JPH0675825B2 - ボルトの締付け装置 - Google Patents

ボルトの締付け装置

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JPH0675825B2
JPH0675825B2 JP28259888A JP28259888A JPH0675825B2 JP H0675825 B2 JPH0675825 B2 JP H0675825B2 JP 28259888 A JP28259888 A JP 28259888A JP 28259888 A JP28259888 A JP 28259888A JP H0675825 B2 JPH0675825 B2 JP H0675825B2
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socket
hexagonal
bolt
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head
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JP28259888A
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良雄 山田
正巳 谷口
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、六角ボルトや六角穴付きボルトを締付けた
り、緩めるためのボルト締付け装置に関する。
(従来の技術) 車体やエンジン等の組立にはボルトが多く使用されてい
るが、ボルトの頭部が六角形の六角ボルトやボルトの頭
部に六角形の穴を設けた六角穴付きボルトがほとんどで
ある。これらボルトの締付けには通常、ソケットレンチ
が使用されている。このソケットレンチは、ハンドルに
対してカセット式に着脱可能なソケットを有しており、
このソケットの先端部には被締付けボルトの頭部に係合
する六角穴を有している。したがって、前記被締付けボ
ルトの頭部の大きさに合ったソケットをハンドルに装着
することによって多種のボルトを締付けることができ
る。
また、六角穴付きボルトは、通常は頭部が円形で、その
端面に六角穴を有している。したがって、この六角穴付
きボルトの締付けには断面が六角形の六角ビットが用い
られ、六角ビットを前記ソレットに装着し、この六角ビ
ットを前記六角穴に挿入して締付けている。したがっ
て、前記被締付けボルトの頭部に設けられた六角穴の大
きさに合った六角ビットをハンドルに装着することによ
って多種のボルトを締付けることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、従来のように、六角ソケットと六角ビットと
が専用の工具であると、被締付けボルトの種類に応じて
その都度交換する必要があり、六角ボルトと六角穴付き
ボルトが混在している部分においては、その交換が面倒
で作業性が悪いという事情がある。また、前記ソレット
レンチに代わって、ナットランナによって回転駆動する
締付け部材を設け、六角ボルトや六角穴付きボルトを締
付けるようにしたボルトの締付け装置も公知であるが、
六角ボルト締付け用の専用機と、六角穴付きボルト締付
け用の専用機の2台の締付け装置を必要とし、これら専
用機を切換える際にはその都度芯出しする必要がある。
この発明は前記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、1台の装置で六角ボルトと六角穴付
きボルトの両方を締付けることができ、締付け作業の能
率の向上を図ることができるボルトの締付け装置を提供
することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段および作用) この発明は、前記目的を達成するために、昇降ヘッドに
設けたナットランナによって回転駆動される締付け部材
のソケットをハンドルに装着される基端ソケットと六角
穴を有する先端ソケットとに2分割し、前記基端ソケッ
トに六角ビットを突設し、前記先端ソケットの軸心部に
断面が六角形で、前記六角ビットの軸方向に移動自在な
貫通穴を設け、さらに前記基端ソケットと先端ソケット
との間に先端ソケットを突出させ、前記六角ビットの先
端部を前記六角穴の内部から退避させる方向に付勢する
付勢ばねを設けて構成し、さらに、前記昇降ヘッドに、
被締付けボルトが六角ボルトの場合には退避して前記付
勢ばねによって先端ソケットを突出させて六角穴を六角
ボルトの頭部に係合させ、被締付けボルトが六角穴付き
ボルトの場合には前記先端ソケットを拘束し、六角ビッ
トを突出させて六角穴付きボルトの六角穴に係合させる
切換機構を設ける。
そして、六角ボルトの締付け時には付勢ばねによって六
角ビットがソケット内に没入し、六角穴付きボルトの締
付け時には先端ソケットを後退させて六角ビットが突出
して六角穴に係合し、1台の締付け装置で、六角ボルト
および六角穴付きボルトの締付けを可能にしたことにあ
る。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図および第2図はボルトの締付け装置を示すもの
で、1は装置本体であり、この本体1には図示しないエ
アシリンダ等によって昇降される昇降ヘッド2が設けら
れている。この昇降ヘッド2には支持板3が設けられ、
この支持板3にはナットランナ4が垂直状態で支持され
ている。このナットランナ4の回転軸5には回転伝達軸
6が連結されており、この回転伝達軸6は前記支持板3
に取付けたカバー7によって囲繞されている。カバー7
にはベアリング8を介して後述する締付け部材9が回転
自在に軸支されており、前記回転伝達軸6の回転が締付
け部材9に伝達されるようになっている。
前記締付け部材9について説明すると、10はソケットで
あり、このソケット10は基端ソケット11と先端ソケット
12とに2分割されている。そして、基端ソケット11には
前記カバー7と係合するフランジ13および軸心に角穴14
が設けられている。そして、この角穴14には前記回転伝
達軸6の角軸部6aが挿入係合しており、また、基端ソケ
ット11の基端面と回転伝達軸6との間には基端ソケット
11を下方へ押付けるコイルスプリング15が介在されてい
る。さらに、前記基端ソケット11の先端部には連結軸16
を介して六角ビット17が突設されている。
一方、前記先端ソケット12の先端部には第3図に示すよ
うに六角穴18、基端部には前記連結軸16が挿入される嵌
合穴19および中間部には六角ビット17が挿入される貫通
穴20が設けられている。さらに、先端ソケット12の外周
部は先端側が小径に形成され、肩部12aを有している。
そして、前記六角穴18はワーク21にねじ込まれた六角ボ
ルト22の頭部22aに係合するようになっている。さら
に、前記先端ソケット12の周壁には軸方向に亘ってガイ
ド溝23、23が穿設され、このガイド溝23、23には前記連
結軸16に突設された係合ピン24が挿入係合され、先端ソ
ケット12は連結軸16に対して軸方向のみ移動自在で、連
結軸16の回転は先端ソケット12に一体的に伝達されるよ
うになっている。さらに、前記連結軸16の鍔部16aと先
端ソケット12の基端面との間にはコイルスプリングから
なる付勢ばね25が介在され、先端ソレット12を下方、つ
まり六角ビット17の先端部17aを先端ソケット12の六角
穴18から没入する方向に付勢している。また、この六角
ビット17の先端部17aは前記ワーク21にねじ込まれた六
角穴付きボルト26の六角穴27に係合するようになってい
る。
また、前記締付け部材9の隣側には六角ボルト22と六角
穴付きボルト26とで締付け部材9を切換えるための切換
え機構28が設けられている。この切換え機構28について
説明すると、29は前記昇降ヘッド2の支持板3に枢支ピ
ン30を介して回動自在に枢支されたレバーであり、この
レバー29の自由端部にはブラケット31を介してブッシュ
32が設けられている。このブッシュ32にはロッド33が上
下動自在に軸支されており、このロッド33の中途部には
ソケット受34が固定されている。そして、このソケット
受34とブッシュ32との間にはスプリング35が介在され、
ロッド33は常に下方に突出する方向に付勢されている。
前記ソケット受34の先端側には第4図に示すように円弧
状の切欠部34aが設けられ、ソケット受34の前進時には
前記先端ソケット12の先端側に嵌合して肩部12aと係合
するようになっており、側方に退避したときには先端ソ
ケット12との係合が解除されるようになっている。な
お、36は切換え機構28を揺動させるエアシリンダであ
る。
つぎに、前述のように構成されたボルトの締付け装置に
ついて説明する。まず、第1図に示すようにワーク21に
ねじ込まれた六角ボルト22を締付ける場合には、エアシ
リンダ36によって切換え機構28のレバー29を押圧し、レ
バー29を回動させたソケット受34を締付け部材9から退
避させる。この状態で昇降ヘッド2を下降させると、締
付け部材9は下降し、先端ソケット12の六角穴18が六角
ボルト22の頭部22aに係合する。このとき、先端ソケッ
ト12は付勢ばね25によって下方に押付けられているた
め、六角ビット17の先端部17aは六角穴18から没入して
おり、六角ビット17が六角ボルト22の頭部22aに当接す
ることはない。つぎに、ナットランナ4を駆動すると、
その回転軸5の回転は回転伝達軸6、基端ソケット11、
連結軸16および先端ソケット12の順に伝達し、先端ソケ
ット12が回転して六角ボルト22の締付けを行なう。な
お、六角ボルト22を緩める場合にも同様に方法で行なう
こどかできる。
つぎに、ワーク21にねじ込まれた六角穴付きボルト26を
締付ける場合には、第2図に示すように、エアシリンダ
36によって切換え機構28のレバー29を引込むと、レバー
29は回動してロッド33が垂直状態となる。したがって、
ロッド33に設けられたソケット受34の切欠部34aは先端
ソケット12の先端側に嵌合する。この状態で昇降ヘッド
2を下降させると、締付け部材9および切換え機構28が
下降する。そして、締付け部材9および切換え機構28が
所定位置まで下降すると、ロッド33の下端部がワーク21
に当接し、ソケット受34の位置が設定される。締付け部
材9がさらに下降すると、先端ソケット12の肩部12aが
ソケット受34に当接して先端ソケット12の下方への移動
が規制される。締付け部材9がさらに下降すると、基端
ソケット11に固定された連結軸16および六角ビット17は
付勢ばね25を圧縮しながら下降し、六角ビット17は先端
ソケット12の六角穴18から突出して六角穴付きボルト26
の六角穴27に係合する。つぎに、ナットランナ4を駆動
すると、その回転軸5の回転は回転伝達軸6、基端ソケ
ット11、連結軸16、先端ソケット12および六角ビット17
の順に伝達し、六角ビット17が回転して六角穴付きボル
ト26の締付けを行なう。なお、六角穴付きボルト26を緩
める場合にも同様に方法で行なうことができる。
このように1台の締付け装置によって六角ボルト22と六
角穴付きボルト26の締付けおよび緩めができ、その都度
芯出しをする必要がないから芯出しも従来に比較して1/
2時間で済む。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、六角穴を有し
たソケットと六角ビットを選択して突出することによ
り、1台の締付け装置によってワークにねじ込まれた六
角ボルトおよび六角穴付きボルトを締付けることがで
き、芯出し時間も短縮することができ、組立作業の能率
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1図は六角
ボルトを締付ける状態の装置の縦断正面図、第2図は六
角穴付きボルトを締付ける状態の装置の縦断正面図、第
3図は締付け部材の一部を拡大して示す縦断正面図、第
4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図である。 1……装置本体、2……昇降ヘッド、4……ナットラン
ナ、9……締付け部材、10……ソケット、11……基端ソ
ケット、12……先端ソケット、17……六角ビット、18…
…六角穴、22……六角ボルト、25……付勢ばね、26……
六角穴付きボルト、28……切換え機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体と、この本体に対して昇降自在に設け
    た昇降ヘッドと、この昇降ヘッドに設けたナットランナ
    と、このナットランナによって回転駆動される締付け部
    材とからなり、この締付け部材を、前記ナットランナに
    装着される基端ソケットと先端に被締付けボルトの頭部
    と係合する六角穴を有する先端ソケットとに2分割した
    ソケットと、前記基端ソケットに突設され被締付けボル
    トの頭部に設けた六角穴と係合する六角ビットと、前記
    先端ソケットの軸心部に設けられ断面が六角形で前記六
    角ビットの軸方向に移動自在な貫通穴と、前記基端ソケ
    ットと先端ソケットとの間に先端ソケットを突出させ前
    記六角ビットの先端部を前記六角穴の内部から後退させ
    る方向に付勢する付勢ばねとから構成し、かつ前記昇降
    ヘッドに、被締付けボルトが六角ボルトの場合には退避
    して前記付勢ばねによって先端ソケットを突出させて六
    角穴を六角ボルトの頭部に係合させ、被締付けボルトが
    六角穴付きボルトの場合には前記先端ソケットを拘束
    し、六角ビットを突出させて六角穴付きボルトの六角穴
    に係合させる切換機構を設けたことを特徴とするボルト
    の締付け装置。
JP28259888A 1988-11-10 1988-11-10 ボルトの締付け装置 Expired - Lifetime JPH0675825B2 (ja)

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JP2019030964A (ja) * 2018-11-28 2019-02-28 シネジック株式会社 締付工具
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