされている。

ラチェット形式の端部開口レンチが従来技術で周知であ
るが、こうしたレンチのすべてがサイズ、耐久性、複雑
さ、取り扱いの容易さあるいは製造コストに係わる様々
な欠点のいずれかを持っているため、どのレンチも商業
的な成功を収めていないことが知られている。これらの
欠点は、そうしたレンチに慣用されているラチェット機
構がレンチの主要Ｘ−Ｙ平面すなわち回転平面内で常時
動作する歯止め、枢軸ビン、ばねおよび歯を用いている
ことにある。

（問題点を解決するための手段） 従って本発明の主要な目的は、連続的な回転の行なえる
端部の開口したラチェット形式の新規な２方向手動レン
チを提供することにより、従来技術の欠点を解消するこ
とにある。この新規なレンチのトルク伝達エレメントは
少数で単純でありしかも強力であり、Ｚ平面すなわち横
断面内で動作する。このため従来の機構の欠点は解消さ
れ、先に列挙した必要とされる望ましい特徴を達成する
ことができる。また本発明の他の利点は、傭かの追加費
用を要するだけで両端にレンチを構成し、２つの異なっ
たサイズの固定具に使えるようにすることができる。ま
た本発明の別の利点は、様々なサイズのスプリット挿入
体またはソケットを設置できるユニパーナル駆動ハンド
ルとして使えるようにし、結果的に工具を従来のソケッ
トラチェットレンチと同等の端部開口レンチにできる。

本発明の他の目的は、ねじ締め固定具を簡単且つ速やか
に回すことができ、２方向の動作が行なえ、安く製造で
き、それ自体強固で耐久性があり、最小の数の部品で済
みソケット部材を開口位置に簡単に動かせるようにする
手段を備え、両端に２種類のサイズに適応できるレンチ
を構成でき、しかも様々なサイズの側部開口挿入体を用
いるユニバーサル駆動ハンドルとして使用することがで
きる、手動式の端部開口レンチを提供するごとにある； 本発明の前述した特徴およびその他の特徴、目的並びに
利点は、以下に説明する添付図面に基づいた後述の説明
および特許請求の範囲から明らかである。

要約して説明すれば、本発明は、ハンドルとヘッドを備
えていてこれら雨音が中空の断面からなり、ヘッドは固
定された開口する円弧状の顎で終わっているレンチを提
供している。側部の開口した円筒状のソケット部材が顎
内に収められ回転可能に取り付けられている。ソケット
の外縁には当該ソケットに対称的に一列の歯が設けられ
、上顎プレートと下顎プレートの間にあるソケットの表
面の下半分より小さい垂直面積を備えている。細長いカ
プラー部材がレンチヘッド内とレンチヘッドの前端並び
に後端内に配置されている。ハンドルの一方の側部には
縦方向の開口または側部が設けられている。カプラーの
胴体は持ち上がった平らな細長い部分を形成するように
構成されている。

前記細長い部分は開口またはスロットから外向きに突き
出ている。持ち上がった部分の側部と開口との間の摺動
可能な係合により、カプラーは自由に内向きにまた外向
ぎに運動することができるが、縦方向または横方向の運
動を防止することができる。板ばねが持ち上がった部分
と底壁との間で内部に配置され、カプラーを外向きに押
している。

カプラーの前端は顎プレートの距離の２分の１より僅か
に小さい厚みを備え、円弧状のリムで終わっている。こ
の円弧状のリムには、ソケットの周縁に配置されたもの
と同じ形状とサイズからなる下向きの一列の歯が形成さ
れ、ソケットの歯と係合することができる。カプラーの
端にある歯の列の円弧長さは、ソケットの歯の間にある
切れ目の円弧長さより大きい。その結果、ソケットの回
転の向きに関係なく適当な数の歯が常に係合可能である
。粗い表面を持つソケット上部の小さな持ち上がり延長
部は、レンチヘッドの上部表面から上に突き出し、また
ソケットを口の開いた通常の開始位置まで簡単に回すこ
とのできる指掴み手段を備えている。

レンチの使用に際し、使用者は当該レンチを固定具に当
てがい、ハンドルをしっかりと握り、次いでハンドルを
回す。掴み作用がカプラーを内向きに動かし、２組の歯
を完全に噛み合わせ、その結果、ソケットをハンドルに
固定してトルクを伝達することができる。ねじ締めスト
ロークの終わりの時期に使用者は握りを僅かに緩めて歯
の噛み合いを解き、ハンドルを元の開始位置まで戻すこ
とができる。ねじ締めまたは緩めの終わりの時期に、固
定具がフレアナツトの場合、使用者はレンチを軸方向に
滑らせてナツトを外し、次いでソケットを手で開口位置
まで廻して、レンチをナツトが取り付けられているチュ
ーブ、導管またはケーブルから取り外すことができる。

以下添付図面に沿って本発明の一実施例を詳細に説明す
る。

（実施例） 先ず第１図を参照する。本発明のレンチは全体を参照番
号１で示されており、上側３と下側４を持つ胴体２を備
えている。胴体２は細良いハンドル部分５とヘッド６と
を備えている。前記ヘッド６は、間に開口８を形成する
上顎プレートと下顎プレー１−とで形造られた一対の顎
７を備えている。

第２図に示すように、カプラー９は下向ぎの歯１２の形
成されている凹んだ前方リム１０を備えている。カプラ
ー９の主要部の中程に沿って直角に折れ曲がった４箇所
の部分が細長い持ち上がつた部分１１を形成している。

第６図に承りように、１つの開口側部１４を持つソケッ
ト部材１３が類７内に収められ回転可能に取り付けられ
ている。ソケット１３は少なくとも２つの物体係合表面
１５を備えているが、図示の好ましい実施例では４つの
表面を備えている。

このソケットは、極く一般的に使用される形式の六角形
固定具に使われるようになっているのが最も好ましい。

四角ナツトおよびボルトに専用されるように構成された
実施例では、中央のソケット開口は互いに直角な３つの
物体係合表面を備えでいる。

ソケット１３は、顎７を構成する上顎プレー１−と下顎
プレートとの間にハブ１７を備えている。

−列の上向きの歯１６がハブ１７の外周に沿って位置し
、開口１４の隙間で途切れている。歯１６は対称的な形
状をしていて、これら歯の頂部はハブ１７の中間より下
に位置する平面内に並んでいる。

ソケット１３は、直径がハブ１７の直径と同じかまたは
これより小さい下側ハブ１８を礪えている。ハブ１８、
歯１６の下側表面および顎７の円形の下部開口が一緒に
なって支承部を構成している。この支承部によりソケッ
ト１３は自由に回転することができ、またソケット１３
が軸方向下向きに動くのを防止している。

ハブ１７の上端にある肩１９は上側ハブ２０を備えてい
る。この上側ハブ２０は＠７の、Ｅ側聞口と共に支承部
を形成している。この支承部によりソケット１３は回転
が自由になり、またソケット１３が軸方向上向きに動く
のを阻止している。

ソケット１３から上向きに、粗い表面２２を持つ側部開
口部材２１が突ぎ出している。この延長部は指掴み手段
であり、この指掴み手段によりソケット１３を必要な角
度位置へ簡単に廻すことができる。図示の実施例では外
側表面を円形で示しであるが、六角形の形に造ることも
できる。この場合、ソケツ１−の胴体から上向きに平ら
な４つの側部が突き出すことになる。

第２図と第４図に詳しく示すように、カプラー９は板ば
ね２３により外向きに押されている。この板ばね２３は
、持ち上がった部分１１の“天井”とハンドルの下側４
の床”との間に保持されている。カプラー９が外向きに
持ち上がった通常の位置にある場合、歯１２の前方の縁
とハブ１７の表面の上側半分との間には僅かな隙間かで
きる。

本発明に係るレンチは四角い歯を用いて構成することも
できるが、使用者が歯を噛み合わす以前に２組の歯をそ
の都度正確に整合させる必要があるため、作業が非常に
緩慢になってしまい実際に即した実施例とはならない。

四角い歯の両側の角を面取りすれば整合の手間が軽減さ
れ、面取りを大きくすればそれだけ問題が少なくなる。

このことから歯の係合端部の理想的な形状が、歯の一部
分でも、三角形であるとする明確な結論に達する。

三角形の歯を用いれば不整合の問題はなくなる。

先端角を選択すれば同時に歯の数も変えられる。

すなわち角度を狭めれば歯の数は増加する。理想的な先
端角は、多分にほぼ５０度から９０度の範囲にある。

１１ｉ１２と１６を係合すると、ソケット１３はハンド
ル５に確実に固定され、時計方向かまたは反時計方向に
回転トルクを固定具に伝達できることを理解することが
できる。従って本発明のレンチは本質的に２方向機構で
ある。すべてではないが他の２方向ラチエツトレンチの
ほとんどは、２方向アクシヨンを行なうために新たに部
品を必要としている。こうしたレンチはより複雑で製造
コストが高くつく。また１方向レンチでは不便にも使用
者がレンチを固定具から取り外し、このレンチの向きを
変えて再びレンチを嵌める必要がある。

第１図に詳しく示すように、ハンドルの反対の端部に想
像線で示す顎とソケットがある。本発明のレンチは両端
に設けることができ、その結果、２種類のサイズの固定
具に工具を使用することができる。カプラー９は、両方
のソケットに同時に係合したり外れたりすることになる
。

ソケット１３の内側表面１５に摺動可能に係合する形状
の側部の開口した軸方向に延びる部分を持つ、外部から
交換のできる各種サイズのソケットによれば、レンチを
様々なサイズと形をした広範囲の固定具に使えるユニバ
ーサルラチェット・ドライバハンドルとして利用するこ
とができる。

例えばこのレンチは、従来の（閉じた）ソケットラチェ
ットレンチセットと同等の端部開口レンチとして機能す
ることができる。

本発明のレンチと共に使用するソケット、例えばソケッ
ト１３のような一体部材かまたは外部から挿入すること
のできるソケットは、いわゆる“フレア　レンチ″のよ
うなスプリット状の六角開口を備えたものにできる。こ
のようにすれば、駆動係合力並びにトルクは六角形のフ
レアナツトの６箇所の地点に等しく加わり、薄い肉厚゛
からできていることの多いそうしたナツトを物理的にね
じ曲げてしまう危険性がほとんどなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の斜視図である。 第２図は、本発明ｉｔ　ｌ３２Ｉ示している第１図の２
−２線に沿った、歯が噛み合っていない状態を示す断面
側面図である。 第３図は、本発明に用いたカプラーの斜視図である。 第４図は、カプラーを押し下げて歯を噛み合わせた状態
にある、本発明を図示した第２図と同様の断面側面図あ
る。 第５図は、第２図の５−５線に沿った断面図である。 第６図は、第５図の６−６線に沿った断面図である。 １・・・・・・レンチ　　　　２・・・・・・胴体３・
・・・・・上側　　　　　４・・・・・・下側５・・・
・・・ハンドル　　　６・・・・・・ヘッド７・・・・
・・顎　　　　　　８・・・・・・開口９・・・・・・
カプラー　　　１０・・・・・・前方リム１１・・・・
・・持ち上がった部分 １２．１６・・・・・・歯　　１３・・・・・・ソケッ
ト１４・・・・・・開口側部

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）端部開口レンチにして、当該端部開口レンチは、
   中空のハンドルと、当該ハンドルの一方の端部に連結さ
   れた端部開口を持つヘッドとを有し、当該ヘッドが、間
   に開口を形成する上顎プレートおよび下顎プレートで構
   成された一対の顎と、前記ヘッド内に回転可能に保持さ
   れ相対する２つの方向に回転することのできるソケット
   部材とを有し、当該ソケット部材は両端が開口したほぼ
   円筒状の胴体により構成され、また前記顎プレートの間
   でしかも回転できるように前記開口内に支持され、前記
   ヘッドの端部開口に一致する円筒壁開口の部分を備え、
   また前記ソケット部材は、前記顎プレートに係合して当
   該ソケット部材がヘッドに対し、軸方向に動くのを防止
   することのできる主要ハブを有し、この主要ハブは、ワ
   ークピースを係合することのできる手段を備え、当該端
   部開口レンチは、さらに、前記ハンドルを使用者が手で
   普通に握つている際に前記ソケットを選択的に係合して
   、ソケット部材が前記ヘッド内で回転するのを防止する
   ことのできる、前記ハンドルで支持された手動操作可能
   な手段を有し、当該手動操作可能な手段は、非作動位置
   および作動位置の間を移動することのできるばね荷重を
   加えられたカプラーを有していて、当該カプラーは、非
   作動位置にあれば、前記ハンドルの開口から突き出して
   いて、使用者が当該ハンドルを握ると前記ばね荷重の作
   用に抗して作動位置に押し下げられるように構成されて
   おり、前記手動操作可能な手段は、さらに、前記カプラ
   ーで保持され前記ソケット部材を係合することのできる
   ソケット部材係合手段と、前記カプラーがハンドル内で
   前記作動位置に押し下げられた場合、前記ソケット部材
   が前記ヘッド内で回転するのを防止することのできるソ
   ケット部材で保持した係合手段で有している端部開口レ
   ンチ。
2. （２）前記ハンドルの開口が縦方向のスロットであり、
   前記カプラーは当該スロットを通じて突き出すようにな
   つた持ち上がつた細長い部分を有し、またばね荷重を加
   えられた前記カプラー手段が、前記カプラーの持ち上が
   つた部分の内向きの表面と前記ハンドルとの間で支持さ
   れた板ばねで構成され、カプラーを前記スロットから突
   き出す非作業位置へと押すことのできる特許請求の範囲
   第１項に記載の端部開口レンチ。
3. （３）ばね荷重を加えられた前記カプラー手段が、前記
   ハブの周縁の廻りに軸方向に向けて配置された複数の歯
   を有し、前記ソケット部材係合手段が、前記カプラーの
   端部に円弧状に配置されていて、前記カプラーが作業位
   置にあれば前記ソケット部材の歯に係合し、またカプラ
   ーが非作動位置にあればソケット部材の歯から外れるこ
   とのできる複数の歯を有している特許請求の範囲第２項
   に記載の端部開口レンチ。
4. （４）前記ソケットで保持された歯の頂部は、前記主要
   ハブの軸中心からずれた平面内に位置し、また前記カプ
   ラーが保持した歯の頂部は当該カプラーが、非作業位置
   にある際に、前記ソケットで保持した歯の頂部から間隔
   をあけられている特許請求の範囲第３項に記載の端部開
   口レンチ。
5. （５）前記ソケット部材とカプラーが保持した前記歯の
   先端角が５０度から９０度の間にある特許請求の範囲第
   ３項に記載の端部開口レンチ。