JPH08168971A - インパクトレンチ - Google Patents

インパクトレンチ

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JPH08168971A
JPH08168971A JP31061794A JP31061794A JPH08168971A JP H08168971 A JPH08168971 A JP H08168971A JP 31061794 A JP31061794 A JP 31061794A JP 31061794 A JP31061794 A JP 31061794A JP H08168971 A JPH08168971 A JP H08168971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
shaft
torque transmission
transmission shaft
clutch
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31061794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ohito
隆司 大仁
Tsutomu Aoki
務 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Priority to JP31061794A priority Critical patent/JPH08168971A/ja
Publication of JPH08168971A publication Critical patent/JPH08168971A/ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付ねじを適量弛めることができるインパク
トレンチを提供する。 【構成】 レンチ本体2の先端部に取付けられた筒体3
の内部にエアモータ4を駆動源として正逆回転される筒
状のトルク伝達軸10を回転自在に取付ける。トルク伝
達軸10の内部に出力軸14を回転自在に、かつスライ
ド自在に取付け、その出力軸14をスプリング15によ
って外部に向けて押圧する。出力軸14とトルク伝達軸
10との間にクラッチ20を設ける。出力軸14の先端
部を覆う調整筒23を筒体3に対して軸方向に位置調整
自在に取付ける。締付ねじAに係合させた出力軸14を
逆転させて締付ねじAを弛め、締付ねじAと共に出力軸
14が所定量後退動する動きによってクラッチ20を切
り、出力軸14への回転伝達を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボルトやナットの取
付け、取外しを行なう場合に使用されるインパクトレン
チに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械のテーブル上に置かれたワーク
をクランプで固定して適宜の加工を行なうことは普通に
行なわれている。
【0003】ねじの締付けによってワークを挾持するク
ランプにおいては、ねじを弛めた状態でワークの交換を
行なうようにしているが、上記ねじを弛め過ぎると、新
しくセットされたワークの固定に手間がかかり、外れる
と、さらに手間がかかるため、ワークのセット時間の短
縮化を図るにはねじを適度に弛める必要がある。
【0004】ここで、加工されるワークの数が多い場
合、クランプのねじを頻繁に回転させる必要があるた
め、インパクトレンチを用いることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来から知
られているインパクトレンチにおいては、回転速度が速
いため、ねじのねじ込み量が小さい場合、ねじが弛み始
めると一気に外れ、適度に弛めることはきわめて困難で
あった。
【0006】この発明の課題は、ボルトやナット等の締
付ねじを所定量弛めることができるようにしたインパク
トレンチを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、レンチ本体の先端部に設け
られた筒体の内部に、前記レンチ本体の内部に組込まれ
たエアモータ等を駆動源として衝撃トルク発生機構を介
して回動される筒状のトルク伝達軸を設け、そのトルク
伝達軸の内側に後端部が挿入された出力軸をスライド自
在に、かつ回転自在に支持し、トルク伝達軸の内部に上
記出力軸を前部に向けて押圧する弾性部材を組込み、上
記トルク伝達軸と出力軸との間に、トルク伝達軸の回転
を出力軸に伝達し、出力軸が所定量後退したとき回転伝
達を遮断するクラッチを設け、その出力軸の先端部を覆
う調整筒を前記筒体の先端部に取付けた構成を採用して
いる。
【0008】ここで、前記調整筒を筒体に対して軸方向
に位置調整自在に取付けてもよい。
【0009】
【作用】上記の構成から成るインパクトレンチは、エア
モータ等を駆動源とし、衝撃トルク発生機構を介して駆
動されるトルク伝達軸の回転をクラッチを介して出力軸
に伝達し、この出力軸の回転によって締付けや弛めを行
なう。
【0010】締付ねじを弛める場合は、被締付部材の表
面に調整筒の先端を当接し、締付ねじに出力軸を係合さ
せて出力軸を逆転させる。締付ねじが弛み始めると、そ
のねじと共に出力軸が軸方向に後退し、出力軸が所定量
後退するとクラッチが切れ、出力軸への回転伝達が遮断
される。このため、出力軸の後退量に相当する量だけね
じを弛めることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1および図2に示すように、ハンドル1
を有するレンチ本体2の先端部には筒体3が取付けられ
ている。レンチ本体2の内部にはエアモータ4が組込ま
れ、このエアモータ4の起動停止レバー5がハンドル1
に取付けられている。
【0013】また、ハンドル1には、エアモータ4の正
逆切換弁を操作する正逆転レバー6が取付けられてい
る。
【0014】前記筒体3の内部にはエアモータ4によっ
て駆動される衝撃トルク発生機構7が組込まれている。
ここで、衝撃トルク発生機構7として、特公平3−37
898号公報や特公平4−4109号公報に記載された
油圧式のものや、ハンマの打撃による機械式のものを採
用することができる。
【0015】衝撃トルク発生機構7の駆動軸8には角軸
部9が設けられ、その角軸部9が筒状のトルク伝達軸1
0の後端部に形成された角孔11に挿入されている。
【0016】トルク伝達軸10は、筒体3の先端部内側
に圧入した軸受ブッシュ12によって回転自在に支持さ
れている。
【0017】トルク伝達軸10の内側には2つの軸受1
3を介して出力軸14の後端部が回転自在に、かつ軸方
向にスライド自在に支持されている。また、トルク伝達
軸10の内部には出力軸14を前方に押圧する弾性部材
としてのスプリング15が組込まれ、そのスプリング1
5の後端を受けるばね受け16の背面の軸17が駆動軸
8の先端面に形成された孔18に挿入されている。ま
た、ばね受け16と駆動軸8の先端面間に、複数のボー
ル19が組込まれている。
【0018】前記トルク伝達軸10の回転は、クラッチ
20を介して出力軸14に伝達される。クラッチ20
は、図2に示すように、トルク伝達軸10の内周と出力
軸14の後端部外周とにクラッチ歯21、22を設けた
構成とされ、上記出力軸14が所定量後退動すると、ク
ラッチ20が切れるようになっている。
【0019】出力軸14の先端部は筒体3の先端から外
部に突出し、その出力軸14の先端部を覆う調整筒23
は筒体3とねじにより係合している。
【0020】このため、調整筒23を回転させることに
より、その調整筒23を軸方向に位置調整することがで
きる。
【0021】調整筒23の後端部にはロックねじ25が
ねじ込まれ、そのロックねじ25の先端を筒体3の先端
部外周に押し付けることによって、調整筒23は調整位
置で固定される。
【0022】また、調整筒23の先端部には軸方向のス
リット26が形成され、そのスリット26を介して出力
軸14の先端の角軸部14aが締付ねじAの角孔aと係
合しているかどうかの確認ができるようになっている。
【0023】実施例で示すインパクトレンチは上記の構
造から成り、図1は、トルク伝達軸10と出力軸14と
の間に設けたクラッチ20が係合している状態を示す。
その状態において、起動停止レバー5を握り、エアモー
タ4を駆動すると、衝撃トルク発生機構7の駆動軸8が
回転し、その回転はトルク伝達軸10およびクラッチ2
0を介して出力軸14に伝達され、出力軸14が回転す
る。
【0024】出力軸14は正逆転切換レバー6の操作に
よって回転方向が切り換えられる。
【0025】図2に示すように、締付ねじAの頭部に形
成された角孔aに出力軸14の角軸部14aを係合し、
締付ねじAの先端を被締付部材B1 、B2 の一方に形成
された挿入孔b1 に挿入して、出力軸14を正転させる
ことにより、締付ねじAを他方の被締付部材B2 に形成
されたねじ孔b2 にねじ込むことができる。
【0026】締付ねじAの弛めに際しては、図4に示す
ように、締付ねじAの角孔aに出力軸14の角軸部14
aを係合し、その係合状態において、調整筒23の先端
が被締付部材B1 の表面に当接するよう上記調整筒23
の位置を調整する。
【0027】上記のような調整状態において、出力軸1
4を逆転させると、締付ねじAが回転しつつ後退動し、
その後退動により出力軸14はスプリング15の弾力に
抗して後退動する。
【0028】出力軸14がクラッチ歯21、22の係合
長さに相当する量だけ、後退動すると、図5に示すよう
に、クラッチ20が切れ、出力軸14への回転伝達が遮
断される。このため、締付ねじAは、上記クラッチ歯2
1、22の係合長さに相当する量だけ弛められる。
【0029】なお、締付ねじAの弛め量を小さくするに
は、調整筒23の締付け方向への回転により調整筒23
を後退動し、その調整筒23の先端を被締付部材B1
表面に押し当てる操作により、締付ねじAに係合させた
出力軸14を予め後退動させ、それより出力軸14を逆
回転させる。
【0030】実施例のように、スプリング15の後端を
受けるばね受け16を駆動軸8の先端面に回転自在に取
付けることにより、クラッチ20が切れた状態において
駆動軸8の回転によりスプリング15が戻されたり、出
力軸14がつれ回りするのを防止することができ、出力
軸14への回転伝達を確実に遮断することができる。ま
た、スプリング15の耐久性の向上を図ることができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、締
付ねじに係合した出力軸を逆転させると、その締付ねじ
と共に出力軸が後退動して、出力軸への回転を伝達する
クラッチが切れるため、締付ねじを所定量弛めることが
できる。
【0032】また、筒体に調整筒を位置調整自在に取付
けたことにより、その調整筒の位置調整によって締付ね
じの弛み量を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るインパクトレンチの一実施例を
示す断面図
【図2】同上の要部の拡大断面図
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図
【図4】同上のインパクトレンチを用いた締付ねじの締
付け状態を示す断面図
【図5】同上のインパクトレンチを用いた締付ねじの弛
め状態を示す断面図
【符号の説明】
2 レンチ本体 3 筒体 4 エアモータ 10 トルク伝達軸 14 出力軸 20 クラッチ 23 調整筒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンチ本体の先端部に設けられた筒体の
    内部に、前記レンチ本体の内部に組込まれたエアモータ
    等を駆動源として衝撃トルク発生機構を介して回動され
    る筒状のトルク伝達軸を設け、そのトルク伝達軸の内側
    に後端部が挿入された出力軸をスライド自在に、かつ回
    転自在に支持し、トルク伝達軸の内部に上記出力軸を前
    部に向けて押圧する弾性部材を組込み、上記トルク伝達
    軸と出力軸との間に、トルク伝達軸の回転を出力軸に伝
    達し、出力軸が所定量後退したとき回転伝達を遮断する
    クラッチを設け、その出力軸の先端部を覆う調整筒を前
    記筒体の先端部に取付けたことを特徴とするインパクト
    レンチ。
  2. 【請求項2】 前記調整筒を筒体に対して軸方向に位置
    調整自在に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の
    インパクトレンチ。
JP31061794A 1994-12-14 1994-12-14 インパクトレンチ Withdrawn JPH08168971A (ja)

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JP31061794A JPH08168971A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 インパクトレンチ

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JP31061794A JPH08168971A (ja) 1994-12-14 1994-12-14 インパクトレンチ

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JPH08168971A true JPH08168971A (ja) 1996-07-02

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Effective date: 20020305