JPH1190839A - クランプ装置 - Google Patents
クランプ装置Info
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- JPH1190839A JPH1190839A JP24850497A JP24850497A JPH1190839A JP H1190839 A JPH1190839 A JP H1190839A JP 24850497 A JP24850497 A JP 24850497A JP 24850497 A JP24850497 A JP 24850497A JP H1190839 A JPH1190839 A JP H1190839A
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- Japan
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- clamp
- shaft
- lever
- support shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランプ間隔の調整が容易で、しかもクラン
プ状態の安定性が良く、かつ、部品点数が少なくてす
む。 【解決手段】 操作レバー5の回動操作力を連結アーム
6を介してクランプ板4に伝え、このクランプ板4をク
ランプ位置と解放位置との間で回動させる構成をとり、
この構成において、操作レバー5の回動中心となるレバ
ー支軸8を偏心軸として構成し、このレバー支軸8の回
転によってクランプ間隔を調整するようにした。
プ状態の安定性が良く、かつ、部品点数が少なくてす
む。 【解決手段】 操作レバー5の回動操作力を連結アーム
6を介してクランプ板4に伝え、このクランプ板4をク
ランプ位置と解放位置との間で回動させる構成をとり、
この構成において、操作レバー5の回動中心となるレバ
ー支軸8を偏心軸として構成し、このレバー支軸8の回
転によってクランプ間隔を調整するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二つの部材を分離可
能に結合するためのクランプ装置に関するものである。
能に結合するためのクランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクランプ装置として、た
とえば電子部品を機器本体に組み込む実装機において、
実装機本体に対してパーツカセットを取付けるためのカ
セットクランパーと称されるものが公知である。
とえば電子部品を機器本体に組み込む実装機において、
実装機本体に対してパーツカセットを取付けるためのカ
セットクランパーと称されるものが公知である。
【0003】パーツカセットは、アルミダイキャスト製
のカセットボディに駆動スプロケットを組込み、多数の
電子部品が順列配置されたテープを上記駆動スプロケッ
トによりリールから巻出してロボットによる取出し位置
まで送るもので、リールが空になるとカセット全体が実
装機本体から取外されて交換される。
のカセットボディに駆動スプロケットを組込み、多数の
電子部品が順列配置されたテープを上記駆動スプロケッ
トによりリールから巻出してロボットによる取出し位置
まで送るもので、リールが空になるとカセット全体が実
装機本体から取外されて交換される。
【0004】クランプ装置(カセットクランパー)はこ
のパーツカセットのカセットボディに取付けられ、操作
レバーの回動操作により、先端にクランプ爪を備えたク
ランプ体をクランプ位置と解放位置との間で回動させ、
クランプ位置でクランプ爪とカセットボディとの間に実
装機本体のクランプ座を挟み込んで締付け固定する構成
となっている。
のパーツカセットのカセットボディに取付けられ、操作
レバーの回動操作により、先端にクランプ爪を備えたク
ランプ体をクランプ位置と解放位置との間で回動させ、
クランプ位置でクランプ爪とカセットボディとの間に実
装機本体のクランプ座を挟み込んで締付け固定する構成
となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、クランプ装置
には部品製作誤差や組立誤差があり、この誤差はパーツ
カセットごとに異なるため、同カセットを実装機本体に
組み込む際に、クランプ爪とクランプ座の間隔(クラン
プ間隔)を調整する必要がある。
には部品製作誤差や組立誤差があり、この誤差はパーツ
カセットごとに異なるため、同カセットを実装機本体に
組み込む際に、クランプ爪とクランプ座の間隔(クラン
プ間隔)を調整する必要がある。
【0006】この場合、従来のクランプ装置において
は、操作レバーおよびクランプ体をクランプ取付板に取
付けてクランプユニットを構成し、クランプ取付板を、
実装機本体に設けられたベース板に縦方向の調整ねじに
よって高さ調整自在に取付け、この調整ねじによる調整
後に、ベース板の長穴に挿通された複数の固定ねじとナ
ットを締め込んでクランプ取付板(クランプユニット全
体)をベース板に固定する構造をとっている。
は、操作レバーおよびクランプ体をクランプ取付板に取
付けてクランプユニットを構成し、クランプ取付板を、
実装機本体に設けられたベース板に縦方向の調整ねじに
よって高さ調整自在に取付け、この調整ねじによる調整
後に、ベース板の長穴に挿通された複数の固定ねじとナ
ットを締め込んでクランプ取付板(クランプユニット全
体)をベース板に固定する構造をとっている。
【0007】しかし、この構成によると次のような欠点
があった。
があった。
【0008】(A)クランプ間隔の調整に関して この調整時には、 一旦、各固定ねじを弛めて仮締め状態とし、 クランプ体をクランプ位置にセットした状態で、調
整ねじを操作してクランプ間隔を調整し、 各固定ねじを締め込んで本締め状態とする という面倒な操作を行わなければならない。
整ねじを操作してクランプ間隔を調整し、 各固定ねじを締め込んで本締め状態とする という面倒な操作を行わなければならない。
【0009】また、クランプ間隔の調整が一度で適切に
行えないことも多く、このときの再調整も上記〜の
手順で行わなければならない。
行えないことも多く、このときの再調整も上記〜の
手順で行わなければならない。
【0010】このため、この再調整を含めた調整作業が
面倒となっていた。
面倒となっていた。
【0011】(B)クランプ状態の安定性について 従来のクランプ装置においては、操作レバーの回動力
を、クランプ取付板に設けたガイド溝とクランプ体に設
けたガイド軸とによってクランプ体に上向きの回動力と
して伝える構成をとっている。
を、クランプ取付板に設けたガイド溝とクランプ体に設
けたガイド軸とによってクランプ体に上向きの回動力と
して伝える構成をとっている。
【0012】このため、ガイド溝とガイド軸との間にど
うしてもガタが生じ、このガタ分がクランプ爪に増幅さ
れて伝わるため、クランプ力が一定せず、クランプ状態
が不安定となり易い。
うしてもガタが生じ、このガタ分がクランプ爪に増幅さ
れて伝わるため、クランプ力が一定せず、クランプ状態
が不安定となり易い。
【0013】(C)部品点数、重量について 従来のクランプ装置では、部品として、クランプ取付
板、操作レバー、クランプ体、操作レバーとクランプ体
の連結ピン、ガイド軸、調整ねじ、複数の固定ねじとナ
ットが必要となり、部品点数が十数点と多くなる。ま
た、これに伴い、装置重量も重くなる。
板、操作レバー、クランプ体、操作レバーとクランプ体
の連結ピン、ガイド軸、調整ねじ、複数の固定ねじとナ
ットが必要となり、部品点数が十数点と多くなる。ま
た、これに伴い、装置重量も重くなる。
【0014】このため、部品コスト、組立コストが高く
なるとともに、部品点数が多い分、故障が生じ易くな
る。また、装置重量が重くなる分、パーツカセット全体
が重くなってカセット交換作業等の取り扱いに不便とな
るとともに、このパーツカセットが多数装着される実装
機の全体重量が重くなる。
なるとともに、部品点数が多い分、故障が生じ易くな
る。また、装置重量が重くなる分、パーツカセット全体
が重くなってカセット交換作業等の取り扱いに不便とな
るとともに、このパーツカセットが多数装着される実装
機の全体重量が重くなる。
【0015】そこで本発明は、クランプ間隔の調整が容
易で、しかもクランプ状態の安定性が良く、かつ、部品
点数が少なくてすむクランプ装置を提供するものであ
る。
易で、しかもクランプ状態の安定性が良く、かつ、部品
点数が少なくてすむクランプ装置を提供するものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、二つ
の部材のうちの一方に装着されて両部材を分離可能に結
合するクランプ装置であって、(i) 先端にクランプ爪
を有し、クランプ支軸を中心として、上記クランプ爪と
一方の部材との間に上記他方の部材を挟み込んで締付け
固定するクランプ位置と、この締付け力を解除する解放
位置との間で回動するクランプ体、(ii) レバー支軸ま
わりに回動操作される操作レバー、(iii) 一端が上記
クランプ体に対して上記クランプ支軸から離間した位置
でクランプ軸まわりに回動可能に連結され、他端が上記
操作レバーに対して上記レバー支軸から離間した位置で
レバー軸まわりに回動可能に連結された連結アームを具
備し、上記クランプ支軸、クランプ軸、レバー支軸、レ
バー軸のうち少なくとも一つが、回転によって軸心が変
位する偏心軸として構成され、この偏心軸の回転によ
り、クランプ体のクランプ位置での上記クランプ爪と一
方の部材との間隔を調整しうるように構成されたもので
ある。
の部材のうちの一方に装着されて両部材を分離可能に結
合するクランプ装置であって、(i) 先端にクランプ爪
を有し、クランプ支軸を中心として、上記クランプ爪と
一方の部材との間に上記他方の部材を挟み込んで締付け
固定するクランプ位置と、この締付け力を解除する解放
位置との間で回動するクランプ体、(ii) レバー支軸ま
わりに回動操作される操作レバー、(iii) 一端が上記
クランプ体に対して上記クランプ支軸から離間した位置
でクランプ軸まわりに回動可能に連結され、他端が上記
操作レバーに対して上記レバー支軸から離間した位置で
レバー軸まわりに回動可能に連結された連結アームを具
備し、上記クランプ支軸、クランプ軸、レバー支軸、レ
バー軸のうち少なくとも一つが、回転によって軸心が変
位する偏心軸として構成され、この偏心軸の回転によ
り、クランプ体のクランプ位置での上記クランプ爪と一
方の部材との間隔を調整しうるように構成されたもので
ある。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、連結アームの中間部が折り曲げられて、同アームを
長さ方向に伸縮可能とするバネ部が形成され、レバー軸
が、クランプ軸とレバー支軸とを結ぶ直線上に並ぶピー
ク点を超えた位置がクランプ体のクランプ位置となるよ
うに構成されたものである。
て、連結アームの中間部が折り曲げられて、同アームを
長さ方向に伸縮可能とするバネ部が形成され、レバー軸
が、クランプ軸とレバー支軸とを結ぶ直線上に並ぶピー
ク点を超えた位置がクランプ体のクランプ位置となるよ
うに構成されたものである。
【0018】上記構成によると、たとえばレバー支軸を
偏心軸として構成すれば、その回転によって操作レバー
の回転中心位置が変わり、レバー軸を偏心軸として構成
すれば、その回転によって連結アームの位置が変わり、
結局、同じクランプ位置でクランプ爪の位置が変わるこ
とによってクランプ間隔が変化する。
偏心軸として構成すれば、その回転によって操作レバー
の回転中心位置が変わり、レバー軸を偏心軸として構成
すれば、その回転によって連結アームの位置が変わり、
結局、同じクランプ位置でクランプ爪の位置が変わるこ
とによってクランプ間隔が変化する。
【0019】すなわち、偏心軸を小角度で回転させるだ
けのワンタッチ操作によってクランプ間隔を簡単に調整
することができる。
けのワンタッチ操作によってクランプ間隔を簡単に調整
することができる。
【0020】しかも、クランプ体は固定軸(クランプ支
軸)まわりに回動し、このクランプ体にガタが生じない
ため、クランプ状態が安定したものとなる。
軸)まわりに回動し、このクランプ体にガタが生じない
ため、クランプ状態が安定したものとなる。
【0021】また、部品としては、操作レバー、連結ア
ーム、クランプ体、レバー支軸、レバー軸、クランプ
軸、クランプ支軸の計十点以下ですみ、クランプ装置全
体の重量も軽くなる。
ーム、クランプ体、レバー支軸、レバー軸、クランプ
軸、クランプ支軸の計十点以下ですみ、クランプ装置全
体の重量も軽くなる。
【0022】一方、請求項2の構成によると、操作レバ
ーが、バネ部のバネ力が最大となるピーク点を超えた位
置でクランプ体のクランプ位置となるため、クランプ状
態が安定するとともに、バネ部のへたりが抑えられ、そ
の寿命が高められる。
ーが、バネ部のバネ力が最大となるピーク点を超えた位
置でクランプ体のクランプ位置となるため、クランプ状
態が安定するとともに、バネ部のへたりが抑えられ、そ
の寿命が高められる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
明する。
【0024】以下の実施形態では、従来説明に合わせて
パーツカセットに装備されるクランプ装置を適用例とし
て挙げている。
パーツカセットに装備されるクランプ装置を適用例とし
て挙げている。
【0025】第1実施形態(図1〜図5参照) 1はパーツカセットのカセットボディで、このカセット
ボディ1にクランプ装置Aが設けられ、このクランプ装
置Aによってカセットボディ1と実装機本体2とが分離
可能に結合される。
ボディ1にクランプ装置Aが設けられ、このクランプ装
置Aによってカセットボディ1と実装機本体2とが分離
可能に結合される。
【0026】3はカセットボディ1に取付けられた(同
ボディ1と一体に設けてもよい)クランプ用ベースプレ
ート、2aは実装機本体2のクランプ座である。
ボディ1と一体に設けてもよい)クランプ用ベースプレ
ート、2aは実装機本体2のクランプ座である。
【0027】クランプ装置Aは、下端にクランプ爪4a
を備えた鈎形のクランプ板(クランプ体)4と、回動操
作されるほぼL字形に屈曲した操作レバー5と、この操
作レバー5とクランプ板4とを連結する連結アーム6と
を具備している。
を備えた鈎形のクランプ板(クランプ体)4と、回動操
作されるほぼL字形に屈曲した操作レバー5と、この操
作レバー5とクランプ板4とを連結する連結アーム6と
を具備している。
【0028】クランプ板4は、カセットボディ1に対し
クランプ支軸7を中心として、図2に示すようにクラン
プ爪4aとカセットボディ1との間にクランプ座2aを
挟み込んで締付固定するクランプ位置と、図1に示すよ
うにクランプ爪4aがクランプ座2aから離間して締付
け力を解除する解放位置との間で回動可能に取付けられ
いる。
クランプ支軸7を中心として、図2に示すようにクラン
プ爪4aとカセットボディ1との間にクランプ座2aを
挟み込んで締付固定するクランプ位置と、図1に示すよ
うにクランプ爪4aがクランプ座2aから離間して締付
け力を解除する解放位置との間で回動可能に取付けられ
いる。
【0029】操作レバー5は、把手5aと反対側の端部
がレバー支軸8によってクランプ用ベースプレート3に
取付けられ、このレバー支軸8を中心として、図2に示
すように把手5aがほぼ水平となるクランプ位置と、図
1に示すように把手5aがほぼ垂直となる解放位置との
間で回動操作される。
がレバー支軸8によってクランプ用ベースプレート3に
取付けられ、このレバー支軸8を中心として、図2に示
すように把手5aがほぼ水平となるクランプ位置と、図
1に示すように把手5aがほぼ垂直となる解放位置との
間で回動操作される。
【0030】なお、クランプ用ベースプレート3にはス
トッパ3aが設けられ、図2に示すように操作レバー5
が上記クランプ位置でこのストッパ3aに上から当接し
てそれ以上の回動を阻止される。
トッパ3aが設けられ、図2に示すように操作レバー5
が上記クランプ位置でこのストッパ3aに上から当接し
てそれ以上の回動を阻止される。
【0031】連結アーム6は、下端部がクランプ板4に
対してクランプ支軸7から離間した角部にクランプ軸9
まわりに回動可能に連結され、この連結点がクランプ板
4の力点となる。
対してクランプ支軸7から離間した角部にクランプ軸9
まわりに回動可能に連結され、この連結点がクランプ板
4の力点となる。
【0032】同アーム7の上端部は、操作レバー5に対
してレバー支軸8から離間した位置でレバー軸10によ
って連結され、この連結点が操作レバー5の作用点とな
る。
してレバー支軸8から離間した位置でレバー軸10によ
って連結され、この連結点が操作レバー5の作用点とな
る。
【0033】こうして、操作レバー5の回動力が連結ア
ーム6を介してクランプ板4に伝えられ、クランプ板4
が解放位置とクランプ位置との間で回動するように構成
されている。
ーム6を介してクランプ板4に伝えられ、クランプ板4
が解放位置とクランプ位置との間で回動するように構成
されている。
【0034】ここで、クランプ位置でのクランプ爪4a
とカセットボディ1との間隔(クランプ間隔)が、クラ
ンプ装置Aの部品製作誤差や組立誤差等によってばらつ
き、実装機本体2のクランプ座2aの厚み寸法W(図2
に示す)よりも大きく、あるいは小さくなる場合があ
る。
とカセットボディ1との間隔(クランプ間隔)が、クラ
ンプ装置Aの部品製作誤差や組立誤差等によってばらつ
き、実装機本体2のクランプ座2aの厚み寸法W(図2
に示す)よりも大きく、あるいは小さくなる場合があ
る。
【0035】このため、カセット取付時に、上記クラン
プ間隔を決める可動部分であるクランプ板4の上下方向
位置をクランプ座厚み寸法Wに合わせて調整する必要が
ある。
プ間隔を決める可動部分であるクランプ板4の上下方向
位置をクランプ座厚み寸法Wに合わせて調整する必要が
ある。
【0036】このクランプ装置Aにおいては、この調整
手段としてレバー支軸8に偏心軸が用いられている。
手段としてレバー支軸8に偏心軸が用いられている。
【0037】このレバー支軸8は、図4,5に示すよう
に頭部8aと、ねじ軸部8bと、この頭部8aとねじ軸
部8bとの間にこれらに対して偏心して設けられたカム
部8c(図4のαは偏心量を示す)とから成り、このカ
ム部8cが操作レバー5の支軸通し穴11に嵌まり込ん
だ状態で、ねじ軸部8bにナット12がねじ込まれてク
ランプ用ベースプレート3に取付けられている。
に頭部8aと、ねじ軸部8bと、この頭部8aとねじ軸
部8bとの間にこれらに対して偏心して設けられたカム
部8c(図4のαは偏心量を示す)とから成り、このカ
ム部8cが操作レバー5の支軸通し穴11に嵌まり込ん
だ状態で、ねじ軸部8bにナット12がねじ込まれてク
ランプ用ベースプレート3に取付けられている。
【0038】従って、このレバー支軸8が軸心まわりに
回転することによって操作レバー5の回転中心位置が偏
心量αの範囲で変化し、これにより操作レバー5のクラ
ンプ位置でのクランプ間隔が変化する。
回転することによって操作レバー5の回転中心位置が偏
心量αの範囲で変化し、これにより操作レバー5のクラ
ンプ位置でのクランプ間隔が変化する。
【0039】すなわち、レバー支軸8を小角度で回転操
作した後、ナット12を締め込むだけの操作によってク
ランプ間隔を簡単、迅速に調整することができる。
作した後、ナット12を締め込むだけの操作によってク
ランプ間隔を簡単、迅速に調整することができる。
【0040】なお、上記調整操作をマイナスドライバー
によって容易に行い得るようにレバー支軸8の頭部外面
に操作溝8dが設けられている。
によって容易に行い得るようにレバー支軸8の頭部外面
に操作溝8dが設けられている。
【0041】また、上記調整操作は、通常、クランプ板
4をクランプ位置にセットした図2の状態で行われる。
但し、この状態ではレバー支軸8が連結アーム6の裏に
隠れるため、この状態で頭部8aを外部から操作し得る
ように連結アーム6に操作穴13が設けられている。
4をクランプ位置にセットした図2の状態で行われる。
但し、この状態ではレバー支軸8が連結アーム6の裏に
隠れるため、この状態で頭部8aを外部から操作し得る
ように連結アーム6に操作穴13が設けられている。
【0042】一方、連結アーム6には、中間部が円弧状
に折曲げられることによって同アーム6を長さ方向に伸
縮可能とするバネ部14が設けられ、図2のクランプ状
態でこのバネ部14のバネ力によって締付力が高められ
る。
に折曲げられることによって同アーム6を長さ方向に伸
縮可能とするバネ部14が設けられ、図2のクランプ状
態でこのバネ部14のバネ力によって締付力が高められ
る。
【0043】ここで、上記バネ力は、図4の二点鎖線で
示すようにレバー軸10の軸心が、クランプ軸9の軸心
とレバー支軸8のカム部8cの中心を結ぶ直線L上に位
置したときに最大となる。
示すようにレバー軸10の軸心が、クランプ軸9の軸心
とレバー支軸8のカム部8cの中心を結ぶ直線L上に位
置したときに最大となる。
【0044】操作レバー5は、このバネ力のピーク点で
はクランプ位置に達せず、図4実線で示すようにピーク
点を超えた位置でクランプ位置となるように構成されて
いる。
はクランプ位置に達せず、図4実線で示すようにピーク
点を超えた位置でクランプ位置となるように構成されて
いる。
【0045】こうすれば、バネ力が、操作レバー5をク
ランプ位置に保持する方向に働くため、クランプ状態が
安定するとともに、バネ部14のへたりが軽減され、そ
の寿命が高められる。
ランプ位置に保持する方向に働くため、クランプ状態が
安定するとともに、バネ部14のへたりが軽減され、そ
の寿命が高められる。
【0046】第2実施形態(図6参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0047】第2実施形態においては、操作レバー5の
レバー軸10に偏心軸が用いられ、このレバー軸10の
回転により、連結アーム6の上下方向位置を変えてクラ
ンプ間隔を調整し得るように構成されている。
レバー軸10に偏心軸が用いられ、このレバー軸10の
回転により、連結アーム6の上下方向位置を変えてクラ
ンプ間隔を調整し得るように構成されている。
【0048】なお、ここでは、レバー軸10のカム部と
ねじ軸部の図示を省略している。図6中、10aはレバ
ー軸10に設けられた操作溝、15はレバー軸10にね
じ込まれたナットに対する逃げのためにクランプ用ベー
スプレート3に設けられた湾曲状の長穴である。
ねじ軸部の図示を省略している。図6中、10aはレバ
ー軸10に設けられた操作溝、15はレバー軸10にね
じ込まれたナットに対する逃げのためにクランプ用ベー
スプレート3に設けられた湾曲状の長穴である。
【0049】ところで、クランプ軸9またはクランプ支
軸7に偏心軸を用いても、基本的に上記両実施形態と同
様の作用効果を得ることができる。あるいは、レバー支
軸8、レバー軸10、クランプ軸9、クランプ支軸7の
うちの複数の軸に偏心軸を用いてもよい。
軸7に偏心軸を用いても、基本的に上記両実施形態と同
様の作用効果を得ることができる。あるいは、レバー支
軸8、レバー軸10、クランプ軸9、クランプ支軸7の
うちの複数の軸に偏心軸を用いてもよい。
【0050】また、本発明は、パーツカセットを実装機
に取付けるためのクランプ装置に限らず、たとえば工作
機械分野において加工物を治具等に分離可能に取付ける
ためのクランプ装置ほか、各分野においてクランプ間隔
の調整が必要なクランプ装置に広く適用することができ
る。
に取付けるためのクランプ装置に限らず、たとえば工作
機械分野において加工物を治具等に分離可能に取付ける
ためのクランプ装置ほか、各分野においてクランプ間隔
の調整が必要なクランプ装置に広く適用することができ
る。
【0051】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、操作
レバーの回動操作により連結アームを介してクランプ体
をクランプ位置と解放位置との間で回動させる構成をと
り、この構成において、レバー支軸、レバー軸、クラン
プ軸、クランプ支軸の少なくとも一つを偏心軸として構
成し、この偏心軸の回転によってクランプ間隔を調整す
る構成としたから、従来のクランプ装置のような複数の
固定ねじの締め戻し操作が不要となり、偏心軸を小角度
で回転させるだけのワンタッチ操作によってクランプ間
隔を簡単に調整することができる。
レバーの回動操作により連結アームを介してクランプ体
をクランプ位置と解放位置との間で回動させる構成をと
り、この構成において、レバー支軸、レバー軸、クラン
プ軸、クランプ支軸の少なくとも一つを偏心軸として構
成し、この偏心軸の回転によってクランプ間隔を調整す
る構成としたから、従来のクランプ装置のような複数の
固定ねじの締め戻し操作が不要となり、偏心軸を小角度
で回転させるだけのワンタッチ操作によってクランプ間
隔を簡単に調整することができる。
【0052】しかも、クランプ体は固定軸(クランプ支
軸)まわりに回動し、このクランプ体にガタが生じない
ため、クランプ状態が安定したものとなる。
軸)まわりに回動し、このクランプ体にガタが生じない
ため、クランプ状態が安定したものとなる。
【0053】また、部品としては、操作レバー、連結ア
ーム、クランプ体、レバー支軸、レバー軸、クランプ
軸、クランプ支軸の計十点以下ですみ、クランプ装置全
体の重量も軽くなる。
ーム、クランプ体、レバー支軸、レバー軸、クランプ
軸、クランプ支軸の計十点以下ですみ、クランプ装置全
体の重量も軽くなる。
【0054】一方、請求項2の発明によると、操作レバ
ーが、バネ部のバネ力が最大となるピーク点を超えた位
置でクランプ体のクランプ位置となるため、クランプ状
態が安定するとともに、バネ部のへたりが抑えられ、そ
の寿命が高められる。
ーが、バネ部のバネ力が最大となるピーク点を超えた位
置でクランプ体のクランプ位置となるため、クランプ状
態が安定するとともに、バネ部のへたりが抑えられ、そ
の寿命が高められる。
【図1】本発明の第1実施形態にかかるクランプ装置の
解放状態の正面図である。
解放状態の正面図である。
【図2】同装置のクランプ状態の正面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図3のIV−IV線拡大断面図である。
【図5】同装置の分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施形態にかかるクランプ装置の
解放状態の正面図である。
解放状態の正面図である。
【符号の説明】 1 結合される二部材の一方としてのパーツカセットの
カセットボディ 2 他方の部材としての実装機本体 2a 同本体のクランプ座 4 クランプ板(クランプ体) 4a クランプ爪 5 操作レバー 6 連結アーム 14 連結アームのバネ部 7 クランプ支軸 9 クランプ軸 8 レバー支軸(偏心軸) 10 レバー軸(偏心軸)
カセットボディ 2 他方の部材としての実装機本体 2a 同本体のクランプ座 4 クランプ板(クランプ体) 4a クランプ爪 5 操作レバー 6 連結アーム 14 連結アームのバネ部 7 クランプ支軸 9 クランプ軸 8 レバー支軸(偏心軸) 10 レバー軸(偏心軸)
Claims (2)
- 【請求項1】 二つの部材のうちの一方に装着されて両
部材を分離可能に結合するクランプ装置であって、 (i) 先端にクランプ爪を有し、クランプ支軸を中心と
して、上記クランプ爪と一方の部材との間に上記他方の
部材を挟み込んで締付け固定するクランプ位置と、この
締付け力を解除する解放位置との間で回動するクランプ
体、 (ii) レバー支軸まわりに回動操作される操作レバー、 (iii) 一端が上記クランプ体に対して上記クランプ支
軸から離間した位置でクランプ軸まわりに回動可能に連
結され、他端が上記操作レバーに対して上記レバー支軸
から離間した位置でレバー軸まわりに回動可能に連結さ
れた連結アームを具備し、上記クランプ支軸、クランプ
軸、レバー支軸、レバー軸のうち少なくとも一つが、回
転によって軸心が変位する偏心軸として構成され、この
偏心軸の回転により、クランプ体のクランプ位置での上
記クランプ爪と一方の部材との間隔を調整しうるように
構成されたことを特徴とするクランプ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のクランプ装置において、
連結アームの中間部が折り曲げられて、同アームを長さ
方向に伸縮可能とするバネ部が形成され、レバー軸が、
クランプ軸とレバー支軸とを結ぶ直線上に並ぶピーク点
を超えた位置がクランプ体のクランプ位置となるように
構成されたことを特徴とするクランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24850497A JPH1190839A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24850497A JPH1190839A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | クランプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190839A true JPH1190839A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17179170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24850497A Pending JPH1190839A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190839A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015165749A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 中国電力株式会社 | 接地短絡器具用挟持体 |
CN108331986A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-07-27 | 天津良华新能源科技有限公司 | 一种用于cng加气站的卸气接头装置 |
CN110014383A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-07-16 | 格致汽车科技股份有限公司 | 双向夹紧机构 |
CN114401824A (zh) * | 2019-08-14 | 2022-04-26 | 迪斯泰克欧洲有限责任公司 | 夹紧装置 |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP24850497A patent/JPH1190839A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015165749A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-17 | 中国電力株式会社 | 接地短絡器具用挟持体 |
CN108331986A (zh) * | 2017-12-28 | 2018-07-27 | 天津良华新能源科技有限公司 | 一种用于cng加气站的卸气接头装置 |
CN110014383A (zh) * | 2019-04-26 | 2019-07-16 | 格致汽车科技股份有限公司 | 双向夹紧机构 |
CN114401824A (zh) * | 2019-08-14 | 2022-04-26 | 迪斯泰克欧洲有限责任公司 | 夹紧装置 |
CN114401824B (zh) * | 2019-08-14 | 2024-04-02 | 迪斯泰克欧洲有限责任公司 | 夹紧装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20040722 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070904 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080205 |